2008年07月18日

打撃天使ルリ 概要

菊川怜が一撃必殺の拳で悪を撃つ痛快アクションドラマ

毎週金曜 後11:15〜深0:10 ■テレビ朝日系

 ある夜、小峰ルリ(菊川怜)は悪質なひったくりに遇い、暗闇に引きずり込まれる。そこに宅配便ピザのバイクがやってくる……。ルリに記憶があるのはそこまでで、強烈な轟音が響き、気がつくと自室に寝ていて両親が心配そうに見守っていた。翌日、ルリはやたらとなれなれしいピザ屋の店員・相馬健一郎(遠藤雄弥)に出会う。「昨日はすごかった」などと言われるが、ルリにはなんのことかわからない。ちょうどその頃、テレビでは、昨晩起こった男性が強烈な力で吹き飛ばされた事件で大騒ぎだった。被害者は、最近、犯罪を重ねていたひったくり犯だった……。


スタッフ、キャスト

原作: 山本康
脚本: 徳永友一、高橋美幸ほか
演出: 常廣丈太
出演: 菊川怜、遠藤雄弥、池田努、中山恵、石野真子、升毅、池畑慎之介ほか


『打撃天使ルリ』(だげきてんしルリ)は、山本康人による日本の漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて1998年から2000年まで連載された。

テレビ朝日系列で、2008年7月25日から9月まで、毎週金曜23:15 - 24:10 (JST) に放送される予定。



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魔王 第3話あらすじ

 領(大野智)は、教会の表でクマのぬいぐるみを抱いて泣いている迷子の空(大野百花)を発見する。その時しおり(小林涼子)は、自分の見た残像を思い出しハッとする。少女が、直人(生田斗真)の元に届いた殺人予告を示す赤い封筒に入っていた月のタロットカードから読み取った残像と同じぬいぐるみを持っていたからだ。

 その頃、直人の親友・石本(脇知弘)は、救急病院に運ばれていた。医師による必死の処置も虚しく、石本は息を引き取る。「雨野真実」の仕業に違いないと思う直人は、持病である喘息の発作による病死、という病院の診断に納得いかない。

 一方、領としおりは空を自宅のアパートまで送り届けることに。しかし、ドアには鍵が。今にも泣き出しそうな空を見ながら領が表を振り返ると、そこには憔悴しきった母・多恵(奥貫薫)の姿が。

 空が石本に誘拐されたと思い込んでいた多恵は、目の前に立つ我が子を抱きしめ安堵する。が、同時に、石本を疑ったことの過ちに気付き、青ざめた顔で震えている。そして目の前の弁護士・領にすがるような目で訴えかけるのだが、その時ちょうど大家が来てしまい、その場では何も言えずじまいに終わる。

 直人は、しおりからくまのぬいぐるみを持った少女に会ったと聞くなど、捜査を重ねる。その結果、石本を殺した犯人は直人の父・栄作(石坂浩二)のホテルの従業員・多恵に違いないが、黒幕は他にいると睨む。そして栄作と兄・典良(劇団ひとり)に十分気をつけるよう、注意を促す。

その後の聞き込みで、多恵の元にも「雨野真実」から宅配が届いた事を突き止めた。署に戻りその事実を報告するが、中西(三宅裕司)は親友を殺されて熱くなっている直人に冷静な判断はできない、お前は刑事失格だと捜査から外す事を告げる。

 納得がいかない直人は、石本の事務所にあったぬいぐるみを持ってしおりを訪ね、少女が持っていたものであることを確かめる。大雨が降りしきる中、自分の判断ミスで親友を殺してしまったと号泣。そんな直人にしおりは優しく声を掛け、救われる直人・・・。

 そんな中、ついにしおりの元にも「雨野真実」から宅急便が届いた!中には赤い封筒と女帝のカード・・・!?しおりがそのカードにそっと手を置くと、そこに見えたのはハーモニカを踏みつける足元と、白い建物、そして風見鶏・・・直人はそれが11年前のあの事件につながっていくとまでは思いが至らず…。

 中西は、予告殺人の黒幕である「雨野」が、彼女の能力に気づいているのではないかと疑う。多恵の居場所を探していた直人が領の弁護士事務所に行くとそこには・・・なんと多恵の姿が!

署で話を聞きたいという直人に動揺する多恵だったが、領は涼しい顔で「行きましょう、私が弁護します」と言い放つ。領と多恵を署まで同行し、取調べを始める直人。そこで多恵は、真相を語り始める。娘の空が石本に誘拐されたと思い込んで石本の事務所に向かった多恵は、そこで娘が持っている熊のぬいぐるみを見つけ、石本の犯行を確信。所持していた護身用の催涙スプレーを石本に向ける。怒り狂い、銃を奪おうとした石本。そのあまりの恐ろしさに、つい引き金を引いてしまったのだと告白する。

 直人は石本を誘拐犯呼ばわりされた事に怒りを覚えるが、領は自分の身を守ろうとしたことによる不幸な事故だったと、正当防衛を主張した。その後、実際にスプレーに残っていた指紋が石本のモノだと分かり、殺しでの立件が難しくなってしまう。

結果、領の弁護のおかげで正当防衛が認められ、多恵は無実に。悔しさを隠せない直人は、「そんなものは真実じゃない!」と領たちに詰め寄るが、領はあくまでも冷静に「なら捕まえてください。それが警察の仕事じゃないんですか」と挑発的に答える。

思わずカッとする直人は、「依頼人の利益さえ守れればいいんですか?それがあんたの正義ですか!?」とさらにつっかかるが、領は平然と「じゃああなたの正義は何ですか?正義の捉え方は人それぞれです」と言い捨てて立ち去る。その領の顔には、不気味な薄笑いが浮かんでいた―――。

 しかしその夜、空を預かっていたしおりのもとに領と多恵が戻り、正当防衛が認められたことを喜ぶ領としおりに向かって多恵は怒りを込めた目で言った。

「許せない…私を人殺しにさせた人間が憎い!」

自分を操り、空を人殺しの娘にした人間に怒りを露にする多恵を見ながら声を掛けられないしおり。そして、領は多恵の予想外の反応に心を痛めていた。更に、そんな領に追い討ちを掛ける言葉が…。「私は悪魔に利用されているような気がして…私の中に悪魔がいるのかも…」と涙を流すしおりに、動揺を隠せなかった。

その頃、しおりは、女帝のカードの意味に思いを巡らせていた。“死者の声”を意味するカードが自分に送ってきたことの目的・・・送り主は自分に死者の代弁者になってほしいのではないか…?

更に残像で見えた建物に見覚えがあることを直人に告げ、2人は急いで車を走らせた。しおりが指示するままに向かうと、見えてきたのは、残像で見た風見鶏・・・そこは直人が卒業した中学校の建物だった―――!吸い込まれるように歩き出す直人。しおりはその後を追うと・・・

たどり着いたのは、11年前に悲劇の現場となったスクラップ置き場だった。すべてを察し、青ざめた顔で呆然と佇む直人…。
その時領は、高台にある母と弟の墓で、彼らの声に耳を傾けるかのように手を合わせていた。そして立ち上がった領の目は、直人の動揺を見下ろすように鋭く・・・

 謎の連続殺人が、自らの起こした過去の事件に対する復讐であることを、否応なく思い知らされた直人。そして、その残酷な復讐の第一幕を見事に仕上げた領。

いよいよ次週、領のつぎなる計画が動き出す。それこそが領の描く、これまでにない壮大な復讐劇のはじまり―――。



第1話 2008年7月4日 愛を捨てた復讐鬼―哀しき魔王 14.0% 15分拡大

第2話 2008年7月11日 裏切りの罠…引き裂かれた親子!! 12.6% 5分繰り下げ

第3話 2008年7月18日 暴かれる素顔 愛とひきかえの復讐 9.2%

第4話 2008年7月25日 狙われた魔王 地獄の門は開かれた 10.1%

第5話 2008年8月1日 殺人予告・・・!? 魔王に届く赤い封筒 10.9% 30分繰り下げ

第6話 2008年8月8日 教えてやるよ…真犯人の正体を!!  7.6%

第7話 2008年8月15日 偽りの姉弟…優しい嘘が死を招く  12.1%

第8話 2008年8月22日 許されぬ愛の終わり…復讐、再び 11.5%

第9話 2008年8月29日 真犯人は俺だ 知りすぎた男の悲劇 11.5%

第10話 2008年9月5日 一族の崩壊…死のラストカード!!

第11話(最終回) 2008年9月12日 最後の対決死が絆を引き裂く!!
タグ:魔王

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魔王 第2話あらすじ

11年前の忌まわしい記憶―――直人(生田斗真)が領(大野智)の弟・英雄を刺殺してしまった事件――― 領の壮大な復讐は、まずその記憶を直人に呼び覚ますことから始まったのだった・・・

その事件の担当弁護士であり、直人の父・栄作(石坂浩二)が経営する会社の顧問でもあった熊田(森下哲夫)が殺された翌日。熊田の通夜に、芹沢家の面々が出席する中、加害者・林(きたろう)の弁護人である領も出席していた。
領と初めて顔を合わせた栄作は強い関心を示し、なんと領を顧問弁護士として迎えたいと言い出す。典良(劇団ひとり)や直人が困惑する中、領の顔には、意味深な冷たい笑みが浮かんでいた―――

熊田殺人事件の捜査本部が縮小される中、地道に「雨野真実」を探していた直人の元に、またしても宅配便が届く。中には前回とは違う絵柄のタロットと、謎の手紙が同封されていた。自分に送られてくる意味が分からず、すっきりしない直人だったが、タロットカードが届いてすぐ熊田が殺された事に気づき、中西(三宅裕二)らと共に、今回も自分の周囲の人間が狙われるのではと予測する。

誰かの恨みをかう人間…、直人が思い当たったのは、父・栄作―――!!! 早速父の元へ向かい事情を話した直人だったが、まったく相手にもされない。

その頃、直人の親友・葛西は、直人の兄であり、自分が秘書として仕える社長・典良の妻・麻里(吉瀬美智子)と自室で会っていた。抱き合い、濃密なキスを交わす二人。しかしその時、葛西の友人で刑務所から出てきたばかりの宗田(忍成修吾)がしばらく泊めてほしいと訪ねてくる。麻里が典良の妻とは知らない宗田は、葛西に彼女が出来たとからかうが、麻里の存在を知られてしまい動揺した葛西は、とっさに従姉妹だと嘘をつく…。その場は事無きを得たように見えたのだが…。

また、同じく直人の中学からの友人で取り立て屋の石本(脇知弘)は、知り合いの保証人になってしまった新谷多恵(奥貫薫)という女性から多額の金を取り立てる為に追い込みを掛けていた。そのあまりの激しさに、多恵は心の平衡を崩していく。そして…まるでそんな弱みを見透かしたように、「雨野真実」から多恵に宅配便が届いた。その中に入っていたものとは!?

しおり(小林涼子)が住むカフェを訪れた領。両親がいないという共通点もあり、自然と惹かれあっていく二人。しかし、そこに直人が!なぜそこに領がいるのか、困惑する直人。またしおりの目は、直人が手にした赤い封筒に釘付けになる。またタロットカードが…そう察知したしおりは、激しく動揺。それを見た領は意味深に微笑み、その場を去る。

領が帰った後、しおりは直人が持ってきたタロットカードの残像を見る。そこには、クマの縫いぐるみ、栄作のホテル、拳銃が!!直人は直感的に栄作が狙われていると判断し、中西に連絡。その足ですぐさま栄作の元へと向かった。大事なパーティの最中に会社へ引き戻された栄作は不満を訴えるが、この時ばかりは刑事である直人の命令を聞かざるをえなかった。

その頃、借金を返す当てもなく途方にくれる多恵の元から、突如、娘の空(大野百花)がいなくなってしまった。激しく焦り、娘を探して走り回る多恵。しかしどこにも見つからない… そして、借金を返さないために、誘拐されたのだと考えた多恵は、石本に連絡。

何の事か分からない石本は突き放したのだが…娘を奪われた事で平静を保てなくなった多恵が、事務所へ乗り込んで来た!そこで、空が持っていたくまの縫いぐるみを見てしまった多恵――― 実はこのぬいぐるみは、「雨野真実」から石本へ届けられた物。しかしパニックになった多恵は、これも以前「雨野真実」から送られてきていた銃を取り出し石本へと向ける―――!!!石本の元にも宅配便が届いた事を知った直人が薫(上原美佐)と共に彼の元へ駆けつけると、そこには力尽きる寸前の石本が倒れていた…。信じられない光景に、絶叫する直人…。

その頃領は、教会でしおりと会っていた。そこに、女の子の泣き声が… それは、多恵が探し続けた娘・空だった―――しかも、空が持っていたのは、なんと残像で見たあのくまのぬいぐるみと同じもの!!激しく動揺するしおり。しかし、領はそんなしおりをよそに、少女に優しく話しかける。「迷子?もう大丈夫だよ」まったくの初対面のごとく、少女に接する領…では一体、空をここに連れてきたのは誰なのか?空にぬいぐるみを渡したのは、果たして誰だったのか!?

謎が謎を呼ぶ復讐劇・・・
領の完璧なるシナリオは、まだ始まったばかり―――



第1話 2008年7月4日 愛を捨てた復讐鬼―哀しき魔王 14.0% 15分拡大

第2話 2008年7月11日 裏切りの罠…引き裂かれた親子!! 12.6%

第3話 2008年7月18日 暴かれる素顔 愛とひきかえの復讐 9.2%

第4話 2008年7月25日 狙われた魔王 地獄の門は開かれた 10.1%

第5話 2008年8月1日 殺人予告・・・!? 魔王に届く赤い封筒 10.9% 30分繰り下げ

第6話 2008年8月8日 教えてやるよ…真犯人の正体を!!  7.6%

第7話 2008年8月15日 偽りの姉弟…優しい嘘が死を招く  12.1%

第8話 2008年8月22日 許されぬ愛の終わり…復讐、再び 11.5%

第9話 2008年8月29日 真犯人は俺だ 知りすぎた男の悲劇 11.5%

第10話 2008年9月5日 一族の崩壊…死のラストカード!!

第11話(最終回) 2008年9月12日 最後の対決死が絆を引き裂く!!
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魔王 第1話あらすじ

どんな裁判でも依頼者を有利に持ち込む有能な弁護士・成瀬領(大野智)は、弱者には無償で弁護を引き受け、"天使の弁護士"と呼ばれている。しかしこれは表の顔。彼の真の姿は、11年前、かけがえのない弟を殺した犯人を追い詰めることに人生のすべてをかけた"冷徹な復讐鬼=魔王"だった・・・。

一方、芹沢直人(生田斗真)は、渋谷東署で検挙率No,1の熱血刑事。しかし署内では、過剰なまでに悪を憎むあまり、行き過ぎた捜査でトラブルを起こすことでも有名。係長の中西(三宅裕司)からもたしなめられる毎日だ。

  ある日、直人の元に宅配便が届いた。差出人欄には「雨野真実」と書いてあり、中には赤い封筒と1枚のタロットカードが入っている。なぜ自分に送られてきたのか、一体誰なのか、さっぱり分からない直人は、首をかしげるばかりだった。

政治家で実業家の父・栄作(石坂浩二)が開いたホームパーティに、兄・典良(劇団ひとり)から呼び出された直人。ことあるごとに反発し合う栄作と直人だが、この日も父の顧問弁護士で、久しぶりに再会した熊田(森下哲夫)の前で言い争いになってしまう。2人の間に横たわる11年に渡る確執…その背景には、11年前に直人が領の弟・英雄(竹内寿)をナイフで殺してしまった事件があった…。

  パーティの翌日、熊田の死体が見つかったと直人に連絡が入る。現場に向かうと、そこには、自分に届いたものと同じタロットカードが同じ人物から送られてきた形跡があった。聞くと、凶器に使われたナイフと一緒に入っていたという。混乱しながらも、悔しさを隠せない直人は、早速、熊田の携帯に頻繁に電話をかけてきていた人物を特定するために、捜査を開始する。

捜査の末、直人と相棒の薫(上原美佐)が、タロットカードの出所であるカフェ『ガランサス』に向かうと、そこには中西の姿が。どうやらこの店でアルバイトをしている咲田しおり(小林涼子)と知り合いで、彼女に捜査協力依頼をしにきたのだとか。

実は、しおりはサイコメトリーという特殊能力を持っており、物に残った残像を読み取る事が出来るのだ。中西は凶器として使われたナイフを渡し、見てもらう。すると、熊田がナイフを握って誰かに向けており、もう一人の男性と揉み合っていたという新たな情報を得る事が出来た。しかし、熊田を犯人扱いされた直人は、しおりの能力を信じようとはしなかった。

その頃、領は部屋で小さな宝石箱に入った壊れたハーモニカと、母、弟との写真を見つめながら11年前の出来事を思い出していた。直人にナイフで刺された弟。その弟の死に直面し、遺体にすがりつく母。無罪と判決が下された直人を思い出し、その目は怒りに燃えていた…。

