各話あらすじ(2023年4月22日 - 6月24日)全10話 平均視聴率 6.73%
第1話 2023年4月22日「チョコレート・カンパニー集結!」ラテ欄「謎の元医者と10歳の天才外科医が訳アリ患者の命を救う…復讐物語開幕」 視聴率 8.6%
2年前、突如としてシンガポールに現れた天才外科医『Dr.チョコレート』。どんなに難しい手術でも、相手が誰であれ必ず成功させる。ただし、メスを執る条件は3つ。現金1億円と秘密保持契約書へのサイン、そして相応のチョコレートを用意すること。故にその正体を誰も語ろうとはしないが、うわさでは、Dr.チョコレートの右手は義手であるらしい…。
野田のだ哲也てつや(坂口健太郎)は、親子ほど年の離れた寺島てらしま唯ゆい(白山乃愛)と一緒にシンガポールから日本へ向かう機上で、面倒に巻き込まれてしまう。機長が突然意識を失ったため、ドクターコールがかかったのだ。「他にも医者はいるだろ?」…野田は寝たフリをしてやり過ごそうとするが、唯に促されて渋々席を立つ。
同じ機内に居合わせた東都新聞の記者・奥泉おくずみ渚なぎさ(西野七瀬)は、コックピットへ向かう野田の右手に違和感を抱く。野田は右手だけ手袋をしているのだ。まさか義手…?シンガポールでDr.チョコレートの身辺を探るも空振りに終わっていた奥泉は、思わぬ出会いに高揚する。
第2話 2023年4月29日「オペと弾丸」ラテ欄「銃撃戦の中で10歳の天才少女が手術…復讐を誓う事件の実行犯と直接対決」 視聴率 7.3%
義手の元医者Teacher(坂口健太郎)と、天才的なオペスキルを持つ少女・寺島唯=Dr.チョコレート(白山乃愛)は、シンガポールから2年ぶりに帰国すると、6人のクセ者スタッフを集めて前代未聞の最強医療チーム『チョコレート・カンパニー』を結成。現金1億円と秘密保持契約、相応のチョコレートを条件に、ワケあり患者の命を救う。その目的は、2年前に唯の両親の命を奪った陰謀の謎を解き明かすこと…。キャラも価値観もバラバラのカンパニーは、オペの最中も言い争いばかりでTeacherをあきれさせながらも、ミス一つなく唯の執刀を完璧にサポートし、難しいオペを次々と成功させていく。
2年前の事件を境に学校に通っていない唯は、公園で友達ができたことで、みんなと一緒に学校に行きたい気持ちが湧いてくる。そんな唯の本音を見抜いたうなぎ(斉藤由貴)が転校の手続きを買って出ると、カンパニーのみんなも賛同。普段はいがみ合っていても、唯のことになると一致団結するカンパニー。唯はうれしくなって、友達に近々転校することを約束するが、実はTeacherとも“ある約束”を交わしていて…。
第3話 2023年5月6日「人気アイドルを緊急オペ!」ラテ欄「アイドル倒れ…テレビ局で緊急手術決行!!黒幕に迫るタトゥーの秘密と謎」 視聴率 5.7%
Teacher(坂口健太郎)の許可をもらって小学校に通い始めた唯=Dr.チョコレート(白山乃愛)。友達に会えるのはうれしいけど、放課後はオペがあるからみんなと遊べないのが玉にきず。初めての授業参観も、「パパとママ、どっちが来るの?」と友達に聞かれて返事に困るが…Teacherに“来てほしい”と言い出せない。
そんな中、チョコレート・カンパニーに珍しいイベントが舞い込む。お笑い(前田旺志郎)が歌番組の前説で漫才を披露することになり、みんなに観に来てほしいというのだ。どうせスベるに決まってる…唯以外の大人は難色を示すが、同じ番組に『ワールドクラス』(&TEAM)が出演すると知って急に色めき立つ。
ワールドクラスは人気絶頂のボーイズグループだ。メンバーの本業は声優だが、アイドルとして人気が出れば声優としても売れると言う社長(大河内浩)の夢・武道館ライブのために、今は声優業を休んでアイドル活動に専念している。そんな人気グループを間近で見られるなら…と、翌日、みんなで観に行くことに。
第4話 2023年5月13日「絶体絶命!エレベーターで緊急オペ」 ラテ欄「急展開…黒幕疑惑の医師が犯した医療ミス隠ぺいの依頼で…チームに亀裂」 視聴率 5.9%
Teacher(坂口健太郎)は唯(白山乃愛)の小学校から呼び出しを受ける。唯が上級生に暴力を振るったらしいのだ。うなぎ(斉藤由貴)と一緒に小学校を訪れたTeacherは、イジメを止めただけで暴力は振るってないと主張する唯の言い分も聞かず、事を荒立てないために早々と謝罪。唯の気持ちをないがしろにするTeacherを、うなぎは「唯ちゃんは間違ってない!正しいことをしただけ」と珍しく強い口調で非難する。
うなぎがムキになって唯をかばうのには理由があった。実は1年前、うなぎは勤めていた御殿会病院の医療ミスを報告したために病院をクビになっていたのだ。今の唯と同じように、ただ純粋に正しいことをしただけなのに…。その御殿会病院の新しい院長・横山(街田しおん)から、うなぎは1年ぶりに復帰の打診を受ける。
一方、2年前の爆破事件の真相を追う奥泉(西野七瀬)は、これまでの取材を整理しつつも頭に浮かぶのはTeacherのことばかり。完全に恋心をこじらせていて…。
第5話 2023年5月20日「依頼人は"め組"の一員で誘拐犯!?」ラテ欄「依頼人は事件の黒幕を知る誘拐犯!? 唯に警察の捜査迫る… 絶体絶命の手術」 視聴率 6.6%
Teacher(坂口健太郎)はうなぎ(斉藤由貴)が元いた御殿会病院の医療ミスと隠蔽工作を記事にしてもらった見返りに奥泉(西野七瀬)を食事に誘う。奥泉がDr.チョコレートの正体にたどり着いたことを知らないTeacherは、酒の酔いに任せて唯(白山乃愛)への素直な思いを語り、「何があっても唯を守る」と明言。奥泉は複雑な気持ちで耳を傾ける。
