2025年12月25日

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『テミスの不確かな法廷』(テミスのふたしかなほうてい)は、2026年1月6日から同年3月10日まで、NHK総合の「ドラマ10」枠(毎週火曜22:00-22:45)で放送された。全8話。主演は松山ケンイチ。

各話あらすじ(2026年1月6日 - 3月10日 )全8話
第1話 2026年1月6日「裁判官忌避」
前橋地裁第一支部に赴任した裁判官・安堂(松山ケンイチ)。幼い頃、精神科医・山路(和久井映見)から自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠如多動症(ADHD)の診断を受けた彼は、その特性を周囲に隠している。ある日、市長が襲われる傷害事件が発生。被告人・江沢卓郎(小林虎之介)は罪を認めるはずが、初公判で一転して否認。その急変に違和感を覚えた安堂は、特性ゆえの衝動と格闘しながら、事の真相を調べ始める。


第2話 2026年1月13日「真実義務と誠実義務」
傷害事件を起こした高校バスケ部員・栗田奈央(山時聡真)の弁護を担当することになった小野崎(鳴海唯)。当初は栗田の主張する正当防衛を信じるが、目撃者の証言に違和感を覚え、現場へ調査に向かう。そこで不審者扱いをされていた裁判官・安堂(松山ケンイチ)と偶然に遭遇。二人は同じ疑問に行き着いていたが、その先に待っていたのは被告人・栗田に不利な真実だった。小野崎は依頼人の利益を守るか、真実を取るかで揺れ動く。


第3話 2026年1月20日「裁判官の資質」
八御見運送のドライバー・佐久間が、業務中の事故で通行人も巻き込み死亡。娘の四宮絵里(伊東蒼)は、過重労働が原因だとして会社を相手に民事訴訟を起こすが、会社側は佐久間の過失を主張。四宮の弁護人・穂積(山本未來)は、「伝説の反逆児」と呼ばれた裁判長・門倉(遠藤憲一)の訴訟指揮に期待する。一方、安堂(松山ケンイチ)は自らの特性ゆえのミスで公判に影響を及ぼしてしまい、裁判官を続けるべきか悩みはじめる。


第4話 2026年1月27日「伝説の反逆児」
第3話に続き、運送会社ドライバーが起こした事故原因をめぐる裁判。会社側の責任を示す新証拠が見つかり、審理は原告・四宮(伊東蒼)に有利に動くかに見えた。だが、運送会社の背後に国の息がかかった外郭団体の影がちらつき、最高裁事務総局からも「悪目立ちするな」と警告された門倉(遠藤憲一)は、訴訟指揮に迷いを見せ始める。そして、辞表をデスクにしまい続ける安堂(松山ケンイチ)に、思いがけない言葉をかけ・・・。


第5話 2026年2月3日「書証主義と人証主義」
執行官・津村(市川実日子)が、強制立ち退きを催告するためベトナム人・グエンのアパートを訪れた際、グエンに刺される傷害事件が発生。書類に基づく判断を重視するエリート判事補・落合(恒松祐里)は、自らが判を押した立ち退き命令は適切で、責任は注意不足だった津村にあると主張。一方、人の証言を重視する安堂(松山ケンイチ)は、裁判所主導でグエンが刺した動機解明を提案するが、落合はその主張に強く反発し・・・。

※2026年2月10日と2月17日はミラノ・コルティナ2026オリンピックのため、休止。

第6話 2026年2月24日「再審請求審」
一家4人が惨殺された「前橋一家殺人事件」。逮捕された秋葉一馬には死刑判決が下され、死刑が執行された。事件から25年、秋葉の娘・吉沢(齋藤飛鳥)が父の無罪を訴え、新たな証拠を手に再審を求めていた。再審開始を認めるか否か、その審理に関わるべきか葛藤する安堂(松山ケンイチ)の脳裏に、封じてきた苦い記憶がよみがえる。それは、かつて秋葉に死刑を求刑した検察官・結城(小木茂光)との、消せない過去だった。


第7話 2026年3月3日「裁判所主導の職権主義」
検察が証拠を開示しないために行き詰まる再審請求審。裁判長・門倉(遠藤憲一)は職権主義を持ち出し、異例にも裁判所主導で新たな証拠を見つけると決断。一方、裁判所には、事件に関わるかもしれない情報が寄せられる。その中で、明らかに関連がなさそうな別の事件の情報が気になった安堂(松山ケンイチ)は、小野崎(鳴海唯)と共に被害者の父・羽鳥(田辺誠一)を訪ねる。しかし調査を進める最中、予期せぬ連絡が入り・・・


