2009年02月26日

特命係長 只野仁 シーズン4 第8話 最終回

Jポップの歌姫として絶大な人気を誇る歌手・天海カヲル(金子さやか)をプロデュースし、かつては「世界の有栖川」とまで呼ばれた音楽プロデューサー・有栖川譲二(鈴木一真)。しかし、彼は現在、極度のスランプに陥っていた。電王堂がサポートし、近々開催される環境博覧会のテーマ曲を彼が書く予定なのだが、締め切りまで時間がない。黒川会長(梅宮辰夫)に呼び出された只野(高橋克典)は、さっそく有栖川に接触し、事情を探る。

 森脇(永井大)の調査により、有栖川が何者かに脅されていることが判明する。金の受け渡し場所で待っていた謎の男(ケイン・コスギ)は、只野とも互角に渡り合うほどの腕前だが、そこへなぜかチンピラたちが現れ、彼を襲う。有栖川の説明によれば二週間前、彼の家に泥棒が侵入し、一本のビデオテープを盗み出したという。それがあの男だとすれば、チンピラたちはなぜ彼を襲ったのか……。只野は疑問を深める。

 男が残した写真から身元が判明した。名前は藤堂俊介。一緒に写っていたのは妹の美咲(阪井あゆみ)。だが、3年前、彼女は有栖川のプロデュースでデビューする直前、自殺してこの世を去っていた。只野はそのことを有栖川に問いただすが、彼は「何も知らない」と口を閉ざす。カヲルによれば、美咲は有栖川にデビューを約束されていたが直前になってそれをキャンセルされ、ショックで自殺を図ったのだという。

 生前、美咲が歌っていたストリートの一角に、花を供える藤堂。そこに現れる只野。そこへ再びチンピラたちが現れ、藤堂を襲う。只野は藤堂から託されたビデオテープを検証する。それは美咲がカヲルのヒット曲を歌う姿が収められていたプロモーションビデオだった。しかし、有栖川がこのビデオを使って彼女を騙したとしたら、なぜわざわざ手元に残す必要があったのか。只野はマヤ(はるな愛)のバーで偶然、カヲルのプロモーションビデオを見て何かに気づく。

 コンサートでリハーサル中のカヲルを訪ねる只野。只野は美咲とカヲルのビデオの背景にあるビルの高さの違いを指摘。美咲のはビルが建設途中だった。一方カヲルの時はビルが完成している!つまりビデオは美咲で先に撮影されていた・・・そう、この曲はもともと美咲のために書かれたものだったのだ。カヲルは3年前、曲を美咲に取られた嫉妬から彼女を自殺に見せかけて殺したことを告白する。藤堂を襲ったチンピラたちも彼女の差し金だった。襲いかかるチンピラたちをなぎ倒す只野。「スターの座に目がくらんで人を殺めるとは、幼稚園からやり直した方がいいんじゃねえのか。大物気取りのスターさんよ」。カヲルは只野に襲いかかろうとするが、あらかじめ呼び出されていたマスコミたちにアッという間に取り囲まれる。こうして事件は無事、解決した。

 街角。一人佇みタバコを吸う只野。だが、足元の歩道には「禁煙」のマークが。「そんな時代か……」。只野はそうつぶやくと、森脇の運転する軽トラックに乗り込み、またどこかへと向かうのであった……。


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2009年02月19日

特命係長 只野仁 シーズン4 第7話

その誠実さから"ミスタークリーン"と呼ばれている電王堂経理二部の社員・白石(岡田浩暉)が、同社の大手クライアントでもある宝田化粧品の社長令嬢・しおりと婚約を発表した。ところが、それと時を同じくして黒川会長(梅宮辰夫)のもとに脅迫状が届く。差出人はなんとホステスの若菜(神楽坂恵)。彼女は白石と自分の間に海斗(澁谷武尊)という息子がいることを告白し、口止め料として5000万円を要求してきた。只野(高橋克典)は黒川の命を受け、海斗を連れて若菜を探すことにする。

 只野は若菜が働いていたクラブを訪れ、ホステス仲間から彼女がホストにハマっていたことを聞き出す。そんな矢先、二人の前にチンピラたちを率いた闇金業者・金子(唐渡亮)が現れる。無理矢理に海斗を連れ去ろうとする彼らを難なく蹴散らす只野だったが、彼らと若菜の関係とはいったい……。どうやら問題は簡単には片づきそうにないようだ。

