各話あらすじ(2023年10月12日 - 12月21日)全11話 平均視聴率 5.12%
第1話 2023年10月12日「男女の間に友情は?二人組が苦手な4人の愛の物語」 ※初回20分拡大(22:00 - 23:14) 視聴率5.9%
学習塾『おのでら塾』で講師をする潮ゆくえ(多部未華子)は幼い頃から二人組を作ることが苦手だったと感じている34歳。しかし、ゆくえには学生時代から気を許せる赤田鼓太郎(仲野太賀)という唯一無二の男友達がいる。出版社『白波出版』に勤める春木椿(松下洸平)は、結婚を間近に控えた36歳。子供の頃から二人組になれなかった椿だが、妻というパートナーを得ようとしていた。
深雪夜々(今田美桜)は美容院『スネイル』で働く26歳の美容師。1対1で人と向き合うことに怖さを感じている。27歳の佐藤紅葉(神尾楓珠)は、コンビニで働きながらイラストレーターを夢見ていた。紅葉は小さい時から1対1で自分に向き合ってくれる人がいないという思いを抱えている。
第2話 2023年10月19日「4人をつなぐ忘れ物交換ノートと同窓会」 視聴率 5.1%
小学校の同窓会に参加した潮ゆくえ(多部未華子)は、当時仲の良かった友人の結婚式に自分だけ呼ばれていなかったことを知る。その後、実家に帰省したゆくえは母のみきこ(神野三鈴)から、同窓会でどうせ愛想笑いをしていただけだろうと言われ、さらに、みきこから人間に一番必要なのは社交性や愛嬌、気配りだと言われるのだが、ゆくえはいまいち納得がいかない。
コンビニのバイト終わりで帰ろうとする佐藤紅葉(神尾楓珠)は、バイト仲間たちが自分のイラストを褒めておけばシフトを代わってくれると話しているのを聞いてしまう。だが、紅葉が彼らを責めることは無い。
春木椿(松下洸平)が実家の花屋に帰宅すると、母の鈴子(美保純)と弟の楓が出迎えた。椿の新居での生活を尋ねる鈴子に、椿は結婚はしないと告げる。
第3話 2023年10月26日「好き同士が両想い、とは限らなくて…」 視聴率 4.5%
残したままにしていた自分の荷物を取りに、春木椿(松下洸平)の家へとやってきた元婚約者の小岩井純恋(臼田あさ美)。荷物を送るなど気を利かせてあげられなかったと謝る椿に「ごめん以外に言いたいことないの?」と問いかける純恋はそのまま家の鍵を返して帰っていく。
一方、バイトを終えた佐藤紅葉(神尾楓珠)は、忘れ物を取りにいくことを理由に、椿の家に行くが、椿はまだ帰宅していなかった。椿に会いたかった紅葉はスマホを取り出して連絡をしようとするが、連絡先を交換していなかったことを思い出す。
深雪夜々(今田美桜)は、常連の女性客がこれから女友達とご飯に行くという話を聞く。少しうらやましくなった夜々はこっそりと自分のスマホに入っている連絡先を見るも、紅葉同様に、会いたいと思った相手の連絡先を聞いていなかったことに気づく。
そして、ある日、仕事の休憩中に、紅葉へメッセージを送ろうとしていた潮ゆくえ(多部未華子)。椿と夜々の連絡先を知っているか紅葉に聞こうとするも、何と送って良いか悩んでいると、小野寺学(菅原大吉)から、ゆくえに来客があると聞かされて…
第4話 2023年11月2日「好きや嫌いには理由なんかなくてもいい」 視聴率 4.8%
深雪夜々(今田美桜)のアパートに母の沙夜子がやって来た。突然訪れた母に何か用事があったのか問いかける夜々だったが、沙夜子は「夜々に会いにくるって用事」とだけ答える。さらに着ているTシャツを見た沙夜子から「もっとかわいいの着なよ!」と言われた夜々は…。
