2010年10月07日

京都地検の女 第5シリーズ 第8話

所轄署の池内刑事(益岡徹)は、若い女性を20日間にわたって自宅に監禁していた男・門脇(川上祐)を逮捕した。門脇は、これまでにも若い女性をたぶらかし金を巻き上げたりしているチンピラで、その手口を、兄貴分で元ホストの宮迫(いわすとおる)から学んでいたらしい。

 そのころ、あや(名取裕子)の娘・りん(脇沢佳奈)は、成増刑事(寺島進)の娘で大学の友人でもある友子(藤岡涼音)から、大学の仲間で二泊三日の温泉旅行をしないかと誘われる。だが、一泊ならともかく二泊となるとあやが許してくれそうにない。りんは、泣く泣くこの誘いを断ってしまう。

 友子によると、早くに母を亡くした彼女は子供のころから祖父母に育てられ、仕事でほとんど家に寄り付かない父親と本当の親子らしい交流は数えるほどしかなかったという。そして、大学に進んだ今は、さらにお互いが無関心になっていて、友子がたとえ無断外泊しても父親は何も言わないというのだ。

 数日後、門脇の件で宮迫に会った成増は、宮迫から、「お嬢さんは元気ですか?」といわれてギョッとする。かつて成増は事件絡みで宮迫と関わりがあり、そのころまだ中学生だった友子を宮迫は見知っていたのだ。宮迫に、友子を今にも誘惑するぞといわんばかりの言葉を浴びせられて成増は動揺を隠せない。

 翌日、あやは成増から、友子が昨夜家に帰ってこなかったと聞かされる。さらにその後あやは、成増が取調べ中の門脇を殴って休職処分を下されたと知るが…。


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京都地検の女 第5シリーズ 第7話

家族が海外旅行中でしょんぼりしている高原副部長(蟹江敬三)を見兼ねたあや(名取裕子)は、成増(寺島進)、池内(益岡徹)両刑事も誘って、近所の居酒屋で飲み会を開く。

 あいにくの俄か雨の中、高原は早々に家に帰ると言い出す。ところが、傘立てに挿しておいた高原の傘がなくなっていて、代わりに派手な模様の傘が残っていたのだ。高原は仕方なくそれを差して表に出て行った。

 その直後、高原は何者かに後ろからナイフで刺され、その場に倒れこんでしまい、すぐさま
病院に運ばれた。

 翌朝、あやと成増は入院中の高原のもとに出向く。幸い腹部の傷はたいしたことはなく、高原の意識はしっかりしていた。その高原によると、彼を刺したのはパーカーを着てフードを深くかぶった人物だったという。高原が過去に手がけた事件の関係者が逆恨みをして刺したのか? だが、高原は心当たりはまったくないという。

 その日、あやは近所の主婦との雑談がヒントになり、高原は人違いで刺されたのではないかと閃く。派手な柄の傘が目印になったのではないかと推察したのだ。あやは、傘の持ち主を洗うよう成増に依頼する。

 数日後、あやは高原が退院したことを知り自宅を訪ねる。ところが、そこには高原の幼なじみだという女性・北見加代子(秋野暢子)がいて、高原と親しげに会話を交わしていたのだった。


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京都地検の女 第5シリーズ 第6話

成増刑事(寺島進)は帰宅途中、自宅近くの京刃物職人・松木繁(黒部進)の家を所轄署の池内刑事(益岡徹)が覆面車で張り込んでいるのを目に留める。池内の話では、松木の息子の潤一(浜田学)が傷害事件を起こして逃走中のため、松木の家を張っているという。潤一は金の貸し借りのもつれで、知人の斉田(伊庭剛)を殴ってあごの骨を砕き、意識不明の重傷を負わせていたというのだ。潤一は元ボクサーで、現在は宝飾品のセールスマンをしているらしい。

 松木の家に人影が近づいてくるのを認めた二人は、車から飛び出し逃げようとした男を確保する。男は潤一で、なぜか500万円の入ったバッグを持っていたのだった。

 数日後、潤一があや(名取裕子)のもとに送致されてくる。それまでの池内の調べで、潤一は十数年前に父親と大ゲンカした挙句家を飛び出し、以来一度も家に帰っていなかったことが判明していた。そして、潤一は十日ほど前に父親から500万円を借金し、それを返しに家に戻って来たと主張していた。何かの理由で家に電話を掛けて金を振り込んでもらったらしい。

 あやは、なぜ十数年間も家を空けておきながら、潤一は500万円もの大金を借りようと父親に連絡を取ったのか、また数日で500万円を工面できる男がなぜたった10万円で金銭トラブルになったのかを疑問を持つ。だが、潤一はそのことには一切触れようとはせず、斉田に対する傷害だけは素直に認めたのだった。

 納得できないあやは、潤一の両親を訪ねる。母親の尚子(高林由紀子)の案内で作業場へ行くと、そこでは父親の繁が黙々と鉄を打っていて・・・。


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京都地検の女 第5シリーズ 第5話

いつもはあや(名取裕子)に「わき道にそれず迅速に案件を処理するように!」とうるさく言ってくる太田事務官(渡辺いっけい)の様子がどうもおかしい。何を言われても上の空で、まるで仕事に身が入っていないのだ。あやは不審に思うが、あえて聞き出そうとはしなかった。

 その夜あやが自宅で、夕食にありつこうと訪ねてきた成増刑事(寺島進)といつもの丁々発止をしているとき、太田が相談したいことがあると一人の女性を連れて現れる。

 太田によると、その女性・曽根素子(北原佐和子)は前夜、唇から血を流して路上に倒れていたという。太田が駆けつけたとき、一台の乗用車が走り去ったことから、太田が事情を聞いたところ、どうやら素子はレイプされて車から放り出されたらしいのだ。

 事情を知った太田は、素子を一晩自宅に泊めたのだが、どうしていいかわからずあやのもとに連れて来たらしい。だが、成増やあやが事情を聞きだそうとしても、素子は詳しい話をしようとはしない。

 翌日、成増は素子からようやく聞きだした住所をもとに父親でホテルチェーンのオーナー・曽根英一(森下哲夫)のもとを訪ねる。だが、曽根は素子がレイプされたかもしれないと聞かされても動じる様子はなく、親の批判ばかりしている娘がどうなろうと知ったことではないと冷たい態度に終始する。しかし最後に「あいつならやりかねない」と、老舗旅館の一人息子・純平(久保山知洋)の名を挙げる。

