2020年に韓国で放送された弁護士ドラマ『ハイエナ −弁護士たちの生存ゲーム−』を日本版としてリメイクした作品。
各話あらすじ(2023年10月20日 - 12月8日)全8話
第1話 2023年10月20日「運命の出逢いは宿敵か?恋人か!?」 ※初回10分拡大(20:00 - 21:04)
一条怜(山崎育三郎)は国内最大手の法律事務所のエース弁護士。学歴・収入、全て完璧なのに恋愛が苦手で女性と縁がない。難事件で立て続けに勝訴している怜に対して、代表の新海健一(高橋克典)は意外なミッションを提示する。大企業グループのドラ息子の離婚訴訟だ。数週間後、午前4時のコインランドリーで怜は妖艶な女性(篠原涼子)と出会う。完全なる一目惚れ。偶然にも趣味も合い再会を重ね、ついには恋人関係となるが…。
第2話 2023年10月27日「トラップへの倍返し!?」
凛子にまんまと騙され、大企業のドラ息子・三鬼修吾の離婚訴訟の負けが確定した怜。凛子との甘い日々を思い返し「全部芝居だったのか?」と絶望するも復讐に燃える。新海代表から「一回の失敗くらいで凹むな」と発破をかけられる。一方、大手法律事務所との裁判で勝利が確定した凛子には、富裕層からの依頼が殺到。だが凛子は全て断り、修吾の顧問弁護士の座を奪うことを策略。修吾に対し、ある行動に出る。それを察知した怜は…。
第3話 2023年11月3日
大企業・三鬼グループの後継者を巡り、ドラ息子・三鬼修吾(大東駿介)と姉の三鬼京子(高橋かおり)の骨肉の争いが勃発!凛子(篠原涼子)は修吾側に付き、跡継ぎにするため作戦を練る。一方、京子側に付いた怜(山崎育三郎)は、修吾が愛人・陽菜(華優希)を監禁したことを報道させることで修吾を破滅させる作戦を取る。ニュースを観た凛子は陽菜の元に向かい、まさかの提案をする…。果たして勝つのはハイエナかエリートか!?
第4話 2023年11月10日「想い出のピアニストを巡る運命の対決」
凛子のもとに天才ピアニストの佐々石亮(片寄涼太)とマネージャーの国枝(内藤秀一郎)が訪ねて来るが、それは凛子の想い出深いピアニストだった。怜が彼の大ファンなので、凛子も研究し尽くした相手だ。皮肉な運命を感じつつも話を聞くと、所属事務所との契約に不満が…。事務所社長(中島ひろ子)が母親ゆえ困難な案件だが、子供から搾取する毒親と感じ引き受ける。一方、母親は怜の所属する「S&J法律事務所」に依頼し…。
第5話 2023年11月17日「暴かれていくハニートラップ!」
なんと凛子が怜の所属する最大手法律事務所S&Jにヘッドハンティングされた!最大クライアント・天快グループの息子が社長を務める会社が上場しようとした矢先、顧客の個人情報を売った嫌疑で警察の捜査が!汚い手を使ってでも上場を成功させろ、というのが新海代表の凛子への依頼。しかも凛子をリーダーにしてタッグを組むように怜に指示。怜は断固拒絶し、所内分裂が生じる。そんな争いの中、二人の関係が徐々に怪しまれ…。
第6話 2023年11月24日「虐待父が釈放…悪夢再び」
S&J最大クライアントの息子・岸田一真が、個人情報を故意に流出させた容疑で逮捕間近。告発者がいたことが判明するが、凛子と怜は一向に協力する気配がない。かわうそと俊介が凛子と怜を仲直りさせようと計らい、二人きりで告発者の張り込みをすることに。車中で待つ間、思い出の曲がラジオから流れて来て、二人は心を開く。しかし翌日、凛子を虐待していた父が突然、凛子の前に現れる。復讐される!と凛子は恐怖で後ずさり…。
第7話 2023年12月1日「最強弁護士タッグ誕生!内部告発の危機が…!」
S&J法律事務所で最大のクライアント“天快グループ”の息子・一真(上杉柊平)が、個人情報保護法違反の疑いで逮捕された。この危機を受けて、凛子(篠原涼子)と怜(山崎育三郎)はタッグを組むことを宣言。一真の容疑を晴らし上場を成功に導く為、チーム一丸となって動いていく。しかし、二人の協力を不愉快に思う岩澤(マキタスポーツ)が不穏な動きをし始め…。一方で、凛子の父親(嶋田久作)からの執拗な接触も続き…。
最終話 2023年12月8日「裁判、恋愛、人生…鮮やかなドンデン返し!」
一真の無罪を勝ち取るためタッグを組んだ凛子と怜だが、新海代表は「凛子は過去の数々の不祥事が原因で、弁護士資格を剥奪される可能性がある」と怜に告げる。救いたい怜に「裁判を成功させろ」と新海はあおる。怜から自分の弁護士生命の危機を知らされた凛子は、初めて怜に自分が弁護士になった経緯を打ち明ける。それを聞いた怜は、絶対に辞めさせないと決意。二人はますます力を合わせて勝訴へと向かって動き出す――