その頃、残高(小澤征悦)はギャンブルがしたくなる気持ちを必死にこらえていた。離婚して10年、ずっと会っていなかった娘・一花(外原寧々)に他人行儀な態度をとられてしまったが、借金を完済してギャンブル依存症を克服すれば、娘との関係も元に戻るかもしれない。そう考えてギャンブル卒業を誓うが…。
Teacherは新たな依頼人・結城鷹也(今井翼)がカルテを持っていないことに首をかしげる。結城は肝不全の症状に苦しむ息子を助けてほしいと言うが、病院には一切連れて行かず、ネットで症状を調べただけというのだ。病院に行かない理由を明かさない結城は、とにかく息子を助けてくれの一点張り。しかし、ごく普通のアパート暮らしの結城に報酬1億円を工面できるとはTeacherには到底思えない。しかも、結城に書かせた秘密保持契約書のサインを見たTeacherはあることに気が付いて…。依頼を受けるべきかTeacherは迷う。
第6話 2023年5月27日「ついにTeacherがメスを執る!」ラテ欄「黒幕・め組の広告塔俳優が事故!!義手のティーチャーが遂にメスを執る!!」 視聴率 6.0%
人けのない道路で、男女が乗ったバイクが単独事故を起こす。事故を起こしたのは人気俳優・西崎竜人(井上想良)と、交際相手の女優・葉山えりか(青島心)。走行中に濃霧で視界不良となり、ガードレールに激突したのだ。額に傷を負った西崎の傍らでえりかは意識昏睡だが、2人の交際は世間に秘密のため病院には行けない…。どうすることもできずに困窮する西崎。するとそこへ…「我々に依頼しませんか?」と、Teacher(坂口健太郎)が現れる。
その3日前――。TeacherはDr.チョコレートの正体を公にしようとする奥泉(西野七瀬)の記事を、「ハンパな記事」と一蹴。記事にするなら全てを知ってから書けと、奥泉をある場所へ誘う。
一方、唯(白山乃愛)は学校からの帰り道、公園でホームレスの炊き出しをする出川(古川雄大)に声をかける。毎日ボランティアをしている出川はオペの報酬も全額寄付してしまう善人だが、本当は何か抱えているのではないか…と唯は気になっていた。そんな唯の前で、出川が意外な姿を見せる。一人の男性ホームレスを見た途端、血相を変えて殴りかかろうとしたのだ。
すぐに人違いであることに気付いて謝罪した出川は、心配する唯に「ぶん殴りたいヤツがいる」と柄にもないことを言う。どうやら出川は、5年前に失踪してホームレスになった兄を捜すためにボランティアをしているらしい。なぜそこまで兄を憎むのか…その理由を知りたい唯は、出川から本心を聞き出すための策を思い付き、カンパニーを集める…。
第7話 2023年6月3日「Teacherと唯に「め組」の魔の手が!!」ラテ欄「黒幕め組は警察か!?仲間の裏切りで爆破危機…社会科見学中の唯緊急オペ」 視聴率 6.5%
2年前の爆破事件の首謀者である“め様”は警察の人間である可能性が高い…。新たな情報を得たTeacher(坂口健太郎)と奥泉(西野七瀬)は、2年前の爆発事故に関する何かを隠していそうな刑事・与田(平子祐希)に会って話を聞こうとする。
一方、学校帰りの唯(白山乃愛)の前に、北澤の妻・睦美(香椎由宇)が現れる。父の友人だった睦美との再会を唯は喜ぶが、北澤夫妻が自分を預かろうとしていたこと、それをTeacherが断っていたことを初めて聞かされ、悩み始めてしまう。
Teacherの元に新たなオペの依頼が来る。依頼人はショッピングサイト『DOUZO』を運営する皆川誠二(片桐仁)。バッドキアリ症候群を患い、肝静脈の狭窄によって出来た食道静脈瘤がいつ破裂してもおかしくない危険な状態だ。一刻も早いオペが必要だが、仕事が立て込んでいる皆川は、手術の日時を自分のタイミングで決めたいと言う。本人の頼みだから仕方がない…カンパニーは皆川の意向をくんで連絡を待つことにするが、ギルベルト(葵わかな)だけは不満げな顔で「急にオペと言われても困る」と反発…みんなで唯の悩み事の相談に乗ろうとしても「くだらない」とふてくされた態度をとって帰ってしまう。
第8話 2023年6月10日「引き裂かれるTeacherと唯」ラテ欄「黒幕中の黒幕・め組め様発覚!!チーム解散ティーチャーと唯に涙の別れ…」 視聴率 6.8%
ショッピングサイト『DOUZO』の配送センターが爆発炎上!Teacher(坂口健太郎)は、爆発に巻き込まれて海王病院に搬送された重症患者の中に『め組』の堤(佐野弘樹)がいると知って焦燥する。唯(白山乃愛)の両親・寺島夫妻の殺害に関与している可能性のある堤に死なれては、事件の真相がまた遠ざかってしまう…。意識不明の堤をなんとしても救いたいTeacherは、自ら依頼人となってカンパニーに堤のオペを依頼する。だが、誰にも知られずにオペができる場所は…カンパニーのアジトしかない。
一方、奥泉(西野七瀬)は、『め組』の捜査に動き出した刑事・与田(平子祐希)から協力を求められる。奥泉が見返りを要求すると、与田は、『め組』の実行犯・沢入(福山翔大)を釈放させた真の黒幕の名前を明かして…。
Teacherから『め組』の話を聞いたカンパニーは、堤のオペをアジトで行うことに難色を示す。アジトを『め組』に知られれば、2年前の唯の両親のように自分たちの命も狙われかねないからだ。とは言え他にオペができる場所もなく、うなぎ(斉藤由貴)の説得もあって話はまとまるものの、お笑い(前田旺志郎)だけはオペの参加をかたくなに拒否。その訳は、6年前、愛する彼女と共に巻き込まれた、ある事件が関係していて…。
