2009年08月27日

ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 最終話

風邪が長引いたことで健康状態に不安を抱いた龍之介(舘ひろし)は、人間ドックに入ることに。そんな折、龍之介は担当編集者・美羽(平山あや)と肝臓を患った父・内野(布施博)の複雑な関係を知る。迫り来る死を前に、幼いころに捨てた美羽と和解したいと願う内野。が、美羽はそんな父を頑として突き放す。娘・あかり(南沢奈央)のことを誰よりも大事に思う龍之介は、内野の心情を人事とは思えず、何とか2人の関係が修復できるよう尽力しようとする。

そんなある日、あかりの担任・沢村(池田努)が美羽を訪ねてきた。美羽に好意を寄せている沢村は、学校で行われる生徒と保護者のフォークダンスに美羽を誘う。ところが、「フォークダンスは大嫌い」と言って、断る美羽。その様子を見ていた龍之介はもうひとりの担当編集者・寛(八嶋智人)に頼んで美羽を無理矢理フォークダンスの会場へ連れてきてもらい、自分は内野を連れてくる。実は、美羽がフォークダンスを嫌う理由には、内野が関係していた。美羽が小学生のころ、内野は学校のフォークダンスで美羽と踊るという約束を破り、ほかの女のもとへ。そのまま家には戻ってこなかったのだ。妻からすぐに出ていくように言われてそうしたものの、美羽との約束を守らなかったことを後悔し続ける内野。龍之介らのおかげで、その思いはようやく美羽の心に届き、2人は長年の時を経て “本当の親子”として心を通わせるのだった。

実はそのころ、龍之介は人生を左右する局面に立たされていた。肺のレントゲン写真に影が写っており、医師から再検査の必要性を告げられていたのだ!俺には時間がない――そう直感した龍之介はひとり残されるであろう娘の将来を心配するあまり、内緒である計画を決意。あかりの彼氏・悠樹(石黒英雄)の父・泰三(鹿賀丈史)に、協力を要請する。その計画とはなんと、あかりと悠樹に結婚式をさせることだった!悠樹にプロポーズさせようと躍起になる龍之介と泰三。最初は戸惑いを隠せなかった悠樹だが、龍之介の事情を聞き、プロポーズを決意することに…。

後日、悠樹はあかりにプロポーズをした。そんな悠樹に、「お父さんに頼まれたの?」とあかり。実は、あかりは龍之介の検査結果を知っていたのだ!自分にだけ真実を隠す上に、再検査を受けようとしない龍之介を責めるあかり。そんな娘に、龍之介は亡き妻・みのり(笛木優子)と交わした約束について語り出す。龍之介はみのりから、娘のために作ったヴェールを託されていた。そして、あかりの結婚式には龍之介の手でそのヴェールを掛けてやってほしい、と頼まれていたのだ。もちろん、悠樹はまだ結婚できない年齢だ。しかし、いつ自分は死ぬか分からない。だから、せめて形だけでも式を挙げ、妻との約束を守りたい ――。あかりに向かって、「それさえ達成できれば、再検査でも入院でも何でもする」と誓う龍之介。龍之介の親心に突き動かされたあかりは、大好きな悠樹と結婚式を挙げることを決意する。

やがて、結婚式の日がやってきた。あかりにヴェールを掛けてやりながら、自分と妻との幸せな日々を綴った“世界でたった1冊の本”をあかりに手渡す龍之介。一方、あかりは龍之介への思いを手紙に託す。世界でいちばんお父さんが好き――娘の言葉に感極まる龍之介。こうして、形だけではあるものの、最高の結婚式はつつがなく執り行われたのだった。しかし…。

結婚式の直後、龍之介のレントゲンに映った影が、背中に張ったままにしていた磁気治療器具によるものだったことが判明!呆れる一同に平謝りしながらも、娘とまだまだ暮らせることに安堵する龍之介。が、同時に龍之介の中にまた新たな心配事が…!

