各話あらすじ
第1話 2023年7月8日
カフェバー「NONKI」には、かつてこの店でバイトをしていた5人がいつものように集っていた。
康祐(佐藤大樹)、早苗(美山加恋)、明日美(工藤遥)、直己(松岡広大)、一真(曽田陵介)はバイトを卒業し、それぞれに自分たちの道を歩み始め、気付けば25歳前後=アラクオ。だけど、この店で顔を合わせれば、無敵だった学生時代と同じく、何気ない話で盛り上がれるのだった。
ベンチャー企業の広告代理店に就職し、営業マンとして働く康祐は、その中の一人。いつものように5人が顔を揃えると、早苗から思わぬ報告が。高校時代から8年付き合っていた彼氏に、突然別れを切り出されたという。そんな早苗の失恋をきっかけに、ノリが良くてチャラいと思われている康祐や、年上の彼氏とラブラブだと言い張る明日美、異性にはあまり興味がなさそうなひとつ年上の直己、美容師として活躍中でひとつ年下の一真の表情が、微かに曇り始める…。
第2話 2023年7月15日
明日美(工藤遥)に誘われた合コンに参加することになった早苗(美山加恋)。下ネタで盛り上がる会話に入れないでいる早苗の一方で、彼氏がいる明日美は「別の可能性も」と、楽しそうに盛り上がるのだった。
一方で、直己(松岡広大)が働くサパークラブへ一人でやってきた康祐(佐藤大樹)。暇を持てあましていたという康祐だったが、クラブには康祐の元カノ・マキ(林田岬優)が来ており、仲良さげに飲み始めていた。「お、元カノ1号」と康祐を茶化していた直己だが、その視線の先には、懇意の男性客に酒を飲まされている瞬(阿久津仁愛)の姿が…。
もうすぐ自分の店を持つはずの一真(曽田陵介)は、夜の駅前で名刺を片手にカットモデルを探していた。行き交う人々に届かない言葉と、手に残った大量の名刺。心が折れかけた一真は、ふと目の前を通りすがった女性・あかり(里々佳)に、思わず目を奪われてしまう…。
合コンを終えた早苗と明日美。早苗は気の合った男性と二人で帰路についていた。一人残された早苗に声をかけてきたのはヒロキ(柾木玲弥)。乗り気ではなかった早苗だがヒロキのペースに乗せられるまま、ヒロキについていってしまう。
変わらない日常の中で、不意に訪れる“出会い”が、アラクオ世代の5人それぞれの秘めた惑いを加速させる!
※2023年7月22日は第151回全英オープンゴルフ最終日を生中継のため放送休止。
第3話 2023年7月29日 ※『速報!甲子園への道』放送のため25分繰り下げ、翌0時20分 - 0時50分に放送。
元カノとの再会で苦いコンプレックスを思い起こした康祐(佐藤大樹)と、合コンで男の身勝手さを思い知った早苗(美山加恋)。「二人で泊まっても何もしないよ。」そんな康祐の言葉に端を発した子どもじみた賭けから、二人は高級ホテルへ。だが、早苗には、康祐のことをどうしても信用できない理由があった。
――3ヶ月前。「NONKI」で明日美(工藤遥)らいつものメンバーと飲み交わしていた早苗。偶然にも康祐が元カノのユナ(安倍乙)を泣かせながら、別れ話をこじらせている所を目撃してしまう。そんな修羅場の後でも、席に戻りみんなと飲み始めると、あっけらかんとしている康祐に、早苗は言葉にしないまでも嫌悪感を拭えないのだった。
そして、明日美もまた康祐に対して「女を泣かせる男は最低だ」と心から感じていた…はずだった。
明日美は拠り所にしている占いで、「運命の人が必ず現れる」と告げられた直後に現在の彼氏・正(平岡祐太)と運命的な出会いをしたのも3ヶ月前だった。看護師の正は10歳年上の35歳。大人の優しさと人懐っこさを併せ持った魅力に惹かれ、明日美は正とデートを重ねていく。しかし、「彼女はいない」と話していた正には、ある秘密が…。
第4話 2023年8月5日 ※「熱闘甲子園」放送のため30分繰り下げ、翌0時25分 - 0時55分に放送。
高級ホテルでひとり朝を迎えた康祐(佐藤大樹)。かたわらには、早苗(美山加恋)からの置き手紙が。
二人の心には、それぞれ自分自身にひっかかるものが.…。
直己(松岡広大)は、康祐の紹介で3か月前からサパークラブで働き始めた。
調理師学校の奨学金返済に追われていた直己は、強くもない酒を連日浴びるように飲み、酔いなれないながらも働き続けていた。
そんな中、どこか儚い空気を纏った瞬(阿久津仁愛)の存在に惑いを加速させていく。
※2023年8月12日は第47回全英女子オープンゴルフ最終日を生中継のため放送休止。
第5話 2023年8月19日
康祐(佐藤大樹)と元カノのキス見てしまった早苗(美山加恋)は、こみ上げる感情を抑えきれずに、強引に康祐の唇を奪う。そして、タガが外れたように羽目を外す早苗に、康祐は…。「ロクな恋愛をしていない」。「NONKI」のバイトで10代の洋一(吉澤要人)から言い放たれた明日美(工藤遥)。禁断の恋と分かっていながら、抑えられない明日美に、洋一の真っ直ぐな言葉が突き刺さる。