第9話 2023年6月17日「黒幕・め様とついに直接対決!」ラテ欄「最終章…黒幕・め様と遂に直接対決!!衝撃新事実発覚で唯に命の危機迫る」 視聴率 6.7%
Dr.チョコレートの告発記事が掲載され、逮捕を恐れたチョコレートカンパニーはアジトを去り、みんなバラバラになってしまった。Teacher(坂口健太郎)は唯(白山乃愛)を安全な北澤夫妻の家に預け、記事を書いたであろう奥泉(西野七瀬)に何度も電話をかけるが、奥泉は電話に出ない…。
Teacherに会えなくなってすっかり元気をなくした唯の元に、程なくして足湯(鈴木紗理奈)から連絡がくる。どうしても助けたい患者がいるという足湯は、1億円は自分が用意するから…と唯にオペを依頼。患者は妊娠28週目の岡田英玲奈(天野はな)。21週目の時にステージ2の子宮頸がんが発覚しているため今すぐにでもオペが必要だが、どの病院でもおなかの子は諦めろと言われてしまうらしい。
「自分はどうなってもいいから、おなかの子だけは…」と望む英玲奈を、足湯は母子ともに助けてほしいと唯に頼む。だが、聞けば足湯と英玲奈は友人でも親戚でもなく赤の他人で、出会ったのはわずか3日前だという…。
最終話 2023年6月24日「さよなら、Dr.チョコレート」ラテ欄「完結編〜事件解決のその先へ〜唯を再び襲う悲劇…起こる結末は幸せか」 視聴率 7.2%
2年前の爆破事件の首謀者“め様”の正体は、殺された寺島葵(安達祐実)の友人・北澤睦美(香椎由宇)で間違いない…ついに真の黒幕にたどり着いたTeacher(坂口健太郎)と奥泉(西野七瀬)は、睦美と一緒にいる唯(白山乃愛)を救出するため急いで北澤の家に向かうが、一家はすでに軽井沢に引っ越した後で、家はもぬけの殻…。新居の住所を知らない2人は、刑事の与田(平子祐希)に電話をかけ、調べてほしいと頼み込む。
ちょうどその頃、与田は城南署で『め組』の対応に追われていた。事件の実行犯・沢入(福山翔大)が出頭し、『め組』の一員だった後輩刑事・薮下(石川恋)も逮捕されたのだ。「こっちも暇じゃないんだよな」とぼやく与田から北澤の新居の住所を聞き出したTeacherは、万が一に備え、カンパニーに連絡して軽井沢に集まるよう伝える。
北澤の新居に駆け付けたTeacherと奥泉は、寝室で倒れている北澤(眞島秀和)を発見!さらに唯を見つけ出し、一緒にいた睦美を問い詰める!「あたなが、め様ですね…」…すると睦美はうろたえるそぶりも見せず、「遅いですよ、気付くのが」。自分が“め様”であることをあっさり認めた睦美は、薄笑いを浮かべ、2年前の全てを語り始める。そして、事件の全貌が明らかになった時、思いがけない悲劇の刃が唯を襲う!命のリミットが迫る最後の患者は唯!追い詰められたTeacherとカンパニーが下す最後の決断は…!そして、唯がTeacherに伝えた最期の願いとは…?さらばDr.チョコレート…涙の最終話!!
概要
謎多き義手の元医者と、天才的オペスキルを持つ10歳の少女がバディを組み、法を犯しながらも訳あり患者を救っていくノンストップ・ドクター・エンターテインメント。坂口健太郎が主演を務め、10歳の天才外科医であるDr.チョコレートこと寺島唯の代理人・Teacherこと野田哲也を演じる。
ストーリー
“現金1億円、秘密保持契約、チョコレート”でメスを執る「どんな手術でも成功させる天才外科医、Dr.チョコレートという医療界のバンクシーがいる」――そんなうわさが飛び交っていた。実は、その正体は10歳の少女。Dr.チョコレートこと寺島唯(白山乃愛)は、外科医の父の影響で高度な医療技術を身につけた天才だ。彼女は利き腕を失った元医者の代理人・Teacherこと野田哲也(坂口健太郎)とタッグを組み、6人の医療仲間“チョコレート・カンパニー”と共に訳あり患者を救っていく。その背景には、唯の両親が殺害された事件の陰謀を解き明かす目的があった。そんな中、Dr.チョコレートを追う新聞記者が現れる。
キャスト
Teacher / 野田哲也(のだ てつや)〈29〉
演 - 坂口健太郎
本作の主人公。利き腕の右腕を失った義手の元医者。
Dr.チョコレート / 寺島唯(てらしま ゆい)〈10〉
演 - 白山乃愛(5歳時:京野杏奈)
本作のヒロイン。10歳の天才外科医。2年前の爆破事件によって両親を失っている。「命は一つ 誰にも平等にね」「年齢なんてただの数字」が口癖。
奥泉渚(おくずみ なぎさ)〈28〉
演 - 西野七瀬
Dr.チョコレートの正体を追う大手新聞社「東都新聞」社会部のエース記者。
取材を通して出会った哲也に恋心を拗らせるようになる。
カンパニー解散後、2年前の爆破事故に偽装した唯の両親殺害の真相、め組についての報道で評価され、社長賞を受賞する。
チョコレートカンパニー
Teacherのスカウトで集められた超優秀な医療スペシャリスト集団。唯にニックネームを付けられる。
遊園地 Castle Parkに秘密のアジトを構える。
ギルベルト / 銀原明日香(ぎんばら あすか)〈22〉
演 - 葵わかな
臨床工学技士。本業は低賃金のアニメーター。手先が器用で、手術に必要な道具を即興で製作することができるが、他人を信じず本心を見せない。
「ギルベルト」はアニメの推しキャラの名前で、ものごとをアニメに例えて話すため、周囲のアニメに疎い人間から共感を得られず「ぼっち」状態。
その不満をポッドキャスト「ぐちってnight」で配信しており、そのサイトに沢入からめ組の陰謀論の解説サイトを案内するDMが届く。
