各話あらすじ(2024年10月5日 - 12月14日)全10話
第1話 2024年10月5日「兄妹、潜る。」 視聴率 4.3%
5年前、警察官だった兄・渡良瀬貴一(竜星涼)は、高校生ながらホワイトハッカー大会で準優勝した妹・優貴(八木莉可子)を父と共に祝う……はずだった……。父・貴司(半田周平)が正体不明の人物に殺害されてしまう。母を早くに亡くしている兄妹にとって、父はかけがえのない存在……。
その父がなぜ殺されたのか? 犯人の動機は? 事件の日から笑顔を失ってしまった優貴のためにも復讐を誓う貴一は、犯人の手の甲に刻まれていた“鳳凰”のタトゥーを手掛かりに、その正体を追い始めた。
それから5年――。警察を辞めた兄・貴一と、天才ホワイトハッカーとなった妹・優貴。兄妹がたどり着いたのは、あらゆる詐欺を手掛ける凶悪な犯罪組織『幻獣』。被害総額120億円以上。
そのトップに君臨する“鳳凰”の正体を突き止めるため、兄妹は身分を偽って『幻獣』に潜入。組織の一員となって鳳凰に近づこうとする……。
かつて父親を殺された兄妹が、巨大特殊詐欺グループを内側からぶっつぶす――。バレたら一発、即ジ・エンドの潜入エンターテインメント、開幕!!
第2話 2024年10月12日「兄妹、欺く。」
「おまえら、警察の犬だろ」――。5年前に父親を殺された兄妹、兄・渡良瀬(わたらせ)貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)は、父を殺した犯人“鳳凰”の正体を突き止めるべく、潜入捜査官として巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入することに成功した。
しかし、冷酷非道な幹部・玄武に正体を見破られ、絶体絶命に――。
「説明させてくれ!」。貴一と優貴は準備していた“言い訳”でその場を乗り切ろうとするが、疑いの目を緩めない玄武は「3日以内に5000万稼げ。そうすれば信じてやる」――できなければ、“警察の犬”としてハコのメンバー全員を殺す――。
覚悟を決めた貴一は、頭を抱えるハコ長・美波(入山杏奈)に、「俺のヤマなら億は稼げる」と、自ら詐欺を提案。「インターネット専用くじ」を利用したその詐欺が成功すれば、手に入る額は6億!!しかし失敗すれば、全員“死”あるのみ……。
「俺たちは、犬じゃねえ」――待ち受けるのは、生か、死か。貴一と優貴は一発逆転の大作戦に挑む!!
第3話 2024年10月19日「兄妹、嵌まる。」 ※『プロ野球 クライマックスシリーズ 巨人×DeNA 第4戦』中継延長に伴い、10分繰り下げ、22:10 - 23:04に放送された。
“命が惜しければ、2日以内に、カネを持った高齢者5000人の名簿を用意しろ”――。5年前に父を殺された兄・渡良瀬(わたらせ)貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)は、父を殺した犯人“鳳凰”の正体を突き止めるべく、潜入捜査官として巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入。しかし、幻獣の幹部・朱雀に警察との関係を疑われ、疑いを晴らすために、詐欺に使える顧客名簿を作れと要求されてしまう。
振り込め詐欺で荒稼ぎしている朱雀は、お抱えの名簿屋・黒部からカモになりそうな高齢者の名簿を買い取る予定だったが、黒部が謎の死を遂げたことで名簿が手に入らなくなってしまったのだ。
黒部の教え子・重信にも新たな名簿を作らせている朱雀は、貴一たちと重信を競合させ、「カネになる方の名簿を500万で買い取る」と言う。もし2日以内に用意できなければ、貴一たちに命の保証はない。
鳳凰に近づくためには従うしかない貴一と優貴。だが、振り込め詐欺に加担するわけにいかない……。追い込まれた兄妹は、「もっと稼げる名簿を作る」――罪のない高齢者を詐欺の手から守るため、絶対に失敗できない命懸けの大潜入に挑む!!
