2009年10月12日

不毛地帯 第一話

陸軍士官学校を首席で卒業し、第二次大戦中は軍の最高統帥機関である大本営の参謀として作戦立案にあたっていた壹岐正(唐沢寿明)は、終戦を受け入れず、日ソ中立条約を侵して侵攻してきたソ連軍に対する徹底抗戦を主張する関東軍を説得するため、停戦命令書を携えて満州に向かった。そこで、関東軍の幕僚・谷川正治(橋爪功)らとともにソ連軍に拘束された壹岐は、戦犯としてソ連の軍事裁判にかけられ、強制労働25年の刑を宣告されると、一度送られたら二度と生きて帰ることはできないといわれたシベリア極北の流刑地ラゾに送られてしまう。

生死の境をさまよう過酷な強制労働を11年もの長きに渡って耐え抜いた壹岐は、昭和31年に帰国する。それからの2年間、壹岐は、強制労働によってむしばまれた体の回復と、シベリアから一緒に帰国した部下たちの就職の世話に専念した。その間は、妻の佳子(和久井映見)が大阪府庁民生課で働きながら家計を支えていた。

そんなある日、壹岐のもとに、士官学校時代からの親友で、防衛庁の空将補である川又伊佐雄(柳葉敏郎)がやってくる。川又は、この国を守るために一緒に働いてほしい、と壹岐を防衛庁に誘った。しかし壹岐は、自らが関わった作戦により、多くの兵士や民間人を死なせてしまった責任から、もう国防に関わる資格はない、と答えて川又の誘いを断った。

壹岐は、部下たちの就職が片付いたのを機に、かねてから誘われていた近畿商事への就職を決意する。近畿商事は繊維を中心に扱う商社だが、経済の発展を見越して、重工業化・国際化を推進しようとしていた。社長の大門一三(原田芳雄)に会った壹岐は、軍人時代のコネや肩書きを一切利用しないことを条件に、近畿商事に入社し、社長室嘱託として繊維部で働き始める。それを知った壹岐の長女・直子(多部未華子)は大喜びだった。母・佳子の苦労する姿をずっと見続けてきた直子は、二度と戦争には関わらないでほしいと願い、壹岐が防衛庁で働くことにも強く反対していたのだ。

そんな折、壹岐のもとに、秋津千里(小雪)という女性から手紙が届く。千里は、大陸鉄道司令官だった秋津紀武(中村敦夫)の娘だった。壹岐と秋津は、シベリア抑留中に、ソ連側の証人として東京裁判に出廷させられようとしていた。ソ連側は、壹岐や秋津に、天皇に戦争責任があったと証言させようとしたのだ。だが秋津は、それを断固拒否し、裁判の前夜、自ら命を断っていた。

壹岐は、父の話が聞きたいという千里の願いを受け、彼女が住む京都を訪れる。千里は、父が大事にしていた青磁の香炉にみせられ、陶芸の道に進んだのだという。その際、壹岐は、千里の兄・清輝(佐々木蔵之介)が、ルソン島で多くの部下を死なせてしまった責任に苦しみ、仏門に入って厳しい修行を続けていると知って衝撃を受ける。

そのころ、国内の有力商社各社は、防衛庁の第2次防FX=次期主力戦闘機の受注をめぐって水面下で激しい戦いを繰り広げていた。航空機部を置く近畿商事東京支社の支社長・里井達也(岸部一徳)は、劣勢を跳ね返す最後の切り札として、川又ら防衛庁の空幕中枢部と強いパイプを持つ壹岐が必要だと大門に進言する。


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2009年10月11日

JIN-仁- 第2話

幕末の江戸へタイムスリップしてしまった仁(大沢たかお)は、謎の男の正体がかの英雄・坂本龍馬(内野聖陽)であることを知り、あ然とする。

そんな中、江戸の町では「コロリ」という名の死の伝染病が、再び猛威を振るおうとしていた。江戸が“死の都”になることを恐れた西洋医学所の頭取・緒方洪庵(武田鉄矢)は、佐分利祐輔(桐谷健太)の口から仁の体得している進んだ医療技術について聞きつけ、橘家を訪問。仁に、「コロリの治療法を指導してほしい」と頭を下げる。だが、「自分がこの時代で生きることは、誰かの運命を変えてしまうことになるのかもしれない」と不安を抱きはじめていた仁は、「コロリという病気を知らない」と嘘をつく。