恋愛小説家・伊崎龍之介。恋愛のカリスマと呼ばれる彼を心配させずにおかないもの――それは、恋を知った娘のこれからである。


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2009年08月20日

ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 第7話

龍之介(舘ひろし)がレギュラー出演しているテレビ番組で、新進女流作家と恋愛について対談することになった。ところが、目の前に現れた対談相手・藤崎かれん(笛木優子)を見た龍之介はビックリ!なんと亡き妻・みのり(笛木・二役)に瓜二つだったのだ。しかも、男女間の友情を完全否定するかれんは、反対意見を述べた龍之介に共同で恋愛小説を書くことを提案。共同作業の中で2人の間に生まれるものが恋愛なのか、友情なのかを試そう、と挑発する。名のある作家になるためなら、何だってする――かれんにとって、龍之介を落とすこともひとつの“手段”だったのだ。

結局、龍之介は自宅でかれんと一緒に小説を執筆することになった。ところが、当初は内心戸惑っていた龍之介が、彼女の情熱的なアプローチにまんざらでもない様子を見せ始めた!一方、あかり(南沢奈央)はそんな父親の姿を見て、複雑な心境に…。何とかしてかれんを龍之介から遠ざけようとするが、かれんは一歩も引こうとしない。しかも、自分に加担する素振りを見せない龍之介に、あかりは苛立ちを覚える。

そんなある日、悠樹(石黒英雄)とともに帰宅しようとしたあかりは、龍之介とかれんが夫婦さながらの親密ぶりで家へ入る場面に遭遇する。お母さんと同じ顔をして、お父さんと私の間に入ってきてほしくない!――嫌悪感が増幅したあかりは、2人がいる家に帰ることを拒否。朝まで悠樹と過ごすことに…。そのころ、一向に帰らない娘を心配した龍之介は心当たりの場所を探すが、あかりは見つからない。しかも、その間に自分とそっくりなみのりの写真を見たかれんは、帰ってきた龍之介に「私は先生の前からいなくなったりしません。だから、私のことだけを見て」と迫るのだった。

翌朝、あかりは悠樹とともに帰宅。ところがその時、玄関から出てくる龍之介とかれんを目撃してしまう。龍之介をなじって、その場から走り去るあかり。かれんは後を追おうとする龍之介を止め、ひとりであかりのもとへ。思い出だけでは寂しさを癒せないことを主張し、「お父さんのことを本当に思ってるのなら、早く解放してあげることね」と言い放つ。その言葉で冷静になったあかりは、父の幸せを考えた末、龍之介とかれんの関係を認めようと決意。その思いを龍之介に伝える。

ところがその直後、龍之介は妻が植えた花に触れようとするかれんを見て、思わず「触らないでくれ!」と叫んだ。龍之介にとって、妻への愛は今でもほかの何にも変えられない大切なものだったのだ。「僕の女性に対する“愛”は友情以外に有り得ない。僕は今でもずっと妻に恋しています」――かれんと恋愛関係になることをキッパリと否定する龍之介。父の変わらぬ愛を再確認したあかりは、涙を浮かべるのだった。


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2009年08月13日

ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 第6話

龍之介(舘ひろし)の協力のおかげで、再び付き合うことになったあかり(南沢奈央)と悠樹(石黒英雄)。ところが、2人にはまだ問題が残っていた。悠樹の父・佐々木泰三(鹿賀丈史)は龍之介と犬猿の仲にある文芸評論家。龍之介はいまだにそのことを知らないのだ。一方の泰三も息子に彼女がいることは分かっているものの、よもや龍之介の娘だとは露知らず。早く報告しなければ取り返しのつかないことになるとは分かっていても、あかりと悠樹はそれぞれの親に報告できずにいたのだ。

そんな折、龍之介がベスト・ファーザー賞を受賞。龍之介に付き添って、あかりも授賞式に出席する。ところが、会場には泰三と悠樹の姿も!実は、泰三もベストファーザー賞を受賞していたのだ。結局、鉢合わせになった龍之介と泰三は、わが子の交際相手の素性を知って猛反対!2人の執念ともいえる阻止を受け、あかりと悠樹は話すことすらままならない状態に陥ってしまう。

その矢先、あかりと親友・朋香(林丹丹)の話を偶然聞いたサチ(野際陽子)は、あかりが妊娠したのでは…と推測。龍之介に報告し、対処は自分に任せるよう釘を刺す。ところが、動揺した龍之介はバッタリ遭遇した泰三に「責任を取れ」と詰め寄ってしまう。対する泰三も「息子の人生を台無しにしおって!」と食ってかかり、またも龍之介とケンカ別れに…。しかも、帰宅した泰三は悠樹に対して「わしの立場を考えたことがあるのか!? とんだ恥さらしだ!わしの人生が台無しだ」と、怒りを丸出しにする。そんな父の言葉にショックを受けた悠樹は「好きであんたのところに生まれてきたわけじゃない!」と反発。家を出て行ってしまう。

