2024年7月9日から同年9月24日まで、NHK総合の「ドラマ10」枠(毎週日曜夜10:00-10:50)にて地上波が放送された。なお、地上波放送では放送枠の都合上、BSでの本放送より5分短い短縮版となるが、監督を務めた演出の大九明子が自ら時間をかけて全話を45分に再編集している。
各話あらすじ(2024年7月9日 - 9月24日)全10話
第1話 2024年7月9日
七実(河合優実)、ひとみ(坂井真紀)、草太(吉田葵)、耕助(錦戸亮)、芳子(美保純)、家族5人のトゥルーストーリーが開幕!岸本七実は三軍女子で、弟・草太は超マイペース、母・ひとみは心配性で、父・耕助は東京から帰って来ない?友人・環(福地桃子)は達観していて、彼氏・旭は独特の価値観で、そして家族の愛車はボルちゃん?聞いたことがあるような家族の、絶対に見たことがない物語。一体どんな話が始まるの!?
第2話 2024年7月16日
急病で倒れたひとみ(坂井真紀)は何とか一命をとりとめた!3人の世話をするため、ばあちゃん・芳子(美保純)がやってくる。七実(河合優実)と草太(吉田葵)は病院へ行ってみるものの、元気のないひとみを見ては帰るほかなかった。みんなどうしていいのかわからない。こんな時こそ父・耕助(錦戸亮)がいてくれたらよかったのに。だけど、七実が頑張るしかない。そんな七実が一念発起して始めることとは?猪突猛進、急展開!?
第3話 2024年7月23日
七実(河合優実)は、パパ・耕助(錦戸亮)も行きたかった大学へ合格した!それぞれが亡くなった耕助への思いを抱えている。ひとみ(坂井真紀)は耕助がいた頃を懐かしみ、思い出のアルバムをめくる。「またいつか旅行行ってみたいな…」そんな言葉を聞いてしまったら、七実はやるしかない。大学の授業もそっちのけで草太(吉田葵)、芳子(美保純)の協力も得ながら、母を喜ばせるため、まい進する。七実が計画した旅行とは!?
※2024年7月30日は『パリ2024オリンピック』の中継を放送のために休止。
同年8月6日は『NHKスペシャル「原爆 いのちの塔」』を放送のために休止。
第4話 2024年8月13日
七実(河合優実)、ひとみ(坂井真紀)、草太(吉田葵)が沖縄を満喫して帰って来た!芳子(美保純)も1人の時間を楽しんだようだ。だけど、帰って来た七実は燃え尽きぎみ。気乗りしないまま向かった大学で、学生起業家・首藤颯斗(丸山晴生)と出会う。運命を感じる七実。一方、持ち前の人当たりの良さで病院で大人気のひとみは、ちょっぴり自信喪失。夫・耕助(錦戸亮)や草太との思い出を振り返る。さあ今週の岸本家は!【原作】岸田奈美【脚本】鈴木史子、市之瀬浩子
第5話 2024年8月20日
七実(河合優実)とひとみ(坂井真紀)は、プレゼンを成功させ、新しい一歩を踏み出した!ひとみはアドバイザー兼カウンセラーとして活躍、一方の七実は失敗続きで謝罪の連続。それでも奇跡を起こすと会社で期待されていた。七実が送った企画書により、全国放送で取り上げられ、湧き立つ一同。肝心の七実は、耕助(錦戸亮)の元同僚との約束も忘れて、絶賛迷走中。またまた失敗続きで、大丈夫と言い聞かせるけど、本当に大丈夫!?
第6話 2024年8月27日
七実(河合優実)は会社へ行けなくなってしまった…。家族も環(福地桃子)もみんな心配。だけど七実は素直になれず、みんなの好意にそっぽを向ける。そんな時はそう、草太(吉田葵)の出番。元気づけようと七実を遊園地に連れ出して、道中色々起きる。けれど、頼りになるのが弟・草太。その姿に七実も驚いて、次第に心がほぐれていく。草太はこのまま遊園地で、七実の元気を取り戻せるのか。七実、完全復活!?