 森脇(永井大)の調査で、若菜が貢いでいたホスト・一輝(弓削智久)の素性が明らかになる。だが、ホンの一瞬、只野が目を離したスキに、海斗を狙って何者かが階段の上からドラム缶を落としてきた。卑怯な手口に怒りを募らせる只野。しかし、金銭が目的ならなぜ海斗の命を狙うのか。そんな疑念を抱く只野の前に再び金子が現れた。襲いかかるチンピラたちを再び蹴散らす只野。そこへ、同じように若菜の行方を追っていた白石も駆けつけ、ついに海斗は親子の対面をはたす。

 だが、白石の本当の目的は、自分の出世に邪魔な海斗と若菜を消すことだった。間一髪、駆けつけた只野が白石に怒りの一撃を叩き込む。
「いいか、男ってのはな、誰にも頼らず一人っきりで生きていかなきゃなんねえんだ。どんなに辛くても歯くいしばってな。それが……男ってもんだ」
そう海斗に言い残して去って行く只野。こうして事件は無事、解決したのであった。

 しばらくして、アパートで仲良く暮らす海斗と若菜。そんな二人の姿を見守った後、ドアノブに新品のサッカーボールをそっとかけ、黙って立ち去る只野であった……。


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2009年02月12日

特命係長 只野仁 シーズン4 第6話

電王堂制作部の部長・平田(森次浩嗣)がある日、3000万円という多額の制作費と共に姿を消してしまう。彼は長年、ボウリング業界の仕事に従事し、現在女子プロボウラー界を支えているベテラン・神崎リリー(伊藤かずえ)を発掘。ボウリング業界の発展に大きく寄与した功労者でもある。そんな彼がいったい、なぜ……。黒川会長(梅宮辰夫)は只野(高橋克典)を呼び出し、平田を探し出すよう命じる。さっそく制作部に潜入した只野は、ボウリング場でリリーが新人選手・米倉まどか(宇野実彩子)と言い争うのを目撃する。

 只野はリリーと平田が公私ともに深い関係にあったことを知り、リリーを尾行。その直後、彼女が何者かに襲われる場面に出くわす。さらに全日本プロボウリング選手権の前日、なんと平田が遺体で発見されるという知らせが入る。それを聞いて激しく動揺するリリー。どうやら警察では自殺と断定したようだが、リリーが襲われたことと平田の死に疑問を持った只野は黒川会長に相談し、しばらく調査を進めることにする。

 選手権は大方の予想通り、リリーとまどかの一騎打ちとなった。両者ともに譲らぬまま迎えた最終フレーム、惜しくもまどかはピンを一本だけ残してしまい、リリーは見事優勝を勝ち取った。ところがなんと大会終了後、まどかが「リリーに八百長を強要された」と記者会見で告白。マスコミそしてボウリング界を巻き込んだ大騒ぎに発展する中、只野は平田の後を追って自らの命を絶とうと決めていたリリーに思いとどまるよう説得する。

 とあるビルの一室。まどかに執拗に迫っていたのは、制作部の副部長・河合(三上市朗)だった。河合は己の野心のために邪魔な平田とリリーを殺し、ボウリング界の権力を握ろうとしていたのだ。と、そこへ只野がさっそうと現れる。
「嫌がっている女を無理矢理っては、よくねえんじゃねえかなぁ?」
河合の悪事を暴いた只野は彼が呼び寄せたチンピラたちをなぎ倒し、最後に河合を叩きのめす。こうして事件は無事、解決したのであった。

 後日。総務二課のメンバーとボウリング場へ向かった只野。そこには新人ボウラーを優しく指導しているリリーとまどかの姿が。その光景に黙って微笑む只野であった……。


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2009年01月29日

特命係長 只野仁 シーズン4 第5話

ある日、電王堂の人事局課長・木ノ内(野村宏伸)が屋上から転落死するという事件が起こる。現場の状況から警察は自殺であるとの判断を下すが、彼は先月結婚したばかりで、仕事上でも特にトラブルは抱えてなかった。黒川会長(梅宮辰夫)は只野(高橋克典)を呼び出し、彼の死の真相について探るよう命じる。森脇(永井大)の調べによると、事件当夜、現場付近にいたのはオペレーターの片桐楓(安達祐実)ただ一人。だが、彼女は目が不自由で、人事局長の内村(石丸謙二郎)からも手術を勧められていた。はたして彼女が犯人なのだろうか。