熊田の携帯履歴にあった番号から林邦夫(きたろう)という一人の人物が浮上してきた。林は傷害事件を起こした際に、当時まだ検事だった熊田に、罪の重さに見合わない不当な長さの刑の判決を下され、逆恨みしていたのだ。

事件の重要参考人として、直人が林を必ず逮捕してやると決意し、捜査本部を出ようとしたその時…なんと、そこに領が林を伴って現れたのだ。領は、林が自首したいというので連れて来たのだという。

取り調べ室には領も同席し、直人による取調べが始まった。一方的に林に詰め寄る直人に対し、冷静に対処する領。更に領は、林が犯行当日に所持していたというボイスレコーダーを出し、事件の真実を聞かせた。

熊田の事務所を訪れた林は、言い争った末、熊田が持ちだしたナイフを自分の胸に向けるという行動に出る。恐怖を感じナイフを引っ込めようとした熊田に対し、林はナイフを放す事はなく、揉み合いになった結果…林の上に熊田が覆いかぶさるような形になり、ナイフが深々と刺さってしまったのだ。全ての真実を聞き終わった時、林の家をガサ入れした薫が「雨野真実」からの手紙を持って入ってきた。

 林は刑務所にいる間、この雨野から何通もの手紙を受け取っていたのだ。手紙は罪が重すぎることや、熊田に利用された事など、復讐心を煽るような内容ばかり。林が熊田を呼び出したと思っていた直人だったが、林との会話から雨野が熊田と林を操っていたのだと判明し、困惑する。しかし、この雨野に感謝していると言い放った林に、直人は「大切な家族を奪われた人の気持ちが分からないのか!」と大激怒。すると、領は直人に向け、静かに言った。「罪があってもなくても、人は誰かにとって大切な存在です」。

 翌朝、熊田の事務所で、現場検証が行われた。林の代理人として領も立ち合う事になり、腑に落ちない直人。熊田役になった直人が、林が話す通りに動いていくと…その状況は11年前に自分が経験した事件と類似しており、次第に当時を思い出して動揺が隠せなくなる。
脂汗をかき動揺している直人に向かって、領は熊田が先にナイフを手にしたための正当防衛による無罪を主張。その言葉は、11年前に熊田が直人の事件の際に言った台詞そのままだったのだ。ハッとなる直人。冷ややかに直人を見る領。

ようやく領の復讐劇は幕を開けた…。


第1話 2008年7月4日 愛を捨てた復讐鬼―哀しき魔王 14.0%

第2話 2008年7月11日 裏切りの罠…引き裂かれた親子!! 12.6% 5分繰り下げ

第3話 2008年7月18日 暴かれる素顔 愛とひきかえの復讐 9.2%

第4話 2008年7月25日 狙われた魔王 地獄の門は開かれた 10.1%

第5話 2008年8月1日 殺人予告・・・!? 魔王に届く赤い封筒 10.9% 30分繰り下げ

第6話 2008年8月8日 教えてやるよ…真犯人の正体を!!  7.6%

第7話 2008年8月15日 偽りの姉弟…優しい嘘が死を招く  12.1%

第8話 2008年8月22日 許されぬ愛の終わり…復讐、再び 11.5%

第9話 2008年8月29日 真犯人は俺だ 知りすぎた男の悲劇 11.5%

第10話 2008年9月5日 一族の崩壊…死のラストカード!!

第11話(最終回) 2008年9月12日 最後の対決死が絆を引き裂く!!
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魔王 概要

野智と生田斗真のW主演! 韓国で社会現象を巻き起こした壮大な復讐劇!!

毎週金曜 後10:00〜10:54(初回のみ後10:00〜11:09)
■TBSテレビ系

 11年前のある日、廃車場で1人の中学生が刺し殺された。不良グループのある少年に容疑がかかるが、判決は「正当防衛により、無罪――」。そして11年経った今、差出人不明のタロットカードが2人の男を会わせた。タロットカードは芹沢直人(生田斗真)と、その事件にゆかりの人間に届けられ、彼らは次々と殺されていく。が、その殺人の容疑者は過去の事件とは無関係の者ばかり。犯人たちは弁護士・成瀬領(大野智)の手によって「正当防衛により、無罪――」という判決に導かれていく。そう、これは成瀬が仕組んだ壮大な復讐劇だったのだ。

スタッフ、キャスト

脚本: 前川洋一、西田征史
演出: 加藤新ほか
出演: 大野智、生田斗真、小林涼子、田中圭、忍成修吾、上原美佐、吉瀬美智子、劇団ひとり、三宅裕司、石坂浩二ほか


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ロト6で3億2千万円当てた男 #3 あらすじ

いまだ3億2千万円の使い道がわからないでいる悟(反町隆史)。あいかわらず嫌味ばかり言う中根課長(出川哲朗)とともに、営業でグローバル電機を訪れた。すると、綾乃(小沢真珠)から遊園地で払った300万円の出所を問いつめられる。答えに困った悟は、苦しまぎれに投資で成功したとウソをついてしまった。

 そのウソをとりつくろうために、仕方なくカウンセラーの掛井(豊原功補)に相談することに。FX(外貨投資)でもうけたというストーリーを教えてもらい、綾乃を高級レストランに誘う。なれないリッチな雰囲気の中、一夜漬けの投資知識をひけらかそうとするが、あっさりウソだと見抜かれてしまった。

 どうにかして綾乃に信用してもらいたい悟は、高級スーツ店でオーダーメイドのスーツを仕立て、以前仕事で取材したIT企業の社長・藪正彦(辻修)の紹介で、入会資格が資産1億円以上という富裕層クラブに入会する。ここでおいしい投資話を見つけ、実際にひともうけしようと考えたのだ。

 クラブに入ったはいいが、悟はまったく会話についていけない。思わず、簡単にもうけられる話はないかと口にして、金持ちたちに警戒されてしまった。だが、悟の正直さを気に入った藪が、自分が投資しているファンドを紹介してくれた。その金利の高さに驚く悟。

 そんな矢先、前々から悟をつけまわしていたナゾの黒服男2人が、悟の前に姿を現した。暴力をふるったり脅したりするわけではないが、「寄付をお願いに参りました」と繰り返す不気味な態度に、悟は激しく動揺する。掛井の話では、彼らは高額当せん者の噂を聞きつけては現れる正体不明の組織で、つきまとわれてノイローゼになった者もいるのだという。

 掛井の忠告にもかかわらず、悟は綾乃を誘い、藪から紹介されたファンドの説明会にやってきた。3千万円投資しようとする悟を見て、それが全財産だと思い込んでいる綾乃は驚きを隠せない。大きな契約を済ませ、悟は今度こそ自分が変わりつつあるという予感にふるえた。

 しかし、後日、銀行で送金を済ませた悟に、綾乃から電話がかかってきた。悟が投資したファンドが破綻してしまったというのだ。あわてて送金を取り消そうとした悟だが、時すでに遅し。結局、投資した3千万円は海の藻屑と消えた。

 悟を投資に駆り立てた責任を感じ、謝ろうとする綾乃。だが、悟はついに彼女に真実を告白した。自分の全財産は、3千万円ではなく3億円だったと……


第1話 2008年7月4日 「衝撃の実話…100万人が見た貧乏男の逆転人生!!」 12.4%

第2話 2008年7月11日 「セレブ女とNo.1ホステスの罠」 6.8%

第3話 2008年7月18日 「資産100倍にする奇跡の女!!」 6.0%

第4話 2008年7月25日 「金か愛か…3億賭けた結婚!?」 4.7%

第5話 2008年8月1日 「復讐編…一文無しVSセレブ女」8.0%

第6話 2008年8月8日 「逆転人生、花火の夜・・復讐開始」4.6%

第7話 2008年8月15日 「母vs元妻3億円争奪の修羅場」5.1%

第8話 2008年8月22日 「母の涙・・・別れの25年預金通帳!!」5.2% 

第9話 2008年8月29日 「最終章!負け組ついに逆転」

第10話(最終回) 2008年9月5日

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ロト6で3億2千万円当てた男 #2 あらすじ

ロト6で1等・3億2千万円を当てた立花悟(反町隆史)。自分のブログに当せんの事実を書き込んだところ、ブログが炎上。その上、金を分けてくれという謎の電話までかかってきてしまう。激しく動揺した悟は、引き出した3億2千万円を銀行に預け直すことに。しばらくのお別れということで、札束を前にケータイで記念写真を撮るのだった。

 ところが、またもや謎の電話が。正体は、悟のブログを見つけたカウンセラーの掛井(豊原功補)だった。彼は、舞い上がっている悟に、「女は魔物です」と言い、女性には金のことを話さないよう忠告する。
 別れた妻・美佳(中島知子)の仕事の都合で、息子の健太(澁谷武尊)を預かった悟は、健太から欲しいものを聞かれて答えに詰まってしまう。とりあえずロレックスの時計を買ってみたが、今ひとつしっくりこない。

 仕事のほうもあいかわらずだ。年下の上司・中根課長(出川哲朗)とともに取引先のグローバル電機に営業に出かけても、相手にされない。後輩の佐竹(石垣佑磨)も、OLのさやか(山崎真実)を食事に誘うが、出入り業者のくせにと綾乃(小沢真珠)からたしなめられる。それを見て、思わず「お得意先はそんなにえらいんでしょうか」と抗議したものの、その直後に弱気になって後悔する悟だった。

 偶然会ったキャバクラ嬢に頼まれて同伴した悟は、ついつい調子に乗って高い酒を注文し、羽振りのいいところを見せてキャバ嬢の気を引こうとする。ところが、色目を使われていい気分にさせられ、あっさりロレックスをだまし取られてしまった。

 そんなとき、佐竹から30万円貸してほしいと頼まれる。何に使うかたずねても、佐竹はお楽しみとしか答えない。
 誘われるまま遊園地を訪れると、そこには佐竹の他に、綾乃やさやかの姿が。佐竹は借りた金で休園中の遊園地を借り切ったのだ。女性陣を前に乗り物に乗せてあげると安うけあいした佐竹だが、職員から300万円払えとふっかけられてしまう。

見かねた悟が、佐竹を助けようと代わりに金を支払った。綾乃とメリーゴーランドでツーショット写真を撮り、キスまでした悟。帰宅した後も綾乃からメールをもらってご機嫌の悟は、ブログに「金があるなしに関係なく、人は心を通わせることが出来る」と書き込む。しかし、悟は気づいていなかった。綾乃がこっそり悟のケータイをのぞき、記念写真を見てしまっていたことに……



第1話 2008年7月4日 「衝撃の実話…100万人が見た貧乏男の逆転人生!!」 12.4%

第2話 2008年7月11日 「セレブ女とNo.1ホステスの罠」 6.8%

第3話 2008年7月18日 「資産100倍にする奇跡の女!!」 6.0%

第4話 2008年7月25日 「金か愛か…3億賭けた結婚!?」 4.7%

第5話 2008年8月1日 「復讐編…一文無しVSセレブ女」8.0%

第6話 2008年8月8日 「逆転人生、花火の夜・・復讐開始」4.6%

第7話 2008年8月15日 「母vs元妻3億円争奪の修羅場」5.1%

第8話 2008年8月22日 「母の涙・・・別れの25年預金通帳!!」5.2% 

第9話 2008年8月29日 「最終章!負け組ついに逆転」

第10話(最終回) 2008年9月5日

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ロト6で3億2千万円当てた男 #1 あらすじ

 立花悟(反町隆史)は、中堅の広告代理店・あすなろ広告に勤める営業マン。まじめでお人好しな性格が災いし、仕事をバリバリこなすどころか、年収360万、バツイチ、貯金ゼロ、しかも彼女ナシのダメダメぶりだ。

 今日も、年下の上司・中根信介(出川哲朗)に嫌味を言われた上に、お得意先の一流企業・グローバル電機に謝りに行く役目を押しつけられてしまった。会社を訪れてみたはいいが、OLの木下綾乃(小沢真珠)にまともに相手もされず、知らないうちに荷物運びまでやらされてしまう始末。会社の後輩・佐竹秀一(石垣佑磨)は、そんな悟を見てふがいないと思うのだった。

 趣味のパチンコでも大負けした悟は、帰宅して自分のブログをつづるものの、ついつい地味で弱気な内容になってしまい、アクセス数もまったくふるわない。自分が負け組だと実感する悟。

 日曜日。子供の健太(澁谷武尊)に会いに行く日だ。別れた妻・美佳(中島知子)に会い、養育費の支払いを待ってほしいと頼む悟だが、ダメな人と言われてしまい、返す言葉もない。

 なんとか養育費を稼ぎたいという気持ちから、ロト6を購入した悟。だが、伊東美咲似の販売員(伊東美咲)から券を受け取ってみると、自己嫌悪に陥ってしまう。捨てようとしたところ、健太がほしがるのであげてしまった。

 養育費が都合できない悟は、大学の先輩であり、美佳の兄でもある吉村博之(西村雅彦)に金を借りることに。吉村からは「生活を立て直したほうがいい」と貯金を勧められたものの、悟はロト6への期待を捨てられない。番号を思い出して確かめると、5つの数字が当せん番号と一致していることがわかった。残りひとつの数字を選んだのも、券を持っているのも健太だった。

 居ても立ってもいられなくなった悟は保育園に押しかけ、保育士の安岡真弓(眞鍋かをり)に頼んで健太のリュックから券を手に入れる。その結果は、なんと1等・3億2千万円!! カウンセラーの掛井久志(豊原功補)からは「ゆっくりお金の使い道を考えることです」と忠告されるが、悟は自分の人生が大きく変わるという予感に舞い上がる。

 そんな矢先、悟の会社で社長の300万円がなくなるという騒ぎが起きる。投資でもうけようとして失敗した佐竹が犯人であると知った悟は、3千万円の遺産が入ったとウソをつき、佐竹に金を貸して助けてしまう。さらに、高級クラブに高級焼肉店、リムジンチャーターと、佐竹を連れて豪遊する悟だが、結局、ありあまる大金をどうしたらいいのかわからない。

 帰宅した悟は、ひょんなことからブログにロト6で3億2千万円当てたことを書き込んでしまう。それが引き金になり、悟のブログは「死ね」や「金くれ」など、とんでもないコメントに埋め尽くされて炎上。

驚きを隠せない悟に追い討ちをかけるように、謎の電話がかかってきた。「ブログ読みました。いいですねえ、3億2千万。分けてくださいよ、お金」。電話の主は一体……!?



