各話あらすじ(2023年10月25日 - 12月20日)全9話
第1話・2話 2023年10月24日 ※初回は2話連続放送(25:28 - 26:28)
「今日から、殺人犯だ――」ただ家族と平穏に過ごすことだけが生きがいの会社員・鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)は、一人娘・鳥栖零花(齋藤飛鳥)や愛する妻・歌仙(木村多江)と共に穏やかな毎日を送っていた。47歳の誕生日、哲雄は一人暮らしをしている零花と久しぶりに会って祝ってもらうことを楽しみにしていた。
しかし、その前に現れたのは、顔に殴られたあざがあり、明らかに“何かがあった”零花だった。問い詰めても答えない娘を心配した哲雄がこっそり零花のマンションを訪ねると…荒れ狂う彼氏・麻取延人(内藤秀一郎)がやってくる。咄嗟にクローゼットに隠れる哲雄だったが、延人が元カノをかつて殴り殺したことや零花にも危害を加えようとしていることを知ってしまい…!?
愛する家族のため、これまで一度も刑法を侵さずに生きてきた哲雄はある決意をする。ミステリー知識で培った頭脳と家族愛を武器に社会の闇と闘っていく姿を描く、ノンストップファミリーサスペンスが開幕!
第3話 2023年10月31日
最愛の一人娘・鳥栖零花(齋藤飛鳥)の彼氏・麻取延人(内藤秀一郎)を殺害してしまった、鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)。哲雄は推理小説マニアの本領を発揮し、妻・鳥栖歌仙(木村多江)と協力して組織に隠れて延人の死体処理を進めていくが、死体を処理している最中、延人の犯罪組織の仲間・間島恭一(高橋恭平)が零花の部屋に入ってきて、絶体絶命の大ピンチに…!?なんとか帰宅した哲雄は零花と束の間の家族団らんを過ごし、この幸せを守りぬくことを強く決意する。
一方、犯罪組織上層部で、延人の父・麻取義辰(吉田栄作)は延人と連絡が取れないことを不審がり、組織の中心核・窪(音尾琢真)に早く延人を探し出すよう、プレッシャーをかける。バレれば、人生終了。隠せても、人生生き地獄・・・哲雄の“後戻りできない”ストーリーが始まっていく――。
第4話 2023年11月7日
最愛の一人娘・鳥栖零花(齋藤飛鳥)の交際相手であった、麻取延人(内藤秀一郎)を殺害して、丸二日が経とうとしていた。鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)は悪夢にうなされ…街ゆく人にも疑いの目を持たれているような気がしてしまう。自分が捕まったら、妻・歌仙(木村多江)と娘の零花も決して無事ではすまない。僕たち家族が生き残る“正解”は…。
そんな中、哲雄を疑う犯罪組織のリーダー格・間島恭一(高橋恭平)は、組織の上層部である延人の父・麻取義辰(吉田栄作)から金曜までに延人を見つけるよう命じられる。そして組織の手は、零花のもとにも…!?「何かがバレた‥‥」鳥栖家、史上最大のピンチに哲雄は―。
第5話 2023年11月14日
大胆にも間島恭一(高橋恭平)に「僕と組みませんか?」と提案をした鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)。《金曜日までに延人を探し出さなければ、命はない―。》ようやく家に戻った哲雄に、妻・歌仙(木村多江)は安堵していた。一方、娘・零花(齋藤飛鳥)は日に日に増えていく哲雄のけがを不審がりつつも心配していた。
哲雄は、一人で全てやりきることを心に決める。“延人を見つけ出す”共闘関係となった哲雄と恭一は、延人のことを知っている女性・響(水上京香)が働くキャバクラへと向かうが、そこにはある《罠》が仕掛けられていて!?哲雄、絶体絶命の危機へ―。
