各話あらすじ(2025年4月24日 - 6月19日)全9話 平均視聴率 6.47%
第1話 2025年4月24日「俺たちは天使だ!人命救助最後の砦…熱き一年の物語」 ※初回6分拡大(21:00 - 22:00) 視聴率 8.8%
航空自衛隊・小牧基地の救難教育隊で、救難員(PJ)を目指す7人の学生たちが、過酷な1年の訓練に挑む。中でも沢井仁は、幼い頃に山で父と遭難し、自衛隊に救出された過去を持つが、父は助からず、自責の念に苦しんでいる。彼は「父を救える男になりたい」という強い想いから、熱血かつ型破りな主任教官・宇佐美に反発し、仲間とも心を閉ざす。
やがて宇佐美に感情をぶつける沢井だが、返ってきた言葉は意外なものだった。一方、宇佐美の元妻の娘・勇菜が卒論のために訓練を見学しに来ることになり、物語はさらに展開していく。命と向き合う者たちの熱きドラマが今、始まる。
第2話 2025年5月1日「最難関の水中訓練…俺たちが向かう救難現場はまともじゃない!」 視聴率 6.4%
航空自衛隊小牧基地の救難教育隊では、主任教官・宇佐美のもと、救難員を目指す学生たちが過酷な訓練に挑んでいた。元国体選手の藤木さやかもプール訓練で苦戦し、水への恐怖に襲われてパニックに。訓練後、同期の沢井に励まされるも、「女性だからって上から目線はやめて」と反発する。
やがて水中応急対処訓練でペアを組むことになった2人だが、さやかは歩み寄ろうとする沢井に心を開けず、関係はぎくしゃく。そんな中、教官・宇佐美が彼女を呼び出す。一方、訓練を見学していた宇佐美の娘・勇菜は、学生たちの真剣な姿や厳しい父の姿に衝撃を受けていた。
第3話 2025年5月8日「洋上救出の危機…俺たちは家族だ!」 視聴率 6.8%
航空救難団の救難員(PJ)を目指す学生たちは、過酷な訓練を通じて仲間意識を深めながら成長している。海上総合実習を控える中、水中での過酷な呼吸訓練中に訓練生の長谷部が意識を失い、それを目撃した白河は過去の記憶がよみがえり、恐怖に襲われる。白河は養護施設出身でヒーローを目指し努力してきたが、心の弱さを隠し無理な訓練にのめり込む姿に仲間や教官の宇佐美は違和感を抱く。
ついに本番の海上訓練の日、白河に異変が起き、宇佐美は重大な決断を下す。同時に、宇佐美の元妻・真子が突然姿を現し、物語は新たな展開へ――。
第4話 2025年5月15日「最も過酷な山岳救助訓練…悩んでも道はひとつだ!」 視聴率 5.7%
宇佐美誠司(内野聖陽)は、元妻・真子(鈴木京香)からの連絡で、12年前に雪山で救助した少年が、現在PJ(パラレスキュージャンパー)を目指す訓練生・沢井仁(神尾楓珠)だと知り衝撃を受ける。私情を訓練に持ち込みたくない宇佐美は、取材に来ている娘・勇菜(吉川愛)に口止めするが、彼女は学生たちの山岳総合実習に意欲満々で同行する。
実習は過酷で、限られた水と重い荷物を背負って山中を捜索する訓練。リーダーに任命された近藤守(前田旺志郎)は経験を発揮するが、東海林(犬飼貴丈)が体力の限界を迎え脱落寸前に。教官たちは冷酷な判断を下す中、仲間との絆や信念が試され、ついに脱落者が現れる展開に…。
第5話 2025年5月22日「はじめての辞退者…別れが俺たちを強くする」 視聴率 5.8%
山岳総合実習を終えた7人の救難員候補生たちは、互いに助け合いながら過酷な訓練を乗り越えたことに安堵していた。しかしその夜、教官・宇佐美から藤木さやかに「ここまでだ」と告げられ、一同は衝撃を受ける。補備訓練の機会が与えられ、再挑戦を決意する学生たちだったが、さやかは「自信がない」と不安を抱え、夜中に姿を消してしまう。
