各話あらすじ(2023年7月12日 - 9月20日)全11話 視聴率 4.95%
第1話 2023年7月12日「五島列島が舞台!ハートフル島コメディ開幕!」※22時 - 23時9分の15分拡大放送 。 視聴率 5.9%
都会育ちの清舟(杉野遥亮)は、高名な書道家・清明(遠藤憲一)を父親に、自身も新進気鋭の書道家ともてはやされていた。しかし、ある騒動を起こし、清明に長崎・五島列島で頭を冷やすよう命じられる。1人静かに過ごすつもりでいた清舟は、郷長の木戸(飯尾和樹)に案内された住居で出くわした小学生・なる(宮崎莉里沙)をはじめ、勝手に上がり込んでくる島民たちにあぜんとする。
第2話 2023年7月19日「豪雨でトラブル続出!島の新生活は前途多難!?」 視聴率 5.3%
清舟(杉野遥亮)が長崎・五島列島に移住してから1ヵ月が過ぎようとしていた。そんな折、清舟のもとにマネージャーの川藤鷹生(中尾明慶)から電話が入る。ある書道展に応募した清舟の作品が、準賞だったという知らせだった。自信作だっただけに大賞がとれなかったことにショックを受ける清舟。しかも、大賞に選ばれたのは18歳の新人・神崎康介(荒木飛羽)の作品だと知り、呆然となる。
第3話 2023年7月26日「親友とライバルが五島にやって来て超大騒動!?」 視聴率 5.3%
川藤(中尾明慶)が康介(荒木飛羽)という青年を伴って島を訪れ、なる(宮崎莉里沙)に清舟(杉野遥亮)の家はどこかと尋ねる。美和(豊嶋花)と浩志(綱啓永)は、自慢話ばかりの康介を清舟に会わせてはならないと判断。なるに時間稼ぎを頼むと、清舟の家へと急ぐ。しかし、清舟を連れ出す前に、木戸(飯尾和樹)が2人を案内してきた。美和らは康介の話をさえぎろうとして…。
第4話 2023年8月2日「清舟帰京!?トラブル続々」 視聴率 5.0%
美和(豊嶋花)と珠子(近藤華)に夏休みの課題の書道を熱血指導する一方、自作は進まない清舟(杉野遥亮)。気分転換に散歩に出ると、耕作(花王おさむ)に石垣作りを手伝わされた挙げ句、神社で頼み事をされる。さらに、港近くではつまずいて干物をぶちまけてしまった。そこで出会った美和の父・巌(宍戸開)は清舟が何者であるかに気付き、船体に名前を書いてほしいと言い出す。
第5話 2023年8月9日「帰京でスランプ!母登場」 視聴率 4.7%
帰京した清舟(杉野遥亮)は川藤(中尾明慶)の元にいた。目的は、館長の八神(田中泯)に非礼をわび、書展に出す新作を見てもらうこと。つえをついて歩く館長を前にした清舟の口からは、素直に謝罪の言葉が出てくる。その後、作品を見せた清舟は、思わぬことを口走って墓穴を掘ってしまう。その頃、島の清舟の家には気落ちしたなる(宮崎莉里沙)と子ども達が集まっていた。
第6話 2023年8月16日「新章開幕!再び五島へ!」 視聴率 4.3%
東京に戻った半田清舟(杉野遥亮)は、琴石なる(宮崎莉里沙)や木戸浩志(綱啓永)、山村美和(豊嶋花)、新井珠子(近藤華)ら、島で出会った人たちの名前がぎっしり書かれた書『石垣』を完成させた。清舟がなるたちとの約束通り、島に戻ると言うと、母親のえみ(長野里美)が「島に行くことは許さない」と反対する。川藤鷹生(中尾明慶)や神崎康介(荒木飛羽)にも清舟の説得を頼むえみ。清明(遠藤憲一)は、そんなえみをたしなめるが…。
第7話 2023年8月23日「両親が五島にやって来た!お見合い&親子対決」 視聴率 4.8%
清明(遠藤憲一)とえみ(長野里美)、川藤(中尾明慶)が島を訪れ、なる(宮崎莉里沙)らはえみを歓迎。一方、清明はかつて世話になった木戸(飯尾和樹)の父親の墓前にいた。清舟(杉野遥亮)は若い頃の清明を知る木戸と話し、父親には一生追いつけないとため息をつく。翌朝、育江(田中みな実)が現れ、なるや陽菜(寺田藍月)ら子どもたちの習字の指導を清明に頼めないかと切り出す。
第8話 2023年8月30日「謎の男はなるの父親!?誕生日にストーカー出現浩志清舟に人生相談」 視聴率 5.1%
清舟(杉野遥亮)は美和(豊嶋花)と珠子(近藤華)から、なる(宮崎莉里沙)の誕生日パーティーをサプライズで開くと知らされ、ケーキ代を請求される。料理は浩志(綱啓永)が作るので、プレゼントを用意するよう言われるが、何にしていいか分からない。当日、皆で飾り付けを終えたところに、何も知らないなるが現れた。そんな時、清舟は玄関から中をうかがう見知らぬ男性(岡田義徳)に気付く。
第9話 2023年9月6日「最終章突入!父から突き付けられた人生の選択」 視聴率 4.3%
