前作
『6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱』は、2023年1月14日から3月18日までテレビ朝日系「土曜ナイトドラマ」枠にて放送された。主演は高橋一生。
各話あらすじ(2024年4月13日 - 6月8日)全9話
第1話 2024年4月13日 ※初回30分拡大(23:00 - 翌0:00)
コロナ禍で中止が続いていた花火大会だったが、昨年、満を持して開催。それを機に、花火職人として仕事へのやる気にみなぎっていた望月星太郎(高橋一生)だったが、現在は、自室に引きこもる生活を送り、望月煙火店は開店休業状態に。自堕落な生活を送る理由は、花火大会後に星太郎に殺到した取材と、子どもの頃からの彼の性格が関係していて…? 一方で、住み込みで働く星太郎の弟子・水森ひかり(本田翼)は他店で花火職人としてバイトに励んでおり、そのことで改めて望月煙火店の技術のすばらしさに気付いたと星太郎を諭すのだった。
同じ頃、久しぶりに望月航(橋爪功)の幽霊が2人の前に現れる。やる気のない星太郎の姿を目の当たりにした航は、煙火店を畳んでしまえと毒づくが、それを受けた星太郎は、航の本心に気付き、ひかりに婚活の相談を…!? そんな時、謎の女性・野口ふみか(宮本茉由)が突然、望月煙火店にやってくる。なんと彼女は、星太郎に弟子入りを志願するばかりか、いきなり結婚を申し込んで――?
第2話 2024年4月20日
《イケメン花火師》特集の取材を迫るマスコミを「花火を舐めるな! 俺は花火師だ!」と電話で一蹴した望月星太郎(高橋一生)。星太郎に弟子入りを志願するばかりか、プロポーズまでした謎の女性・野口ふみか(宮本茉由)は、星太郎の花火への愛があふれるその姿を目の当たりにし、彼への想いをより強固なものにするのだった。
やがて、ふみかからは姿の見えない幽霊の望月航(橋爪功)は、彼女の苗字「野口」から、30年以上前に望月煙火店で面倒を見ていた野口煙火店の息子、通称・ぐっちょの娘であることに気付く。なんと、ふみかは花火師の娘だったのだ。ふみかへの返答に戸惑う星太郎を見かねた水森ひかり(本田翼)は、彼女に「検討させてください」と告げるも、ふみかはひかりを星太郎の彼女と勘違いし…!?
第3話 2024年4月27日
実父である幽霊の望月航(橋爪功)から諭されて、花火師の娘・野口ふみか(宮本茉由)を採用することにした望月星太郎(高橋一生)。彼女が望月煙火店に出勤するのは来週からだが、星太郎は落ち着かなく、水森ひかり(本田翼)にふみかの着替え場所やお昼ごはんの用意のことなど、いらぬ心配の相談を繰り返す。挙句のはてには、航から「俺なら花火師の娘など面倒臭いので雇わない」と突き放され、心配は募るばかりで…。
そんな時、星太郎の幼馴染である田中(小久保寿人)がやってきて、近々行われるお祭りでの花火の打ち上げを依頼。星太郎は了承するが、なんといきなり、来週からのはずだったふみかが日にちを間違えて出勤!
第4話 2024年5月4日 ※『テレビ朝日ドラマプレミアム 宮部みゆき原作 霊験お初〜震える岩〜』(21:00 - 22:54)に伴う特別編成の関係で30分繰り下げ(翌 0:00 - 0:30)
「この家に生まれて良かった」という素直な想いを実父である幽霊の望月航(橋爪功)に伝えた望月星太郎(高橋一生)。星太郎は、その言葉を聞いて安心した航は、もしかしたら死後の世界に戻ったかもしれないと水森ひかり(本田翼)に語るも、そう言っているそばから部屋に航が現れて…。やがて、先日の打ち上げ花火の現場を掃除するべく、星太郎とひかりは出向くが、なぜか呼んでいないはずの野口ふみか(宮本茉由)もそこに合流。掃除を二人に任せた星太郎は帰路に就くも、謎の細長い穴に落ちてしまい――!?