 一方あやは、太田が素子に惚れしてしまったらしいと察したのだが…。


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京都地検の女 第5シリーズ 第4話

池内刑事(益岡徹)の住むマンションで殺人事件が発生した。池内と同じ階に住む主婦・下田好恵(鈴木法子)が首を絞められて殺され財布を盗まれていたのだ。キッチンには使い古されたレンジのフィルターが転がっていた。数か月前にもフィルターの交換を装った強盗事件があったことから、調べに当たった池内や成増刑事(寺島進)は、同一犯の仕業を疑う。

 たまたまこの日、岡山で独り暮らしの池内の父・吾一(北村総一朗)が池内のマンションを訪ねており、犯人とすれ違ったことがわかる。とっさのことで、犯人の顔はわからないものの、穿いていたスニーカーの紐が立て結びになっていたと証言する。そして、ケンカで連行されてきた宮崎(萬雅之)という男の足元を見た吾一は、この男に間違いないと断言、宮崎は逮捕され犯行を自白する。「息子の役に立った」と大喜びの吾一。

 数日後、宮崎があや(名取裕子)のもとに送致されてくる。だが、宮崎は犯行を否認、さらに、宮崎が交換したとされるフィルターは特殊なもので、宮崎がそれを入手したという事実は確認されない。確かに宮崎はあやの調べに、何かを隠しているような態度に終始していた。だが、だからといって強盗殺人を犯しているようには見えない。あやは、宮崎の犯行に疑問を持つ。

 一方、これを知った池内は、父親が鏡の前で女物のワンピースを着て酒を飲んでいたことがあることをあやに告げ、父親は認知症が始まったのではないかと疑うが…。


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京都地検の女 第5シリーズ 第3話

京都地検の鶴丸あや検事(名取裕子)は、仲のよい主婦と、いつものように近所の商店街で井戸端会議を開いていた。そんな中、万引き犯を発見、皆で協力して男を取り押さえる。被害に遭った商店主によると、男は万引きの常習犯だという。

 やがて、その男・瀬名昭彦(曾我廼家文童)があやのもとに送致されてくる。調べによると、瀬名は数か月前に妻・美江子(服部妙子)を病で亡くし、その寂しさを紛らわせるために、よく妻と通った商店街で万引きを働いていたという。あやは、本人が深く反省していることを考慮し、起訴は見送ることにした。

 数日後、神社の境内で証券会社に勤める小野原義雄(石田登星)の遺体が発見される。被害者は石段の下に倒れていて、石段の上には人の争ったような跡があった。捜査にあたった成増刑事(寺島進)は、現場に万年筆が落ちているのを発見する。

 一方、瀬名のことが気にかかるあやは、その後の様子を知るために彼の家を訪ねる。ところが、そんなあやに瀬名は、妻には生前男がいたと言い出した。その証拠だと、瀬名は一枚のレシートをあやに見せる。そのレシートは文具店で万年筆を買ったもので…!?


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京都地検の女 第5シリーズ 第2話

京都地検の鶴丸あや検事(名取裕子)のもとに強盗殺人の被疑者・大久保(戸辺俊介)が送致されてくる。夜の路上で主婦の野村留美(園英子)を包丁で刺殺し、財布を奪おうとしたところを通行人に見られて逮捕されたものだった。

 大久保は有機野菜の栽培で生計を立てていて、逮捕されたときに彼が野菜を卸しているレストランの手書きのコーヒー無料券を持っていた。大久保は犯行を自供するが、事件を起こす前は自宅で夕食を摂っていたという彼の供述に疑問を持つ。警察で家宅捜査した折の写真では、食卓に食事が用意されていて、刺身の食べかけが残っていた。果たして、食事の途中に強盗など思いつくものだろうか?

 あやは、京都府警で成増(寺島進)、池内(益岡徹)両刑事に会い、疑問をぶつける。だが成増は、食卓の写っている写真に醤油差しがないことに着目、切れた醤油を買いに出て、とっさに犯行に及んだのではないかと反論する。

 納得できないあやは、事務官の太田(渡辺いっけい)が嫌な顔をするのも取り合わず、事務官見習いの本木(森翼)を連れて、一人住まいだった大久保の家に出かけていく。そして、大久保の家の冷蔵庫の中に醤油が入っているのを見つける。いい醤油ほど常温で置いておくと味が変わる。大久保はそれを知っていて、冷蔵庫に入れたに違いない。あやの“主婦の勘”はこの事件の裏に何かがあると告げていた。

 そこであやは、大久保が持っていたコーヒー無料券の配布元であるレストランを訪ねる。そこにはオーナーシェフの美山紀香(伊藤かずえ)がいて…。


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京都地検の女 第5シリーズ 第1話

島根に転出した鶴丸あや検事(名取裕子)が戻ってくるというウワサに、京都地検・事務官の太田勇一(渡辺いっけい)は戦々恐々、あやの元上司の高原副部長(蟹江敬三)に確かめに行く。だが、ウワサは嘘でありますようにとの願いも空しくあやの復帰は本当だと聞かされ、太田はがっくりと肩を落とす。

 1年半ぶりに京都地検に戻ったあやを、太田は再び事務官として補佐することになるが、あやはテキパキと仕事をこなし、定時には帰るという以前とはまるで正反対の働きぶりで、太田はどういう心境の変化かと首をひねるばかり。さらに、あやは座禅に凝っていて、これまた太田を驚かせる。いったい島根であやになにがあったのか?

 数日後、城山健一(辻村綾二)という殺人事件の容疑者が、あやのもとに送致されてくる。城山は実母を殺して逃走するところを、向かいのマンションの住人・木村芳子(楠見薫)に目撃され逮捕されたものだった。だが、城山はあやの前で犯行を否認する。

 そんな中、京都府警捜査一課の警部補が事件のことであやに会いたいと連絡してくる。その警部補・成増清剛(寺島進)に会ったあやは、驚きの声を上げる。成増は、座禅が組める場所として太田から紹介された寺の住職だったのだ。成増は実家が寺で僧侶の資格を持っているという。

 成増は、今回の殺人事件に関して、「城山はシロだ」と断言し、あやをイラつかせる。そんな中、商店街を歩いているあやの後をつけている男(草野康太)を主婦仲間が発見して…!?


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京都地検の女 第4シリーズ 第8話(最終話)

---------- 鶴丸あや、検事辞職!?
---------- 北村刑事、殉職!?
---------- 京都地検、最大の危機!!

あや(名取裕子)のもとに、傷害事件の容疑者・末松(でんでん)が送致されてくる。太田事務官(渡辺いっけい)の説明では、金を奪う目的で下着メーカーの会長・藤原(織本順吉)を包丁で襲い傷を負わせたというのだ。

あやは被疑者の顔を見て驚きの声を漏らす。数日前、ひょんなことから旅先の港町で知り合った元漁師だったのだ。そのとき末松は、8年前に家出した娘と連絡が取れたので、近々京都まで会いに行くとあやに嬉しそうに語っていた。そんな末松が、なぜ傷害事件など起こしたのか?