その矢先、咲(綾瀬はるか)と共に訪れたタエ(戸田菜穂)の家で、喜市(伊澤柾樹)が激しく嘔吐し倒れてしまった。コレラに苦しむ人々の姿を目の当たりにした仁は・・・!?


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その男、副署長 シーズン3 File1

スタートスペシャル
「河原町署の屋上を訪れた京都府警本部長は、何故スーツ姿のまま射殺されてしまったのか?」


  警務課長の近藤(本田博太郎)でございます。何かと物騒な事件が多い今日この頃。誠に胸が痛みますが、我が河原町署も例外ではございません…。つい先日も、二条大橋で女性が乱暴され、怪我をさせられるという事件が起こってしまいました。事件発生の翌日には、平松刑事(宇梶剛士)らが容疑者・落合信二を任意同行したのですが、どこからかこの件を聞きつけた池永副署長(船越英一郎)は興味津々のご様子。ふ、副署長…。足が速いだけでなく、耳までも早くていらっしゃる! まったく…そのスピーディーさ、本来の任務である決裁業務に生かしていただきたいものです。しかしまぁ、幸いなことに、落合があっさりと自白したため、いつものように副署長が捜査に余計な首を突っ込まれることもなく、事件は迅速に解決いたしました。

 ところが! 私が胸をなでおろしたのも束の間。落合の指紋が、20年前に起きた「東山女子高生殺人事件」の被害者・南智子さんの鞄に付着していた指紋と一致したのであります! 実はこの事件、発生から11カ月もの月日を要したものの、すでに解決しておりました。採取された別の指紋が、当時大学生だった杉原洋一のものと一致。取調べの結果、彼が自白したからであります。しかし当時、被害者の衣服に付着していた毛髪2本については鑑定されなかったとか。藤原署長(萬田久子)はそこに引っかかられたのでしょう。念のため、毛髪のDNAを落合のものと照合するよう命ぜられました。

 その矢先のことです。こともあろうに我が河原町署の屋上で、京都府警のトップであらせられる比留間本部長が射殺されてしまったのです! あぁ、何たること…。これは一大事であります。しかも時を同じくして、『週刊タイムス』の記者・島(的場浩司)が匿名の男から「20年前の殺人事件の真実を教える」との電話を受け、署の屋上に呼び出されていたことが判明。しかも、DNAが20年前の遺留品毛髪と一致したことを受け、落合が単独で南智子さんを殺害したことを認めたのです。20年前の事件は冤罪だった! しかも、本部長殺しとも関連が…!? 事件発生直後は特捜本部の予算配分とマスコミ対応に追われ、ご立派に職務を遂行していた副署長でしたが、こうなっては我慢が効くはずもございません。射殺事件捜査のために京都府警からやって来られた黛一課長や、老体に鞭打って全身全霊で引き止めようとする私を振り切り、またもや捜査に首を突っ込み始められたのです…。

 やがて、副署長は比留間本部長が射殺されたとき署内にいたと見られる元刑事・滝沢徹、さらには本部長と黛一課長までもが「東山女子高生殺人事件」の捜査本部にいた事実を掴まれました。しかしその件に関しては、黛一課長の歯切れがどうも悪いのでございます。やはり20年前に何かがあった!?――副署長が引っかかるのも無理はございません。しかも、時効成立後の冤罪発覚で智子さんの兄・南篤弘さんが抱えてしまった複雑な思いにお触れになった副署長。「俺の我慢もここまでだ!」。