沢入と会うことになりアニメの話題が通じる彼に懐柔されかけるが、自分と初対面のフリをして計画的に接触していたことに気付き、唯の所在を明かしたことを後悔する。
「ぼっち」を心配した唯がカンパニーのメンバーに頼んで、本名を互いに公表しあい、アニメの話題を教えて欲しいと言われたことで「ぼっち」でなかったと知り泣いて喜ぶ。
カンパニー解散後は、アジトだった遊園地の広報企画室に転職し、アジトだった場所を仕事場にアニメーター時代の技量を活かしている。
足湯 / 阿達みずほ(あだち みずほ)〈41〉
演 - 鈴木紗理奈
オペ看護師。若くして結婚した団地主婦で一児の母。洗面器にお湯を張り「足湯」につかるのが好き。
空間認識能力に長け、執刀を指示する瞬間記憶ができる。
将来の子供の学費と住宅ローンのため報酬は貯金していると言うが、実際は哲也は周囲には伏せていたが夫と息子を海難事故で失くしており、抜群の記憶力故に夫と息子の死を鮮明な記憶のまま忘れることが出来ず、人知れず苦しんでいた。しかし唯から、家族が亡くなったことは悲しくて当たり前だから忘れる必要はないと言葉をかけられ、家族の死に向き合うことを決める。
カンパニー解散後は、海王病院にオペ看護師として勤務している。
お笑い / 落合瞬(おちあい しゅん)〈24〉
演 - 前田旺志郎
放射線技師。普段は全然売れてない若手お笑いコンビ「レントゲン」の息止めて(芸名)。
ハッカーになれるほどのプログラミング能力で検査画像のソフトウェアの設定をいじり、本来なら発見できない異常を見つけ出す。
恋人の山田澪が殺傷事件の容疑者に襲われ負傷し、それ以来笑えなくなったことから、彼女に笑顔を取り戻すためにお笑い芸人となった。
カンパニー解散後は、彼女の澪と同棲するようになり、仕事を芸人一本に絞り、お笑いショーレースで準々決勝に進出している。
出川 / デイビット幸太郎(デイビット こうたろう)〈35〉
演 - 古川雄大
臨床検査技師。イケメン。空き時間をボランティア活動に充て、お金への執着もない「いい人」。
唯の両親を殺害した沢入と同じ二重螺旋のタトゥーのシールを右前腕の内側に貼っていた。
行方不明になった「オンチャン」と呼ぶタトゥーだらけのホームレスの兄がおり、彼を探すためにボランティア活動をしている。
表情分析で相手が嘘をついているか見破ることができる。
カンパニー解散後は、兄と共にホームレスを支援する団体を立ち上げている。
残高 / 座間味和直(ざまみ かずなお)〈50〉
演 - 小澤征悦
麻酔科医。ギャンブル狂い。ギャンブルの借金が原因で離婚した元妻と娘がいる。青森出身。
カンパニー解散後は、海王病院に麻酔医として勤務している。
うなぎ / 宇野静香(うの しずか)〈52〉
演 - 斉藤由貴
オペ看護師のチーフ。カンパニーのまとめ役。ホスト遊びが趣味で、うなぎが大好物。
もともと大病院「御殿会病院」で活躍していた優秀なオペ看護師だったが、医療ミスを報告したため解雇された過去を持つ。
カンパニー解散後は、医師免許獲得に向け医大受験のため、受験勉強に励んでいる。
城南警察署
Dr.チョコレートと何かと関わる刑事たち。
与田太一〈46〉
演 - 平子祐希(アルコ&ピース)
おしゃべり好きでクセが強く、周りから煙たがられることも多い刑事。渚と密会している。
2年前、Teacherの腕と唯の両親を奪った爆破事件を担当している。
薮下穂乃花〈28〉
演 - 石川恋
与田の部下でとても優秀な刑事。
右前腕の内側に二重螺旋のタトゥーを入れており、2年前、警察署内で唯を襲っている。
「めをさませ」のブログに書かれた陰謀論に傾倒し、め様や、め様に成り代わっていた町野の言われるがままにディープステートと見なす人物の暗殺に暗躍していた。
鳴沢翔〈25〉
演 - 青木瞭
やる気には満ちあふれているが空回りしがちな若手刑事。
寺島家
2年前、爆破事故に偽装されて殺害された唯の両親。
寺島光一〈45〉
演 - 山本耕史
唯の父親。天才的な技術を持つ心臓外科医でTeacherの指導医。
幼いころから医学に興味を示した唯に医学の知識を教え、ご褒美にチョコレートを与えていた。
海王病院の医局長に就任後、自宅でのハロウィーンパーティーでの爆破事故に巻き込まれ、命を落とす。
寺島葵〈41〉
演 - 安達祐実
唯の母親。寿命を司る「サーチュイン遺伝子」の研究を行う研究者。
穏やかでおっとりした優しい人物だが、研究に情熱を注ぐ強く聡明な女性。
夫・光一とともに自宅でのハロウィーンパーティーでの爆破事故に巻き込まれ命を落とす。
海王病院の関係者
北澤司郎〈47〉
演 - 眞島秀和(第3話 - 第5話・第7話 - 最終話)
海王病院の医局長。唯の父・光一の同期医師。アンディの主治医。
自身の見落としですい臓がんを進行させてしまった患者・橋爪政孝の手術を「サダハル・アオキ・パリ」のボンボンチョコレートを準備してDr.チョコレートに依頼する。
光一の医局長就任を妬み、一度海王病院を去った後、光一の死後に医局長に就任しており、哲也に唯の両親殺害の黒幕と睨まれる。しかし自分が病院を抜けて光一が多忙で疲れ、ガス漏れに気付かずに爆破事故に巻き込まれたと悔いており、その様子を見た唯に責任はないと言葉をかけられる。
糖尿病を患っていることを唯に言い当てられ、ストレス状態で治療薬を服用すると低血糖で意識が薄れ、ミスが増えて悪循環だと指摘されたことから、ストレスのない生活を送るため、橋爪へ医療ミスを正直に謝罪し、責任を取って海王病院を辞職する。
