各話あらすじ(2024年6月11日 - 9月3日)全12話
第1話 2024年6月11日「知りたくない?一線の越え方」
片桐京介(木村慧人)は大学進学のため、地元を離れ一人東京で暮らしている。地元には、中学時代から付き合っている彼女の小山内早智(中山ひなの)と遠距離恋愛中で平穏な大学生活を過ごしていた。
一方、早智は京介に手紙を書いて、返事が来る日を楽しみに待っている。そんな日々が過ぎ、早一年。
ある日、京介は偶然拾った落とし物を届けるため、隣人の部屋を訪ねる。出てきたのは風呂上がりで色香のある大人な女性、国木田紫乃(石川恋)だった。目のやり場に困りながらも、京介は部屋を後にした。
その日以来、何度か紫乃に声を掛けられていたが、紫乃が旦那(桜田通)といる所に出くわし、結婚をしている事を知る。今まで自分に投げかけた言葉に嫌悪感を持ちながらも、紫乃のある一言で、京介が一歩踏み出してしまい……。
第2話 2024年6月18日「一線を越えた相手は、夫のいる人でした。」
紫乃(石川恋)と一夜を共にし、京介(木村慧人)が部屋に戻ると壁越しにノックをする音が。京介が紫乃の部屋を再び訪ねると、やがて二人は求めるように再び身体を重ね合わせるのだった。
何も知らない早智(中山ひなの)は、長年付き合っているのに京介と身体の関係がないと友達に相談をする。そんな関係で続ける遠距離恋愛の危うさを説かれ、気にしない素振りを見せる早智だが…。
そんな中、大学で京介はクラスで同じグループになった朝日(のせりん)から意味深な言葉を投げかけられる。軽薄な朝日に言われた言葉が気になる京介。さらに、京介が紫乃と二人でコンビニエンスストアでコンドームを買っている姿を朝日に見られてしまい…。
第3話 2024年6月25日「眠る彼女の隣の部屋で」
届かない返事に不安を滲ませながらも、早智(中山ひなの)は京介(木村慧人)に手紙を出し続けていた。だが待っているだけではダメだと、早智は京介に内緒で東京に行くことを決める。一方の京介は、紫乃(石川恋)との関係が常態化し、早智への返事が書けずにいた。
京介が大学から帰ると、部屋の前には紫乃と早智の姿が…。突然のことに驚きを見せるが、京介は何事もなかったかのように早智を迎え入れるのだった。
その晩、京介が風呂に入っている最中、早智は壁からノック音が聞こえたような気がして耳を近づける。すると、京介のベッドの下にコンドームが落ちているのに気が付き…。
第4話 2024年7月2日「土砂降りの説教」
「気が向いたら手紙の返事が欲しい」と言いながら駅へと向かう早智(中山ひなの)を、京介(木村慧人)は複雑な気持ちで見送っていた。
授業のグループ課題で京介は須川美鈴(樋口日奈)とペアを組むことになったが、美鈴は京介の首元にキスマークが付いていることに気付き…。
地元に戻った早智は、京介とセックスをしなかったことを友達に話すが、他で発散しているのではと不穏なことを言われてしまう。京介を信じている早智は、それを頑なに否定するのだった。
そんな中、京介は風邪を引いてしまい学校を欠席する。京介の様子を見にきていた紫乃(石川恋)と鉢合わせた美鈴は、思わず駆け出して行き…。
第5話 2024年7月9日「さっちゃん、別れよう」
階段から落ちた京介(木村慧人)が病院で目を覚ますと、不安そうな顔でこちらを見つめる早智(中山ひなの)の姿が。
早智は、美鈴(樋口日奈)から京介が入院したことを聞き、急いで東京へと向かったのだ。そして、京介の着替えを取りにひとりアパートへ向かい、入院中に必要なものを用意していると、紫乃(石川恋)が訪ねてきた。京介が入院したことを聞いた紫乃は、着替えを探す早智を手伝うのだった。
