各話あらすじ 平均視聴率 4.10%
第1話 2025年10月1日「ここは八分坂」 視聴率 5.4%
昭和59年秋、蜷川幸雄に憧れる演出家志望の久部三成(菅田将暉)は、その横暴な振る舞いから劇団を追放され、行き場を失っていた。彷徨ううちに迷い込んだのは、渋谷駅から徒歩8分で辿り着く怪しげな歓楽街「八分坂」。ストリップ小屋のネオンが灯るその街のアーケードには「Pray speak what has happened(何があったか話してごらん)」と刻まれていた。無料案内所のオババ(菊地凛子)に導かれ、久部はやがて謎めいたWS劇場の扉を開くことになる。
第2話 2025年10月8日「八分坂日記」 視聴率 4.4%
風営法改正によりストリップ業界は急速に衰退し、かつての熱狂を失ったWS劇場も客席は閑散としていた。そこで踊るパトラ(アンミカ)のショーも盛り上がらない中、久部三成(菅田将暉)は支配人・浅野大門(野添義弘)に誘われ、劇場スタッフとして働くことに。法被を纏い、ピンスポットを担当する彼は、伴工作(野間口徹)に案内されダンサーたちの楽屋へ挨拶に向かう。そこでかつて出会った倖田リカ(二階堂ふみ)と再会するが、久部の意気込みとは裏腹に、リカは冷ややかに視線を逸らすのだった。
第3話 2025年10月15日「夏の夜の八分坂」 視聴率 4.0%
古アパート「グローブ荘」に住む脚本家・久部三成(菅田将暉)は、WS劇場で上演するためシェイクスピアの「夏の夜の夢」を独自に書き換えている。彼を見守る俳優の蓬莱省吾(神木隆之介)は、夜食を求めて隣人・倖田リカ(二階堂ふみ)の部屋を訪れ、具なしラーメンを持って戻る。台本執筆に没頭する久部に、2人は「長いと客が飽きる」「セリフを減らして」などと率直な意見をぶつけるが、久部は激昂し、苦心して書き上げた原稿を感情のままに破り捨ててしまう。
第4話 2025年10月22日「初日前夜」 視聴率 3.7%
WS劇場では久部三成(菅田将暉)演出の「夏の夜の夢」初日を翌日に控え、主演の倖田リカ(二階堂ふみ)や蓬莱省吾(神木隆之介)らが最終準備に追われていた。自信満々の久部は成功を誓う。一方、八分神社では巫女の樹里(浜辺美波)が風紀の乱れに耐えかね、「出て行きたい」と神社本庁の清原(坂東新悟)に訴える。廃社の危機に落胆する神主・論平(坂東彌十郎)に、清原は街の変化を語りつつ劇のチラシを差し出す。論平は上機嫌だが、樹里は「シェイクスピアへの冒涜です!」と強く反発する。
第5話 2025年10月29日「いよいよ開幕」 視聴率 3.8%
舞台「夏の夜の夢」初日、WS劇場では関係者が集まり、舞台監督・伴工作(野間口徹)がスケジュールを説明。続いて主宰の久部三成(菅田将暉)が「劇団クベシアター、旗揚げです」と宣言し、会場は歓声に包まれる。開演前には八分神社の神主・江頭論平(坂東彌十郎)と娘の樹里(浜辺美波)が現れ、お祓いを執り行うことに。論平が女優・倖田リカ(二階堂ふみ)に色目を使い、樹里は呆れ顔。やがて静寂の中でお祓いが始まり、久部は熱い思いを胸にステージを見つめていた。
第6話 2025年11月5日「やめてやる今夜」 視聴率 3.3%
久部(三成)は憧れの是尾と対面し感激する。是尾は偶然通りかかったと語りつつ、久部版「夏の夜の夢」に一定の評価を与える。その言葉に舞い上がった久部は、是尾を打ち上げに誘う。一方、会場には巫女姿の樹里(浜辺美波)が現れ、彼女に想いを寄せる蓬莱(神木隆之介)は誘いをかけるが、樹里の視線は久部だけに注がれていた。さらに、打ち上げの場では久部に対する倖田リカ(二階堂ふみ)の見る目も変化しており、複雑な人間関係が交錯し始める。
第7話 2025年11月12日「コンビ解散だ」
久部三成(菅田将暉)は大御所俳優・是尾礼三郎(浅野和之)と舞台「夏の夜の夢」を上演するも、初日から1週間たっても観客動員は低迷し、売上は目標の半分以下。次作「冬物語」で巻き返そうと意気込むが、支配人・大門の妻フレ(長野里美)は見切りをつけて田舎に逃げようと提案する。だが久部の熱意に押され、大門は再起を賭けて再び久部に協力する決意を固める。翌朝、オーナー・ジェシー才賀(シルビア・グラブ)が売上確認に来るが、大門の封筒にはある“小細工”が仕込まれていた――。