 そんな折、楓がチンピラたちに襲撃される。幸い只野が駆けつけ難を逃れるが、彼女は木ノ内が死んだ夜、更衣室で男にぶつかったという。コロンの匂いを手がかりに電王堂をくまなく探したところ、広報部の江崎(山西惇)が容疑者として浮かび上がってきた。楓に襲いかかろうとした江崎を取り押さえると、借金返済のために女子更衣室に盗撮カメラを仕掛けたことを白状した。しかし、楓を襲った連中については心当たりがないという。では、奴らはいったい誰が……。

 只野は楓から失明の理由を聞く。5年前、彼女は恋人の孝一を誘って山にハイキングに出かけたが、ハンターの誤射が孝一を直撃。楓も目を負傷し、光を失ってしまったのだ。自分を責める楓を「彼の分まで精一杯生きろ」と励ます只野。その時、森脇から江崎が殺されたという知らせが入る。さらに真由子(三浦理恵子)から木ノ内が5年前からどこかに寄付をしていたという情報を入手。楓に寄付の事実を確かめた只野は木ノ内が5年前の事故と関係があったとにらむ。さらに森脇が入手した江崎の盗撮映像をチェックしたところ、そこにはある人物が映っていた。

 その男とはなんと内村だった。証拠を突きつけられ本性を現す内村。「そうだ。やったのは俺だ」5年前のあの日、内村は木ノ内と共にハンティングをしていたところ、偶然通りかかった楓たちを誤射。だが内村は木ノ内を脅し、黙ってその場を立ち去る。その後、楓が偶然、彼らの前に現れたため、すべてを打ち明けようとした木ノ内を殺し、自殺に見せかけ始末したのだ。
「あんな事故くらいで人生を棒に振ってたまるか」「このクズが……」只野は内村が呼び寄せたチンピラを蹴散らし、内村に怒りの鉄拳をぶち込む。こうして事件は無事、解決した。

 後日、手術に無事成功した楓は廊下で只野とぶつかりそうになる。彼女の腕をつかんだ手の感触に何かを気づく楓。
「あの……ひょっとしてあなた……」楓の問いかけにそっと微笑み、黙って去って行く只野であった……。


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2009年01月22日

特命係長 只野仁 シーズン4 第4話

電王堂が宣伝キャンペーンを手がけている東亜女子大学の新キャンパス建設予定地で、一人の生徒・若宮薫(桂亜沙美)が遺体となって発見される。スキャンダルによる大学のイメージダウンを懸念する黒川会長(梅宮辰夫)は只野(高橋克典)を呼び出し、彼女の死の真相と背後関係を探るよう命じる。学内に潜入した只野は学長の高木(江守徹)と会うが、いきなり漢字の質問をされ悪戦苦闘。そこに准教授の百合(横山めぐみ)が現れ、2人が新キャンパス建設をめぐって対立関係にあることを知る。

 さらに只野は、遺体の発見現場で難解な漢字が書かれたメモを見つける。高木に見せたところ、それは「寂寞(せきばく)」という漢詩で、生きていく望みを失った虚無的な哀しみを詠ったものらしい。では、これが彼女の遺書なのか? 彼女は中国への留学を間近に控え希望に満ちていたはず。そんな人間が自殺とはにわかには信じ難い。だがその後、化学研究室から青酸カリが紛失していたことが発覚。現場には彼女の指紋のついたドライバーが落ちていた。やはり薫は自ら命を絶ったのだろうか……。

 真由子(三浦理恵子)の情報により、新キャンパス建設予定地周辺の土地売買で大儲けした人物の存在が浮かび上がる。その人物が薫の死と関係あるのだろうか。謎が深まる中、只野はキャンパスで薫そっくりの女性と出会い、驚く。それはなんと薫の双子の妹・毬(桂亜沙美・二役)だった。彼女の話によれば、姉は病気の自分のために留学費用を手術代にあててくれたのだという。只野は薫が百合に送ったメールの写真をもう一度見直し、あることに気づく。

 そこで只野は百合と高木を呼び出し、百合が薫を殺したのではないかと指摘する。憤慨し、教室を出る百合。その夜、高木に呼び出された百合が差し出されたコーヒーを飲もうとしたした瞬間、只野が現れた。「待て! やっぱりあんたが若宮薫を殺したんだな」。高木は新キャンパス建設に反対していたが、予定地の情報を事前に売る事で多額の報酬を受け取ろうと画策。偶然、その現場を目撃した薫に口止め料を要求され、彼女を殺害したのである。只野は薫が遺したメモに書かれた漢字の間違いを高木が指摘しなかったことに疑問を持ち、あらかじめ百合に事情を説明し、高木を罠にかけるためにひと芝居うったのだ。