そのころ、あかりは龍之介を責めていた。実は、サチが聞いた話は竹刀の話。妊娠というのは完全な早とちりだったのだ。言い訳のしようもなく、うなだれる龍之介…。そこへ、悠樹が訪ねてきた。悠樹から泰三の発言を聞いた龍之介は、「子どもの人生は親の人生そのもの。キミのお父さんは“キミの人生を台無しにされた”って言いたかったんじゃないかな」と言い、子を想う親心を率直に伝える。そんな龍之介の言葉に、悠樹はこれまで知ることのなかった父・泰三の気持ちを知ることに…。

翌朝、泰三が伊崎家を訪れ、龍之介に土下座した!「どうか2人を結婚させてやってくれ」――それは、泰三が一晩息子の幸せを考えて出した結論だった。そんな泰三に、龍之介は妊娠疑惑がまったくの誤解だったことを説明。悠樹は父としての責任を取って、龍之介に頭を下げてくれた泰三に感謝の言葉を述べるのだった。

こうして、あかりと悠樹、そしてそれぞれの親子は一山越えて、新たな関係を構築。すべてはいい方向へ向けて回り出したかに見えたが…。そのとき、伊崎家にはある人物から視線が寄せられていた。それは、龍之介の亡き妻にそっくりな女性(笛木優子)だった!


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2009年08月06日

ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 第5話

何よりも大切な一人娘・あかり(南沢奈央)が悠樹(石黒英雄)にフラれてしまったことで、龍之介(舘ひろし)にまた新たな心配事ができた。なぜか、あかりが妙に食欲旺盛で明るいのだ。あかりは「立ち直った」と言い張るが、悠樹に夢中だった娘を知る龍之介はそんなにたやすく失恋の傷が癒されるものだとは思えない。そんな中、父娘水入らずで過ごすことが恒例となっている、あかりの誕生日が近づいてきた。「娘の失恋の傷を癒すのは、父親の温かい愛情だ」 ――そう思い立って、娘の傷を癒すようなプレゼントを贈ろうと考える龍之介。しかし、なかなか妙案が浮かばないまま時間だけが過ぎていく…。

そんなある日、あかりが泣き腫らした目をして帰宅した。その姿を見た龍之介は、あかりがずっと自分の気持ちをごまかして失恋から目を逸らそうとしていたことを確信。「辛さに目を背けていたら、傷は一生治らないんだよ。自分の気持ちにだけはウソつくな」と、娘を諭す龍之介。さらに、「子どものときみたいに、親の前で泣けるわけないじゃん。泣いたら、お父さんはもっと心配するでしょ」と本音を吐露するあかりに対し、「泣けばいい。親にはどれだけ心配かけてもいいんだよ」と語りかける。その言葉に心を動かされ、龍之介にすべてを話すあかり。その姿を目の当たりにした龍之介は、大事な娘が本当の意味で立ち直って前進できるよう、一肌脱ごうと決意する!

翌日、龍之介は悠樹を呼び出した。そこで龍之介は、悠樹があかりに別れを告げた原因が剣道部マネージャー・由奈(佐藤千亜妃)の存在ではなかったことを知る。実は、真の原因は悠樹の父が龍之介の天敵・佐々木泰三(鹿賀丈史)であることだった。しかし、そのことを知ったら、あかりがもっと傷つく――悠樹はそう考えていたのだ。もちろん、悠樹は龍之介にも自分の父のことを話せない。「キミが何で悩んでいるのかは分からない。でも、あかりが傷ついたとしたら、そのときはキミが支えてあげればいい」と龍之介。しかし、悠樹は恋愛中心で話を進めてばかりいる龍之介に対し、父・泰三ばりに反論して席を立ってしまった…。

やがて、あかりの誕生日当日がやってきた。室内に手の込んだ装飾を施し、盛大に祝おうとする龍之介。ところがそこへ、悠樹からあかりに電話が入った。「会って話がしたい。初めてデートした場所でずっと待ってる」と、メッセージを残す悠樹。実は、悠樹は龍之介から先日言われた言葉を受けて、ある決心をしていたのだ。しかし、もう恋はしないと決めたあかりは、メッセージを無視しようとする。そんなあかりに対し、「行って、話をちゃんと聞いてきなさい」と龍之介。やがて娘を送り出した龍之介は家でひとり、娘の誕生日を祝うのだった…。

