各話あらすじ
第1話 2023年6月27日「善悪の本質」
同窓会のために母校に集まったネズ(井上瑞稀)ら元6年2組の23人は、3日間監禁され、13人死亡すると言う大事件に巻き込まれた。監禁したのは、かつてのクラスメートの夢崎みきお(犬飼貴丈)。みきおの目的は、命の危機という極限状態で、人間の“善性”がどれだけ保てるのかを試すことだった。誰が誰を裏切り、誰が誰を殺すことになるのか…。復讐、いじめ、裏切り、暴露など、壮絶な予測不能な展開が待っていた!
第2話 2023年7月4日「悪意か弱さか」
監禁されたネズ(井上瑞稀)ら23人は、夢崎みきお(犬飼貴丈)の行う実験により、弱さと醜さを浮き彫りにされていく。最初の実験は、「毒の請け負いリレー」。毒を飲んだ仲間に解毒剤を渡すためには、別の人が代わりに毒を飲まなければならない。それを7回繰り返せば実験終了。お互いを信じ、2人が毒を飲んだが、次に指名された雨宮(大原優乃)は、過去にされたいじめについて謝ってくれないと毒を飲まないと言い始める。
第3話 2023年7月11日「恐怖の学級裁判」
“善”の本性を暴く実験「毒の請け負いリレー」が終わり、全員でカレーを食べていると、突然、相沢が吐血し死亡する。ネズ(井上瑞稀)たちは何者かの毒殺を疑うも、犯人は見つからない。最悪の空気の中で、ユーチューバーのしょーやんのカメラには、偶然にも山口(中村里帆)が毒を入れている姿が映っていた。夢崎みきお(犬飼貴丈)はみんなの手で山口を裁く「学級裁判」を提案するが、この裁判が、全員の狂気を加速させていく。
第4話 2023年7月18日「揺さぶられる信頼関係」
夢崎みきお(犬飼貴丈)は、ネズ(井上瑞稀)たちを3グループに分け、スタンフォード監獄実験を模した新たな実験を開始する。各グループ内で看守役と囚人役を決め、看守が囚人に対して与えた肉体的な痛みがポイントとして加算されるという実験。合計点数の一番低いグループの看守は殺されるが、全員が何もせず0点だった場合は実験が終了する。疑心暗鬼が進む中、再考の6年2組の信頼が試される、地獄のゲームが始まっていく。
第5話 2023年7月25日「人の価値、命の選別」
弱さと醜さを浮き彫りにした実験も2日目。朝、みきお(犬飼貴丈)は坂本の死体を発見する。誰が坂本を殺したのか…みきおが個別に探りを入れると、秘密や嘘が明らかになっていく。その密告を受け、みきおは、全員を天使と罪人に分け、天使が罪人の中から1人ずつ助ける人を選ぶという実験を開始する。罪人側にいるネズ(井上瑞稀)は、無事選ばれるか…必要な人を選び、不要な人を切り捨てるという恐怖の実験が幕を開ける。
第6話 2023年8月1日「憎悪が引き起こした凶行」
みきお(犬飼貴丈)が強いた「不必要な人」を選ぶ残酷な実験で、誰からも必要とされなかったしょーやん(新原泰佑)は壊れてしまう。自暴自棄になったしょーやんは、誰彼構わず襲いかかる。水野(矢花黎)や早乙女(菅生新樹)らがなんとか取り押さえるも、変わらずしょーやんへ歩み寄るネズ(井上瑞稀)。しかしネズの想いは届かず、しょーやんは隙をみて、背後からネズを襲う。この出来事が、最低最悪の展開へと繋がっていく。
第7話 2023年8月8日「権力が蝕む“善”の心」
恋人・未来(大原櫻子)を失い、憎しみにかられたネズ(井上瑞稀)は、みきお(犬飼貴丈)からこの実験は全てネズの善性を試すためにあると聞かされる。自分のために死んでいった仲間の数々…。狂気に苛まれたネズは、みきおに銃口を向けるが、どうしても撃てなかった。絶望感に襲われた全員に、みきおは次の実験を始めるという。3人の生徒に武器と権限を与えるこの実験が、心を蝕み、最悪の事態へと繋がっていくのだった。
第8話 2023年8月15日「脆く崩れ去った“心”」