第1話 2008年7月4日 「衝撃の実話…100万人が見た貧乏男の逆転人生!!」 12.4%

第2話 2008年7月11日 「セレブ女とNo.1ホステスの罠」 6.8%

第3話 2008年7月18日 「資産100倍にする奇跡の女!!」 6.0%

第4話 2008年7月25日 「金か愛か…3億賭けた結婚!?」 4.7%

第5話 2008年8月1日 「復讐編…一文無しVSセレブ女」8.0%

第6話 2008年8月8日 「逆転人生、花火の夜・・復讐開始」4.6%

第7話 2008年8月15日 「母vs元妻3億円争奪の修羅場」5.1%

第8話 2008年8月22日 「母の涙・・・別れの25年預金通帳!!」5.2% 

第9話 2008年8月29日 「最終章!負け組ついに逆転」

第10話(最終回) 2008年9月5日

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ロト6で3億2千万円当てた男 概要

実体験が原作のヒューマン・コメディー反町隆史がロト6に大当たりした男を熱演!
毎週金曜 後9:00〜9:54 ■テレビ朝日系


 中堅の広告代理店・あすなろ広告に勤務する立花悟(反町隆史)は正直だけが取りえの地味男で、妻・美佳(中島知子)と離婚した後、養育費もままならない情けない日々を送っていた。趣味といえば、お先真っ暗な自分の将来に対する不安をブログに書きとめるぐらい。

週に1回、一人息子の健太(澁谷武尊)に会わせてもらうが、悟を“負け組”と考える美佳の対応は冷たかった。そんなある日、悟は何げない気持ちでロト6を購入する。それがまさかの大当たり。突然、3億2千万円の大金を手に入れた悟の人生が大きく変わり始める。


スタッフ、キャスト

原作: 久慈六郎
脚本: 尾崎将也
演出: 小松隆志ほか
出演: 反町隆史、中島知子、眞鍋かをり、小沢真珠、石垣佑麿、出川哲朗、さくら、澁谷武尊、西村雅彦、泉谷しげる、豊原功補ほか


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2008年07月17日

コード・ブルー #003 あらすじ

藍沢(山下智久)は、先輩医師の黒田(柳葉敏郎)、フライトナースの冴島(比嘉愛未)とともにドクターヘリで出動し、男性患者を搬送する。薬物を使用して前後不覚になり、マンションのベランダから飛び降りたというその患者・小倉友基(三浦アキフミ)は、奇跡的に命を取りとめたばかりか意識もしっかりしていた。

 その日、翔陽大学附属北部病院の救命救急センターは、多くの患者でごった返していた。白石(新垣結衣)は、階段から転落したという本山由希子(円城寺あや)の処置をしていた。由希子は、左手撓(とう)骨を骨折していたが、他に異常は見当たらなかった。

緋山(戸田恵梨香)は、卵巣のう腫茎捻転を発症している弁護士・若杉貴子(鳥居かほり)のわがままに振り回されていた。貴子の病状は急変する可能性もあることから、緋山は、オペになることを内心期待していた。だが、医療訴訟も手がけたこともあるという貴子は、そんな緋山の考えを見抜き、医療裁判に備えて緋山の言動もすべて記録している、などとうそぶくような相手だった。

藤川(浅利陽介)は、くらげに刺されたという子どもたちの治療に四苦八苦していた。するとそこに、看護師長の大原(池田貴美子)がやってくる。急性虫垂炎の手術を終えたばかりの患者・雪村南(高山紗希)が、藤川に話したいことがあると言っているのだという。実は南は、ストーカー被害に遭っていた。南から相談を受けた藤川は、見舞いにきていたそのストーカー男・小野寺(やべけんじ)に会い、二度と面会にこないよう釘を刺した。

 同じころ、救命センター部長の田所(児玉清)は、当直をフェローに任せようと提案する。その日開かれる日本緊急医専門学会から、現役のフライトドクターの話が聞きたい、という要望があり、シニア当直だった森本(勝村政信)が急きょ学会に出席することになったからだった。黒田は、フェローたちにはまだ対応しきれない、と反対した。が、三井(りょう)や森本が了承したこともあり、その日の当直はフェローだけで対応することになった。

当直は、白石と藤川だった。フェローだけでの当直に不安を隠せない白石には、もうひとつ気がかりなことがあった。由希子が、周りに誰もいないのに、幼稚園児と思われる息子に話しかけているのを聞いてしまったからだった。

 藍沢は、友基のことが気になり、病院に残っていた。友基が、治療のときから大声を上げるなどして暴れていたからだった。案の定、友基は、隣にいる由希子のうめき声で眠れない、といって騒ぎ出した。駆けつけた藍沢は、そこで由希子の異変に気づく。彼女の手のひらに、爪跡が残っていたのだ。由希子が酷い頭痛に耐えていたことを知った白石は、脳外科部長の西条(杉本哲太)にMRI検査を依頼する。

すると、由希子の前頭葉から腫瘍が見つかった。これが痛みの原因と思われたが、何故、由希子が何も言わずに痛みに耐えているのか、そして手術の同意書にサインしないのかはわからなかった。

 そんな中、思わぬ事件が起きた。ストーカー男の小野寺が、南の側にいたいがために、自ら包丁で胸を刺したのだ。藤川は、黒田、森本とともに小野寺の処置に当たった。幸い小野寺は命に別状はなかった。

 そのころ白石は、由希子の夫・邦夫(佐藤旭)に会っていた。そこで白石は、由希子の息子は2年前に事故で他界していることを知り、愕然となった。

 深夜、藍沢と緋山も病院に残っていた。するとそこに、泥酔状態で転んだというサラリーマン・島田洋二(春海四方)が救急搬送されてくる。島田は、酷く酔っていたものの、幸いケガは軽傷のようだった。白石と藤川は、念のため島田のCT検査を行うと、ベッドが空き次第、彼をHCUに寝かせることにする。

 緋山が貴子のようすを見に行くと、彼女はまた仕事をしていた。そこで貴子は、緋山が嘘をついてヘリコプターに乗ったという話を聞いた、などと言い出すと、弁護士も医者も、成功して当たり前、心配したら恨まれる報われない仕事だ、とこぼす。

 白石は、由希子が呻き声をあげていることに気づく。まだサインが記入されていない同意書を見た白石は、亡くなった息子を思う気持ちはわかるが、家族のためにも手術を受けるべきではないか、と諭す。すると由希子は、「違うんです…」と言って涙を流す。

 藍沢と緋山は、医局に戻ってきた白石に、由希子のことを尋ねた。ふたりが由希子のことを「脳腫瘍の患者」「幻覚を見ている患者」と呼ぶのを聞いた白石は、本山由希子さんだから、と言い残して出て行く。そのとき、藍沢たちのPHSが鳴り響いた。島田の容態が急変したのだ。実は島田は、転んだのではなく、非常階段から転落していた。

 駆けつけた藍沢たちは、検査をやり直そうとする。黒田は、到着までに4、50分かかるという。島田は、後腹膜血腫の可能性が高かった。そこで藍沢は、自分たちだけでオペをしようと提案した。オペにリスクはつきものなのだから、何もしないで死なせるくらいならリスクをとる、と藍沢。緋山も、即座に準備を始めた。看護師の中には、黒田の到着を待つべきではないのか、という者もいた。が、冴島は、ドクターたちがやると決めたのだから手伝おう、と告げた。藤川も、最後まで反対したのは俺だ、と言いながら、オペに加わった。

 オペを開始した藍沢たちは、損傷していた精巣静脈と外腸骨静脈の止血に成功する。外腸骨静脈の損傷に気づいたのは白石だった。そこにやってきた黒田は、ただちに血管縫合を開始した。

 すでに夜が明けていた。藍沢たちは、長いオペを終えてボロボロになっていた。黒田は、エレベーターの中で一緒になった藍沢たちひとりひとりに、今回のオペにおける反省点を指摘した。白石や藤川は、黒田の指摘に、思わず「すいません」と謝った。すると黒田は、「何で謝る?お前たちは命を救った」と告げ…。

 黒田は、病院の屋上で、別れた妻に電話をする。緊急のオペが入ったせいで、会う約束を守れなかったからだった。そこにやってきた藍沢に、患者は練習台じゃない、と声をかける黒田。藍沢は、そんな黒田に、綺麗事を言わないでほしい、と返した。外科医はピアニストやスポーツ選手がそうであるように練習がすべてであり、黒田も何度も危険な賭けをしてきたはずだ、というのだ。黒田は、藍沢の言葉を認めると、こう言った。「好きにやれ。ただし賭けには勝ち続けろ。一度でも負けたらお前のキャリアは終わる」と――。

 白石は、改めて手術をするよう由希子を説得した。邦夫も一緒だった。そんな白石に、由希子は、忘れられないから苦しいのではなく、忘れてしまうから苦しい、とその胸の内を明かして嗚咽した。


 緋山は、婦人科に移ることになった貴子を訪ねる。緋山は、相変わらず嫌味を言う貴子に、茎捻転は軽い病気ではないのだから無茶をしないで治してほしい、と話す。緋山が本気でそう思っていることは、貴子にも伝わったようだった。

 藤川は、おいおい泣いている小野寺を病室から連れ出していた。薬のせいでおならをした南にショックを受け、彼女への思いはすっかり冷めてしまったらしい。そのとき、一緒にいた藍沢のPHSが鳴った。友基がまた騒ぎだしたのだ。
 
  友基は、またわがままを言い始め、藍沢に向ってパシリの医者では話にならない、などと暴言を吐く。そんな友基を怒鳴りつけたのは、冴島だった。友基は、その迫力に気圧され、おとなしくなってしまう。

 黒田は、白石にヘリに乗るよう指示する。廊下で白石に出会った藍沢は、持っていた無線機を彼女に差し出した。白石は、何かを決意した表情でそれを受け取り…。



第1話 2008年7月03日 「決断」   21.2%

第2話 2008年7月10日 「責務」   16.0%

第3話 2008年7月17日 「急変」   16.0%

第4話 2008年7月24日 「母の愛」  13.2%

第5話 2008年7月31日 「過去」    15.7%

第6話 2008年8月07日 「無償の愛」 15.6%

第7話 2008年8月14日 「告白」 10.8%

第8話 2008年8月21日 「決断」 13.4%

第9話 2008年8月28日 「壊れた絆」 15.8%

第10話 2008年9月4日 「揺れる心」14.9% 

第11話(最終話)2008年9月11日



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コード・ブルー #002 あらすじ

  藍沢(山下智久)は、フライトナースの冴島(比嘉愛未)、先輩医師の森本(勝村政信)とともにドクターヘリに乗り、落下物によって外傷を負った中年男性を搬送する。翔陽大学附属北部病院の初療室では、森本から患者に関する情報を受けた三井(りょう)が、緋山(戸田恵梨香)らとともに受け入れ準備を進めていた。徹夜で患者の容体を見守っていたことを三井に指摘された緋山は、『救急搬送と胎児心拍』の論文を作成したときは3日寝なかったから大丈夫だ、と答えた。その論文を参考にしていた三井は、緋山に感心したようすだった。

 そのころ黒田(柳葉敏郎)は、白石(新垣結衣)と藤川(浅利陽介)に業務の指示をしていた。白石はカルテ整理と救急外来、藤川は一般病棟の担当だ。するとそこに、救命の非常コードである「コード翔北」が館内スピーカーから流される。歯科の女子トイレで、西口八重(二宮弘子)という老婆が心停止を起こして倒れていたのだ。駆けつけた黒田は、AEDを使ってもバイタルが戻らない八重を初療室に運ぶよう白石らに指示した。

ほどなく、藍沢たちが搬送してきた患者も初療室に運ばれてくる。だが、その小村(國本鍾建)という男は、激しく暴れて抵抗し、診察を拒否した。実は小村には、服を脱げないある理由があった。小村は、女性用のブラジャーを着用していたのだ。

そんな騒ぎの中、隣のベッドで黒田が処置していた患者の顔を見た藍沢は愕然となる。藍沢は、昨夜遅く、歯痛を訴えて救急外来に来た八重を診察し、帰宅させていたのだ。緋山や藤川は、そんな藍沢を非難した。藍沢は、同じ時刻に行われていた、膝窩(しつか)動脈損傷の血行再建手術を見たいがために、八重を適当にあしらって帰した、というのだ。

白石は、歯痛から心疾患を予測するのは難しいのではないか、と藍沢を庇った。緋山は、そんな白石の態度にうんざりしたかのように、キレイごとばかりで本音を言わないのは一番卑怯だ、と返す。

 八重は、意識が戻らず予断を許さない状態だった。黒田は、「よく見ておけ。お前が殺しかけた…いや、殺すかもしれん患者だ」と藍沢に言い放つと、彼が持っていたヘリ用の無線機を奪って緋山に渡した。突然のチャンスに、緋山は興奮を隠せないようすだ。

 藤川は、小村をMRI室に連れて行く。が、検査を始めようとすると、突然呼吸が荒くなり、ガクガクと震えだす小村。彼は、閉所恐怖症だったのだ。


 同じころ、白石は、自宅マンションの階段から転落したという女性・横田英子(黒瀬友美)を診察していた。英子が、鼻骨骨折以外ケガを負っていないことを知った白石は、彼女に付き添ってやってきた恋人・大野正(福井博章)によるDVが原因ではないかという疑念を抱く。事実、大野は左利きで、英子の鼻は左にくの字に変形していたのだ。

 その夜、白石は、八重の容体や、ミスをしてしまった藍沢のことを気にして、彼に話しかけた。藍沢は、そんな白石に、必ず挽回してみせる、と言い放つ。どうせ自分がまたヘリに乗ることになる、というのだ。自分の母親が瀕死の重傷を負ったら、自分と緋山のどちらを選ぶか、と藍沢から問われた白石は、何も言葉を返すことができなかった。

 あくる日、藤川は、小村をトイレに連れて行く。閉所恐怖症を少しでも克服させるため、小村をトイレの個室に入れようとしていたのだ。藤川は、その交換条件としてブラジャーをつけさせられていた。が、小村は、藤川が約束を守ったにもかかわらず、個室に入ることを拒否した。

 藍沢は、部長の田所(児玉清)に呼ばれる。田所のところには八重の家族がクレームをつけに来ていたが、歯痛から冠動脈疾患はなかなか予測できない、という説明に理解を示したという。田所は、八重の話をもう少しじっくり聞くべきだった、と藍沢に注意を促した。


 英子の件を警察に通報すべきか迷っていた白石は、冴島に相談した。しかし冴島は、それを決めるのはドクターだ、とそっけない。白石は、そんな冴島に、同い年なのだからいいたいことがあったらはっきり言ってほしい、と笑顔で言った。すると冴島は、ひとりで診察もできないフェローから上から目線で話しかけられるのは悔しい、といきなり激しくまくし立て、白石を慌てさせる。そんな白石に対して、英子は、鼻の形成手術は受けない、と告げた。

 白石は、エレベーターで一緒になった大野から事情を聞いた。実は、英子自身が大野に、鼻を殴って潰してほしい、と頼んだというのだ。英子は、もともと醜形恐怖症で、とりわけ自分の鼻が嫌いだったのだという。「殴られて鼻がなくなったとき…私は幸せを感じたんですよ」英子は、そう白石に言って笑ってみせた。

 そんななか、消防本部からドクターヘリの出動要請が入る。大型スーパーの駐車場で妊婦が倒れているらしい。ドクターへリのスタンバイ終了時刻である日没50分前のことだった。緋山は、三井、冴島とともにドクターヘリに乗り込み、ただちに現場へと向かった。

 スーパーの駐車場に降り立った緋山たちは、妊婦の処置に当たった。自転車を走らせていた少年とぶつかったのだという。その少年もすぐ近くに座り込んでいた。

するとそのとき、少年が突然吐いて倒れた。少年の元へと駆け寄る三井。妊婦も外出血し、危険な状態に陥っていた。激しくうめきだす妊婦を前に、どうすればいいのかわからず、自分にはできない、と三井に告げる緋山。胎児心拍に関する論文も、先輩の症例を手伝っただけだ、と緋山は三井に告白した。三井は、そんな緋山に見切りをつけ、黒田を呼ぶよう依頼した。

 黒田は、森本とともにオペの最中だった。連絡を受けた黒田は、藍沢、白石、藤川の3人を呼び、死にかけているふたりの患者を引き戻す自信のある者は誰だ、と問いかける。それに応えたのは藍沢だった。

 藍沢は、やってきたドクターヘリにタッチアンドゴーで乗り込み、現場へと向った。現場に滞在できる時間は10分あまりしかなかった。

 藍沢は、救急車の中で出産させることを決意した。三井は、容体が安定した少年を緋山に任せると、藍沢をサポートした。パイロットの梶(寺島進)は、現場により近い受け入れ先の病院を探すようコミュニケーションスペシャリストの轟木(遊井亮子)に依頼していた。幸い、近くに受け入れてくれる病院が見つかり、6分ほどの時間を稼ぐことができた。そのおかげで、藍沢たちは、無事出産させることに成功する。藍沢たちは、生まれたばかりの赤ん坊と母親をドクターヘリに乗せて搬送した。

 この一件を知った藤川は、緋山を非難した。藍沢は、そんな藤川に「現場に行かなかったヤツがでかい口叩くな」と言い放つ。藍沢は、患者を引き受けたら最後まで治療をやり遂げるのが医者の責務だ、と言うと、緋山だけではなく、自分もそれができなかった、と続けた。八重のことだった。

 その夜遅く、緋山が電車で戻ってきた。三井は、母子ともに安定していること、自転車の少年も血腫除去のオペをしていまは落ち着いていることを緋山に伝えると、腕を磨く以上に自分の限界を知ることが大事だ、と助言した。緋山は、三井に一礼して、医局を出て行った。すると、三井のパソコンに事務係からのメールが届く。添付されていたのは、裁判所からの呼び出し状だった。


 ロッカールームに戻った緋山は、白石を前に、強がってみせた。そんな緋山の気持ちを察し、優しい言葉をかける白石。緋山は、堪えきれずに涙を流した。

 あくる日、藍沢は、八重の家族に直接謝罪したい、と田所に申し出る。前夜、八重は意識を取り戻していた。藍沢は、八重の家族に責められても、頭を下げ続けた。

 白石は、英子のところにいた。英子は、相変わらず治療を受ける気はないようだった。そのとき、英子は、白石のようにキレイな顔をして何の悩みもない人間には自分の気持ちはわからない、と言い放つ。その言葉に反発した白石は、この病院に来てから悩みだらけだ、というと、治療を拒否してこれ以上悩ませるな、と英子に文句を言ってしまう。ある意味自分も鼻を折られた、などと言ってしまい、急に我に返る白石。英子は、そんな白石のようすを見て思わず笑うと、形成のオペを受けてもいい、と言い出す。

 藤川は、覚悟を決めて黒田のもとへと向かうと、あることを頼みこんだ。それは、小村にブラジャーをつけさせたままでMRI検査をやらせてほしい、というものだった。ブラジャーをつけてMRIの中に入っていった小村は、Vサインを作ってみせた。

 藍沢は、病院の屋上でドクターヘリを見つめていた。そこにやってきた白石は、母親が重体になったら自分を選ぶ、と藍沢に告げると、こう続けた。「私も、逃げない医者になる」と――。