「私は自分の間違いの責任は取るつもりだ」。そう言って百合が飲もうとした青酸カリ入りのコーヒーを手にする高木。只野は素早く葉巻を投げつけ、コップをたたき落とす。百合が叫ぶ。「責任の取り方はそれじゃないはずです!」。こうして高木は自首し、事件は無事、解決したのであった……。


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2009年01月15日

特命係長 只野仁 シーズン4 第3話

 この半年間、電王堂では社内プロジェクトの情報が外部に漏れ、コンペに落ちるという不祥事が立て続けに3件も起こっていた。只野(高橋克典)は黒川会長(梅宮辰夫)に呼び出され、社内の花形部署である第一企画部への異動と共に、社内スパイを探り出し捕まえるよう特命を受ける。さっそく第一企画部に配属された只野は、部長である一の瀬(鈴木砂羽)が怪しいとにらむ。どうやら彼女は「電王堂王子」と呼ばれ女子社員から人気の営業部社員、霧島(川野直輝)と関係があるようだ。

 森脇(永井大)の調査によると、霧島は公私ともに評判がよく、その甘いルックスとは裏腹にたくさんの女性からの誘いにも軽々しく応じないのだという。そんな彼がどうして一の瀬部長のことを……。この半年、彼がつきあった女性社員が関わったプロジェクトの情報が漏洩していることをつかんだ只野は以前、霧島と交際していた女性社員に接触、さらに霧島にも接近。さわやかな笑顔の裏に隠された、彼の恐るべき素顔をのぞき、疑惑を深めていく。

 霧島の正体を一の瀬に告げる只野。動揺する彼女だったが、霧島を信じ、彼に抱かれる賭けに出る。そこでパスワードを霧島に教えた彼女だったが、彼女の思いも空しく、彼がスパイである証拠をつかむことになる。ところがその矢先、彼女が何者かに連れ去られそうになる。そこへ助けに現れたのはなんと霧島だった。彼は自分がこれまでしてきたことを謝り、身体を張って彼女を守ろうとするが、チンピラたちに捕まってしまう。新企画のファイルと霧島の命を交換すると脅され、ファイルを差し出す一の瀬。だが、霧島は彼らとグルだったのだ。

 まさに絶体絶命のピンチ。そこへ只野と森脇が現れる。只野は襲いかかる敵どもを蹴散らし、最後に霧島へ渾身の一撃を叩き込む。こうして事件は無事、解決した。だが、責任を感じた一の瀬は後日、辞表を提出。会社を去る日、只野を見かけた一の瀬が声をかける。
「あなた、私の……最後の部下だったのね……がんばって」
そう言って去って行く彼女の後ろ姿を、無言のまま優しいまなざしで見送る只野であった……。



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2009年01月08日

特命係長 只野仁 シーズン4 第2話

 黒川会長(梅宮辰夫)の旧知の友人が経営する業界2位の大手・グローバル電器を誹謗中傷するサイト「グローバル電器の闇を暴く」が今、問題になっているという。どれも事実無根のデマばかりだが、このまま放置していては会社の信用に大きな傷がつく。そこで、黒川会長は只野(高橋克典)を呼び出し、このサイトの管理人「スコルピオン」の正体を探るよう命じる。

 只野はパートナーの森脇(永井大)と共に調査を開始。スコルピオンが書き込みをしているネットカフェを突き止め、それらしき人物に接近する。スコルピオンの正体は、昼間建設現場で働きながらネットカフェで生活しているフリーター・浅野(野久保直樹)だった。だが、そんな彼に接触する奈美(原史奈)という一人の女性の存在が浮かび上がる。調べてみるとなんと彼女はグローバル電器の社員だった。

 そこで只野はグローバル電器に潜入する。どうやら浅野は半年前、社内情報漏洩の責任を押しつけられ退社したらしい。黒川会長は犯人の正体が分かった以上、調査を終了するよう只野に命じる。だが、真由子(三浦理恵子)からの情報によると、グローバル電器は現在、社長派と専務派に分かれて激しい権力争いを繰り広げているという。もしかしたらそのことと浅野は何か関係が……。ところがその矢先、浅野がこつ然と姿を消してしまう。

