第6話 連鎖
担当したかつての殺人事件の裁判を傍聴するべく、天樹悠（東山紀之）は裁判所に出向く。天樹は傍聴席で、どこか自身と同じ《危うさ》を持った人物・井手孝也（田中樹）と出会う。井手は、検事の姿をじっと見つめていて…。
やがて、殺人事件が発生。野々村拓海（白洲迅）、青山新（塚本高史）が臨場している現場へ天樹は向かうが、その遺体がなんと裁判所で出会った井手だったことで驚く。彼は、過去に詐欺容疑で逮捕されており、つい最近も闇バイト関連で揉めていた形跡が見つかる。殺人は特殊詐欺メンバーの仲間割れによるものだろうか――!?
そんな中、天樹の単独の捜査によって、なぜあの日、井手が裁判所にいたのかが浮き彫りとなってくる。そこには、また10年前の連続強殺事件が絡んできて…？ 一方で、10年前の事件現場を再び訪れた天樹を執拗に付け回す男の影が…はたして!?
やがて、天樹は井手の出身地である茨城県を訪れる。12年前に起こった大規模な災害のせいで、井手は母親を失い、児童養護施設へ入所。誰とも馴染まず、持っているはずのないお金を持っていたことから、施設員と言い争いになったこともあるという。そして天樹は、町役場である写真を見つける。それは、井手と10年前の連続強殺事件を結びつけるもので――。
そのころ東京では、井手が殺される6時間前に、何者かが霞が関の公衆電話から、彼の携帯に電話をしていたことが発覚するのだった。
第1話 2023年6月7日「始まり」
第2話 2023年6月14日「約束」
第3話 2023年6月21日「疑惑」
第4話 2023年6月28日「正義」
第5話 2023年7月5日「告白」
第7話 2023年7月19日「記憶」
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