 もはや私の力もこれまで…。これ以上、副署長の正義感を抑えつけることはできません。副署長は滝沢の家へと向かわれました。ちょうどそのころ、滝沢は黛一課長を呼び出していました。しかも「俺が比留間本部長を殺した」と言い残し、姿を消してしまったのであります!即座に緊急配備が敷かれ、家宅捜索も行われました。そこで、島が書いた過去の糾弾記事が見つかったのです。どうやら、島を我が署の屋上に呼び出したのが滝沢だったことは間違いなさそうです。が、同時に不可解な物品も押収されました。何者かのDNA写真と20年前に流行したマスコット人形、薬局チェーンの販売記録用紙であります。しかも、販売記録用紙の日付は「東山女子高生殺人事件」発生日! のちに判明したのですが、被害者の死亡推定時刻にはマスコット人形が売られていました。これは何を示唆するのか? 一刻も早く滝沢を見つけ出し、真相を聞き出さねばなりません。ところが…。

 数時間後、腹部を撃たれた滝沢が繁華街で息絶えたのです! 翌日、滝沢と比留間本部長を撃ったのが同じ銃だったことが判明。滝沢自身が銃を発射していたことも分かり、滝沢が本部長を殺し、自殺した線が濃厚になりました。しかし、銃弾からは滝沢以外の指紋、銃のシリンダー部分からは金色の糸も発見されていました。さらに、副署長は妙な目撃談を入手されたのです。重傷を負ったまま車で繁華街に辿り着いた滝沢は、死ぬ間際に「もっと遠くに…」と呟いていたとか。自殺だとしたら、なぜ遠くへ移動する必要があったのか!?さすがの副署長も、今回ばかりは易々と謎を解けないようであります…。

 そんな折、冤罪が判明した杉原が保釈に…。副署長と黛一課長は、杉原の妹でちりめん細工の仕事をしてらっしゃる杉原由美子さんのもとへ謝罪に向かわれました。しかしこのとき、彼女はなぜか比留間本部長が20年前の事件の捜査員だったという未発表の事実を御存知だったそうです。何でも杉原の拘留後、彼女は本部長から随分酷い扱いを受けたとかで…。さらに、滝沢宅にあったDNA写真が落合のものと一致。販売記録用紙が大阪支店のものだったことも判明いたしました。その矢先、副署長は15年前に銃を買った女性がいたことをお知りになったのです!やがて…副署長の中ですべてがつながったようです。私が警務課に戻ると、副署長はすでに消えた後でございました…。

 副署長は由美子さんのもとを訪れておりました。比留間本部長を殺したのも、滝沢を殺したのも彼女だったのです!すべては20年前の事件から始まっておりました。杉原は事件発生時に大阪の薬局で、妹にプレゼントするためのマスコット人形を買っていた――そのことを滝沢は突き止めていたのです。しかし、すべてが明らかになったのは杉原が自白した後。真実は比留間本部長によって握りつぶされてしまいました。つい先日、滝沢からその事実を聞かされた由美子さんは、咄嗟に本部長がいらっしゃる京都府警へ。そこで、島を立ち合わせた上でDNA鑑定の結果を突きつけようとした滝沢に呼び出された本部長を追い、河原町署の屋上へとやって来たそうです。しかし、本部長は由美子さんのことを覚えてらっしゃらなかった…。彼女は思わず銃を取り出し、発砲したのでした。一方、滝沢は冤罪を生み出してしまったことを悔やみ続けていた。後日、彼は由美子さんを呼び出して自らの腹部を撃たせ、自殺に見せかけるよう工作したのです。それが彼の選んだ償いの方法でした…。

 やがて、由美子さんは自首しました。しかし、警察が人の心に芽生えさせてしまった苦しみや悲しみ、恨みは簡単に消えるものではございません。副署長は黛一課長と共にその重みと向き合い、苦しんでいかれる覚悟をお決めになったご様子。さすが副署長、私が将来の捜査一課長になるべき人物と認めたお方でございます。副署長というお立場である現在、捜査に足を突っ込むのは如何なものかとは思いますが…。まぁ、過ぎたことを申し上げても仕方ありません。その代わり、溜まった決裁業務はしっかりやって頂きます。いいでおすな、副署長?