一方、あかりと会った悠樹は、自分の父親が泰三であることを告白。事実を知ったら、龍之介と泰三が交際に反対するだろうと考え、ひとりで悩んでいたことを打ち明ける。そんな悠樹に「そんなの2人で頑張れば何とかなるよ」と、あかり。お互いの気持ちを確かめ合った2人は誕生日を祝いながら、再び距離を縮めるのだった。


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2009年07月30日

ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 第4話

龍之介(舘ひろし)のもとへ、著書「トスカーナの恋」の映画化の話が舞い込んだ。ところが、ロケ地は予算の関係でトスカーナではなく、沖縄になるとのこと。トスカーナにこだわりをもつ龍之介は、映画化を断固拒否する。そんな折、あかり(南沢奈央)が剣道部の合宿で熱海へ行くことに。もちろん、同じ剣道部に所属する彼氏・悠樹(石黒英雄)も一緒だ。その事実を知った龍之介は、「トスカーナの恋」のロケ地を熱海に変更させることを思いつく。狙いはもちろん、現地取材と称して熱海を訪れ、大事な娘・あかりと悠樹の関係が大きく発展するのを徹底的に阻止することだ。

やがて、龍之介はあかりを追って熱海へ。ところがそのころ、あかりと悠樹の間には微妙な距離があき始めていた。実は、悠樹の父親は龍之介と犬猿の仲にある文芸評論家・佐々木泰三(鹿賀丈史)。しかし、龍之介もあかりもその事実を知らない上に、父・泰三によもや天敵の娘と付き合っているとは言えない…。そのため、悠樹は密かに複雑な思いを抱えていたのだ。しかも、悠樹に想いを寄せるマネージャー・由奈(佐藤千亜妃)が、ここぞとばかりに猛アタックを開始した!悠樹の真意を知らず、あかりは“悠樹も由奈のことが気になっているのでは…?”と不安になる。

そんな娘の心情を知った龍之介は、さっそく悠樹を呼び出した。由奈のことを問い詰め、あかりと真剣に付き合うつもりはあるのかどうか確かめようとする龍之介。悠樹は真剣に付き合う意思を伝えるが、その直後にあかりと喧嘩をしてしまう。さらに、由奈と2人きりになった悠樹は突然、頬にキスをされることに!

その夜、肝試しが行われることになった。悠樹とうまく行かないあかりを心配した朋香(林丹丹)は、何が何でも悠樹と2人きりになるようにアドバイスする。その会話を盗み聞きした龍之介は、こっそり娘と悠樹の様子をうかがおうと画策。幽霊に扮し、2人がやって来るのを待つことに。しかし、やって来たのは悠樹と由奈だった!実は肝試しが始まる直前、由奈があかりに「悠樹とキスした」と報告。そのことが原因で肝試し中に悠樹と言い争いになったあかりは、悠樹を残してひとり道を引き返していたのだ。

龍之介が見ているとも知らず、悠樹にグイグイ迫る由奈。結局、校医として見回りをしていた心療内科医・葉山(佐藤二朗)の横槍が入り、特別な進展はなかった。しかし、龍之介は迫られた悠樹が一瞬迷ったことを指摘。「キミが迷えば、あかりが傷つく」――そう言って、今後あかりに近づかないよう警告しようとする龍之介。ところが、悠樹は「僕が何を迷ってるか、何で悩んでいるか知ろうともしないで、勝手なことばかり言わないで下さい」と言い放つ。そこへ、龍之介と交流の深い編集長・貴和子(余貴美子)の助言を受けたあかりが現れた。悠樹に謝り、自分の素直な恋心を伝えようとするあかり。しかし、そのとき悠樹から思いがけない一言が飛び出した!

「ごめん…。今は君とは付き合えない…」


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2009年07月16日

ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 第3話

あかり(南沢奈央)とその彼氏・悠樹(石黒英雄)は、学校の演劇祭で上演される「ロミオとジュリエット」に出演することに。その事実を知った龍之介(舘ひろし)は、反射的にジュリエット役の愛娘・あかりとロミオ役の悠樹が抱き合うシーンを想像してしまう。「絶対に許さーん!」
――学校へ乗り込み、何とかラブシーンのない演目に変えさせようとする龍之介。ところが当然のごとく、聞き入れてもらえない。そこで、龍之介は自ら「ロミオとジュリエット」の脚本を書き直し、ラブシーンを徹底的に削除することを思いつく。ところが、出来上がった脚本を読んだあかりから度重なるダメ出しが…!