翌朝、彼女の失踪に気づいた教官たちは訓練を中止し、捜索を開始。規定では学生の参加は禁止されていたが、宇佐美の判断で彼らも捜索に加わる。一方、宇佐美の元妻・真子は病院で旧知の芽衣と再会し、宇佐美の娘・勇菜は仁科の家族愛に触れ、心を動かされる。
第6話 2025年5月29日「出動!大規模災害発生!取り残された命を救え!」 視聴率 6.2%
救難員(PJ)を目指していた学生・藤木さやか(石井杏奈)が訓練課程を辞退し、その理由が教官・宇佐美誠司(内野聖陽)による精神的圧力だという告発が出る。教育隊長の堀越(宍戸開)は宇佐美に自粛を命じ、訓練は大山順一(眞島秀和)が引き継ぐが、学生たちは動揺し集中できない。中でも宇佐美を尊敬する長谷部(渡辺碧斗)は父に働きかけようとする。
一方、長野で大規模災害が発生し、教育隊も出動。救助活動中、崖上の学校で男性を発見するが、地鳴りが響き崩落の危険が迫る中、校舎奥から微かな泣き声が聞こえてきて…。
第7話 2025年6月5日「救助か?帰還か?PJ最後の任務!!託した命」 視聴率 6.3%
救難員を目指す学生・長谷部達也は、教官・宇佐美誠司のパワハラ疑惑について虚偽の告発をしていたことを打ち明ける。真実が明かされ、宇佐美は訓練に復帰し、学生たちの士気も高まるが、長谷部は騒動を経て自らの在り方を見つめ直し始める。
そんな中、線状降水帯による大規模災害で救助に向かった仁科蓮が斜面崩落に巻き込まれ行方不明に。彼を教え子として特に大切にしていた宇佐美は、生存を信じて気丈に振る舞う。仁科の妻・芽衣や、宇佐美の元妻・真子、娘の勇菜も、仁科の無事を祈りながら胸を痛めていた。
第8話 2025年6月12日「12年前の真実…教官と学生を繋ぐ魂の救助!!」 視聴率 6.2%
救難員を目指す学生・沢井仁は、幼い頃に自分を雪山で救った人物が教官の宇佐美誠司であると知り衝撃を受ける。宇佐美は、沢井を救出後に父・上杉を発見したが救えなかった過去を語る。父を救えなかったことに苦悩する沢井と、自身の判断を悔やみ続ける宇佐美は、ついにその出来事について向き合う。
一方、宇佐美の変化に気づいた元妻・真子は想いを伝える決意をし、娘・勇菜はそれをきっかけに仲間へ提案をする。さらに、救難員課程を辞退した藤木さやかが突然現れる。
最終話 2025年6月19日「あっぱれだ!覚悟と熱狂の1年乗り越え涙の卒業!!」 視聴率 6.0%
救難員(PJ)を目指す学生たちは、最終段階である落下傘降下訓練に挑む中、教官・宇佐美の「すべて自分の判断」という言葉を胸に緊張感を高めていく。本番では辞退した仲間や家族、教官たちの想いを背負い、UH-60Jからの降下に挑む。一方、宇佐美は娘・勇菜の帰宅宣言に寂しさを感じつつも、素直になれない。学生たちは勇菜の送別会を計画し、家族の絆も深まっていく。
そんな中、元妻のケガを知った宇佐美は急いで駆けつける。救難員として、父として、それぞれの想いが交差する感動の最終章。
ドラマ概要
内野聖陽主演、航空自衛隊全面協力の下描かれるテレビ朝日初のレスキュー大作。人命救助最後の砦といわれる航空自衛隊航空救難団、通称PJ(パラレスキュージャンパー)を舞台に、隊員を育てる救難教育隊の主任教官・宇佐美誠司(内野)と訓練生たちが、1年に及ぶ“地獄”の訓練に立ち向かう。