ふいに航に手を取られ引き上げられた星太郎は、気がつくと事務所で寝ており「変な夢を見た」と顔を覗き込む航に身振り手振りで夢の内容を説明。その姿を目撃したふみかには航が見えないため、星太郎の不審な行動を不思議に思い首をかしげるのだった。その日、星太郎、ひかり、ふみか、そして航で食卓を囲んでいると、話題は星太郎が履いているニッカポッカの話に。花火師でニッカポッカを履く人を今まで見たことがないというふみかだが、彼女の父親で、かつて望月煙火店で働いていた通称・ぐっちょのトレードマークがニッカポッカで…?
第5話 2024年5月11日
細長い穴に落ちる夢や、家になつく野良猫などを、幽霊の望月航(橋爪功)からの何かの暗示だと悟った望月星太郎(高橋一生)。彼は、航には未来が見えており、何か危ないことが起こるため、それを自分に気付かせようとしていると考え、その疑問を直接、航にぶつける。だが、航からは未来なんて見えないとの返答が…。星太郎は、航が本当のことを話していないと疑うが、その話を聞いた水森ひかり(本田翼)は、航が何かを隠しているとは限らないと、星太郎を諭すのだった。
その後、野口ふみか(宮本茉由)を交えて昼食を食べている際、話題はふみかの実家である野口煙火店の話に。野口煙火店はこれまで、花火の競技会において数々の賞に輝く名門で、ふみかの父親である通称・ぐっちょは、競技会に出ることが生きがいだそう。望月煙火店はこれまで競技会には出たことはないが、ふみかは、かつて望月煙火店で修行していた父親の《ある思い》を語るのだった。
第6話 2024年5月18日
自室のトラブルで住めなくなり、望月煙火店にスーツケースを引っ提げてやってきた野口ふみか(宮本茉由)。しかし、望月星太郎(高橋一生)と水森ひかり(本田翼)から、幽霊の望月航(橋爪功)の存在が明かされると卒倒してしまう。取り乱す彼女をなだめ、この日は星太郎の幼馴染である田中勇人(小久保寿人)の自宅に泊めてもらうことになるのだった。そんな彼女の姿を目の当たりにした星太郎は、借りていた部屋に住めなくなった話が、望月煙火店に住み込みで働くためのウソだと思い込み、彼女に従業員を辞めてもらうと言い出して…。
しかし翌日、出社したふみかの花火への情熱にほだされて、住み込みで働くことを渋々OKする。もともと、幽霊や怖い話が苦手だというふみかは、作業中もビクビクしっぱなしで…。しかし航は、彼女にお構いなしで、派手な衣装を身にまとい、好き放題やって星太郎を呆れさせるのだった。
第7話 2024年5月25日
たびたび見る、細長い穴に落ちる夢や、なぜか望月家になつく野良猫などが、幽霊の望月航(橋爪功)からの何かの暗示だと信じて疑わない望月星太郎(高橋一生)は、缶詰やカップ麺、ペットボトルの水、トイレットペーパーなどを大量購入! 星太郎は、この先に何か良からぬことが起こった際の備蓄だと言うが、水森ひかり(本田翼)はあきれ顔となるのだった。
そんなある日、花火競技会へのオファーが、望月煙火店に舞い込んでくる。星太郎は、花火に順位がつくなど嫌だと出場を嫌うも、野口ふみか(宮本茉由)の猛烈な出場意欲や、航やひかりから背中を押され、しぶしぶ了承する。しかし、その競技会には、ふみかの実家である昨年の優勝者・野口煙火店もエントリーしていて…。
第8話 2024年6月1日
野口ふみか(宮本茉由)の花火への情熱や献身的な姿勢に心打たれて、部外者立ち入り禁止の火薬の配合場所に招き入れた望月星太郎(高橋一生)。しかしその直後、突然にふみかは行方をくらませて――。
望月煙火店に代々伝わる火薬の配合レシピを盗まれたと失意の星太郎だったが、相談した幽霊の望月航(橋爪功)にも「花火師、失格だ」と冷たく突き放され、ひどく落ち込んでいた。そんな彼の姿を目の当たりにした水森ひかり(本田翼)は、料理はレシピ通りに作っても同じ味にはならない、花火もそうではないのかと星太郎を諭すも、彼は聞く耳を持たずに、食事をやけ食いするのだった。
最終話 2024年6月8日