結局、何とか脚本は完成するが、それだけでは飽き足らない龍之介は稽古場まで乗り込んで、演出にもあれこれ口を出す始末…。邪魔ばかりする龍之介のおかげで、稽古場の雰囲気も徐々に悪くなっていく。それでも頑として暴走を止めない龍之介。堪らなくなったあかりは、龍之介を追い返す。一方、悠樹は龍之介の行動を見て、自分とあかりの交際をよく思っていないのではないかと疑う。「私の方が悠樹くんの両親にどう思われてるのか心配だよ」――そう打ち明け、悠樹の父親の職業を尋ねるあかり。しかし、なぜか悠樹は答えをはぐらかす。悠樹の父親は龍之介の天敵である文芸評論家・佐々木泰三(鹿賀丈史)だったからだ…。

その夜、あかりは龍之介に詰め寄り、悠樹のどこが気に入らないのかを聞き出そうとする。それに対し、龍之介は「父親として、恋愛小説家として、あかりの恋を応援している」と主張したうえで、ためらいながらも付け加えた。
「もし、交際を反対したとしたら、その時はどうする?」
「たぶん…諦めない」
 龍之介は娘の言葉に、亡き妻・みのり(笛木優子)の言葉を重ね合わせずにはいられなかった。あなたとの恋を諦めません――それは結婚前のみのりが自分に宛てて書いたラブレターの一文だった。

数日後、龍之介は再び「ロミオとジュリエット」の稽古場へ。黙って見ていた龍之介だが、ジュリエットがロミオを追って死のうとするラストシーンで、突然芝居を止めに入った! 「ロミオを愛しているなら、ジュリエットは自分のために死んだ恋人の分まで生きるべきなのでは?周りの人間に祝福されるように努力しなかった2人の恋など、純愛などではない」――そう訴える龍之介。しかも、悠樹らに反論された龍之介は思わずカッとなり、「ムカつくんだよ!」という子どもじみた一言を口にしてしまう。そんな父の言動に、あかりの怒りは再び爆発。「最初の台本でやる」と宣言し、龍之介を稽古場から追い出す。しかしその直後、祖母・サチ(野際陽子)の家を訪れたあかりは、偶然にも龍之介からみのりへの手紙を発見。かつて自分の両親が交際を反対する周囲を説得させるために努力していたことを知り、父が稽古場で放った言葉の重みを感じるのだった…。

やがて演劇祭の日がやってきた。龍之介は鑑賞をためらうが、サチに連れられて足を運ぶことに。すると、驚くべきことが起こった!なんと龍之介の提案どおり、ロミオとジュリエットとともに生きていくというラストシーンになっていたのだ!! 思わずその場で気絶してしまう龍之介。だが、あかりと悠樹が自分たち夫婦の姿と重なり、少しだけだが2人の交際を認めてやろうと決意するのだった。


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2009年07月09日

ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 第2話

最愛の娘・あかり(南沢奈央)から、悠樹(石黒英雄)と付き合うことにしたと告げられた龍之介(舘ひろし)は呆然。しかも、自分の言動が交際のキッカケになったと感謝する2人を前に、もはや反対できない状況に陥ってしまう。結局、龍之介は表面上2人の交際を認めるが、関係が深まるシチュエーションを勝手に妄想しては心を掻き乱す日々を送ることに…。一方、あかりと悠樹は付き合い始めたものの、悠樹が部活で忙しいため進展ゼロ。1カ月経ってもメールや電話はほとんどなく、デートにも誘われない状況に、あかりは頭を悩ませる。

そんなあかりを見兼ねた龍之介の担当編集者・美羽(平山あや)は、初デートをセッティング。ところが、その事実を知った龍之介は大慌て。もうひとりの担当編集者・寛(八嶋智人)を言いくるめ、デート中の2人を尾行して様子を逐一報告させるという、とんでもない行動に!しかも、寛から2人のラブラブぶりを報告するメールを受け取り、頭に血が上った龍之介は、2人が入ったというホテルに乗り込んだ!あかりは「ケーキを食べにきただけ」と説明するが、聞く耳を持たない龍之介は強引にあかりを連れ帰った挙句、「白々しいウソをつきやがって!」と叱責。幼いころに龍之介と交わした「ウソをつかない」という約束を守り続けているあかりは、自分を疑う龍之介に背を向けるのだった…。