春木椿(松下洸平)は駅へと向かう途中、ゴミ置き場の瓶に花が生けてあるのに気づく。それは、椿が小岩井純恋(臼田あさ美)に渡したものだった。花に手を合わせて去ろうとすると、近所の住人に呼び止められ、今日は燃えるゴミの日ではないと注意された椿は、仕方なく職場へ持って行くことに。
イラストの装丁の打ち合わせのため出版社を訪れていた佐藤紅葉(神尾楓珠)。編集者との打ち合わせを終えてエレベーターに乗ろうとすると、そこには椿の姿が。実は紅葉が訪れていたのは椿が勤める出版社で…。
第5話 2023年11月9日「優しいふり…一番最低なのは俺だった」 視聴率 4.7%
朝、春木椿(松下洸平)の家で目を覚ました佐藤紅葉(神尾楓珠)。紅葉は前の晩、急に椿の家にやって来て、二人で酒を飲んだあと、そのまま寝てしまったのだ。その時のことをあまり覚えておらず恐縮する紅葉だったが、椿は優しく朝食などを準備して、コンビニのアルバイトへと送り出すのだった。そんな紅葉のスマホに高校時代の友人、伊田幸徳(堀家一希)からナンパに行こうと突然連絡が入り…。
深雪夜々(今田美桜)は紅葉に呼び出されて会うことに。急に呼び出したことを謝る紅葉に「暇してたんで」と答えつつ、何かあったのかを尋ねる夜々。すると夜々は不意に、潮ゆくえ(多部未華子)のことが好きかと紅葉に問いかける。突然の質問に驚く紅葉だったが、さらに夜々がゆくえの家に泊まったことを知り動揺を隠せないようで…。
その頃、ゆくえはアパートでこのみ(齋藤飛鳥)と話をしていた。夜々がまた泊まりに来るかと尋ねるこのみに、ゆくえは聞いておくと返す。その時、ゆくえは手を滑らせて自分のマグカップを落として割ってしまい…。
第6話 2023年11月16日「修羅場…思わぬ来客友情にも嫉妬はある」 視聴率 5.0%
春木椿(松下洸平)の家で、潮ゆくえ(多部未華子)と深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)がリビングを掃除していると、キッチンで洗い物を終えた椿が「ゴミ袋の袋、ゴミ袋にしたの誰?」と言い始める。どうやらゴミ箱にゴミ袋を包んでいる袋がセットされているのが気になるらしい。明らかにサイズが小さい袋をセットしたことに椿と、ゆくえがわいわいと言い合っていると、そのやり取りを見ていた夜々と紅葉は目が合ってお互いの思っていることを理解したようで…。
また、別の日の春木家では、1人暮らし向けの物件情報を見ていた椿が、リビングでくつろいでいる3人に、この家にいるのも飽きるだろうと切り出す。しかし、ゆくえ、夜々、紅葉はそれぞれに居心地の良さを口にして、なかなか椿の思いが伝わらない様子。そこで椿は4人でバーベキューでもしないかなどと提案するが、ゆくえたちは家から離れたくないようでトランプを始めようとする。椿は3人にそんなにゲームがしたいならゲームセンターに行こうと提案する。一方、後日、椿の家には思わぬ人が訪れる…。
第7話 2023年11月23日「引っ越し決めました4人の知らない秘密」 視聴率 5.1%
春木椿(松下洸平)の家で、潮ゆくえ(多部未華子)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)は、4人で初めて自炊した鍋を楽しもうとしていると、椿が突然「引っ越すことにしました」と切り出す。家を売りに出していたのか尋ねるゆくえに対して、椿は前にこの家に住んでいた人が買い戻したいと言っていると不動産屋から聞かされた事を明かす。「なんか、わがままですね」と、思わず口にしてしまうゆくえに対し、椿は想定外に一人になってしまったのでちょうどいいと思ったと説明するが、この決断に夜々も納得がいかない。そして、この家の前の住人を探していた紅葉といがみ合う。
