各話あらすじ(2025年1月16日 - 3月20日)全10話
第1話 2025年1月15日「愛知でパキスタンカレー」
榊原ホテルグループの社長・榊原総一朗(伊武雅刀)は、七人の役員からある決断を迫られ頭を抱えていた。長期休暇中の小野寺真理子(志田彩良)が所属する秘書課には、合理主義の若手社員・新庄凛太郎(前田拳太郎)が配属される。
そんな折、榊原の愛知出張が決まり、秘書課は大慌て。「社長が出張の際に同行し、その全てをアテンドする。もちろん、何を食べるかもだ。」一度食べたものは二度と口にしない、グルメな榊原を満足させるのは至難の業。
真理子に代わり“出張係”に任命された新庄が、愛知名物で榊原をアテンドするも大ピンチに。そこへ休暇中のはずの真理子が現れ、2人になぜかパキスタンカレーを紹介!?予想外の「裏切り飯」に榊原は…。
第2話 2025年1月22日「豊洲市場でクリームシチュー」
榊原総一朗(伊武雅刀)社長が病に倒れ、入院してしまう。そこでしばらくの間、取締役会が代わりを務めることに。取締役会は“社長の後継者”と噂される7人の役員で構成されるが、全員クセ者揃い!
怯える秘書課のもとに、その一人、営業担当役員・古郡辰雄(中野英雄)がやって来る。古郡は超やり手営業マンで、人呼んで「接待の鬼」。
そんな古郡が東京・豊洲で取引先を接待すると聞き、秘書の小野寺真理子(志田彩良)は新庄凛太郎(前田拳太郎)と同行。古郡はお得意の“強引接待”でもてなすが…。
窮地に陥る古郡に真理子が勧めたのは、豊洲名物の寿司でも海鮮丼でもなく、ごく普通の喫茶店の「クリームシチュー」!この「裏切り飯」を食べた古郡は…。
第3話 2025年1月29日「花巻で餃子」
「無駄無駄無駄ぁ!!」
“榊原ホテルの氷の女王”こと経理担当役員・小須田玲子(小沢真珠)が“無駄な備品”を根こそぎ奪い、社内は大パニック!ウォーターサーバー、雑誌、足つぼマット…社員の愛用品を容赦なく回収していく。そんな彼女が「我が社でもっとも無駄」と斬り捨てたのが、秘書課・出張係の小野寺真理子(志田彩良)。
真理子は、出張先でのグルメは榊原総一朗(伊武雅刀)社長のパフォーマンス向上に繋がると主張するが、小須田は「飯ごときに無駄な時間と人件費を割くな」と一蹴する。怒り心頭の真理子は渾身の「裏切り飯」で反撃!
小須田の岩手県花巻市への出張に同行すると、名物の冷麺でもジャジャ麺でもなく、町中華の「餃子」を紹介し…。
第4話 2025年2月5日「奈良でコロッケ」
小野寺真理子(志田彩良)が榊原総一朗(伊武雅刀)社長の見舞いに行くと、そこには榊原と瓜二つの男が!あまりの激似っぷりに、おののく真理子。
その頃、海外の有名投資家が来日して榊原ホテルを利用することが決まるが、投資家はどうしても榊原に会いたいと言う。榊原の入院は極秘のため、頭を抱える秘書課。
しかし、真理子が出会った男が榊原の弟・総二(伊武雅刀 二役)でホテルの相談役であると判明し、榊原の“替え玉”になる!?