川藤(中尾明慶)の手伝いで上京する清舟(杉野遥亮)と、同行を許されたなる(宮崎莉里沙)は、島の空港で康介(荒木飛羽)と遭遇。川藤の手伝いから逃げ出してきた康介に、清舟は家の鍵を渡す。川藤から書道家の佐久間(佐々木一平)を紹介され、打ち合わせに同席した清舟は、自分が書道家として甘やかされていたことに気付く。一方、清明(遠藤憲一)が清舟に東京へ戻って来るよう促す。
第10話 2023年9月13日「涙の新たなる旅立ち!それぞれの選ぶ未来は?」 視聴率 4.7%
島に戻る清舟(杉野遥亮)の決断を清明(遠藤憲一)とえみ(長野里美)は受け入れるが、納得できない川藤(中尾明慶)は「勝手にしろ」と言い放ち、なる(宮崎莉里沙)は気が気でない。島で待っていた康介(荒木飛羽)は、清舟から戻った理由を聞かされて耳を疑う。島では、美和(豊嶋花)の父親の巌(宍戸開)が店を畳もうと考え、浩志(綱啓永)は料亭の試験で不採用となり落ち込んでいた。
最終話 2023年9月20日「五島列島発!癒し系島ドラマついに最終回!」 視聴率 5.1%
なる(宮崎莉里沙)に父親の優一郎(岡田義徳)からスマートフォンが届いたが、一度も話していないという。清舟(杉野遥亮)や美和(豊嶋花)らは、なるの思いを気にかける。週末、清舟は書道教室で指導に燃えていた。そんな清舟になるが「先生はもう書かないの」と無邪気に尋ねる。一方、アイドルのゆな(椛島光)とカメラマンのアキオ(今井悠貴)が、田舎に泊まる企画で島を訪れる。
原作概要
『ばらかもん』は、ヨシノサツキによる日本の漫画作品。『ガンガンパワード』(スクウェア・エニックス)2008年4月号に読み切り作品として掲載された。その際の反響が大きく、同年10月号に第2話・2009年4月号に第3話を掲載。その後、同社のウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』に移し2009年2月21日から2019年1月10日まで月1回更新で連載。また『月刊少年ガンガン』でも2014年8月号から2019年1月号までWEBで発表されたものと同作品が掲載されている。
ドラマ概要
2011年にヒットした「マルモのおきて」(同系)の演出・河野圭太と、脚本・阿相クミコが再びタッグを組み、同名コミックを実写ドラマ化。書道だけを支えに孤高に生きてきた都会育ちの書道家が、長崎・五島列島で地元の人たちと交流をしながら、書道家としても人間としても成長していく様子をハートフルに描く。
ストーリー
書道界の家元の後継ぎで、プライドが高い若き書道家・半田清舟(杉野遥亮)。都会生まれ、都会育ちの清舟は、あることで挫折し、静かな時間を過ごしながら書の修行をしようと長崎・五島列島へ。ところが、元気いっぱいの小学生・琴石なる(宮崎莉里沙)や、自由奔放な島民たちが勝手に家に上がり込んでくるなど、島での生活は想像と異なり戸惑うこともしばしば。そんな清舟は、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも、島民たちに助けられ、励まされて元気を取り戻し、新たな書の境地を切り開いていく。
キャスト
杉野遥亮 /半田清舟 役
若き書道家。書道界の家元の後継ぎで、若き新鋭として名をはせ、世間にもてはやされてきたためプライドが高い。都会で生まれ育ったが、ある挫折をきっかけに長崎・五島列島で1人暮らしを始める。静かな時間を過ごせるかと思いきや、なるをはじめとした個性豊かで自由奔放な島民たちに翻弄される。しかし、島民たちに助けられ、励まされ、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも少しずつ成長していく。
宮崎莉里沙 /琴石なる 役
五島列島の分校に通う、いつも笑顔の小学1年生。明るくたくましく、自由奔放でいたずら好き。祖父との2人暮らしだが、「先生」と呼んで慕う清舟の家に入り浸っている。絵に描いたような健康優良児で、屋外で遊ぶことが大好き。物おじしない性格と柔軟な思考は、ときに清舟へ生き方のヒントを与えることも。
田中みな実 /久保田育江 役
七ツ岳病院の看護師で、陽菜を育てるシングルマザー。七ツ岳郷の出身で、看護師になり上京。そこで結婚し陽菜を出産したが、5年前に夫と別れ、陽菜が2歳の時に戻ってきた。東京から島にやって来た清舟のよき理解者となる。
綱啓永 /木戸浩志 役
兄貴分として島の子どもたちの面倒を見ている高校3年生。清舟の世話も担当する。運動も勉強もすべて平均レベルで、両親から凡人と言われているが、誰もができるわけではない正しい行いを、普通にできるところが長所。たまにハイレベルな普通ぶりを発揮しては、清舟を驚かせることも。