第7話 2024年9月3日
七実(河合優実)は作家になり東京で活躍していた!小野寺(林遣都)、二階堂(古舘寛治)、末永繭(山田真歩)など頼りになる面々が七実を支え、ひとみも草太もそれぞれ働き、家族は順調、七実は絶好調。だけど母から寝込んでいるとの電話。帰ってみると家の中はぐちゃぐちゃ、芳子(美保純)は要領を得ず、草太(吉田葵)は隠れ肥満?環(福地桃子)ともしっくり行かず…。またまた岸本家に大試練?七実はどう立ち向かうの!?
第8話 2024年9月10日
母・ひとみ(坂井真紀)の手術は無事成功した!小野寺(林遣都)たち仕事仲間にも支えられ、七実(河合優実)は一安心。しかし、芳子(美保純)の様子がおかしい。芳子は、かつてひとみと暮らしていた大阪の家を訪れていた。芳子の様子が心配な七実も大阪へと向かう。なぜか家に眠るお宝を探すことになる2人。その家と街には若い頃の芳子(臼田あさ美)と夫・茂、ひとみとの思い出が詰まっていた。七実が知る3人の過去とは!?
第9話 2024年9月17日
七実(河合優実)の家族との日々を綴ったエッセーは大ヒット!ひとみ(坂井真紀)は退院し、認知症の祖母・芳子(美保純)はケアハウスに、草太(吉田葵)の仕事も順調で、岸本家はそれぞれの道を歩み始めていた。二階堂(古舘寛治)の番組で密着取材を受ける岸本家。その最中、家族は草太のある計画を知ることに。母として、大大大心配のひとみ。草太の思いとひとみの思いが交錯し、岸本家は大丈夫!?
最終話 2024年9月24日
七実(河合優実)、ひとみ(坂井真紀)、草太(吉田葵)、耕助(錦戸亮)、芳子(美保純)、5人はずっと家族だ!耕助のお墓参り前夜、集まった家族はそれぞれが思い出を振り返る。現在と過去が入り交じり、お互いの思いが入り交じり、次第にときほぐされ、一つになっていき…。ボルちゃんに乗りこんだ家族はどこまでも行く。物語の最後に5人と1台が行き着く先は?岸本家の物語、ついに完結!最後はやっぱりハッピーエンド!?
原作概要
『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(かぞくだからあいしたんじゃなくて、あいしたのがかぞくだった)は、作家・岸田奈美による、配信サイト『note』に投稿された実話をもとに出版された自伝的エッセイ。
ドラマ概要
作家・岸田奈美の家族を巡る自伝的エッセーを河合優実主演でドラマ化。ベンチャー企業家だった父が急逝し、母は突然車いすユーザーに、弟はダウン症、祖母は物忘れの症状が現れるなど、困難が次々訪れるからこそ「家族」というものに真剣に向き合い続けたある一家を描く。ほか出演は、坂井真紀、吉田葵、錦戸亮、美保純ら。
キャスト
岸本家
岸本七実(きしもと ななみ)
演 - 河合優実(幼少期:池上心白羽〈4歳〉、山田詩子〈8歳〉)
本作の主人公。兵庫県神戸市出身。
作中での経歴は、高校3年生(1・2)→大学1年生(3・4)→『Loupe』広報責任者(5・6)→作家(7 - 終)。
口が達者で、小学生の頃はネット掲示板で「降臨」を期待される存在であった。
高校では「三軍女子」として目立たず生活し、進路にも悩む中「人を笑わせる側にいたい」として一時はニューヨークで大道芸人を目指す。担任の田口に英語を教わり、同級生の環とともに英会話をこなすまでに至るも、環が近畿学院大学への進学を目指していること、またひとみの車椅子生活には社会的な課題が立ち塞がっていることを知り、「ママが笑顔で暮らせるように」と自身も近畿学院大学の人間福祉学部を受験。英語と小論文という得意の2科目だったため見事に合格。
