各話あらすじ(2024年4月9日 - 6月4日)全9話 平均視聴率 7.48%
第1話 2024年4月9日「許されない初恋」 ※初回6分拡大(21:00 〜 22:00) 視聴率 7.9%
期末試験に臨む奏の隣に座った野木真樹(亀梨和也)は、驚く奏をよそに、いきなり馴れ馴れしく接してきた。その後も、真樹は何かと奏に絡んできて、自分の友人・森知美(宮澤エマ)、梅田祐希(矢本悠馬)、及川カオリ(田中みな実)を紹介する。そんな真樹のおかげで、心を閉ざして生きてきた奏に初めて仲間ができた。「私たち、友だちでいようね。永遠に」――その言葉通り、奏は大自然あふれるキャンパスで仲間と青春を謳歌。初めて心から笑い、充実した日々を送る。
第2話 2024年4月16日「空白の12年…疑惑の恋人」 視聴率 7.3%
奏(石原さとみ)が担当する違法薬物売買事件の被疑者が、大物政治家の次男だと判明。犯行を否認する被疑者に対して、共犯者の供述しか取れていない奏は支部長の節子(高畑淳子)から叱責されてしまう。事件のことで頭がいっぱいになる中、恋人の貴志(安藤政信)から突然プロポーズされ、思わずぼうぜんとする。
第3話 2024年4月23日「許されないキス」 視聴率 6.8%
奏(石原さとみ)は、真樹(亀梨和也)が父・浩一郎(仲村トオル)と言い争っているのを見かけ、その時真樹が口にした「辻英介(佐々木蔵之介)を殺したんだろう」という言葉が頭から離れずにいた。奏は「東京地検」特捜部の主任検事だった父・英介が亡くなる前、最後に担当した「環境エネルギー汚職事件」について調べ始める。
第4話 2024年4月30日「誰が彼女を殺した?」 視聴率 7.5%
祐希(矢本悠馬)と知美(宮澤エマ)夫婦の家で奏(石原さとみ)と偶然再会した真樹(亀梨和也)は、何のために12年ぶりに帰ってきたのか、そして過去の自分に思いを馳せる。一方、恋人・貴志(安藤政信)との結婚話が進む奏は、真樹との再会で心が揺れる。そんな中、真樹が横浜地検を訪れ、奏にカオリ(田中みな実)の事件について語り始める。
第5話 2024年5月7日「第一部完!父を殺した犯人と対決」 視聴率 7.2%
奏(石原さとみ)は、父・英介(佐々木蔵之介)が関わっていた「環境エネルギー汚職事件」について調べる中で、特捜部時代の英介の部下・新里龍一(杉本哲太)を紹介される。新里から父は「死をもって真実を封じ込めた」と聞かされた奏は、突然思い立って長野の実家へ帰省。断片的な記憶を頼りに、ある遺品を発見する。
第6話 2024年5月14日「検事vs元恋人…この愛を裁けますか?」 視聴率 7.6%
野木真樹(亀梨和也)の実家が放火され、弁護士の父・野木浩一郎(仲村トオル)は意識不明の重体…。あろうことか、その日実家を訪れていた真樹が、犯行を自白し、放火事件の被疑者として警察で取り調べを受けていた。ニュースで真樹の逮捕を知った「横浜地検」中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)は、驚きのあまり言葉を失う。さらに、支部長・大畑節子(高畑淳子)から、衝撃の発言が…。
第7話 2024年5月21日「最後の逃避行」 視聴率 6.7%
吐血して倒れた真樹(亀梨和也)から一緒に逃げないかと誘われた奏(石原さとみ)。2人は長距離バスで思い出の地・長野へ向かう。一方、真樹が姿をくらますという緊急事態に、大畑(高畑淳子)らは必死で奏と連絡を取ろうとするもつながらない。また、病院から連絡を受けた貴志(安藤政信)も嫌な予感に襲われ、やがて2人が逃亡したと確信する。