末松は、あやの取り調べに対し藤原を襲ったことを認めた。だが、犯行の動機や凶器の入手経路もあいまいで、到底納得できるものではなかった。

そのころ市内で、拳銃を持った元暴力団員の立て篭もり事件が発生し、北村刑事(船越英一郎)が拳銃で撃たれて病院に運ばれる。

翌日、末松は犯行時、市内のビジネスホテルに宿泊していたことがわかり、残された荷物の中から百数十万円の預金通帳と、娘の住所を記したメモが発見される。

あやはさっそくメモに書かれた住所に向かい、末松の娘・由香(前田愛)と顔を合わせる。由香は、末松の起こした事件のことは今まで知らなかったと言い、父は自分のところに訪ねては来なかったと言い切った。だが、ゴミ捨て場に末松が持参したと思われる土産が捨ててあるのをあやは見逃さなかった。それでも由香は、末松が来たことをかたくなに否定するのだった。

全てに納得がいかないあやは、末松の住んでいた港町を再訪し、聞き込みを始める。由香の同級生は、由香が高校2年生の運動会直後から急に笑わなくなったと証言し、家出する前に「女としての値打ちがないんだ」と語ったと言うが…。

やがて、ある情報により、末松は犯行前、野村和彦(勝野洋輔)が勤めるという旅館を訪ね、野村を呼び出すなり「貴様は人間の屑だ!」と叫び掴み掛かったという。その翌日から野村は姿を消しており…。


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京都地検の女 第4シリーズ 第7話

京都府警の北村刑事(船越英一郎)は、インターネットを通して薬物の不法販売を行っていた久保田(有薗芳記)の逮捕に向かうが、やはり久保田に目をつけていた所轄署の池内刑事(益岡徹)に一足先に彼を逮捕されてしまい北村を口惜しがらせる。

やがて、あや(名取裕子)のもとに久保田が送致されてくる。久保田は罪状は認めたものの、薬物の顧客リストについては口を閉ざしたままであやをてこずらせる。

その日、太田(渡辺いっけい)や可久子(三津谷葉子)とともに昼食に出かけたあやは、親子丼を三人前いとも簡単に平らげてしまった女(烏丸せつこ)を目にし仰天する。

食事も終わったころ、あやの携帯電話に新人検事の白井(長谷川朝晴)から、砒素中毒の患者が病院に運ばれたという連絡が入る。その患者・福本(唐十郎)が運ばれた病院に駆けつけたあやは、先ほど大食いしていた女が、福本の妻・玉枝だということを知る。

福本は、あやの事情聴取に対し、砒素など呑んだ覚えも呑まされた覚えもないと、頑強に砒素とのかかわりを否定したのだった。

やがて、久保田が以前玉枝に砒素を売ったことがあると供述、隣に住む女の子が福本が玉枝に暴力を振るっていた所を目撃しており、玉枝が夫を殺そうとしたのではないかという疑惑が浮上してくるが…。


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京都地検の女 第4シリーズ 第6話

京都府警の北村刑事(船越英一郎)のもとに、杉沢美代子(浅利香津代)という女が、昨日、長岡京市で空き巣を働いたと自首してくる。美代子は空き巣の常習犯で、北村とは顔見知りだった。

そんな中、マンションで女性の他殺体が発見される。頭部から血を流して死んでいたのは、このマンションの住人・福本茜(大音奈々)で、死亡推定時刻は前日の午後3時から6時の間、死体の傍らには凶器と思われる血のついた壷が落ちていた。さらに、茜の部屋からは大量の麻薬が発見されたのだった。

数日後、あや(名取裕子)のもとに、美代子が送致されてくる。美代子の供述調書によると、長岡京市の奥寺(新克利)という男の家に空き巣に入り、現金五万円と通帳、印鑑を盗み出したということだった。その際、買い物から戻った奥寺と鉢合わせし、その場は何とかごまかしたものの、夜になって被害に気づいた奥寺から警察に被害届が出されたというのが事の顛末だった。

美代子は、窃盗罪で前にもあやの取調べを受けたことがあり、今年の春まで女子刑務所に収監されていた身だった。美代子の弁によれば、これから冬に向かって寒さも身にしみるし、世間の目も冷たいので、刑務所に戻りたくて自首してきたというのだ。

だが、美代子は出所後に勤めた会社でも評判がよく、疎外されていたような事実はなかった。さらに、美代子のこれまでの犯行は土地勘のある場所に限られていて、今回のように遠くまで足を延ばすことはかつてなかったのだ。あやは、こうした事実から美代子は何かを隠しているのではないかと推察する。

やがて、美代子と茜は以前、同じ刑務所に服役していて顔見知りだったことが判明する。さらに美代子は、空き巣被害者の奥寺とも以前から面識があった可能性が浮上し…。


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京都地検の女 第4シリーズ 第5話

あや(名取裕子)のもとに、万引き容疑の男が送られてくる。あやには、その男の顔に見覚えがあった。以前、同様の容疑で取り調べた香西(有福正志) だった。そのときは、必死で更正を誓った香西だったのだが、再び同じ容疑で送られてきたことに、あやは怒りと同時に悲しみを覚える。

あやは、証拠もそろっていることでもあり、香西を起訴することに決める。あやのいつにない迅速なこの決定は、太田事務官(渡辺いっけい)を大いに喜ばせ、上司である高原副部長(蟹江敬三)に嬉々として報告するのであった。

しかしそのとき、香西の勤め先の電気店経営者・谷口(小野寺昭)があやを訪ねてくる。谷口は、香西の日頃の性格や過去の家庭環境などをあやに話し、何とか香西を許してやってほしいと懇願する。

谷口が何度もあやに頭を下げて帰っていった直後、二人のやり取りを目に留めた池内刑事(益岡徹)が声をかけてくる。池内によると、谷口の店は池内の勤務する所轄署の管内にあり、彼は前科のある人間を積極的に雇い入れ親身になって面倒を見る、今時奇特な人間だと署内でも有名だという。谷口は、何度裏切られても保護司から頼まれた前科のある人間を雇い続け、そのために店の経営が悪化、妻にも離婚されてしまったというのだ。

あやからこの話を聞いた北村刑事(船越英一郎)は、谷口を単なる偽善者と決め付ける。だが、あやは谷口の生き方に疑問を持って、彼のことを調べ始めたのだった。そんな中、あやが香西と面会した際、香西は親身になって世話をしてくれる谷口について意外な一言をあやに漏らす…。