アパートに帰ったゆくえがこのみ(齋藤飛鳥)に椿の家での出来事を話す。このみは「なんでお花屋さんが引っ越すだけでそんなギスギスするの?」と不思議そう。ゆくえは、この4人だから、あの場所が良いということもあると言うのだが…。
第8話 2023年11月30日「4人の美鳥ちゃん?思い出の答え合わせ」 視聴率 5.1%
潮ゆくえ(多部未華子)や深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)が集まる春木椿(松下洸平)の家に以前住んでいた人の名前が“志木美鳥”だとわかった。おのおのが“美鳥”という知り合いがいるという話になるが、名字が違っていたり、印象も違うなど、どうもそれぞれの想像した人物像が重ならない。いっそのこと本人に直接確かめてみようと、唯一連絡先を知っているゆくえが連絡をしたが、美鳥は電話に出なかった。そこでゆくえは「春木椿、深雪夜々、佐藤紅葉、この人たち知ってる?”」とLINEでメッセージを残すことに。すると、春木家からの帰り道、ゆくえのスマホに美鳥から着信が…。
一方、紅葉は高校の友人に“小花”美鳥の近況を知っているかとLINEをしてみたが、 “誰だっけ?”とつれない返信が。夜々も実家の両親に電話で美鳥のことを聞いてみるも、近況は知らないと言われてしまう。椿も仕事帰りに実家に寄り、家族に聞いてみるのだが、鈴子(美保純)も楓(一ノ瀬颯)も転校した後の “志木美鳥”には心当たりが無いようで…。
第9話 2023年12月7日「はじめて帰りたいと思った家」 視聴率 5.5%
春木椿(松下洸平)の家で佐藤紅葉(神尾楓珠)は、自分が表紙のイラストを手がけた小説を椿に渡そうと声を掛けると、椿は大きなダンボール箱を開けていた。「荷造りですか?」と紅葉が聞くと、椿はニコニコしながら箱の中を紅葉に見せてきた。そこには、紅葉が表紙を描いた本が大量に詰まっていて、椿は全部自腹で買ったと嬉しそう。そして、そこにやって来た潮ゆくえ(多部未華子)と深雪夜々(今田美桜)に、椿は本を渡そうとするのだが、2人ともすでに買ったと、嬉しそうに断るのだった。
ゆくえ、椿、夜々は紅葉を褒めて、一緒に読もうと誘うも、紅葉は照れて2階に行ってしまった。紅葉がいなくなったことを確認した椿はゆくえに、紅葉は志木美鳥(田中麗奈)と2人で会えたのか聞く。ゆくえは、「約束はしたみたいですよ」と、2人はまだ会えていないようだと答えた。
ある日、ゆくえは、美鳥と会うことになり、ファミレスで食事をしながら、美鳥が東京に戻ることになった経緯を聞かされる。すると、美鳥は突然「こっちいるうちに、会いたい人いて」と切り出して…。
第10話 2023年12月14日「迫る引越し…最後に4人でやりたいこと」 視聴率 5.3%
志木美鳥(田中麗奈)は潮ゆくえ(多部未華子)、春木椿(松下洸平)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)と一緒に、椿の家で食事をした翌日、北海道へ戻ることに。そして、美鳥は空港まで見送りに来たゆくえに、5人で会ったのは楽しかったが、「5人は、違うのかも」と話し4人の仲の良さを感じたことを伝えた。