北澤睦美〈43〉
演 - 香椎由宇(第3話 - 第5話・第7話 - 最終話)
司郎の妻。唯の母・葵の友人。光一が亡くなってから、司郎は人が変わったように仕事人間に変わってしまったと哲也に明かす。
司郎が病院を辞めたことから軽井沢への移住を決意し、そこで唯を預かり一緒に暮らすことを哲也に提案する。
唯の母である葵とは大学時代からの親友で家族ぐるみの付き合いをしていたが、葵と共に働いていた東日本遺伝子研究所をリストラに遭い、その後、研究所に残った葵がサーチュイン遺伝子の研究で成果を出したことに嫉妬し、腹いせに「めをさませ」というアカウントでサーチュイン遺伝子は捏造で、研究所で行われていることはディープステートが人類を選別するための邪悪で危険な研究であると陰謀論を吹聴すると、一部のネットユーザーに妄信され、いつしか「め様」と崇拝されるようになってしまった
。二重螺旋のタトゥーを首に入れブログで公開すると、信奉者たちが真似して同じタトゥーを入れたことで承認欲求を満たされ、ある日「サーチュイン遺伝子の研究者はいなくなればいいか」とブログに質問がきたことから、適当に「皆さんの理解が進んで喜ばしい」と返信したところ、唯の両親が爆破事故に偽装され殺害されてしまう。唯の両親の死が信奉者により起こされたことに気付き、恐ろしくなりブログを閉鎖するが、いつしか別のめ様(町野)が現れ、ディープステートと見なされる人物たちが暗殺されるようになったことから、贖罪に唯だけでも引き取ろうと考えるようになった。
すべての経緯を唯と哲也に語り、包丁で自殺しようとしたところを唯に制止され、誤って彼女の腹部に包丁を刺して負傷させる。
堤直人〈29〉
演 - 佐野弘樹(第4話 - 最終話)
北澤司郎の元で働く外科医。野田哲也の研修医時代の同期。哲也が北澤に近づくために、彼からDr.チョコレートの電話番号を渡される。
首筋に二重螺旋のタトゥーを入れており、Dr.チョコレートの正体が唯である映像を沢入にオンラインチャットで報告する。
「DOUZO」の配送センターの爆発に巻き込まれ、頸動脈に金属片が刺さる重傷を負うが、哲也が依頼人となりチョコレートカンパニーの手術により生還する。
「めをさませ」のブログに書かれた陰謀論に傾倒し、2年前の爆発事件の際、め様の指示に従い唯の家で行われたハロウィンパーティーに沢入を招き入れていた。
爆破事故の関係者
タトゥー男 / 沢入徹〈28〉
演 - 福山翔大
「め組」。2年前、爆破事故に偽装して唯の両親を殺害した男。右前腕の内側に二重螺旋のタトゥーを入れている。舌を鳴らす癖がある。
百瀬組の元組員で唯の両親を殺害したことから、三代目組長に組を破門される。登戸龍男を自殺に偽装し殺害する。
百瀬組を襲撃後、百瀬組と共に警察に逮捕されるが、十分な取り調べを受けず直ぐに釈放され、百瀬組から「め組」のメンバーが記されたタトゥーショップの顧客リストを奪い去る。
妹の交通事故死を契機に、め様に傾倒するようになり、め様の言われるがままにディープステートのメンバーと指摘された人物たちを次々と暗殺していた。しかし、そのめ様が途中で管理官の町野に入れ替わっており、自身が善行と信じていた行為がただのテロ行為と知り衝撃をうける。
町野信也
演 - 戸次重幸(第6話 - 第9話)
警視庁の管理官。警察に連行された沢入の釈放を命じており、重傷を負った同じ「め組」の堤を、口封じのために殺害するよう沢入に命じる。
め組の行動力に感心し、2年前の唯の両親が殺害された爆破事故以降、め様が行方不明となりめ組の統率が取れなくなったことから、め様に成り代わり、め様のふりをして沢入にディープステートと見なす関係者の殺害を指示していた。
愛の手錠(사랑 수갑)
唯が視聴する劇中劇の韓国ドラマ。手錠で繋がれた殺人犯と女性刑事の恋愛が描かれている。
ジェスン
演 - ユン・ソンモ
俳優・パク・ミンジェが演じる殺人犯。
カンパニーが解散したころ、ソン・ユミと結婚する。
スヨン
演 - 南りほ
逮捕したジェスンと恋に落ちる俳優ソン・ユミが演じる女性刑事。
カンパニーが解散したころ、パク・ミンジェと結婚する。
その他
久原
演 - 安藤理樹(第2話・第5話・第7話 - 最終話)
「東都新聞」社会部の渚の同僚記者。登戸龍彦が自殺した極秘情報を渚に教える。
かつて渚に告白しているがフラれている。裏どりが出来ていないので記事にはできないと渚に釘を刺されていたが、ニュースバリューが高いことから編集長に相談し、渚の名前でDr.チョコレートが10歳の少女である記事を新聞に掲載してしまう。
ゲスト
第1話
登戸龍彦〈45〉
演 - 駿河太郎(第9話)
政治家秘書。ピエール・エルメのアソリュティマン・ド・ショコラを準備し、脳内出血で倒れた父・龍男の手術をDr.チョコレートに依頼する。
2年前に起きた唯の両親の命を奪った爆破事件に父が関わったことから、父の総裁選出馬を取りやめる連絡を党に伝える。
父が亡くなると行方不明となる。
登戸龍男〈63〉
演 - 長谷川公彦
龍彦の父。民自党総裁候補の衆議院議員。元文部科学大臣。脳内出血(脳幹部海綿状血管腫の破裂)で意識不明となる。
渚からの情報提供で唯の両親を殺害するよう指示した黒幕と教えられたため、唯に手術を途中放棄されそうになるが、哲也が光一なら助けていた筈と諭したことで無事手術が成功する。しかし、自宅で首吊り遺体で発見される。
大臣時代、め組から嫌がらせを受けている寺島葵から助けを求められていたが、放置していたところ、爆発事故が発生し彼女が亡くなったため、め組を捜査するよう警察に働きかけた晩に自殺に偽装され殺害された。