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京都地検の女 第4シリーズ 第4話

太田(渡辺いっけい)や可久子(三津谷葉子)を誘って飲みに出かけたあや(名取裕子)は、その帰途、男の悲鳴を聞きつける。声の方へ向かおうとしたとき、あやは男が近くの路地から飛び出して走り去るのを目撃する。その路地には、包丁で腹を刺された男が倒れており、近くに十歳前後の男の子(森永悠希)が佇んでいたのだ。恐怖に震える男の子を抱きしめたあやは、走り去った男の顔を見たかと尋ねるが、男の子は首を横に振るばかりであった。

野次馬が取り巻く中、あやの連絡で、池内刑事(益岡徹)が現場に駆けつけてくる。あやは、池内に男の子を引き合わせようとするがどこにも居ない。どうやら騒ぎにまぎれて姿を消してしまったらしい。

刺された男は搬送先の病院で死亡、所持品から坂本(石倉英彦)という不動産屋だと判明する。坂本は、副業で金貸しをしており、金銭トラブルの可能性も浮上する。

翌日あやは、現場で男の子を抱きしめたとき、赤ん坊のミルクの匂いがしていたのを思い出す。そこで、あやは白井検事(長谷川朝晴)に、事件を目撃した男の子を見つけ出すため、現場近くの小学校を当たって、最近弟か妹が生まれた生徒はいないかを聞き出すよう指示する。

その日、バイクで人身事故を起こした男・山田(満田伸明)を逮捕、連行してきた京都府警の北村刑事(船越英一郎)は、訪ねてきた池内から、坂本殺害事件の捜査協力を頼まれる。その時、山田に会いたいと息子の順が府警を訪ねてくる。順の格好を見た池内は、あやから聞かされていた前夜消えた男の子そっくりなのに気づき、そのことをあやに報告する。早速あやは順の家を訪ねるが、順は「昨夜は何も見ていない」と言い張るばかりであった。 

そんな中、順と2人暮らしをしていた祖母の房江(松村康世)が脳梗塞で入院することになる。頼れる知り合いのいない順は施設に送られることになるが、それを不憫に思ったあやは、順をしばらく自分の家で預かることにする。

やがて、山田の別れた妻で順の母親の美奈(矢部美穂)が近々再婚するらしいとあやは知るが…。


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京都地検の女 第4シリーズ 第3話

夜道を歩いていた京都府警の北村刑事(船越英一郎)は、ある一軒の家から若い男が飛び出してくるのを目撃する。不審に思って中に入ってみると、中年の男が頭から血を流して倒れていたのだ。慌てて外に飛び出した北村は、逃げた若い男を追いかけ取り押さえる。殺されていたのはこの家の主で公営墓地の職員・横山(藤沢徹衛)、逃げた若者は下地(中村俊太)という介護士だった。

やがて北村からの連絡で、鶴丸あや検事(名取裕子)と新任の白井検事(長谷川朝晴)が現場に駆けつけてくる。ところが、横山の遺体を見た白井は、胸を押さえてトイレに駆け込んでしまう。

その夜、北村と所轄署の池内刑事(益岡徹)によって下地の取調べが行われた。最初は黙秘を貫いていた下地も、やがて自分が殺したと犯行を自白する。動機は、居酒屋で飲んでいたとき、やはり客で来ていた横山に些細なことで咎められたことに腹を立て、自宅まであとをつけた挙句、殺してしまったというのだ。この日を境に、あやは気にも留めなかったが、白井が妙におとなしくなってしまう。どうやらあやに醜態を見られたことを気に病んでいるらしい。

そんな中、下地があやのもとに送致されてくる。下地はあやを前にしても、素直に犯行を認める。だが、あやは介護士という下地の職業に注目する。弱者を救済しようと日頃から心がけているものが、果たして簡単に人を殺せるものだろうか?

そのころ、所轄署に立花フク(加藤治子)という老女が現れ、横山を殺したのは自分だと申し立てて、池内をてこずらせていた。しかし、小さな美容室を一人でやっており夫も子供もいないというフクが、公営墓地職員の横山を殺す動機が見当たらない。あやは、フクの美容室を訪ね被害者との関係を問いただすが、追い返されてしまい…。


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京都地検の女 第4シリーズ 第2話

夜の公園で中年男性の死体が発見された。死んでいたのは汚職が囁かれている大手ゼネコンの専務・千葉(中丸新将)だった。現場から逃げ去った男がいるとの目撃情報から、北村刑事(船越英一郎)の手で、木村(新納敏正)という前科一犯の男が逮捕された。木村の自供によれば、すれ違いざまに肩が触れたことから口論になり、突き飛ばしたところ打ち所が悪く相手が死んでしまった、千葉とは一面識もないということだった。

あや(名取裕子)のもとに送られてきた木村は、偶然によるものだとしおらしい態度をとる。だが、あやは現場写真から被害者の服装に注目する。ブランド品で身を包んでいたにもかかわらず、千葉は擦り切れた足袋型のソックス(足袋ックス)を履いていたのだ。

千葉の当日の行動を調べたあやは、午後の3時から殺された時刻まで、4時間ほどの空白があることを知る。さらに、その夜は料亭で本来なら出席するはずだった会合があったことを突き止める。靴を脱ぐことがわかっていながら、なぜ千葉は擦り切れた“足袋ックス”を履いていたのか、疑問を感じるあや。

千葉の妻・奈緒子(酒井和歌子)のもとを訪れたあやは、事件当日、千葉はブランド物の靴下を履いて家を出たとの証言を得る。自宅でマナー教室を開きその講師を務めている奈緒子は、あやの質問にそつなく答えるが、あやはその物言いに何か不自然なものを感じたのだった。

そんな中、所轄署の池内刑事(益岡徹)が、事件の数日前に、木村と奈緒子が立ち話をしているのを見たとの情報を寄せる。さらに、千葉には竹井美鈴(遠野凪子)という愛人がいたことも判明するが…。


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京都地検の女 第4シリーズ 第1話

鶴丸あや(名取裕子)のもとに上司の高原副部長(蟹江敬三)が新任検事・白井清志(長谷川朝晴)を連れて来る。白井はあやのもとで三カ月の研修を行うことになったのだが、大企業の御曹司とかで小生意気な口を利くため、あやは初対面から、むかっ腹を立ててしまう。一方、太田事務官(渡辺いっけい)のもとにも、柿口可久子(三津谷葉子)という青森県出身の純朴な事務官見習いが配属されるが、太田はその垢抜けない容姿に絶句してしまう。