その夜、春木家にいつものように4人が集まった。ゆくえは椿たちそれぞれに美鳥からの伝言を預かったと切り出し、報告し始める。一通り伝え終わると夜々と紅葉はそれぞれリビングを出ていくが、その様子を確認したゆくえは椿に「そこの公園、桜が咲くから春まで住んでみて欲しかった」と美鳥に言われたことを話した。夜々と紅葉が聞いたら「じゃあ、春まで」と言い出しかねないと、2人がいる前では言わなかったのだ。
ある日、夜々と紅葉は美鳥のことなどを話しながら居酒屋で飲んでいると、近くの席で飲んでいた紅葉のバイト先の同僚、園田拓真(世古口凌)と松井隼人(川本光貴)に声をかけられる。園田たちは、夜々を紅葉の恋人と勘違いしてからかい始めた。紅葉はこらえているのだが、夜々が応酬し始めて…。
最終話 2023年12月21日「いちばん好きな人」 ※最終回15分拡大(22:00-23:09) 視聴率 5.3%
潮ゆくえ(多部未華子)が「ちょっと住みたいです」と提案したことで、春木椿(松下洸平)の家にしばらく住むことを決めた4人。ゆくえと深雪夜々(今田美桜)は同じ部屋で、椿はリビングのソファで寝ることに。翌朝、目を覚ました夜々が出勤のために出て行こうとしたタイミングで深夜バイトを終えた紅葉が「ただいま」と帰ってきた。そして「いってらっしゃーい」と夜々を見送った紅葉がリビングに行くと、ゆくえと椿はのんびりとコーヒーを飲んでいる。それを見た紅葉は思わず「夫婦みたいだね」と笑ってしまうのだった。
その夜、ゆくえ、椿、紅葉がカレー作り。そこにやって来た夜々のTシャツを見た紅葉が、Tシャツに描かれたイラストは自分の作品だと言う。夜々はネットで買ったと告げるが、どうやら紅葉のイラストが盗用されたらしい。犯罪に加担したとしょげる夜々は、食事は自分が作ると言うも、ゆくえと椿がかばう。イラストが気に入って3人と知り合う前に買ったと話す夜々に、紅葉は友達だからという理由じゃないなら「むしろ嬉しい」と言って、結局、4人で仲良くカレーを作ることになった。
出来上がったカレーを食べ出す4人だが、どう考えても量を多く作りすぎたので、誰かを呼ぼうということになる。椿は弟の楓(一ノ瀬颯)を、ゆくえは妹のこのみ(齋藤飛鳥)を呼ぶことにするのだが、この2人を呼んだことで意外な展開になり…。
概要
高校生のリアルで甘酸っぱい恋愛模様が男女問わず人気を集め、アニメ化・実写映画化・ゲーム化されてきた椎名軽穂の代表コミックを、南沙良と鈴鹿央士で連続ドラマ化。陰気な見た目のせいで学校で孤立していた高校生・黒沼爽子(南)が、明るく人気者の男子生徒・風早翔太(鈴鹿)との関わりによって変わっていく。
ストーリー
高校1年生の黒沼爽子(南沙良)は、長い黒髪と青白い肌から「貞子」というあだ名で呼ばれ、クラスで孤立していた。独りぼっちの学校生活を送る中、うわさを気にせずに爽子に話しかける男子生徒が現れる。明るい性格で男女問わず人気を集めるクラスの中心人物、風早翔太(鈴鹿央士)だ。彼だけは、爽子がクラスメートのために嫌な作業を引き受けていることを知っていた。
翔太と接することで、ほかのクラスメートとも徐々に打ち解けていく爽子。夢だった高校生活を過ごしていく中で、翔太に対しての気持ちにも変化が訪れていく。
キャスト
潮ゆくえ(うしお ゆくえ)〈34〉
演 - 多部未華子(幼少期:橋村結稀、高校生時:片岡凜)
4人の主人公のうちのひとり。新潟から上京し妹と2人で暮らしている、学習塾「おのでら塾」の講師。
幼少期から相手の話に共感を示すことが苦手であり、学校では場の空気を読んで周囲の雰囲気にそれとなく歩調を合わせることで毎日をやり過ごす生活を送り続けてきた。そのため、友人を作って人間関係を教える場所である学校の教員にはなれないと思い、塾講師となった。なんでも話せる男友達の赤田から「もう会えない」と言われ疎遠になり、救いを失う。