 只野はあらためて奈美に事情を聞く。実は半年前、情報を漏らしたのは借金返済に困った奈美だった。彼女のことを想っていた浅野は奈美の代わりに罪を被ったが、その事実を専務派の山岸(西村清孝)という社員に知られ、社長派を攻撃するために利用されていたのだ。すべてを知りすぎた浅野を消そうとする山岸。と、そこへ只野が現れ、逃げる山岸に容赦ない一撃を叩き込む。
「惚れた女のためによくここまでやったな……好きだよ、そういうの」浅野にそう言葉をかけ去って行く只野。こうして事件は無事、解決したのであった……。


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特命係長 只野仁 シーズン4 第1話

 ある日、黒川会長(梅宮辰夫)に呼び出された只野(高橋克典)は、今、大人気の韓流スター、カン・ヨンジン(高橋克典・二役)の身辺調査を命じられる。実は「カン・ヨンジンの過去をばらされたくなかったら、一億円用意しろ」という脅迫状が送りつけられてきたのだ。彼の日本でのプロモーションを電王堂が手がける以上、どんな些細なスキャンダルでも見逃してはならない。さっそく只野は来日するヨンジンを迎えに成田空港へと向かう。

 ところがその夜、ヨンジンが突然どこかに消えてしまう。只野はパートナーの森脇(永井大)と共に彼の足どりを追う。どうやらヨンジンは繁華街へ向かい、花屋を訪れた後、怪しい事務所へと入っていったらしい。只野はどうにか彼を救出するが、彼が会おうとしていたのはなんとマフィアの大物、ミン(麿赤兒)だった。ヨンジンとミンはいったいどういう関係なのか……。

 そこで只野はヨンジンが訪れた花屋を訪ね、恵美(田中美里)という女性に話を聞く。今から10年前、二人は恋人同士だったが、ヨンジンは恵美が抱えていた借金300万円を返済したきり、彼女の前から黙って去っていったのだという。さらになんとヨンジンはその頃、ミンの指示で宝石の運び屋をやっていたらしい。そこで手にした大金を恵美に渡したことでミンの怒りを買い、今回の来日に合わせて狙われたのだ。

 10年前の決着をつけるべく、只野の静止を振り切って単身ミンの事務所に乗り込むヨンジン。案の定、電王堂に脅迫状を送ったのはミンだった。だが、驚くべきことに、そこには電王堂社員の脇田(岩本恭省)がいた。金に目がくらんだ脇田はミンと手を組み、ヨンジンを使って大金を巻き上げようとしていたのだ。恵美も捕らえられ、絶体絶命のピンチ……と思った瞬間、ヨンジンが立ち上がった。その正体は、あらかじめヨンジンと入れ替わっていた只野だった。「残念だったな、日本のドラマは必ず誰かが助けてくれるんだよ」。

 只野はミンたちを難なく蹴散らし、ヨンジンと恵美を救出。そして後日、ヨンジンは自身の過去のあやまちを記者会見で謝罪。こうして事件は無事、解決したのであった……。


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2009年01月07日

特命係長 只野仁 シーズン4 視聴率

第1話 2009年1月8日「人気韓流スター誘拐事件」11.9%

第2話 2009年1月15日「ネットカフェに住む男と女の愛の復讐劇」10.9%

第3話 2009年1月22日「アラフォー部長と年下のイケメン社員」 10.4%

第4話 2009年1月29日「女子大キャンパス・漢字殺人ミステリー」10.6%

第5話 2009年2月12日「解き明かされた5年前の真実」10.6%

第6話 2009年2月19日「ボウリング女王対決殺しのストライク!!」9.1%

第7話 2009年2月26日 「小さな訪問者」9.4%

最終話 2009年3月12日 「だまされた歌姫 殺意のメロディ」 9.7%


平均視聴率10.33%


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2008年12月25日

特命係長 只野仁 シーズン4突入スペシャル

特命係長 只野仁 シーズン4突入スペシャル
2009年1月3日(土)夜9時放送

 近々パリに進出する予定の有名ファッションブランド「ケン・モトムラ」。そのオーナーであり人気デザイナーでもある元村健(国広富之)が、何者かにボウガンで襲われる。幸い大事には至らなかったが、もし彼の身に何かあれば「ケン・モトムラ」ブランドのパテント(特許)管理をしている電王堂にも多大な損害が及ぶ。黒川会長(梅宮辰夫)は只野(高橋克典)を呼び出し、いったい誰が何の目的で元村を襲ったのか調べるよう特命を下す。