そんな中、離婚した元妻に暴力を振るった男・小暮(湯江健幸)が送致されてくる。小暮は、二年前に別れた元妻の福永伸子(山田まりや)を近くの公園に呼び出して殴りつけ、重傷を負わせたもので、警察での取調べでは、その事実を認めていた。ところが小暮はあやの前では、刑事が執拗に自白を強要したためにウソをついたと、犯行を否認する。

小暮を取り調べたのは所轄署の池内刑事(益岡徹)だと判明。あやは、杜撰な捜査をするなと文句を言うが、たまたま来合わせた京都府警の北村警部(船越英一郎)が口を挟んだことから、二人の間で大ゲンカになってしまう。

やがて、伸子は以前、二人の子供をアパートに残したまま友人とスノーボードに行き、その間に彼女の部屋がボヤになったという事実があったことをあやは知る。そのことが新聞のコラムに載り、さらには近所の人が伸子が子供を殴っているところを見たことから、近所では“鬼ママ”として評判になってしまう。しかしあやが訪れた伸子の部屋は、キレイに片付けられており、机の角には子供が怪我するのを防ぐ柔らかい緩衝材が張り付けられているのを発見する…。


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京都地検の女 第3シリーズ 第8話(最終話)

地検の廊下を歩く被疑者の男性の顔を見たあやは、我が眼を疑った。

 その男性とは、あやの修習生時代の同期生・和田(榎木孝明)だった。和田は愛人のホステスに結婚を迫られた挙げ句刺殺し、送検されて来たという。

 あやと和田がかつて同期生だったという理由で、担当検事はあやではなく佐々木(松澤一之)が担当することになった。そう高原に説明されても、あやには和田の犯行そのものが信じられない。

 和田は修習生時代は群を抜いて優秀だった。しかし岡山で事業を営んでいた父親が急死したため、司法の道を諦め家業を継いだ。だが数年で倒産、現在は京都のタクシー運転手の仕事に就いていた。あやは佐々木に和田の様子を訊いたが、和田は容疑を全面的に認めているという。だが被害者のホステスの写真を見て、あやはさらに違和感を強めた。

 和田の事件を担当したのは北村で、池内も現場に居合わせていた。あやは二人に訴える。殺されたホステスは和田のタイプではない。それ以上に、自分の知っている和田は殺人など犯すことのできる人間ではない。だが北村と池内は取り合わなかった。

 池内は和田の故郷の小豆島に行って事情を調べていた。和田は同郷の女性・志乃(あめくみちこ)と結婚したが、家業の倒産後志乃は一人息子・大介(栩原楽人)を連れて小豆島に戻り、和田と別居していた。和田と志乃は、事件の直前に離婚している。

 あやの熱意に負けた池内は、和田とあやを接見させる。だが和田はあやとの二十年ぶりの再会にも反応を示さず、「一刻も早く起訴してほしい」とだけ言い、口をつぐんだ。

 あやは独断で、ナナと出口に小豆島へ向かうよう命じた。志乃から、和田の事情を聞き出すために。

 その頃、高原と佐々木が地検刑事部長に呼び出されていた。二人が引き合わされたのは、府警本部管理官の緑川警視(佐戸井けん太)だった・・・。


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京都地検の女 第3シリーズ 第7話

 夜の街で、北村が怪我をしている女性・富田純子(石野真子)を保護、近所のあやの家に連れて行く。彼女は靴を片方無くしており、かなり憔悴しているようだったが「転んだだけだ」と言い張り、しかもあやたちが目を離した隙に姿を消してしまった。

 翌日、中京署にフリーター・藤沢尚哉(唐橋充)が、昨晩女性から赤い財布をひったくった、と自首してきた。池内立合いのもと実況見分が始まったところに、あやが偶然通りかかって事情を聞く。と、あやは早速、前の晩家に現れた純子と事件を結びつけた。純子の様子から、これはただのひったくり事件ではない、とあやは閃いたのだ。

 あやと池内は北村が探し出した純子の自宅に赴き、彼女に直接事件との関連を尋ねたが、彼女はひったくりになど遭っていないと言い張る。だが池内が「娘さんにも訊いてみます」と言うと、純子は突然動揺しはじめ、ひったくりに遭った事実を認めた・・・!?


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京都地検の女 第3シリーズ 第6話

 夜、あやと北村は偶然、橋の下で男性が転落死しているのを発見した。死体の側にはレンタルビデオが落ちていて、調べると借り主は細川仁(井之上チャル)という銀行員であることが分かった。本人は関係を否定したが、被害者と細川がもみ合っているのを見た、という目撃証言もあり、細川は逮捕、送検された。

 あやの前で細川は、自分にはアリバイがある、知り合いの家で飲んでいた、と言う。その知り合いとは坂本和彦(梨本謙次郎)といい、リトルリーグの監督だった。あやと北村は坂本の部屋に行く。と、あやは台所の包丁を見て疑問を抱いた・・・・!?


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京都地検の女 第3シリーズ 第5話

夜の仕事にかまけて五歳の娘・幸恵(中山心)を放置していた母親・黒田鈴子(喜多嶋舞)が、保護責任遺棄の疑いで送検されてくる。幸恵の身体には内出血や打撲痕があり、あやがそれを告げると、鈴子は遊び人の夫が酔って暴力を振るう、と涙を流して訴えた。鈴子は幸恵と一緒に写った写真をあやに見せ、「早く帰って、幸恵や妹の正美が好きなグラタンを作ってあげたい」と言う。

 鈴子の夫は稼ぎをろくに家に入れず、博打ばかりしていて現在も行方不明だった。幸恵も父親に虐待されていると証言しており、取り調べ中の鈴子のしおらしい態度からも改悛、事態改善の余地を見て取ったあやは、鈴子を起訴猶予処分で済ませることにし、釈放した。

 それを聞いた池内が、血相を変えてあやのもとに乗り込んできた。池内は以前、夜中の街でひとり佇んでいた幸恵を保護したことがあり、幸恵や鈴子のことを知っていた。しおらしい態度はすべて鈴子の芝居で、幸恵を虐待しているのは実は鈴子だ、と告げる。

 数日後、池内は地検に乗り込みあやを強引に外へ連れ出す。「幸恵ちゃんに会ってもらいたいんだ」という池内にあやが連れて来られたのは、病院の集中治療室だった。
 ベッドに横たわった幸恵は、大怪我をしていて意識不明だった。幸恵を虐待していたのは、池内の言った通り、鈴子だったのだ・・・。


