各話あらすじ(2025年1月24日 - 3月28日)全10話 平均視聴率 6.60%
第1話 2025年1月24日「最愛の父が遺した秘密―時代を超えた無上の愛が今、動き出す―」 視聴率 7.8%
カップルや家族連れが行き交い、街が華やぐあるクリスマスイブの夜。
大学生の山下心麦(広瀬すず)は2人きりの家族である父・春生(リリー・フランキー)と、なじみの屋台のラーメン店で肩を並べてラーメンを食べていた。「クリスマスなのに付き合ってくれてありがとう」とうれしそうな春生を前に、気恥ずかしいながらもささやかな幸せを噛み締める心麦。
しかしその夜、春生と別れてサークルの飲み会から帰宅した心麦を待ち受けていたのは、燃え盛る我が家と春生の訃報だった。
最愛の父を失い茫然自失の心麦だったが、春生の殺害犯は早々に逮捕される。その人物は、春生が22年前に逮捕した資産家一家惨殺事件の犯人・遠藤力郎(酒向芳)の息子だという。
春生がそんな事件を担当していたことを初めて知った心麦は、突然の事態の進展に実感が湧かないまま、いつものラーメン店を訪れ、店主の染田(酒井敏也)から春生が残した一通の手紙を受け取る。するとそこに書かれていたのは、力郎の息子を含む複数の人物の名前と、その者たちに容疑がかかった場合、それは「冤罪」だとする記述で…。
第2話 2025年1月31日「地獄に堕ちても知りたい秘密ー死刑囚父子が掴んだ光」 視聴率 6.4%
最愛の父を殺された心麦(広瀬すず)は父の遺した手紙に名前のあった弁護士・松風(松山ケンイチ)と一緒に事件の真相を追うことに。二人の前に週刊誌記者・神井(磯村勇斗)が現れ、”心麦は春生(リリー・フランキー)の娘ではないのでは?”と衝撃の一言を突きつけるー。
一方、春生殺害の容疑者・友哉(成田凌)は松風にあるノートを渡す。そこには事件に繋がる鍵が…。死刑囚の息子でもある友哉の脳裏には壮絶な過去が蘇りー。
第3話 2025年2月7日「逆転ー溢れ出す裏切り者の欲望…私の知らない父の顔」 視聴率 6.3%
神井(磯村勇斗)に“伯母の夏美(原日出子)と血が繋がっていない”とDNA鑑定書を突きつけられた心麦(広瀬すず)ー。そこには、神井に協力した裏切り者の存在が。
松風(松山ケンイチ)は友哉(成田凌)のノートにあった“あの資料”を神井から手に入れる。その音声データには友哉の声と驚くべき人物の声が記録されていた。
一方、赤沢(藤本隆宏)たち警察は前科のあるラーメン屋台店主・染田(酒井敏也)をマークし始め…。
第4話 2025年2月14日「運命が覆る22年間の告白ー反転する天国と地獄」 視聴率 6.3%
“春生(リリー・フランキー)の手紙を偽造した”と供述したラーメン屋台店主の染田(酒井敏也)。一方、松風(松山ケンイチ)は友哉(成田凌)の弁護人となった。そして、記者・神井(磯村勇斗)から春生と友哉の動画を手に入れる。そこには、事件を覆す衝撃的な春生の告白が記録されていたー。
何も知らない心麦(広瀬すず)は染田のラーメンを食べに行くも、そこには憔悴した染田がいて…。染田の脳裏には後悔の人生が蘇りー。
第5話 2025年2月21日「襲いかかる宿命ー秘められた弁護人の本心」 視聴率 6.2%
ラーメン屋台店主の染田(酒井敏也)が亡くなり、真実はさらに闇の中へー。そんな中、心麦(広瀬すず)と松風(松山ケンイチ)は春生(リリー・フランキー)の手紙に名前のあった東賀山事件の元弁護人・三木田辰雄(石丸謙二郎)に会いに行くことに。そこには“新たな手がかり”がー。
一方、検察の阿南(瀧内公美)は友哉(成田凌)起訴に向けて新たな動きに乗り出す。松風は友哉に言われた“ある一言”で、自分の本心と対峙し…。
第6話 2025年2月28日「暴走する危険な正体!退路なき娘の強行策」 視聴率 6.1%