第4話 2024年10月26日「兄妹、奪う。」
“死にたくなければ、盗まれたプログラムを取り戻せ”――。父を殺した鳳凰の正体を突き止めるべく、巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)。命の危機をくぐり抜けながら鳳凰に近づく兄妹に、難敵・白虎が立ちはだかる――「盗まれた『おねだり女子』のプログラムを取り戻せ。失敗した場合は焼き殺す」。
『おねだり女子』は、女が男に直接会うことなく、メッセージのやりとりだけで恋愛感情を抱かせてカネをだまし取るロマンス詐欺。白虎はAIを使って何万人もの男と同時にやりとりができるプログラムを開発中だったが、そのデータが盗まれたのだ。
白虎を敵に回す大胆不敵な犯人“まりな”は、一体何者……?貴一は危険を承知で“まりな”のハコへの潜入を試みる。すると若菜(岡井みおん)が突然「私も、行かせてくれない?」と潜入を志願して……。
プログラムのファイルにかけられたロックが解除されるまで48時間!その前にプログラムを奪い返せるか!?潜入兄妹VSまりな!命懸けのダマし合いの行方は――!?
第5話 2024年11月2日「兄妹、騙す。」
“12時間以内に『カラス』の正体を突き止めろ”――。父を殺した鳳凰に復讐するため、巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)。組織のトップに君臨する鳳凰まであと一歩に迫る兄妹に、最後の砦、青龍の罠が襲い掛かる!!
数時間前、青龍の下で働く集金屋が、“叩き(=強盗)”に遭ったフリをして詐欺の売上金1000万円を盗み出した。集金屋にウソの叩きを指示していた黒幕『カラス』の行方を追う青龍は、「カラスは、おまえだ」と貴一に疑いの目を向け、手始めに優貴の命を奪おうとする!
覚えのない濡れ衣を着せられた貴一は、「俺が本物のカラスを突き止める!」。優貴を救うため、貴一は自らの潔白を証明しようとするが……。
青龍が指定したタイムリミットは12時間! それまでに本物の『カラス』を暴き出せなければ全員皆殺し! 誰が敵で、誰が味方か……予測不可能な究極のダマし合い! そしてついに、“鳳凰”の正体が明らかに!!
第6話 2024年11月9日「兄妹、逢う。」
父の仇を討つために巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)は、ついに復讐相手・鳳凰(藤ヶ谷太輔)にたどり着いた。
「鳳凰……!」――怒りに震える貴一を悠然と見据える鳳凰は、あいさつ代わりの“テスト”で貴一の力量を確かめると、「お二人に仕事を頼みます。あとは朱雀の指示に従ってください」――。
優貴のためにもこれ以上危険を冒したくない貴一は、入間(及川光博)に頼んで鳳凰を逮捕してもらおうとするが、「いま逮捕したところで、殺人罪で起訴はできない」と入間。父を殺した確かな証拠をつかむには、鳳凰の信頼を得て懐に飛び込むしかない……。
覚悟を決めた貴一は朱雀(白石聖)の指示に従い、ある企業にランサムウェア(パソコンに保存されているデータを使用できなくすること)を仕掛けて身代金をだまし取ろうとするが、予期せぬ罠にハマってしまう――。
果たして鳳凰の狙いは!?『幻獣』の真の目的とは!?ついに父の仇にたどり着いた兄妹に、最悪の事態が待ち受ける!!
第7話 2024年11月16日「兄妹、暴く。」
“ハコの中にいる裏切り者を暴き出せ”――。父の仇を討つために巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)。ついに復讐相手・鳳凰(藤ヶ谷太輔)にたどり着いた兄妹は、幻獣と敵対する【九頭龍】に情報を流している、内通者を暴き出すよう指示される。
その内通者は、貴一たちのハコの中にいる……。内通者を暴き出すことに成功すれば、貴一と優貴には幹部の地位が与えられ、失敗すれば連帯責任としてハコの全員皆殺し。絶対に失敗は許されない命懸けの任務……裏切り者は一体誰だ!?
そんな中、『幻獣』の動きを嗅ぎ回っていた入間(及川光博)が玄武(吹越満)ら幹部に捕まり、絶体絶命に!「おまえが、そいつを始末しろ」。玄武から入間を処分するよう命じられた貴一は、鳳凰に近づくため、覚悟を決めて入間に襲いかかるが……。
果たして入間の運命は!?そして裏切り者の正体は!?崖っぷちの貴一と優貴が、仲間たちに決死の罠を仕掛ける!!