概要
2020年に韓国で大ヒットした弁護士ドラマを日本版として初リメーク。勝つためなら手段を選ばない“型破りなアウトロー弁護士”と、“生真面目な超エリート弁護士”という対照的な2人が、生き馬の目を抜くような生存競争を繰り広げるスリリングな展開に加えて、大人のラブストーリーも描かれる。
主人公の結希凛子に扮するのは篠原涼子。一匹おおかみで勝利のためにはどんな手段でも使う、ハイエナのような弁護士を演じる。もう1人の主人公である一条怜役は山崎育三郎。代々裁判官を務める法曹界のエリート一家に生まれ、自身も国内最大手法律事務所の若きエースであるエリート弁護士を体現する。
ストーリー
国内最大手弁護士事務所「S&J法律事務所」の若きエース弁護士・一条怜(山崎育三郎)は、学歴・収入・ルックスすべて完璧なのに、恋愛が苦手で全く女性と縁がない。大きな難事件で立て続けに勝訴している怜に、事務所代表の新海健一(高橋克典)は新たなミッションとして、大企業グループのドラ息子の離婚訴訟を任せる。
数週間後。午前4時のコインランドリーで、怜は妖艶な女性(篠原涼子)と出会い一目ぼれ。その後再会を重ね、ついには恋人関係となるが…。
キャスト
結希凛子(ゆうき りんこ)〈47〉
演 - 篠原涼子(幼少期:高橋和心、学生時代:伊礼姫奈)
権力と金で腐りきった人間を骨の髄まで食い尽くし、勝利のためなら手段を選ばないことから「ハイエナ」と呼ばれるアウトロー弁護士。1976年2月16日生まれ。高卒で司法試験に30歳で合格。子供のころに父親から虐待を受けて育った。
一条怜(いちじょう れい)〈37〉
演 - 山崎育三郎
代々裁判官の法曹界のエリート一家に生まれた次男。東京大学法学部を首席で卒業。国内最大手のS&J法律事務所で働く生真面目な超エリート弁護士。
凛子の関係者
川鵜壮子(かわう そうこ)
演 - 瀧本美織
結希法律事務所の凛子の優秀な秘書。事件調査にも長けている右腕。凛子と雄弥からは「かわうそちゃん」と呼ばれている。
榎本雄弥(えのもと ゆうや)
演 - 久保田悠来(幼少期:佐藤遙灯)
日本橋南警察署の刑事。凛子の幼馴染み。児童養護施設で凛子と一緒に育った。いつも凛子のことを気にかけている。
小林信夫(こばやし のぶお)
演 - 嶋田久作(現在、第6話 - 最終話)、岩永ひひお(過去、第1話 - 第4話・第6話・第7話)
凛子の父親。日常的に凛子に暴力を振るって虐待していた。刑務所から仮出所し、30年ぶりに凛子の前に現れる。
S&J法律事務所
橋本俊介(はしもと しゅんすけ)〈37〉
演 - 中尾明慶
弁護士。怜の同期で親友。噂好きの情報通で知らない事がない。
岩澤謙吉(いわさわ けんきち)〈54〉
演 - マキタスポーツ
弁護士。刑事事件専門。東京大学法学部卒業。サラリーマン家庭育ち。親の七光りを嫌っており、怜に嫌味な態度をとる。
三浦遙(みうら はるか)〈26〉
演 - 大友花恋
弁護士。企業法務専門。入所6年目で怜の後輩。お嬢さま育ち。芯が強く正義感に溢れている。
谷原樹(たにはら いつき)〈23〉
演 - 八木勇征(FANTASTICS)
新米弁護士。怜の後輩。怜を尊敬している。
新海健一(しんかい けんいち)
演 - 高橋克典
代表。怜の父親とは昔馴染みで、怜を我が子のようにかわいがる。
ゲスト
第1話
三鬼修吾(みつき しゅうご)〈40〉
演 - 大東駿介(第2話・第3話)
三鬼物産社長。三鬼グループの長男。
三鬼一恵(みつき かずえ)〈35〉
演 - 鮎川桃果
修吾と離婚係争中の妻。
チンピラ
演 - 一條恭輔(第2話・第7話・最終話)
かつての凛子の顧客。相手をめった刺しにしながら凛子の弁護で懲役2年で済んだにもかかわらず、有罪になったことを逆恨みしている。
大野文乃
演 - 弘中麻紀
代議士に息子が殴られて告訴したが、凛子に告訴を取り下げれば高額の和解金が得られると説得される。
弁護士
演 - 藏内秀樹
元裁判官の弁護士。一条の父親や三鬼夫婦離婚訴訟の裁判長をよく知ることから弁護団への参加を求められた。
毛利英彦
演 - ふるごおり雅浩
啓悠会病院精神科。三鬼修吾の主治医。
裁判長
演 - 岩本淳
三鬼夫婦の離婚訴訟の裁判長。
記者
声 - 永嶋玲
第2話