一方、入れ替わりで病院にお見舞いにきた美鈴に、京介は自分の幼い頃の話をし始める。さらに、早智との出会いを話すうち、京介は自分の本当の気持ちに気づいた様子で…。
第6話 2024年7月16日「他の人とセックスしてもいいよ」
京介(木村慧人)に別れを告げられた早智(中山ひなの)は、その場から逃げるように病室を飛び出した。その話を聞いた美鈴(樋口日奈)から京介は責め立てられ、何も言い返せずにいた。
そのまま地元へと戻った早智は大学で気丈に振る舞うものの、様子がおかしいと気づき寄り添ってくれた伊勢埼(田中偉登)に全てを打ち明ける。
一方、退院した京介は紫乃(石川恋)に早智とのことを聞かれるがまま話していた。その後、部屋で早智が忘れていったカーディガンを見つけた京介は、一旦は送ろうと思うが決断することができずにいて…。
そんなある日、大学から帰宅しようとする早智の前に京介が…。その姿を見た早智は思わず駆け出し…。
第7話 2024年7月30日「京介の決意」 ※『news23』拡大放送(23:00 - 翌0:06)のため、10分繰り下げ(翌0:06 - 0:36)。
早智(中山ひなの)のことを愛おしいと感じるようになった京介(木村慧人)は、体の関係を終わらせたいと紫乃(石川恋)に話す。だが、その様子を紫乃の夫の要(桜田通)が監視カメラで見ており…。
京介は、友人たちと飲み会で美鈴(樋口日奈)から、早智が本心で京介の浮気を許しているのかと問い詰められる。美鈴の言葉に京介は、思いを巡らせるのだった。
そのまま一人帰宅した京介は、アパートの前で早智に電話を掛けていた。早智の声を聞き笑顔を見せる京介だったが、そこへ帰宅してきた紫乃と要の姿が…。紫乃の声が電話越しに聞こえた早智は、努めて明るく振る舞うが…。
第8話 2024年8月6日「慰謝料、請求しに来ました」 ※『news23』拡大放送(23:00 - 翌0:06)のため、10分繰り下げ(翌0:06 - 0:36)。
早智(中山ひなの)からの手紙が届かず落ち込んだ様子の京介(木村慧人)。そこへ紫乃(石川恋)と遅れて要(桜田通)がやってきた。京介は挨拶を交わすが、笑顔の要の妙な視線が気になり…。
一方、京介のことで一人悩んでいた早智は、伊勢埼(田中偉登)に励まされ気丈に振る舞うが、悩んだ末、京介にバーベキューの日程を変更したいとメッセージを送るのだった。
そんな中、本宅に戻った紫乃を要は観察するかのように見つめていた…。そして翌朝、突然京介の前に現れ衝撃的な一言を放つ!
第9話 2024年8月13日「地獄のパフェタイム」
紫乃(石川恋)と関係を断ち切ったつもりの京介(木村慧人)だったが、全てを知っていた要(桜田通)から慰謝料を請求されてしまう。返済のためアルバイトに明け暮れる京介は、早智(中山ひなの)へのメールの返信もままならず、そうとは知らない早智は不安に駆られるばかりだった。
一方、本宅へ戻った紫乃も、要から京介との関係を問われる。動揺しながらも京介を庇う紫乃に、要はアパートを解約することで全てを無かったことにしようと提案するのだった。
そんな中、早智が京介を訪ね喫茶店でお茶をしていると、2人の前に偶然要と紫乃の姿が! 要から強引に相席を求められた京介と早智は…。
第10話 2024年8月20日「京くん、別れよう」
早智(中山ひなの)から別れを告げられた京介(木村慧人)は、大学の授業も休みバイトに明け暮れていたが、ある時、朝日(のせりん)に要(桜田通)からの示談書を見られてさらに落ち込んでいく。
日々弱っていく京介を心配した美鈴(樋口日奈)は、食事に連れ出し元気づけようとしたが、京介の生活はどんどんと荒んでいく…。
