LOVE.7「母になるバツ1子持ち男に恋!」8月13日(木)よる11:59〜
婚活を再開した花田米子は弥生に誘われ、ボルダリングジムに来ていた。「落ちる!落ちる!」「大丈夫ですか?」米子はホールドを掴めずに落ちそうになり、奥井啓介(川口覚)に助けてもらう。米子は啓介をウットリと見つめ、この出会いを運命と感じる。後日、ジムで再会した米子と啓介は改めて自己紹介。米子は知らずに参加したが、このボルダリングは婚活サークルだった。「誰?このオバサン」楽しく会話する2人の前に現れた翔(鈴木福)という9歳の少年は啓介の息子だった。「付き合っていただけませんか?こんなバツイチで子持ちの僕でよければ…」「子持ち…。お母さん!?」米子は戸惑いつつも啓介と交際する事に。
一軒家で父親の垣内陽一と息子の健太が殺害される事件が発生する。父親は頸動脈切断による失血死、子供は頸部圧迫による窒息死。再婚相手の垣内友理恵(河井青葉)は行方がわからなく、犯行推定時刻に家から飛び出す姿も目撃されていた。そして、現場に残された刃物から垣内と友理恵の指紋が検出される。解剖の結果、健太は日常的に虐待を受けていた可能性が高く、宮谷は友理恵が父子を殺害して逃げたと睨んで行方を追う。米子は友理恵の写真を見せながら近隣住民に聞き込みをしている時に啓介と偶然会う。「これはきっと、そういう運命なんですよ」米子は啓介の言葉にドキッとする。
この後、米子は啓介に誘われて家に遊びに行く。システムエンジニアの啓介は帰りが遅く、家事はほとんど翔がやっているという。米子は作文を書いている翔に積極的に話しかける。無視し続ける翔だったが、電話がかかってきた啓介がその場を離れると、不意に書く手を止めて「啓介と付き合っているの?」と質問してくる。米子が「え?あ…うん」と答えると、翔は「キスは?」「バツイチ?」と次々と聞いてくる。啓介は今から会社に行かないといけなくなり、米子もこの日は帰る事にする。
「これは運命なの。だから自分の力で、子持ちの壁は…乗り越える。絶対、結婚してやる!」今後は夕飯を作りに来て、翔の面倒も見て、子育てをサポートしようと決める米子だった。翌日、米子は材料を買って翔が1人で留守番する啓介の家に行く。あまり料理が得意ではない米子は一生懸命に料理を作るが失敗し、結局、翔が作った料理を食べる事になる。料理は米子より翔の方が上手だった。翔と仲良くなれると思っていた米子だったが…。翔は無愛想で、なかなか素直にならず、簡単にはいかなかった。
米子と躑躅は友理恵の実家を張り込みする。この時、米子は彼の息子と仲良くなれない事をポロっと躑躅に打ち明ける。「あなたが興味を抱いているのは父親だけ。子供には興味がない。それを子供は察知している。だからその子もあなたに興味を持てない」米子は躑躅の指摘に言葉を失う。翌日も啓介の自宅に行く米子。米子を親身になって翔を世話するが、なかなか仲良くなる事ができない。米子は風呂上がりの翔を拭いてあげる時に背中に古い傷跡がある事に気付く。
一緒に啓介の帰りを待ちながら話をする米子と翔。「おばちゃん、啓介と結婚したいの?結婚していきなり子供がいたら邪魔じゃない?」「邪魔なわけないでしょ!? 翔くんのお母さんになってもいい?」その時、米子の携帯に躑躅から電話がかかってくる。啓介の家の前まで迎えに来た躑躅は米子を車に乗せて友理恵が昔住んでいたアパートに向かう。9年前、友理恵はそこである事件に巻き込まれていた。友理恵は乳児誘拐事件の被害者だった。今もその子供は行方不明だという。乳児が誘拐された日が近いため、友理恵が現れるかもしれないと考えた躑躅。だが、その日、友理恵は現れなかった。
翌日も啓介の家で翔の面倒を見る米子。米子が翔に添い寝していると、翔は寝返りを打って米子に抱きついて「ママ」と寝言を言う。米子は帰宅した啓介に翔が「ママ」と寝言を言っていた事を話す。翔は平気な顔をしているが、本当は寂しい思いをしているのだ。「この子は家族の幸せみたいなものを味わった事がないんです。僕は親として失格だ…」啓介は仕事ばかりで翔に寂しい思いをさせている事を反省する。「明後日、翔くんの誕生日ですよね?私、手伝いますから一緒にお祝いしませんか?」「ありがとう。思い出に残る誕生日にしましょう」米子は啓介、翔と本当の家族になろうとしていた。
そして、翔の10歳の誕生日当日…。米子は啓介とサプライズ誕生日会の準備を取り掛かる。サッカーの試合から翔が戻るのは午後5時だった。「サプライズ、喜んでくれますかね?」「あいつのことだから、嬉しくても顔には出さないかもしれない」「そんなことありませんよ。絶対喜びますって」「そうですよね」2人は良い雰囲気で誕生日会の準備を進めていた。そして、米子が一生懸命に作っていた誕生日ケーキが完成に近づいた時、啓介の携帯に着信がある。啓介は申し訳なさそうに会社に行かなければならないと米子に告げる。
啓介が部屋を出て行った直後、米子の携帯にも着信がある。米子は躑躅に呼び出されてとあるアパート前にやってくる。このアパートの102号室の前に立っていたのは啓介だった…。米子は訳がわからずに頭が混乱する。躑躅は啓介と米子の関係、翔という子供の存在、全てを知っていた。この後、啓介がドアをノックすると、部屋の中から友理恵が出てくる。「えっえええええええーっ。何なのいったい?」米子は10分だけ時間が欲しいと躑躅に頼んで102号室へ乗り込んでいくが…。
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