鈴子から本来は椿と純恋の結婚祝いに渡すはずであったガーベラとスミレを配達するよう頼まれ、椿が純恋と住むはずであった住宅に住んでいた椿に花を渡しに行った際に、椿と夜々と知り合い、紅葉とも再会する。
高校時代に通っていた塾の講師であった美鳥と現在でも連絡を取り合う仲。美鳥を「みどりちゃん」と呼ぶ。
春木椿(はるき つばき)〈36〉
演 - 松下洸平(中学生時:土田諒、小学生時:石井楓薫)
4人の主人公のうちのひとり。出版社「白波出版」に勤める会社員。実家が花屋「フラワーショップはるき」を営むが「花は好きだけど、花屋は嫌い」と距離を置く。
幼少期から自分の能力の限界を理解できず、頼まれごとを何でも引き受けてしまう性格の持ち主。そのため、本人の中では「文句を言わず黙って言うことを聞く良い人」という意識が強い。彼女であった純恋と結婚間近になった際は、彼女の男友達であった森永に取られたことで白紙となる。
本来は純恋と暮らすはずであった住宅に住んでいたが、それぞれ異なる目的で住宅を訪れたゆくえ、夜々、紅葉と知り合い、それ以降は自宅に4人で集まるようになる。
中学時代、訳あって春木家に出入りするようになった同級生の美鳥に将棋を教える。
深雪夜々(みゆき よよ)〈26〉
演 - 今田美桜(幼少期:泉谷星奈)
4人の主人公のうちのひとり。表参道の美容院「スネイル」で働く美容師。
異性に友情ではなく勝手に恋愛にとられ、同性からはそれを妬まれるため「1対1で人と向き合うのが怖い」という思いを抱えている。そのため、見知らぬ男性と話をする際は言葉に詰まってしまい、会話の歯切れが悪くなるため、ゆくえらのサポートを受けることが多い。
スネイルを利用した椿が落とした社員証を届けるために椿の住宅を訪れたことで、ゆくえ、椿、紅葉と知り合うようになる。
同僚の相良と2人きりで飲みに行ったことで、それ以降も友達以上の関係を迫られたことで、辟易していたが、彼に追われる中で行きついた公園にいた紅葉と恋人のふりをしたことで、諦めさせることに成功する。椿に好意を持っている。
6歳の頃の夏、事情により深雪家に滞在した従姉の美鳥に将棋を教わり、以来母の目を盗んで将棋に親しんでいた。美鳥のことは「みどちゃん」と呼ぶ。
佐藤紅葉(さとう もみじ)〈27〉
演 - 神尾楓珠(幼少期:須山結斗)
4人の主人公のうちのひとり。新潟から上京しコンビニ「エブリストア」でアルバイトをしながらイラストレーターの夢を追いかける青年。ゆくえの幼なじみ。
幼少期から自分に1対1で向き合ってくれる人がいないと感じており、大人数で薄っぺらい楽しい話をする友人は大勢いたが、嫌われているわけではないものの、自分のことは誰も選ばれず、興味を持たれないため、いじめられることもなく、いてもいなくても同じで便利な時だけ使われていた。
高校3年生のときに教わっていた数学の非常勤教師で、年賀状で住所のみが分かっていた「先生」が住んでいた住宅に会いに行ったが、そこは椿と純恋が住むはずであった住宅であり、先生はすでに引っ越していたが、住宅を訪れたゆくえと再会し、椿や夜々とも知り合うようになる。後に「先生」が4人の共通の知人であった美鳥であることを知る。
ゆくえに好意を持っているが、幼少期からこのみのことは苦手。
ゆくえの関係者
赤田鼓太郎(あかた こたろう)〈34〉
演 - 仲野太賀(第1話・第5話・第6話・第9話・最終話)
ゆくえの高校時代からの親友。カラオケボックスで毎日のように会っている。