第6話 2023年11月21日
なんとか命は救われた哲雄(佐々木蔵之介)だったが…窪(音尾琢真)ら犯罪組織に、窪が殺した組員の死体処理動画をでっち上げられてしまい、事態は更にまずい方向に。やっとの思いで哲雄は家に戻ると、零花(齋藤飛鳥)から少し遅めの誕生日プレゼントをもらい…改めて、家族を守るために頑張ろうと奮起する。
一方、妻・歌仙(木村多江)は延人(内藤秀一郎)が生きているように見せかけるため、学生時代の演劇仲間・田端(原田龍二)に協力してもらい、ある作戦を試みる。その頃、哲雄は延人のSNSにログインするためのヒントを探りに、延人行きつけのバーに行くが、なんとそこで延人の父・麻取義辰(吉田栄作)と禁断の対面…!?愛する妻と娘を守るため、哲雄はウソを重ねていくが―…。
第7話 2023年11月28日 ※前日放送の火曜ドラマ『マイ・セカンド・アオハル』拡大放送(22:00 - 23:12)のため、15分繰り下げられ(MBS:1時14分 - 1時44分 / TBS:1時43分 - 2時13分)に放送された。
鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)と歌仙(木村多江)の偽装動画作戦は敢え無く失敗。家族が救われるために残った手段は、「組織一番の危険人物・恭一(高橋恭平)に、延人殺しの罪を被せること」のみ。相変わらず哲雄が犯人だと疑う恭一は証拠を探すため、鳥栖家に潜入する。そして、寝室に置かれた植木鉢にある違和感を覚え…。
そんな中、零花(齋藤飛鳥)も帰宅し、ついに恭一と零花が対面してしまい!?最大のピンチを迎え、そのとき哲雄は―。一方の歌仙は恭一に罪を被せるため、恭一の実家に向かうが、そこで恭一の母・間島恵子(神野三鈴)と出会う。娘を守るための夫婦の策略とは。そして、恭一の知られざる過去も明らかに―。
第8話 2023年12月5日
間島恭一(高橋恭平)の家に入り込むことに成功した鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)だったが、まったく隙が無い恭一に…次なる行動に移せずにいた。そして、哲雄は突然の事故で亡くなってしまった、警察官だった父のことを思い出していた。何としても大事な〈家族〉を守らなければいけない。改めて心に誓った哲雄は、最悪の敵を前に「最後の晩餐」を提案する。そして迎えた、〈運命〉の金曜日。人生最後の日になるかもしれない焦りと、絶対に失敗が許されない緊迫の事態。極限の一週間を終え、哲雄は人生を懸けた“絶対に負けられない戦い”に挑む―。
最終話 2023年12月19日
窪(音尾琢真)・竹田(淵上泰史)ら犯罪組織の目を欺いて、恭一(高橋恭平)に罪を被せることに成功した、鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)はついに組織から解放される。歌仙(木村多江)もその報告を聞いて、安堵していた。そして、すべてが終わったことを確認するため、哲雄は事件現場となった零花(齋藤飛鳥)の家を訪れていた。
「最後の晩餐」をしていたはずの哲雄は、なぜ恭一の家の金庫に“延人の遺骨”を隠せたのか。夫婦の驚きの計画の全貌が明らかになる。一方、濡れ衣を着せられて組織に追い詰められた恭一は、決死の覚悟で逃亡を図り―。
原作概要
『マイホームヒーロー』は、山川直輝(原作)、朝基まさし(作画)による日本の漫画。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて、2017年26号より連載中。2023年10月時点で累計部数は330万部を突破している。