みきお(犬飼貴丈)は、黒田(西村拓哉)・葉月(紺野彩夏)・長谷部(佐久本宝)にクラスメイトに強力な電流を流すことができるボタンを渡す。屈服させ、痛めつけることも可能な武器を前に、3人は再び“善性”を問われることになる…。ある人は、心を強く持ち、仲間のために自己を律し、ある人は権力を前に堕落し、暴力と支配の味を覚えていく。一方、ネズ(井上瑞稀)は、実験の隙を見て、みきおに会いに行く。
第9話 2023年8月22日「新たな復讐と裏切り」
みきお(犬飼貴丈)の死体を見つけたネズ(井上瑞稀)。みきおは何者かに殺されていて、2丁の拳銃の行方も分からない。この中に、みきおを殺した犯人がいる。皆が動揺する中、雨宮(大原優乃)が突然、「未来(大原櫻子)がいない」と言い始める。急いで遺体を確認しに行くと、あるはずの場所に未来の遺体がない。さらに雨宮は「未来はまだ生きている」と言う。一方、石井(工藤遥)は黒い感情を抱え、悶々と過ごしていた。
第10話 2023年8月29日「姿見せない殺人犯」
未来(大原櫻子)を殺した犯人を探すため、クラスメイトに銃口を向けたネズ(井上瑞稀)。仲間たちを監禁し一人ずつ尋問を始めるが、未来を殺した犯人は見つからない。その様子を監視カメラ映像を通じて見ていたみきお(犬飼貴丈)の母・亜夜子(雛形あきこ)は、あるお願いを聞いてくれれば、未来を殺した犯人探しに協力すると提案する。全ての謎が明らかになる監禁事件の最終日、ネズのこの行動が巧妙に隠された闇を暴いていく。
第11話 2023年9月5日「暴かれる全ての罪」
警察やマスコミが学校を包囲する中、ネズ(井上瑞稀)は同級生の早乙女(菅生新樹)に銃口を向けていた。未来(大原櫻子)を殺したことを認める早乙女に、詰め寄るネズ。犯人を自分の手で殺す…ネズが復讐を果たそうとすると、思わぬ人物が声を上げる…。そんな中、画面越しに一同を見守っていたみきお(犬飼貴丈)の母・亜夜子(雛形あきこ)が動き出す。ついに52時間に及ぶ少年犯罪史上最悪の事件が終息へと向かっていく。
最終話 2023年9月12日「未来へ繋ぐ哀しき銃弾」
ネズ(井上瑞稀)が復讐を果たすために発砲した相手は、みきお(犬飼貴丈)の母・亜夜子(雛形あきこ)だった。全てはこの実験が原因で、その元凶はみきおの母。倒れこむ亜夜子に、ネズはみきおが教えてくれた今回の実験の意図とテーマを語りだす。クラスメイトたちは、この理不尽な実験の理由に驚愕する。息も絶え絶えの亜夜子に再び銃口を向けるネズ。ついに52時間に及ぶ残酷な“同窓会”が幕を閉じようとしていたが…。
原作概要
『なれの果ての僕ら』は、内海八重による日本の漫画作品。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、2020年7号から48号まで連載され、その後『マガジンポケット』(同社)に移籍して、2020年11月4日から2021年7月7日まで配信された。
概要
同窓会に参加したクラスメートの壮絶な監禁劇で、極限状態の中で変貌していく人間の狂気を描いたサスペンス漫画を、HiHi Jets・井上瑞稀の主演、共演・犬飼貴丈で実写化。同窓会に出席する元同級生役で、大原優乃、工藤遥、大原櫻子、Lil かんさい・西村拓哉、菅生新樹、7 MEN 侍・矢花黎、紺野彩夏、ゆうたろう、ラランド・ニシダらが共演する。
ストーリー
人の“善性”を問うおぞましい実験とは――。同窓会のために母校に集まった、ネズこと真田透(井上瑞稀)ら元6年2組の23人は、3日間監禁され、13人死亡するという大事件に巻き込まれた。監禁したのは、かつてのクラスメート・夢崎みきお(犬飼貴丈)。みきおの目的は、命の危機という極限状態で、人間の“善性”がどれだけ保てるのかを試すことだった。
誰が誰を裏切り、誰が誰を殺すことになるのか…。乱れゆく秩序の中で、人が取る行動とは? 復讐、いじめ、裏切り、暴露など、予測不能な展開が続く衝撃のサスペンスが幕を開ける。
キャスト
真田透(さなだ とおる) / ネズ
演 - 井上瑞稀(HiHi Jets / ジャニーズJr.)