峰子と結婚することになり、2人きりで会うことを辞めるよう言われたため、ゆくえとの関係を断つ。
その後もゆくえとは、峰子とインテリアショップで買い物していた際に再会したり、保険の営業で椿の家を訪れた際にも居合わせており、星雲予備学校の講師であった美鳥と再会し、3人でファミレスやカラオケにも行っている。
潮このみ(うしお このみ)〈26〉
演 - 齋藤飛鳥
ゆくえの妹。ゆくえとは8歳年が離れている。姉妹2人で一緒に暮らしている。
潮みきこ(うしお みきこ)〈58〉
演 - 神野三鈴
ゆくえの母。「女の子は愛嬌がないといけない」などの言葉でゆくえ・このみ姉妹に重圧をかける。
椿の関係者
小岩井純恋(こいわい すみれ)〈36〉
演 - 臼田あさ美
椿の元恋人で、彼の高校時代の同級生。「男友達」の森永と関係を持ってしまったため、椿とは結婚できないと告げる。
春木楓(はるき かえで)〈30〉
演 - 一ノ瀬颯(第2話 - )
椿の弟。実家の花屋「フラワーショップはるき」を母と共に営んでいる。
春木鈴子〈63〉
演 - 美保純
椿の母。花屋「フラワーショップはるき」を営む。けがをしていた中学時代の美鳥の手当てをしたり、花屋を手伝わせたりするなど、面倒を見ていた時期がある。
夜々の関係者
深雪沙夜子(みゆき さよこ)〈57〉
演 - 斉藤由貴
夜々の母。3人の息子の次に生まれた女の子である夜々のことを溺愛し、「女の子らしさ」を押しつけて育てる。高校生時代の美鳥を夏休みの間だけ預かったことがある。
おのでら塾
小野寺学〈60〉
演 - 菅原大吉
塾長。
望月希子(もちづき きこ)〈14〉
演 - 白鳥玉季
中学生。学校ではクラスメートから避けられており、保健室登校をしている。ゆくえとは友達のように仲が良い。
穂積朔也(ほづみ さくや)〈14〉
演 - 黒川想矢
中学生。希子が通う中学校に転校し、おのでら塾に面談に来る。
白波出版
夏美
演 - 山谷花純
椿の同僚社員。
三谷彩子
演 - 杏花
椿の同僚社員。
加山
演 - 吉田晋一
椿の上司。
後輩
演 - 山本海里
椿の後輩社員。
スネイル
相良大貴(さがら だいき)〈26〉
演 - 泉澤祐希
美容師。夜々の同期。夜々に好意を持っており、二人で飲みに行けたことで恋人になれると思い込み、その後も拒絶された理由が分からず悩んでいる。
谷本杏里〈31〉
演 - ハマカワフミエ
夜々の先輩美容師。
エブリストア
九条雅史〈48〉
演 - 宮崎吐夢
店長。
園田拓真
演 - 世古口凌
紅葉の同僚。
松井隼人
演 - 川本光貴
紅葉の同僚。
その他
白石峰子(しらいし みねこ)〈30〉
演 - 田辺桃子(第1話・第5話・第6話・最終話)
赤田の婚約者。赤田にゆくえという女友達がいることを知り、付き合いをやめるように言う。赤田と結婚してからも、自分では与えられない「栄養分」をゆくえは赤田に与えることができるのだと思い悩む。
志木美鳥(しき みどり)
演 - 田中麗奈(中高生時:上坂樹里、大学生時:出口夏希)(第7話 - )
夜々の従姉であり、椿の中学時代の同級生であり、ゆくえと赤田が高校時代に通っていた塾の講師であり、紅葉の高校時代の数学教師。家庭環境に恵まれず、親戚宅を転々とする少女時代を送る。一度結婚し、姓が「小花」になるが、離婚。ゆくえたちと出会った際の印象や人物像はおのおの異なるものとなっている。椿が現在住んでいる家の前の住人。北海道に実家があり、親の介護をしている。
東京に戻った際に4人と再会し、ゆくえにある人物に会うために東京に戻ってきたことを明かす。