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ギネ 産婦人科の女たち #01

 聖修大学医学部附属病院に勤務する入局5年目の産科医・柊奈智(藤原紀香)。産科医長・君島紀子(松下由樹)と共に帝王切開手術を担当していた夜、事故で負傷し陣痛が始まった妊婦の搬送要請が入る。他のオペやハイリスク分娩も進行しており、君島はとても受け入れられる状態ではないと判断するが、奈智は独断で引き受ける。
そのせいで産科は大混乱し、桧口涼子(板谷由夏)ら、在宅の産科医たちが緊急に召集され、産婦人科医達は、不眠不休で赤ちゃんを取り上げることに・・・。

 翌日、入局初日の新人産科医・玉木聡(上地雄輔)、嶋えりな(本仮屋ユイカ)が、加わったミーティングで、勝手に救急患者を受け入れた奈智の行動が問題視される。主任教授・須佐見誠二郎(國村隼)と共に会議に出席した顧問弁護士の瀬川一代(内田有紀)は、奈智の行動が、万が一の事態を招いた場合、1億円以上の高額訴訟になる可能性があると注意。
しかし、奈智は周囲からの怒りの視線にも、表情ひとつ変えない。

 医局長の藤木敦士(近藤芳正)の指示で、奈智は玉木の、桧口は嶋の指導医になる。しかし、奈智は玉木を指導するどころか、完全に無視。玉木は、口を利いてもらえないまま、入院患者への説明や外来診察を行う奈智についていく。入院患者たちの噂によると、昨年、奈智の指導を受けた新人は、わずか2日で“逃亡”したのだとか。何も教えてもらえず、食事をとる間すらない玉木は、桧口から指導を受けている嶋がうらやましい。

奈智は、双子の胎児の成長に異常が生じる、双胎間輸血症候群の妊婦・南友子(酒井美紀)を担当していた。二人の子の大きさに差があり、このままお腹の中にいれば、両方の子が危険な状態になってしまうのだという。奈智や君島は、 すぐに帝王切開が必要だと説明するが、 南は夫に相談しなければ判断できないと答える。

 しかし、南の夫(波岡一喜)は、子供が2人とも後遺症なく健康に成長する確率が10パーセントと知り、「健康な子供しか欲しくない」と死産を希望。夫の言葉を黙って聞いている南に、奈智は命の重さを訴えて子供を救うよう迫るが、そんな奈智に南の夫は反発する。

 その夜、玉木はさっそく当直。夜中に、婦人科に入院していた八木祥子(草村礼子)の容態が急変する。婦人医長の榎原浩史(中村橋之助)と共に、奈智と玉木も対応に当たる。

 翌日、腹痛を訴える妊娠37週の妊婦・徳本美和子(西田尚美)が、夫の慎一(八嶋智人)、娘の優美(吉田里琴)に付き添われて搬送されてきた。


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2009年10月10日

リアル・クローズ 第1話

東京の老舗デパート・越前屋百貨店に勤める天野絹恵(香里奈)は、恋人の山内達也(高岡蒼甫)とパリを旅行中、「マダム・ミキ」と呼ばれる日本人女性の名前を耳にする。マダム・ミキこと神保美姫(黒木瞳)は、数々の百貨店、ブランド店の販促プロデュースを手がけ、成功を収めてきたパリ・ファッション業界のカリスマだった。そんな美姫が、業績不振にあえぐ越前屋から再建の切り札として招かれる。

数日後、越前屋のリビングふとん売り場には、後輩の森奈津子(南明奈)らに指示を飛ばし、イキイキと働く絹恵の姿があった。絹恵は上司の大面(佐藤二朗)からも頼りにされるエース販売員。妙な客がいると大面から対応を頼まれた絹恵は、売り場のベッドで寝ていた田渕優作(西島秀俊)のふてぶてしい態度にあきれる。

