第11話「まだ恋は終わらない〜最終回」3月22日 木曜 夜10時
千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)は、電車の中から、真平(坂口憲二)と知美(佐津川愛美)が路上で口論しているのを目撃する。千明と和平は、あっけにとられ…。
真平たちと別れた後、和平は、千明に、プロデュースを手がける新作ドラマのことを尋ねた。だが、その際に和平が、鎌倉ロケだけはお断り、などと言ったせいでまたもや口論になってしまう。千明と和平は、顔を見ると何か言いたくなってしまうからお互いに顔を突き合わせないようにするしかない、などと言って別れた。
そんな折、思わぬ事態が起きた。千明たちがデートシーンの撮影を予定していた神社から、突然撮影を断られてしまったのだ。それを知った万理子(内田有紀)は、鎌倉でのロケを提案した。鎌倉はデートスポットも多いうえ、兄の和平が観光推進課課長をしている、と万理子。やむを得ず鎌倉市役所を訪れた千明は、和平に頭を下げて協力を要請した。すると和平は、鎌倉市民のお願いを聞かないわけにはいかない、といって撮影への協力を即決する。
ロケ当日、千明たちは、和平や知美らの協力の下、撮影の準備を進めた。そこには、ケータリングを担当する真平や手伝いにきた典子(飯島直子)、えりな(白本彩奈)の姿もあった。するとそこで、役者の到着が遅れるというトラブルが。代役でのカメラテストをすることにした武田(坂本真)は、その役を真平と知美に頼む。が、ふたりはそこでもケンカを始めてしまう。
典子は、広行(浅野和之)と一緒に離婚届を提出した後、携帯サイトで知り合った男と会いに行く。お互いに友だちを連れて約束した店を訪れ、ピニャ・コラーダを頼むのが目印だという。無理矢理駆り出された千明は、典子と一緒にとあるバーを訪れた。するとそこにやってきたのは、和平と広行だった。お互いに、ピニャ・コラーダを注文する典子、そして広行。ふたりは、千明たちと別れ、自宅へと帰って行く。
残された千明と和平は、ふたりで飲んでいた。そこで千明は、真平と別れたことを和平に報告する。真平をキープしていた自分に、嫌気がさしたのだという。それに対して真平は、失恋させてくれてありがとう、と千明に返したらしい。
一方、和平も、知美と会い、いまのような関係は止めよう、と話したことを千明に告げた。知美は、好きでいることを断るのはおかしい、自分の気持ちは自分で決める、と怒ったらしい。
千明は、友人の啓子(森口博子)と祥子(渡辺真起子)にも、真平と別れたことを打ち明けた。ふたりは、楽しませてもらった、と千明に返した。
それからしばらくの間、千明は、いままでのように長倉家に行くこともなく、自宅と職場の往復を続けていた。そんなある日、千明のもとに真平がやってきた。長倉家恒例のピクニックに誘うためだった。
千明は、長倉家や水谷家の面々とともに、バーベキューを楽しんだ。元彼の家族と普通に付き合うのも千明らしくてファンキーだ、と和平は千明に告げた。
ある夜、駅で和平に出会った千明は、いつものように口論になる。その際、サラッと和平のことは嫌いじゃない、という千明。和平も、同じ気持ちだったが、こんなシチュエーションで、しかも先に言われてしまったことに突っかかる。そんなやり取りがまた続いて…。
「月並みな言葉だけど、前を向こう…
ちゃんと生きてることが一番大事なんだ…そう思う…
人生って、自分の未来に恋をすることなのかもしれない…
自分の未来に恋していれば、きっと楽しく生きていける…
46歳独身、人生への…まだ恋をは終わらない…
もし、これから誰かと恋をするとしたら…
それを最後の恋だと思うのはやめよう…
次の恋は、最後から二番目の恋だ…
その方が人生はファンキーだ」
第1話 2012年1月12日「寂しくない大人なんていない」 千明(小泉)は、テレビ局でドラマのプロデュースを手掛ける、45歳の独身。がむしゃらに仕事をしながら、人並み以上に恋愛もしてきたが、最近は恋愛から遠ざかっている。一方、和平(中井)は、鎌倉市役所の観光推進課で課長を務める、50歳の独身。両親を早くに亡くし、4人のきょうだいの親代わりを務めてきた。
ある日、千明は仕事中に倒れ、病院に運ばれる。それがきっかけで千明は、同い年の独身仲間の啓子(森口博子)、祥子(渡辺真起子)と3人で冗談半分に話していた、鎌倉の古民家で暮らす夢を実行しようと言いだす。翌日、早速鎌倉を訪れた千明は、売りに出されている古民家にたどり着く。その家の隣家は、古民家を改装したカフェで、和平の弟・真平(坂口憲二)が店長をしている「ながくら」だった。
第2話 2012年1月19日「ひとりって切ないくらい自由」 ネズミに驚いて大声を出した千明(小泉今日子)の元に、隣に住む真平(坂口憲二)がやって来た。朝まで一緒にいてあげると言う真平に、ばかにされたと思った千明は、その申し出を断る。話を聞いた啓子(森口博子)と祥子(渡辺真起子)は、据え膳食わぬは女の恥などと言って千明を非難する。一方、和平(中井貴一)は、勤め先の市役所に何かと要望を出してくる一条(織本順吉)から、いきなり見合い写真を渡される。相手は50代の、夫を亡くした美しい女性だった。一条は一方的に見合いの日取りを和平に伝えると、返事も聞かずに去っていく。