本部係検事・阿南(瀧内公美)から直接事情聴取を受けた心麦(広瀬すず)。松風(松山ケンイチ)と事務所に戻ると、今回の事件で力を貸すという弁護士・鳴川(間宮啓行)が訪れていた。
一方で、刑事・赤沢(藤本隆宏)の危険な過去が週刊誌記者・神井(磯村勇斗)によって露わとなり…赤沢をある行動へと駆り立てる。
そんな中、心麦は鳴川とともに東賀山事件唯一の生き残りである林川歌を引き取ったという津寺井幸太のもとへー。
第7話 2025年3月7日「決着!父が託した愛の始まりー私が掴んだ希望」 視聴率 6.8%
“自分は林川歌ではない”と確信した心麦(広瀬すず)と新たな協力者の弁護士・鳴川(間宮啓行)。だが、二人は神井(磯村勇斗)から心麦の母子手帳の写真を見せられる。
そこには、手紙に名前のあった“阿波山京一郎”と“高畑まのか”の名前が…。心麦は松風(松山ケンイチ)と会いに行くことに。そこで心麦は封印されていた衝撃の家族の秘密を知ることになる。
そして、そのことによって真実の“代償”が容赦なく襲いかかるー。
第8話 2025年3月14日「揺るぎない親子愛の果てー信念が導く場所」 視聴率 6.6%
自分が東賀山事件の生き残りである林川歌だと知った心麦(広瀬すず)は、刑事・赤沢(藤本隆宏)に一連の事件の見直しを求める。
一方、法律事務所の松風(松山ケンイチ)と波佐見(森崎ウィン)、鳴川(間宮啓行)は赤沢を疑い始めていた。松風は赤沢に繋がるツテを求め、心麦の後押しもあって、母親(宮崎美子)へ会いに福岡へー。
そんな中、神井(磯村勇斗)は東賀山事件の鍵を握る最後の人物に辿り着いていたー。
第9話 2025年3月21日「最終章 前編〜真犯人の告白!サヨナラ私が走った旅路の最果て」 視聴率 6.5%
心麦(広瀬すず)は松風(松山ケンイチ)と鳴川(間宮啓行)とともに、手紙に書かれていた最後の人物“廣島育美”のもとへー。
一方、刑事・赤沢(藤本隆宏)は神井(磯村勇斗)からある資料を見せられ、その内容に驚愕し、その場を走り去る。捜査本部では阿波山夫妻殺害の疑いが赤沢に向けられ、検察では阿南(瀧内公美)がついに友哉(成田凌)の起訴を決意する。
そんな中、神井が心麦たちに“ある提案”を持ち掛けるー。
最終話 2025年3月28日「辿り着いた真実〜父を信じた娘が起こす愛の奇跡」 視聴率 7.0%
一連の犯行を告白した鳴川(間宮啓行)。一方、心麦(広瀬すず)、松風(松山ケンイチ)、神井(磯村勇斗)は赤沢(藤本隆宏)のGPSを追いかけて林川家に辿り着く。扉を開けた先には、刺された赤沢と包丁を手にした妻の京子(西田尚美)がいたー。ついに、心麦にとっての宿命のはじまりである東賀山事件の全貌が明らかに。
そして、心麦たちそれぞれの宿命が終わり、心麦と春生(リリー・フランキー)に愛の奇跡が訪れるー。
原作概要
『クジャクのダンス、誰が見た?』は、浅見理都による日本の漫画作品。『Kiss』(講談社)にて、2022年9月号から連載中。
ドラマ概要
浅見理都の同名漫画を原作とするヒューマンクライムサスペンス。クリスマスイブの夜に元警察官の父親を殺された娘が、父親の遺した手紙を手がかりに事件の真相に迫る姿を描く。父を信じて真実へと突き進む大学生・山下心麦を広瀬すずが、心麦と共に事件の真相を追うことになる弁護士・松風義輝を松山ケンイチが演じる。
キャスト
山下心麦(やました こむぎ) / 林川歌(はやしかわ うた)〈22〉
演 - 広瀬すず(幼少期:夏目ひより、3歳時:水谷莉緒)
大学生。2003年2月6日生まれ。
松風義輝(まつかぜ よしてる)
演 - 松山ケンイチ(幼少期:間藤陽向)
弁護士。心麦とともに事件を究明する。
山下春生(やました はるお)
演 - リリー・フランキー
元警察官。クリスマスイブの夜に自宅で亡くなる。
周辺人物