秋田県に出向き、野口ふみか(宮本茉由)のもとを訪れていた水森ひかり(本田翼)が望月煙火店に帰ってくる。望月星太郎(高橋一生)は、店に代々伝わる火薬の配合レシピを盗んだふみかの様子をひかりに尋ねるも、彼女の口からは納得のできる言葉は得られず…。レシピを見た後、どうして店を飛び出したのか言葉が追いつかないのではと、ひかりはふみかの心情を分析するも、星太郎はさらに食い下がる。
しかし、そんな星太郎に、ひかりはきつい言葉を放って…? 星太郎は、レシピを盗んだふみかのいる野口煙火店には負けられないと、花火競技会への闘志をメラメラと燃やす。「完璧な“紅”を作る」と息巻く星太郎の姿を見た幽霊の望月航(橋爪功)は、「わかっちゃいねえな」と呆れ顔となるのだった。
その後、幾日も作業場にこもり、色のテストや配合を繰り返す星太郎だったが、ひかりからのある言葉をきっかけに、ようやく完成にたどり着く。その時、星太郎にある心境の変化が――!? やがて、星太郎は完成した新たな“紅”の一色で打ち上げるはずだった、メイン花火の構成を変えると言い出すのだった。はたして、花火競技会の行方は? そして突然、ふみかが望月煙火店にやってきて…!?
概要
高橋一生主演、こじらせまくりな花火師の憂鬱を描くファンタジーホームコメディードラマの続編。航(橋爪功)から煙火店を継いだ星太郎(高橋)だったが、店は今や休業同然で、ひかり(本田翼)は他店を手伝う日々。そんな二人の前に航の幽霊が現れ、さらに “弟子希望” だという女性・ふみか(宮本茉由)も店を訪れる。
キャスト
望月星太郎(もちづき せいたろう)〈42→43〉
演 - 高橋一生
花火師。「望月煙火店」の五代目。
望月航(もちづき こう)〈享年80〉
演 - 橋爪功(青年期:奥野隆之)
星太郎の父。「望月煙火店」の四代目。物語序盤に亡くなるが、その数か月後よりなぜか星太郎の前に日常的に現れるようになる。
その正体は星太郎の妄想が生み出した「都合のいい幻想」であり、そのため星太郎の知る航の情報以外は質問に答えられない。
その後、「本物の幽霊」も星太郎の前に現れる。
水森ひかり(みずもり ひかり)〈29→30〉
演 - 本田翼
星太郎に弟子入りを志願する謎の女性。「本物の航の幽霊」が見え、会話もできる。
野口ふみか(のぐち ふみか)〈27〉
演 - 宮本茉由(S2)
突然、猫を連れて望月煙火店にやってきて、弟子にして欲しい、結婚して欲しいと星太郎に頼む謎の女性。
周辺人物
田中勇人(たなか ゆうと)〈42→43〉
演 - 小久保寿人
星太郎の幼馴染。「田中工務店」の若社長。
ゲスト(S2)
第1話(S2)
花火師
演 - 山ア健二、小川隆市
小笠原
演 - 竹口龍茶
「月刊ROBIN」のイケメン職人特集で星太郎を取材した編集者。
第7話(S2)
オマツリサワギ / 百瀬
演 - 落合陽平
インフルエンサー。小学校の同級生でもある星太郎に実家のワイン工房創立70周年祝いの花火を依頼してくる。
スタッフ
脚本 - 橋部敦子
音楽プロデュース - S.E.N.S. Company
音楽 - 森英治
主題歌 - ケツメイシ(avex trax)
S2 - 「泣いても笑って」
監督 - 藤田明二(テレビ朝日)、竹園元(テレビ朝日)、松尾崇(KADOKAWA)
花火監修 - 丸玉屋小勝煙火店
エグゼクティブプロデューサー - 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー
S2 - 中込卓也(テレビ朝日)、後藤達哉(テレビ朝日)、山形亮介(KADOKAWA)、新井宏美(KADOKAWA)
制作協力 - KADOKAWA
制作著作 - テレビ朝日
番組公式サイト
6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱 -
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