第3話 2012年1月26日「大人の青春を笑うな!」 カフェ「ながくら」で千明(小泉今日子)が朝食を食べていると、典子(飯島直子)が夫・広行(浅野和之)を連れて現れる。万理子(内田有紀)が昨晩から引きこもっているのは、広行が原因だという。万理子が出会い系サイトに千明の写真を登録して待ち合わせ場所を観察したところ、現れた男性3人の中に広行がいたのだ。典子は、広行の浮気心が若い女の子ではなく自分と同い年の千明に向いたことが許せず、怒りを千明にぶつける。
第4話 2012年2月2日「女が年取るってせつないよね」 千明(小泉今日子)は万理子(内田有紀)から、真平(坂口憲二)と一緒にいた女性は小学校時代の同級生・畑中みどり(吉田羊)だと聞かされる。一方、和平(中井貴一)は、見合いをする予定だった秀子(美保純)と街中で偶然出会い、地元のカフェに行く。二人は互いに照れながらも、いい雰囲気で会話を楽しむ。そこへ千明が、万理子を連れて店に入ってくる。和平たちの姿に気付き、彼らから離れた席に着いた千明は、万理子から、みどりが離婚して地元に戻ってきたことを聞く。
第5話 2012年2月9日「人生最後の恋って何だろう」 家を飛び出し、千明(小泉今日子)の家に転がり込んだ典子(飯島直子)は、翌朝、長倉家で朝食を取ろうと千明を引っ張っていく。和平(中井貴一)は、典子がまた家出をしたと知ると、子供もいるのだから夫婦で話し合えと説教する。しかし、典子は和平の言葉を無視し、万理子(内田有紀)に、出会い系掲示板のやり方を教えてほしいと頼む。一方、スタッフから電話で呼び出された千明は、三井(久保田磨希)と共に脚本家のハルカ(益若つばさ)に会う。脚本が書けなくて苦しんでいるというハルカに、千明は、プロなのだから言い訳はしないで書け、と叱咤(しった)する。そのころ、和平は、観光推進課の提案書を持って来年度の予算会議に出席していた。
第6話 2012年2月16日「今迄のどんな恋にも似てない」 千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)は、以前約束したすてきな店へ行く。いつものように小言を言い合う二人だったが、選んだメニューが同じで不思議な沈黙に。そのころ、出会い系サイトに登録した典子(飯島直子)は、万理子(内田有紀)を引き連れ、相手と会うためにファミリーレストランへ向かう。現れた男性は美青年で、典子は彼から自分と同い年の母親の相談をされ、複雑な心境になる。一方、真平(坂口憲二)は、食事を終えて楽しそうに話しながら歩く千明と和平を見て、今までにない不思議な感情を覚える。真平は和平に、自分の本当の気持ちを伝える。
第7話 2012年2月23日「恋ってどうすれば良いんだ?」 和平(中井貴一)から、真平(坂口憲二)の病気について聞いた千明(小泉今日子)だったが、「人はいつ何があるか分からないんだし…」と動じない。さらに千明は話の流れで、和平の見合いについて典子(飯島直子)、万理子(内田有紀)、えりな(白本彩奈)にうっかり話してしまい、3人は、軽蔑のまなざしを和平に向ける。そこへ帰宅した真平は、和平が千明に全てを話したことを知り、千明と本音で向き合うことを決意する。一方、和平の見合いの相手・知美(佐津川愛美)が、鎌倉市長からの緊急招集を和平に伝えるために「ながくら」を訪れる。
第8話 2012年3月1日「大人のキスは切なくて笑える」 千明(小泉今日子)は、恋人になった真平(坂口憲二)から「人生初の恋人が千明でうれしい」と言われ、まんざらでもない。同じころ、知美(佐津川愛美)と二人で会っていた和平(中井貴一)は、自分のために知美が選んでくれた、若い感じの服装に戸惑う。千明は、真平のために髪形や服装を変え、さらに禁煙までして、職場のスタッフを驚かせる。
第9話 2012年3月8日「キスは口ほどにものを言う!」 カフェ「ながくら」で飲み会が開かれ、酒を飲んだ千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)は、いつにも増した言い争いを展開。秀子(美保純)と知美(佐津川愛美)の母娘は会話に入っていくことも出来ず、けんかをすることが出来る相手がいることをうらやましく思う。一方、千明に恋をしてしまい部屋に閉じこもっていた万理子(内田有紀)は、酔って寝ていた千明と思わずキスをする。それを真平(坂口憲二)が目撃し…。
第10話 2012年3月15日「大人の未来だって、輝いてる」 深酒をした千明(小泉今日子)と和平(中井貴一)がキスをした瞬間を、典子(飯島直子)は目撃する。翌朝、目を覚ました千明は、和平とキスをしたことを覚えていた。複雑な気持ちになる千明の横で、和平が寝言で女性の名前を口にする。カフェ「ながくら」では、和平、真平(坂口憲二)、万理子(内田有紀)、えりな(白本彩奈)が朝食を取っていた。そこへ、千明と一緒にやって来た典子は、千明と真平に、ちゃんと付き合っているのかと聞く。さらに万理子が「もう一つの事件」について皆の前で話す。
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