 20年前に勤めていた服飾メーカーから独立し「ケン・モトムラ」ブランドを立ち上げた元村は、それまで大して目立った活躍もなかったが、10年前に突然、斬新なデザインを発表して一躍業界の注目を集めた。しかし、その陰険な性格や強引なやり口から敵も多く、今回のパリ進出に関しても同業者からはかなり嫉妬の目で見られていたという。そこで只野は電王堂のパリ支社から派遣された通訳・シャルル青木に変装し、元村に接近する。

 彼は小百合(中澤裕子)を妻に持ちながら、アシスタントの篠原エミリ(穂花)とも深い関係を続けており、エミリの元彼・宇佐美(大沢樹生)から激しく恨まれていた。そんな折、再び元村が襲われる。現場に駆けつけた只野は襲撃した犯人を追いかけるが、惜しくも取り逃がしてしまう。

 一方、森脇(永井大)の調査により、元村と暴力団との黒い関係が浮かび上がってきた。彼はこれまで自分に不都合なスキャンダルが発覚しそうになると、彼らにもみ消しを依頼していたようだ。必殺の流し目でエミリを落とした只野は、元村が「真実を公表しろ。さもないと命はない」という脅迫メールを受け取っていたことを突き止める。

さらに森脇によれば、ちょうど「ケン・モトムラ」が注目され始めた10年前、元村のアシスタントをしていた水森裕子という女性が会社を追われ、自殺していたらしい。行きつけのゲイバーのママ、マヤ(はるな愛)からも「このデザインは絶対に男のデザインではない」と指摘され、只野は元村が死んだ裕子のデザインを盗用し、それを知った人物から強請られているのではないかと疑いを深める。

そんな折、エミリが何者かに殺されてしまう──!!
複雑に絡み合う難事件の真相に、はたして只野はたどり着くことができるのか──!?


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『特命係長・只野仁』(とくめいかかりちょう・ただのひとし)は、講談社『週刊現代』にて連載されていた柳沢きみおによるサラリーマンとアクションをテーマとした長編漫画。続編に『新特命係長・只野仁』・『特命係長・只野仁 ファイナル』・『特命係長・只野仁 ルーキー編』がある。

2003年から、テレビ朝日系列の金曜ナイトドラマ枠でテレビドラマ化。2009年には木曜ドラマ枠として放映されている。

原作概要
講談社『週刊現代』で2007年4月21日号まで連載。連載終了後も本誌の広告の企画コーナーでイラストがたびたび掲載されていた。2009年1月10日・1月17日新年特大号より『特命係長・只野仁 リターンズ ルーキー編』として連載が再開したが2009年6月27日で週刊現代での掲載は終了。以後はケータイ★まんが王国にて連載し、2010年月刊ヤングマガジン第2号より『特命係長・只野仁 ルーキー編』として雑誌での連載が再開した。ルーキー編の単行本はBbmfマガジン、グリーンアロー出版より発売されている(GAコミックス)。

『日刊ゲンダイ』の2007年7月2日号(6月30日発売)より、『特命係長・只野仁 ファイナル』を連載開始(6月30日以外は月〜金曜日発売分に連載)。

ケータイ★まんが王国にてケータイオリジナル作品として『特命係長・只野仁 ファイナル』を『日刊ゲンダイ』と同時連載している(Bbmf社運営)。

2010年には週刊ヤングマガジン創刊30周年企画として、『特命係長・只野仁 ルーキー編』が短期集中連載されている。

『ケータイ★まんが王国』、『日刊ゲンダイ』での連載分の単行本はBbmfマガジン、グリーンアロー出版より『特命係長・只野仁 ファイナル』1〜8巻を発売中(GAコミックス)。

『週刊現代』での連載分の単行本はぶんか社コミックから出版されている。作品中に、登場人物のセリフを借りて、作者である柳沢個人の「ものの考え方」が描かれることが多い。主に人間の欲や人生観が多く描写されている。