第8話 2024年5月28日「真犯人はそこにいる…!」 視聴率 8.0%
大学時代の恋人で、放火事件の被疑者なった野木真樹(亀梨和也)を長野から横浜に連れ戻した「横浜地検」中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)。一貫して犯行を認めている真樹だが、その供述と鑑識結果は食い違いっており…奏は刑事の渡辺(板尾創路)らと、捜査を続けていた。何度も聞き込みを行ううち、奏らは真樹ではない不審な男の目撃情報を入手する。
最終話 2024年6月4日「完結!!20年愛と事件…私たちの運命」 視聴率 8.3%
ニュースで民事党総裁就任報告を見ていた「横浜地検」中央支部の検事・西村奏(石原さとみ)は、20年前、『環境エネルギー汚職事件』で「東京地検」特捜部の主任検事を務めていた父・辻英介(佐々木蔵之介)のことを思い出す。弁護士・野木浩一郎(仲村トオル)の力で無罪を勝ち取った東正太郎議員(馬場徹)。そして、身に覚えのない疑惑を掛けられ、命を絶った父――。しかし次の瞬間、奏はテレビ画面に映った男に釘付けになる。正太郎の父親で元総理の東忠男(伊武雅刀)。そして、その傍らで拍手している男こそ、野木真樹(亀梨和也)が容疑者となった『野木邸放火事件』の現場で目撃され、宅配業者の置き配証明写真に写り込んでいた人物だった!
概要
石原さとみ主演、脚本を「Dr.コトー診療所」シリーズ(2003年ほか、フジテレビ系)の吉田紀子が手掛けるサスペンスラブストーリー。検事の奏(石原)は、大学時代に真樹(亀梨和也)ら4人の仲間たちと青春を謳歌していたが、とある人物が死亡する。彼らの運命を狂わせた事件から12年後、奏は再び過去と対峙することになる。
キャスト
西村奏(にしむら かなで)〈35〉
演 - 石原さとみ(5歳時:福元愛悠、15歳時:小田愛結)
横浜地検の検事。信濃大学法学部出身。汚職事件を捏造したとされる検事であった父の死をきっかけに母の故郷・長野に移住し息を潜めるように生きてきた。
1浪の末ロースクールに入学し検事となるが、大学時代の仲間との再会を契機に過去の事件や疑惑と対峙する。
野木真樹(のぎ まさき)〈35〉
演 - 亀梨和也(3歳時:岩本樹起、少年期:羽村仁成)
奏の大学時代の同級生で初恋の相手。奏と交際していたがカオリが交通事故で亡くなると失踪し、高校と浪人時代の家庭教師が参加していた岩手県宮古市の震災ボランティアを手伝い、その後、海外の発展途上国や紛争地に渡りNGOで井戸を掘る活動に従事していた。
横浜の名家に生まれるが、3歳のころ実母が失踪するも多忙な父・浩一郎とのふれあいは皆無で、彼が後妻を迎えると反抗し非行に走る。そして父に問題行動を尻拭いされるとさらに反抗したため折り合いを悪くし、実家から逃れるように信濃大学に進学している。
奏の大学仲間
奏の信濃大学時代の法学部での仲間たち。
森知美(もり ともみ)→ 梅田知美(うめだ ともみ)
演 - 宮澤エマ
頭脳明晰で聡明な性格。他人の意見に左右されない強さを持つ。
ロースクールに入学するも祐希の子どもを宿し退学、彼と結婚し専業主婦となる。
梅田祐希(うめだ ゆうき)
演 - 矢本悠馬
ムードメーカー。お調子者に見えるが、人の気持ちを理解できる優しさを持つ。
知美が自分の子どもを宿したことを機に彼女と結婚。弁護士としてアトレ法律事務所で勤務していたがリストラ候補となり、移籍先を探していたところ浩一郎から推薦を受け、国際文化法律事務所の面接を受ける。
