各話あらすじ(2023年7月6日(5日深夜) - 8月24日(23日深夜))全8話
第1話 2023年7月5日「夫婦」
「時々思う。仕事に明け暮れ、すれ違いの日々を過ごす私たち夫婦を、夫婦たらしめているものとは一体なんだろう…」と。私は夫に週末旅を提案した。壮大な景色に抱かれた、箱根の芦ノ湖が一望できるホテル「はなをり」で温泉や贅沢なビュッフェに舌鼓を打ち、久しぶりに二人の時間を満喫する真澄と仁。そこで、上品な白髪の老婦人・浅井乃扶子(矢野陽子)に出会い…。結婚10年目、夫婦の週末二人旅が始まった。
第2話 2023年7月12日「誘惑」
「世の中はたくさんの『誘惑』に満ちていて、誰もが欲望と理性の間を行ったり来たりしているんだろう」。仁(吉沢悠)は会社で部下の三好エリカ(森高愛)に自慢のネクタイを褒められ、食事に誘われた。
今回の夫婦週末二人旅は会津・東山温泉「御宿・東鳳」。大パノラマで広がる会津の絶景の温泉に、郷土料理の「小汁(こづゆ)」や名物「ネギ蕎麦」を食す二人だが、どこか上の空で様子がおかしい仁。果たして仁は己の罪悪感に勝てるのか…?
第3話 2023年7月19日「嫉妬」
どうしても担当したかった万博の仕事が同僚に決まり、素直に祝福できない自分に落ち込む真澄(観月ありさ)。一方、後輩の成功を心の底から喜ぶ仁(吉沢悠)。
トロッコ電車で着いた先は、黒部渓谷の大自然に囲まれた旅館「黒部・宇奈月温泉 やまのは」。真っ赤な新山彦橋がみえる露天風呂に浸かり、新鮮な富山の海の幸を堪能しながら温泉卓球を楽しむ真澄と仁は、誰もが抱く「嫉妬」の正体について考える。
第4話 2023年7月26日「満足」
無いものを求めるより、今あるものに満足できれば人は幸せだと思っていた仁(吉沢悠)だが、次の週末旅で真澄(観月ありさ)にある思いを打ち明ける決意をする。
あちこちから温泉の湯けむりが立ち上ぼり、レトロで風情ある街並み。「別府温泉 杉乃井ホテル」で鶴見岳が見えるサウナや源泉を楽しむ二人は、これまでキャリアを最優先しお互いに遠慮して踏み込めなかった「子供」について話し合う。
第5話 2023年8月2日「運命」
仁(吉沢悠)は上司からシンガポールへの海外赴任を提案されのみ込めずにいた。そのことを真澄(観月ありさ)に伝えようと思い悩む中、二人の「京都」週末旅がはじまる。
八坂の塔や南禅寺を巡り、湯豆腐御膳や京懐石料理などの京料理を食べながら満喫していると、偶然にも真澄の大学時代の元カレ高田航(駿河太郎)と再会する。フランスでパティシエをする高田と真澄の過去の別れ話について話題が上るのだが…。
第6話 2023年8月9日「選択」
海外赴任を真澄(観月ありさ)に伝えた仁(吉沢悠)だったが、真澄の仕事に対する思いを理解しているだけに葛藤していた。そんな仁を見て自分と向き合う時間が必要だと思い、真澄は別行動を提案する。お互い悩みながらの「博多」週末旅が始まる。
真澄は福博であい橋で「鈴懸」の苺大福、大濠公園で「バークレー」のハンカレーを食べながら、仁はサウナや大浴場に浸かりながら今後について考える。二人が選ぶ道とは…。
第7話 2023年8月16日「逡巡」
人生には様々な分岐点がある。仕事に生きる選択、結婚する選択、子供を持つ選択。真澄(観月ありさ)は同僚の千夏(雛形あきこ)との会話で自分の人生について思い詰める。そんな中、真澄と仁(吉沢悠)の「函館」週末旅が始まる。
日本一空港から近い温泉地、湯の川温泉を訪れ函館ならではの新鮮な寿司や純米酒「五稜」を堪能する二人。その夜、旅行で出会った子供の話題から、仁は真澄との子供について本音を吐露してしまい…。
最終話 2023年8月23日「幸福」
半年前、「夫婦」というものに向き合うため週末旅を始めた真澄(観月ありさ)と仁(吉沢悠)。様々な旅先を巡りお互いを見つめ直す二人は、旅の始まりである「箱根」を再び訪れる。御影石や天然木の気品溢れる装飾の「箱根・強羅 佳ら久」。客室専用の露天風呂に浸かり、五感を刺激する芸術品のような料理を食し、幸せな時間に浸る二人。これまでの旅を振り返りながら、「夫婦とは何か」の答えを出す。
概要
「日常の旅」をテーマに送る、ありそうでなかった新ジャンルのドラマ。主演の観月ありさと共演の吉沢悠が演じる夫婦は、2人そろって生粋の仕事人間。そんな彼らが、結婚10年目を迎えるタイミングで週末旅に出掛けることに。各話で描かれるテーマに沿って、なくしていた夫婦の時間を取り戻していく。
ストーリー
共働きの夫婦である矢吹真澄(観月ありさ)と仁(吉沢悠)は、2人とも生粋の仕事人間。結婚して約10年、平日はろくに話すことも顔を合わせる時間もなく、休日はどちらかがゴルフだったり疲れていたりで、ただ同じ空間に2人で住んでいる状態だった。