神井孝(かみい たかし)
演 - 磯村勇斗(幼少期:白鳥廉)
雑誌「週刊ジダイ」の記者。心麦の周辺を執拗に嗅ぎまわり、彼女に春生たちとの血縁はないのではないかと疑う。
波佐見幸信(はさみ ゆきのぶ)
演 - 森崎ウィン
松風の幼なじみで弁護士事務所の共同経営者。
阿南由紀(あなん ゆき)
演 - 瀧内公美
検事。検察庁「本部係」の女性初の検事。
染田進(そめだ すすむ)
演 - 酒井敏也
心麦と春生が通う屋台ラーメン店の店主。
遠藤力郎(えんどう りきろう)
演 - 酒向芳
死刑囚。22年前の東賀山一家6人殺害事件の犯人。元庭師。
遠藤友哉(えんどう ともや)〈34〉
演 - 成田凌(幼少期:湯田幸希、吉里紀汰)
力郎の息子。春生への放火殺人の容疑者。
赤沢正(あかざわ ただし)
演 - 藤本隆宏
春生の捜査一課時代の部下。
赤沢京子(あかざわ きょうこ)
演 - 西田尚美
正の妻。世話好きで料理上手。
赤沢守(あかざわ まもる)
演 - 野村康太
正の息子。警察官。
秋貞隆雄(あきさだ たかお)
演 - 絃瀬聡一
捜査一課の若手刑事。
西陣誠(にしじん まこと)
演 - 斉藤優(パラシュート部隊)
東賀山署の刑事。春生の放火殺人事件を担当する。
山下静香(やました しずか)
演 - 仙道敦子
心麦の母。心麦が小学校1年生のときに病気で亡くなった。
木村夏美(きむら なつみ)
演 - 原日出子
春生の姉。
ありさ
演 - 清乃あさ姫
心麦の小学校時代からの友人で同じ大学の法学部に通う学生。
ゲスト
episode.1
林川
演 - 野間口徹(役名:林川安成〈享年42〉、episode.7・9)、安藤輪子(役名:林川里子〈享年33〉、episode.5・7)、金子早苗(役名:林川乃梨子〈享年66〉、episode.7)、三差長雄(役名:林川明宏〈享年74〉、episode.7)、加藤瑛人(役名:林川奏太〈享年9〉、episode.5・7・8)、梶山かんな(役名:林川音〈享年7〉、episode.7)、石川幸依(役名:林川歌〈当0、episode.2・6・7・9)
2002年7月7日に起きた東賀山一家6人殺害事件の被害者家族。生後半年の次女だけ奇跡的に助かっている。
アナウンサー
声 - 皆川玲奈(TBSアナウンサー、episode.2)
episode.2
立花
演 - オクイシュージ(episode.5・6)
週刊ジダイ 編集長。神井孝の上司。
友哉の母
演 - 森下ひさえ
力郎の妻。友哉が小さいころ、家を出ていっている。
刑事
演 - 岩瀬亮
力郎逮捕の後、幼い友哉から話を聞く刑事。
記者
演 - 上田遥
母親からとされる手紙を持って友哉の前に現れる週刊誌の記者。
片岡
演 - 堀内充治
友哉が働いていた運送会社の上司。殺人者の息子だからとクビにした友哉に自宅を放火される。
刑事
演 - 大森嘉之、神田青
上司宅を放火した友哉を取り調べする2014年東賀山署の刑事。
アナウンサー
声 - 藤森祥平(TBSアナウンサー)
林川一家の惨殺事件の一報を伝える。
演 - 伊藤隆太(TBSアナウンサー、episode.4・5)
力郎に死刑判決が出たことを裁判所前からリポートする。
記者
演 - 宮瀬なこ
林川家の事件後に遠藤宅に取材に押し寄せる記者たちの中で、「美人だから」と力郎に部屋に招かれる女性記者。
episode.4
染田進の妻
演 - 伊藤麻実子
進の経営する畳店が倒産した後、幼い子ども・悟を連れて家を出て行っている。
若い男
演 - 佐久間美波(episode.9)
染田進をクスリ漬けにして悪事に手を染めさせた男。
医師
演 - 荒川浩平
搬送された染田進を処置した医師。
事務官
演 - 谷風作(episode.6・9)
阿南由紀の検察事務官。
店員
演 - 渡邉香那
