第1回「オスカル、誕生」
…2009年8月28日
三沢勝子(田中麗奈)28歳。地味でさえない毎日にため息をつく派遣社員。趣味は少女漫画を読むこと。「ベルサイユのばら」に心酔し、「ベルばら」の世界に逃げ込んでさえない毎日をやり過ごす。
生活用品メーカー「MIZUKI」の中で、入浴剤やシャンプーを扱う商品開発2課が現在の職場。同僚にシングルマザーの派遣社員静田(たくませいこ)がいるが、勝子と静田だけは会議にも参加できず、雑用を黙々とこなす。
その「MIZUKI」に、社長ジュニアでコストカッターの五十嵐暁生(徳井義実)が突然乗り込んで来る。不採算部門の統廃合や営業所の閉鎖を打ち出し、商品開発2課でも派遣を一人整理すると噂が飛ぶ。暁生をその人と知らず、食堂で怒鳴り飛ばしてしまった勝子はフォローに必死になるも、正社員の奈々子(金子さやか)に新商品のアイデアを横取りされたり、落ち込む出来事が続く。
そんな時、静田に「正義感が強く、オスカルの心を持っている」と励まされ、気持ちをごまかし生きる自分を振り返る。静田の契約解除や、会社の理不尽な方針変更に憤る勝子に、民衆のため正義のために立ち上がるオスカルの声が聞こえてくる。「抗議します!」心にオスカルが宿った勝子は役員室の扉を開け、そう叫んでいた。
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