第1話 2008年7月03日 「決断」   21.2%

第2話 2008年7月10日 「責務」  16.0%

第3話 2008年7月17日 「急変」    16.0%

第4話 2008年7月24日 「母の愛」  13.2%

第5話 2008年7月31日 「過去」    15.7%

第6話 2008年8月07日 「無償の愛」 15.6%

第7話 2008年8月14日 「告白」 10.8%

第8話 2008年8月21日 「決断」 13.4%

第9話 2008年8月28日 「壊れた絆」 15.8%

第10話 2008年9月4日 「揺れる心」14.9% 

第11話(最終話)2008年9月11日


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コード・ブルー #001 あらすじ

翔陽大学附属北部病院救命救急センターに、フェローシップ(=専門研修制度)によってフライトドクターを目指す4人の若き医師が赴任した。

 医師として自らの技術に揺るぎない自信を持ちながら、なお貪欲に技術を磨くことに執着する藍沢耕作(山下智久)、有名医大の教授を父に持ち、ドクターヘリのノウハウを地元の救命センターに持ち帰るためにやってきた白石恵(新垣結衣)、積極的かつ負けず嫌いの緋山美帆子(戸田恵梨香)、小心者のくせに見栄っ張りでもある藤川一男(浅利陽介)の4人だ。

 赴任初日、藍沢たちは、先輩医師の森本忠士(勝村政信)に救命センターを案内される。この救命センターには担当医制度はなく、スタッフ全員が、いつ何が起きても対処できるようICU、HCU、一般病棟を含めて50床の患者すべての病状を把握しておかなければならなかった。

 するとそこに、消防署の要請を受けて出動していたドクターヘリが患者を搬送してくる。ヘリを操縦するのはベテランパイロットの梶寿志(寺島進)。ヘリポートに着陸したヘリから飛び出したのは、最年少のフライトナース・冴島はるか(比嘉愛未)と、胸腹部外科が専門で、救命センターのエースでもある医師・黒田脩二(柳葉敏郎)だった。


 搬送された患者は団地の3階から転落した73歳の女性・滝川珠代。藍沢たちは、黒田や三井環奈(りょう)ら先輩医師たちをフォローした。黒田は、患者の呼吸状態の悪化に素早く対応した藍沢と、豊富な医療知識の一端を垣間見せた白石にオペに入るよう命じると、緋山には患者の家族への連絡、藤川には手術室への連絡と麻酔の依頼を指示する。初日からオペに加われることを当然だと受け止める藍沢、緊張の面持ちの白石、同期のふたりに先を越されたことに憤然とする緋山…。

救命救急部部長・田所良昭(児玉清)から4人の指導医を務めるよう言われていた黒田は、改めて藍沢たちを見やるとこう言った。「ドクターヘリではひとつのミスも許されない。ミスは、即、患者の死だ。ヘリに乗れる医師は、重圧に耐えられる精神力と腕を持ったひとりだけ。お前ら全員ライバルだ。能力のないヤツからいなくなる」と――。

 黒田がオペを終えると、彼のPHSが鳴った。若年性糖尿病患者で、右腕に感染症を併発して運ばれてきた栗山美樹(川島海荷)が、検査を嫌がっているのだという。しかも美樹は、藤川でないと検査を受けないと言っているらしい。黒田は、藤川を美樹の元に向わせると、藍沢と白石には珠代のCT検査を指示する。

 美樹の診察をした藤川は、何故自分を指名したのか、と彼女に尋ねた。すると美樹は、藍沢に胸を見られるのは恥ずかしいから、と答える。一緒にいた冴島にも笑われてしまった藤川は、がっくりと肩を落とした。

 珠代のCT検査には、黒田と同期で、脳外科部長である西条章(杉本哲太)も駆けつけていた。検査の結果、珠代の頭部には釘が入っていることが判明する。3階から木製の棚の上に落下した際に鼻孔から釘が入ったらしい。感染症の危険もあることから、一刻も早くオペする必要があった。


 藍沢たちが食事をとっていると、そこに黒田がやってきた。午後、4人の中のひとりをヘリに乗せることになったのだという。黒田から、「ヘリに乗って現場に行きたい者は?」と問われ、一斉に手を挙げる白石、緋山、藤川。しかし、藍沢だけは何故か手を挙げなかった。

 黒田からヘリに乗るよう指示された白石は、緊張を隠せないでいた。するとそこに、ホットラインコールが入る。ドクターヘリ要請だった。若い男性がオートバイ事故を起こしたらしい。黒田、冴島、白石は、ヘリに飛び乗って現場へと急行した。

 飛行中、白石は、冴島に言われて慌てて現場の状況を確認した。しかし、現場の救急隊も到着したばかりで、詳細は何もわからなかった。

 テイクオフから10分後、ドクターヘリはランデブーポイントとなった小学校グラウンドに着陸した。患者は、カーブを曲がりきれずにガードレールに衝突したらしい。右側頭部からは大量出血していた。

 同じころ、藤川は、美樹の透析に付き添っていた。病室に戻った美樹は、ふいに、生きていてもいいことなんて何もない、と言い出す。美樹は、世の中もどんどん悪くなっていっているのだから、自分だけが辛い境遇ではない、と自分に言い聞かせて、無理矢理納得していた。実は、美樹の右腕はもはや切断するしかない状態だった。美樹も、手術には同意しているのだという。藤川はショックを隠せなかった。


 ドクターヘリが戻り、患者が初療室に運び込まれた。が、ヘリを降りたときから青ざめた表情をしていた白石は、動脈を確保し、ラインにつなぐことができない。それをフォローしたのは藍沢だった。

 廊下で藍沢とすれ違った黒田は、ヘリに乗りたいかどうか尋ねたときに、何故手を上げなかったのか、と声をかけた。藍沢は、1本でも多く乗りたいが、お情けで選んでもらっても意味がない、と答えた。黒田は、そんな藍沢に、白石が現場で何もできなかったことを伝えると、「明日はお前が乗れ」と言い残して去っていく。

 あくる日、珠代の手術が行われる。西条から見学を許された緋山は、ふいにその準備を止めると、自分がいまやらなければいけないことをやる、と言って出て行く。

 そのころ、美樹もオペに向おうとしていた。エレベーターを待っている間、藤川は、美樹に向って、フライトドクターになる夢を絶対に掴んでみせる、と話す。美樹は、そんな藤川に、最後の握手をしてほしい、と告げた。「私も…この感触、忘れない。ずっと」美樹は、藤川にそういって笑って見せた。

 緋山は、珠代の息子たちだけでなく、親類らの電話番号が書かれたメモを手に、何度も電話をかけていた。珠代が目を覚ましたときにせめて誰かが側にいてほしい、という思いからだった。

 そんな中、ドクターヘリの出動要請が入った。工場で、若い作業員が工作機械に右腕を巻き込まれたのだ。レスキューによる救出作業は難航していた。黒田、冴島とともに現場に急行した藍沢は、大量血胸による心停止を危惧し、患者を助けるために右腕を切断する。搬送途中の藍沢からその報告を受けた白石たちは驚きを隠せなかった。三井は、そんな彼らに、早期の切断は賢明な判断だ、と告げた。

 緋山が手術を終えた珠代の元に向うと、そこにひとりの中年女性が立っていた。その女性は、怒ったような表情で緋山に近付くと、不意に手を差し出して感謝の言葉を述べた。その女性は珠代の姪だった。緋山は、涙を堪えた。

 手術を終えた美樹は、布団を被って泣いていた。藤川は、声をかけることもできなかった。

 白石が乗っていたエレベーターに、藍沢が乗り込んできた。白石から現場のことを尋ねられた藍沢は、暑かった、と答えた。普通の病院の1年の経験がフライトドクターなら1ヵ月でできるから凄い、と高揚したようすで話す藍沢を、複雑な思いで見つめる白石。「ここでワンミッションでも多くヘリに乗って、たくさんの症例をこなす。そして誰よりも早く…俺は、名医になる」藍沢は、そう白石に告げ…。



第1話 2008年7月03日 「決断」  21.2%

第2話 2008年7月10日 「責務」   16.0%

第3話 2008年7月17日 「急変」    16.0%

第4話 2008年7月24日 「母の愛」  13.2%

第5話 2008年7月31日 「過去」    15.7%

第6話 2008年8月07日 「無償の愛」 15.6%

第7話 2008年8月14日 「告白」 10.8%

第8話 2008年8月21日 「決断」 13.4%

第9話 2008年8月28日 「壊れた絆」 15.8%

第10話 2008年9月4日 「揺れる心」14.9% 

第11話(最終話)2008年9月11日

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四つの嘘 第二話あらすじ

 女子高時代の同級生、原詩文(永作博美)、西尾満希子(寺島しのぶ)、灰谷ネリ(高島礼子)の3人は、同じく同級生の戸倉美波(羽田美智子)が、美波のかつての恋人で詩文の元夫・河野圭史(仲村トオル)と同じ船舶事故で死亡したことを知る。それなりに衝撃を受けつつも、好きな男と一緒に逝けて「幸せな死に方をした」と口をそろえる詩文とネリに、満希子は大激怒。高校時代と変わらず、価値観の相違は平行線をたどる。

 店を出たところで、急患で呼ばれたネリは病院へ向かい、詩文は恋人の安城英児(勝地涼)のもとへ。一方、帰宅した満希子は夫の武(渡辺いっけい)に、美波のお悔やみをどうしようかと相談する。バンクーバーに行きたいが、自分がいないと家族が困るだろうと憂慮する満希子だったが、武に「困らないよ、別に」と即答され、拍子抜けしてしまう。

 その後、外務省が情報を操作しているのか、圭史の死は報道されなくなる。詩文の娘・冬子(松山愛里)は、特別扱いされる実の父親の死を「なんか事件っぽい感じ」と面白がってみせるが、ひとりになると複雑な表情に……。

 その頃、急患の処置を終えたネリは、人気のない病院内で不意に誰かにつけられているような不安にかられ、研修医の福山(長谷川博己)に自宅まで送るよう命じる。家の鍵を開け、用心深く中を確認するネリ。

 翌日、満希子はさっそくバンクーバーへのチケットを取るため旅行代理店へ。一人での渡航に不安を隠せない満希子。
一方、店番をしている詩文のもとに、圭史の母・良子(野際陽子)が訪ねてくる。圭史が払うはずだった冬子の養育費を請求していた詩文に、法律的にその義務はないと告げる良子。そして、いくばくかの手切れ金を渡すとともに、今後一切の縁を断つという念書への署名を迫る。さらに、詩文のせいで圭史の経歴に傷がつき、女性不信にもなったとののしる良子だが、詩文は一寸のためらいもなく、圭史は好きな女と死んだのだと冷静に告げる。動揺する良子に、養育費の交渉を続ける詩文。

 数日後、バンクーバーへと旅立った満希子は、すでに遺骨になってしまった美波と対面する。美波の娘・彩(楢葉桃菜)から、美波の両親も彩も美波の遺体を見ていないと聞かされ、どこか不自然さを感じる満希子。その後、娘のゆかり(夏未レイナ)に電話をかけた満希子だったが、なぜかゆかりはメイド服姿で街を歩いていた。

 戸倉家に泊まることになった満希子は、美波たち夫婦の寝室が別だったことを知る。美波の部屋には、満希子が抱いていた美波のイメージとは違う華やかな洋服が並んでいた。満希子は思わず、携帯電話のカメラで部屋の様子や洋服を撮影してしまう。

 翌日、美波が命を落としたカナダの海に別れを告げた満希子は、出発間際の空港で、美波の夫・雅之(二階堂智)から美波の手帳を託される。「美波には男がいたようなんです。これに何もかも書いてあります」と打ち明けられた満希子は、帰国早々、詩文を訪ねる。

 美波の手帳を詩文に見せながら、詩文の顔を伺う満希子。美波の部屋で撮影した写真をも見せる満希子に呆れる詩文だったが、満希子はそんなことはかまわず、手帳に書かれたマークについても興味津々で聞いてくるのだった。そのとき、詩文の携帯に計量をパスしたという英児からの連絡が入る。肉屋でステーキを買い、英児のアパートへと向かう詩文。

 翌日、英児から試合のチケットを渡された詩文は、久しぶりに英児の試合を見に行くことに。試合は英児優勢で展開するが、5ラウンドで苦し紛れに相手が発したパンチが英児の顔面に当たり、英児はKO負けしてしまった。

 その夜、いつもの試合の後のように、詩文の身体を求める英児。だが、その瞬間、激しい全身痙攣を起こし、救急車でネリの病院へと運び込まれる。病院の廊下で、身に付けたブラウスのボタンが掛け違えていることにも気づかず、呆然と立ち尽くす詩文で……。



第1話 2008年7月10日 「41歳?隣の女には負けられない!!」 11.8%

第2話 2008年7月17日 「41歳…命をかけた不倫の恋」 10.6%

第3話 2008年7月24日 「41歳…建前と本音」 8.3%

第4話 2008年7月31日 「女41歳おひとりさまの真実」 8.1%

第5話 2008年8月7日 「衝撃の夜〜花火散らして」9.2%

第6話 2008年8月14日 「家庭内スキャンダル!!」10.8%

第7話 2008年8月21日 「危険な女ともだち」7.0%

第8話 2008年8月28日「そして嘘は暴かれ始める」8.7%

最終話 2008年9月4日
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四つの嘘 第一話あらすじ

カナダ時間、2008年6月25日午後3時――。カナダ・ホーシューベイに向かうフェリーの甲板にひとりの日本人女性が乗っていた。彼女の名前は戸倉美波(羽田美智子)。彼女と一緒にいるのは、河野圭史(仲村トオル)。二人は親しげに手を絡ませながら、楽しそうに話している。景色は流れ、フェリーがホーシューベイに近づいたその時、突然フェリーが大きく揺れ、甲板が傾いた。繋いでいた二人の手は離れ、二人の身体は海へと投げ出されてしまう――。

 その数時間後、東京・隅田川の近く、寿町の仏壇屋通りにある西尾仏具店の2階で、朝食の後片付けをしていた西尾満希子(寺島しのぶ)は、カナダで起きた船舶事故を伝えるニュースで、“河野圭史”という懐かしい名前を耳にする。

 思わず、高校時代の友人・灰谷ネリ(高島礼子)に電話をする満希子。だが、救命救急センターで外科医として働いているネリは、急患の処置の真っ最中で、電話になど出られない。満希子は悩んだ挙句、カナダに住む高校時代の親友・美波に電話をかけるが、電話に出た美波の夫・雅之(二階堂智)は、美波はまだ帰っていないと答える。「事故が起こったカナダにいる美波も帰宅していない…」満希子の胸に予感ともいうべき直感が走った。

 同じ頃、原詩文(永作博美)も、ボクサーで年下の恋人・安城英児(勝地涼)の家で、カナダの船舶事故でシアトル日本領事館勤務の“河野圭史”が死亡したことを告げるニュースを見ていた。画面を見つめる詩文に、「知ってる人?」と尋ねる英児。詩文は「夫だった人」と答える。

 そして家に戻った詩文は、実家の本屋の店番をしている父親の禮一郎(品川徹)に、顔色ひとつ変えず、元夫の圭史が死んだことを告げる。圭史とは娘が生まれてすぐ別れてしまい、それから16年間、一度も会っていなかった。

 しかし、その数時間後、詩文は圭史の実家を訪ね、圭史の遺体を引き取りに出発しようとしていた母親の良子(野際陽子)に、圭史が亡くなったのであれば、自分が引き取った娘の冬子(松山愛里)にも相続の権利があると、大学卒業までの養育費を要求。怒った良子に、追い返されてしまう。

 一方、いまだ美波から連絡のない満希子は、悪い予感にいてもたってもいられず、ネリの勤める病院へと向かう。ネリに会った満希子は、カナダの船舶事故で死んだ“河野圭史”は、美波の高校時代の恋人だったが、割り込んできた詩文と結婚してしまったこと。彼はシアトル日本領事館勤務だが、なぜか美波が住んでいるカナダで死んだこと。心配になって美波に電話したが、帰宅しておらず、まだ連絡がないことを一気に話し出す。だが、忙しいネリは、そんな話に付き合っていられないと席を立ってしまう。

 その夜、詩文の家では、詩文が冬子に父親が事故で亡くなったことを告げていた。だが、冬子は動じることもなく、「お別れがしたくなったら、向こうの実家にお願いするから」という詩文に、「ママはお姑さんにも嫌われているだろうから、頭下げなくていいよ」とすべてを見透かしたように答える。さらに、「魔性は魔性同士、仲良く生きていけばいい」と続ける冬子に、詩文は苦笑いするしかなかった。

 翌日、授業で怪我をした娘・冬子に付き添った詩文は、救急処置室から出てきたネリに気づく。そこはネリが勤める病院だったのだ。会話が弾んだ二人は、そのまま食事に行くことに。さらには病院の外でネリを待ち構えていた満希子と奇しくも合流する。

