2023年04月02日

ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と TOP

『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』(ペンディングトレイン はちじにじゅうさんぷん あす きみと)は、2023年4月21日から同年6月23日まで、TBS系「金曜ドラマ」枠(毎週金曜22:00〜22:54)で放送された。全10話。主演は山田裕貴。


各話あらすじ(2023年4月21日 - 6月23日)全10話 平均視聴率 6.08%
第1話 2023年4月21日「電車が見知らぬ世界へ…究極の愛物語」 ※初回15分拡大放送(22:00 - 23:09) 視聴率 7.6%
 2023年春のある朝。東京・表参道の美容室で働くカリスマ美容師の直哉(山田裕貴)や、高校の体育教師の紗枝(上白石萌歌)、消防士の優斗(赤楚衛二)らが、秋葉原行きの電車のある車両に乗り込む。そんな中、一瞬走った閃光(せんこう)をきっかけに加速した電車がトンネルへと吸い込まれ、衝撃音が鳴り響く。やがて、気付いた直哉らの前には想像を絶する光景が広がっていた。

第2話 2023年4月28日「サバイバル2日目…生きるための多数決」 視聴率 6.8%
 電車の車両ごと、未来の世界らしき場所にワープしてしまった乗客達。直哉(山田裕貴)、加藤(井之脇海)らが飲み物の入った運搬カートを回収しに行くが、何者かによって持ち去られた痕跡が見つかった。乗客達が互いに疑心暗鬼になる中、優斗(赤楚衛二)は紗枝(上白石萌歌)と共に飲料水の確保に挑む。それぞれが生きるために行動する中、ある人物が思わぬ暴走を始める。

第3話 2023年5月5日「あいつに会いたい…熱き涙のバディ誕生」 視聴率 5.1% ※番組開始直前に石川県能登地方を震源とする地震が発生し、報道特別番組を放送した北陸放送のみネット返上となり、5月12日の0時から遅れネットで放送された。
 制作部ADの瑞穂(原菜乃華)の部屋に居候するミナレ(小芝風花)は、人気パーソナリティーのまどか(平野綾)に呼び出され、夜の公園へ。そこで酒に酔ったまどかから説教され、ストーカー騒動にも巻き込まれる。さらに、麻藤(北村一輝)には、父・マコトとの親子げんかの収録を指示され…。

第4話 2023年5月12日「新展開!仲間か敵か…過去の傷と今の絆」 視聴率 5.9%
 直哉(山田裕貴)と優斗(赤楚衛二)が連れ帰った加藤(井之脇海)の姿にショックを受ける乗客達。優斗はどうすべきか判断を迫られるが、消防士の先輩・高倉(前田公輝)との過去の事故を思い出し、決断をなかなか下すことができない。見かねた直哉は高校生の和真(日向亘)と対応に臨む。一方、米澤(藤原丈一郎)と紗枝(上白石萌歌)は加藤のノートを手掛かりにあるものを探しに行く。

第5話 2023年5月19日「それって恋?溢れ出る気持ちと涙」 視聴率 5.5%
 わがままな行動が目立つ玲奈(古川琴音)は、自らのどうしようもない過去を振り返り、‘今’を生きようと決意していた。そんな折に、直哉(山田裕貴)や優斗(赤楚衛二)、紗枝(上白石萌歌)らが元の時代に帰る方法を模索し始めたことが気にくわない。樹海である物を見た一同は、情報交換の必要性を痛感。そこで直哉はふと、かつて見かけた小さな緑色の光のことを思い出す。

第6話 2023年5月26日「あいつを絶対に助ける!溢れ出た想い…」 視聴率 5.4%
 直哉(山田裕貴)と優斗(赤楚衛二)が6号車の人々に話を聞きに行く中、佳代子(松雪泰子)は警備の強化を提案。珍しく玲奈(古川琴音)が率先して動き出し、一同はさまざまな準備に取りかかる。一方、米澤(藤原丈一郎)は自分に何ができるのかを考えていた。その後、戻ってきた直哉らから6号車の話を聞いた5号車の面々は、今後の対応を巡って意見がぶつかり、大混乱に陥る。

第7話 2023年6月2日「帰ろう、元の世界へ抱きしめられた涙…」 視聴率 5.9%
 6号車の乗客の一部が5号車を訪ねてきた。優斗(赤楚衛二)らが応対する中、和真(日向亘)は小春(片岡凛)のためにも必ず元の時代に戻ろうと決意を新たにする。そんな折、塩を調達できないかと考えて出かけていた明石(宮崎秋人)と玲奈(古川琴音)が、6号車の人々への不満をあらわに帰ってきた。そこで直哉(山田裕貴)が交渉役に名乗り出る一方、不穏なことを言いだし…。

第8話 2023年6月9日「ついに元の世界へ!生きろ…永遠の別れ」 視聴率 5.5%
 嵐の中、5号車のトンネル内に突如謎の黒い歪みが出現した! これは元の世界につながるワームホールなのか? 飛び込むべきか? 危険はないのか? 優斗(赤楚衛二)たちがたじろいでいる間に、その歪みは消滅してしまう。しかし、一縷の希望を見出した一同は、再び歪みを出現させるため、物理学教授・蓮見(間宮祥太朗)のタイムワープに関する研究内容をもとに、加藤(井之脇海)の先導で過去に戻る糸口を探ることに。