迎えた当日、現地の奈良にやって来るも、総二は極度のプレッシャーから逃げ出してしまう。そんな総二を真理子はなぜか「コロッケ」ランチに誘う。「奈良まで来て、コロッケ!?」榊原そっくりの反応を見せる総二は…。
第5話 2025年2月12日「茨城で焼きそば」
榊原総一朗(伊武雅刀)社長は目を覚ましたが、まだ入院が必要。一方、新庄凛太郎(前田拳太郎)は何者かと怪しい連絡を取っており…。
そんな中、“パーフェクト・ホテルマン”こと宿泊担当役員・家巣万次郎(勝村政信)が小野寺真理子(志田彩良)に「排除しにまいりました」と宣戦布告!“裏切り飯”で役員たちを腑抜けに変えたと激怒する。
反論する真理子は、家巣自慢の“完全な顧客対応”を視察するため出張に同行。
茨城県のリゾートホテルへ着くと、男性客が漫画やドリンクなどビジネスホテルのようなサービスを要求していた。フロント係は断るが、家巣は“イエスマン”のごとく承諾。それを見た真理子は、家巣に裏切り飯「焼きそば」を案内し…。
第6話 2025年2月19日「富山でお好み焼き」
榊原ホテル本社では富山県の営業方針会議が行われていた。地元住民からも愛されるホテルに…と語る社員を冷笑するのは、海外事業部役員・ベルソン直樹(マイケル富岡)。
富山には富裕層向けの五つ星ホテルや、海外仕様の一流レストランが必要だと一蹴するベルソン。小野寺真理子(志田彩良)は「富山でしか食べられないモノを」と意見し対立する。
そこで真理子と新庄凛太郎(前田拳太郎)は富山支社での接客研修に参加するが、新庄は真理子との思わぬ展開にドキドキ!一方の真理子は、社員に海外流を強いるベルソンの“秘密”を知ると、ベルソンに富山名物ではなくなぜか「お好み焼き」を紹介。
そして、榊原総一朗(伊武雅刀)社長も何やら動き始め…。
第7話 2025年2月26日「元町中華街で沖縄料理」
小野寺真理子(志田彩良)と榊原総一朗(伊武雅刀)社長は、ホテルの調理部担当役員・飯塚小百合(磯野貴理子)が仕切る試食会に出席。新メニューを食べた榊原は、飯塚から「…問題はありますか?」と聞かれ、「…ない」と返すが、どこか違和感を覚える。
榊原は違和感の正体を突き止めるため、新庄凛太郎(前田拳太郎)に調理部の調査を一任!このとき真理子は、榊原から別の仕事を頼まれていた。新庄は、役員業務で多忙な飯塚から大量の仕事を任されるが…。
新庄から調査報告を受けた榊原は飯塚に「私に、ついてきてくれ」と告げ、なぜか横浜の元町・中華街へ。向かった先は中華料理ではなく「沖縄料理」の店。榊原が勧める“裏切り飯”とは一体!?
第8話 2025年3月5日「松阪で鶏焼き肉」
人事部担当役員・久石純(田山涼成)がリストラを強行し、榊原ホテルはパニックに!
秘書課長・副島次郎(川島潤哉)もクビを宣告されてしまう。小野寺真理子(志田彩良)は新庄凛太郎(前田拳太郎)を連れて、榊原総一朗(伊武雅刀)社長に異を唱えるが…。
そこへ久石が現れ、榊原から人事を一任されており、新庄がこのリストラに関わっていると衝撃の告白!真理子は新庄の“裏切り”に表情一つ変えず「残念です」と告げ…。
そして真理子は久石の三重出張に同行しようとするが、今回は榊原が自ら赴くことに。 榊原は三重で久石を飲みに誘い、伊勢海老でも松阪牛でもなく「鶏焼き肉」の店へ! 驚く久石を連れて店へ入ると、そこには榊原も驚愕の光景が!?
第9話 2025年3月12日[]「石巻でハンバーガー」
新庄凛太郎(前田拳太郎)が「退職届」を提出――。
突然の出来事に小野寺真理子(志田彩良)ら秘書課は動揺する。
その頃、新庄は宮城県・石巻の断崖絶壁に立ち、思い詰めた表情でゼリー食を飲んでいた。ふと背後に気配を感じて振り返ると、そこには真理子の姿が!驚く新庄だが、会社に戻ろうと言う真理子に「もう、あなたの部下じゃありません」と返して立ち去る。
新庄が空腹で市場を歩いていると、美味しそうに海鮮丼を食べる真理子が!新庄も勧められるが、誘惑を断つように逃げる。しかしその後も、名物を堪能する真理子に遭遇!