大学で参加している授業では自身の目標の達成が難しいと感じ始めていた折、偶然開かれていた『Loupe』の代表・首藤の講演を聴き、目標へ近づくチャンスとばかりに『Loupe』への参加を志願する。Webサイトの作成や、コンペにおけるひとみの講演を提案するなどの頑張りが認められ、メンバーに加わった。
2019年には大学を卒業し、そのまま『Loupe』の広報の責任者として就職した。企画力に長け、首藤からもその点は期待されているが、事務的な仕事は苦手で社内外問わず顰蹙を買っている。
多忙を極め、長期間パソコンの電源を切っていなかったことが原因となり、自身のパソコンがコンピュータウイルスに感染し、社内および取引先にウイルスを含むメールが大量に送信される事態を引き起こしてしまった。その件を挽回しようと、出版社から紹介を受けたネットメディア『Hope』で取材を受けるも、タイトルに「悲劇だらけでも大丈夫」と書かれており、耕助の死・草太のダウン症・ひとみの車椅子生活のことを「悲劇」と書かれたことに自責の念を感じてしまう。
耕助が倒れる直前に、自分の話も聞かずに仕事から帰ってきてもソファで寝転ぶ耕助に対して「パパなんか死んでまえ」と言い放ってしまったことを後悔していたが、七実の「パパに会いたい」という気持ちから、耕助の幻視が見えるようになり、直接「死んでまえって言うてごめんなさい」と謝罪することができた。
その後、「家族の良い所を書きたい」という自らの気持ちに重なる形で「家族の物語を紡ぎたい」という夢を耕助も持っていたと知ったことから、「草太の勘違いにより草太と遊園地に行った」という出来事を中学生の頃に利用していたブログに綴る。読者からより利用者が多いサイト『ALL WRITE』への投稿を勧められ、そこに転載したところ一晩で7000いいねを超える反響があり、そこから投稿した文章に多くの読者がつくようになった。
七実の文才を見出した『ALL WRITE』の小野寺の説得により、『Loupe』を退職し作家の道に進む決断をした。2019年には『ALL WRITE』に投稿した記事をまとめた著書『大丈夫じゃない日々、大丈夫な家族』を発売。何度も重版されるほどの大ヒットを記録した。
本が売れて以降は、「ファンとの交流の場所を作りたい」「人を楽しませたい」という想いから、月に一度バーでママとして働いている。一方で、ひとみが再び入院するまでは約2年間毎日記事を更新し続けていた。
2025年には、十色出版から新たな著書『岸本家のあかん日々』を発売しており、再び大ヒットを記録した。
さらに、「耕助に褒められたかった」という理由から、これまでに七実が書いた著書の印税で耕助のボルドーを買い戻し、そのボルドーでの「初ドライブ」として耕助の墓参りに芳子を含めた岸本家全員で行く。
岸本ひとみ(きしもと ひとみ)
演 - 坂井真紀(幼少期:有香)
七実の母。旧姓は「大川ひとみ」。
2014年に突然大動脈解離で倒れ、その後遺症で下半身不随になってしまい、車椅子での生活となる。
車椅子の生活になる前は整体師の見習いをしていた。
当初は車椅子の生活に慣れず、周りからの目を気にする生活を続けていた。
ある日、病院で周りの患者と自身のする話で盛り上がっていた所、カウンセラーの佐々木から心理カウンセラーの道を勧められ、その道を目指すようになる。
七実の提案で、首藤と溝口が参加したバリアフリー化する駅ビルの内装デザインのコンペに参加し、その講演が高く評価されたことから『Loupe』のアドバイザーとしてメンバーに加わった。
2019年には『Loupe』のサポートにより、自動車の運転も出来るようになった。