主人公。自己犠牲の塊のような人物。同級生監禁事件の首謀者・夢崎みきおと対峙する。出席番号12番。
夢崎みきお(ゆめさき みきお)
演 - 犬飼貴丈(小学生時代:天海塁)
透の小学校時代の同級生。同窓会で母校に集まったネズら元6年2組の23人を3日間監禁し、命の危機という極限状態で、人間の「善性」がどれだけ保てるのかを試す。出席番号22番。
四ノ塚小学校元6年2組
同窓会のために母校に集まった元クラスメイトと担任。
相沢すみれ
演 - 北原ゆず
出席番号1番。
雨宮鈴子
演 - 大原優乃
出席番号2番。
石井礼夏
演 - 工藤遥
出席番号3番。
及川龍雄
演 - 草野大成
出席番号4番。毒入りカプセルを飲んだネズに解毒剤を渡す「毒の請負リレー」で、次に毒入りカプセルを飲むことをみきおに指名されるが、自分の次に指名される人物が請負を拒否し、自身が毒死することを恐れ、飲むことができなかった。
小山内彩
演 - 椛島光
出席番号5番。
梶原絃
演 - 斎藤流宇
出席番号6番。
桐嶋未来
演 - 大原櫻子
出席番号7番。ネズの恋人だが、周りには秘密にしている。
黒田大輝
演 - 西村拓哉(Lil かんさい / 関西ジャニーズJr.)
出席番号8番。
小清水唯
演 - 阿部凜
出席番号9番。
早乙女菊也
演 - 菅生新樹
出席番号10番。
坂本大聖
演 - 倉本琉平
出席番号11番。
杉田将矢
演 - 新原泰佑
出席番号13番。登録者数21万人の人気YouTuber。同窓会の様子をビデオ撮影する。
橘公平
演 - ゆうたろう
出席番号14番。
谷口純太
演 - 松原冬真
出席番号15番。第1の犠牲者。教室の掃除用具入れからバラバラ遺体で発見され、みきおは「僕が殺した」と告げる。
みきおによると、同窓会への出席を拒否し、会を妨害しようとしたために殺されている。
中座貴司 / タカポン
演 - ニシダ・コウキ(ラランド)
出席番号16番。第2の犠牲者。谷口のバラバラ遺体を見て校舎から逃げ出そうとするが、みきおが階段に仕掛けたトラップで濃硫酸を噴霧され、化学熱傷と呼吸困難で死亡する。
月岡小紅
演 - 吉田伶香
出席番号17番。
長谷部弘二
演 - 佐久本宝
出席番号18番。
葉月依莉奈
演 - 紺野彩夏
出席番号19番。
水野カイト
演 - 矢花黎(7 MEN 侍 / ジャニーズJr.)
出席番号20番。
山口茉莉花
演 - 中村里帆
出席番号21番。
桜庭橋子
演 - 我妻三輪子
元担任。
その他
夢崎亜夜子
演 - 雛形あきこ
みきおの母。心理学者。
星野薫子
演 - 森カンナ
ジャーナリスト。監禁事件の取材を行う。
スタッフ
原作 - 内海八重『なれの果ての僕ら』(講談社『週刊少年マガジンKC』刊)
脚本 - モラル、鈴木藍、城定秀夫、倉地雄大(テレビ東京)
音楽 - ゲイリー芦屋
主題歌 - HiHi Jets / ジャニーズJr.「ロベリア」
監督 - 城定秀夫、柴田啓佑、的場政行
プロデューサー - 倉地雄大(テレビ東京)、清家優輝(ファイン)
制作 - テレビ東京、ファインエンターテイメント
製作著作 - 「なれの果ての僕ら」製作委員会
番組公式サイト
なれの果ての僕ら - Wikipedia