第8話 2024年11月23日「兄妹、謀る。」
「ようこそ、幻獣へ」――父の仇を討つために巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)は、組織の中にいた内通者を暴き出し、幹部たちの信頼を勝ち取ることに成功。なおも素性を疑う鳳凰(藤ヶ谷太輔)の追及をなんとか切り抜け、『幻獣』の幹部に昇格を果たした。
あとは鳳凰のアジトを突き止めれば全てが終わる……そう思っていた兄妹を、さらなる危険が待ち受ける……。
「九頭龍の手がかりをつかんでください」――鳳凰たち『幻獣』の目的は、敵対する組織のボス・九頭龍に復讐することだった。『幻獣』と九頭龍の間にある深い因縁……その争いに亡き父・貴司(半田周平)が巻き込まれていたことを知った兄妹はショックを受ける。『幻獣』と九頭龍の両方を倒さなければ、この戦いは終わらない……。
父の遺志を継いで九頭龍をつぶす覚悟を決めた兄妹は、九頭龍の組織をおびき出すため、大病院を舞台に大胆な詐欺を仕掛けるが……。九頭龍に近づこうとする兄妹を最悪のピンチが襲う!!
※2024年11月30日は『日テレ系音楽の祭典ベストアーティスト2024』放送のため休止。
第9話 2024年12月7日「兄妹、バレる。」
「今度は、私が兄ちゃんを守る!」――父の仇を討つために巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)は、『幻獣』と敵対する九頭龍をつぶすため、九頭龍の部下・信濃(篠田麻里子)をおびき出す計画を立てる。
しかし、信濃に計画を先読みされ、逆に貴一と朱雀(白石聖)が信濃に拉致されてしまった……!貴一の居場所を突き止めようとする優貴は、貴一が連れ去られた現場・横浜湾岸病院の防犯カメラをハッキング。映像を調べるうちに、重要な手掛かりを発見……!
一方、貴一と優貴の正体が警察の潜入捜査官であることを知ってしまった賢太(伊藤あさひ)は、ハコの仲間に打ち明けるべきかどうか迷い始め……。
「ここからは……私に任せて!」――恐怖におびえてばかりいた妹が、捕らわれた兄を救うために奮い立つ!鳳凰(藤ヶ谷太輔)たちが九頭龍から奪い返そうとしている“閻魔帳”とは一体!?そしてハコの中には、さらなる裏切り者の存在が……!最終回直前!ラストに「最悪」の事態が待ち受ける、衝撃の第9話!!
最終話 2024年12月14日「兄妹、解る。」
父の仇を討つために巨大特殊詐欺グループ『幻獣』の内部に潜入した兄・貴一(竜星涼)と妹・優貴(八木莉可子)は、警察の潜入捜査官であることを幹部の朱雀(白石聖)に知られてしまう。「まさか、あんたが裏切ってたなんて。……さよなら、貴一」。絶望した朱雀の銃口が貴一に向けられ、銃声が鳴り響く!!
一方、県警が行ったDNA型鑑定の結果、鳳凰(藤ヶ谷太輔)のDNAと、兄妹の父を殺した犯人のDNAが一致。やはり5年前に父を殺した犯人は鳳凰なのか……。さらに、鳳凰と青龍(桐山漣)の悲しい過去が明らかになる……。
そんな中、九頭龍の命を狙う幻獣幹部は、奪い返した“閻魔帳”を餌に九頭龍をおびき出そうとするが……。その動きを察知した入間(及川光博)たち県警が、幻獣と九頭龍を一網打尽にするべく動き出す!!
ついに迎える潜入兄妹、最後のミッション!果たして九頭龍の正体は!? 兄妹は父の無念を晴らせるか!? 命を懸けたダマし合いがついに決着……驚愕の最終回!!