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京都地検の女 第3シリーズ 第4話

 詐欺事件の被疑者、北沢えりか(洞口依子)には他にも三件の傷害被疑事件があるが、取調べで否認を続けており、身柄は在宅である。あやはナナや出口を従えてえりかの自宅に出向いてえりかと対峙するが、悪女中の悪女と噂されるえりかは、まったく動じない。

 そんな最中、詐欺事件の片棒を担いだ男の死体が発見される。口封じのためにえりかが殺した可能性もある。あやは、えりかを逮捕した。

 あやはえりかを厳しく取り調べる。しかしえりかは嘗めきった態度で、すべての疑惑を否定した。あやはえりかの傷害事件を担当した池内に事情を聞くが、そこには具体的な動機が見えてこない。

 あやはえりかの家の家政婦に話を聞く。すると家政婦は意外な証言をした。かつて割れた花瓶を捨てようとした時、「なんでそのまま捨てるんだ、破片は布で包んで捨てないと、ゴミ収集の人が怪我するじゃないか」と言って怒ったという。えりかの悪辣ぶりとその繊細な気遣いにギャップを感じたあやは、長年えりか邸周辺のゴミ収集をしている及川(遠山俊也)に声をかける。だが及川は、明らかに何も語りたくない様子だった・・・。


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京都地検の女 第3シリーズ 第3話

あやの家で寛いでいた北村の携帯が鳴った。相手は、北村の学生時代の親友・牧野(柳沢慎吾)だった。牧野は、同僚を殺してしまったのですぐ来て欲しい、と言う。北村が現場に着くと、牧野の会社の同僚・畑中(関秀人)が転落死していた。「俺が突き落としたんだ」という牧野を、府警は逮捕せざるを得ない。

 送検された牧野は、口論の末に畑中を突き落とした、と素直に犯行を認めた。だがあやは、牧野の着ていたワイシャツのボタンがひとつ取れていることに気づき、独自に捜査を始める。北村は「牧野が殺人など犯す訳がない」とあやに訴えるが、牧野が事件後女子高生とラブホテル街を歩いていた、という証言があり、さらにそれを裏付けるように、ラブホテルの一室から牧野のワイシャツのボタンが発見された・・・!


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京都地検の女 第3シリーズ 第2話

サラリーマン・小沼宏之(増沢望)が、酔った勢いで若い男の頭をビール瓶で殴り、傷害罪で送検されてくる。最初の取り調べで、小沼は「ムシャクシャしてやった」と犯行を認めるが、その理由の曖昧さにあやは疑問を抱く。

 直後、小沼は「また検事に会わせてくれ!」と突然主張、あやの前に再度現れた小沼は供述を翻し、犯行を完全に否定した。不審に思ったあやは、小沼が当夜「飲もう」と連絡をしたという婚約者・秋子(岩崎ひろみ)の働く店に事情を聴きに行く。秋子は、「彼がそう言うんなら、そうです」と不自然な反応を見せ、あやはさらに疑念を深める。

 その翌日、なんと、小沼はまたしても供述を変え、「自分がやった、速やかに裁判をしてくれ」と言い出した・・・!?


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京都地検の女 第3シリーズ 第1話

バーのママ・羽田美和(栗田よう子)が自室で刺し殺された。部屋にはネーム入りのボウリング用具が残されており、持ち主の糀谷辰男(宇津井健)が北村らに府警刑事に連行された。糀谷は美和の店の常連ということだった。北村が追及すると、糀谷は犯行を認めた。

 糀谷の事件は、あやが担当することになった。糀谷は、ボウリング大会の相談をするために部屋に行ったところ、些細なことで口論となり、カッとなって刺してしまった、と供述する。

 しかしあやは、糀谷の供述に違和感を持った。犯行動機が曖昧であることと、何より気になるのが、現場写真に写っていた卓上の皿の柿の種だ。どうして種があって皮がないのか? その疑問が頭から離れず、北村らに呆れられながらも修習生たちと必死に捜査を続けたあやは、ついにある目撃証言を得た。

 糀谷は事件当日、美和の部屋から出てきた際、上着のポケットから黄色いくねくねしたものを垂らしていた、というのだ・・・!


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京都地検の女 第2シリーズ 第9話(最終話)

居酒屋で飲んでいた北村刑事(船越英一郎)は、客の五十がらみの女(左時枝)と意気投合、酔っ払った挙句、誘われるままにホテルについて行ってしまう。

 翌朝、北村が目覚めるとすでに女の姿はなく、浴室に中年男の死体が転がっていた。死体の状況から察すると、毒物で殺されたらしい。慌てた北村は自ら警察に連絡する。

 担当の中京署・池内刑事(益岡徹)は状況から北村刑事を殺人容疑で逮捕する。北村はあくまで無実を訴えるが、姿を消した女は発見されず、殺された男も身元不明のままだった。

 この事件は、鶴丸あや(名取裕子)が担当することになる。ナオミ(大河内奈々子)たち修習生は、北村の無罪を証明するためにどんなことでもやりますとあやに申し出るが、予断を持って捜査にあたってはならないと一喝されてしまう。
 

 やがて、姿を消した女・坂本竹子が発見されるが、彼女の主張によると、死んだ男は自殺したのだという。恐ろしくなってしまい、その場から逃走した。警察に行くのも怖かったという。

 しかし、あやは竹子の家を訪れたとき、着物の虫干しをしているのを見て疑問に思う。虫干しとは、着物を広げて手入れすることだが、暖かい季節ならともかく、冬に行なうのはおかしい。どこか、竹子が身辺を整理しているような、儀式めいたものを感じさせる。

 殺された男が、紙の再生工場で働いていることが判明する。その再生工場では企業の機密文書を預かり、溶解処理をして再生紙にしているという。
さらに調べをすすめると、この工場では機密文書の横流しによる不正の疑いがあることがわかる。その首謀者とされるのは、田端という男…田端は殺された男の上司、つまり、上司の秘密を知った男が口封じのために殺されたのではないかと思われるのだ。

 では、なぜ、竹子がその場にいたのか?あやの調査の結果、田端は竹子と男女の関係にあったことが判明する。六本木の水商売時代の客だった田端が、竹子を京都に呼び寄せたのだという。

 これらの調べから、北村刑事は不起訴となり、釈放された。謹慎処分の下った北村刑事が向かったのは、竹子の家。ふたりは酒を酌み交わす。これまでの揉め事がなかったかのように笑顔で話しを続けていた。竹子は山形の生まれだという、在の祭りが恋しくてたまらないという。

 しかし、和んだ空気は一転する。北村刑事は竹子の犯行を見抜いていた。北村刑事は竹子に自首をすすめる。包丁を手にした竹子は北村刑事に刃を向けるが、思いとどまる。「警察ってのは、腹見せないね」と竹子の言葉に白々しい空気が流れる。