松風と神井が会った珈琲店ピースの店員。
エミ
演 - 小井圡菫玲
自作自演でスカーフを切り、小学生の心麦を犯人扱いした同級生。
小学生
演 - 浪越小百合、水谷瑚々、堀天愛那
エミの仲間。
episode.5
三木田辰雄
演 - 石丸謙二郎
東賀山事件で、遠藤力郎死刑囚の弁護人を務めた弁護士。
弁護士
演 - 布施勇弥
松風が講師を務めた弁護士ゼミ、刑事事件の勉強会で質問する弁護士。
久世正勝〈65〉
演 - 篠井英介(episode.6・8)
松風の父親。元警察官。松風が小学5年生の時に離婚して以降、行方不明。
松風美希
演 - 宮崎美子(episode.8)
松風の母。福岡で書道教室を営む。
episode.6
鳴川徹
演 - 間宮啓行(episode.7 - 9)
生前、山下春生が裁判を傍聴しに来ていた元検事の豊沢法律事務所の弁護士。心麦たちの協力者となる。
津寺井幸太
演 - 鳥谷宏之(episode.7・9)
東賀山事件の被害者の林川安成の従兄弟。生き残った歌を引き取ったとされる。
阿南の母
演 - 有森也実
阿南由紀の母親。
阿南の夫
演 - 山岸門人
同僚だった阿南由紀と結婚した夫。後に離婚。
女性
演 - 松浦りょう
津寺井幸太が心麦に見せた写真に写っていた女性。東賀山事件の生存者の林川歌で、現在はシンガポールの大学に留学中と説明していた。
容疑者
演 - 肥田日向
1998年、赤沢が強圧的に取り調べをした容疑者。
episode.7
阿波山京一郎
演 - 井上肇
阿波山産婦人科医院の医師。当時、林川歌の出生証明書を偽造するよう赤沢に頼まれた。
高畑まのか
演 - 大島蓉子
阿波山産婦人科医院の助産師。現在は京一郎の妻。心麦の母子手帳の記録を書き換えた。
園長
演 - 原ふき子
林川歌が保護されていた「花ヶ丘乳児院」の園長。
上司
演 - 椙本滋
2002年、東賀山事件の捜査本部で津寺井幸太を任意で呼び出すよう山下と赤沢に命じる。
刑事
演 - 市川大貴(episode.9)
2002年、東賀山一家6人殺害事件の現場の林川邸の2階で生存者の赤ん坊を発見する。
店員
演 - 後藤亜希
心麦が松風と訪れたレストラン「ヒマワリ亭」の店員。
episode.8
管理官
演 - 唐沢龍之介(episode.9)
捜査一課。
店主
演 - ゴリけん
博多長浜のラーメン屋台「伸龍」の店主。
アナウンサー
声 - 吉村恵里子
阿波山産婦人科の火事について伝える。
客
演 - 矢野ぺぺ、ひより、ノボせもんなべ、橋秀斗、たかおぽん、土居祥平、中野勇助、北島タツロウ
ラーメン屋台の客。
episode.9
廣島育美
演 - 池谷のぶえ
ウッドリバーウォーター株式会社の元代表取締役社長。現在の姓は太田で、立崎総合医療センターに入院している。赤沢京子とは長年の友人。
職員
演 - 板倉武志
立崎総合医療センター職員。
次席検事
演 - 小沼朝生
遠藤友哉を起訴することを阿南由紀に迫る検察庁の次席検事。
裁判官
演 - 滝裕二郎
2004年、遠藤力郎に死刑判決を言い渡す。
刑事
演 - 浅見和哉
捜査一課の若手刑事。
女の子
演 - 浦上双葉
鳴川徹がベンチで途方に暮れる公園で遊ぶ女の子。
スタッフ
原作 - 浅見理都『クジャクのダンス、誰が見た?』(講談社「Kiss」所載)
脚本 - 金沢知樹、長花枝薪、萩森淳
音楽 - 桶狭間ありさ
主題歌 - Ado「エルフ」(ユニバーサル ミュージック)
警察監修 - 志保澤利一郎(チーム五社)
法律監修 - 市川寛(かなえ国際法律事務所 弁護士)
演出 - 田中健太、青山貴洋、福田亮介、棚澤孝義
プロデュース - 中島啓介、内川祐紀、丸山いづみ
製作 - TBSスパークル、TBS
番組公式サイト
クジャクのダンス、誰が見た? - Wikipedia