 店に入り、昔話に花を咲かせる3人。ネリはそこで、満希子と詩文の娘が同級生で、自分たちの卒業した高校に通っていることを知る。元々高校時代から犬猿の仲だった3人は話し込むうちにいつの間にか言い合いになり、遂にはお互いにコップの水を掛け合い、つかみ合いになってしまう。

ちょうどその時、店内のテレビに流れるニュースが、カナダのフェリー事故の犠牲者として美波の名前を告げた。画面には紛れもない、美波の顔写真が映し出される。
呆然とする満希子とは対照的に、詩文は「負けてなんかいないじゃん、あの人」とつぶやくのだった……。



第1話 2008年7月10日 「41歳?隣の女には負けられない!!」 11.8%

第2話 2008年7月17日 「41歳…命をかけた不倫の恋」 10.6%

第3話 2008年7月24日 「41歳…建前と本音」 8.3%

第4話 2008年7月31日 「女41歳おひとりさまの真実」 8.1%

第5話 2008年8月7日 「衝撃の夜〜花火散らして」9.2%

第6話 2008年8月14日 「家庭内スキャンダル!!」10.8%

第7話 2008年8月21日 「危険な女ともだち」7.0%

第8話 2008年8月28日「そして嘘は暴かれ始める」8.7%

最終話 2008年9月4日
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四つの嘘 キャスト一覧

キャスト
原詩文:永作博美、高校時代:入来茉里
西尾満希子:寺島しのぶ、高校時代:石田未来
安城英児:勝地涼
西尾武:渡辺いっけい
西尾ゆかり:夏未エレナ
西尾明:井之脇海
河野良子:野際陽子(特別出演)
原禮一郎:品川徹
原冬子:松山愛里
戸倉雅之:二階堂智
戸倉彩:楢葉桃菜
坂元弘樹:進藤学
福山:長谷川博己
井上:奥田崇
宮部:伊藤ゆみ
大森基:崎本大海
河野圭史:仲村トオル(友情出演)
戸倉美波:羽田美智子(ナレーションも兼任)、高校時代:下垣真香(9 nine)
灰谷ネリ:高島礼子、高校時代:河合優
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四つの嘘 概要

女性ゆえの狡さ、醜さ、脆さ、哀しさ、強さを永作博美主演で描く、リアルな辛口なドラマ
毎週木曜 後9:00〜9:54 ■テレビ朝日系

ある日、原詩文(永作博美)は、元夫の河野圭史(仲村トオル)がカナダのフェリー事故で死亡したというニュースを見た。

圭史は詩文の元クラスメート・戸倉美波(羽田美智子)の元恋人で、詩文が奪って結婚したが、結局は別れた男だった。伝聞では、美波もカナダに住んでいたはず。

このニュースをきっかけに、詩文、西尾満希子(寺島しのぶ)、灰谷ネリ(高島礼子)ら元クラスメートで会うことになった。だがもともと、仲が良かったわけでもなかった3人だから、たちまち大ゲンカに発展。だが同じフェリー事故で美波が死亡したニュースが流れると……。


スタッフ、キャスト
原作: 大石静
脚本: 大石静
演出: 松田秀和、藤田明二
出演: 永作博美、寺島しのぶ、勝地涼、渡辺いっけい、野際陽子(特別出演)、仲村トオル(友情出演)、羽田美智子、高島礼子ほか


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その男、副署長 File.3 あらすじ

File.3 2008年07月17日 「なぜ、殺された人気コラムニスト胃袋からは長ネギと九条ネギの2種類が発見されたのか!? 」

 弱りました…。またしても殺しです。何者かと争った末に歩道橋から転落死した被害者は、毒舌が売りのコラムニスト・恩田利樹(工藤俊作)。しかも重要参考人として名前が挙がったのは、我々もよく知る『週刊タイムス』の記者・島英明(的場浩司)ではありませんか!

どうやら島と恩田は新聞社勤務時代から反目し合っていた間柄で、事件当日も喫茶店でひと悶着あったとか。親交のある島が重要参考人とあらば、副署長(船越英一郎)が黙っているはずがありません。決裁業務を放り出し、取調べに聞き耳を立てる始末…。

しかも副署長は、事件直前にラーメンを食べた被害者の胃袋から、材料の長ネギだけでなく、使われていないはずの九条ネギまでも発見されたことを知り、「妙だ、妙だ」とおっしゃられる。私に言わせれば、本来の仕事そっちのけで事件に首を突っ込む副署長の方が妙なのですが…。

 閑話休題。そんな中、恩田利樹のコラムを掲載していた新聞の編集者・岸辺みのり(雛形あきこ)が「事件のあった夜に、島さんと一緒に飲んでいました」と名乗り出ました。これにて、島の無罪が証明されたのです。しかし、真犯人が捕まったわけではない。膨大な決裁書類に判を押しながらも、副署長は事件の真相が気になって仕方のないご様子…。

 そんな折、恩田が生前「注文した九条ネギから青虫が出てきた」と、京野菜の人気ブランド『寺本ファーム』をコラムで叩いたことが明らかになりました。副署長は「留置場のメニューに野菜料理を増やすため、仕入先を検討する」との理由で、署長(萬田久子)から外出許可を取って寺本ファームへ。野菜の仕入れ先を検討するのは大いに結構!でも、いささか時間がかかり過ぎです。ま、まさか副署長…。

残念ながら、私の懸念は的中しました。副署長が寺本ファームを訪れた真の理由は、事件の捜査のためでした。そして、副署長はそこで岸辺みのりと遭遇。記事のせいで世間から受けた酷い中傷に耐えかね、経営者夫婦の妻・寺本真理子(北原佐和子)が家を飛び出したことをお知りになったようです。

 その矢先、捜査の矛先をガラリと変える新たな目撃証言が! なんと、事件当夜に慌てた様子の女がタクシーを拾って逃げ去る姿が目撃されていたのです。時を同じくして、副署長は岸辺みのりが島との待ち合わせに遅刻したことをお知りになられました。もちろん、副署長がそわそわし始めたのは言うまでもありません。

どうやら私の目の届かぬところで、平松刑事(宇梶剛士)らに頼み、寺本ファームの無人販売所にあった100円玉の指紋鑑定をしていたよう…。そしてとうとう、ある事実を突き止めてしまわれたのです!

「俺の我慢もここまでだっ!」

 私が決裁書類の山をお運びしたときには、副署長の姿はありませんでした。コートハンガーには制服…。そう来ましたか、副署長……。嗚呼、またしても副署長は私の目を盗み、“トイレ”へ出掛けてしまわれそうです。弱りました…。

 そのころ、副署長は寺本ファームに岸辺みのりを呼び出されておいででした。
「恩田の胃に残っていた九条ネギは、あなたが食べさせたネギですよね?」

 寺本夫妻の人生を狂わせたコラム記事の責任を取りたい――
そんな正義感に燃えた岸辺みのりは事件当日、寺本ファームの無人販売所で九条ネギを購入。それを恩田に食べさせ、修正記事を書かせようとしていたのです。
しかし、恩田は修正記事の執筆を承諾するどころか、寺本ファームを糾弾するコラムを書いたことすら忘れていたのであります!

絶えられないまでの怒りを感じた岸辺みのりは、咄嗟に恩田を歩道橋から突き落としました。事件は暴走した正義感が原因で起こったものだったのです…。

「自首するんだ。自分の取った行動に最後まで責任を持つために…自分自身のために!」

 副署長の心からの叫びは岸辺みのりに深く突き刺さったのでしょう。やがて、彼女は自首しました。その直後、寺本夫婦は再び一緒に暮らすようになりました。その夫婦復縁のキッカケは、岸辺みのりの意志を継いだ副署長が、編集部に届いた寺本ファーム宛の励ましメールを彼らに見せたからだとか…。それが真実ならば、副署長はやはり心のある立派な御方!

しかし、私はこの場では、それが真実であるとは断言しかねます。副署長はずっと服務に忠実であり、制服を脱いで席を外された間はただ“トイレ”にお篭りになられていただけ――私はそう解釈しているからであります。署長に何を尋ねられても、私はそう申し上げる所存です。それでよろしいですな、副署長?



File.1 2008年07月3日 「なぜ、コンビニ立てこもり犯の手にしていた包丁には、店内の誰も刺していないのに血痕が付着していたのか?」 12.4%

File.2 2008年07月10日 「なぜ、人気漫画家は、殺された叔父の遺骨を
タクシーの中に置き忘れたのか!?」
11.6%

File.3 2008年07月17日 「なぜ、殺された人気コラムニスト胃袋からは
長ネギと九条ネギの2種類が発見されたのか!?」 11.6%

File.4 2008年07月24日 「なぜ、あの近藤警務課長が制服を脱ぎ捨てて
河原町署から飛び出していったのか?」
10.9%

File.5 2008年07月31日 「ストーカーを殺した女は、なぜ1万6800円もする安眠枕を通販で五つも買ったのか?」 12.8%

File.6 2008年08月07日 「なぜ、漂着死体が発見された前日、喫茶店『ビーベリー』のコーヒーカップは温まっていなかったのか?」12.6%

File.7 2008年08月14日 「偽装問題で揺れる大手スーパーの重役は、なぜ、真夏の熱帯夜に凍死したのか?」13.0%

File.8 2008年08月21日 「なぜ、面影寺の跡取り息子が、沢渡神社の石階段の下で死んでいたのか?」8.7%

File.9 2008年08月28日 「ひき逃げ事件を目撃した学童擁護員は、なぜ嘘の証言をしたのか?」12.2%

File.10 2008年09月04日 「ネットカフェの防犯カメラに映った女は、なぜ、香水の残り香とホットケーキを個室の中に残して消えたのか?」

『その男、副署長 File.3 あらすじ』の上へ

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その男、副署長 File.2 あらすじ

File.2 2008年07月10日 「なぜ、人気漫画家は、殺された叔父の遺骨をタクシーの中に
置き忘れたのか!?」

 またしても我が河原町署の管轄内で殺人事件が起こってしまいました。今回の被害者は不動産会社社長の赤沢洋平(峰蘭太郎)という男性。自宅で脇腹を刺されて亡くなっていたのです。約200万円が入った鞄が無くなっていたこと、現場の床に来客用のスリッパが転がっていたことから、署長(萬田久子)の鶴の一声で、物盗りと怨恨の両面から捜査が開始されることになりました。

もちろん、副署長(船越英一郎)が首を突っ込むような案件では断じてありません。副署長はといえば、事件の2日後にタクシーに置き忘れられた骨箱の落とし主を捜す仕事を任されることになりました。

 しかし! やたらと殺人事件の方へ関心を寄せていた副署長の超人的な力でも働いてしまったのか?くわばら、くわばら…。なんとまぁ、骨箱を車中に忘れたのは人気漫画家の赤沢真美子(有森也実)ということが判明。彼女は被害者と折り合いの悪かった姪で、今回の殺しの容疑もかかっている人物であります。

しかも骨箱の中身は、赤沢洋平の遺骨だった! 何でもタクシー運転手の木村夏彦(藤岡太郎)によれば、火葬場からタクシーに乗った赤沢真美子は目的地へ向かう途中、突然何かに吃驚したようで、慌てて骨箱を置いて降りてしまったとか。事件が発生した当初から私は密かに懸念しておったのですが、イヤな予感は的中するものです…。案の定、副署長は赤沢真美子がなぜ叔父の遺骨を置き忘れたか――その理由と殺人事件との関連性を疑い始められたのです。

 そのころ署長たちは、自宅でアシスタントたちと仕事をしていた赤沢真美子が、赤沢洋平の死亡推定時刻あたりに30分ほど、裏口に続く奥の部屋へ消えたことを突き止めていました。赤沢真美子の家と事件現場は車で約10分の距離。つまり犯行は可能なのです!

さらに事件当夜、赤沢真美子の車が事件現場付近に駐車していたという目撃証言も飛び出した。しかし、署長たちがそのことを副署長に報告する義務などもちろんありません。副署長はやきもきしながらも、必死に我慢しておられました。

 しかし困ったことに、あの副署長が我慢を押し通せるはずもありません。副署長は所用で赤沢真美子のもとを訪れては、こっそり聞き込みをしておられました。そして、赤沢洋平が無断で彼女の漫画のキャラクターを事業宣伝に使おうとしていたこと、不動産業に従事する裏であくどい高利貸しをしていたことが原因で、不仲だったことをお知りになった。

副署長は彼女が骨箱をタクシーに置き忘れた上に、すぐに届出を提出しなかった理由についても尋ねられたようですが、核心を突く答えは得られなかったようです…。

 やがて、事件現場から車で30分のところにある公園で、赤沢洋平の鞄が見つかりました。30分しか席を外していない赤沢真美子には、そこまで鞄を捨てに行くだけの時間的余裕はありません。赤沢真美子はシロなのか!?

しかし、副署長はまたしても引っかかってしまわれた! 事件当夜、被害者の携帯電話は事件現場の庭に捨ててありました。なぜ鞄と携帯を別々の場所に捨てたのか…。副署長は書類に判子を押しながらも、心ここにあらず…。頭の中ですべての情報を整理し、遂に事件のからくりを見抜いてしまわれたのです!

 私が折を見ては釘を刺したというのに、副署長はとうとう我慢できなかったようです。

「俺の我慢もここまでだっ!」

 気が付けば、副署長は制服と山積みの決裁書類を置き去りにしたまま、外出されていました。ふ、副署長…あれほど外出は所用に限るよう申し上げたというのに!!

 副署長は赤沢真美子のもとを訪れ、事件のあらましを説明しておられました。赤沢洋平の殺害現場には2人の人間がいた、というのが副署長の見解でした。あの夜、被害者宅を訪れた赤沢真美子は、刺されて呻く被害者と逃げ去る男の姿を目撃。

しかし彼女は救急車を呼ぼうとする叔父の携帯電話を庭に投げ捨て、苦しむ叔父を見捨てて去ったのです。

ところが後日、彼女は火葬場からの帰り道、タクシー運転手・木村の顔を見て愕然とした。彼こそ金目当てで赤沢洋平を殺した犯人だったからです。慌ててタクシーを降りた彼女は、骨箱を置き忘れました。しかも事情を聞かれるのを恐れ、警察にも届け出なかったのです。

 赤沢真美子には自殺した父がいたそうです。事業に失敗した彼は弟である赤沢洋平に援助を頼むも断られ、追い詰められた挙句に命を絶ったとか。それが原因で、彼女は漫画で正義感溢れる物語を紡ぎ出すようになり、その世界をファンの子どもたちと共有することが生き甲斐になりました。

ところが先日、彼女のファンである子どもの父親が赤沢洋平からした借金の返済に苦しみ自殺。赤沢真美子は残された母子の借金の肩代わりを申し出るため、事件当夜に赤沢洋平を訪ねたのだといいます。叔父を見殺しにしたのは正義だ――そう主張する赤沢真美子。

しかし、副署長は彼女が偽物の正義に対して密かに抱いている後ろめたさを見抜いておられました…。結局、赤沢真美子は河原町署に出頭。犯人の目撃証言をすると同時に、彼女自身も社会的制裁を受けることで、真の正義を貫いたのでした。

 こうして副署長は長い“トイレ”からお戻りになられました。それにしても、いつになったら“トイレ”を我慢できるようになるのやら…。副署長の未決裁書類同様、私の気苦労も未だ山積みでございます…。


File.1 2008年07月3日 「なぜ、コンビニ立てこもり犯の手にしていた包丁には、店内の誰も刺していないのに血痕が付着していたのか?」 12.4%

File.2 2008年07月10日 「なぜ、人気漫画家は、殺された叔父の遺骨を
タクシーの中に置き忘れたのか!?」 11.6%

File.3 2008年07月17日 「なぜ、殺された人気コラムニスト胃袋からは
長ネギと九条ネギの2種類が発見されたのか!?」
11.6%

File.4 2008年07月24日 「なぜ、あの近藤警務課長が制服を脱ぎ捨てて
河原町署から飛び出していったのか?」
10.9%

File.5 2008年07月31日 「ストーカーを殺した女は、なぜ1万6800円もする安眠枕を通販で五つも買ったのか?」 12.8%

File.6 2008年08月07日 「なぜ、漂着死体が発見された前日、喫茶店『ビーベリー』のコーヒーカップは温まっていなかったのか?」12.6%

File.7 2008年08月14日 「偽装問題で揺れる大手スーパーの重役は、なぜ、真夏の熱帯夜に凍死したのか?」13.0%

File.8 2008年08月21日 「なぜ、面影寺の跡取り息子が、沢渡神社の石階段の下で死んでいたのか?」8.7%

File.9 2008年08月28日 「ひき逃げ事件を目撃した学童擁護員は、なぜ嘘の証言をしたのか?」12.2%

File.10 2008年09月04日 「ネットカフェの防犯カメラに映った女は、なぜ、香水の残り香とホットケーキを個室の中に残して消えたのか?」

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その男、副署長 File.1 あらすじ

File.1 2008年07月3日 「なぜ、コンビニ立てこもり犯の手にしていた包丁には、
店内の誰も刺していないのに血痕が付着していたのか?」

我が河原町署は署長(萬田久子)の指揮のもと、本日も検挙率アップ・犯罪撲滅を目標に奮闘しております。

 そんな中、誠に遺憾ながら、コンビニ立てこもり事件が発生しました。血の付いた包丁を持って押し入ったのは福来俊輔(風間俊介)という無職の男。我が署の刑事たちはこの男が店内のビールを飲み始めた隙をついて、身柄を確保。「金目当ての犯行」との自供も取りました。