2022年には、2014年の手術で人工弁に変えた部分が細菌感染し、そこで炎症が起きてしまい、新しい人工弁に変えるために再び手術をすることになったが無事に成功し、入院生活を経て退院した。その後、2025年では仕事にも復帰している。
岸本草太(きしもと そうた)
演 - 吉田葵(幼少期:神戸孝太、少年期:小倉匡)
七実の弟。ダウン症を患っている。
2000年11月5日生まれ。 小学生の頃は「キッシー」と呼ばれていた。
2019年には、特別支援学校の高等部を卒業し、作業所への就職を志している。
2022年には、カフェレストラン『やすみDOKI』で働いている。
2025年には、皿洗いや洗濯など、身の回りの主な家事を1人で出来るようになっており、職場に隣接しているグループホームで一人暮らしをすることになった。
岸本耕助(きしもと こうすけ)
演 - 錦戸亮
七実の父。生前はベンチャー起業家だった。
愛車は赤いボルドー。車の愛称は「ボルちゃん」。 七実が中学校に入ってすぐに、勤めていた会社を辞め、起業した。
2010年10月に急性心筋梗塞で倒れ死去。
第1話の時点で既に亡くなっており、劇中では回想シーンを除き、幻視のような存在として描かれている。
草太には「東京に出張中」と話している。
草太は第1話時点(2014年)、七実は第6話時点(2019年)で耕助の幻視が見えるようになった。
耕助の死後、2010年に岸本家の家計を支えるために愛車のボルドーは一度売却されたが、2025年に七実が同じ車を買い戻した。
大川芳子(おおかわ よしこ)
演 - 美保純(若年期:臼田あさ美)
七実の祖母。大雑把でマイペースな性格。
旧姓は「日野芳子」。
元々大阪府に住んでいたが、ひとみが倒れたことを機に七実たちと同居している。
茂との結婚前に実家から奉公に出された。
2022年には認知症の傾向が見られており、2025年には専門のケアハウスに入居している。
七実の高校時代の人たち
天ヶ瀬環(あまがせ たまき)
演 - 福地桃子(第1話 - 第9話)
七実の高校の友人。三軍女子。あだ名は「マルチ」。
母親がマルチ商法にハマっており、同級生の家庭にも勧誘しているため、自身も「マルチ」と呼ばれている。
2015年からは七実と同じ近畿学院大学の国際文化学部に合格し、大学でも七実と共に学生生活を送っていた。
大学卒業後は家族の元を離れ一人暮らしをしており、七実のことをいつも気にかけている。
アルバイトとしてアクアショップに勤務していたが、そのまま就職した。
高校卒業後も長らく七実からも「マルチ」と呼ばれ続けていたが、2025年では本名の「環」と呼ばれるようになった。
数藤茉莉花(すどう まりか)
演 - 若柳琴子(第1話・第2話・第7話)
七実の同級生。一軍女子。
七実や環と同じ近畿学院大学を志望するも不合格だった。
2022年には、東京でNo.1ホステスとして働いている。
2022年時点で二階堂と交際しており、2025年時点で結婚している。
美月
演 - 荒川ひなた(第1話・第2話・第7話)
七実の同級生。一軍女子。
リオ
演 - 永井彩加(第1話・第2話・第7話)
七実の同級生。一軍女子。
小平旭
演 - 島村龍乃介(第1話・第9話・最終話)
七実の元彼氏。構造力学が好きな理系男子。
七実とは異なる『いぶき東高等学校』に通っており、普段は自転車通学だが雨の日に偶然電車に乗ったところ、一緒に乗り合わせた七実の三半規管の強さに一目惚れした。
七実と偶然コンビニで会った際に草太の存在を知り、「草太の面倒を見る自信がない」という理由で一度は七実に別れを告げる。