及川カオリ(おいかわ カオリ)
演 - 田中みな実
長野で病院を経営する名家の生まれ。就活での挫折や想いを寄せる真樹が奏と恋仲であると察し情緒不安定となる。
真樹に奏との交際をやめるよう懇願したが断られると、一緒に自殺しようと真樹を同乗させた車を暴走させ、交通事故死する。
横浜地検中央支部
大畑節子(おおはた せつこ)
演 - 高畑淳子
支部長。奏の上司。
加地卓也(かじ たくや)
演 - 曽田陵介
事務官。奏の同僚。
周辺人物
奥田貴志(おくだ たかし)
演 - 安藤政信
「横浜みなと総合病院」に勤務する外科医。奏と同棲する交際相手。信濃大学出身。
真樹が失踪し、ロースクールに不合格となった心労で体調を崩し倒れた奏を大学構内で見かけ介抱し、それから5年後、司法研修生となった奏と都内で偶然再会したことを契機に再会から1年後に交際するようになる。
辻英介(つじ えいすけ)
演 - 佐々木蔵之介
奏の父。故人。東京地検特捜部の元検事。捜査していた汚職事件を捏造したと事実認定され懲戒解雇となり、要請された出頭の日の朝、命を絶つ。
野木浩一郎(のぎ こういちろう)
演 - 仲村トオル
真樹の父。元検事の敏腕弁護士。息子とは不仲。鹿児島地検時代、奏の父・英介とは同僚であった。
20年前、汚職事件の被疑者である国会議員・東の弁護につき、秘書の告発メールが虚偽と知りながら英介が事件を捏造したと無罪を勝ち取り、逮捕に追い込む。
西村悠子(にしむら ゆうこ)
演 - 石田ひかり(ep.3-)
奏の母。夫の辻英介と同じ検事の道を進んだ娘の幸せを誰よりも願っている。
ゲスト
ep.1
及川誠一、及川真希子
演 - 矢嶋俊作(ep.2)、舟木幸(ep.2)
カオリの両親。
警察官
演 - 荒川浩平
奏にカオリは運転する自動車でカーブを曲がり切れず事故死したと伝え、同乗していた真樹の事故当日の動向を聴取する。
警察署長
演 - 篠塚勝
カオリが交通事故を起こした管轄警察署の署長。浩一郎の訪問を受ける。
看護師、医師
演 - 市原茉莉(ep.5)、竹林文雄
横浜みなと総合病院の救急医療チーム。救急搬送された真樹に対応する。
警察官
演 - 中村和之
浩一郎を署長室まで案内する警察官。
大学生
演 - 瀬戸口祥侑
岩崎孝宣、KURO
ep.2
川越拓海
演 - 岡村拓真
民事党幹事長・川越昭彦の次男。バー「グロワール」で違法薬物は不所持であったが売買への関与が疑われる。
田川俊樹〈49〉
演 - 平原テツ
「グロワール」のオーナー。バーで違法薬物の売買が行われる。
増子和也、池口洋太
演 - 野光希、吉田興平
「グロワール」での違法薬物売買で薬物を所持していたことから現行犯逮捕される。
橋本
演 - 中井千聖
横浜みなと総合病院の看護師。
梅田希実
演 - 潤浩(ep.3・ep.4・ep.6 - ep.8)
知美と祐希の息子。
中村健太郎
演 - 若林秀敏(ep.7)
横浜みなと総合病院の医師。救急で運ばれた真樹の担当医。
看護師
演 - 優木千央(ep.7)
横浜みなと総合病院の看護師。
ep.3
秋葉洋二
演 - 川島潤哉(ep.4・ep.5・ep.7・ep.8)
元内閣総理大臣・東忠男の秘書。浩一郎を呼び出し、辻英介の娘である奏に接触したことを質す。
被疑者
演 - 山内昭宏
奏が取り調べをする被疑者。(今回が)初めてです、と答える。
ep.4
新里龍一
演 - 杉本哲太(ep.5)
元検事。特捜部時代の英介の部下。
野木理沙
演 - 上野恵理香
真樹の異母妹。
野木由美
演 - 入野佳子