 竹子の家をあとにした北村刑事と入れ違いに、あやがやってくる。全ての罪を認める竹子。竹子は愛人の田端のために言われるままに殺人を犯してしまったのだという。なぜ、男のために殺人まで…と問い詰めるあや。竹子は「あんな男でもつなぎとめるために仕方がなかった」と自分の中の寂しさを語る。人生に対して投げやりになった竹子。

 そのとき、便利屋がやってきて、雨どいの修理をするという。頼んだのは北村刑事だった。「世の中には信頼にたる人間もいる。それが北村刑事です」…泣き崩れる竹子にあやはそう言葉をかけたのだった。


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京都地検の女 第2シリーズ 第8話

田渕君江という主婦が、自宅で殺された。君江は首を絞められていて、テーブルには湯呑みが二つ置かれたままになっていた。君江の夫は数年前に病死し、彼女は夫の保険金で暮らしていたらしい。

 現場に急行した京都府警捜査一課の北村刑事(船越英一郎)は、そこで矢部刑事(小日向文世)と顔を合わせる。矢部は何事にも完璧を期さないと気がすまない性質で、仲間内で“ミスター・パーフェクト”と呼ばれていた。

 数日後、君江に金を借りていた男・久保田が殺人容疑で逮捕される。久保田は君江殺害を全面的に自供、身柄があや(名取裕子)のもとに送られてくる。
しかし、矢部が作成した事件調書に気になる点があり、あやはこの事件を終結させる気にはならない。
 

 その矛盾点とは、犯人・久保田の逃走経路の問題だった。事件調書によると、久保田は<裏の勝手口>から逃走したという。しかし、裏から逃走するためには、玄関にある靴を持ってこなければならない。果たして、そこまでの手間をかけるのか。しかも、裏口の隣人は番犬を飼っており、吠えられるはずだ。しかし、番犬はこの日、ペットショップにお出かけしていたことが判明する。

 だが、あやは久保田の担当弁護士が、自分のことを「先生」と呼んだことに引っかかっていた。顔なじみの弁護士だが、こんな呼び方を聞いたことがない。弁護に有利な情報を握っているはずだ。

 あやは逃走経路の問題をさらに調査。やがて、番犬の飼い主がウソの証言を強要されたことが発覚する。強要したのは、“ミスター・パーフェクト”こと矢部刑事だった。これは、今後の公判にも影響がでる失態であった。つまり、些細な捜査ミスを理由に犯人の自白そのものも信用できないとするのだ。

 しかし、なぜ、矢部刑事がそんな間違いを…。それは、娘との不仲が引き金になっていると判明する。娘はりんの同級生。あやは矢部の娘を連れて、矢部の家を訪ねる。
 「誰も完璧な人はいないんですよ…」
 あやの言葉は矢部の心を動かした。間違いを認めたのだ。そして、矢部刑事の親子の仲も戻ったのだった。
 

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京都地検の女 第2シリーズ 第7話

あや(名取裕子)のもとに、市川輝夫(原田篤)という若者が傷害致死容疑で送られてくる。バスの中で携帯電話を掛けていたのを葛城という会社員に注意されて腹を立て、バスを降りた葛城を追いかけて殴りつけ、それがもとで葛城を死なせてしまったのだ。

 輝夫はあっさりと起訴事実を認めるが、生意気な口を利いてあやを怒らせてしまう。それでもあやは、輝夫の指の生傷に注目する。輝夫は麻衣子という恋人と同棲していて、料理をしたときの包丁の傷らしい。あやは、取調べ中の輝夫の不真面目な態度と、家事を分担してやっているらしい輝夫の真面目な姿が、一致せず、疑問を覚える。
 
 輝夫の犯行だということに納得できないまま被害者の妻・秋子(山下容莉枝)のもとを訪れたあやは、そこで見覚えのある少年に出会う。数日前、コンビ二でガムを万引きしようとしてあやに見つかり、逃げ出した少年だった。その少年は、秋子の息子の慎太郎だった。

 少年は赤い二輪車の絵を描いていたが、あやを見るなり2階に上がってしまう。またもや、あやは疑問を覚える。見知らぬ若者に携帯マナーを注意する父親の育てた子供が、万引きなどするはずがない。どこかに間違いがあるはず…。

 あやが司法修習生たちに指示した輝夫の周辺調査から、輝夫が子供好きの一面を持っていることがわかる。また、輝夫の恋人によると、彼はいつもバイクで通勤していたが、その日は雨だったのでバス通勤に変えたという証言も得る。

 しかし、あやは事件当日の天気予報が晴れになっているのを知り、輝夫の恋人の嘘を確信する。輝夫はバスに乗っていない。

 そして、あやが導き出した結論は事件のありようを一変させてしまうものだった。
 輝夫が葛城を殺したのは事実なのだが、その動機はまったく違うものだった。輝夫は秋子と息子・慎太郎と顔見知りなのだった。なぜ、知り合ったのか。秋子の夫・葛城は家庭内暴力を振るう男だった。妻だけでなく子供にも虐待を加えていた。避難のつもりでいった公園で秋子と慎太郎は、輝夫と知り合った。子供好きの輝夫は虐待を受ける慎太郎の面倒を見ていたのだ。しかし、事件当日、輝夫の存在を知った葛城が逆上し、輝夫と喧嘩。もみ合いから倒れた葛城は、当たり所が悪く、死に至ったのだった。

 では、なぜ、輝夫は嘘をついたのか。それは、子供の慎太郎のためであった。死んでいった父親は立派な人だったのだ…せめて、その思い出だけでも持たせてあげたい。優しい心から生まれた嘘だった。


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京都地検の女 第2シリーズ 第6話

独り暮らしの老女・川村ノブが自宅で刺殺された。ノブは宝くじ1億円に当選し、テレビのワイドショーを賑わせていた人物だった。

 死体の発見者は、介護士の新井道子(真行寺君枝)で、彼女の証言によると、死体を発見する直前、戸棚を漁っていた女がいて、道子の姿を見ると逃げ去ったという。
 
 やがてノブの娘で唯一の遺産相続者でもある川村恵子(林寛子)が逮捕され、鶴丸あや検事(名取裕子)のもとに送られてくる。恵子は、事件当日ノブのもとに行ったことは認めたが、自分が訪ねた時はノブはすでに死んでいたと主張する。母の遺体を見て動転し、とっさに自分が疑われると判断して現場から逃げたと恵子は無実を訴える。