しかし、それは七実との結婚までを考えたためであり、七実に「高校生だからそこまで考えてなかった」と言われ、最終的によりを戻そうとした。
2025年に七実の著書『岸本家のあかん日々』のサイン会に参列しており、久々の再会を果たした。
2025年には、資格を取得し、建築の勉強に勤しんでいる。
田口太郎
演 - 松田大輔(第2話・第9話・最終話)
七実の担任の教師。英語教師。
七実からニューヨークへ行くための英語の補習授業を頼まれ、英語を教えた。
2025年には、七実のサイン会に挨拶をしに来た。
実は環が勤めているアクアショップのオーナーであり、陰ながら七実と環を見守っていた。
岸本家を見守る人たち
陶山克哉(とうやま かつや)
演 - 奥野瑛太(第1話 - 第7話・第9話・最終話)
『ミナト運輸』の配送業者。岸本家の区域を担当している。
持田春太
演 - 名村辰(第1話・第3話・第5話・第9話)
岸本家の近所のコンビニの店長。岸本家のことをよく気にかけている。
栗山雪
演 - 宮内杏璃(第1話・第3話・第5話・第9話)
岸本家の近所のコンビニのアルバイト。
瀬尾さん
演 - 岡野陽一(第3話・最終話)
七実のアルバイト先の先輩。
七実が沖縄旅行の資金調達のために行った、引っ越しの梱包と交通整理の警備員の両方のアルバイトで働いており、野球場のコーヒーの売り子のアルバイトの際には野球観戦の観客として七実の前に現れた。
2025年の七実の夢ではラーメン屋の屋台の店主を勤めていた。
住吉政子
演 - 片桐はいり(第3話・第8話)
芳子の大阪の友人。
大川家の隣の家に住んでいる。
芳子が誰にも告げずに手ぶらで大阪に来てしまった際には芳子を家に泊め、衣類を貸し出すなど面倒を見ていた。
Loupe(ルーペ)
首藤颯斗(しゅとう はやと)
演 - 丸山晴生(第3話 - 第7話)
七実と環が通う大学の3年生。学生起業家。
7年前に事故に遭って以降、車椅子で生活している。
車椅子に乗った自分の目線からしか見えない景色があることに気付き、虫眼鏡のように「社会に足りないもの」や「未来に必要なもの」を発見出来るように、『Loupe』(ルーペ)というユニバーサルデザイン会社を大学2年生の時に起業した。
2019年には『Loupe』に七実や溝口以外にも社員が増えており、全員を束ねる社長として活躍している。
溝口渉
演 - 若林拓也(第4話 - 第7話)
首藤の良き理解者で、相棒として『Loupe』を支えている。
七実の行動に手を焼いており、よくツッコミを入れている。
石岡玲子(いしおか れいこ)
演 - 片山友希(第5話 - 第7話)
『Loupe』の受付および経理担当。
『Loupe』の社員
演 - 善岡修、近藤辰哉、塚越貴仁、鈴鹿デスティニー(共に第5話 - 第7話)
作家・岸本七実を支える人たち
二階堂錠(にかいどう じょう)
演 - 古舘寛治(第5話・第7話 - 最終話)
テレビ局『太陽テレビ』のプロデューサー。
全国ネットの生放送番組『にじナマDAYS』を担当している。
七実が一から考えて提出したスマートフォンアプリ『ルーペちゃん』の企画書と構成台本を高く評価し、『にじナマDAYS』で取り上げた。
一時は『にじナマDAYS』の中で、『Loupe』の「名物広報」として七実が出演するコーナーのシリーズ化を構想していたが、コンピュータウイルスに感染した七実のパソコンから送られたウイルスメールの被害を受け、企画は白紙となった。
2022年でも七実と交流があり、七実の著書『大丈夫じゃない日々、大丈夫な家族』を再び『にじナマDAYS』で取り上げた。