キャスト
宇佐美誠司(うさみ せいじ)〈50〉
演 - 内野聖陽
航空自衛隊航空救難団(通称・PJ)の隊員を育てる救難教育隊の主任教官。階級は空曹長。
救難教育隊
訓練生
沢井仁(さわい じん)〈23〉
演 - 神尾楓珠(幼少期:前田勝乃心)
選抜試験に一発で合格した。ムキになると周りが見えない性格。幼い頃、山で遭難し、航空救難団に救われた過去をもつ。空士長。
藤木さやか(ふじき さやか)〈26〉
演 - 石井杏奈
活発で運動能力が高い。女性初の選抜試験合格者。3等空曹。
白河智樹(しらかわ ともき)〈27〉
演 - 前田拳太郎(幼少期:山口暖人)
能力抜群で頼れる硬派な男。幼い頃、父親が仕事に失敗して蒸発し、母が精神を病みネグレクトされていた。その後養護施設で育っている。3等空曹。施設で育つ子どもたちの希望になりたい、本物のヒーローになりたい、とPJを目指した。
長谷部達也(はせべ たつや)〈26〉
演 - 渡辺碧斗
父は自衛隊幹部。高所恐怖症。3等空曹。
西谷ランディー(にしたに ランディー)〈24〉
演 - 草間リチャード敬太(Aぇ! group)
名言格言オタク。空士長。日本人なのに”日本に住んでいる外国人”と思われることが多く、日本人にしかできない仕事をしたくて自衛官になった。
東海林勇気(しょうじ ゆうき)〈28〉
演 - 犬飼貴丈
学生長。最年長で唯一の妻子持ち。3等空曹。
近藤守(こんどう まもる)〈26〉
演 - 前田旺志郎
天然で少し軟派な愛されキャラ。3等空曹。実は2年前、広報誌『MAMORE』に載った藤木のインタビューを読んで彼女のファンになり、PJを目指した。
教官
滝岡賢(たきおか けん)〈50〉
演 - 長谷川朝晴
救難捜索機U-125Aの操縦士。3等空佐。総括班長。宇佐美の同期で良き理解者。
中林誠(なかばやし まこと)〈35〉
演 - 高岸宏行(ティモンディ)
救難員。1等空曹。
森野明里(もりの あかり)〈30〉
演 - 野村麻純
救難ヘリコプターUH-60Jの操縦士。2等空尉。
堀越正一(ほりこし まさかず)〈54〉
演 - 宍戸開
教育隊長。2等空佐。
横山圭祐、佐伯司、荒木雄一、原口明
演 - 保田賢也、篠ア大輝、中山孟、野崎亨類
教官。階級は順に3曹、2曹、2曹、3曹。
小野
演 - 風間晋之介(第3話 - 最終話)
機上整備員(FE)。
大山順一(おおやま じゅんいち)〈45〉
演 - 眞島秀和
救難員。1等空曹。
仁科蓮(にしな れん)〈40〉
演 - 濱田岳
救難員。1等空曹。教官になった宇佐美が初めて送り出した訓練生。長野県神無沢郡で発生した豪雨災害に派遣中、土砂崩れに巻き込まれ殉職。
宇佐美の家族
乃木勇菜(のぎ ゆうな)〈21〉
演 - 吉川愛(幼少期:大野りりあな)
宇佐美の娘。大学4年生。
乃木真子(のぎ まこ)〈50〉→宇佐美真子(うさみ まこ)〈53〉
演 - 鈴木京香
宇佐美の元妻。自衛隊入間病院で働く看護師長。最終話での階級は3等空佐。3年後の最終話では宇佐美真子と名乗っていた。
沢井家
沢井瑞枝(さわい みずえ)〈49〉
演 - 奥貫薫
仁の母。
上杉幸三(うえすぎ こうぞう)〈39〉
演 - 和田正人
仁の父。12年前、息子と共に登った雪山で遭難し亡くなっている。
仁科家
仁科芽衣(にしな めい)〈35〉
演 - 黒川智花
蓮の妻。第二子を妊娠中。
ゲスト
第1話