三鬼幸之助(みつき こうのすけ)〈70〉
演 - 桜木健一(第3話)
修吾の父親。三鬼グループ代表。
三鬼京子(みつき きょうこ)〈45〉
演 - 高橋かおり(第3話)
修吾の姉。三鬼エンターテインメント社長。三鬼グループの長女。
三鬼洋平(みつき ようへい)〈26〉
演 - 犬飼貴丈(第3話)
幸之助の婚外子。
田山陽菜(たやま ひな)〈28〉
演 - 華優希(第3話)
修吾の愛人。
浅野博之(あさの ひろゆき)〈40〉
演 - 藤森慎吾(第3話)
修吾の秘書室長。
ビター、スイーツ、男性
演 - 大津夕陽(第4話)、大津朝陽(第4話)、近藤雄介
三鬼洋平が田山陽菜と会っていたクラブに居合わせた客。
凛子の母
演 - 川嶋杏奈
凛子の目の前でに夫の小林信夫に殴り殺された。
弁護士
演 - 俵木藤汰(第4話)
児童養護施設「なのはな園」に暮らす凛子に、信夫は犯行当時に酩酊状態だったことで早期釈放されたことを伝える。
警察官
演 - 竹田茂生
凛子を事情聴取した日本橋南警察署の警察官。
第3話
黒服
演 - 羽谷勝太
雄哉が入手した洋平の通話記録から壮子が電話をかけたキャバクラ「BRIC」の黒服。凛子のもとに彼女が倍の金を払って指名した店のキャバクラ嬢全員を連れてくる。
キャバクラ嬢
演 - 咲木春乃、長谷川桃子
凛子が洋平についての情報を集めるために倍の金を用意して指名し、1エピソードにつき5万円の報酬を出したBRICのキャバクラ嬢のうちの2人。洋平には数えられないほど彼女がいること、陽菜のことを洋平を追っかけているストーカーと呼び、洋平がうざいと言っていたこと、陽菜が洋平にぞっこんで、洋平が重すぎて迷惑と言っていたことを証言する。
ニュースキャスター
演 - 橋大悟(テレビ東京アナウンサー)
修吾が監禁致傷の疑いで告訴されたニュースを伝える。
第4話
佐々石亮(ささいし りょう)
演 - 片寄涼太(GENERATIONS)
世界的に有名な天才ピアニスト。
国枝聡司(くにえだ さとし)
演 - 内藤秀一郎
亮のマネージャー。
佐々石美智代(ささいし みちよ)
演 - 中島ひろ子
亮の母親。亮の所属事務所の社長。
バーテン
演 - 竹林文雄
一条怜と佐々石亮が会ったBARのバーテンダー。
第5話
岸田一真(きしだ かずま)〈32〉
演 - 上杉柊平(第6話 - 最終話)
ヘブンシステム代表取締役社長。アメリカのアダルトサイト「フォクサー」に顧客の個人情報を故意に売却し、その利益を元に暗号資産で5億円稼いだという個人情報保護法違反の嫌疑で警察と検察が捜査している。
金子耀司(かねこ ようじ)〈32〉
演 - 森田甘路(第6話 - 最終話)
ヘブンシステム創業メンバーで元最高財務責任者。
相良美桜(さがら みお)〈29〉
演 - 生越千晴(第6話・第7話写真出演、最終話)
ヘブンシステム創業メンバーで元システムエンジニア。岸田一真のパワハラが原因で自殺。
第6話
秘書
演 - 玉井らん
岸田一真の秘書。
検事
演 - 山本修夢
岸田一真を個人情報保護法違反の容疑で逮捕する。
ラジオMC
声 - 中川聡(テレビ東京アナウンサー)
一条がつけたラジオから流れるクラシック番組のMC。
第7話
美桜の父
演 - 林和義
パワハラで自殺した娘に対する和解金を受け取っていたため、会社を訴えることはしなかった。
元社員
演 - 池田大、小野匠、松木研也、浅見紘至
ヘブンシステムの元社員たち。ヒアリングで全員が一真による典型的なパワハラを退社理由に挙げた。
最終話
飯野
演 - 渡辺邦斗
上杉柊平被告裁判の検察官。
裁判長
演 - 西村直人
上記裁判の裁判長。
スタッフ
原作 - Original Drama『ハイエナ(HYENA)』cKEYEAST/KIM RURI
脚本 - 佐藤嗣麻子
演出 - 土方政人(共同テレビ)、小林義則(共同テレビ)、朝比奈陽子
音楽 - 福廣秀一朗
主題歌 - Da-iCE「ナイモノネダリ」(avex trax)
法律監修 - 佐藤大和、植田仰生
スタントコーディネーター - 劔持誠
協力プロデューサー - 稲田秀樹
チーフプロデューサー - 濱谷晃一(テレビ東京)
プロデューサー - 清水俊雄(テレビ東京)、栗原美和子(共同テレビ)、久松大地(共同テレビ)
制作協力 - 共同テレビ
制作 - テレビ東京
製作著作 - ドラマ「ハイエナ」製作委員会
番組公式サイト
ハイエナ (テレビドラマ) - Wikipedia