閉店後、絹恵は婦人服統括部長に就任した美姫に対面。おしゃれが苦手な絹恵の私服姿を見た美姫は「つまらない服を着ていると、つまらない人生になる」と言い放ち、絹恵をぶ然とさせる。その翌日、絹恵に思わぬ異動を言い渡された。美姫が率いる婦人服売り場の新プロジェクトに加わることになったのだ。ファッションに疎い自分に務まるはずがないと戸惑う絹恵…。

婦人服売り場に初出勤した絹恵は、有名ブランド店を辞めて越前屋に移った佐々木凌(加藤夏希)、チーフの林陽子(真野裕子)ら同僚の販売員たちのきらびやかなファッションと、おしゃれとはほど遠い自分の服装を比べてさっそく気後れするが、そんな中、優作が新プロジェクトに抜擢された社内の敏腕バイヤーだったことを知る。

「1ヵ月で1億円の売り上げ増」という目標を掲げた美姫は、日本初上陸のブランドの誘致など大胆な戦略で業績を伸ばし、早くも手腕を発揮する。一方、ファッション用語すらわからない絹恵はまともに接客もできず、数日経っても売り上げはゼロのまま。巧みな接客で売り上げトップに躍り出た凌に「越前屋はプロの集まりだと思っていた」と皮肉を言われ、無力感にさいなまれる。

しかし、売り場に隣接するブランド店の販売員・山本加代子(榊原郁恵)に励まされて一念発起。閉店後も売り場に残り、服を合わせる練習をするが、ちぐはぐなコーディネートしかできない。そんな絹恵を、自分自身を知らない未熟な人間だと嘲笑する美姫。絹恵は人を外見だけで判断するのは間違いだと詰め寄るが、「内面のすべてが外見に現れる」と反論され、返す言葉がない。

そんな折、婦人服のメイン売り場を拡張し、『ザ・スペース』として新装オープンさせることが決まった。これに伴い、美姫の指示で加代子の店が撤退を余儀なくされたことに憤る絹恵。だが加代子は、変わり始めた越前屋を見られて楽しかったと言い、販売員としての自信を失っている絹恵を「天野さんにもできることがある」と元気づける。

『ザ・スペース』のオープンの日、トラブルが起こった。目玉である新作コートが届かず、オープン記念に予定していたショーの準備もままならないのだ。荷物は開店30分前を切ってやっと到着したがエレベータが動かず、売り場に運ぶことができない。そのとき、加代子の言葉を思い出した絹恵は、ふとん売り場にいたときのように優作らにテキパキに指示を出し、重いダンボールをいくつも重ねて階段を駆け上がり始める。

絹恵の機転で準備はなんとか開店に間に合った。ショーの挨拶に立った美姫の「どんな服を着たらいいかわからなければいつもより5秒長く鏡の前に立ち、“新しい自分”を見つけて欲しい」という言葉を聞いた絹恵の中で何かが変わる。コートを選ぶ客と親身に向き合い、初めて服を売ることができた絹恵は充足感に包まれ…。


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マイガール 第2話

遂に、正宗(相葉雅紀)とコハル(石井萌々果)の生活が始まった。しかし、コハルを引き取ったことは、アパートの大家・室田夫妻(八名信夫、大森暁美)や正宗の母・光代(室井滋)、勤め先の写真スタジオにも内緒。保育園に預けている間以外、コハルの相手をしてやれる相手は正宗しかいない状況だ。ところが、子育ての経験がない正宗は、満足に世話をしてあげることができず、戸惑うばかり…。

 そんな折、正宗は世界的に有名な写真家・霧島(村杉蝉之介)のアシスタントを担当することに。勝手気ままな霧島に振り回されて帰宅時間も遅くなり、ますますコハルの世話に手を回せなくなってしまう。コハルに対して申し訳ない気持ちでいっぱいになる正宗。一方、一人ぼっちでいる時間が長くなったコハルも、大きな不安を感じずにはいられない。しかし、父親を困らせたくない一心で、気丈にも平気なフリをするコハル。率先して正宗を仕事へと送り出しては、深夜まで帰りを待ち続けるのだった。

