各話あらすじ(2023年6月12日 - 7月31日)全8話
第1話 2023年6月12日「いつかもっと好きな人が現れる」
絵本の出版社に勤務しているドジで情けない桂一と、保育士として働く頼りがいがある晃。“新婚夫婦”として新しい生活をスタートさせた2人には誰にも言えない秘密があった。2人は兄妹なのである。時は6年前に遡る。晃は自身の桂一への想いに気が付き始めるが、その気持ちに蓋をして暮らしていた。そんなある日、桂一が同級生の女性を家に連れてきて…。誰にも言えない秘密を抱えながら生きる2人のヒューマンラブストーリー。
第2話 2023年6月19日「一番怖いものはもっと別のこと」
兄妹であることを隠しながら夫婦として穏やかな日々を送る晃(山下美月)と桂一(鈴木仁)。二人がここまで辿りつくまでには様々なことが…。2018年、大学生の桂一は演劇サークルの巡業で数日家を空けることに。そんな中、晃がいる浴室を覗く不審な男が現れる。高校生の晃は気丈に振舞うが内心とても怯えていた。そんな晃を気にかけながらも、桂一は巡業に出発する。一方、晃の友人・珠希(加藤小夏)にも不穏な影が…。
第3話 2023年6月26日「嘘つくとき君は笑うんだ」
実家から遠い大学に進学することにした晃(山下美月)は、突然桂一(鈴木仁)に一人暮らしをすると告げる。驚きとショックを隠せない桂一だったが、1人になっても大丈夫なようにと、晃の指導のもと家事の特訓を受けるのだった。そんな桂一は就職活動の真っ最中。面接終わりの剛(伊藤あさひ)と2人で歩いていると下校中の高校生たちとすれ違い、彼らを見ながら高校時代を懐かしむ桂一。一方、剛が思い出す高校時代の出来事は…。
第4話 2023年7月3日「赤の他人になんてなれないから」
晃(山下美月)が家を出てから2年半が経ち、桂一(鈴木仁)は映像制作会社で働いていた。ある日の仕事帰り、一人暮らしで真っ暗なはずの自宅から灯が漏れ、晃が帰ってきたのかと思いダッシュで帰る桂一。だが家にいたのは海外にいるはずの母・奈緒美(小沢真珠)で、これからこの家に住むと言う。それに耐えられず家から逃げ出した桂一に奈緒美からメールが届き、桂一の顔色が変わる。そこには晃が家を出た真相が…。
第5話 2023年7月10日「兄と妹に戻るのなら」
晃(山下美月)のアパート近くで倒れた桂一(鈴木仁)。目が覚めて落ち着いた桂一は晃に今の仕事を辞め、松本(松大航也)が地元で就職した出版社に欠員が出たため1人暮らしをしながらそこで働くことを伝える。すると晃は猛反対。「自分も一緒に行く」と言い出し、桂一は驚く。一方、珠希(加藤小夏)は、元気がない剛(伊藤あさひ)の異変を察し、剛が桂一に特別な思いを抱いていることに気が付き始めるのだった…。
第6話 2023年7月17日「俺の嫁さんは」
地方都市で夫婦ごっこを始めた晃(山下美月)と桂一(鈴木仁)。2人は伝二(勝村政信)が経営する民宿に住まわせてもらうことに。そんな中、出版社で働き始めた桂一は仕事で絵本作家の帆奈(谷まりあ)と出会う。一方晃は、民宿の手伝いをする日々を送るが、ある日ご近所の赤ちゃんの子守りをすることに。晃はニコニコ笑う赤ちゃんを見て、赤ちゃんを抱く晃の傍に桂一がいる場面を思い描く。その夜、晃は桂一にある提案をする…。
第7話 2023年7月24日「あんたはどこにも行かないよね」
夏祭り会場で晃(山下美月)とはぐれてしまった桂一(鈴木仁)。晃を見つけられず家に帰ると晃はすでに布団の中。翌朝、桂一が起きると晃はおらず、「家に帰る」と書かれたメモだけが残っていた。その頃、奈緒美(小沢真珠)は珠希(加藤小夏)のバイト先を訪れ、晃の居場所を尋ねるが話の途中、突然倒れて入院することに。そのことを知った晃は母との時間を過ごす選択をする。一方、剛(伊藤あさひ)は福岡への転勤が決まり…。
最終話 2023年7月31日「さらば、佳き日」
実家に帰ったまま戻ってこない晃(山下美月)。ただ待つことしか出来ずにいた桂一(鈴木仁)だったが、帆奈(谷まりあ)が完成させた絵本や剛(伊藤あさひ)との再会によって晃を迎えにいくことを決心。一方、晃は奈緒美(小沢真珠)とホテルで食事の約束をしていたが、それが晃のお見合いだったことを知る。ショックを受けた晃はその場から立ち去りそのまま姿を消してしまう。晃と桂一、すれ違う兄妹の最後の決断とは…。