ドラマ概要
本作は、土ドラ10、ならびにその前身である土曜ドラマで過去に放送された、『大病院占拠』『新空港占拠』『ボイス 110緊急指令室』の各シリーズを手掛けたスタッフによって制作されるオリジナル脚本である。 占拠シリーズとは同じ世界線であり、志摩蓮司ら登場人物がゲストなどで登場し、また呉城久美ら出演者が違う役を演じている。
ストーリー
竜星涼と八木莉可子がW主演で、父の命を奪われた兄妹役を演じる新機軸の潜入エンターテインメント。元警察官・渡良瀬貴一(竜星)と、ホワイトハッカーの大学生・優貴(八木)のきょうだいは、父を殺した犯人に復讐を誓い、身分を隠して日本最大級の詐欺集団“幻獣”に潜入し、犯罪組織を内側から壊滅させるべく奮闘する。
キャスト
渡良瀬家
渡良瀬貴一(わたらせ きいち)〈26〉
演 - 竜星涼
元神奈川県警警察官。階級は巡査。警察を辞し独自で父の敵を追っていたが、共通の敵を追っていた神奈川県警捜査二課からのオファーを受け、円山貴一(まるやま きいち)と身分を偽って幻獣に潜入する。口癖は「最悪だ」。
渡良瀬優貴(わたらせ ゆき)〈22〉
演 - 八木莉可子
貴一の妹。国立大学情報理工学部に通うエンジニアで優秀なホワイトハッカー。兄と行動をともにする。
5年前、ホワイトハッカー大会で高校生ながら準優勝し、貴一や貴司とともに祝うはずだったが、貴司が目の前で鳳凰に殺された。その後、ホワイトハッカーとなり、貴一とともに円山優貴(まるやま ゆき)と身分を偽って幻獣に潜入する。
渡良瀬貴司(わたらせ たかし)
演 - 半田周平
貴一と優貴の父。元刑事で潜入捜査官。早くに妻の祥子を病気で亡くしている。幻獣に北上圭介(きたかみ けいすけ)という偽名で構成員として潜り込み、捜査二課に情報提供していたが、素性がバレてしまう。5年前に優貴の準優勝を貴一とともに祝うはずだったが、その直前で手の甲に鳳凰のタトゥーを入れた正体不明の人物に殺される。
神奈川県警
入間慎之介(いるま しんのすけ)〈50〉
演 - 及川光博
捜査二課刑事。階級は警部補。貴司とは同期。兄妹の良き理解者として2人を見守り、警察との連絡係としてサポートする。
吉野さやか(よしの さやか)
演 - 長尾純子
捜査二課長。詐欺犯罪特別対策室の室長で、入間の上司。
狩野正臣(かの まさおみ)
演 - 神尾佑
刑事部長。5年前は貴司の携わる仕事に関わっていた。吉野の上司として潜入計画をバックアップする。
詐欺集団「幻獣」
日本最大級の特殊詐欺などのあらゆる詐欺を手がける反社会的組織。推定構成員は500名で、被害総額は120億を超え、毎年1万人以上の被害者が出ている。
組織は完全にピラミッド型になっていて、末端の人間は誰から命令を受けているのか分からない仕組みになっている。
鳳凰と幹部4人のキャスト情報はドラマ本編内で解禁された。
リーダー
鳳凰 / 鈴鹿瑛太(すずか えいた)〈37〉
演 - 藤ヶ谷太輔
幻獣のリーダー。30代男性。右手の甲に鳳凰のタトゥーが入っている。詐欺組織「幻獣」を束ねるリーダー。若きカリスマ。青龍の兄。
6年前、九頭龍であった忍が何者かによって殺され、新たな九頭龍に組織を乗っ取られるが従わず、組織を抜けて幻獣を立ち上げた。
幹部
青龍 / 阿武隈拓海(あぶくま たくみ)〈36〉
演 - 桐山漣
幻獣の幹部。30代男性。胸元に青龍の青いタトゥーが入っている。集金店舗の管理や叩き屋などを担当。鳳凰の右腕。幻獣の中で一番凶暴。
幼少のころ、両親を亡くし、親戚の家に預けられたが、DVを受け逃げて来たところで瑛太(鳳凰)と出会う。
貴一が潜入捜査官と知り、銃口を向けて殺害しようとするが、SIS隊員が発射した銃弾によって死亡する。
朱雀 / 雲出茜(くもず あかね)〈30〉
演 - 白石聖
幻獣の幹部。左太ももに朱雀のタトゥーが入っている。金庫番と名簿屋の管理をしている。
優秀な税理士だったが、ベンチャー企業のCEOと不倫関係にあり、7年前に脱税と裏金づくりをした容疑で逮捕されて1年間刑務所に入っていた過去がある。だが、男は容疑を否認しており、朱雀が出所した1年後に首なし遺体で発見された。