 そんなある日、満月を見たコハルは正宗に、亡き陽子(優香)との思い出を話し出す。「一生懸命頑張れば、お月様に手が届くかも」――満月が出ると、陽子はコハルを肩車し、2人で「月」の歌を歌いながら天に向かって手を伸ばしていたという。コハルにとっては大切なママとの思い出。しかし、陽子を失った寂しさに打ち勝てない正宗は「陽子さんの話はもうやめよう」と言い、話を遮る。そんな正宗を気遣ったコハルは、陽子の話を一切しないことを決意。夜な夜な、正宗の留守中を見計らって思い出の歌を歌っては、そっと陽子に思いをはせるのだった。

 正宗の忙しい日々は続いた。コハルも睡眠不足から保育園で居眠りを繰り返す。その様子を見て心配になった保育士・友哉(村上信五)は、正宗に事情を尋ねる。5歳の子どもを置いたまま深夜まで仕事に出かけている事実を知った友哉は、「父親としての自覚がなさすぎる」と一喝。自分のせいで正宗が怒られたことに責任を感じたコハルは、ますます正宗の前でシッカリ者を演じることに…。

 その矢先、アパートの住人から「夜中に子どもの歌声が聴こえる」と言われて見回りをした大家・室田澄子はコハルと遭遇。正宗から詳しい事情を聞いた澄子は、子ども嫌いの夫・長市には内緒で、時々コハルの様子を見に来ることにする。ところがある夜、コハルが陽子の話をしようとして口をつぐんだことが気になった澄子は、正宗を問い詰める。「どんな風に陽子さんの話をしたらいいか分からないんです。カッコ悪いけど、コハルちゃんの前で泣いてしまいそうで…」。そう吐露する正宗に対し、澄子は「カッコ悪さも弱さも全部見せ合うのが親子。コハルちゃんの気持ちと向き合ってあげることが大事」と進言する。

 コハルの優しさに甘え、ちゃんと向き合おうとしなかった…。僕はコハルちゃんに何をしてあげればいいんだ?――やがて、正宗はある決断をする。満月の下、陽子がかつてしたように、コハルを肩車する正宗。「寂しい。会いたいよね、陽子さんに…」――正宗の目から涙が零れ落ちる。その瞬間にコハルからも、抑え込んでいた寂しさが言葉と涙になって溢れ出す。

「これからはお互い、“楽しい”も“嬉しい”も“悲しい”も“寂しい”も全部話そう」。

 正宗の言葉に、コハルは心からの笑顔を見せる。その翌日、正宗は写真スタジオに、コハルを自分の娘として紹介。正宗とコハルはようやく“親子”としての一歩を踏み出したのだった…。


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2009年10月03日

嬢王 Virgin 第2話

L&Kホールディングス飲食部門“夜(ナイト)”の新社長・雨宮(永田彬)は、不景気の煽りを受けるキャバクラ業界を活気づけるため、キャバクラ嬢の頂点を決める「嬢王GP2nd」を開催するが、売り上げが伸びずにいた。そこで新たにVIP客限定イベント“ハーレムナイト”を開催することに。バトルに参戦中のキャバ嬢たちは、ライバルに差をつける逆転チャンスに意気込む。そんななかVIP客の中でも一番の資産家が訪れ…。


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2009年10月02日

相棒 Season 8 第1話

2009年10月14日(水) 8:00〜9:48pm
第1話「カナリアの娘」 初回2時間SP

 右京(水谷豊)がロンドンから帰国した。空港まで迎えに来ていたたまき(益戸育江)と仲良く帰ろうとすると、なんと尊(及川光博)も「お迎えに…」とやってきた。たまきを尊に紹介、そのままたまきの車に乗り込もうとした右京だが、たまきに「仲良くしないと」と促され尊の車で送ってもらうことに。

 右京を助手席にスポーツカーGT-Rを走らせる尊。高速道路の途中、右京は一台の車を止めて職務質問をしている白バイを振り返り、ふと疑問を口にする。「あの白バイは警視庁のようでした…」。

 つまり千葉県で警視庁の警察官が取り締まりをするはずがないという。右京と尊は路肩に車を止めて待つことに。しばらくすると後ろから白バイが右京らを追い越していく。すぐさま白バイのナンバーをチェック。そのまま尾行し、パーキングエリアへ入っていく。

 しかし、いくら白バイをさがしても見つからない。パーキングエリアから白バイが忽然と消えてしまったのだ。右京は「徹底的に調べますよ」といい帰国早々捜査に乗り出す。

 右京と尊の新しいコンビがいよいよ動き出す!