2022年時点で、行きつけの店のホステスであり、七実の同級生である茉莉花と交際しており、2025年時点で結婚している。
2022年の頃から岸本家のドキュメンタリー番組を企画していたが、2025年にようやく実現した。
茉莉花との交際前に一度離婚しており、前妻との間に社会人の息子と娘がいる。
末永繭(すえなが まゆ)
演 - 山田真歩(第5話・第7話 - 第9話)
出版社『十色出版』(といろしゅっぱん)の編集者。
一度七実が自らの失態で謝罪をしに末永の元に来た後に、ウイルスメールの被害の謝罪と『Loupe』の再度掲載を頼みに来た七実に対し、その心意気に感心し、「先行投資」としてネットメディア『Hope』を立ち上げた友人を紹介した。
2021年には『十色出版』の東京本社の書籍編集部に異動し、翌年に七実のバーに訪れ、七実の2冊目の書籍の出版を依頼した。その後、2025年には七実の新たな著書『岸本家のあかん日々』を同社から発売している。
七実からは「東京にお姉ちゃんが出来たみたい」と慕われている。
たかし
演 - たかし(トレンディエンジェル / 本人)(第5話・第7話)
お笑いコンビ・トレンディエンジェルのメンバー。
太陽テレビの『にじナマDAYS』の冠生中継コーナー『たかしのチェケラッタ情報局』に出演している。
自身と似たキャラクターが描かれているアプリ『ルーペちゃん』や、『ALL WRITE』と七実の著書『大丈夫じゃない日々、大丈夫な家族』を紹介した。
ALL WRITE(オールライト)
小野寺柊司(おのでら しゅうじ)
演 - 林遣都(第6話 - 第9話)
自らが一人立ち上げた、誰でも自由に作品を発表できる投稿サイト『ALL WRITE』(オールライト)の代表で編集者。
好物は甘栗。「自分の好物を評価したいと思う相手にあげる」という独自の評価手段をとっている。
七実の文才を見出し、作家への道を勧めた。
七実のありふれた日常や情景から大きな気付きや人のドラマを見つける着眼点や描写力を高く評価しており、2025年には、七実に小説を書くように勧めた。
斉藤可奈(さいとう かな)
演 - 椛島光(第6話 - 第9話)
『ALL WRITE』のスタッフ。
小野寺に煩わしさを感じつつも尊敬しており、常に支えている。
2025年には、『ALL WRITE』の業務だけでなく、岸本家のドキュメンタリー番組のディレクターも担当しており、番組のカメラマンも兼任した。
ゲスト
第1話
森ノ宮
演 - 市川しんぺー
ひとみが勤める整体院の整体師。
後藤
演 - 山下徳久
ひとみが勤める整体院の客。
小平悠
演 - 吉開湧気
七実の彼氏・旭の兄。
三上優斗
演 - 海斗(第7話)
心臓外科医。ひとみの手術を担当した。
2022年にひとみが新しい人工弁に変えるための手術をすることになった際も、再び手術を担当した。
藤原新太
演 - 鈴木楽(第4話)
幼少期の草太の友人。一緒に学校に通い、共にサッカーを習っていた。
イトウタイチロウ
演 - 築谷櫂(第4話)
幼少期の草太の友人。一緒に学校に通い、共にサッカーを習っていた。
ミネ
演 - 城戸俊嶺(第4話)
幼少期の草太の友人。一緒に学校に通い、共にサッカーを習っていた。
第2話
細貝翔
演 - 森岡龍(第3話・第4話)
理学療法士。ひとみのリハビリを担当している。
相馬樹里
演 - 田山由起(第3話・第4話)
ひとみの担当看護師。
ジャック
演 - ジャーミー・イートン
ニューヨーク出身の大道芸人。
通学路でバルーンアートやパントマイムを披露していたところを七実と環に目撃され、七実が大道芸人を目指そうとするきっかけとなった人物。