閻魔帳を奪還するために貴一と行動を共にするが、なお美がすでに内通者と見破られていると読んでいた信濃に拉致されてしまう。その後は貴一と共に閻魔帳を奪って脱走するが、信濃の銃弾から身を挺して庇った貴一に好意を寄せるようになる。
しかし、九頭龍の内通者を探す中で、賢太からの報告で貴一と優貴が潜入捜査官だと知ってしまう。手始めに用済みとして賢太を銃撃した後、貴一に銃口を向けるが、直後に信濃に殺害される。
白虎 / 姫川ゆかり(ひめかわ ゆかり)〈45〉
演 - 黒谷友香
幻獣の幹部。40代女性。左の首筋に白虎の白いタトゥーが入っている。霊感商法、セミナー商法などの詐欺を担当。元占い師。人心掌握術に長ける。政界や実業界に幅広い人脈を持っている。
高校生のころに母親の男から虐待を受け、家を飛び出して上京した後に占いを利用した詐欺を考案。政治家や権力者を中心に食い物としていたが、6年前に北見茂を騙した結果命を狙われ、地下に潜って鳳凰たちと出会った。
県営アパートに玄武と逃げ込み、心中する。
玄武 / 六角大吾(ろっかく だいご)〈52〉
演 - 吹越満
幻獣の幹部。50代男性。首の後ろに玄武のタトゥーが入っている。鳳凰の相談役を務め、振り込め詐欺や新人研修などを担当する詐欺犯罪のベテラン。
10代のころから闇金をやっており、2003年に摘発されたあと、新たなシノギである振り込め詐欺を見つける。
県営アパートに白虎と逃げこみ、心中する。
詐欺チーム
高津美波(たかつ みなみ)〈32〉
演 - 入山杏奈
渡良瀬兄妹たちのハコ長(チームリーダー)。ギャンブル依存症。
普通のOLだったが、オンラインカジノにのめり込んで借金を重ねて会社をクビになり、返済のために闇バイトに応募してハコ長にまでのぼり詰めている。
岩木泰造(いわき たいぞう)〈65〉
演 - 徳井優
闇バイトのターゲット名簿に載っている預金残高5億円の高齢者。実は美波のハコで最年長の一員で、その界隈では有名な伝説のスリ師。
芦田なお美(あしだ なおみ)〈37〉
演 - 呉城久美
闇バイト応募者。関西弁でよくしゃべる。美波のハコの一員となり女優を目指していた経験を活かして計画を成功に導く役割を担う。
2か月前にもえに重い病気が見つかり、多額の治療費が必要となった時に信濃によってもえを人質に取られたことで九頭龍の内通者となるが後に露見してしまい、白虎に殺されそうになるが優貴の機転で事なきを得た。
鳴瀬賢太(なるせ けんた)
演 - 伊藤あさひ
泰造の孫で闇金業者との触れ込みだったが、実は泰造とは血縁関係はなく、幻獣のメンバーであり、文書や身分証を偽造する役割を担う。
信濃に拉致された貴一と朱雀を救出しようと入間たちに電話をかけた優貴の会話から、貴一と優貴が潜入捜査官であることを知ってしまう。貴一と入間の密談を盗撮して潜入捜査官である情報を掴み、恋人の麻衣と生まれてくる子供のために組織を抜けることを条件に情報をリークするが、朱雀によって銃撃されてしまう。
土器若菜(どき わかな)〈18〉
演 - 岡井みおん
闇バイト応募者。衣装を作ることやメイクをすることが得意。趣味はコスプレ。美波のハコの一員となりメンバーを変装させる役割を担う。
朱雀によって密かに九頭龍の内通者の炙り出しに加担させられた。
その他
櫛田塁(くしだ るい)
演 - フェルナンデス直行
汚れ仕事を担う幹部たちの指示で動く始末屋。武器は釘を発射する改造銃。
王(わん)
演 - Yes!アキト
幻獣がアジトにしている中華料理店の料理人。
初代・九頭龍 / 熊野忍(くまの しのぶ)〈享年55〉
演 - 川瀬陽太(第6話 - )
故人。元暴力団。6年前に鳳凰・青龍・朱雀・白虎・玄武を招集した男。鳳凰たちからは「ボス」と呼ばれていた。
だが、何者かによって殺され、閻魔帳を奪われ、九頭龍を名乗られて組織を乗っ取られる。
犯罪組織
信濃夢(しなの ゆめ)
演 - 篠田麻里子(第7話 - )