堀池淳一
演 - 佐藤裕
堀井戸病院の医師。登戸龍男の手術で手術室をチョコレートカンパニーに提供していたが、警察がかぎつけたので退散するよう伝える。
高柳
演 - 杉浦琴乃
SKY STREET AIRLINESのキャビンアテンダント。意識を失った機長を治療する医師がいないか乗客にドクターコールを呼びかける。
機長
演 - ドンジョンソン
SKY STREET AIRLINESの機長。ナッツを食べ、シンガポール発-羽田行きの旅客機を操縦中にアナフィラキシーショックで気道閉塞を起こす。
しかし唯にワインオープナーと酸素マスクで気道を確保され、一命を取り留める。
中島
演 - 中江翼
SKY STREET AIRLINESの副操縦士。機長がナッツを食べていたと唯に伝える。
絵麻、美琴
演 - 小吹奈合緒( - 第4話・第6話・第7話)、渋谷南那( - 第4話・第6話・第7話)
公園で唯と遊んだ女の子たち。翌日に遊園地へ遊びに行こうと唯を誘う。
後に唯が城南第三小学校に転入したことで、彼女のクラスメイトとなる。
息はいて
演 - 葵揚(第3話・第8話 - 最終話)
お笑いコンビ「レントゲン」の息止めて(お笑い)の相方。芸人よりもプログラマーのほうが向いていると息止めて(お笑い)に告げる。
ホスト
演 - 近藤雄介(第4話)、船本愛斗(第4話)
うなぎの相手をするホストクラブ「TOP DANDY」のホスト。
レイコ
演 - 伊藤真奈美
出川がボランティアする炊き出しに並ぶ女性。
女性
演 - 里佳津乃、ほのら
登戸龍男が脳内出血で倒れたホテルに居合わせた女性たち。
第2話
百瀬杏樹
演 - 恒松祐里(第3話回想・第8話)
百瀬組四代目組長。ダンデライオン・チョコレートを準備し、周囲の血管を巻き込んだ右副腎腫瘍の手術をDr.チョコレートに依頼する。
遊園地 Castle Parkのアジトで堤の手術を行うカンパニーを襲撃しようとした沢入からカンパニーを守るため、哲也から連絡を受け組員を連れて駆けつける。
長谷川豪
演 - 山口祥行(第3話・第8話)
百瀬組の幹部。杏樹の手術に1億円を準備する。
警察に捕まり事務所に不在時に、沢入のことを調べるためタトゥーショップから取り上げた顧客リストを沢入に奪い去られる。
堤の手術を行うカンパニーを襲撃しようとした沢入からカンパニーを守るため、遊園地 Castle Parkのアジトに駆け付ける。
組員
演 - 来栖聖樹(第8話)、初鹿史弥(第8話)、原田佳佑(第8話)、市川博樹(第8話)
百瀬組の組員。沢入からカンパニーを守るため、遊園地 Castle Parkのアジトに駆け付ける。
百瀬博蔵
演 - 織田光
杏樹の父。百瀬組三代目組長。唯の両親を殺害した沢入を組から破門するが、逆上した彼に銃殺される。
経営者
演 - 大原千里
ゴディバのチョコレートを準備し、Dr.チョコレートの手術を受けた大企業の経営者。
幹部
演 - 内藤典彦
哲也をDr.チョコレートと思い込んで、彼に経営者の手術が成功したことを感謝する。
アナウンサー
演 - 中野謙吾(日本テレビアナウンサー)
登戸龍男が自宅で死亡し、息子の龍彦が行方不明であるニュースを伝える。
第3話
WORLD CLASS
人気ボーイズグループ。本業は声優だが、声優としては全く売れていない。
アンディ〈21〉
演 - HARUA(&TEAM)
「WORLD CLASS」のメンバー。本名:高山翔真(たかやま しょうま)。埼玉県出身。一人っ子。
以前から患っていた脳腫瘍とこれに伴う水頭症による片頭痛で体調不良になりオピオイドを服用しようとするが、テレビ局のトイレで突如倒れ意識不明となってしまう。
テレビ局で唯から水頭症ドレナージ手術で脳を圧迫していた髄液の量を調整され、一命を取り留める。
ボビー、ルイス、カーティス
演 - YUMA(&TEAM)、TAKI(&TEAM)、MAKI(&TEAM)
「WORLD CLASS」のメンバー。武道館ライブは社長の夢で、自分たちの夢ではないとアンディに訴える。
香織
演 - 霧島れいか(第5話)
残高の元妻。タレントの娘・一花のマネージャー。テレビ局で再会した残高に養育費を支払うよう釘を刺す。
一花〈16〉
演 - 外原寧々(第5話)(幼少期:多賀優月)
残高の娘。元子役のタレント。残高のことを父親と覚えていないそぶりを見せ、他人行儀に接する。しかし、実際は父との突然の再会に戸惑い、他人行儀に接しただけで、残高のことを覚えていた。
岩城努
演 - 大河内浩
「WORLD CLASS」の所属事務所の社長。武道館ライブ実現のために今は声優業を休ませ、「WORLD CLASS」をアイドル活動に専念させる。
アンディの脳に腫瘍があることを知りながら、彼を働かせていたが、アンディが自分の夢を実現させようとその身を犠牲にして頑張ってくれたことを知り、武道館ライブは中止し、治療に遷専念させることを決める。アンディを救ったお礼に、I'm donut?のチョコドーナツを届ける。
刑事
演 - 水野直
唯を医師法違反で逮捕する夢に出てくる。
プロデューサー
演 - 白畑真逸
アンディの救命に尽力していた様子をテレビ局内で目撃し、情報番組のリポーターの仕事をお笑いにオファーする。
菅原
演 - 阿目虎南(第5話)