※第4話は『ワールドビジネスサテライト』の放送時間変更のため、翌0:05 - 0:55に変更。第5話から第8話までは『高校野球ハイライト』をこの時間帯に放送するため、23:45 - 翌0:35に変更。
原作概要
『さらば、佳き日』は、茜田千による日本の漫画作品。『COMIC it』(KADOKAWA)Vol.1にて連載を開始し、vol.24まで掲載。その後は『pixivコミック』などで連載していた。2019年5月、『月刊コミック電撃大王』(同社)に移籍し、2019年7月号から2023年1月号まで連載された。
概要
茜田千の人気漫画を原作に、初共演となる山下美月と鈴木仁のダブル主演でおくるヒューマンラブストーリー。ある地方都市に“新婚夫婦”として引っ越してきた秘密を抱えた男女を主人公に、2人を取り巻く人間模様を描く。
山下が、幼い頃から留守がちな両親に代わって家事などをこなしてきた、しっかり者の保育士・広瀬晃を演じる。一方、鈴木は、少々頼りないが心優しい晃の3歳年上の兄・桂一役を務める。さまざまな人々と交流しながら、兄妹である2人が求めひかれ合っていく物語を通して、“普通”とは何かを問い掛ける。
ストーリー
絵本の出版社に勤務する広瀬桂一(鈴木仁)と、保育園で保育士として働く晃(山下美月)。新婚夫婦として、ある地方都市で新しい生活をスタートさせた2人は、穏やかに仲むつまじい日々を過ごしていた。そんな何でもない普通の夫婦の、何でもない普通の日常生活。しかしその陰には、大きな秘密があった。
キャスト
広瀬晃(ひろせ あきら)
演 - 山下美月(幼少期:和智柚葉)
子どもが好きで、保育士として働く。幼い頃から、留守がちな両親に代わり家事などをこなしてきたしっかり者。兄の桂一が好きで、いつも一緒にいた。いつか兄以外に好きな人ができると思っていたが…。
広瀬桂一(ひろせ けいいち)
演 - 鈴木仁(幼少期:栗原斗蒼)
晃の兄。絵本の出版社で働いている。妹である晃と同居し、表向きは新婚夫婦として暮らしている。
周辺人物
森珠希
演 - 加藤小夏(幼少期:木下穂乃花)
晃の親友。
牧嶋剛
演 - 伊藤あさひ
桂一の友人で珠希の幼なじみ。同性愛者。
広瀬奈緒美
演 - 小沢真珠
晃と桂一の母。
森恭一
演 - 姜暢雄
珠希の父。心配性。
岡田敦子
演 - 高月彩良
桂一の大学で演劇サークルの仲間。
西田亮太
演 - 金子隼也(第4話・第6話)
剛の会社の後輩。
山田伝二
演 - 勝村政信(第5話 - )
出版社「月虹社」の編集長で、民宿「伝屋」の経営者。
山田桃子
演 - 中島ひろ子(第5話 - )
伝二の妻。
帆奈(ハンナ)
演 - 谷まりあ(第6話 - )
伝二の紹介により桂一と知り合いとなる画家、絵本作家。
ゲスト
第1話
阪本あゆみ
演 - 藤江萌
第2話
松本大輝
演 - 松大航也(第5話・第6話)
近藤修二
演 - イジリー岡田
今井慎太郎
演 - 眞嶋秀斗
第3話
柳沢智也
演 - 青木瞭(第4話・第5話)
第4話
鶴村かおり
演 - 太田奈緒(第5話)
佐々木幸樹
演 - 山崎裕太
黒川友則
演 - 近藤雄介
スタッフ
原作 - 茜田千『さらば、佳き日』(it COMICS / KADOKAWA刊)
脚本 - 川アいづみ
オープニングテーマ - 珀「糠星の備忘録」(avex trax)
エンディングテーマ - 泡く、脆く。「昨日の僕より君を唄う」(FAVES)
監督 - 柴山健次、祖山聡、坂梨有剋
助監督 - 吉田尅隻
チーフプロデューサー - 大和健太郎(テレビ東京)
プロデューサー - 中島叶(テレビ東京)、祖山聡(PROTX)、難波裕介(PROTX)
撮影 - 篠田力
照明 - 渡辺大介
録音 - 川井崇満、伊藤裕規、西正義
編集 - 細野優理子、安田多希
PR編集 - 村越徹
カラリスト - 芳賀脩
VFX - 大江毅
MA - 岩丸恒
音楽 - 山田航平
美術 - 小野清菜
装飾 - 佐藤孝宏
アクション - 深作覚
スタイリスト - 後原利基
ヘアメイクディレクター - 反町雄一
メイク - 津上淳子
制作 - テレビ東京、PROTX
製作著作 - 「さらば、佳き日」製作委員会
番組公式サイト
さらば、佳き日 - Wikipedia