二代目・九頭龍の側近の女性。もえを人質にとり、なお美を脅迫した。実は忍の娘だが詐欺師の才能がなく、幹部に選ばれることがなかったため、その腹いせに二代目・九頭龍の組織に寝返った。忍から閻魔帳を預かっており、データをハードディスクに入れて貸金庫に保管していた。
ゲスト
第1話
志摩蓮司
演 - ぐんぴぃ(春とヒコーキ)
神奈川県警捜査支援分析センター(KSBC)の情報分析官。階級は警部補。
捜査一課特殊班(SIS)の管理官である和泉さくらの依頼で横浜ベイサイドホテルでの捜査二課の捜査に協力する。
松浦健吾(まつうら けんご)〈30〉
演 - 橋里恩
幻獣のメンバーである詐欺師。仮想通貨での投資話をでっち上げ、初老の男性から大金を奪おうとする。だが、貴一の妨害に遭い、神奈川県警に逮捕された。その後、不起訴を条件に捜査二課に闇バイトの情報を教える。
森崎恵太
演 - 中村隆希
かながわ新空港税関職員。「占拠シリーズ」では人質となっていた。
横浜ベイサイドホテルでの貴一と神奈川県警の乱闘に巻き込まれ、「ウソだろ またかよ…ウソだろ!」と言いながらその場を逃走する。
ナカムラユウジ
演 - 中脇樹人
松浦から仮想通貨出資の説明を受け、詐欺に遭いそうになる男性。
応募者
演 - 池田和樹
闇バイト説明会にスマホを持ち込み、追い出されてしまった男性。実は幻獣とグルであった。
部下
演 - 渡辺航平(第2話 - 第4話・第6話 - 第9話)、金本勇利(第2話 - 第4話・第6話・第7話)、下地亮(第2話 - 第4話・第6話 - 第9話)、真田将希(第2話 - 第4話・第6話・第7話・第9話)
櫛田の部下。
第2話
名取理(なとり おさむ)〈45〉
演 - 足立智充
投資詐欺でボロ儲けしているヤリ手の詐欺師。
貴一たちのエンジェルウィン詐欺の計画を知り、警察に通報しない代わりに分け前を要求するが、初めから貴一たちのターゲットとなっていた。貴一とともに優貴が変装した白川が要求した逃走資金の前金、1億円を払うことを決める。
そして、優貴の作ったニセのサイトで1等が当たったことを確認すると、1億円を払おうとするが、本物の白川がSNSに短髪にして髪色を変えたことを投稿したことで2人を部下とともに襲うが、返り討ちに遭い、1億円を騙し取られる。
白川杏奈(しらかわ あんな)〈40〉
演 - 麻絵
インターネット専用くじ「エンジェルウィン」運営会社の抽選システムのチーフプログラマー。
黒部優作(くろべ ゆうさく)
演 - 三島ゆたか(第3話)
朱雀が使っていた名簿屋。都金町の自宅で心不全で亡くなっているのを櫛田に発見された。実際には重信にセレブロトキシンによって殺されていた。
初老の女性
演 - 金沢きくこ
名取の投資詐欺のターゲットになっていた女性。
部下
演 - 草野伸介、松上順也、坂井良平
名取の部下。
部下
演 - 丸藤慶治(第3話・第6話・第7話・第9話)、河野マサユキ(第3話・第6話・第7話)
朱雀の部下。
キャスター
声 - 北村麗
黒部の家のテレビで流れているお天気キャスターの声。
第3話
重信茉由(しげのぶ まゆ)〈28〉
演 - 土村芳
黒部の弟子。平気で人を裏切る名簿屋・ドブネズミ。検事の白城綾香をかたり横浜地方検察庁に侵入するが、建造物侵入と黒部殺害の容疑で逮捕される。2019年には当時勤務していた小中学生用の通信教育事業を営んでいる浜進ゼミから顧客情報を不正に持ち出し、多額の金銭と引き換えに名簿業者に漏えいしたとして、不正競争防止法違反の罪に問われて3年服役していた。
網走譲
演 - 荒波タテオ
横浜地方検察庁 検察官。
沙流
演 - 吉田電話
重信の部下。
土器幸弘(どき ゆきひろ)
演 - 西野大作(第4話)
若菜の父親。まりなというおねだり女子に捕まり、生活が破綻した。
制服警官
演 - 藤田啓介
横浜地方検察庁からの通報を受けて臨場し貴一たちを逮捕する。
清掃員
演 - 中川ひろあき、相澤大翔
横浜地方検察庁に出入りするクジラクリーニングの清掃員。
彦根春馬(ひこね はるま)、坂田、米原
演 - 土岡哲朗(春とヒコーキ)、北川アーヴィン学、笠井大誠