ゲスト
第1話
由梨
演 - 清水くるみ(第2話)
夜々の友人。夜々が飲みに行こうと電話するも、彼氏と一緒だからと断る。
馬場
演 - 浜田信也
こもれび出版の編集者。紅葉のイラストを褒めるが、大事なのは絵のよさより好きになってもらえるかだと説く。
教師
演 - 和田光沙(第2話)
ゆくえの小学校時代の担任教師。
生徒たち
演 - 服部ニコ、西奈美怜、石井心咲
中学生時の椿がファミレスに1人を誘うも、3人で現れる。
店員
演 - 秋本雄基(第7話・最終話)
ゆくえと赤田が行きつけのカラオケ館の店員。
ナンパ男
演 - 道
泣きながら夜道を歩いている夜々に「お姉さん1人?」と執拗に声をかけるも、彼女から「2人に見えんのかよ!」と言い返される。
梅田
声 - 田中爽一郎
紅葉の旧友。紅葉にマルチの水セールスの電話をかける。
第2話
手塚智香
演 - 葉月ひとみ
夜々の友人。
千広、里奈、小川アリサ
演 - 佐藤玲(幼少期:岡田六花)、平田薫(幼少期:愛実)、紗都希(幼少期:佐久間凛奈)
ゆくえが通った新潟市立花町小学校第31期の同窓生。みんなの会話で千広の結婚式にゆくえだけ呼ばれていなかったことが判明する。
ゆかり
演 - 豊泉志織
夜々を自身の結婚式に招待した友人。彼女の両親への手紙に涙ぐんでいた夜々に対し「涙ぐんでいる演技がうまく、感動を強要している」と由梨と智香は醒めた感想を吐く。
教子
演 - 阿南敦子(第6話・最終話)
おのでら塾でのゆくえの同僚。
第3話
水島亨
演 - ハルキ(第4話・最終話)
スネイルのスタッフ。
伊田幸徳、光井
演 - 堀家一希(第5話・最終話)、芳村宗治郎(第5話・最終話)
紅葉の高校時代の友人。イケメンの紅葉のことを合コンの客寄せ要員として「パンダ君」と呼んでいる。
教師
演 - 占部房子
椿の小学校時代の担任。椿のことを落ち着きも協調性もないと評した。
教師
演 - 橋野純平
椿の中学校時代の教師。友達に合わせるだけで一人では何もできなくなった椿を心配していた。
花屋常連客
演 - 松本海希
フラワーショップはるきの客。どこで聞きつけたのか「椿君結婚したんだって」と言って鈴子を困らせる。
男性
演 - 橋倉靖彦
椿と喫煙所で居合わせた男性。初対面の人に身の上話を語る椿にタバコを勧めるも「吸わない」と聞いて驚く。
客
演 - 福地亜紗美
スネイルで夜々が担当する女性客。
同級生
演 - 阿久津慶人
椿に「宿題見せて」と頼む中学校時代の同級生。
第4話
後藤
演 - 滝沢めぐみ(第7話・第10話)
紅葉を担当する「白波出版」の編集者。
朝人、真昼、夕弥
演 - 牛山陽太、平石稜空、中野心綺
夜々の兄たち。
生徒
演 - 伊藤真介、池田旭広、小川丈瑠
夜々の高校の同級生たち。文化祭でメイドカフェを出店することを決め、夜々とのツーショット撮影サービスで儲けようと企む。
女性
演 - 松山尚子
不燃ゴミの日にゴミ置き場にあった生け花
を、椿が捨てたものと勘違いし持ち帰るよう迫る。
店員
演 - くれみわ
沙夜子が夜々に花を贈ろうと訪れた花屋の店員。
生徒
演 - 石毛宏樹
おのでら塾に通う生徒。穂積が座ろうとした席は女子が座る席だと指摘する。
スーパーの客
演 - 山田奈々子
椿と紅葉が訪れたスーパーで、ワゴンのカゴに一旦入れたポテトサラダをポテトチップスの棚に戻す客。
第5話
篠宮樹
演 - 葉山奨之(第9話・最終話)
高校の教室でひとりぼっちで絵を描いているところを紅葉が声をかけた同級生。後に人気画家のSHINOとなる。
坂田