一真(曽田陵介)は美容室でひとりカットの練習に励んでいた。カットモデルは、一真が以前に街中で目を奪われた女性・あかり(里々佳)。気まずさを感じていた一真だったが、やがて鏡越しの会話は弾みだして…。
第6話 2023年8月26日
「私のこと、気持ちよくして」。
「俺、早苗が思うような人間じゃないから」。
カラダを受け入れ、求めても応えない康祐(佐藤大樹)に対して、内心ショックを受けていた早苗(美山加恋)。そのことを明日美(工藤遥)に打ち明けると、早苗に手を出さなかった康祐に感心しつつも「早苗はどうしたいの?」と問いかけられ、早苗は惑う。
閉店後の美容院では、アシスタントたちがカットの練習会を行っていた。そこには、一真(曽田陵介)が、あかり(里々佳)を相手にシャンプー&ブローをする姿があった。だが、その仕上がりに対して、「全然ダメ」という店長からの厳しい指導がはいるのだった。その帰り道、急遽モデルをかって出てくれたあかりの優しさと美しさに触れた一真は、食事に誘うのだった。だが帰宅後、同棲している彼女・美和(福室莉音)を前にしたときあかりのことが頭をよぎる。
数日後、明日美はいつもの4人を『NONKI』に呼び出した。康祐と早苗のことを気にかけながらも、それぞれの恋愛事情を聞いて回る明日美。だが、いざ自分の恋について聞かれると言葉を濁らせるのだったが…
第7話 2023年9月2日
早苗(美山加恋)のもとに、8年付き合っていた元カレ・健太(三宅亮輔)からメッセージが届いた。自分を変えてくれそうな康祐(佐藤大樹)の存在と、かつての平穏を取り戻せそうな健太との間で揺れ動く早苗。
他人にペースを乱されるのが嫌いな直己(松岡広大)。
儚さと美しさを併せ持った瞬(阿久津仁愛)の破滅的な言動にペースを乱され、焦らされ続けてきた直己は、瞬に対して感情を爆発させるのだったが…。
第8話 2023年9月9日 ※『ポツンと一軒家2時間SP』放送のため1時間繰り下げ、翌0時55分 - 1時25分に放送。
早苗(美山加恋)と元カレ・健太(三宅亮輔)がキスをしているところを人知れず見てしまった康祐(佐藤大樹)。
「男は勝手だっていうけど、女だってたいがい身勝手だ」。
心の中で慟哭する康祐。
折しも、3ヶ月前に別れた元カノ・ユナ(安倍乙)からの着信が入る。早苗のキスの光景を拭いきれない康祐は、失意の中でユナと会い二人でホテルへと向かう。
第9話 2023年9月16日
人付き合いの良さから、一見チャラいように見られていた康祐(佐藤大樹)だが、早苗のことは一途に大切に思っていた。
そして、8年のあいだ一人の彼氏しか知らずに過ごしてきた早苗(美山加恋)は、これまで知らなかった“世界”を見せてくれる康祐に惹かれていた。
だからこそ行き違い、お互いが昔の恋人とヨリを戻したと思い込んでいた2人。
そんな2人の不器用な行き違いを察した明日美(工藤遥)は、直己(松岡広大)に連絡を取り、お互いの誤解が解けるように世話を焼くのだった。
そんなある日、明日美の部屋へと正(平岡祐太)が訪ねてきた。
しばらくのあいだメッセージを送っても既読にさえならなかった正の突然の来訪に明日美は喜ぶが、その刹那、正の背後には妻・えみ(須田亜香里)の姿が!えみのバッグにはマタニティーマークが着けられていた…。
最終話 2023年9月23日
「私、康祐のこと利用してた」
早苗(美山加恋)の思いがけない言葉にとまどう康祐(佐藤大樹)は、行き違った気持ちを飲み込んだまま、かける言葉さえ見つからないままだった。
部屋を引き払う決意をした早苗は、明日美(工藤遥)に引越し作業を手伝ってもらっていた。ダンボールだらけの部屋で、正(平岡祐太)と別れたことを切り出す明日美。「自分なりに精一杯やった」とスッキリとした表情で話す言葉が、早苗の心に突き刺さる。
その頃、康祐は直己(松岡広大)の働くサパークラブへ。早苗にフラれたものの、真意を掴みきれないと話す康祐に対して、「分かり合えないから、努力するんじゃないの?好きだったらさ」といつものようにクールに諭す直己。だが、その言葉は、居なくなってしまった瞬(阿久津仁愛)への想いを残す直己自身にも向けられているようで…。
一方で、傷心する明日美の部屋には、洋一(吉澤要人)が。
「寿司で若い子連れ込むって、オヤジのやることですよ」
遠慮のない物言いに、ムキになりながらも自分の弱さをさらけだしていく明日美だったが、これまで洋一こそが自分のことを見てくれていたことに気付かされるのだった。
アラクオを迎え人生と恋の分岐点を経て、装うことと強がることを脱ぎ捨てはじめた明日美、直己、そして一真(曽田陵介)の新しい人生。そして、行き違う気持ちをお互いに伝えられないままでいた康祐と早苗が出した惑いの答えとは…。
