各話あらすじ(2023年10月19日 - 12月14日)全9話 平均視聴率 6.23%
第1話 2023年10月19日「倒れた夫には彼氏が!隠し子、彼女まで現れて!?」 ※初回6分拡大(21:00 - 22:00) 視聴率 7.9%
売れない小説家・伊沢吾良(田中哲司)と結婚した後、自宅で刺繍教室を開きながら、長年にわたって“穏やかな幸せ”を味わってきた平凡な主婦・伊沢ゆりあ(菅野美穂)。そんな彼女の人生が激変する“不意の知らせ”が舞い込んだ。なんと吾良がホテルで倒れ、緊急搬送されたというのだ! しかも…ゆりあが慌てて病院に駆けつけると、そこにはさめざめと泣く見ず知らずの美青年・箭内稟久(鈴鹿央士)の姿が! 稟久が救急車を呼んでくれたと知り、丁寧にお礼を述べるゆりあ。ところが…。
第2話 2023年10月26日「本妻vs2人目の愛人」 視聴率 6.3%
ゆりあ(菅野美穂)は、吾良(田中哲司)のことを「ゴロさんパパ」と呼ぶ女の子・まに(白山乃愛)とみのん(田村海夏)の存在に困惑する一方、稟久(鈴鹿央士)からは吾良との出会いと、運命だと言われたことを明かされる。混乱しつつも事態を収拾しようとするゆりあは、まにとみのんの母親で入院中のみちる(松岡茉優)を訪問。みちるの話を聞き、自分でもあきれる提案をしてしまう。
第3話 2023年11月2日「愛人たちと同居スタート!」 ※『日本シリーズ・第5戦』(阪神×オリックス)中継延長に伴い、50分繰り下げ(21:50 - 22:24)
視聴率 6.0%
吾良(田中哲司)に現れた変化に驚く伊沢家に、便利屋の優弥(木戸大聖)が階段の手すりの取り付けにやって来た。ゆりあ(菅野美穂)は、幼い息子の名前が同じ「優里亜」だという優弥に刺しゅうを教えることになり、久々の明るい話に気持ちが華やぐ。稟久(鈴鹿央士)がみちる(松岡茉優)への敵意をむき出しにする一方、優弥と出かけたゆりあは、吾良との関係を「憧れの夫婦」と言われ…。
第4話 2023年11月9日「踏み入れた禁断の恋」 視聴率 5.9%
主婦の伊沢ゆりあは、昏睡状態の夫を介護しながら、一人で息子を育てる若き便利屋・伴優弥に刺繍を教えている。彼女は久しぶりに“女心”を感じるが、優弥に突然キスされてしまい、慌てて拒否する。傷ついた優弥は去ってしまう。ゆりあは後悔し、謝罪メッセージを送るが、返信はない。介護中の吾良の“彼氏”・箭内稟久がゆりあに相談事を持ちかける。寿美代という名前の母が上京し、2人だけで話したいと言い出す。ゆりあは稟久の本当の姿を知ることになり、同居する吾良の“彼女”・小山田みちるが抱きついてくる。
第5話 2023年11月16日「愛人vs妻 深夜の肉弾戦!」 視聴率 5.9%
夫・吾良の意識が戻らず、妻・ゆりあは介護に追われる日々。彼氏の稟久や彼女のみちる、そして子どもたちとの奇妙な同居生活。ゆりあは自分を後回しにし、他人のために尽くす日々で心がささくれる。しかし、便利屋の優弥との恋が心を穏やかにする。一方、ゆりあはみちるの娘・まにのことを気にかける。まにはバレエを習いたくないと言い張るが、ゆりあは彼女のためにレッスン見学を提案する。しかし、まには拒否し…。ある日、稟久がゆりあと優弥の会話を目撃し、冷たくなる。さらに突然、吾良が不満を訴えるかのように連日、言葉にならない声を出し始め…!?