概要
山川直輝・朝基まさしの同名漫画を、佐々木蔵之介の主演で連続ドラマと映画の同時製作により実写化するノンストップファミリーサスペンス。家族を愛する平凡な会社員・鳥栖哲雄(佐々木)が、一人娘に暴力を振るう彼氏を殺害してしまい殺人犯に。一線を越えた推理小説オタクの“普通のお父さん”が、闇社会の半グレ組織に追われながら、家族を守るために命を懸けた闘いに挑んでいく。
哲雄の一人娘・鳥栖零花を齋藤飛鳥、哲雄を支える妻・鳥栖歌仙を木村多江が演じ、哲雄を殺人犯と疑い執拗に追及する犯罪組織のリーダー格・間島恭一役をなにわ男子・高橋恭平が務める。零花の彼氏には内藤秀一郎、その父親には吉田栄作が扮する。
ストーリー
しがない会社員・鳥栖哲雄(佐々木蔵之介)は、一人娘・零花(齋藤飛鳥)や愛する妻・歌仙(木村多江)と共に穏やかな毎日を送っていた。哲雄の47歳の誕生日、1人暮らしをしている零花と久しぶりに会うと、娘の顔には殴られたあざがあり、明らかに“何かがあった”様子。心配した哲雄がこっそり零花のマンションを訪ねると、荒れ狂う零花の彼氏・麻取延人(内藤秀一郎)がやって来る。そこで哲雄は、延人がかつて元恋人を撲殺したことや、零花にも危害を加えようとしていることを知る。
愛する家族のために行動に出た哲雄は、延人を殺害。殺人犯となった哲雄は、間島恭一(高橋恭平)ら半グレ組織に激しく追い詰められていく。
キャスト
鳥栖哲雄(とす てつお)〈47〉
演 - 佐々木蔵之介(幼少期:吉田奏佑、高校生時:酒井大地)
おもちゃメーカー「HOLIDAY HOBBY」の営業職として働くサラリーマン。推理小説マニアで、推理小説を書くことと読むことが趣味。
自身の47歳の誕生日を祝ってもらうために零花と会うが、彼女の顔に殴られた痣があることに気付き、彼女のマンションに潜入した際にやってきた延人がかつて元カノを殴り殺していたことや零花にも危害を加えようとしていることを知ったため、彼を撲殺する。
間島恭一(まじま きょういち)
演 - 高橋恭平(なにわ男子)(幼少期:湯田幸希)
間野会のリーダー格で、ピッキングや盗聴などの犯罪知識に長けている。
延人の失踪に哲雄と歌仙が関わっていると疑い、2人を拉致して問い詰めるが、哲雄から「延人を探すために手を組まないか?」と提案されたことで2人を解放し、哲雄と手を組んで延人の行方を追おうとする。
だが、実際には延人を殺したのは哲雄だと思っており、証拠を突き付けて自白させてから彼を殺そうとしている。しかし、哲雄と歌仙の策略によって自分が延人とともに組織の金を持ち逃げし、延人を殺した犯人に仕立て上げられる。
鳥栖零花(とす れいか)
演 - 齋藤飛鳥(幼児期:樋口ことみ)
哲雄と歌仙の一人娘で、大学1年生。上京後は一人暮らしをしており、延人と付き合っている。
哲雄の47歳の誕生日を祝うために彼と再会した際に、サングラスとマスクをして変装しており、頬に殴られた痣があることを哲雄に感づかれた。
恭一の残した「あなたのご両親は隠し事をしている」というメモを読んだことで彼と連絡を取り合い、2人きりで会う約束をするが、歌仙が介入したことでドタキャンしている。
鳥栖歌仙(とす かせん)
演 - 木村多江
哲雄の妻で、零花の母。実家は総資産80億の呉服屋「和服の鳥栖」である。
間野会
麻取義辰(まとり よしたつ)
演 - 吉田栄作(特別出演)
間野会の上層部で、延人の父親。妻は延人を見限って家を出ている。
延人に対して、異常なまでの執着を持ち、連絡が取れなくなった彼を探し出すよう、窪たちに命じる。
零花の部屋に侵入し、ALSライトで暗い部屋を照らしたことで、延人の血痕を発見して発狂するが、クローゼットに隠れていた哲雄が出てきて、自分が延人を殺したと殺したと自供される。