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2009年10月01日

JIN-仁- 第1話

東都大学付属病院の脳外科医、南方仁(大沢たかお)。彼には、自分の手術によって植物状態になってしまった婚約者・友永未来(中谷美紀)がいた。どうすることもできない現実に苛まれる日々−。

ある日、当直だった仁は、救急で運ばれてきた身元不明の男を手術する。手術は無事に終わったのだが、あろうことかその患者が逃げ出してしまい、その患者を捕まえた仁はそのまま階段から落ちて気絶してしまう。

ふと気がつくと、そこは林の中。歩き回っていると、ちょんまげ姿の武士が斬り合いをしている。その事態に巻き込まれ、自身も斬られそうになるが、橘恭太郎(小出恵介)らに助けられ何とかその場を逃れる仁。しかし、仁をかばった恭太郎が、頭に大きな傷を負ってしまう。
仁は急遽、恭太郎の自宅で緊急手術を行うことを決意。手術道具もままならない状況だったが、もてる医術を駆使して瀕死の恭太郎を救い出した。そんな仁に、恭太郎の妹である橘咲(綾瀬はるか)は、次第に興味を持ち始める。

あろうことか、江戸時代に「タイムスリップ」してしまったことを確信した仁。なぜ江戸時代に来てしまったのかわからないまま、どうにかして現代に戻ろうとする仁の前に、一人の男(内野聖陽)が現れた。その男とは……幕末の英雄と呼ばれた”あの”男だった−。


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2009年09月30日

小公女セイラ 01

幼い頃に母親を亡くした セイラ (志田未来) は、実業家の父親・黒田龍之介 (谷中敦) にインドで育てられた。
娘の教育のことを考えた父は、セイラが高校生になる際にひとりで日本に帰国させ、セイラの母が通っていた全寮制のミレニウス女学院に入学させることに。
セイラは裕福な家庭を自慢することなく、誰に対しても分け隔てなく優しく接し、学院内でも多くの友達ができる。
そんなセイラに、学院の使用人である 三浦カイト (林 遣都) も心を寄せる。

一方で学院長・三村千恵子 (樋口可南子) は、寄付金の額によって生徒への待遇を変えるような女性。
黒田家の財産を背景にしたセイラを入学当初から特別待遇で扱うも、セイラの天真爛漫な態度にことごとくコンプレックスを刺激され、不愉快な思いをする。

そんな中、学院全体で行われた、セイラ16歳の誕生日を祝うパーティーの最中、セイラは院長から信じ難い報告を受ける…


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嬢王 Virgin 第1話

高校を卒業した杏藤舞(原幹恵)は、進路が決まらず悩んでいた。
そんななか、ナンバーワンキャバクラ嬢を決定するイベント「嬢王GP2nd」の存在を知り、優勝賞金1億円にひかれてキャバクラ嬢になる決心をする。応募の結果、見事関東地区予選への出場が決まるが…。
平成生まれ、水商売ヴァージンの女たちが勝ち残るために夜の世界で激しいバトルを繰り広げる。


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マイガール 第1話

 写真スタジオでカメラアシスタントとして働く笠間正宗(相葉雅紀)には、ずっと忘れられない女性がいる。6年前、突然海外留学を決め、自分のもとを去ってしまった4歳年上の恋人・塚本陽子(優香)だ。彼女がいなくなって最初の3年間は手紙を書き続けていた正宗。しかし、返事は一度も来なかった…。捨てられたんだ、終わったんだ――そう言い聞かせ、正宗は手紙を書くことをやめた。しかし、それから3年経った今も、正宗は陽子への想いを完全に消し去ることはできずにいた…。