原作概要
『around1/4 アラウンドクォーター』(アラウンドクォーター)は、緒之による日本のウェブトゥーン作品。漫画アプリ『comico』(NHN comico)内の「comico PLUS」にて、2016年7月20日から2017年6月14日まで連載された。
ドラマ概要
漫画アプリ・comicoで人気を博した緒之の同名漫画を、地上波連続ドラマ単独初主演となるEXILE/FANTASTICS・佐藤大樹を迎えて映像化。“25歳の壁”や“恋の分岐点”に直面する25歳前後(アラウンドクオーター)の男女5人が、悩み傷つき、過ちを繰り返しながらも、それぞれの乗り越え方を見つけていく恋愛群像劇を描く。
佐藤は明るくてノリがよい、ベンチャー企業の広告代理店営業・新田康祐を演じ、一見チャラく見えるものの、実は惑いの真っただ中にいる等身大の25歳を表現する。物語のヒロインは美山加恋が務め、長い恋を終えて自分を見つめ直していたところ、康祐から誘われて惑う平田早苗に扮する。
ストーリー
ベンチャー企業の広告代理店で営業として働く新田康祐(佐藤大樹)たち25歳の男女5人が、学生時代にアルバイトをしていたカフェバーにいつものように集まり盛り上がっていると、仲間の1人である平田早苗(美山加恋)が、高校時代から8年付き合っていた彼氏から唐突に別れを切り出されたと淡々と話し始める。
その帰り際、康祐と早苗は2人で歩いて帰ることになり、早苗は彼と8年間付き合いながら、セックスのよさが分からないままだったと吐露する。それを聞いた康祐は不意に「今から2人で試してみる?」と口にし、その言葉が早苗に突き刺さる。
キャスト
新田康祐(にった こうすけ)〈25〉
演 - 佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS)
ベンチャー企業の広告代理店で営業として働く25歳。明るくてノリがよく一見チャラく見えるが、実は25歳の惑いの真っただ中にいる。
平田早苗(ひらた さなえ)〈25〉
演 - 美山加恋
康祐の学生時代のアルバイト仲間。高校時代から8年付き合ってきた彼氏から唐突に振られたことで、自分を見つめ直すことに。そんな折、康祐から誘われて惑わされる。
橋本明日美(はしもと あすみ)〈25〉
演 - 工藤遥
康祐の学生時代のアルバイト仲間。年上の彼氏とラブラブな恋愛をしているものの、早苗を合コンに誘っては、新しい恋人候補を探している様子。実は、大好きな年上彼氏には事情がある。
横山直己(よこやま なおき)〈25〉
演 - 松岡広大
康祐の学生時代のアルバイト仲間。康祐の一つ年上の26歳で、今はサパークラブで働いている。ミステリアスな雰囲気をまとい、康祐たちには話さない惑いを抱えている。
宮下一真(みやした かずま)〈24〉
演 - 曽田陵介
康祐の学生時代のアルバイト仲間。バイト仲間5人の中では最年少の24歳。美容師として順風満帆だと語っているが、25歳を前に焦りと惑いを感じている。
NONKI
康祐たち5人が学生時代にアルバイトしていたカフェバー。
中村聡(なかむら さとし)
演 - 藤森慎吾(オリエンタルラジオ)
店長。
洋一(よういち)〈19〉
演 - 吉澤要人
アルバイト。
その他
正(ただし)〈35〉
演 - 平岡祐太
明日美の恋人。看護師。
目黒瞬(めぐろ しゅん)〈23〉
演 - 阿久津仁愛
サパークラブのアルバイト。
沢口あかり(さわぐち あかり)
演 - 里々佳
一真からカットモデルとしてスカウトされた女性。
マキ
演 - 林田岬優
康祐の元恋人。
健太
演 - 三宅亮輔
早苗の高校時代からの恋人。
美和
演 - 福室莉音
一真の恋人。美容師。
スタッフ
原作 - 緒之『around1/4 アラウンドクォーター』(comico)
脚本 - 武井彩、粟島瑞丸、灯敦生、富田未来
音楽 - 鋭児、及川千春(鋭児)、藤田聖史(鋭児)
主題歌 - FANTASTICS from EXILE TRIBE「It's all good」(rhythm zone)
オープニングテーマ - 鋭児「PEGASUS」(Off The Wall Record)
監督 - 隈本遼平、富田未来、大山晃一郎
プロデューサー - 矢内達也(朝日放送テレビ)、箱森菜々花(AOI Pro.)、芝村至(AOI Pro.)
制作協力 - AOI Pro.
制作プロダクション - PADMA
制作著作 - 朝日放送テレビ
番組公式サイト
around1/4 アラウンドクォーター - Wikipedia
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