演 - 坂口涼太郎
青山画廊のスタッフ。篠宮に依頼され「SHINO×momiji企画展」のプレゼンで紅葉を訪れる。
黒崎将太
演 - 前田龍平(第9話・最終話)
紅葉と篠宮の高校時代の友人。3年に上がり別のクラスになった篠宮に紅葉が黒崎を引き合わせた。
男の子
演 - 冨永稀石
「鬼ごっこ」を先導する紅葉の幼少時の友達。
男の子
演 - 田中寛人
「鬼ごっこ」に加わらずひとりでシーソーで遊ぶ男の子。見かねた紅葉はシーソーの反対側に乗る。
生徒
演 - 菊池ハル(第9話)、後藤誠弥、M尾咲綺、稲垣政成
人のいい紅葉にさまざまな願い事を頼む高校時代の同級生たち。
第7話
俳優
演 - 松永有紘(役名:渉)、友恵温香(役名:蛭間)
潮宅のリビングのテレビに映るドラマの出演者。
女の子
演 - 岩上希音(第10話)
美容院での夜々の客。間違い探し本の見開き左右ページのどっちが正解でどっちが間違いかと夜々に問いただす。
第8話
女性
演 - まりゑ
「東京明秀ゼミナール」に子供を通わせている保護者女性。塾の前で再会した美鳥に「(子供が)やっぱり美鳥先生がいい」ってよく言っていたと話す。
生徒
演 - 石澤柊斗、小林空叶、笹川椛音、野口有花、矢野かりん
美鳥と椿の中学時代の同級生。美鳥がいつもケンカでケガしていることを不審に思っている。
第9話
講師
演 - 犬塚マサオ
美鳥が大学生の時に働いていた「星雲予備学校」の先輩講師。彼女が夜中に生徒と出歩いているという噂を問い質す。
第10話
女の子、女性
演 - 佐藤恋和、山田桃子
空港のロビーを彷徨う女の子と探していた母親。
男性
演 - 中田春介
空港でうろうろしていた女の子を美鳥の娘と勘違いし「子供ちゃんと見てなさいよ!」と声をかける。
女性
演 - 瑞生桜子
スネイルの客。受付で待っていた娘が、店の絵本に落書きしているのを見て嘆く。
最終話
村山咲
演 - 高月彩良
夜々の小学校時代の友人。あだ名は「ムラサキ」。彼女の初恋の人と結婚したが入婿で苗字はそのまま。
朱鷺の里
演 - 澤田賢澄
新潟出身の力士。秋場所で優勝した。
アナウンサー
声 - 小澤陽子(フジテレビアナウンサー)
朱鷺の里の優勝を伝えるニュースアナ。
大和
演 - 三多海翔
「みどり学習塾」の生徒。切ったニンジンの皮を捨てようとした美鳥にウサギのご飯にするから欲しいとお願いする。
女の子、男の子
演 - 戸簾愛、塚尾桜雅
「みどり学習塾」の生徒。美鳥が持っていたガーベラの花を欲しがる。
男性
演 - 井上遥
ひとり歩いていた夜々に「お姉さん」と声をかける。
藤井風
演 - 藤井風
エンディングでドラマ主題歌の「花」をピアノで弾き語りした。
その他
菊池若葉
演 - 駒木根葵汰
ルヴァンカップとのコラボドラマ『この秋、僕は恋をした』のオリジナルキャスト。
福岡県出身。髪を切ってくれた夜々がナンパ男を追い返す様を見て夜々に一目惚れし、女友達である彩子に相談を持ちかけ、「夜々をJリーグ観戦に誘う作戦」を提案される。
スタッフ
脚本 - 生方美久
音楽 - 得田真裕
主題歌 - 藤井風「花」「花 (Ballad)」(HEHN RECORDS / UNIVERSAL SIGMA)
将棋監修 - 近藤誠
方言指導 - 岡田幸子
学習塾監修 - 渡辺塾、三井塾
演出 - 野舞、谷村政樹、ジョンウンヒ、岩城隆一
制作プロデュース - 唯野友歩
プロデュース - 村瀬健
制作協力 - AOI Pro.
制作・著作 - フジテレビ
番組公式サイト
いちばんすきな花 - Wikipedia