 あやは、恵子の供述を疑いながらも、彼女の犯行とはどうしても思えない。決して好きになれるタイプの人間ではないが、正直すぎて嘘をつくように見えないからだ。

 そこで、あやは介護を担当していた道子の調査をはじめる。誰に聞いても道子の評判はよく、普通ならいやがる介護を進んで行なっているという。しかし、あやはあまりに出来すぎた道子の人間像に疑いをもち、裏に何かあると感じる。

 その直感は正しかった。道子が介護を担当している老人たちから不正に金を巻き上げていたことが判明したのだ。それは、悪徳商法の蒲団を売りつけたり、借り受けた銀行通帳から横領したりと巧妙な手口のものだった。

 さらに、あやは執務室で道子と直接対決に持ち込み、ノブを殺した犯人が道子ではないかとの推理を本人にぶつけた。その答えは正しいものだった。しかし、その動機は複雑なものだった。

 道子はかつて自分の母に愛されなかったことから、人間不信に陥っていていたが、そのストレスを解消できるのが介護活動だった。というのも、老人達から優しさや褒め言葉を貰うことができたからだ。しかし、本心から介護に従事したいわけはない、やがて介護は新たなストレスを生み、悪徳商法や横領などの犯罪へと走る。道子は「笑顔の代償」と言ってのけた。

 そんな道子の抱える心の闇を見抜いたのが、ノブという女性だった。道子がノブに全幅の信頼を寄せるまでに時間はかからなかった。ノブは道子に全ての財産を託すとまで語っていた。しかし、道子はノブが実の娘に財産を渡すことに心変わりしたのではないかと疑ってしまう。その疑いは殺意へと変貌し、殺人を犯してしまったのだった。

 心のすれ違いが生んだ哀しい殺人であった。


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京都地検の女 第2シリーズ 第5話

京都府警の北村警部(船越英一郎)は、主婦に人気の著名な料理評論家・田原冴子(丘みつ子)を傷害容疑で逮捕した。冴子は、深夜の路上で森谷沙織(藤村ちか)というホステスにナイフでかすり傷を負わせ、この一件をたまたま目撃した人物に金を渡して、事件を公にしないよう頼んだという。

 冴子は、一切を黙秘したまま鶴丸あや検事(名取裕子)のもとに送られてくるが、あやにも何も話そうとはしない。
 
 冴子の夫・田原威と沙織が不倫の関係にあるらしいと判明、あやは田原のもとを訪ねるが、田原はそれをハッキリと否定する。

 さらに、あやは冴子の自宅を訪ねるが、台所の漬物石がひとつ消えていることを発見する。何もかもが完ぺきなカリスマ主婦と呼ばれる冴子が、たくあんを漬けるための石を外したままにしておくはずがない。

 単純な傷害事件としての解決を望む地検の上層部の思惑を無視し、あやは消えた漬物石を根拠に捜査を続行させる。
 
 そんな中、柳沢という不動産屋に勤める男の死体が発見される。柳沢の机の中から、彼と沙織が親しげに写っている写真が発見される。

 さらに、柳沢の遺体は沼に遺棄するため、重石をつけられていたことが判明する。あやと北村警部は、冴子の自宅から消えていた漬物石が重石に使われていたことを突き止める。

 柳沢を殺したのは誰なのか?全ての事実が明らかになり、この謎に答えがでる。

 柳沢を殺したのは、ホステスの沙織だった。金を貸せという柳沢と揉めるうちに、沙織が突き飛ばして殺してしまったのだった。

 その沙織をかばうため、冴子が隠蔽工作を行なったのだった。柳沢の死体に漬物石をくくりつけ、沼に捨て、狂言の傷害事件を仕立てあげ、沙織のアリバイを作ったのだった。
 

 しかし、なぜ、冴子がそのような行動に出たのか?それは、沙織が冴子の子供だったからである。今の家庭が築かれる前に、冴子は子供を作っていた。シングルマザーとして育ててきたが、ある時期、冴子は沙織を手放したのだった。せめてもの罪滅ぼしのつもりで、冴子は沙織をかばったのだった。

 隠された親心がなした犯罪であった…。


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京都地検の女 第2シリーズ 第4話

安田というサラリーマンが頭を殴られ財布を奪われるという事件が発生した。安田は気を失って倒れているところを病院に運ばれたのだが、意識が回復しても犯人についての供述は得られない。翌日、安田のクレジットカードを使って買い物をしていた男・望月を逮捕、望月は犯行を自供したのだった。
 
 数日後、強盗致傷容疑で鶴丸あや検事(名取裕子)のもとに望月が送られてきた。ところが望月は、強盗を働く気などまったくなく、気分がむしゃくしゃしていたので安田を殴ったところ、そのはずみで安田の財布が落ちたので拾って逃げただけだと、容疑を否認する。望月の自供通りなら窃盗と傷害の罪で、強盗致傷罪とは刑の重さが大幅に変わってくる。あやは、ナオミ(大河内奈々子)たち修習生に事件の目撃者探しを命じた。 

 そんな中、あやは上司・高原副部長(蟹江敬三)が、独自にこの事件を調べていることを知るが、副部長自らが乗りだすような規模の事件ではない。さらには、被害者の安田にも高原副部長につきまとわれて困っているとの報告もあがってくる。しかも、高原は毎日ネクタイを変えずに出社している。あやはずっとそこに引っかかっていた。
 不審に思ったあやは、調べを続けると、望月が8年前に同様の手口で減刑に成功していることを知る。神戸で起きたその事件の被害者は小山沙英子(山口果林)という女性。その担当検事が、高原副部長であった。高原は8年前のリベンジを思って、独自に動いているらしい。

 やがて、修習生の聞き込みの結果、事件当夜の目撃者を捜し当てることに成功する。目撃情報から、財布がたまたま落ちたのではなく、望月がスーツのポケットから取り出したことが判明する。結局、望月は強盗致傷として起訴されるに至る。

 残った謎は、高原の本心である。あやは、ただのリベンジだけではないと思っていた。
 あやは、神戸で小山沙英子に会い、8年前のことを聞く。沙英子はすべてを話した。沙英子は高原の元妻の親友であった。この事件を担当した高原は、犯人の策略に騙され、妥当な刑を与えることができなかったため、妻から責めを受けたのだった。しかも、沙英子が妻の親友であり、会ったこともあるのに、誰なのかわからなかった。そこで、妻は言いようのない寂しさを感じた。自分を見てくれていない。このことが原因で夫婦は離婚した。その妻も今は病気で亡くなっている。高原は今回、妻への供養の意味もこめて、事件に入れ込んでいたのだった。変えずにつけていたネクタイ…それは元妻からのプレゼントだったのだった。


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