一方、紫乃(石川恋)は要の部下から声を掛けられ、職場での要の様子を知らされる。それは普段自宅で見せる要とは全く異なる姿だった…。
第11話 2024年8月27日「失った代償」
京介(木村慧人)は、早智(中山ひなの)から届いた最後の手紙を読めずにいた。そんな中、示談書の存在を知った紫乃(石川恋)は京介を訪ね示談金を払うと申し出るが、京介は断るのだった。
その後紫乃は、要(桜田通)が自分を監視していたと知り、その事実を要に突きつける。すると要は、自身の過去を語り出すが、紫乃も今まで抱えていた不満や不安、本音をぶつけ…。
一方、京介との悲しい別れを引きずっていた早智は、思い出が風化する前にやらなきゃいけないことがあると行動にでて…。
最終話 2024年9月3日「クズの末路」
紫乃(石川恋)と要(桜田通)を前に改めて示談金の話し合いを行なった京介(木村慧人)は、4年の月日をかけて支払いをすることを約束する。やがて京介は大学を卒業し、出版社の営業職に就職。そしてついに示談金の支払いを終えたのだった。その間、京介は早智(中山ひなの)宛に何通もの手紙を書いていたのだが…。
時は経ち大学卒業から8年。京介はそれまで住み続けていたアパートを引っ越し新しいマンションで暮らし始めると偶然にもなっちゃんと名乗る小学生と出会ってしまう。そしてなぜかその子に懐かれてしまうのだが、それは…。
原作概要
『さっちゃん、僕は。』は、朝賀庵による日本の漫画。『少年ジャンプ+』(集英社)にて、2019年7月3日から2020年10月7日まで連載された。朝賀の連載デビュー作。
ドラマ概要
朝賀庵による同名漫画を木村慧人主演で実写ドラマ化。裏切りから始まる、純愛と破滅の背徳的ラブストーリー。大学進学のために地方から上京した片桐京介(木村)は、“さっちゃん”と遠距離恋愛中。だが、ひょんなことできっかけで知り合った、どこか自分と似ているアパートの隣人である人妻と肉体関係を持ってしまう。
キャスト
片桐京介〈18〉(東京の大学生) - 木村慧人(FANTASTICS)
小山内早智(京介と遠距離恋愛中の恋人・大学生) - 中山ひなの
国木田紫乃(京介の隣人) - 石川恋
京介の大学
須川美鈴(京介の友人) - 樋口日奈
黒磯朝日(いつも違う女の子を連れている学生) - のせりん
文也(京介の友人) - 平野莉玖
カン(留学生・京介の友人) - キム・ヒョンユル(Hi-Fi Un!corn)
早智の大学
伊勢埼真(早智の友人) - 田中偉登
山田彩花(早智の友人) - 葵うたの
その他
国木田要(紫乃の夫) - 桜田通
パク - オム・テミン(居酒屋店員)(Hi-Fi Un!corn)
ゲスト
第1話
女子大生(黒磯朝日と一緒にいる大学生) - 加藤こころ、片沼日奈子
スタッフ
原作 - 朝賀庵『さっちゃん、僕は。』(集英社ジャンプコミックス刊)
脚本 - 今西祐子、國吉咲貴
音楽 - 田井モトヨシ
音楽プロデューサー - 溝口大悟(株式会社 日音)
オープニングテーマ - Hi-Fi Un!corn「Left or Right」
エンディングテーマ - Hi-Fi Un!corn「PHANTOM PAIN」
監督 - 熊坂出、富田未来、小菅規照
配信プロデューサー - 齊藤彩奈、杉山香織
制作プロデューサー - 箱森菜々花、熊田寧々
協力プロデューサー - 坂井正徳(theROOM)、三木和史、小林智浩
企画 - 長汐祐人
制作協力 - the ROOM
制作プロダクション - AOI Pro.
製作 - 「さっちゃん、僕は。」製作委員会
番組公式サイト
さっちゃん、僕は。 - Wikipedia