最終話 2026年3月10日「向き合う覚悟」
結城(小木茂光)は、精神科医・山路(和久井映見)に何かを伝えようとしていた。その事実を知った安堂(松山ケンイチ)は、結城が残した手がかりをもとに、前橋一家殺人事件との接点を探り始める。安堂の精神状態を案じた小野崎(鳴海唯)は調査に同行。前橋地裁第一支部、弁護団、検察がそれぞれの立場から真相に迫る中、真犯人の存在が浮かび上がり、徐々に点と点がつながっていく。そしてついに、再審請求の決議の日を迎える。


原作概要
『テミスの不確かな法廷』は、直島翔による日本の小説。2023年4月にKADOKAWAより単行本が刊行され、加筆修正のうえ、2025年11月に同社より角川文庫版が刊行された。


ドラマ概要
現役新聞記者・直島翔氏の同名小説を松山ケンイチ主演でドラマ化。発達障害を抱える裁判官をはじめ、裁判所職員、検事、弁護士など、それぞれが真実を追求しぶつかり合う緊迫した法廷の攻防と、時にかみ合わない会話をコミカルに描く法廷ヒューマンドラマ。松山は、前橋地裁第一支部に異動してきた特例判事補で、発達障害を抱える主人公・安堂清春役。


キャスト
安堂清春(あんどう きよはる)
演 - 松山ケンイチ(幼少期:石塚陸翔)
特例判事補。前橋地裁第一支部に異動してきた。幼少期にASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受ける。
以来山路医師のアドバイスを元にコミュニケーションなどを学んできた。裁判官の職務に必死に向き合おうとする。

小野崎乃亜(おのざき のあ)
演 - 鳴海唯
弁護士。安堂の特性を自らの裁判に利用しようと彼に近づく。ある事件をきっかけに東京の大手法律事務所を辞めて前橋に来た。

前橋地方裁判所第一支部
落合知佳(おちあい ちか)
演 - 恒松祐里
エリート判事補。冷静かつ理論的な思考を身上とする。安堂が引き起こすトラブルに眉をひそめ、距離を置こうとする。

津村綾乃(つむら あやの)
演 - 市川実日子
執行官。安堂らに事件情報を提供しながらもその真意が読めないことが多い。

門倉茂(かどくら しげる)
演 - 遠藤憲一
部長判事。安堂の上司。かつては反骨精神にあふれる裁判官として知られていた。定年まであと2年。

八雲恭子(やくも きょうこ)
演 - 山田真歩
主任書記官。裁判官室では、ベテランらしく場の空気を読みながら、行き過ぎた発言には時に的確な「ツッコミ」を入れる。

荻原朝陽(おぎわら あさひ)
演 - 葉山奨之
書記官。高い情報収集力を持ち、うわさ話にも精通した「人なつっこい」タイプ。

検察
古川真司(ふるかわ しんじ)
演 - 山崎樹範
検察官。安堂の予測不能な裁判進行に振り回されながらも、小野崎と論戦を繰り広げる。
事故を起こして死去した父の「汚名」を晴らしてくれた検察官に憧れ、検察の仕事に進む。

結城英俊(ゆうき ひでとし)
演 - 小木茂光(25歳時:樫尾篤紀)
最高検察庁の次長検事。実は安堂清春の実父。

風見舞
演 - 園田あいか
検察官。

前田道隆
演 - 角谷良
検察官(結城の部下)。

安堂の家族・関係者
安堂朋子(あんどう ともこ)
演 - 入山法子
安堂の母。

山路薫子(やまじ かおるこ)
演 - 和久井映見
精神科医。安堂が唯一心を許せる存在。安堂が13歳の時に彼を発達障害と診断して以来、経過を見守り、相談に乗り続けている。

その他
毛利弘志
演 - 濱津隆之
喫茶店「パロマ」店長。

穂積英子
演 - 山本未來
人権派の弁護士。小野崎の先輩。かつては反骨の裁判官だった門倉を尊敬していたが、地方勤務に回されてからは「牙を抜かれてしまった」と思っている。だが、過積載訴訟で久しぶりに反骨ぶりを見せる門倉を改めて見直す。

