各話あらすじ(2023年9月8日 - 10月13日)全6話
第1話 2023年9月7日
都内在住の32歳・独身男、小津高一郎(本郷奏多)はひょんな事から両親を亡くした姪のメイ(大沢一菜)を一ヶ月だけ引き取ることに。メイに残されたのは、父親の大量の哲学書とスマホのみだった。小津は、手狭な都内の部屋での共同生活に悩み、福島県楢葉町に仮移住を決める。現代的で合理主義な叔父と芸術家肌で達観した姪。ミスマッチな二人の夏休みが始まった。
第2話 2023年9月14日
福島での仮住まい生活が始まった小津(本郷奏多)とメイ(大沢一菜)。ワイン農園を営む平田幸枝(田中美奈子)に声をかけられ移住した人々が集う会合に誘われる。その会合には福島の避難指示が出た地区に移住した、ロボット開発者やハンドメイド雑貨の販売職、フリーの起業家や廃炉作業員など、様々な職業の人々が集まっていた。互いに自己紹介を始めるなか幸枝にこの地に移住した理由を聞かれた小津だったが…。
第3話 2023年9月21日
小津(本郷奏多)は岩倉(橋本淳)から大熊町を盛り上げる為ドラマのロケ地誘致の話を聞く。地元住民も参加するそのドラマにメイ(大沢一菜)も役者として参加することに。本番当日、平田夫妻(川田広樹、田中美奈子)、真理子(清水葉月)ら多くの野次馬が見つめるなか、なんどもNGを出してしまうメイ。見守る小津だったがついに役を交代させられてしまう。代役に指名された幸枝(田中美奈子)で本番を迎えー。
第4話 2023年9月28日
小津(本郷奏多)はメイ(大沢一菜)が密かに応募した婚活パーティーに岩倉(橋本淳)と共に参加するがそこはロボットとAIスピーカーが置かれた”最先端街コン”だった。その様子を静かに見守るメイと真理子(清水葉月)だったが小津に見つかってしまう。その夜、婚活失敗を祝して小津の家に集まった人々。小津は坪野(真飛聖)からスマホに写った女性を紹介してもらい興味を持つがー。
第5話 2023年10月5日
小津(本郷奏多)の仮住まい先にめずらしく一人で訪れた赤井(竹原ピストル)は小津とメイを海の見える防波堤へと連れ出す。被災の爪痕が残る野原を背に地元、双葉町の想いを語り始める赤井。”誰かのために・・。”ふくしまでの仮住まいの終わりが近づくなか、赤井の言葉に自らの気持ちを問いかける小津。一方、平田夫婦の息子(岩田奏)は花束を手にとある場所に向かっていた。
最終話 2023年10月12日
会社の都合で福島での生活が強制終了となり東京へ戻る事が決まった小津(本郷奏多)。そんな中、親戚からメイ(大沢一菜)の引き取り先が決まったと連絡が来る。東京へ戻ることと親戚の家に引き取られることを伝える小津だったが淡々と聞き入れるメイに複雑な表情を浮かべる。そしてメイとの福島生活最後の日。平田夫婦ら仲間たちがメイの見送りに来るなか小津は…。
概要
姉夫婦を事故で亡くした都会育ちの独身男性が、姉夫婦の娘を1カ月だけ引き取ることになり、福島へ仮移住して過ごすひと夏の出来事を描くヒューマンコメディー。実際に福島でロケを行い、前向きに生きる地元の人たちや近年増加する移住者たちの姿も映し出す。
ストーリー
東京在住の中小企業会社員・小津(本郷奏多)は、姉夫婦を事故で亡くす。両親を失っためいのメイ(大沢一菜)を小津は一時的に引き取り、夏休みの間だけ福島県楢葉町で期間限定の仮移住をすることに。そこで小津が出会ったのは、東日本大震災からの復興を目指して前向きに生きてきた住民たち、そして県外から志を抱いてやって来た移住者たちだった。彼ら、そしてメイとの触れ合いを通して、何事にも無気力だった小津の心情に次第に変化が生まれていく。
キャスト
小津高一郎(おづ たかいちろう)〈32〉
演 - 本郷奏多
東京在住。都会で育った現代的な思考をもつ32歳の独身男性。姉夫婦を事故で亡くしたことで、めいのメイを一時的に引き取ることに。福島県楢葉町に仮住まいを決め、リモートワークをしながらメイとの絆を深めていく。
春日部メイ〈12〉
演 - 大沢一菜
小津のめい。芸術家肌で達観した12歳。しっかりしているが変わり者。叔父である小津に、夏休みの間、一緒に過ごすことを提案する。
周辺人物
平田幸枝
演 - 田中美奈子
富岡町でワイン農園を経営する農家の女性。楢葉町の住民。平田ママ。
福島への移住者のコミニティーのまとめ役。避難指示が解除され、家族で町に戻って来た。
平田建一
演 - 川田広樹(ガレッジセール)
幸枝の夫。楢葉町の住民。311の話題を逸らそうとする小津に、住民は前向きにやっているので問題ないと告げる。
岩倉虎彦
演 - 橋本淳(第2話 - )
福島(大熊町)への移住者。
山下真理子
演 - 清水葉月(第2話 - )
福島(川内村)への移住者。容子の同居人で、彼女に誘われ移住している。川内村にスナックを開業する。
上原容子
演 - 土居志央梨(第2話 - )
福島(川内村)への移住者。2年前からハンドメイド雑貨のEC販売を始め、東京は人が多く息苦しかったので真理子を誘い移住した。
平田純
演 - 岩田奏
幸枝と建一の息子。東京の大学への進学を希望している。
坪野恵
演 - 真飛聖(第2話 - )
福島(南相馬)への移住者。ロボットの研究者。ドローンの持ち主。
赤井雄志
演 - 竹原ピストル(第2話 - )
双葉町の住民。
春日部勇人
演 - 関智一
メイの亡父。死後、ウサギのぬいぐるみの姿を借りてメイに語り掛ける。
春日部アイ
演 - 須藤理彩
メイの亡母。死後、ウサギのぬいぐるみの姿を借りてメイに語り掛ける。
ゲスト
第1話
小津の同僚
演 - 隅田美保(第2話)、宮崎秋人(第2話)、田中爽一郎(第2話)
リモート会議で打ち合わせする。女性上司は小津に、メイと生活する福島にある平屋の借家を紹介する。
バスの運転手
演 - TAIGA
小津とメイが乗車する、福島に移動するバスの運転手。
メイの親戚
演 - 倉橋秀美、都倉彩加、丘野裟稀、岡田謙
メイの両親の葬儀後、今後メイをどうするか小津と相談する。
メイの親戚の子供
演 - 重久惺奏、実海
メイの両親の葬儀後、メイと遊ぶ。
スタッフ
企画・プロデュース - 青野華生子
脚本 - 小川康弘
音楽 - 會田茂一
オープニングテーマ - SHISHAMO「わたしの宇宙」(GOOD CREATORS RECORDS / UNIVERSAL SIGMA)
エンディングテーマ - KALMA「夢見るコトダマ」(スピードスターレコーズ)
監督 - 清水康彦、大内田龍馬
プロデューサー - 梅山文郁(テレビ東京)、夏雪(テレビ東京)、小林有衣子(イースト・ファクトリー)、金川紗希子(イースト・ファクトリー)
制作 - テレビ東京、イースト・ファクトリー
制作協力 - 福島イノベーション・コースト構想推進機構、ふくしま12市町村移住支援センター
製作著作 - 「姪のメイ」製作委員会
番組公式サイト
姪のメイ - Wikipedia