横浜地方検察庁の警備員。
部下
演 - 磯野弘明
朱雀の部下。
部下
演 - 久保龍一(第4話)、辻本将平(第4話)、野崎亨類(第4話)
白虎の部下。
第4話
矢作まりな(やはぎ まりな)〈27〉
演 - 冨手麻妙
おねだり女子のリーダー。「まりな」の顔。
飲食店で知り合った複数の男性から多額の金銭を騙し取った詐欺の疑いで逮捕された。
阿部文哉(あべ ふみや)
演 - 長村航希
おねだり女子の雑用係。実はおねだり女子AIプログラムを開発した緑川が生きていることを隠すために顔を変えていた。
だが、日野になりすました貴一たちによってプログラムを奪回され、まりなのハコも白虎の部下たちの攻撃によって壊滅した。後に九頭龍の資金提供を受けていたことが判明する。
鵡川当
演 - 深水元基(第5話)
青龍の右腕。
旭奏多(あさひ かなた)
演 - 池田倫太朗(第5話)
青龍の下で働く集金屋の店長。錦町で売上金の1千万円を運んでいる最中に叩き(=強盗)に遭ったが、「叩きは自作自演か?」と青龍に責められる。
実際には叩きに遭ったフリをして売上金を盗んでいたため、青龍にカラスが黒幕であることを告げた後、彼に殺された。
管理人
演 - 内藤トモヤ
まりなのアジトがある「みなと第四ビル」の管理人。なお美が酔ったふりをして近づいた隙に泰造に鍵をすられる。
日野速人(ひの はやと)〈25〉
演 - 薮内大河(第3話)
白虎からおねだり女子AIプログラムのデータを盗んだ男性。左頬に傷跡があり、貴一に似ている。櫛田に捕まり、粛清された。
緑川将也(みどりかわ まさや)
演 - 奈村信孝
白虎の依頼でおねだり女子AIプログラムを開発したフリーランスのプログラマー。半年前にプログラムを独り占めしようとしたため白虎の部下に殺されたとされていたが、実際には顔を変えて阿部文哉として生き延びていた。
尾北義孝
演 - すわいつ郎
おねだり女子に貢ぐサラリーマン「よーくん」。
火野
演 - 藏内秀樹
おねだり女子さくらに貢ぐ会社役員「ひっくん」。
学生
演 - 小松夢生
まりなの子分の出し子の学生。
女性、ふうか
演 - 緒方ありさ、茉依
まりなの子分であるおねだり女子のプレーヤー。「まりな」としてDMのやりとりをしていた。
男性
演 - 塩谷惣一朗、ササキシュン
まりなのアジトの見張りをする部下。
キャスター
声 - 胡麻鶴彩
交通情報のお姉さん、ニュースキャスターの声。
第5話
番匠昴(ばんじょう すばる)
演 - 上谷圭吾
集金屋・旭の出し子。正体は旭や宮川と組んで青龍の詐欺の売上金の1千万円を盗んだ犯人「カラス」で、その名前は旭・宮川・番匠の下の名前の頭文字を繋げたものであった。
貴一によって正体が明かされた後、九頭龍が裏にいたことを青龍に明かした後、宮川とともに処刑される。
宮川蘭(みやがわ らん)
演 - 高橋ユキノ
集金屋・旭の出し子。正体は旭や番匠と組んで青龍の詐欺の売上金の1千万円を盗んだ犯人「カラス」。
貴一によって正体が明かされた後、九頭龍が裏にいたことを青龍に明かした後、番匠とともに処刑される。
麻衣
演 - 松井瑛理(第7話・最終話)
妊娠中の賢太の彼女。
男性
演 - 伊藤浩志
集金屋が叩きに遭ったコインロッカーを捉える防犯カメラの映像を、刑事に扮した岩木となお美に提供する。
部下
演 - 長島竜也(第6話・最終話)、阿邊龍之介(第6話)、山本耕大、黒宮けいた、前川和也、奥山裕太
青龍のアジトに貴一を迎えに来た鳳凰の部下。
部下
演 - 村井良輔、久保田貴葵、吉田興平、三上大輝
鵡川の部下。
境康二
演 - 栂村年宣(第7話・第8話)
入間からの「若い女性が拉致された」との110番通報に対応する捜査員。
鈴鹿瑛太、阿武隈拓海
演 - 青木凰(第7話・第9話・最終話)、平野絢規(第7話・第9話・最終話)
火事の家を見つめる鳳凰と青龍の幼少時代の姿。
山内昭宏(第6話)、田中爽一郎(第6話)、野口航太郎、鎌田和朗(第1話・最終話)、鈴木心(第1話・最終話)
第6話
球磨栄子