矢延昭介
演 - 矢島健一
最高裁事務総局事務総長。法曹界では門倉茂と同期。

秋葉一馬
演 - 足立智充
前橋一家殺人事件で死刑判決を受け、異例の早さで死刑が執行された被告人。

吉沢亜紀
演 - 齋藤飛鳥(3歳時:久場音葉、8歳時:吉本実由)
「前橋一家殺人事件」の犯人として死刑執行された秋葉一馬の娘。再審を求めて行動を起こす。

坂東智康〈当45〉
演 - 鳥谷宏之(第3話 - )
「前橋一家殺人事件」の被害者。

門倉の妻
演 - 角南範子

門倉の娘たち
演 - 長田涼子、安城レイ、河北茉子、米盛有彩

門倉の孫たち
演 - 山ア凜奈、杉山穂乃果、津久井有咲、阿保陽風

ゲスト
第1話
江沢卓郎(えざわ たくろう)
演 - 小林虎之介
ガソリンスタンドでアルバイトをする青年。前橋市長に対する傷害および詐欺未遂の被疑者。

江沢郁美
演 - 村上穂乃佳
卓郎の姉。

迫田公子
演 - 木野花
江沢家隣人。

茂原孝次郎
演 - 飯田基祐
前橋市長。

藤山澄久
演 - 金井勇太
「共栄タクシー」のタクシー運転手。

浜之上博信
演 - 八十田勇一
卓郎の弁護人。

山岡慶太郎、田村健一
演 - 潟山セイキ、ミルクティ圭介
前橋カントリークラブで市長とのゴルフコンペに参加していた啓永会病院の医師と事務員。

造園業者、学習塾経営者
演 - 山城秀之、青木一平
同ゴルフコンペ参加者。

アナウンサー
声 - 湊川えみ (第3話・第4話)
上駒井町の農園でブラックベリー収穫開始のニュースをテレビで伝える。

第2話
栗田奈央
演 - 山時聡真
名門私立・橙陽台学園の高校3年生。バスケットボール部に所属。他校の卒業生を突き飛ばして意識不明の重体にしたとして、傷害および窃盗教唆の罪で起訴される。

八木一喜
演 - 柾木玲弥
かつて栗田にバスケットボールを教えていた他校のバスケ部OB。栗田に突き飛ばされ入院中の被害者。

上川麻衣子、中井戸圭壱、岡野義彦
演 - 黒沢あすか、眼鏡太郎、阿部亮平
橙陽台学園の理事長、副理事、教師。

被告人
演 - 瀬口寛之
小野崎がかつて担当した交通事故案件の被告人。

店主
演 - 田代源起(第4話)
小野崎と門倉が飲んだ立ち飲み屋の店主。

第3話
四宮絵里
演 - 伊東蒼(第4話)
運送会社勤務の父がトラックで通行人を巻き込む事故を起こし、死亡した原因は過重労働だとして会社相手の民事訴訟を起こす。

佐久間義之〈60〉
演 - 清水伸(第4話)
死亡事故を起こした八御見運送のドライバー。絵里の実父。

八御見幸雄
演 - 川瀬陽太(第4話)
八御見運送社長。絵里が起こした民事訴訟の被告。

富樫和人
演 - 森岡龍(第4話)
元八御見運送ドライバー。

鳴子貴久
演 - 安井順平(第4話)
八御見運送側弁護人。

加賀美雄一郎
演 - 長谷川朝晴(第4話)
全国物流産業機構COO。

松倉すずえ〈75〉
演 - 青木道子(第4話)
佐久間義之の事故に巻き込まれて死亡した通行人。

岸辺、中山
演 - 佐久本宝、小籔伸也
安堂が出席したグループケアの参加者。

弁護士
演 - 太田唯(第4話)
鳴子の同僚弁護士。

ドライバー
演 - 世志男(第4話)
富樫の同僚ドライバー。

男性
演 - ファイサー
安堂に銭湯「元気湯」までの道を聞くインドネシア人の男性。

警察官
演 - 高木公佑
公園に置き忘れたカバンの中身を荒らされた安堂の話を聞く交番の警察官。

第4話
被告
演 - 武智央
安堂が担当した室外機連続窃盗事件裁判の被告人。

富樫優斗
演 - 星野永成
富樫和人の息子。

記者
演 - 芝崎一城、福原稚菜
下請けへの過積載指示があったのかと、「オールタイム急便」の取締役でもある加賀美雄一郎に詰め寄る記者たち。

秘書
演 - 杉浦しづき
加賀美雄一郎の秘書。

第5話
来生春
演 - 石田莉子
グエンがアパート退去の執行を受けた際に発見され保護される。母と揉み合った後に逃亡、母が死亡したことを知った直後にグエンと知り合う。

グエン・バン・ホン
演 - ジュリウス
ベトナム人。住居立ち退きの強制執行を受けた際に津村を包丁で刺してしまう。行く当てのない春を保護していた。

来生弥生
演 - 和田光沙
春の母。春の出生届も出さず無戸籍のまま就学もさせずに、認知症の祖母の介護と自分のスナックの手伝いをさせていた。春と揉み合いになった際に頭部を強打して死亡。

日下
演 - 歌川椎子
グエンが住んでいたアパートの大家。グエンがペットを無断飼育をしたりや日常的な騒音があったなど事実と異なる申し立てをして立ち退きを要求していた。

