5th SEASON(第5シリーズ)はテレビ朝日系列の木曜21時枠(21:00〜21:54)で、2025年10月16日から放送中。
各話あらすじ 平均視聴率 9.23%
第1話 2025年10月16日「橙色の殺人」 視聴率 10.8%
都心地下の大規模蓄電施設計画を巡り、工事関係者がペンチで撲殺される事件が連続発生。世間は反対派の犯行と見るが、真相は不明。報道番組で政府を糾弾し犯人を挑発した車いすキャスター倉持真人の父が自宅で殺害され、倉持自身も襲撃される。警視庁は「キントリ」を再結集し捜査を開始。家政婦の証言や妻・利津子の言動から、有希子は倉持本人にも疑惑を抱き始める。
第2話 2025年10月23日「鈍色の鏡」 視聴率 9.3%
国家プロジェクト幹部連続殺人に続き、人気キャスター倉持真人(山本耕史)の父・磯貝信吾(竜雷太)が同様の手口で殺害される。取調班「キントリ」は真犯人の自白を得るが、磯貝殺害だけは否認。そこへ倉持の別居中の妻・利津子(若村麻由美)が「私が殺した。夫も知っている」と衝撃の告白をする。だが倉持は驚きを見せ、本当に知らなかった様子。利津子は犯行を裏付ける証拠を示し動機を語り始めるが、夫婦の証言は食い違う。嘘をついているのは誰か――夫婦の愛か偽りか、真実を懸けた同時聴取が激化していく。
※2025年10月30日は日本シリーズ第5戦延長につき、次週へ順延された。
第3話 2025年11月6日「黄金色の山」 視聴率 8.1%
動画配信者・樋口結花(清水くるみ)が山中で遭難し、重体で救出されるが、近くで山岳救助隊員・土門翔(羽谷勝太)の遺体が発見される。事故と思われたが、司法解剖で殴打痕が見つかり殺人の可能性が浮上。携帯も消えていた。重要参考人は隊長・布施正義(戸次重幸)で、誠実な人柄と完璧な供述に「キントリ」も疑念を抱く。有希子(天海祐希)は誘導尋問を提案するが、同じ山岳部出身の梶山(田中哲司)は反対。そんな中、意識を取り戻した結花が突然震え出し、梶山は真相を探るため現場の山へ向かう。
第4話 2025年11月13日「漆黒の記憶」 視聴率 8.7%
金銭トラブルからパパ活相手一家を殺害・放火し、最年少の女性死刑囚となった佐藤礼奈(大原櫻子)。弁護士・清原美香(高岡早紀)に「もう一人殺した」と告白し、真壁有希子(天海祐希)らキントリが取調べに乗り出す。だが清原は人権を理由に立会いを要求し、取調べは膠着。礼奈は無邪気な笑顔で翻弄し続けるが、突如「歯科医アキヤマをダムに突き落とした」と供述。実際に遺体が発見され、捜査は急展開する。やがて有希子は礼奈の言動に違和感を覚え、清原立会いのもと真相に迫る。
第5話 2025年11月20日
与党「民自党」初の女性幹事長・矢代樹(高橋ひとみ)の17歳の養子・卓海(坂元愛登)が、私人逮捕系動画配信者「ケルベロス」を殺害したと自首。国会会期中のスキャンダルに官邸は動揺し、真壁有希子(天海祐希)ら「キントリ」が極秘で取り調べを開始するが、卓海も樹も沈黙を貫く。家族からも有力情報は得られず捜査は難航。さらに情報漏洩でネットが炎上し、警察と政府への不信が拡大する。そんな中、沈黙していた樹が突然捜査協力を申し出、有希子と母親同士の対決が始まる。
ドラマ概要
天海祐希主演のシリーズ最新作。天海演じるたたき上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーと共に、凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる姿が描かれる。連続ドラマ4作品とドラマスペシャル2作品を経て、今シーズンと劇場版で完結する。
キャスト
天海祐希 /真壁有希子 役
元・警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。かつて女性初の捜査一課特殊班(SIT)の長として活躍するも、犯人との交渉に失敗し、キントリに配属された。以前は一匹狼タイプだったが、事件の捜査を通してキントリチームに連帯感を覚え、チームの一員としての役割を大切にするように。犯罪を強く憎み、被疑者を「マル裸にする」を信条に取調べに臨んできた。キントリ解散後は警視庁「特殊犯捜査係」に所属していたが、このたび再召集され、キントリに戻ってくる。
田中哲司 /梶山勝利 役