演 - 松岡依都美
通販サイト運営会社「Say Say Street」社長。貴一たちが仕掛けたランサムウェア詐欺のターゲット。
朱雀が仕掛けたランサムウェアに感染し、県警のサイバー犯罪捜査官になりすました貴一たちの巧みな金額交渉で3億円を振り込むことに同意するが、九頭龍の犯罪組織の内通者が情報を漏洩したことによって貴一たちの計画に気づき、彼らを取り押さえる。
だが、Say Say Streetは幻獣と敵対する九頭龍の犯罪組織が経営するフロント企業であり、違法薬物を輸入して政治家や芸能人、暴力団などの顧客に流していた。機密情報にハッキングした優貴によってその事実が暴き出されると、貴一たちを解放して3億円を振り込む。
嘉瀬大地
演 - 濱正悟
球磨の部下。
老婆
演 - にしだまちこ
櫛田の依頼で道端で病人の振りをして入間を嵌める。
男たち
演 - 尾崎一彦(最終話)、津野岳彦、菊地雄人、勝呂学(最終話)、白善哲(最終話)
球磨の手下。
山本裕太
第7話
淡路れいな
演 - 二宮郁
神奈川県警港東署の捜査員。元看護師。
芦田もえ(あしだ もえ)
演 - 板垣樹(第8話)
なお美の娘。2か月前に重い病気が見つかり、多額の治療費が必要とされている。九頭龍によって人質にされていたが、後に救出された。
豊川拓真(とよかわ たくま)
演 - 川井つと
横浜工科大学情報理工学部学部長。
富士航平
演 - 永山たかし
「みなとデータセンター」の受付を担当する「ATHENA SECURITY」の警備員。
警備員
演 - 黄地裕樹、飯野泰功、近藤哲也
同警備員。
小原和也(第1話・第2話・最終話)
第8話
北見茂(きたみ しげる)
演 - 手塚とおる
ゆかりにかつて騙された衆院議員。
理事長
演 - 中野剛
横浜湾岸病院理事長。
事務局長、スタッフ
演 - 高松克弥、ミルクティ圭介
横浜湾岸病院の事務局長とスタッフ。
制服警官
演 - 村本明久、山本直寛
横浜湾岸病院地下で貴一たちの車に職務質問する。
部下
演 - 本多遼(第9話・最終話)、小橋秀行(第9話・最終話)、辻川慶治(第9話)、杉村上総(第9話・最終話)、ごうきち(第9話・最終話)、バディ雅(第9話・最終話)、池田二三弥(第9話・最終話)
信濃の部下。
佐藤龍輝(第9話)、叶雅貴(第1話・第9話)、大沼竣(第1話・第9話)、平凌(第1話・第2話・第9話)、望月祐治(第9話)、水間貴弘、佐野啓子、きよら
第9話
朱雀(ボディダブル)
演 - 暁矢薫
最終話
公安の男
演 - 高久慶太郎
渡良瀬兄妹を公安の新たな潜入捜査に勧誘する。
刑事
演 - 高田健一
幻獣と九頭龍壊滅作戦突入班の刑事。最後は黒幕と発覚した入間を逮捕する。
鈴鹿
演 - 水野淳之
鳳凰の父親。ギャンブル好きのアルコール依存症で息子を虐待していた。
刑務官
演 - 和田亮太
鳳凰を連行する刑務官。実は裏で通じており、九頭龍と鉢合わせた鳳凰に警棒を渡す。
交通誘導員
演 - 高山陽平
九頭龍と待ち合わせた博物館跡に向かう鳳凰たちの車を工事中だと足止めする。実は九頭龍と通じた櫛田の部下たちで彼らを拉致するのが目的だった。
SIS隊員
演 - 進藤悠生
柴山葉平、田邊健太、鈴木誠克、西田裕輔、名和龍、本澤雄太、原田大輔、中武億人、西岡竜吾、墨田岳人、島野知也(第1話)、荒井雄一郎、北川アーヴィン学ほか
スタッフ
脚本 - 福田哲平
音楽 - ゲイリー芦屋
主題歌 - Omoinotake「ラストノート」(Sony Music Labels)
取材協力 - 五木田和也(ガルム株式会社)、喜山徳寿
アクションコレオグラファー - 森アえいじ
題字 - 小玉美峰
制作協力 - AX-ON
ナレーション - 大塚明夫
チーフプロデューサー - 道坂忠久
プロデューサー - 尾上貴洋、茂山佳則
演出 - 大谷太郎、西村了、茂山佳則
製作著作 - 日本テレビ
番組公式サイト
潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官 - Wikipedia