後日、あかりは親友・朋香(林丹丹)に協力してもらい、龍之介に「朋香と美術館へ行く」とウソをついて悠樹とデートすることに。一方、龍之介は寛からの報告メールが捏造だったことを知り、娘を疑ったことを悔いる。その矢先、あかりが出かけたはずの美術館で火災が発生。多くのケガ人が出たことを知った龍之介は心配になり、あかりと朋香に電話するが通じない。美羽は「あかりちゃんは悠樹くんと一緒にいるかもしれない」と言うが、龍之介は「あの子はウソをつくような子じゃない」と一蹴。今度こそ娘の言葉を信じようとする。

そのころ、あかりがウソをついて出てきたことを知った悠樹は、龍之介に謝罪しようと決意。あかりを連れて、伊崎家を訪れる。ところが、2人の姿を見た龍之介は激怒。あかりを引っ叩き、「どれだけ心配してたか分かってるのか!?」と叱り飛ばす。思わず「ウザい!」と言い放つあかりだったが、翌日になって美術館で発生した火災のことを知り、龍之介がどんな気持ちだったかを察することに…。龍之介に約束を破ったことを謝り、悠樹と堂々と付き合うことを心に誓う。一方、龍之介も多少複雑ではあるが、そんな2人を温かく見守ろうと、決意を新たにするが…。

翌朝、龍之介はあかりの学校の演劇祭で上演される「ロミオとジュリエット」の脚本を発見。そこには、龍之介の決意をいとも簡単に覆させるような表記があった。なんと、あかりと悠樹がそれぞれジュリエットとロミオを演じることになっていたのだ!


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2009年07月07日

ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 第1話

愛した女性は数知れず、愛された女性は無限大――そんな自由恋愛の申し子・伊崎龍之介(舘ひろし)は、若者から“恋愛のカリスマ”と崇められる恋愛小説家。しかし、人並み以上の恋愛経験とステータスに恵まれた彼にも、人並みに悩みがあった。それは高校生になったばかりの大切なひとり娘・あかり(南沢奈央)のことだ。あかりが通うエスカレーター式の女子校が今年度から共学になったため、娘にヘンな虫がつきやしないか…と心配でたまらない龍之介。そう、龍之介は自由恋愛を標榜しながらも、いざ娘のこととなると目の色がガラリと変わる“典型的な親バカ”だったのだ!

そんなある日、あかりが部活動の最中に捻挫。同級生の小早川悠樹(石黒英雄)に付き添われて帰宅した。一瞬焦る龍之介だが、悠樹の絵に描いたような好青年ぶりに加え、あかりが悠樹に特別な好意を抱いていないことが分かり、ホッとひと安心。悠樹のことを“コバちゃん”と呼んでフレンドリーに接した挙句、誰とも付き合ったことがないという悠樹に自著『恋の園』を手渡して「男は恋してナンボ。恋に生きなさい」とエールまで送るのだった…。

ところがその数日後、龍之介はあかりが“茶髪にピアスの今どきのイケメン”浩輔(前田公輝)と並んで歩く現場を目撃。自分の知らぬ間に、あかりに彼氏ができた!? ―― 激しく動揺した龍之介は翌朝、あかりの携帯を盗み見するという禁じ手に!通話履歴に「R」という表示が並んでいるのを発見してしまう。意味深な表記にますます動揺する龍之介だが、葛藤の末にリダイアルすると、自分の携帯が鳴った!「R」は龍之介の頭文字だったのだ…。しかし、それで諦める龍之介ではなかった。なんと今度は悠樹を呼び出し、あかりを見張って報告するように依頼したのだ!