タトゥーショップ「DIV TRIBAL」の彫師。沢入のタトゥーを調べに現れた哲也と渚に、「め組」のリーダーがDNAの二重螺旋のタトゥーを彫っているので、同じタトゥーを彫って欲しいと複数名の客が訪れ、百瀬組にその客たちの名前が記された顧客リストを取り上げられたと答える。
スタッフ
演 - オジンオズボーン篠宮暁
「WORLD CLASS」が出演予定の音楽番組のスタッフ。
清田
演 - 阿南敦子(第4話・第7話)
城南第三小学校の教師。5年2組の唯のクラス担任。
第4話
横山有子
演 - 街田しおん
「御殿会病院」の新院長。看護師だったうなぎに復帰を打診するが、引き戻して医療ミスによる女性患者の死亡を口外しないよう機密の誓約書を結ばせるためであった。 しかし、うなぎから誓約書へのサインを拒まれ、渚によって医療ミスの件を記事にされる。
医療ミスの被害者家族
演 - 武本健嗣、このか
「御殿会病院」の医療ミスにより亡くなった30代女性と、残された夫と女児。
橋爪政孝〈68〉
演 - 宇納佑
「橋爪ホールディングス」の会長。「海王病院」の大口スポンサー。9か月前の虫垂炎の手術の際、北澤の見落としにより、すい臓がんを進行させてしまう。
唯による手術予定日の前日に容体を悪化させ、上腸間膜動脈に腫瘍が絡みつき腸が壊死して亡くなる危険性があることから緊急手術が必要となるが、手術室へ移動中のたエレベータに閉じ込められたため、その場で手術が行われ命を救われる。
女性
演 - 吉田幸矢
夫が「海王病院」で北澤による手術で救済された女性。
第5話
結城鷹也
演 - 今井翼(第9話)
依頼人。哲也に息子・結城勇気の肝不全の手術を依頼するが、カルテを持たず、親が苗字と同じ読みになる名前を子供につけることを怪しまれる。哲也たちが寝泊まりするワゴン車に現れ、首元の二重螺旋のタトゥーを見せ、元「め組」のメンバーと明かし、手術の報酬に「め組」の情報提供を申し出る。
「め組」の活動に没頭し、勇気が体調を崩しても病院に連れて行かない千尋の様子を見て「め組」の洗脳から覚め、彼女の元から勇気を連れ出し、彼の父親を名乗りDr.チョコレートに手術を依頼していた。
勇気の手術代を捻出させようと千尋に身代金を要求し、警察が自宅アパートに現れると、最後まで手術で残っていた唯を、勇気を誘拐するのを目撃されたので、仕方なく一緒に連れてきたと誤魔化す。
勇気が誘拐犯でないと必死に訴えてくれたため、嫌疑が晴れ釈放されている。
白石千尋
演 - 田中道子(第6話・第9話)
シングルマザー。勇気の母親。「め組」の信奉者で、うなじに二重螺旋のタトゥーを入れており、セミナーを通して結城と出会う。「め組」がディープステート(闇の組織)に病院が牛耳られていると言ったことから、体調を崩した勇気を病院に連れて行こうとしなかった。
勇気の手術代の足しにしようと結城から身代金を要求されたため、勇気が誘拐されたと考え、「め組」の活動に没頭していたことから目を覚ます。
哲也と渚からの問いかけに、め様がディープステートと指摘する人物たちを沢入が殺害し、西崎竜人がめ様に会ったことがあるめ組のメンバーであると教える。
その後、め様が町野に入れ替わっていたことを知った哲也の訪問を受け、陰謀論のホームページ以前に、2年前にめ様がブログを公開していた情報を教える。
白石勇気
演 - 佐藤遙灯(第6話・第9話)
千尋の息子。肝不全と思われたが、検査の結果、門脈大静脈シャントで血液が肝臓ではなく直接心臓を経由し、毒素を含んだ血液が全身に行きわたった結果、肺高血圧症と心不全を発症していた。唯により大静脈シャントを閉塞され、肝臓に血液が向かうように処置されるが、急激に肝臓への血流量が増えたため血管を破裂させバイタルを悪化させる。破裂した血管をカバーするため、うなぎのシルクのスカーフからギルベルトが人工血管を急ごしらえで作成し、移植されたことで一命を取りとめる。
結城が警察に逮捕されると、彼は誘拐犯でなく、自分のことを助けてくれた人だと訴える。
自動車の運転手
演 - 高木トモユキ
警察の追手が迫る唯の元へ急ぐ哲也を、車ではねてしまう。
店員
演 - 二色薫子
残高がパンケーキを注文したファミレスの店員。
第6話
西崎竜人
演 - 井上想良
俳優。白石千尋からめ様と会ったことのあるめ組のメンバーと教えられ、哲也が尾行している際、靄のかかった道で葉山えりかと同乗するバイクで単独事故を起こし頭蓋底骨折の傷を負う。事故のショックで意識を失う前、密会デートが世間にばることを恐れ、哲也が申し出たDr.チョコレートによる、えりかの救命手術と、め様の情報提供を約束する。唯により頸動脈を遮断され出血を止める処置が施され、到着した救急車で病院へ搬送され一命を取り留め、「ベルアメール京都別邸」の「瑞穂の雫」が唯に届けられる。
回復後、め様とはセミナーで一度会い、名前は分からないが警察手帳を見せられ、邪悪な組織から世界を守ると語っていたことを哲也に教える。
葉山えりか
演 - 青島心
女優。西崎の交際相手。西崎との密会デートで、彼の運転するバイクに同乗しツーリングしていた際、バイクの単独事故に遭い、急性硬膜下血腫の傷を負う。重症の西崎の手術を唯が担当するため、唯に指示され哲也が手術することになるが、過去のトラウマから哲也の手が止まってしまい、結局は唯が処置することになる。
唯が処置を施した後、救急車で病院へ搬送され一命を取り留め、これまで隠してきた西崎との交際を公表し、結婚を発表する。
オンチャン
演 - 阿部進之介(最終話)
出川の兄。世界中を放浪して気ままな生活を送っており、一時期日本で事業を起こすが失敗して失踪してしまう。父が亡くなっても葬儀に表れなかったことから出川の怒りを買っていた。