第3話
福本
演 - 根岸季衣(第8話)
芳子の大阪の友人。
生活雑貨店『ふくもと』を営んでいる。
新垣昌平
演 - 村山靖
岸本家が沖縄旅行に行った際のガイドで介護タクシーの運転手。
是永
演 - 荒木秀行(第4話)
七実が通う大学の教員。
篠宮梓(しのみや あずさ)
演 - 川ア珠莉
七実が沖縄旅行を計画するために立ち寄った旅行会社『Very Tour』の社員。
交渉が得意であり、七実から「鬼の交渉術」と言われた。
清野
演 - 辻岡甚佐
大学で七実と環を勧誘していたテニスサークルの学生。
生田
演 - 秋本レイラニ
大学で七実と環を勧誘していたテニスサークルの学生。
吉川
演 - 湯木優輝
大学で七実と環を勧誘していたテニスサークルの学生。
宮脇
演 - 安藤彰則(第8話)
芳子の大阪の友人。ひとみと同い年。
鮮魚店『魚どし』を営んでいる。
安田
演 - 平川和宏(第5話)
耕助の手術を担当した医師。
リフォーム業者
演 - 橋本一郎、櫻井健人
ひとみの退院に伴う風呂場とトイレのリフォームの打ち合わせで岸本家を訪れる。
野球場の観客
演 - 藤田雅明
七実の「人生も野球もコーヒーのように深くて苦い」という言葉に感心して注文した客。
演 - 沖田修一、菊地健雄
野球観戦をしていた、七実のコーヒーの売り子のアルバイトの客。
七実が瀬尾を見ながらコーヒーを注いだため、それぞれの足にコーヒーをかけられた。
うそつきバイトリーダー
演 - 尾倉ケント
七実が行ったコーヒーの売り子のアルバイトのバイトリーダー。
栗山からは「ビールの売り子」と紹介されたが七実だけコーヒーを売ることになったため、七実から「うそつきバイトリーダー」と言われた。
第4話
佐々木清(ささき きよし)
演 - 佐藤貢三
ひとみが通う病院の心理カウンセラー。
ひとみに心理カウンセラーの道を勧めた。
迫田珠代
演 - 原扶貴子
ひとみが通う病院の患者。
いつもひとみに日頃の悩みを相談している。
患者
演 - きづき
ひとみが通う病院の患者。
いつもひとみに日頃の悩みを相談している。
コーチ
演 - 黄地裕樹
草太が通っていた小学校の教師でサッカークラブのコーチ。
管理人
演 - 藏内秀樹
所有している花瓶を草太が割ってしまったと勘違いしてしまった。
第5話
由良いずみ(ゆら いずみ)
演 - 早織
耕助の元同僚。
死去した耕助の跡を継ぎ、『KDESSIN』の社長を務めている。
耕助が搬送された際には岸本家と共に付き添い、耕助の最期を看取った。
会社の大掃除をした際に耕助の手帳を発見し、その時偶然『にじナマDAYS』に七実が出演していたのを見て連絡を取った。
山根大輔
演 - 小林リュージュ
ネットメディア『Hope』(ホープ)の社員。
七実をインタビューし、七実の生い立ちと『Loupe』の記事を書いた。
橋本
演 - 村田唯
耕助を担当していた看護師。
担任
演 - 藤野棟考
七実の小学生の時の担任教師。
ピエロ
演 - ほっほ(第6話・最終話)
手話通訳士
演 - YASUKO
手話通訳士。ひとみの講演の通訳を担当した。
第6話
ナビゲーター
演 - 住吉美紀
七実が出演したラジオ番組のナビゲーター。
七実が『ALL WRITE』に投稿したブログの読者でもある。
遊園地の係員
演 - 井上涼
遊園地のジェットコースター担当の係員。
智恵子
演 - 関えつ子
ペットボトルの蓋を草太に開けてもらい、お礼に飴を草太と七実にプレゼントした。
ひな
演 - 小林桃子
草太の小学校時代の同級生。いまだに草太のことを「キッシー」と呼んでいる。