キャスター
演 - 高田衿奈(最終回)
グエンが逃亡したニュースとグエン逮捕のTVニュースを伝える。

草壁敬之
演 - 長島竜也(第6話)
「前橋一家殺人事件」2度目の再審請求申し立てへのニュースを前橋地方裁判所第一支部前から伝える。

来生敦子
演 - 小野口千恵子
春の祖母。認知症を患っていた。

同郷女性
演 - チン・クイン・リエン
グエンの同郷のベトナム人女性。逃亡した春が頼りにするのではと小野崎たちが訪ねた。

第6話
柏木隆司
演 - 山崎一(最終回)
25年前の前橋地検 第一支部の検事。招いた結城英俊に秋葉一馬の聴取を任せる。

秋葉早智子〈当26〉
演 - 吉澤実里(第4話・第7話・最終回)
一馬の妻。「前橋一家殺人事件」の3ヶ月前に自転車事故で死亡。同級生をイジメているところを早智子に見られ、それを注意された坂東直哉が腹いせで彼女の自転車のブレーキを故意に切断したことが原因だった。

秋葉和夫、秋葉君江
演 - 田口主将、高間智子
吉沢亜紀の祖父母。秋葉一馬の最初の再審請求を起こしていた。

坂東直哉〈当10〉
演 - 與那覇琉生(第3話・第7話・最終回)
「前橋一家殺人事件」の被害者。被疑者とされる秋葉一馬の妻の自転車に細工をし、死に至らしめて恨みを買ったことが事件の動機とされた。

最高検察庁幹部A・同B・同C
演 - 中野剛、川守田政人、伊藤総
秋葉一馬の遺族からの再審請求の件で結城英俊たちと会議する幹部たち。

担任
演 - 藤倉みのり
清春の小学生時のクラス担任教師。

職員
演 - 荻野みかん
清春の痣を見て母親からの日常的な虐待を疑う児童相談所職員。

警察官
演 - 赤田耕哉
品川南署の警察官。清春が母親・朋子の車で轢かれた事件を担当する警官。

看護師
演 - 塚原さやか、野上絵理
35年前、清春が産まれた病院の看護師。

女性
演 - 美縁、永瀬結愛
27年前、結城親子が訪れた噴水のある公園で「『タイタニック』観た?」などと語り合う女性たち。

男子
演 - 渡邊那月、長尾翼
花壇を眺めながら失禁している小学生時の清春をからかう男子たち。

坂東美里〈当41〉、坂東遥〈当7〉
演 - 堤致恵(第3話・第7話・最終回)、木悠叶(第3話)
「前橋一家殺人事件」の被害者。

第7話
羽鳥賢一(はとり けんいち)
演 - 田辺誠一
娘の死に疑問を抱き、警察に再捜査を訴え、死亡現場の娘の家を解約せず保存している父親。

木内晴彦(きうち はるひこ)
演 - 矢柴俊博(最終回)
講習会を開き高齢者たちに防犯を説くコンサルタント。本名:多和田満、57歳。不動産会社経営者・辰巳俊樹など、常に複数の戸籍を使い分けていた。

羽鳥朋世(はとり ともよ)
演 - 清水くるみ
自宅で不審死した賢一の娘。

田中
演 - 滝沢恵
毛利からの呼びかけに反応しない清春に話しかける「パロマ」の客の商店街のおばさん。

山川
演 - 原住達斗(第6話・最終回)
穂積英子の同僚弁護士。「前橋一家殺人事件」の現場検証を手伝う。

植木康代
演 - 今本洋子
木内晴彦の講習会に参加し、後日自宅に強盗に入られた女性。

警察官
演 - 清田智彦(最終回)
清春を霊安室に案内する。

最終回
柏木浩平
演 - 山中聡
柏木隆司の弟。兄は認知症を患っていると話す。

谷津和也
演 - 佐藤貢三
木内晴彦をかつて防犯コンサルタントとして契約していた「ユウヒ警備」の担当者。

レポーター
演 - 今野ゆか
「前橋一家殺人事件」の再審開始するかの審理が行われる前橋地裁前から伝える。

受付
演 - 山田菜子
「央和不動産」受付。

職員
演 - 兼本得義
柏木隆司が入居しているやすらぎケアホーム川崎職員。安堂たちを柏木隆司のところに案内する。

香川博嗣
演 - 茂木丈志
「央和不動産」開発部長。坂東が持っていた名刺の人物である辰巳俊樹のことをよく知るという。

スタッフ
原作 - 直島翔『テミスの不確かな法廷』
脚本 - 浜田秀哉
音楽 - jizue
演出 - 吉川久岳(ランプ)、山下和徳、相良健一、富澤昭文
制作統括 - 橋立聖史(ランプ)、神林伸太郎(NHKエンタープライズ)、渡辺悟(NHK)


番組公式サイト
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