窪(くぼ)
演 - 音尾琢真
竹田や間島を束ねる間野会の中心核。武器の扱いや体術にも長けた殺しと犯罪のプロで、一切痕跡を残さない。
アジアンマフィアに襲われた哲雄と恭一を助けるが、哲雄には殺した組員の死体処理動画をでっちあげさせる。
竹田(たけだ)
演 - 淵上泰史
間野会の中堅メンバー。
麻取延人(まとり のぶと)
演 - 内藤秀一郎
義辰の一人息子で、零花の彼氏。気性が荒く、気に入らないことがあると感情を制御できずに暴力を振るうこともある。
過去には中学生のころに逮捕されたことや元カノを殴り殺したことがあり、零花にも手を出そうとしていたことから、そのことを知った哲雄に撲殺され、哲雄と歌仙によってその死体は解体され、死肉も処理される。
1年前に仲間とともに組織の金を持ち逃げしている。
半グレ
ユウタ
演 - 嘉島陸
ダイキ
演 - 友常勇気
カズ
演 - 松尾淳一郎
ジュン
演 - 上村勇太
タクヤ
演 - 早坂柊人
その他
響(ひびき)
演 - 水上京香(第4話・第5話・第8話)
1年ほど前から延人と付き合っており、彼のことをよく知るキャバクラ嬢。恭一の紹介で哲雄と出会い、彼に延人の裏アカウントを教える。
田滝佳菜
演 - 十河茉由(第1話)
零花の友人。
間島恵子(まじま けいこ)
演 - 神野三鈴(第6話 - )
恭一の母。恭一に罪を被せるために懸賞の当選インタビューという名目で自宅を訪れた歌仙に恭一のことを話す。
ゲスト
第3話
課長
演 - 谷川昭一朗
HOLIDAY HOBBYでの哲雄の上司。
第4話
永田
演 - 前田瑞貴
響が働くキャバクラの黒服。
ハイ、役名不明
演 - 村井良輔(第5話)、上野凱
竹田の部下のアジアンマフィア。
外国人マフィア
演 - フェルナンデス直行(役名:アン)(第5話)、Ryuei(第5話)
違法薬物の取引を生業とする外国人マフィア。
第5話
田端(たばた)
演 - 原田龍二(第6話)
哲雄と歌仙の学生時代の演劇仲間。歌仙に頼まれ、延人が生きているかのように見える動画のモデルをつとめた。
マスター
演 - 小林リュージュ
延人が行きつけのバー「OKOZE.」のマスター。
第6話
間島
演 - 吉岡睦雄(写真出演、第8話・第9話)
恭一の父。12年前に死去。かつて一家で祖父の代から続く大衆食堂「まじま食堂」を営んでいたが、暴力団が押し掛けたことで精神的に追い詰められ、閉店していた。
第8話
鳥栖功
演 - 粕谷吉洋
哲雄の父。警察官だったが、哲雄が高校1年生の夏に玉突き事故に巻き込まれ、後続車を止めるために発煙筒を握ったが、追突されたことで哲雄の母と共に死去した。
最終話
鳥栖明
演 - 前田蓮斗
哲雄の息子。
妻
演 - 藍澤慶子
麻取義辰の妻。義辰の母親が選んだ相手。延人がグレたことで離婚する。
半グレ
演 - 澤井一希
間野会に世話になることになった義辰の部下。取引の額面5000万円に驚く。
スタッフ
原作・漫画 - 山川直輝・朝基まさし『マイホームヒーロー』(講談社『週刊ヤングマガジン』連載)
脚本 - 櫻井剛、船橋勧
監督 - 青山貴洋、棚澤孝義、山本大輔、森裕史
音楽 - 堤博明
主題歌 - THE ORAL CIGARETTES「YELLOW」(ポニーキャニオン)
肌絵師 - 田中光司
特殊メイク - 森田誠
スタントコーディネーター - 吉田浩之、後藤健
スタントダブル - 田之上生海、清水麟太郎
スタジオ - 東宝スタジオ
制作プロダクション - TBSスパークル、C&Iエンタテインメント
製作 - ドラマ『マイホームヒーロー』製作委員会・毎日放送
番組公式サイト
マイホームヒーロー - Wikipedia