ネイルサロンでアルバイトをしている。
OL
演 - 島田桃依、ふじわらみほ
七実が『ALL WRITE』に投稿したブログの読者。
七実の読者
演 - 星野奈緒
七実が『ALL WRITE』に投稿したブログの読者。
第7話
安田
演 - 安田龍生(第8話)
草太の勤務先であるカフェレストラン『やすみDOKI』のスタッフ。
ショウゴ
演 - ショウゴ(第8話・第9話)
草太の友人。『やすみDOKI』の同僚。
カイト
演 - 丹下開登(第8話・第9話)
草太の友人。『やすみDOKI』の同僚。
萌生
演 - 高井萌生(第8話・第9話)
草太の友人。『やすみDOKI』の同僚。
大輝
演 - 北島大輝(第8話・第9話)
草太の友人。『やすみDOKI』の同僚。
守谷雅美
演 - 大藤由佳
看護師。ひとみの新しい人工弁に変える手術の際に担当した。
カフェの客
演 - 淺野利来彩、淺野穂鷹、工藤星奈
草太が務めるカフェレストラン『やすみDOKI』の客。
けん太
演 - あべけん太
七実が『ALL WRITE』に投稿したブログのファン。
心愛
演 - 中心愛
七実が『ALL WRITE』に投稿したブログのファン。
里奈
演 - 青羽里奈
七実が『ALL WRITE』に投稿したブログのファン。
第8話
大川茂(おおかわ しげる)
演 - 黒田大輔(最終話)
芳子の夫。ひとみの父。七実の祖父。 部品工場の社長だった。
大の競馬好きで、負けると酔っ払って帰り、芳子にキツく当たることもあった。
轟
演 - 綾田俊樹
質屋。芳子や茂とは古くからの付き合いで、よく鑑定を依頼していた。
大川武雄
演 - 平山繁史
茂の父。芳子の義父。七実の曽祖父。
大川久子
演 - 中條サエ子
茂の母。芳子の義母。七実の曽祖母。
大川和子
演 - 逢生壱華
茂の妹。芳子の義妹。
大川紀子
演 - 大平采佳
茂の妹。芳子の義妹。
職人
演 - 岡本智礼、ノモガクジ
茂の会社の社員。
アクアショップの客
演 - マニコフスキ・ルーカス(第9話)
環が勤務しているアクアショップの客。
ポーランド語を話す。
第9話
七実のファン
演 - 西野、清水香奈芽(ハイツ友の会)
七実の著書『岸本家のあかん日々』のサイン会に参列したファン。
晃一
演 - 馬場巧
草太が一人暮らしをする家のオーナー。
直子
演 - ぼくもとさきこ
草太が一人暮らしをする家のオーナー。
看護師
演 - 平館真生
草太を出産した際にひとみを担当した産婦人科の看護師。
スタッフ
原作 - 岸田奈美『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』
脚本 - 市之瀬浩子、大九明子、鈴木史子
音楽 - 野正樹
撮影 - 中村夏葉
照明 - 常谷良男
音声 - 小宮元
美術 - 安藤真人
スタイリスト - 宮本茉莉
ヘアメイク - 那須野詞
アシスタントディレクター - 山田卓司
編集 - 米田博之
プロデューサー - 近藤あゆみ
ダウン症監修 - 沼部博直、水戸川真由美
医療考証 - 佐々木理恵
車椅子考証 - コ・イノペーション研究所
撮影協力 - 日本ダウン症協会、東京都住宅供給公社
制作統括 - 坂部康二(NHKエンタープライズ)、伊藤太一(AOI Pro.)、訓覇圭(NHK)
演出 - 大九明子
番組公式サイト
家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった - Wikipedia
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