 さて、ここからは副署長(船越英一郎)の出番であります。事件でご迷惑をかけた方々への挨拶廻りこそ、副署長がすべき業務。しかも、めずらしく「我慢、我慢」などと漏らすことなく、職務を遂行してらっしゃる! ふ、副署長…ご立派なお姿…。私は人知れず感涙にむせいだものです。

 ところが! 副署長は拘留中の福来俊輔の態度から心の闇を感じ取り、単純な強盗事件ではない、とにらんだご様子。しかも、事件のあったコンビニが契約するセキュリティー会社の警備課長で元警察官の福来信高(竜雷太)さんが立てこもり犯の父親だとお知りになった! その後、副署長は例のごとくこっそり平松刑事(宇梶剛士)から、福来俊輔が昨年9月に母親・福来聡子(鈴木法子)を交通事故で亡くした後、父親と寝たきりの祖父の3人暮らしだったが、今は家を出て一人暮らしをしていること、事件当日に楽器店で社員採用の面接を受けて「ほぼ採用決定」と口頭で伝えられていたことを聞き出したとか。

 念願の就職がほぼ決まったその日にコンビニ強盗…。副署長はますます今回の事件を不可解に感じられたご様子。まさかとは思いましたが…私が気付いた際には、時すでに遅うございました…。事件の翌日、副署長は「被害状況の再確認をする」とだけ言い残し、外へ飛び出してしまわれた。あまりにも一瞬の出来事で、私にはなすすべもありませんでした…。

 結局、副署長はその後、コンビニの店長・吉田(鈴木正幸)さんと共に人質となった女子店員・立花ゆかり(山口佳奈子)さんのもとを訪れ、彼女が福来俊輔と友人だったこと、包丁には最初から血が付着していたこと、福来俊輔が泣きながら「親父…親父…」と言っていたことをお知りになったそうです。さらには、『週刊タイムス』の記者・島英明(的場浩司)から「福来俊輔とその父親は今、どでかい渦の真ん中にいる」と、不穏な影をほのめかされたとか。どうやら今回の事件には副署長の想像を遥かに超えた何かが隠されているようです…。

「俺の我慢もここまでだっ!」

 またしても制服を脱いで、独自捜査に出掛けようとする副署長。しかし、私としては副署長に上まで上り詰めて頂き、警察の組織自体を改革して頂かなければならない。今ここで職務を放棄し、その道を閉ざさせるわけには行きません。
「副署長、制服を着ていて下さい!」
 私は飛び出そうとする副署長を何とかお止めしました。しかし……。

 意外なことに事態は複雑化し、死後丸1日経ったと思われる男性の刺殺体が発見されたのです! 被害者は、多くの負傷者・死亡者を出した大型トラックのリコールの記者発表をしたばかりの大手自動車メーカーの専務・竹内友則(河西健司)氏。現場は福来俊輔が面接を受けた楽器店からほど近い場所でした。しかもその翌朝、副署長は福来俊輔の包丁に付着していた血液が竹内氏と同じAB型だったこと、殺害現場近くに捨てられた竹内氏の財布と名刺入れに福来俊輔の指紋が付いていたことを知ってしまわれたのです!

 やがて島のスクープ記事から、副署長は福来俊輔の母親が先日リコールしたトラックにはねられて死亡していたことを知ることになりました。さらに、福来俊輔がその件を追及しようと、竹内氏に掴みかかったことも判明。福来俊輔も竹内氏の殺害を認めました。ところが、副署長はなぜ殺しの後にコンビニに押し入ったのか、合点がいかないご様子。

「今度こそ…俺の我慢もここまでだっ!」

 辛抱できず…か、副署長! 私がトイレから清々しい気分で戻りましたところ、副署長の姿はすでになく…。こうなった以上、私に副署長の独自捜査を止めることは不可能かと。

 私の目を盗んで外へ飛び出した副署長は、福来俊輔の叔母にあたる福来幸子(前川恵美子)さんから福来信高・俊輔親子の最後の会話を教えて頂いたようです。
「だったら親父、俺と一緒にやるかよ! あいつらを許さねぇで…」
「やろうじゃないか。戦おうじゃないか」
「常識破りのこともやっちゃってくれるのかよっ!」
「やる。誓う」

 それは副署長が先日、福来信高さんからも聞いた会話。警察官の息子であることからくるプレッシャーで心が折れ、「自分の可能性を信じろ」という父親の声を受け入れることのなかった福来俊輔から、かすかな手ごたえを感じたという瞬間の会話と同じものでした。

 すべてを察した副署長は福来家へ急行しました。そこで、今まさに父親を道連れに焼身自殺を図ろうとする福来信高さんと対峙したのです! 副署長の必死の呼びかけで、福来さんは罪を告白しました。彼は事件当日、包丁など料理道具を買った帰り道の竹内氏と遭遇。

ところが、竹内氏は自分たちの過失がもとで亡くなった妻の名前を覚えていないどころか、謝罪の言葉すらなかった。福来さんはどうしても竹内氏を許せず、竹内氏が買ったばかりの包丁で刺してしまったのです。

一方、福来俊輔は面接の帰りに偶然その現場を見てしまい、父親と交わした最後の会話が引き金となったと思ってしまった。
そこで咄嗟に凶器の包丁をリュックに仕舞い、財布と名刺入れを奪い取って投げ捨て、物盗りの犯行に見せかけて父親をかばおうとしたのです。動転した福来俊輔はその足で、友人のゆかりさんに相談しようとコンビニへ向かった。ところがリュックから包丁が落ち、さらにパニックになった彼は立てこもる羽目になったのです…。

 息子との深い溝に長年悩んでいた福来さんは、副署長から息子の真意を聞き、自首を決意しました。こうして事件は無事に解決したのであります。副署長のおかげで…いや、私は今回も副署長は長い、長い“トイレ”に出掛けられていただけ、と解釈しております。



File.1 2008年07月3日 「なぜ、コンビニ立てこもり犯の手にしていた包丁には、店内の誰も刺していないのに血痕が付着していたのか?」 12.4%


File.2 2008年07月10日 「なぜ、人気漫画家は、殺された叔父の遺骨をタクシーの中に置き忘れたのか!?」 11.6%

File.3 2008年07月17日 「なぜ、殺された人気コラムニスト胃袋からは長ネギと九条ネギの2種類が発見されたのか!?」 11.6%

File.4 2008年07月24日 「なぜ、あの近藤警務課長が制服を脱ぎ捨てて河原町署から飛び出していったのか?」 10.9%

File.5 2008年07月31日 「ストーカーを殺した女は、なぜ1万6800円もする安眠枕を通販で五つも買ったのか?」 12.8%

File.6 2008年08月07日 「なぜ、漂着死体が発見された前日、喫茶店『ビーベリー』のコーヒーカップは温まっていなかったのか?」12.6%

File.7 2008年08月14日 「偽装問題で揺れる大手スーパーの重役は、なぜ、真夏の熱帯夜に凍死したのか?」13.0%

File.8 2008年08月21日 「なぜ、面影寺の跡取り息子が、沢渡神社の石階段の下で死んでいたのか?」8.7%

File.9 2008年08月28日 「ひき逃げ事件を目撃した学童擁護員は、なぜ嘘の証言をしたのか?」12.2%

File.10 2008年09月04日 「ネットカフェの防犯カメラに映った女は、なぜ、香水の残り香とホットケーキを個室の中に残して消えたのか?」

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その男、副署長 概要

ハートフルミステリーの決定版! 船越英一郎主演の人気ドラマ第2弾
毎週木曜 後8:00〜8:54(初回のみ後8:00〜9:54)テレビ朝日系

京都府警河原町警察署の副署長、池永清美が周囲の目を盗み、人情で事件を解決していく刑事ドラマである。刑事ドラマでは珍しく、死人の少ないストーリーが展開される。

「2時間サスペンスの帝王」の異名を持つ船越英一郎の連ドラ初主演とあって放送前はいくぶん話題になり、本放送の視聴率も安定。第7話では16.4%(関東地区)を記録している。


スタッフ、キャスト

脚本: 塩田千種、櫻井武晴ほか
演出: 石川一郎、猪原達三ほか
出演: 船越英一郎、田中美里、宇梶剛士、鈴木一真、石丸謙二郎、酒井敏也、永井杏、春山幹介、的場浩司、本田博太、萬田久子ほか


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正義の味方 #03あらすじ

槇子(山田優)と直紀(向井理)がめでたく結ばれ、交際は順調のようだった。そんな中、容子(志田未来)宛で長州小力ファンクラブの入会グッズ一式が届く。妙なものに熱狂的に惹かれる槇子が今回ハマったのが、その長州小力。またもや容子の名前を無断で使っていたのだ。

その夜、直紀とのデートを終えて戻ってきた槇子は、ウキウキな様子でファンクラブの会報誌や小力グッズを見て、深夜にもかかわらず容子をそれにつき合わせるのだった。

翌日、寝不足のまま学校にいた容子の携帯に、槇子から小力の出演するテレビ番組を録画するように、との指令が入る。容子は急いで帰宅するが、五郎(佐野史郎)が買い換えたDVDデッキを配線していなかったため録画は失敗。これを知った槇子は、もちろん怒るが、すぐに次の指令を出す。それは、会員50名限定の小力DVDをゲットしろ、というもの。500枚のハガキを渡された容子は、ブツブツ文句を言いながらも、徹夜で応募葉書に書き込んだ。

しかし、結果は全てハズレで容子は途方にくれてしまう。 そんな折、容子は小力ファンクラブのキーホルダーを排水溝に落として困っていると、陸(本郷奏多)に声をかけられた。そして自分も小力が好きだという陸に、テレビ局勤務の陸の父親から小力のマネージャー・近藤を紹介してもらえることになる。容子は陸と一緒にテレビ局に行き、近藤に頼み込むがDVDはもう品切れ。槇子の写真を見せたり、その勤務先を教えて懸命にプッシュした容子は、もう一度探してもらう約束を取り付ける。

槇子と直紀の交際は順調だった。デートが8回目になったことから、容子は今までとは違う雰囲気を感じる。お茶やクラシックなど、直紀の趣味に合わせようと努力をしている様子から判断すると、どうやら今回の槇子は本気らしい。

 まもなく、容子の元に近藤から例のDVDがあったとの連絡。だが、近藤がそのDVDを政務省の槇子の職場に郵送したと知った容子は、慌てて槇子に知らせる。それが同僚や、直紀にバレるわけにはいかないと、槇子は何としても郵便をとめるよう容子に命令するが――。

慌てて飛び出しだ容子の前に、知佳(西内まりや)が立ちはだかる。陸と一緒にテレビ局に行ったことを怒っているのだ。容子は再びビンタを喰らう羽目に・・・、そして郵便の車にも間に合わず・・・。

 政務省では、槇子が郵便を待ち構えて昼食にも行かずにデスクで仕事をしていた。そして郵便を運ぶ職員を発見し、小力のDVDを受け取り一安心。封筒の中の小力直筆のサインを見て微笑む槇子。DVDを引き出しの中へ入れると、野上課長(徳井優)から大臣の最終答弁の書類を預かるが、あまりの空腹の為、同じ引き出しの中にしまい昼食へ出かける。

戻ってくると、なんと政務省が火事に!外で総務課のみんなが慌てていると、野上課長が槇子に預けた書類を取りに建物に戻ろうとする。槇子はその書類が小力のDVDと一緒に引き出しに入っている事を思い出す。もし野上課長が書類を取りに戻れば、自分の小力好きがバレてしまうことになる。そこで「私が行きます!書類を預かったのは私です!私の責任です!」と煙が立ち込める建物の中へ走っていく。

総務課に入った槇子はDVDを引き出しから取り出すと、そばに書類を抱えて倒れているミドリ(滝沢沙織)を発見する。外でみんなが心配そうに見守る中、槇子がミドリを背負って出てくる。最終答弁の書類を無事野上課長に手渡すと、槇子はみんなに「正義の味方だ!」と勇気を称えられる、背中には小力のDVDを隠して。

 後日、容子は槇子と一緒に小力の楽屋を訪ねる。熱しやすく冷めやすい槇子は「つまんない、あんたパラパラでも踊ってれば」と言い放ち去っていく。このことを契機に小力がパラパラを踊り大ブームを巻き起こした。

 容子は友達と買物帰りに歩いていると、五郎が泣いている若い女の腕を引き止めている姿を発見する。お父さんが浮気!?槇子の結婚に向かって家族が一致団結しているはずだったのに・・・。



各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2008年7月9日 「強烈姉とトホホ妹の傑作痛快コメディー」13.2%

第2話 2008年7月16日 「姉が恋すりゃ地獄の日々」 10.1%

第3話 2008年7月23日 「悪姉はキワモノがお好き」 8.7%

第4話 2008年7月30日 「プロポーズ大作戦」  9.4%

第5話 2008年8月6日 「結婚追い出し作戦」11.6%

第6話 2008年8月13日 「チキンハートな姉妹たち」 9.1%

第7話 2008年8月20日 「渡る世間は鬼ばっかッ!」7.8%

第8話 2008年8月27日 「喪服を着た悪魔」
10.5%


第9話 2008年9月3日 「湯けむりスッポン姉妹」
10.0%

最終話 2008年9月10日


タグ:正義の味方

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ゴンゾウ 第4話あらすじ

第4話「天使の証明」 2008年7月23日(水) 9:00〜9:54pm

 新人刑事の鶴(本仮屋ユイカ)と新進バイオリニストのもなみ(前田亜季)が銃撃され、もなみが命を落とす事件から1週間が経過した。特捜本部の佐久間(筒井道隆)は、もなみが先に撃たれたことから犯人の狙いがもなみである可能性が高いと指摘、黒木(内野聖陽)と岸(菅原大吉)にもなみの男性関係を洗うよう指示する。

 黒木らはもなみのアパートを引き払うために上京していたもなみの両親から話を聞くが、父・孝作(秋野太作)と母・光恵(浅利香津代)も、娘が恨まれるようなこともなければ、付き合っていた男性などもいなかったと口をそろえる。

もなみの部屋のものに手を付けられない、という孝作、もなみが死んだことも夢に過ぎない、という光恵。2人が娘の死をまだ受け入れられていないことに黒木も心を痛める。

 両親の証言でもなみに男性関係はないと判断した黒木だが、佐久間はそんな報告が納得できない。両親にも打ち明けられない後ろめたい男性関係だってあるはずだ。改めて両親への追及を要求する佐久間に、黒木は憔悴している、酷だと反論。しかし、捜査に情を持ち込むなと自分に教えたのはあなただ、と黒木を責める佐久間は強引に両親からさらに話を聞けと命じる。

 佐久間の強引なやり方に怒りを露にする黒木は、孝作夫婦をつついても何も出てこない、と断言。代わりにもなみの音大時代の友人を当たって、もなみに恋人などいなかったことを証明してやる、と意気込む。
 引退した寺田(綿引勝彦)の肝いりで特捜本部に合流した日比野(高橋一生)を連れて聞き込みを開始した黒木と岸。

 しかし、もなみがキャバクラでアルバイトをしていたことが判明、その店で知り合った悪質な投資コンサルタント・柿沼(遠藤憲一)と付き合っていたことがわかった。柿沼といえば、複数の愛人を囲っているという噂もある。ということは、もなみもその一人…。

会社が破産し暴力団に追われている柿沼は現在消息不明。糖尿病を患い、足を悪くしていれば、鶴が目撃したように足を引きずっている可能性もある。もなみを撃った犯人か?特捜本部は柿沼の行方を追うことに。

 もなみの意外な一面をあぶりだしてしまい、さすがの黒木もショックを受ける。東京という都会が、あの純真そうなもなみを変えてしまったのか…。そんな黒木に佐久間は孝作らもなみの両親に柿沼のことを確認してみろという。もなみを天使とまで言っていた孝作らに、もなみがキャバクラでバイトしていたこと、しかも悪質な投資コンサルタントの愛人だったなどと伝えられるわけがない。黒木が拒否すると自分で聞きに行くという佐久間。仕方なく黒木は孝作らのもとを再び訪ねるが、佐久間も同行する。

 黒木らに事実を突きつけられショックに打ちひしがれる孝作と光恵。信じられない、と否定しようとするが、佐久間はもなみの部屋にあった高価なドレスやアクセサリーを突きつけ、柿沼の愛人だったことが事実であることを強引に納得させる。