第8話 2025年11月19日
久部三成(菅田将暉)は大御所俳優・是尾礼三郎(浅野和之)とともに舞台「夏の夜の夢」を上演していたが、初日から1週間経っても観客は伸びず、売り上げは目標の半分以下。次作「冬物語」での巻き返しを狙う久部に対し、支配人・大門(野添義弘)の妻フレ(長野里美)は逃げようと提案する。しかし久部の情熱に心を動かされた大門は再び賭ける決意を固める。翌朝、オーナーのジェシー才賀(シルビア・グラブ)が現れ、売上報告を受けるが、その封筒には大門の仕掛けた小細工が隠されていた。
ドラマ概要
主演・菅田将暉、脚本・三谷幸喜で描く、1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇。成功を夢見る演劇青年・三成(菅田)は、甘くない現実にも諦めず立ち向かっていた。そんな中、ダンサーのリカ(二階堂ふみ)、放送作家の省吾(神木隆之介)、神社の巫女・樹里(浜辺美波)らと出会い、友情を育んだり、恋心に揺れたりしながら日常を過ごしていく。
キャスト
久部三成(くべ みつなり)
演 - 菅田将暉
劇団「天上天下」の演出家。蜷川幸雄に憧れている。
倖田リカ(こうだ リカ)
演 - 二階堂ふみ
謎多きダンサー。
蓬莱省吾(ほうらい しょうご)
演 - 神木隆之介
若手の放送作家。三谷幸喜自身の若い頃がモデル。
江頭樹里(えがしら じゅり)
演 - 浜辺美波
八分神社の巫女。
周辺人物
大瀬六郎(おおせ ろくろう)
演 - 戸塚純貴
交番勤務の警官。
パトラ鈴木
演 - アンミカ
ダンサー。
毛脛モネ(けずね モネ)
演 - 秋元才加
子持ちのダンサー。
朝雄(あさお)
演 - 佐藤大空
モネの息子。
トニー安藤
演 - 市原隼人
劇場の用心棒。
風呂須太郎(ふろす たろう)
演 - 小林薫
ジャズ喫茶「テンペスト」のマスター。
おばば
演 - 菊池凛子
渋谷八分坂案内所のおばば。
江頭論平(えがしら ろんぺい)
演 - 坂東彌十郎
八分神社の神主。樹里の父親。
うる爺(うるじい)
演 - 井上順
劇場の客引き。渋谷に精通した調子のいいおっちゃん。
伴工作(ばん こうさく)
演 - 野間口徹
舞台監督。トラブル続きの劇場を成立させようと苦労を惜しまず奔走。
ジェシー才賀(じぇしーさいが)
演 - シルビア・グラブ
ゴージャスな劇場オーナー。
乱士郎(らんしろう)
演 - 佳久創
ジェシーの秘書。
浅野大門(あさの だいもん)
演 - 野添義弘
劇場支配人。
浅野フレ(あさの ふれ)
演 - 長野里美
大門の妻。
トンちゃん(とんちゃん)
演 - 富田望生
劇団「天上天下」制作スタッフ。
黒崎(くろさき)
演 - 小澤雄太
劇団「天上天下」の主宰者。
彗星フォルモン(すいせいふぉるもん)
演 - 西村瑞樹(ヴァイキング)
お笑いコンビ「コントオブキングス」の芸人。プライドが高く蓬莱のアドバイスに耳を貸さない。
王子はるお(おうじ はるお)
演 - 大水洋介(ラバーガール)
お笑いコンビ「コントオブキングス」の芸人。彗星の相方。
仮歯(かりば)
演 - ひょうろく
ジャズ喫茶「テンペスト」従業員。
毛利里奈(もうり りな)
演 - 福井夏
WS劇場のモギリ。やる気のなさそうな若者。
ケントちゃん(けんとちゃん)
演 - 松田慎也
スナック「ペログリーズ」のウェイター。
いざなぎダンカン(いざなぎだんかん)
演 - 小池栄子
ダンサー。
スタッフ
脚本 - 三谷幸喜
主題歌 - YOASOBI「劇上」(Echoes / Sony Music Entertainment (Japan) Inc.)
音楽 - 得田真裕
プロデュース - 金城綾香、野田悠介
制作プロデュース - 古郡真也
演出 - 西浦正記
制作著作 - フジテレビ
番組公式サイト
もしもこの世が舞台なら、 楽屋はどこにあるのだろう - Wikipedia
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