唯たちの調査でホームレスとして野宿していた場所を発見され、出川と再会し、和解を果たす。
武山義春
演 - 阪田マサノブ(第7話・第9話・最終話)
警視庁・参事官。Dr。チョコレートの正体が10歳の少女と新聞報道され、事態を重く見て組織を上げて行方を捜すよう指示を出すが、与田がとぼけたふりをしながらカンパニーの6人をまもっていることから、捕まえられないでいる。
第7話
皆川誠二
演 - 片桐仁
実業家。ショッピングサイト「DOUZO」の経営者。元ピン芸人の「どうぞ皆川」で、お笑いの元事務所先輩。ファングッズを売るために立ち上げたECサイトがアパレルで成功する。
バッドキアリ症候群を患い、哲也に手術を依頼するが、立て込む仕事の区切りが良いタイミングでの手術を希望する。しかし唯が学校の社会科見学で「DOUZO」を訪れた際、食道静脈瘤を破裂させ吐血したことから、「DOUZO」の彼の執務室で緊急手術が行われることになる。ギルベルトに接触した沢入が唯の所在を聞き出し、「DOUZO」で社会科見学中の唯を狙い時限爆弾が仕掛けられた状況での手術となるが、爆発前に無事手術が終了する。術後、「アルマーニ /ドルチェ」の「プラリネ」が報酬として送られてくる。
海斗
演 - 及川欽之典
唯のクラスメイトの絵麻と美琴が好きな、クラスで一番人気の男の子。
秘書
演 - わちみなみ
「DOUZO」の皆川の秘書。チョコレートカンパニーを皆川の執務室に案内する。
第8話
山田澪
演 - 畑芽育
お笑いの恋人。高校の卒業式を前に、雛森公園で海原直人に襲われ負傷し、それ以来、事件のショックで笑うことができなくなる。
お笑いを見るたびに事件を思い出し怖くなって笑えないと告げるが、実際はテレビ出演するお笑いのことを見ており、自分を笑わせようと変顔をするお笑いを見て「生でも笑えない」と明かし、必死に笑わせようとする様子に笑顔を取り戻す。
海原直人〈29〉
演 - 山田慎覇
雛森公園無差別殺傷事件の容疑者。刑事責任能力があるか精神鑑定が行われる。
警備員
演 - 大滝明利
遊園地 Castle Parkの警備員。チョコレートカンパニーの正体を知っており、堤を手術のためアジトに搬送したカンパニーのメンバーを園内に入構させる。
資産家の娘〈8〉
演 - レイラニ(第6話)
2年前、シンガポールで車に轢かれ重傷を負った現地の女児。唯が不在で哲也が執刀するが血管を傷つけ医療事故で殺害してしまったと思われたが、戻って来た唯が手術し一命を取り留める。
実は資産家の娘で、哲也と唯は彼女の親から謝礼で日本円で1億円の礼金を渡され、Dr.チョコレートとしての初めての報酬となる。
アナウンサー
演 - 杉野真実(第7話 声の出演)
「DOUZO」の配送センターで爆発が起こり、多くの負傷者が出たニュースを伝える。
第9話
岡田英玲奈
演 - 天野はな
妊娠28週の妊婦。妊娠21週でステージ2の子宮頸がんと診断され、がんの治療には子供を諦めるように告げられる。 3日前に海岸で苦しんでいるところを足湯と出会い、彼女からDr.チョコレートを紹介される。
岡田清人
演 - 渋谷謙人
英玲奈の夫。
沢入の妹
演 - 鈴木結和
2年以上前、車で轢き殺されており、沢入は犯人を殺してもいいかとめ様のブログで質問し、轢き殺した犯人だった国の役人だけでなく、国を牛耳っているディープステートを根絶やしにしなければならないと回答され、め様の命令で人を殺害するようになる。
阿達、阿達怜央
演 - 橋洋、斉藤拓弥
銀行員の足湯の夫と、彼女の息子。台風が上陸する日に海に出かけ、溺死する。
助産師
演 - ふるかわいずみ
足湯の出産で彼女の息子の怜央を取り上げる。
葬儀屋
演 -米村拓彰
足湯の夫と息子が溺死のため遺体を見ないほうが良いと、足湯に伝える。
三田啓介
演 - 松原正隆
東日本遺伝子研究所の研究員。唯の母親である寺島葵の元同僚。
渚と哲也の訪問を受け、10年程前、研究所で働いていた北澤睦美がリストラされたことを明かす。
レントゲンのファンたち
演 - あいだあい、志武明日香、鈴木由葵
仕事を終えたお笑いの芸人コンビ「レントゲン」にプレゼントを渡すため、押しかける。
アナウンサー
演 - 中島芽生(日本テレビアナウンサー)
台風が沖縄に接近しているニュースを伝える。
スタッフ
企画・原案 - 秋元康
脚本 - 渡辺雄介
音楽 - 横山克
主題歌 - &TEAM「Blind Love」(HYBE LABELS JAPAN)
挿入歌 - NAQT VANE「Odd One Out」(avex trax)
医療監修 - 新村核
医療指導 - 山本昌督
看護指導 - 石田喜代美
警察監修 - 土井紀人
警察考証 - 小川己奈夫
アニメ監修 - 大平幸輝
イラスト制作 - 藤田亜耶乃
医療造型 - 松井祐一
特殊造型 - 梅沢壮一
医療イラスト - ヤナギダマサミ
VFX - 道木伸隆、豊直康
アクションコーディネーター - 佐々木修平
お笑い監修 - オジンオズボーン篠宮暁
ナレーター
片岡愛之助(第1話 - 第4話・最終話)
斉藤由貴(第4話)
小澤征悦(第5話)
古川雄大(第6話)
葵わかな(第7話)
前田旺志郎(第8話)
鈴木紗理奈(第9話)
演出 - 佐久間紀佳、南雲聖一、宮下直之、猪股隆一
チーフプロデューサー - 田中宏史
プロデューサー - 藤森真実、岩崎広樹、本多繁勝
制作協力 - AX-ON
製作著作 - 日本テレビ
番組公式サイト
Dr.チョコレート - Wikipedia