そして真理子は新庄を連れて、石巻でしか食べられないという「ハンバーガー」の店へ。真理子の“裏切り飯”に新庄の心は…。
最終話 2025年3.月19日「川越でパエリア」
榊原総一朗(伊武雅刀)社長は会議室で中継機材を前に座っていた。手元には辞表…。
1週間前、榊原は小野寺真理子(志田彩良)と新庄凛太郎(前田拳太郎)に引退の意向を伝えていた。
真理子は驚くが、“最後の裏切り飯”を手配してほしいと頼まれると、引退を止めるどころか、あっさり引き受ける。榊原はそんな真理子を寂しげに見つめ…。
榊原、真理子、新庄の3人は“最後の裏切り飯”を求め、「小江戸」こと埼玉県川越市へ。
ここで真理子が選んだのは、川越名物のうな重でも十割そばでもなく、スペイン料理店の「パエリア」!榊原は逸品に舌鼓を打つが、なぜか時折、険しい表情に。
そして後日、緊急社内会見を実施。榊原の口から出た言葉とは――。
ドラマ概要
2024年1月から3月まで中京テレビ(愛知・岐阜・三重)で放送されたドラマ『こんなところで裏切り飯』の続編であり全国版として制作され、登場する店は全て実在する飲食店で撮影される。
ストーリー
豪腕社長・榊原総一朗の秘書・小野寺真理子が予想を裏切り、期待を超える美味しさの「裏切り飯」を紹介しながら、榊原の仕事のサポートをしていたが、榊原が体調を崩して入院中に後継者の座をめぐり暴走する七人の曲者役員たちに真理子が裏切り飯で立ち向かう姿が描かれる。
キャスト
小野寺真理子(おのでら まりこ)
演 - 志田彩良
「榊原ホテルグループ」の秘書課・出張係の係長。グルメな榊原社長の出張先のアテンドを担当。
榊原総一朗(さかきばら そういちろう)
演 - 伊武雅刀(青年期:増子敦貴(GENIC))
全国にホテルを展開する「榊原ホテルグループ」を一代で築いた豪腕社長。
実績と強面のため、社内の人間から「鬼の榊原」と恐れられている。
新庄凛太郎(しんじょう りんたろう)
演 - 前田拳太郎
真理子の部下。無遠慮な言動が反感を買い、様々な部署で揉め事を起こしている問題社員。
「徹底合理主義」で、食事で悩む時間を「無駄」と捉えている。
「榊原ホテルグループ」
秘書課
池田千紗
演 - 守屋茜
新たに秘書課に配属される。思ったことがすぐ口に出るサバサバ系女子。
山本玲奈
演 - 吉田有希
秘書課の先輩社員。仕事よりプライベートが大事なキラキラ系女子。
宇佐美由佳
演 - 大熊杏優
秘書課最年少の社員。マイペースな性格でムードメーカー的存在。
副島次郎
演 - 川島潤哉
秘書課長。真理子たちの上司。
「七人の役員」
古郡辰雄
演 - 中野英雄
営業担当役員。「接待の鬼」と言われる超やり手営業マン。
小須田玲子
演 - 小沢真珠
経理担当役員。仕事も食事もコスパを重視している。
家巣万次郎
演 - 勝村政信 (新人ホテルマン時代:川原一馬)
宿泊担当役員。長年コンシェルジュとして勤務し、担当の顧客満足度は、100%に迫る。
ベルソン直樹
演 - マイケル富岡(幼少期:一力義人)
外事業部役員。世界レベルの富裕層向け5つ星ホテルを目指す。
飯塚小百合
演 - 磯野貴理子 (若年期:本郷柚巴)
調理部担当役員。元料理長で開業当時から支える。
久石純
演 - 田山涼成
人事部担当役員。各部署・地方支店の社員の人事整理を行う。
ゲスト
第5話
男性客
演 - 市川理矩
茨城・下館のリゾートホテルをカップルで訪れた客。
漫画コーナー、ドリンクバー、夜鳴きそばなど無茶な要求をする。
フロントの女性
演 - 宮崎あみさ
ホテルのフロントの女性。無理難題を言う男性客に詰め寄られる。
先輩
演 - 吉増裕士
新人時代の家巣万次郎の先輩ホテルマン。
第6話
社員
演 - 野澤剣人、池村匡紀、南川泰規、安藤輪子、桑島海空
榊原ホテル東京本社の社員。富山県のホテル設立計画についてベルソン直樹を交えて協議する。
磯部
演 - 菅野久夫
会社の清掃員。
ベルソン直樹の母親
演 - 松永渚
ベルソン直樹の幼少期の母親。
お客
演 - 平百恵(北日本放送)、菊地優希(北日本放送)
お好み焼き屋を先輩後輩で訪れたお客。
スタッフ
脚本 - ガクカワサキ、奥山雄太、福谷圭祐
演出 - 宮岡太郎、田中章一、多次見隼斗
音楽 - 野崎良太(Jazztronik)
主題歌 - GENIC「IT'S SHOWTIME」(avex trax)
オープニング曲 - 日食なつこ「風、花、ノイズ、街」(LD&K)
ナレーション - 小林親弘
撮影 - 古谷信親
照明 - 加藤祐一
音声 - 本間彰太
美術 - 遠藤信弥
音響効果 - 水口雄貴
編集 - 小笠原風
編成 - 浅田大道、安藤愛優美(中京テレビ)
広報 - 中島彩花、小澤昌史、鈴木詩織(中京テレビ)
ホームページ - 霜圭太郎(中京テレビ)、舛岡葵
プロデューサー - 美輪善徳(CTV MID ENJIN)、森一季、多次見隼斗(MMJ)
チーフプロデューサー - 池田京平(CTV MID ENJIN)、山本喜彦(MMJ)
制作協力 - MMJ
制作 - CTV MID ENJIN
製作著作 - 中京テレビ放送
番組公式サイト
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