各話あらすじ
第1話 2025年10月16日「前科者たちに残酷な罠! 謎の更生プログラム、始動」
傷害罪で服役後、社会復帰に苦しむ高村樹(草川拓弥)は、謎の男カトウ(細田善彦)に誘われ「元受刑者特別支援プログラム」に参加する。合格すれば金銭や人脈など全面支援を受けられるという。集まったのは、薬物・美人局・横領・闇バイト・窃盗といった罪を背負う6人。1カ月間の共同生活で協調性や倫理性を試される中、表面上は協力的に見えたが、樹は誰にも心を開かず、他の参加者との間に不穏な空気が漂う。やがて施設の食材が減り、内部に“窃盗犯”がいる疑惑が浮上する。
第2話 2025年10月23日「早くもリタイア!? 更生プログラムの真実! 」
統晴(佐伯大地)が溺死したとカトウ(細田善彦)は説明するが、遺体の両目に火傷を見た樹(草川拓弥)は事故を疑う。死者の発生で動揺するメンバーに対し、カトウは続行の是非を1日考えるよう指示。行く宛のない樹だけが残留を即決する。翌夜、夢愛(井頭愛海)は元共犯のカイ(山下永玖)から謝罪と“償いの誘い”を受け、愛情を取り戻してプログラム脱退を宣言。しかし直後、カイが損害賠償請求を受けていると聞き、夢愛は金を得るため危険な行動に出る。一方その裏で、カトウは「すべて計画通り」と不気味に笑っていた。
第3話 2025年10月30日「渦巻く嫉妬の嵐!炎が迫る! 」
壁に「逃げろ」と書かれた文字を見た樹(草川拓弥)は、支援プログラムに不気味な裏を感じるが、施設は金網で囲まれ逃げ場がない。そんな中、カトウ(細田善彦)は交流を目的にドッジボール大会を開催。樹は琥太郎(高野洸)と組み、夢愛(井頭愛海)らと対戦するが、試合中に異様な言動を見せ周囲を困惑させる。わずかに生まれた絆も束の間、カトウの仕掛けた罠によって仲間たちは樹を疑い、彼を物置小屋に閉じ込めてしまう。理子(渡邉美穂)も巻き込まれ焦る中、助けを求めた夢愛は現れず、外では突如火の手が上がり、事態は恐怖の局面へと急転する。
第4話 2025年11月6日「罪の真相!運命の裁きが迫る!」
樹と理子は火事寸前の小屋から琥太郎に救出されるが、閉じ込めた翔太は「偶然」と主張し、放火も否定。さらに理子から樹への不満を暴露されると、翔太は樹が半グレだったと挑発し、5人の関係は不穏に。カトウはそれを楽しみつつ、互いの“罪”を語るよう促す。翔太は窃盗で逮捕されたが、実際は老人殺害の遠因をつくった闇バイト指示役だったことを告白し、軽罰で済んだ自分を悔いていた。その夜、施設に現れたのは殺された老人の孫・栞。結婚式の日に祖父を奪われ翔太への復讐を決めていたが、彼の懺悔を聞き、心に変化が芽生え始めるのだった。
第5話 2025年11月13日「深すぎる闇!衝撃の過去を告白」
カトウが翔太を殺害したとは知らず、樹たちは翌朝、彼から「翔太はリタイアした」と告げられる。しかし樹は、自室の壁に残された“逃げろ”の文字から不審を抱き、理子や夢愛も施設への違和感を告白。恐怖が広がる中、樹だけは残留を選ぶ。一同は翔太の真相を確かめるため、防犯カメラ映像を見ようとするが、その管理場所はカトウの部屋。琥太郎の提案で、定期便の荷物検品の隙を狙い樹と琥太郎が侵入するが、カトウが早く戻ってくる気配が…。一方、残った4人には仲間意識が芽生えつつあり、琥太郎が樹に欲しいものを問うと、樹は重い過去を語り始める。
第6話 2025年11月20日
樹が無戸籍だった過去を明かして以降、メンバー間には不思議な一体感が生まれ、思考実験のディスカッションでも樹・琥太郎・理子は意気投合する。しかし夢愛だけは沈んだ様子で発言できず、理子の訪問で、幼い頃から弟妹の世話を担った“ヤングケアラー”であり、家出した過去を告白。さらに自身に関する重大な秘密も明かす。その様子をタブレット越しに聞いていた真琴は、夢愛が美人局の被害者である社長の妻で、同じ年頃の娘を持つ母として心を揺らす。一方、樹は琥太郎の思考実験の答えに共感しつつも、彼がドラッグパーティーを「遊び半分」と語る態度に違和感を抱き始める。
キャスト
高村樹(たかむら いつき)〈26〉
演 - 草川拓弥
「元受刑者特別支援プログラム」に招待された元受刑者。傷害罪で2年間服役し2年前に出所している。仕事に就いても前科持ちだとわかると様々な嫌がらせをされて、職を転々としていた。
「元受刑者特別支援プログラム」招待者
小森琥太郎(こもり こたろう)〈24〉
演 - 高野洸
違法薬物の使用で2年服役。資産家の息子だったが、ドラッグパーティーを開いて逮捕されたことで親から絶縁されている。
立花理子(たちばな りこ)〈27〉
演 - 渡邉美穂
一流商社に勤めていたが、会社の金6千万円を横領して服役。
堂上翔太(どうがみ しょうた)〈28〉
演 - 吉田健悟
闇バイトの指示役として逮捕され窃盗罪で4年服役。
一ノ瀬夢愛(いちのせ ゆあ)〈22〉
演 - 井頭愛海
美人局の常習犯で服役。未成年のふりをして客をホテルに誘い、彼氏に金を巻き上げさせていた。
特定非営利法人「Hopenest」
元受刑者を合宿生活させ、「合格した者」には望みのものを与える、と謳っている特定非営利法人。
カトウ
演 - 細田善彦
樹たちをプログラムに誘う得体の知れない男。
施設職員
演 - てん田博之、進藤ダイスケ、杉山翔太、柊木千愛
樹たちの世話係。
ゲスト
第1話
富樫統晴(とがし すばる)〈27〉
演 - 佐伯大地
プログラム参加者で元ジムトレーナー。強盗罪で服役。
画家
演 - 赤ペン瀧川
画家。富樫に持病の心臓の薬の入った鞄を奪われ弱視になった。
ホスト
演 - 直樹春
樹が働いていたホストクラブのホスト。
ホストクラブの客
演 - 岡村茉奈
ホスト
演 - 櫻井タクト、波風さとる
スタッフ
脚本 - 橋幹子、兒玉宣勝
音楽 - moshimoss
主題歌 - ICEx「Da-Da-Da」(Victor Entertainment / Colourful Records)
プロデューサー - 萩原崇、宮川晶
演出 - 宝来忠明、坂本栄隆、中林佳苗
制作協力 - ケイファクトリー
制作著作 - 関西テレビ
番組公式サイト
地獄は善意で出来ている - Wikipedia