 そんなある日、正宗のもとに陽子の訃報が届く。あまりにも突然すぎる陽子の死を受け入れることができない正宗は、ショックに打ちひしがれながら、陽子との思い出が詰まった桜の木へ。そこで、ひとりの女の子と“運命的な出会い”を果たす。女の子の名はコハル(石井萌々果)。なんと、彼女は陽子が遺した娘。しかも、正宗との間に生まれた子どもだったのだ!

 陽子が自分の子どもを産んでいた…? どうして、僕には何も言わずに…?想像すらしなかった事実に困惑する正宗。そんな彼のもとへ、陽子の母・志織(朝加真由美)が現れた。正宗が3年間送り続けた手紙が入った箱を渡し、「1日だけコハルを預かってほしい」と言う。陽子の命を奪った事故の手続きのため、コハルのそばにいてやれないというのだ。結局、正宗はコハルを預かることに。しかし、子どもの扱い方が分からない正宗はオロオロするばかり。しかも、公園の花を嬉しそうに見るコハルの姿に陽子を重ね合わせた正宗は、思わず食い入るように見つめてしまい、偶然そばにいた保育士・友哉(村上信五)から不審者に間違われる始末…。

 そこへ、職場の先輩・木村(日村勇紀)が現れた。正宗の発注ミスが原因で、雑誌の撮影現場がストップしているという。正宗は仕方なくコハルにその場で待つよう言い残し、急いでスタジオに戻ることに…。やがて日は落ち、雨が降り出した。びしょ濡れになりながらも、公園で正宗を待ち続けるコハル。通りかかったシングルマザー・はるか(平岩紙)はコハルを屋根の下へと誘うが、コハルは「ここで待ちます」と言い、頑として動こうとしない。
そこへ、ようやく仕事を終えた正宗が現れた。ホッとした表情を見せるコハル。しかし次の瞬間、はるかから「こんな小さな子を放っておくなんて、父親の資格なんかない!」と怒鳴られて正宗が思わず口走った一言が、コハルの心に突き刺さる。

「僕は父親なんかじゃないんです!」 ショックを隠せないコハル。
しかも、ずっと雨に打たれていたコハルは倒れこんでしまい、病院に運ばれる。駆けつけた志織に「コハルちゃんはずっと怖かったんだと思う。あなたも陽子のように帰ってこないんじゃないかって…」と言われ、返す言葉のない正宗。

そんな正宗に、志織は自分がコハルを育てる旨を伝える。志織に連れられて病院を後にするコハルを、正宗はただ黙って見送ることしかできなかった…。しかし別れ際、コハルは落ち込む正宗を元気付けようと、あるものを手渡す。それは、陽子がコハルのために作った大切なお守りだった。

 僕なんかじゃ、コハルちゃんに何もしてやれない――頼りない自分に苛立ちを覚える正宗。しかし翌朝、正宗は志織が以前置いていった箱の中に、届くことのなかった自分宛ての手紙の束を発見する。陽子もまた、別れた正宗に手紙を書き続けていたのだ!その手紙には正宗の未来を制限しないよう、ひとりでコハルを産む決意をした陽子の不安や葛藤、ずっと消し去ることのできない正宗への想いが綴られていた…。

 その矢先、志織から「コハルがいなくなった」との連絡が!正宗は咄嗟に、コハルと出会った桜の木へ。そこには、ひとりで泣いているコハルの姿があった…。「みんな忘れろっていうの。でも、コハルはママのことを忘れたいとは思わない」。その想いは正宗も同じだった。「コハルは、ママの大好きな人と一緒にいたい」――その言葉に突き動かされるかのように、正宗は大きな決断を下す。
「自信はないけど…一緒に暮らしてみませんか?」


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posted by Dhunting | Comment(0) | TrackBack(7) | 2009年秋ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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