やがて、悠樹から龍之介のもとに「あかりが遊園地にいる」との連絡が入った。居ても立ってもいられなくなった龍之介は、仕事を投げ出して遊園地へ。観覧車に乗っている浩輔を引きずり出して、掴みかかる。ところがその直後、浩輔のデートの相手があかりの親友・朋香(林丹丹)だったことが判明。しかも間が悪く、あかりに携帯を盗んだことまで同時にバレてしまい、龍之介は最愛の娘からかつてない反感を買うことに…。

悠樹から「子どものことを心配する親の気持ちも分かってあげなよ」と諭されても、なかなか怒りのおさまらないあかり。が、祖母・サチ(野際陽子)から龍之介が亡き妻の分までも必死にあかりを守り続けようとしていることを聞かされ、心を打たれる。結局、あかりは龍之介と和解し、改めて「彼氏ができたら、真っ先に紹介する」と約束。ショックから立ち直る龍之介だったが…。

季節は変わり夏――。悠樹が久々に伊崎家を訪問。そこで、龍之介があかりから聞かされたのは、思いも寄らない言葉だった!

「あたしたち、付き合うことにしたの」


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ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 視聴率

第1話 2009年7月9日 娘が心配なんだ 9.3%

第2話 2009年7月16日 娘の嘘と父の後悔 8.0%

2009年7月23日は『世界水泳ローマ2009 シンクロナイズドスイミング』のため休止

第3話 2009年7月30日 燃え上る禁断の恋 5.2%

第4話 2009年8月6日 夏の熱海に娘の涙 5.7%

第5話 2009年8月13日 心の傷は誰が癒す 4.0%

第6話 2009年8月20日 16歳の母 7.2%

第7話 2009年8月27日 妻に似た恋人 6.1%

最終話 2009年9月3日 最期の恋愛小説 7.2%


平均視聴率6.59%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ)


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2009年07月06日

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『ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜』(-れんあいしょうせつか・いざきりゅうのすけ)は、2009年7月9日から9月3日までテレビ朝日系列で毎週木曜日の21時00分-21時54分(JST)に、木曜ドラマ枠で放送された連続ドラマ。ハイビジョン制作。


概要
主演の舘ひろしは2007年にTBS系列で放送された『パパとムスメの7日間』以来、2年ぶりの連続ドラマ出演。また、今作も前回の登板時と同じく、父と娘によるホームコメディとなる。

キャッチコピーは「今度の舘は、タチが悪い」

当初は全9回の予定であったが、視聴率の低迷もあり、1話短縮の8回放送となった。


あらすじ
伊崎龍之介は、「恋愛のカリスマ」と評判の恋愛小説家。しかし、愛娘・あかりの恋愛となると一変、娘を心配するあまり、極端に保守的になり、彼女を守ろうと、とんでもない行動に出てしまう。あかりは、そんな父親の気持ちは察してはいるが、父親の事を鬱陶しく感じ、高校生としてそろそろ自立したいと思っている。
物語は、そんな父娘が恋愛や家族について葛藤しつつも、互いの気持ちを理解し合い、絆を深めていく。


キャスト
伊崎龍之介 - 舘ひろし
伊崎あかり - 南沢奈央(幼少時代 - 宮武祭)
後藤美羽 - 平山あや
小早川悠樹 - 石黒英雄
沢村潤一 - 池田努
坂本サチ - 野際陽子(特別出演)
葉山修二 - 佐藤二朗
松原朋香 - 林丹丹
堂島寛 - 八嶋智人
三嶋貴和子 - 余貴美子
佐々木泰三 - 鹿賀丈史
ミコ:misono


スタッフ
脚本 - 永田優子
音楽 - 辻陽
演出 - 池添博、本橋圭太、梶山貴弘
チーフプロデューサー - 桑田潔
プロデューサー - 中込卓也、大川武宏、平部隆明、梶野祐司
制作 - テレビ朝日、ホリプロ

主題歌
浜崎あゆみ「Sunrise 〜LOVE is ALL〜」


各話あらすじ
第1話 2009年7月9日「娘が心配なんだ」

第2話 2009年7月16日「娘の嘘と父の後悔」

第3話 2009年7月30日「燃え上る禁断の恋」

第4話 2009年8月6日「夏の熱海に娘の涙」

第5話 2009年8月13日「心の傷は誰が癒す」

第6話 2009年8月20日「16歳の母」

第7話 2009年8月27日「妻に似た恋人」

最終話 2009年9月3日「最期の恋愛小説」

2009年7月23日は『世界水泳ローマ2009 シンクロナイズドスイミング』のため休止


各話視聴率


番組公式HP テレビ朝日|ダンディ・ダディ?

 ダンディ・ダディ?〜恋愛小説家・伊崎龍之介〜 - Wikipedia

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