紗里
演 - 滝澤エリカ(第6話)
勇菜の友人。
津島明紀
演 - 山崎樹範(第8話)
2013年12月22日、新潟県神越後山で遭難した上杉親子を助けに出動した新潟救難隊のヘリの機長。
畠中康一
演 - 内野謙太(第8話)
同新潟救難隊の隊員。
沢井豊
演 - 岩田丸
仁の祖父、瑞枝の父。
隊員A
演 - 中村公隆
広報
演 - 尾関伸次
隊員
演 - 中原彩那、野田彩乃、宇羽野道
藤木と同室の女性隊員。
東海林の妻
演 - 田中海凪(第4話)
勇気の妻。
東海林翔(しょうじ かける)
演 - 木杢琥太郎(第4話)
勇気の息子。
キャスター
演 - 山木翔遥(テレビ朝日アナウンサー)、矢島悠子(テレビ朝日アナウンサー、第6話)
テレビで遭難事故を報じるキャスター。
第2話
教官
演 - 生谷一樹
救難教育隊 教官。
岩本
演 - 谷口翔太
自衛隊員。小隊長。2年前、藤木に広報誌『MAMORE』の取材を受けるよう頼む。
仁科正太郎
演 - 小野晄士朗(第5話 - 第8話)
蓮と芽衣の息子。
カメラマン
演 - 片山享
広報誌『MAMORE』の取材で藤木を撮影するカメラマン。
第3話
職員
演 - 小石周平、丸岡真由子
ネグレクトされている幼い白河を保護する児童相談所 職員。
施設の子ども
演 - 楠楓馬、怜苑、根岸令奈、飯田晴瑠、山本海成
白河が育った養護施設の子どもたち。
白河智樹の母
演 - 楠世蓮
夫の失踪後、精神を病み智樹をネグレクトしていた母親。智樹が施設に引き取られた後、亡くなっている。
第5話
助産師
演 - 呑山仁奈子
芽衣の出産を手伝う「入間病院」産科 助産師。
仁科流星
演 - 篠原末光(第6話 - 第8話)
蓮と芽衣の生まれたばかりの第二子。
出演者
演 - JP
『気象庁が長野県に「大雨特別警報」(レベル5相当)を発表』のテロップが映る「入間病院」待合室のテレビの番組出演者。
第6話
松井透
演 - 笠原秀幸(第7話)
長野の被災地の小学校で娘とはぐれ、辛くも中林に救出される父親。
被災者
演 - 菅野久夫
屋上に避難し仁科たちに救出される被災者。
子ども
演 - 瑠璃(第7話)
松井透の娘。小学校で父親とはぐれて校舎内に取り残される。
第7話
隊員
演 - 別紙慶一
藤木の先輩隊員。
最終話
若者
演 - 星野翼、安原琉那、葛西杏也菜
送別会で沢井たちに話しかけてくる隣の席の若者たち。
救難教育隊66期生
演 - 一之瀬翔真、林優大、石田泰誠、原田旺慈、倉由竜宇、シバモア・ゲン、柴田泰来
卒業する65期生から旗を渡される新しい訓練生たち。
スタッフ
脚本 - 橋泉
音楽 - 見優、大隅知宇
主題歌 - Vaundy「僕にはどうしてわかるんだろう」(SDR / Sony Music Labels Inc.)
監督 - 平川雄一朗、吉野主、常廣丈太
サウンドデザイン - 谷口広紀
スタントコーディネーター - 出口正義
ゼネラルプロデューサー - 服部宣之(テレビ朝日)
プロデューサー - 後藤達哉(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)、森川真行(ファインエンターテイメント)、清家優輝(ファインエンターテイメント)
協力 - 防衛省、航空自衛隊
制作協力 - ファインエンターテイメント
制作著作 - テレビ朝日
番組公式サイト
PJ 〜航空救難団〜 - Wikipedia