第6話 2023年11月23日「年下の彼氏の秘密」 視聴率 6.5%
未だ言葉も話せず寝たきりの状態ではあるものの、昏睡状態からは目覚めて徐々に回復の兆しを見せる夫・伊沢吾良(田中哲司)。同居する夫の“彼氏”・箭内稟久(鈴鹿央士)や夫の“彼女”・小山田みちる(松岡茉優)、夫の“隠し子”かもしれないみちるの娘たちと共に介護に勤しむ一方、主婦・伊沢ゆりあ(菅野美穂)はワンオペで息子を育てる若き便利屋・伴優弥(木戸大聖)との“禁断の恋”にのめり込んでいく。
第7話 2023年11月30日「愛人、隠し子…私の家族を守る!」 視聴率 6.1%
優弥(木戸大聖)の話にモヤモヤするゆりあ(菅野美穂)は、バレエのレッスンで足を捻挫した。代理で、まに(白山乃愛)を迎えに行った稟久(鈴鹿央士)がバレエ講師の松川と知り合う一方、みちる(松岡茉優)は体調不良で仕事を早退する。稟久らと一緒に志生里(宮澤エマ)も帰ってくる中、ゆりあは玄関に座り込んだみちるが言い出したことに驚く。そして伊沢家に、再び激震が走る。
第8話 2023年12月7日「最終章〜運命の別れ」 視聴率 6.0%
吾良(田中哲司)の隠し事が判明。稟久(鈴鹿央士)は耐えられず家を出て行ってしまう。ゆりあ(菅野美穂)は稟久の幸せを祈る一方で、優弥(木戸大聖)と息子の優里亜(佐藤大空)と過ごす時間に幸せを感じる。そんな中、ゆりあは吾良の主治医の前田(志田未来)に、姉の蘭(吉瀬美智子)のことである依頼を。優弥は別居中の妻の里菜(えびちゃん)に、ゆりあを見たいと言われる。
最終話 2023年12月14日「運命の恋、命の決断」 視聴率 5.5%
昏睡状態から目覚めた夫・伊沢吾良(田中哲司)がみるみる快方に向かう中、今度は自分が乳がんを患っていることが発覚した伊沢ゆりあ(菅野美穂)。彼女は病気のことは隠し、プロポーズしてくれた“禁断の恋”の相手・伴優弥(木戸大聖)に別れを切り出すことに。納得がいかないものの、ゆりあの幸せを一番に願い、彼女のもとから去っていった優弥。
原作概要
『ゆりあ先生の赤い糸』は、入江喜和による日本の漫画作品。『BE・LOVE』(講談社)にて、2018年5号から2022年10月号まで連載された。「夫婦や家族の形」を「介護、不倫、性的少数者、コロナ禍など現実の社会を巡る話題」から描いている作品。
2021年、「第45回講談社漫画賞」総合部門を受賞。2023年の「第27回手塚治虫文化賞」で「マンガ大賞」を受賞。
ドラマ概要
2023年「手塚治虫文化賞」大賞を受賞した入江喜和の同名漫画を、菅野美穂の主演、橋部敦子の脚本で連続ドラマ化。平凡な主婦が、意識不明状態となった夫の前に現れた、夫の“彼氏”、“彼女”、“隠し子”と奇妙な同居生活を始める新時代のホームドラマ。菅野は、地味だが辛抱強く、とてつもない底力を秘めた主婦・伊沢ゆりあを演じる。
ストーリー
平凡な主婦・伊沢ゆりあ(菅野美穂)は自宅で刺しゅう教室を開き、穏やかな幸せを味わっていた。ところがある日、売れない小説家の夫・伊沢吾良(田中哲司)がホテルで昏倒し、緊急搬送されてしまう。病院に駆けつけると、意識不明状態となった夫の傍らには、恋人だと名乗る美青年・箭内稟久(鈴鹿央士)がいた。
出口の見えない介護に加え、夫の別の顔を突きつけられ、がく然とするゆりあ。そんな中、夫をパパと呼ぶ2人の女の子と、その母親である夫の彼女・小山田みちる(松岡茉優)までも出現。しかし、愚直で辛抱強いゆりあは、「みんなでダンナの介護をしよう!」と奇想天外な提案をし、皆を家に招き入れ奇妙な共同生活を始める。
キャスト
伊沢ゆりあ(いざわ ゆりあ)〈50〉
演 - 菅野美穂(幼少期:小野井奈々)
主婦。母親から“運命の赤い糸”について教わり、平凡でもいいから普通の結婚を望む中、売れない小説家の吾良と結婚した。父親譲りの愚直な性格で、「格好よく生きる」が座右の銘。初めて付いたあだ名は「おっさん」。辛抱強さは類を見ない。少女時代はバレエに熱中になり、現在は自宅で刺しゅう教室を開くなど、美しくかわいらしいものが好きな一面も。夫が突然倒れ、その“彼氏”が現れたことから人生が一変する。
箭内稟久(やない りく)
演 - 鈴鹿央士
ゆりあの夫・吾良の“彼氏”。吾良がホテルで昏倒し、意識不明状態に陥った際も一緒にいた。超クールなイケメンで繊細。冷たい物言いで、徹底して周囲の人とは距離を置く一方、訳ありの自分を助けてくれた吾良のことは愛を込めて「ゴロさん」と呼び、“恋愛対象”としていちずに愛している。実家は九州の老舗旅館で、上京後、会社員として働いていたが、今は無職。