半年前、真澄は仁に一つの提案をした。それは、週末に2人旅に出掛けること。平日の疲れを癒やす目的ももちろんあるが、旅をすれば嫌でもずっと一緒にいる。「なんでもいい。そこでお互いが思っていることを素直に話す」というのが真澄の一番の目的だった。仁はあっさりと了解し、結婚10年目、矢吹夫婦の「週末2人旅」が始まる。
キャスト
矢吹真澄(やぶき ますみ)
演 - 観月ありさ
広告会社に勤め、第一線で働くバリバリのキャリアウーマン。仁との結婚をきっかけに“家庭”を持つことに憧れる時期もあったが、生活スタイルは独身の時と変わらず仕事にまい進。結婚10年目を迎えるタイミングで、週末に夫婦2人旅に出掛けることを提案する。
矢吹仁(やぶき じん)
演 - 吉沢悠
真澄の夫。大手銀行「みそら銀行」の出世街道を進む仕事第一主義な人物。
社会を便利にし、人生を豊かにする日本のモノつくりや最先端産業を下支えできる仕事と考え、金融業界に身を投じている。
真澄の関係者
真澄の勤務する「Forester Agency」の同僚。
南千夏
演 - 雛形あきこ
真澄の会社の同期。出産を機に時短勤務となり、仕事と育児の両立を図る。この先に続く後輩たちのために、その権利はきちんと主張する。
都築浩介
演 - 丸山智己
真澄の同期。同じ課長職。
浜田佐和子
演 - 村岡希美
真澄の先輩社員。
佐々木彩奈
演 - 平塚日菜
真澄の部下。
仁の関係者
仁の勤務する大手銀行「みそら銀行」の同僚。
三好エリカ
演 - 森高愛
仁の部下。今村との子供を授かり、彼と結婚する。
今村俊哉
演 - 藤代太一
仁の部下。エリカと結婚する。
ゲスト
第1話
浅井乃扶子
演 - 矢野陽子
箱根・芦ノ湖「はなをり」を5年ぶりに訪れた女性客。温泉で真澄に子供は早く授かるほうがいいと語る。
夫とは死別し、子や孫もおらず病院から一人で宿泊しており、真澄に「後悔しない人生を」と告げる。
第2話
安西美幸
演 - 岡谷瞳(第4話)
「みそら銀行」営業部の行員。仁の部下。寝ぼけている今村を注意する。
エリカ似の女性
演 - 千葉陽香
会津・東山温泉「御宿・東鳳」に宿泊した仁が、食堂でエリカと見間違う女性。
第3話
吉岡慎一
演 - 板井剛貴
「Forester Agency」の社員。真澄がどうしても担当したかった関西万博の広告担当に任命され、真澄が嫉妬する。
保科高雄
演 - 日向丈
真澄たちの上司。関西万博の広告担当に吉岡を任命する。
親子
演 - 尾島実和、佐々木結椛
黒部・宇奈月温泉「やまのは」の食堂にある水槽で泳ぐ魚を見つめる幼女と、目を離した隙にいなくなった彼女を探す母親。
老夫婦
演 - 七味零、川中恵子
黒部・宇奈月温泉「やまのは」の食堂のバイキングで、足が不自由そうな二人のために真澄が名物のホタルイカを取り分けてあげる。
第4話
「みそら銀行」営業部の行員
演 - 緒方ありさ
妊活中で体を冷やさないように、夏場だが暖かい飲み物を飲む。
入浴客
演 - 渋谷正次
別府温泉「杉乃井ホテル」の露天風呂から湯煙の景色を眺める親子の父親。
宿泊客
演 - 上田良子、美和、花岡穂果、エミリ
別府温泉「杉乃井ホテル」に宿泊する女性だけの親子3世代の宿泊客。
第5話
高田航
演 - 駿河太郎
フランスでパティシエをしている真澄の大学時代の元カレ。京都で真澄と再会する。
熊谷秀樹
演 - 森岡豊(第6話)
「みそら銀行」での仁の上司。仁に出世コースであるシンガポールへの海外赴任を打診する。
しかし日本にいても世界を動かすことができると考え、真澄と週末旅をするため、仁から断りを入れられる。
スタッフ
脚本 - いとう菜のは、ブラジリィー・アン・山田
音楽 - 田井千里、鈴木俊介、Teje
オープニング曲 - 男澤直樹「Butterfly(Mellow Mix)」(ライジング・レコーズ)
エンディング曲 - Miyuu「magnet」(avex trax)
演出 - 青木達也、松本拓、角屋拓海
音楽プロデューサー - 田井モトヨシ
プロデューサー - 松本拓(テレビ東京)、井上穂乃香(テレビ東京)、渋谷英史(ハピネットファントム・スタジオ)、石井満梨奈(ハピネットファントム・スタジオ)
制作 - テレビ東京、ハピネットファントム・スタジオ
制作協力 - ORIX HOTELS & RESORTS (オリックス・ホテルマネジメント)
製作著作 - 「週末旅の極意」製作委員会
番組公式サイト
週末旅の極意〜夫婦ってそんな簡単じゃないもの〜 - Wikipedia
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