浩一郎の後妻。理沙の実母。真樹の継母。
記者
演 - 芳賀美咲
野木家を取材した記事の担当記者。
使用人
演 - 宮島はるか
野木家の使用人。
真樹の実母
演 - 堀岡真弓
3歳の真樹を連れ出すも途中で放置し、失踪する。
森谷哲郎
演 - 竹田茂生
祐希が参加した首都弁護士会セミナーの講師。
教師
演 - 中込博樹
真樹が通っていた中学の教師。なぜ普通に授業が受けられないんだと真樹を叱る。
校長
演 - 中澤健造
真樹が通っていた中学の校長。
簑輪裕太、原田もも子
ep.5
東正太郎
演 - 馬場徹(ep.8・ep.9)
賄賂を受け取ったとして辻英介が20年前に逮捕起訴した国会議員。元経産省政務官。無罪判決を言い渡される。
元総理大臣・東忠男の息子で、総理の指名候補となる民事党の新総裁にまで登り詰め、日本で2組目となる親子二代に渉る総理大臣誕生の期待がかかる。
裁判長
演 - 岸田真弥
環境エネルギー汚職事件を審議する裁判長。
加藤正孝
演 - 岩田和浩
正太郎の秘書。検察の取り調べに官僚への斡旋メールの送信を認めていたが、裁判では一転し英介に供述を強要されたと主張を翻す。
特捜部長
演 - 青木一平
東京地検特捜部時代の辻英介の上司。
森澤雄二
演 - 小形浩隆
山上重工業副社長。参入する環境エネルギー事業に補助金が支払われた見返りに、正太郎に2千万円の賄賂を渡したとされ逮捕される。
妻鹿謙一
演 - 代情明彦
経産省官僚。正太郎からの働きかけで山上重工に補助金2億円が支出されるよう誘導したとされる。
伊丹英寿、林諒一、鈴木紀進、大西史也
ep.6
渡辺
演 - 板尾創路(ep.7・ep.8)
神奈川県警 横浜南署の刑事。放火したとされる真樹の犯行動機や供述の裏付けを取るために、捜査を続ける奏とタッグを組む。
アナウンサー
演 - 石井しおり(ep.8)
野木邸の火災を伝えるテレビのニュースアナ。
記者
演 - 山本啓之
火災現場の野木宅前からレポートする記者。
医師
演 - 松木研也(ep.8)
入院した浩一郎の主治医。
やまたつや
ep.7
女性
演 - 内田奈那
野木邸近くに住む女性。火災直後、野木邸から逃げていく男を目撃する。
男性
演 - 高田健一
目撃者。野木邸から逃げた男はスーツを着ていたと証言する。
弁護士
演 - 大野泰広
国際文化法律事務所の弁護士。浩一郎から推薦を受けた祐希を面接する。
名取えりか(ep.8)、山下徳久
ep.8
配達人
演 - 山添寛(相席スタート)
野木邸近くの家に置き配したフードデリバリーの配達人。火事を発見し通報した。
男性
演 - 柿沼慶典
野木邸前で佇む祐希を訝って声をかける通行人。
看護師
演 - 濱岡小百合
浩一郎が入院している救急病院の看護師。病室に何度もカサブランカの花束が届いていると話す。
東忠男
演 - 伊武雅刀(ep.9)
東正太郎の父親。元内閣総理大臣。
ep.9
刑事
演 - 中西哲也、宮原弘樹、笠田康平、野川慧
秋葉洋二を逮捕した横浜南警察署の刑事。
スタッフ
脚本 - 吉田紀子
音楽 - 得田真裕
主題歌 - 椎名林檎「人間として」(EMI Records / UNIVERSAL MUSIC)
監督 - 新城毅彦、星野和成、中村圭良
ゼネラルプロデューサー - 中川慎子(テレビ朝日)
プロデューサー - 浜田壮瑛(テレビ朝日)、森田美桜(AOI Pro.)、大古場栄一(AOI Pro.)
制作協力 - AOI Pro.
制作著作 - テレビ朝日
番組公式サイト
Destiny (テレビドラマ) - Wikipedia