伴優弥(ばん ゆうや)
演 - 木戸大聖
便利屋。自宅で夫の介護をすることになったゆりあの家の改装を請け負う。通称・伴ちゃん。誠実で裏表がなく、自分の気持ちに正直。妻と別居中で、一人息子をワンオペで育てている。息子の名前がゆりあと同じ読みの「優里亜」だったため、2人は意気投合。ゆりあから刺しゅうを習うようになり、恋心を抱いていく。
小山田みちる(おやまだ みちる)
演 - 松岡茉優
吾良の彼女。吾良を「パパ」と呼ぶ2人の女の子・まに&みのんの母親。
小山田まに(おやまだ まに)
演 - 白山乃愛
みちるの娘。
小山田みのん(おやまだ みのん)
演 - 田村海夏
みちるの娘。
伊沢吾良(いざわ ごろう)
演 - 田中哲司
ゆりあの夫。小説家。ホテルで昏倒し、意識不明の要介護状態となる。
ゆりあの関係者
泉川蘭(いずみかわ らん)
演 - 吉瀬美智子(幼少期:愛実)
ゆりあの姉。既婚者ながら、18歳年下の相手と不倫している。
長田勝利(おさだ かつとし)
演 - 長田庄平(チョコレートプラネット)
ゆりあと蘭の亡き父。ゆりあにとって心の支えとなる存在。
長田ゆきえ(おさだ ゆきえ)
演 - 安藤聖
ゆりあの母。
吾良の関係者
伊沢志生里(いざわ しおり)
演 - 宮澤エマ
吾良の妹。自分第一に行動するところがあり、母親も吾良の介護もゆりあに任せっきりにしている。
伊沢節子(いざわ せつこ)
演 - 三田佳子
吾良の母。夫に先立たれており、現在はゆりあの家で暮らしている。
その他
前田有香(まえだ ゆか)
演 - 志田未来
吾良の主治医。常和中央病院。
伴智弥
演 - 北川アーヴィン学
優弥の弟。優弥と共に便利屋「VH本舗」を営む。
伴優里亜
演 - 佐藤大空
優弥の息子。
小山田源
演 - 前原滉(第2話 - )
みちるの別居中の夫。
セバスチャン
演 - セバスチャン
伊沢家で飼育されているオカメインコ。元々は志生里から預けられた。
ゲスト
第1話
西田沙世
演 - 井頭愛海
吾良が搬送された常和中央病院の看護師。
吉野澄子
演 - 大賀埜々
ゆりあと節子に訪問介護と介護保険の適用範囲について説明する。
春川葉子、野村健司
演 - 金子ゆい、中川あきら
吾良を担当する訪問介護ヘルパー。
刺繍教室の生徒
演 - 瀧本珠貴(役名:野田恵子)、田畑浩子、三輪和音、奥田由香
ゆりあの刺繍教室の生徒。
第2話
加賀進一
演 - 飯田正
長田勝利がいじめっ子たちから守った子供。幼少期のゆりあが目撃していた。
第3話
伴里菜
演 - えびちゃん(マリーマリー)※写真出演(第8話)
伴優弥の妻。現在は別居中。
第4話
箭内寿美代
演 - 麻生祐未(第8話)
稟久の母親。田舎で旅館「緑深館」を経営する。
客
演 - 井上浩
みちるの働くスナックの酔客。酔った勢いで彼女にベロチューした。
第6話
伴博
演 - 宮藤官
九郎
優弥の父。
店長
演 - 青山伊津美
稟久のバイト先のバーの店長。
生徒
演 - 加茂智里、樋渡三紗
ゆりあが通うバレエの教室の生徒。外に不審者が居ると怯えている。
第7話
松川智
演 - 黒羽麻璃央(第8話)
バレエ教室の講師。
植木信宏
演 - 池原丈暁
吾良の友人。公園で途方に暮れているみちるたちに声をかける。
ママ
演 - 木直子
みちるが働くスナックのママ。
第8話
森下麻実
演 - 山下容莉枝
乳腺外科医。ゆりあと蘭を診断する。
店員
演 - 椿弓里奈
ゆりあと伴の家族が会ったファミレスの店員。
最終話
女性
演 - 井元結衣(写真出演)
長田勝利の不倫相手。
スタッフ
原作 - 入江喜和『ゆりあ先生の赤い糸』(講談社)
脚本 - 橋部敦子
音楽 - 菅野祐悟
主題歌 - 矢井田瞳「アイノロイ」(NIPPON COLUMBIA)
LGBTQ監修 - 柳沢正和
医療監修 - 阿部聡
医療・介護指導 - 依田茂樹
介護取材協力 - 社会福祉法人、世田谷区社会福祉事業団、世田谷ホームヘルプサービス
刺繍指導 - 西村眞理
刺繍協力 - 日本アートクラフト協会、平石秀子
監督 - 金井紘、星野和成、竹園元
エグゼクティブプロデューサー - 内山聖子(テレビ朝日)
プロデューサー - 峰島あゆみ(テレビ朝日)、中込卓也(テレビ朝日)、山形亮介(KADOKAWA)、新井宏美(KADOKAWA)
制作協力 - KADOKAWA
制作著作 - テレビ朝日
番組公式サイト
ゆりあ先生の赤い糸 - Wikipedia