豊嶋花 /山村美和 役
ボーイッシュで勝ち気な中学2年生。運動神経、行動力ともに抜群で、父親譲りの強引さで清舟を振り回す一方、プライドを上手にくすぐり、都合よく使うこともある、ちゃっかりした一面も持つ。子どもたちのリーダー格で、なるにとって姉のような存在。
近藤華 /新井珠子 役
漫画家を志す中学2年生。親友の美和と行動を共にしており、趣味に生きるインドア女子。周囲からは“タマ”と呼ばれている。書くことをなりわいとする清舟には、通じ合うものを感じている。BLにハマってしまうが、本人は腐女子であることを認めず、あくまで“文学少女”と言い聞かせている。
飯尾和樹 /木戸裕次郎 役
笑顔を絶やさない、親切で世話焼きな郷長。浩志の父親で、清舟が住む一軒家の管理人。七ツ岳郷の代表として、個性あふれる住人たちの面倒を見ている。清明とは30年来の付き合い。アバウトすぎるところもあるが、清舟にとって島での父親代わりとなる存在。
中尾明慶 /川藤鷹生 役
清舟の友人で画商。父親が社長を務める「川藤美術芸術舎」でスケジュール調整や仕事の仲介など、マネジャーとして活躍している。中学からの付き合いである清舟の力を信じて支える。
遠藤憲一 /半田清明 役
清舟の父親で高名な書道家。清舟によく似て、優しくも不器用であり、無口で無愛想。感情は表に出さず、書で表現する。人を圧倒するオーラの持ち主で、清舟いわく“完璧人間”。清舟が書道を始めるきっかけとなった人物。
ゲスト
第1話
書道家仲間
演 - 才川コージ、池田永吉、玉井らん
清舟の栄華賞受賞は親のコネかと邪推する。
引っ越しドライバー
演 - 竹良光
荷物を届けるだけで家の中まで運ぶサービスはしていないと告げる。
浩志の担任
演 - 伊住聰志
通知表を見て悄気る浩志に「木戸。お前もさ もうちょっと頑張ってみろよ」と諭す。
第2話
島の住人
演 - 五島三四郎[注 11](最終話)、沓名環希(第1話・第6話 - 第8話・最終話)、茂野富士子(第7話・第8話)
陽菜が鳴らした防犯ブザーの音に驚いて集まってきた島の住人たち。
謙太郎の父
演 - 中村大輝
わが子の名前から採った新船「謙丸」のお披露目の「餅拾い」の儀式を行う。
第3話
島の住人
演 - 今井英二
なるに話しかける川藤を幼女誘拐犯と誤解する。
第6話
ヤスばの親族
演 - よしのよしこ
ヤスばの葬儀で育江のそれまでの献身にお礼を言う。
第8話
坂本
演 - 蔵原健(最終話)
なるたちが通う富江町立七ッ岳分校の教頭先生。
店員
演 - 藤山凛[注 12]
琴石優一郎が飛行機の玩具を買った福江空港の売店の店員。
中村裕太
演 - 前山くうが(第10話・最終話)
七ッ岳分校に通うなると同じ1年生の児童。
平山はじめ
演 - 奥田奏太(第10話・最終話)
七ッ岳分校に通うなると同じ1年生の児童。
保護者たち
演 - 三上伸之(第2話・第3話・最終話)、府中教郎(第3話・最終話)、矢野潤
分校の学習発表会で児童たちを見守る保護者たち。
第9話
佐久間圭
演 - 佐々木一平
川藤アートに新たに所属することになった書道家。
尾崎、加東拓也
演 - 桜井聖、浅見和哉
半田清明プロデュースの書を飾ることを企画したサウザンズホテルのスタッフ。
スタッフ
演 - 小西貴大、星直実
川藤アートのスタッフ。
最終話
ゆな、アキオ
演 - 椛島光、今井悠貴
ネット動画撮影の企画『突撃!田舎生活!』で五島列島にやって来た売り出し中の若手アイドルとカメラマン。
司会
演 - 金剛地武志
康介が出演するワイドショーのMC。
島の住人
演 - 福吉寿雄(第2話)
分校で行われた一年生歓迎会の出席者。
スタッフ
原作 - ヨシノサツキ『ばらかもん』(ガンガンコミックスONLINE / スクウェア・エニックス刊)
企画 - 上原寿一
脚本 - 阿相クミコ、金沢達也
音楽 - 眞鍋昭大、宗形勇輝
主題歌 - Perfume「Moon」(Polydor Records)
特別協力 - 五島市、五島市観光協会
方言監修 - 中村真由美
五島ロケコーディネート - 梅木志保
書道監修 - 鈴木暁昇
方言指導 - 五島三四郎
医療監修 - 山本昌督
プロデュース - 丸雅隆、高橋眞智子
演出 - 河野圭太、植田泰史、木下高男、北坊信一
制作協力 - 共同テレビ
制作著作 - フジテレビ
番組公式サイト
ばらかもん - Wikipedia