 もなみは本当に変わってしまったのか。現実が受け入れられない孝作と光恵は二重の苦しみを抱えることに。

 そんな両親の思いが痛いほどわかる黒木も思い悩むが、そこへ柿沼本人から電話がかかってきた。柿沼の妹・妙子(舟木幸)が兄に送り付けているメールに携帯番号を書いておいてもらったことが功を奏したらしい。もなみは情婦などではないと言い張る柿沼を黒木は必死で説得。出頭するという柿沼を迎えに行こうとするが、柿沼は彼の命を狙う暴力団員が張っている妹の家の前にいるという。

 あわてて駆けつけた黒木、岸、日比野だったが、柿沼はすでに暴力団に刺された後だった。息を引き取った柿沼のスーツのポケットから、もなみの手作りのネクタイを見つける黒木。母・光恵が手作りネクタイで父・孝作のハートを射止めたことを知ったもなみは、本当に好きな人ができたら自分も、と言っていた。もなみは柿沼の愛人などではない、真剣に交際していた恋人だったのだ。

 黒木らから娘が愛人などではなかったことを知らされた孝作と光恵は、悲しみを新たに抱き合って涙を流す。

 今回ばかりは黒木の意見が正しかった。理沙(大塚寧々)に責められる佐久間は、心に傷を受けたからと備品係などに成り下がる黒木が許せないと言い放つ。

 そんな佐久間が帰宅すると、目の前には美しい妻ではなく、車いすから落ちて動けない老婆(有馬稲子)の姿が。あわてて助け起こし世話をしようとする佐久間を老婆は激しく罵倒する。
「薄情息子!薄情息子!…」

 ひとり苦い思いを噛みしめる黒木は、こっそりと薬を取り出し一錠口に運ぶ。そして持ち上げることができなかったダンベルを何度も持ち上げるのだった。まるで何かに取り憑かれたかのように…。


第1話 2008年7月02日 「ダメ警官登場」 12.5%

第2話 2008年7月09日 「第一容疑者」 10.4%

第3話 2008年7月16日 「目撃者ロダン」 12.0%

第4話 2008年7月23日 「天使の証明」 10.8%

第5話 2008年7月30日 「幻の拳銃」 10.3%

第6話 2008年8月06日 「潜入捜査」 10.9%

第7話 2008年8月13日 「3年前の真実」 6.3%

第8話 2008年8月27日 「鍵を握る女」 12.2%

第9話 2008年9月03日 「真犯人」9.6% 

最終話 2008年9月10日 「夏の終わり」
タグ:ゴンゾウ

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2008年07月16日

正義の味方 キャスト

キャスト

中田家
中田容子(16) - 志田未来
中田槇子(24) - 山田優
中田五郎(52) - 佐野史郎
中田春子(48) - 田中好子

神奈川県立美し台高等学校
岡本 陸(16) - 本郷奏多
島崎麻衣(16) - 志村玲那
小松響子(16) - 中村静香
森山知佳(16) - 西内まりや
小森太一〔ジャンボ〕(16) - 入江甚儀

政務省
良川直紀(28) - 向井理
山下ミドリ - 滝沢沙織
堀田亜梨沙 - 石井美絵子
野上公一郎(課長) - 徳井優


直紀の父 - 平泉成
直紀の母 - 山口いずみ
タグ:正義の味方

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正義の味方 #02あらすじ

恋のお膳立てをするよう槇子(山田優)に命じられた容子(志田未来)は、さっそく直紀(向井理)の身辺調査をするため尾行を開始し、その住所、趣味などを調べ上げる。
そして、さらに情報を得ようとマンション内の直紀のポストを覗こうとした容子は、突然同じ学校の岡本陸(本郷奏多)に肩を叩かれる。陸はなんと直紀と同じマンションの、しかも隣の部屋に住んでいるという。しかも槇子の付けたあだ名“石狩熊子”で呼ばれた容子は、自分の行動を見られたこともあり、恥ずかしさで一杯だった。

まもなく尾行調査のかいもあって、直紀がクラシックコンサートのチケットを買ったと知った容子は、槇子に命じられるまま苦労してその隣の席を無事にゲット。だが、そのコンサートで演奏されるのは、槇子が小さな頃から、どんなにぐずっていても聞けば3秒で眠ってしまうというモーツァルトの曲。ドレスアップして会場に行ったものの、すぐに眠ってしまった槇子は、コンサート終了後、直紀に起こされ、しかもヨダレを流していたため、赤っ恥をかいてしまう。

このことで逆恨みされ、名誉を回復するよう命じられた容子は、ついに槇子の奴隷を止めようと心に誓ったのである。そんな中、父・五郎(佐野史郎)との会話から、結婚すれば槇子が家から出て行くと気がついた容子は作戦を変更。自分が自由になるためには槇子に結婚してもらうしかないと、積極的に直紀との仲を取り持とうと決めたのだったが・・・。

直紀が行く所が分ると、槇子を連れて行き良いところを見せようとするものの、ことごとく失敗し、逆に槇子の怒りを買ってしまうはめに。

 政務省では、槇子は野上課長(徳井 優)に残業しない事をたしなめられると、仕返しに雑巾の水を入れたお茶を出す。しばらくすると野上の具合が悪くなり、周りのみんなが病院に行くよう勧めるがなかなか行こうとしない・・・、そこへ槇子はウイルスが散らばって周りにも感染するから、と病院に行くように仕向けたのだ。

 容子は直紀が休みの日に海に行く情報を掴むと、槇子を連れて海にやってくる。しかし、リゾートではなく、なんとゴミ拾いのエコキャンペーンだった。容子は直紀に槇子の良いところを見て貰おうと頑張り、ゴミを拾い集めるがその途中通りすがりの男が空き缶を捨てた。それを見ていた槇子が「あんたみたいな人がいるからゴミ拾いしなきゃならなくなるの!」と怒鳴りつける。直紀がその状況を見てしまい、容子の苦労も報われずガックリ。

 容子は父・五郎の誕生日プレゼントを買う為、おもちゃ売り場にやってくると、偶然同じものを買おうとしていた直紀に出会う。容子は槇子の妹である事を話すと、直紀はまた最後の1つだった電車のおもちゃを譲ってくれた。本当に良川さんはいい人だ、お姉ちゃんの餌食にならなくて良かった!と思うが・・・。

政務省では、野上課長が検査入院中。そこへ野上の妻が槇子を訪ねてやってきた。悪性腫瘍が見つかったが早期発見の為大事には至らなかった、病院に行くよう勧めた槇子は命の恩人だと感謝される。またまた、槇子の悪事が人々に幸せをもたらしたのだ。

 そんな様子を見ていた直紀は「良かったら一緒に食事でもいかがですか」と槇子をデートに誘ってきた。槇子は躊躇するフリをするが、もちろんOK!おしゃれをして出かけていく槇子を見送る容子だったが、「あんな言い人をお姉ちゃんの餌食にしちゃダメ〜」と追いかけていく。
・・・が、容子にもまた槇子と同じ悪魔の血が。直紀と槇子が結婚すれば、自分は自由になれる!
そう思った容子は「姉をどうぞよろしくお願いします」と直紀に頭を下げる。こうして、槇子の恋は実ったのだ。

 一方、容子は学校帰りに知佳(西内まりや)が現れ、突然ビンタを一発食らった。妹はどこまでも最悪なのだ・・・。


各話 放送日 サブタイトル 視聴率
第1話 2008年7月9日 「強烈姉とトホホ妹の傑作痛快コメディー」13.2%

第2話 2008年7月16日 「姉が恋すりゃ地獄の日々」 10.1%

第3話 2008年7月23日 「悪姉はキワモノがお好き」 8.7%

第4話 2008年7月30日 「プロポーズ大作戦」  9.4%

第5話 2008年8月6日 「結婚追い出し作戦」11.6%

第6話 2008年8月13日 「チキンハートな姉妹たち」 9.1%

第7話 2008年8月20日 「渡る世間は鬼ばっかッ!」7.8%

第8話 2008年8月27日 「喪服を着た悪魔」
10.5%

第9話 2008年9月3日 「湯けむりスッポン姉妹」
10.0%

最終話 2008年9月10日

タグ:正義の味方

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正義の味方 #01あらすじ 

「姉は悪魔だ!美しい人の皮をかぶった恐ろしい悪魔、それが姉の正体だったのです」

中田容子(志田未来)は、一見幸せそうに青春を謳歌する高校1年生。
この日も,朝、通学前に彼氏が家まで迎えに来ていた。しかし、髪型が決まらずモタモタしている間に姉・槇子(山田優)が「もう少し待っててね、容子、今、ウンコしてるから」と言い放ち、さっさと出勤していく。そしてドン引きした彼に容子はあっさりとフラれてしまう。

 姉・槇子は私立大学を主席で卒業し、政務省に勤めるキャリア官僚。そのオーラを放つ美貌も手伝って、近所の人からは羨まれ、職場の同僚・部下からは、高嶺の花であり、容子の同級生からは、憧れの的だった。

 そんな姉・槇子は「やられたら、やり返す。やられなくてもやり返す。」というのがモットーだ。職場で仕事中のネイルの手入れをしている事を上司に注意されると、喫煙をあげつらって論破し、口うるさい女性先輩にもしたたかに復讐をするのだ。


しかし姉・槇子はナゼか「正義の味方」を呼ばれるのだ。


 そして槇子の一番の被害者は妹・容子だっだ。幼い頃からパシリや鬱憤晴らしの道具として扱われてきた。しかも容子のことをその様子や動きから『クマ子』と呼ぶのだ。

しかし母・春子(田中好子)は容子が姉に対する不満を漏らしても、「出来る姉を持った妹の愚痴」と誤解して理解してくれず、明るく励ます。容子が和めるのはサラリーマンの父・五郎(佐野史郎)と二人でこっそりコンビニでアイスクリームを食べている時だけだった。

 昼休みに槇子は限定20個の花御膳弁当を買いに走るが、最後の1つをようやく手にしようとしたその時、横入りした男に奪われてしまう。怒りが収まらない槇子は携帯で電話し「通行人に殴る蹴るの暴行をはたらく男がいます。特徴は・・・」と横入り男の特徴を告げたのだ。そして最後に名前を聞かれると「美し台高校の1年A組、田中容子です」と答える。

ある日、容子は学校でみんなが憧れる学年で一番イケメンの岡本陸(本郷奏多)に教科書を貸す。友達から羨ましがられる。

 一方の槇子は恋多き女で、食べ物と男の人のどちらかに絶えず恋をしているのだ。そしてその度に容子に様々な指令が下されるのだ。そして今度は、槇子は職場でイケメン・エリート官僚の良川(向井 理)に目を付け、狙いを定めようとしていた。

また、食べ物に異常なほど執着している槇子は、昼買い損ねた限定花御膳弁当を買ってくるように指令をだしていた。容子は弁当売り場の列に並ぶが最後の1個を目の前の男性に買われて売り切れに。買って帰らないと何をされるか分らない…、必死に譲ってくれるように頼み込んだ男性は良川だった。

譲ってもらった弁当を手に、夜道を急いでいると、怪しい男が後を付けて来た!最近、近所では痴漢や放火事件が起きている。容子は必死に逃げようとするが・・・


容子は必死に男から逃げているところに槇子から「私が30分以上も待てると思ってんの!」と怒りの電話が入る。容子は男に襲われそうになっていることを告げると、槇子は走って家を飛び出し、容子のもとへ走る。そして男にスタンガンを突きつける。

容子は助けに来てくれたんだ、やっぱりおねえちゃん!と喜んだ…が、槇子は特製弁当に駆け寄り、ニッコリ!やっぱり、そっちだったか…容子はがっくり。

 槇子が倒した男は連即放火魔だった。しかも特製弁当を奪った横入り男で、通報された事を恨んで容子を狙っていたのだ。そして警察で表彰され、金一封を受け取る槇子。

そんな時、容子を振った元彼は同じ学校の女子を妊娠させ退学になった事を知る。私にもたまにはいいコトがあるんだとおもっていたところに、陸が教科書を返しにやってきた。「おまえ、名前まで変わってるな」と言われ、教科書の後ろを見ると『石狩熊子』と書いてある。槇子の仕業だ・・・・・・槇子は時々こんなイタズラをして楽しんでいるのだ。
そして机の中にある教科書全てに『石狩熊子』の文字が書かれてある。

夜の暗い道に住人たちが集まっている。容子が襲われた道に街頭が立ったのだ。「槇子さんは美しいだけじゃなくて、勇気もあるんだね!」という声に、母・春子も誇らしげだ。そして集まった皆から槇子は「正義の味方」だと賞賛を浴びている。そんな中、容子だけが「なんで!?正義の味方!?」と腑に落ちない。

 またまた、容子に槇子からの指令が。「55分後に政務省の前に集合!」行く訳ないでしょ…と、つぶやきながらも、慌てて飛び出していく。集合場所にやってくると槇子が「私のが運命の人!」と指差す方をみると、良川直紀の姿が。

そして、槇子から新たな指令が下されるのだ…。



各話 放送日 サブタイトル 視聴率

第1話 2008年7月9日 「強烈姉とトホホ妹の傑作痛快コメディー」13.2%

第2話 2008年7月16日 「姉が恋すりゃ地獄の日々」 10.1%

第3話 2008年7月23日 「悪姉はキワモノがお好き」 8.7%

第4話 2008年7月30日 「プロポーズ大作戦」  9.4%

第5話 2008年8月6日 「結婚追い出し作戦」11.6%

第6話 2008年8月13日 「チキンハートな姉妹たち」 9.1%

第7話 2008年8月20日 「渡る世間は鬼ばっかッ!」7.8%

第8話 2008年8月27日 「喪服を着た悪魔」
10.5%

第9話 2008年9月3日 「湯けむりスッポン姉妹」
10.0%

最終話 2008年9月10日

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正義の味方 概要

自己チューの姉を持つ妹が壮絶バトルを繰り広げる抱腹絶倒のコメディー
毎週水曜 後10:00〜10:54(初回のみ後10:00〜11:09)日本テレビ系

中田容子(志田未来)は青春を謳歌(おうか)するふつうの高校1年生。容子の姉・槇子(山田優)は早稲田大学を首席で卒業し、政務省に勤めるキャリア官僚。そのオーラを放つ美しさも手伝って近所、職場の人々からは高根の花。

ただ者ではない姉は、わがままで傍若無人、やることなすこと悪意に満ちていて毒をまき散らすが、世間は“正義の味方”と呼び、感謝さえしている。要するに強運の持ち主だ。

一方、容子は物心ついたころから、姉に奴隷的な支配を受けてきた。母に不満を言っても「それは妹の愚痴」と相手にされない。

ある日、容子は槇子に命令されて限定20品の有名シェフが作った弁当を買いに行かされるが売り切れで、最後の1個を買った男に弁当を譲ってくれと頼み込む。その男は槇子が目をつけたエリート官僚の良川直紀(向井理)だった……。

スタッフ、キャスト

原作: 聖千秋
脚本: 旺季志ずか、関えり香、福間正浩
演出: 中島悟ほか
出演: 志田未来、山田優、向井理、本郷奏多、滝沢沙織、佐野史郎、田中好子ほか





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ゴンゾウ 第3話あらすじ

第3話「目撃者ロダン」 2008年7月16日(水) 9:00〜9:54pm 

 制服から背広に着替え、特捜本部に合流した黒木(内野聖陽)。旧知の岸(菅原大吉)とコンビを組んでの聞き込みを始めるが、あまりの暑さに熱射病で倒れてしまうなど、いきなり足を引っ張ってしまう。

 そんな黒木を見かねた岸は、かつての第7係の写真を見せ「(昔を)取り戻せ」とハッパをかける。

 岸の言葉に発奮したのか、突然黒木は立ち上がると猛ダッシュ。
が、捜索を依頼されていた迷い犬のサブローを見つけただけだった。犬を抱き上げ今度は腰が痛いという黒木に、さすがの岸もあきれ果ててしまう。

 情けない黒木に苛立ちを露にした佐久間(筒井道隆)は、「自分がもう刑事として通用しないとわかることが怖いんですか」とキツイ一言を。さすがの黒木も怒ったように立ち上がると、「お前に殴られる方が怖い」と捨てぜりふをして聞き込みに出て行く。

 鶴(本仮屋ユイカ)ともなみ(前田亜季)が撃たれた現場にやってきた黒木は、じっとこちらを見つめるホームレスの男性に気付く。何か言いたいことがあるのか。黒木はロダン(金田明夫)というそのホームレスのダンボールハウスの中まで押しかけると、手がかりが欲しいと頭を下げる。

 黒木の熱意が通じたのか、それまで一言も言葉を発しなかったロダンが「私の名前は杉浦です」と本名を口にした。周囲のホームレス仲間はロダンがしゃべったと大騒ぎになる。

 事件当夜、杉浦のダンボールハウスに犯人が逃げ込んできたという。顔を見たという杉浦の証言で似顔絵が作られることになり、事件は一気に解決へと向かう。いきなりの手柄に黒木も悪い気はしない。だが、なぜか佐久間は複雑な表情だ。

 特捜本部の刑事たちは杉浦の証言で作られた似顔絵をもとに捜査を始めるが、黒木は一人捜査から抜けると杉浦が捨てたという妻と娘のもとへ。かつて妻が握った塩結びを頬張りながら運送業を経営してきた杉浦。調子に乗って規模を拡張して失敗、うまくいかない仕事に嫌気が差した杉浦は仕事も、妻も、娘も捨ててホームレスになったという。

 悲惨な有様の杉浦を、もとの生活を取り戻してやりたい。黒木は杉浦の家族が住むアパートを訪ねるが、娘・詩織(邑野みあ)は杉浦が黒木らに語った目撃証言はすべてウソだと思うと言う。杉浦は妻と娘の気を引こうとウソを言い、黒木のような善人を利用して家族との再会を企んでいるらしい。

 杉浦の目撃証言はウソだった!? あわてて署に駆け戻った黒木だったが、すでに佐久間が杉浦のダンボールハウスにあった雑誌から杉浦のウソを見抜いていた。ホームレスにガセネタをつかまされ、おまけに杉浦と家族を再会させることにも失敗した黒木。さらに追い討ちをかけるように寺田(綿引勝彦)が引退を宣言。その寺田は黒木に自分の代わりを務めて欲しいと言う。

 すっかり自信を失った黒木は神妙な面持ちで佐久間に自分を外してくれというが、佐久間は「大丈夫、これからです」と励ます。
が、一人廊下を歩く佐久間はおかしそうに笑いを浮かべる。その笑いが意味するものとは…?