概要
庶民の痛快ヒーロー・只野がシーズン4に突入で大暴れ!?
高橋克典主演の痛快エンターテインメントドラマが、木曜のゴールデンタイムに進出。12月6日(土)に公開となった映画「特命係長 只野仁最後の劇場版」のヒットを経て、庶民のヒーロー・只野仁がお茶の間に帰ってくる。随所にちりばめられるテンポのよいギャグに、爽快なアクション、そしてコミカルなお色気シーンは健在。只野をはじめとする登場人物たちもますますパワーアップ。ときに上司にへつらい、ときに悪に対して憤り、ときに失敗して落ち込み、ハラハラさせながらも後味スッキリの物語を見せてくれる。


あらすじ
 大手広告代理店で窓際係長と会長直属の特命係長という2つの顔を使い分ける只野が、社内闘争問題を“一肌脱いで”解決していく人気シリーズ。 高橋演じる只野をはじめ、桜井淳子、永井大、蛯原友里、三浦理恵子、梅宮辰夫といった多彩なレギュラー陣も健在。


シリーズ履歴
2003年7月4日〜9月19日 連続ドラマ・1stシーズン放送(全11回)
テレビ朝日系深夜ドラマ枠・金曜ナイトドラマにて放送。平均視聴率12.0%、最高視聴率14.1%(2003年9月19日放送分、ビデオリサーチ関東地区調べ)を記録。当時の金曜ナイトドラマ枠の平均視聴率、最高視聴率を更新。

2004年12月22日 スペシャルドラマ第1弾『特命係長・只野仁 リターンズ』放送
視聴率は11.4%。1stシーズン最終回で只野が会長に「1年3カ月の有給休暇をください」と宣言し、森脇と共に全国混浴温泉めぐりの旅に出たことを受け、実際に1stシーズン終了から約1年3カ月後に放送された。

2005年1月14日〜3月18日 連続ドラマ・2ndシーズン放送(全10回)
1stシーズン同様金曜ナイトドラマ枠にて放送。平均視聴率14.1%、2月11日・18日の鈴木早智子ゲストの回で最高視聴率16.0%(ビデオリサーチ関東地区調べ)を記録。物語のクライマックスに当たる24時台では瞬間視聴率20%を超えた。このシリーズの最終回では只野が過労で倒れて入院。後を引くラストとなった。1stシーズンで記録した金曜ナイトドラマ枠の平均視聴率、最高視聴率を更新。

2005年8月7日(日曜日)22:00-23:54 スペシャル第2弾『狙われたセレブな女たち』放送
前番組は「東アジアサッカー選手権」の中継があった為、視聴率は19.3%、瞬間最高視聴率は22%台を記録し、8月1日から7日までのドラマの中では一番の視聴率。なお、高橋克典は番組宣伝のために、実際この日試合のあった大邱ワールドカップ競技場に足を運び、試合終了後現地でスペシャル第2弾の告知を行った。さらに、サッカーにちなんだCMも制作された(この映像はスペシャル第2弾が収録されたDVD「特命係長 只野仁 スペシャル」の特典映像に収録されている)。

2006年9月23日(土曜日)21:00-23:06 スペシャル第3弾『特命係長・只野仁 スペシャル '06 高級レストランとおふくろの味』放送
視聴率は16.1%。当日、テレビドラマ版『電車男』の特別番組、『電車男DELUXE 最後の聖戦』が裏番組で放送されていた。視聴率は僅差で只野が敗北。それでも安定した数字を獲得している。

2007年1月12日〜3月16日 連続ドラマ・3rdシーズン放送(全10回)
最終回(第31話)は金曜ナイトドラマ枠史上初の15分拡大(70分)になった。平均視聴率14.3%、最高視聴率は第31話の17.0%。2ndシーズンで記録した平均視聴率、最高視聴率を更新し、金曜ナイトドラマ枠の歴代1位(2007年3月19日現在)。

2008年2月2日(土曜日)21:00-23:06 スペシャル第4弾『特命係長・只野仁 スペシャル '08 大手銀行派遣女子行員が仕掛けた罠』放送。
視聴率は20.2%。連続ドラマ・スペシャルドラマ合わせて初の20%越えとなった。

2008年12月6日(土曜日)映画『特命係長 只野仁 最後の劇場版』(配給・松竹)公開。映倫によってPG-12指定を受けている。
2009年1月3日(土曜日)21:00-23:15 スペシャル第5弾『特命係長・只野仁 シーズン4突入スペシャル 有名デザイナーの誘惑…パリ進出の裏に潜む女の執念と復讐!』放送