警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の管理官。警察組織の階級主義や、縄張り争いのしがらみに苦慮する一方、出世も目論む中間管理職。冷徹な判断力と要領の良さで出世を重ねてきた。決断力で部下を引っ張る男。昔からよく知る有希子の交渉能力に目を付け、キントリ・メンバーに抜擢した。キントリ・メンバーには絶大な信頼を寄せる。キントリ解散後は、捜査一課の管理官としてさまざまな事件の捜査に関わってきたが、ふたたびキントリの指揮を執ることに。
速水もこみち /渡辺鉄次 役
警視庁捜査一課、殺人捜査第一係の刑事。かつて上司だった監物大二郎とコンビを組み、周囲から「もつなべコンビ」と呼ばれる。恐怖心や駆け引きの機微というものを持たない怪力男。敬愛してやまない監物の命令ならば、どんなことでも従順に従う。キントリチームとの関係をうまく利用していけばいい、という合理的な面も垣間見える優秀な刑事。
鈴木浩介 /監物大二郎 役
警視庁捜査一課、殺人捜査第一係の刑事。かつて部下だった渡辺鉄次とコンビを組み、周囲から「もつなべコンビ」と呼ばれる。自分たちが検挙した犯人を横取りしていく緊急事案対応取調班(通称・キントリ)に対し不満はあったが、今では「俺たちはパシリじゃねぇ」と言いつつ協力している。
大倉孝二 /磐城和久 役
警視庁副総監。刑事部部長時代から、過去の不正などによる警察不信、警察批判を払しょくすべく、「開かれた警察」をモットーとしている。梶山勝利をライバル視しており、彼が率いるキントリの活躍を内心では面白く思っていないが、彼らをうまく利用し、自分のポジションを確立しようとしている。
塚地武雅 /玉垣松夫 役
警視庁「サイバー犯罪対策室」の刑事。退職した捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事・中田善次郎の穴を埋める形で、キントリにも一時在籍してきた。画像から人の心理状態なども瞬時に読み取ることができる“画像解析のエキスパート”。このたび再召集され、キントリに戻ってくる。
でんでん /菱本進 役
元・警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。刑事人生の大半がマル暴一筋で、見た目も物言いもまるでホンモノ。おだてたり、脅しや取引をもちかけたり…と、海千山千の経験で被疑者を落とす。以前は女性警察官など邪魔だと思っており、キントリ在籍中は有希子のことを「おばはん」と揶揄したりもしたが、有希子の能力は十分認めていた。キントリ解散後は、運転免許試験場の免許課主任となり、充実した毎日を送っていたが、このたび再召集されキントリに戻ってくる。
小日向文世 /小石川春夫 役
元・警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」の刑事。公安部出身で、キントリチームきっての頭脳派。被疑者にはソフトに対応するが、その実、徹底した洞察力を発揮して追い込んでいく。普段はいつも笑顔。だが、誰も彼が本当に笑っているとは思っていない。有希子をからかったり、皮肉を言ったりすることもあるが、有能な同僚として認めている。キントリ解散後は警察学校の教官となり、後進の育成に精を出していたが、このたび再召集されキントリに戻ってくる。
生島勇輝/しんじ
緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーが仕事終わりによく訪れる居酒屋『しんじ』の店主。妻・かやのと二人三脚で店を切り盛りしている。
中村静香/かやの/
緊急事案対応取調班(通称・キントリ)のメンバーが仕事終わりによく訪れる居酒屋『しんじ』の店主。夫・しんじと二人三脚で店を切り盛りしている。
スタッフ
脚本:井上由美子
音楽:林ゆうき
演出:常廣丈太
プロデューサー:都築歩、残間理央、⽊ 萌実、松野千鶴子
主題歌:「My Answer」/緑黄色社会
制作協力:アズバーズ
制作著作:テレビ朝日
緊急取調室各シーズンあらすじ
FIRST SEASON(第1シリーズ)は、テレビ朝日系列の木曜21時枠(21:00〜21:54)で、2014年1月9日から同年3月13日まで放送された。全9話。
SECOND SEASON(第2シリーズ)は、2017年4月20日から同年6月15日まで、毎週木曜 21:00〜21:54で放送された。全9話。
THIRD SEASON(第3シリーズ)は、2019年4月11日から同年6月20日まで、毎週木曜 21:00〜21:54で放送された。全10話。
4th SEASON(第4シリーズ)は、2021年7月8日から同年9月16日まで、毎週木曜 21:00〜21:54で放送された。全9話。
番組公式サイト
緊急取調室 - Wikipedia