 佐久間に不審を抱いた理沙(大塚寧々)は、黒木を刑事に復帰させたのはなんのためか、と厳しく詰め寄り、佐久間の真意を聞き出そうとする。
理沙にキスをしようとして逃げられる佐久間。怒る理沙に冷たく言い放つ。

「昔の黒木に戻して……、そして叩きのめしたいだけだ」

 黒木は詩織から預かった箱を持って杉浦=ロダンのダンボールハウスへ。フタをとると、中から妻と苦労していたころに頬張ったという塩結びが出て来た。

「これだけ食って、ここから始めたんだ…」

 塩結びは杉浦の家族からの別れを意味するものでもあったが、杉浦にまたゼロからやり直して欲しいというメッセージでもあった。

 涙ながらに塩結びを食べていた杉浦は突然立ち上がると、ダンボールハウスを壊し始めた。ダンボールの中で家族との時間を取り戻そうとウジウジしていた、それまでの自分に別れを告げるかのように…。

 黒木も杉浦からもらった塩結びをむさぼるようにかぶりつきながら夜明けの街を一人歩いていた。自らの過去を捨て去ろうとするかのように…。


第1話 2008年7月02日 「ダメ警官登場」 12.5%

第2話 2008年7月09日 「第一容疑者」 10.4%

第3話 2008年7月16日 「目撃者ロダン」 12.0%

第4話 2008年7月23日 「天使の証明」 10.8%

第5話 2008年7月30日 「幻の拳銃」 10.3%

第6話 2008年8月06日 「潜入捜査」 10.9%

第7話 2008年8月13日 「3年前の真実」 6.3%

第8話 2008年8月27日 「鍵を握る女」 12.2%

第9話 2008年9月03日 「真犯人」9.6% 

最終話 2008年9月10日 「夏の終わり」
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ゴンゾウ 第2話あらすじ

第2話「第一容疑者」 2008年7月9日(水) 9:00〜9:54pm

 井の頭署の新人刑事・鶴(本仮屋ユイカ)と若手バイオリニストのもなみ(前田亜季)が何者かに銃撃された。幸い鶴は一命をとりとめたが、もなみは死亡してしまう。井の頭署には佐久間(筒井道隆)を中心とした精鋭部隊・捜査一課13係による特別捜査本部が設置される。

 捜査一課時代の黒木(内野聖陽)の後輩でもあった佐久間は、今や備品係の“ゴンゾウ”に成り下がっていた黒木を捜査本部に加えるよう要請。黒木はのらりくらりと拒否するが、なんとしてでも捜査に加えたいという佐久間は、「それでも捜一のエース、鉄の男と呼ばれた男か」と黒木を殴りつける。惨めな姿をさらす黒木だが、あくまでも捜査本部への編入を拒否する。

 精神科医の理沙(大塚寧々)はそんな黒木が歯がゆくて仕方がない。珍しくキツイ調子で「悔しくないの!」と詰め寄ると、黒木は今まで見せたことがない怒りの形相で理沙を追いつめる。

「悔しくないと思うか」

 黒木は3年も現場を離れた自分が捜査本部で使い物にならないことを認識していた。

 捜査本部のメンバーでかつての同僚の岸(菅原大吉)が備品係の部屋へやってきた。黒木と旧交を温める岸は、一緒に捜査できなくて残念、と本音を漏らす。そんな岸の言葉に珍しく気弱な表情になる黒木。岸はそんな黒木を「俺は好きだよ、備品係の黒ちゃんも」と励ます。そんな2人の様子を遠くから窺う佐久間で…。

 鶴が救急車の中で「私のせい」と何度も口走っていたことがわかった。事件の原因が鶴にあるというのか。

 病院で意識を取り戻した鶴は、エリート刑事の兄・辰也(村上連)から状況を説明するよう迫られるが激しく動揺。理沙がしばらく鶴の面倒を見ることになる。

「私のせい」ということは、鶴に恨みを抱いている犯人がもなみをも巻き添えにした可能性がある。佐久間らの会話を耳にした日比野(高橋一生)は、自分が覚せい剤中毒で逮捕し最近出所した飯塚(加藤虎ノ介)が怪しい、と佐久間らに進言する。

飯塚逮捕のきっかけは鶴の職務質問だったからだ。捜査本部への編入を希望する日比野は、佐久間の意に反し自ら取り調べたいと直訴。佐久間は黒木が同行するなら、と条件を出す。

 仕方なく黒木は日比野と寺田(綿引勝彦)に同行。邪険に扱う日比野に言われるまま、部屋の外で待機していたが、日比野の強引な取り調べに飯塚は逆上。台所の包丁で日比野に襲いかかる。が、包丁は日比野を庇った寺田の背中に。黒木は暴れる飯塚の身柄を確保。しかし飯塚はアリバイが成立、結果的にはシロだった。

 黒木を怒らせたことで落ち込む気持ちを告白する理沙に、ようやく心を開いた鶴は事件前後の状況を語り始めた。理沙に呼ばれて鶴の病室で話を聞く黒木。しかし、犯人が先にもなみに対して発砲したことはわかったものの、犯人の容貌など詳しいことは聞けなかった。

それにしてもなぜ鶴は「私のせい」などと口走ったのか。疑問を口にする黒木に鶴は、美人で明るくて才能があるもなみを良く思っていなかったという。

「コンサート、心の中では行きたくないと思ってた。コンサートなんか出来なくなればいいのに、なくなればいいのにって。私がそんなこと思ったから…」。
 あとはすすり泣く鶴に沈痛な思いを抱く黒木。

 署に戻った黒木は、日比野の失敗に怒りを露にする佐久間に決定的な言葉を投げつけられる。

「穴を埋めろ」

 佐久間から缶コーヒーを受け取り、黙って口にする黒木。コーヒーの苦味に顔をしかめながら、捜査本部への編入という苦渋の決断を下していた。


第1話 2008年7月02日 「ダメ警官登場」 12.5%

第2話 2008年7月09日 「第一容疑者」 10.4%

第3話 2008年7月16日 「目撃者ロダン」 12.0%

第4話 2008年7月23日 「天使の証明」 10.8%

第5話 2008年7月30日 「幻の拳銃」 10.3%

第6話 2008年8月06日 「潜入捜査」 10.9%

第7話 2008年8月13日 「3年前の真実」 6.3%

第8話 2008年8月27日 「鍵を握る女」 12.2%

第9話 2008年9月03日 「真犯人」9.6% 

最終話 2008年9月10日 「夏の終わり」
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ゴンゾウ 第1話あらすじ

第1話「ダメ警官登場」 2008年7月2日(水) 9:00〜9:54pm

 警視庁井の頭署。備品係の黒木(内野聖陽)は、能力や経験はあるのに仕事をしない警官=ゴンゾウだ。かつては捜査一課のエースとして活躍していたが、ある事件をきっかけに今は所轄の備品係に。

ここでも事務員のルミ子(吉本菜穂子)に仕事を押し付け、自分はゲームに熱中している。署員のレクリエーションアイテムとして導入すべきか審査している、と言うのだが、楽しんでいるようにしか見えない。

 鶴(本仮屋ユイカ)は、そんな黒木が用意してくれた女子高生の制服を着ておとり捜査を。未成年の少女を食い物にしているニコラス(正名僕蔵)という男をまんまとデートに誘い出すまでは良かったが、刑事であることがバレてしまう。
それでもニコラスは寺田(綿引勝彦)、日比野(高橋一生)ら尾行していた刑事たちによって逮捕。事無きを得るが鶴は自らの失敗にすっかり落ち込んでしまう。

 署に戻った鶴は黒木に励まされるが、ゴンゾウに励まされても、と反発する。どうやら鶴は黒木が元捜査一課のエースだったことを信じていないらしい。黒木はそんな鶴にもなみ(前田亜季)という若いバイオリニストがなくしたバイオリンを探せという。美人のもなみの頼みを安請け合いしたらしい。

 そのころ、捜査一課殺人捜査第13係の係長・佐久間(筒井道隆)は、梅原教授(石橋蓮司)を殺人事件の参考人として連行、取調室で長い事情聴取を行っていた。

容疑者を必ずオトすことで有名な佐久間だったが、今回は時間がかかる。心配する氏家管理官(矢島健一)に対して佐久間は露骨に不快感を露にする。

 カウンセリングに現れない黒木を心配した精神科医の理沙(大塚寧々)がやってきた。理沙は黒木をもとの捜査一課に戻したいと思っているが、黒木は完治したと話を聞こうともしない。
そこへ部屋のエアコンが壊れたと鶴がやってきた。黒木に勧められるままに理沙のカウンセリングを受ける鶴は、エリート刑事の兄や両親に比べて自分は落ちこぼれ、と悩みを告白。理沙にやさしく励まされる。

 佐久間がついに梅原教授を落とした。観念した梅原は愛人だった大学職員殺害を自供。今回も佐久間のみごとな駆け引きに捜査一課のメンバーも舌を巻く。

 ニコラスが空き巣、置き引きの常習犯だったことが判明した。その盗品の中から「もなみ」と名前の入ったバイオリンが。鶴はさっそくもなみに報告する。

 が、連行途中のニコラスが逃走、自分をだました鶴が許せないとナイフを手に迫る。恐怖で後ずさる鶴、と、そこへ偶然エアコンの室外機を調べていた黒木が入ってきた。黒木は逆上して襲いかかってきたニコラスと格闘に。空手の使い手でもあるニコラス相手に大騒ぎとなるが、黒木は反撃。机から落ちたニコラスはエアコンに頭を打ち付け失神、逮捕される。おかげで壊れていたエアコンから冷風が吹き出し…。

 バイオリンを取りに来たもなみは黒木のリクエストに応えて捜査課で演奏を。その美しい調べに黒木に鶴、そして刑事たちの心も癒されていくのだった。

 大雨に断ち尽くすもなみに傘を差し出した鶴は一緒に駅まで歩いて帰ることに。
 黒木は理沙からインコを押し付けられ、イヤイヤながら育てるための勉強を始める。

 そこへ鶴ともなみが何者かに銃撃されたという連絡が入った。すぐさま本庁の捜査一課13係が井の頭署へきて、特別捜査本部が設置される。そして佐久間は井の頭署の署長に驚くべき要求を出す。「黒木警部補を入れてください」。 

 そんな佐久間の行動を知る由もない黒木。理沙に見守られながら苦い思いを噛みしめていたが、そんな自分を装うかのように笑顔を浮かべて…。


第1話 2008年7月2日 「ダメ警官登場」 12.5%

第2話 2008年7月09日 「第一容疑者」 10.4%

第3話 2008年7月16日 「目撃者ロダン」 12.0%

第4話 2008年7月23日 「天使の証明」 10.8%

第5話 2008年7月30日 「幻の拳銃」 10.3%

第6話 2008年8月06日 「潜入捜査」 10.9%

第7話 2008年8月13日 「3年前の真実」 6.3%

第8話 2008年8月27日 「鍵を握る女」 12.2%

第9話 2008年9月03日 「真犯人」9.6% 

最終話 2008年9月10日 「夏の終わり」
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モンスターペアレント 第4話あらすじ

高村樹季(米倉涼子)は、クライアントに医師の江藤克己(哀川翔)を紹介された。

ある日、望月道夫(平岡祐太)にモンスターペアレントの対応を頼まれるが、それは江藤だった。頻繁に授業を監視する江藤は学校の教育レベルが低いと担任教師の寺田の授業を批判するが、樹季は江藤の言うことは正論だと同調する。一方、小山和明(温水洋一)は江藤の名前を聞いて動揺していた。


後日、江藤の病院に人間ドッグにやってきた樹季。江藤が子供や学校に対してだけではなく病院の若い医師にも厳しいことを知りますます同調するが、息子の成績が上がらないのは寺田のせいだと断言したのには思わず閉口してしまう。

そんな中、教育委員会にやってきた江藤は息子に図工の授業を受けさせないように要望してきた。医師を目指す息子に図工は必要ないので、計算ドリルでもやらせてほしいという江藤に違和感を感じ始める樹季。そんな矢先、樹季が厳しく指導していたアソシエイトの松岡から退職依頼のメールが届いた。


一方、江藤は寺田に問題をやらせて、制限時間内に解けないと見るや、さらに大量の問題集を渡す。寺田は学校を休んでしまい、教育委員会にやってきて「自分は教師の資格がない」と肩を落とす。樹季は寺田の姿と松岡がかぶって見え、自分の態度を振り返る。 すると、小山が「江藤が厳しいのは自分のせいだ」と8年前の出来事を話し始めた。

小山は教師時代、江藤の長男・英一郎の担任だった。父親から厳しく勉強を強いられ笑顔のなかった英一郎に「思うままに生きていいんだ」と教えた小山。その結果、英一郎には笑顔が戻ったが、病院を継がないと言い出し江藤を激怒させていたのだ。


その後、親子関係は修復されることなく英一郎は中学卒業と同時に家出同然に飛び出し、今は何をしているかわからない状態に。悩んだ末、小山は江藤に会いに行き寺田を許して欲しいとお願いするが江藤は聞く耳を持たず小山を拒絶する。自分は間違っていたのかと苦しむ小山にかける言葉がない樹季。


そんな中、教育長の田川龍之介(角野卓造)から「子供、教師、保護者、それぞれの関係に正解はなく、良い悪いは他人が決めることではない」という発言を聞いた樹季は、数年前、小山に届いたアメリカからのハガキを頼りに、英一郎の居場所を探し出す。

学校では相変わらず江藤の授業監視が続いており、寺田は重圧から倒れてしまう。それを理由に教育委員会へ担任交代を訴えてきた江藤に対し、樹季は英一郎からのメッセージを渡す。

ニューヨークで働きながらミュージシャンを目指しているという英一郎からのメッセージには、江藤への謝罪の言葉と今幸せであることが書かれていた。衝撃を受けつつ踵を返し去っていく江藤。

数日後、樹季はぶっきらぼうな言い方ではあるが松岡に辞表は受理しないことを告げる。一方、江藤の授業参観も月1日に減り、息子が図工の授業を受けることも認めるようになっていた…。



第4話
江藤克巳(モンスターペアレント) - 哀川翔
千川代議士 - 中丸新将
寺田英彦 - 少路勇介
松岡高志 - 富岡晃一郎
保護者1 - 吉本菜穂子
保護者2 - やべけんじ
教頭 - 早瀬俊行
江藤英一郎 - 標永久
江藤英二郎 - 飯塚啓介
若き日の江藤英一郎 - 大嶋捷稔
生徒1 - 古田大虎
生徒2 - 下江昌也
生徒3 - 利根川鈴実
不思議少女 - 飯塚萌木


第1話 2008年7月1日 「娘の担任をかえろ」 14.2%

第2話 2008年7月8日 「学級閉鎖しろ」 11.6%

第3話 2008年7月15日 「給食費は払わない」 13.0%

第4話 2008年7月22日 「息子を絶対医者にしろ」13.2%

第5話 2008年7月29日 「カリスマ校長の秘密」 12.2%

第6話 2008年8月5日 「先生の顔を整形しろ」 11.2%

第7話 2008年8月12日 「霊感母の恐怖」8.7%

第8話 2008年8月19日 「急転!悲しみの鉄拳」 12.4%

第9話 2008年8月26日 「別離の日」11.6%

第10話 2008年9月2日 「衝撃! 刺された相棒」12.0%

最終話 2008年9月9日 

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