視聴率は9.3%。当日は映画『HERO』や『史上空前!! 笑いの祭典 ザ・ドリームマッチ 』といった人気番組が放送されていた。連続ドラマ・スペシャルドラマ合わせて初の一桁台となってしまった。
テレビドラマでも、このスペシャルからオープニングと電王堂の社内のセットが一新された。

2009年1月8日 - 3月12日 連続ドラマ・4thシーズン放送(全8回)
「木曜ドラマ」枠に進出し、2年ぶりに連続ドラマとして放送される。平均視聴率は10.3%、最高視聴率は第32話の11.9%。視聴率は10%前後で、37話で連続ドラマとしては初の一桁台に落ちこみ、最終回も9.7%と深夜時代よりも苦戦を強いられた。なお、遅れネット局の福井放送では第32話のみ、所定(本来ならば2日遅れの土曜日21:00-21:54に放送)より1時間遅れの22:00-22:54に放送された。さらに「だめんず・うぉ〜か〜」以来のエンドカードも復活している。

改変箇所
原作では只野は一匹狼として活躍するが、ドラマ版では“もうひとりの特命社員”・森脇(ドラマオリジナルキャラ)とコンビを組んでいる設定になっている(ドラマの設定を受け、ドラマ開始後に森脇も原作漫画に登場するようになった。ただし、キャラ設定が若干異なっている。ドラマ版では電王堂のメールボーイだが、原作漫画は只野の後輩でフリーター。なお、原作漫画で登場する頻度は少ない)。

また只野の名前の読みに関して、ドラマでは電王堂のネームプレート=社員証にローマ字で“TADANO JIN”と記載されているものの、「ただのじん」と名乗る機会はきわめて少ない(1stシーズン第2話など)。

ドラマで只野の使う格闘技は空手というより、ブルース・リーのアクション(=ジークンドー、ジュンファン・グンフー)をイメージしたものであり、上半身裸で「怪鳥音」を発して戦うことが多い。

この他、原作では黒川会長の孫である坪内紀子がドラマでは娘になっていたり、新水が勤務するTV局の名前が変わっていたり、原作での野村課長の部下の今岡が久保順平に役名が変わっていたり、ドラマのみに登場するオリジナルキャラ・足立和美が登場するなどの細かいオリジナル要素が付加されている。また黒川会長の頭はスキンヘッドではなく髪を生やしている。

一方、原作では佐川和男のキャラクターがドラマ以上に深く描かれており、熟年離婚や自律神経失調症などのトラブルを抱えている。なお、原作漫画とは異なり、入社のきっかけは不明。

原作での特命はほとんどが電王堂の社員に関するものだが、ドラマでは名の通った著名人に関する特命が多い。


キャスト
只野 仁:高橋克典
大手広告代理店・電王堂総務二課 窓際係長

坪内 紀子:櫻井淳子
電王堂秘書課

森脇 幸一:永井大
電王堂メールボーイ

山吹 一恵:蛯原友里
電王堂総務二課

佐川 和男:田山涼成
電王堂総務二課長

野村 俊夫:近江谷太朗
電王堂営業課長

久保 順平:斉藤優(パラシュート部隊)
電王堂営業課

瀬尾 広子:椎名法子
ジャパンテレビアナウンサー

足立 和美:紺野佑美子
電王堂秘書課

マヤ:はるな愛

新水 真由子:三浦理恵子
ジャパンテレビアナウンサー

黒川 重蔵:梅宮辰夫
電王堂会長


スタッフ
原作:柳沢みきお
脚本:尾崎将也 高山直也 旺季志ずか 三上幸四郎 ほか
演出:塚本連平 秋山純 ほか
チーフプロデューサー:黒田徹也
プロデューサー:楢井勝弘 東城祐司 清水真由美 ほか


各話あらすじ
シーズン4突入スペシャル 2009年1月3日

第1話 2009年1月8日「人気韓流スター誘拐事件」

第2話 2009年1月15日「ネットカフェに住む男と女の愛の復讐劇」

第3話 2009年1月22日「40代女の危険な情事これは私の賭けなの」

第4話 2009年1月29日「女子大キャンパス・漢字殺人ミステリー」

第5話 2009年2月12日「目の見えないOLが暴いた殺人トリック」

第6話 2009年2月19日「ボウリング女王対決殺しのストライク!!」

第7話 2009年2月26日「あなたの子よ…結納前夜に届いた脅迫状」

最終話 2009年3月12日「最終回…ずっとあなたを好きでした」


各話視聴率

特命係長・只野仁ファイナル 第一・二夜



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