第9話 2023年6月16日「戻りたかったはずの世界…最終章前編!」 視聴率 6.0%
 時空のひずみがもたらす‘ワームホール’の存在を目の当たりにした優斗(赤楚衛二)たち。2026年に地球を激変させた大災害について考えながら、直哉(山田裕貴)や優斗、紗枝(上白石萌歌)、佳代子(松雪泰子)、加藤(井之脇海)らはそれぞれ、自分がこれからどうするべきかを模索し始める。皆が妊娠した小春(片岡凛)の体調を気にかける一方、直哉は自分の身に起きた異変に気付く。

最終話 2023年6月23日「完結!熱きバディの絆が奇跡を起こす」 視聴率 7.1%
 事実ではないことがネット上で拡散され、苦境に立たされる5号車の元乗客たち。原因不明の手の震えに苦しむ直哉(山田裕貴)や、あらぬ誹謗中傷で休職を余儀なくされた優斗(赤楚衛二)もまた、「こんな世界、もう終わればいい」と思うほどの絶望の淵にいた。


概要
突如、未来の荒廃した世界にワープしてしまった電車に乗り合わせた乗客たちが、極限下を生き、元の世界に戻ろうとする姿を描くオリジナル・ヒューマンエンターテインメント。金子ありさが脚本を手掛け、ゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演に挑む山田裕貴が、複雑な過去から表面上の明るさでやり過ごすカリスマ美容師・萱島直哉の葛藤と成長を表現する。


ストーリー
8時23分、いつもと変わらない朝。都心へと向かう電車では、SNSをチェックしたり動画を見たりと、ほとんどの乗客がスマートフォンを見ていた。昨日と同じ今日を迎える、誰もがそう思っていた。しかし、突如として都心へと向かう電車の一両が未来の荒廃した世界にワープしてしまう。SNSはおろかスマートフォン自体が役に立たない世界に突然放り出された乗客たち。偶然か運命か、乗り合わせていた乗客たちの生き抜くためのサバイバル生活が幕を開ける。


キャスト
2060年の未来へワープした、つくばエクスプレスに乗り合わせた人々。
萱島直哉(かやしま なおや)〈30〉
演 - 山田裕貴
メディアでも活躍するカリスマ美容師。
少年刑務所を出所する異父弟の達哉を迎えに乗車したつくばエクスプレスで、未来へのワープに巻き込まれる。

母親に捨てられ、傷害事件で達哉とも離れた過去から「大切に思う人を失うくらいなら、初めから一人でいた方が良い」と周囲に本音を隠し、距離を置くようになる。

未来からの帰還の際、時空の歪みに利き腕の右手が接触して麻痺し、美容師にとって大切なハサミを握れなくなり、さらに心を閉ざしてしまう。

隕石衝突の日が近づくと、日本に留まると告げていた優斗を迎えに、彼が救急作業をしていた現場に現れ、防災インフラが整ったスイスに連れて行こうと説得する。

白浜優斗(しらはま ゆうと)〈28〉
演 - 赤楚衛二
正義感あふれる消防士。
1年前、ビル火災の消火活動でミスの挽回に焦って取った行動から、先輩の高倉に重傷を負わせる。

この一件がトラウマとなり、6号車の乗客である加古川に襲われ負傷した加藤の治療の際、「ミスをすれば責任を負わされる」と消極的な態度を取るが、紗枝から叱責されて考えを改める。

未来から生還すると、荒廃した未来を迎えることを防ぐため、警察などの周囲の人間に未来の様子を必死に説明するが誰にも信用されず、物珍しさから好奇の目で見る人たちに失望し、「こんな世界、なくなってしまえばいい」と心が折れる。

康太や真緒から優斗がウソをつくはずがないと励まされ、小春の出産祝いに集まった5号車の乗客たちからも感謝されるが、隕石衝突の日が近づいても日本に留まることを決め、直哉に延命のため防災インフラが整ったスイスに渡航しようとする5号車の乗客たちを頼むと託けるが、救急作業をしていた現場に現れた直哉に、スイスに渡航し、生きようと説得される。

畑野紗枝(はたの さえ)〈23〉
演 - 上白石萌歌
明修第四高校の体育教師。消防訓練で来校したことがある優斗に惹かれるが、そのことを察し、大切な人を失う喪失感を避けようと自分と距離を置こうとする直哉の孤独な気持ちを知り、彼に寄り添う。

未来から生還すると高校の教師を退職し、スポーツジムのインストラクターに転身する。

隕石衝突の日が近づき、スイスに渡航しようとした日に直哉とつくばエクスプレスの六町駅で出会い、互いが想いあっていた気持ちを確認する。

加藤祥大(かとう しょうだい)〈27〉
演 - 井之脇海(幼少期:有山実俊)
帝都大学の大学院生。植物学を専攻しており、その知識で食料調達で周囲を助ける。
何者かに腹部を刺され負傷するが、自らノートに記した薬効のある植物の知識で命拾いする。

未来から生還すると、同じ大学の蓮見に接触を図り隕石を渡し、遺伝子組み換えで作られた未来の植物など科学的な証拠で乗客たちが未来に行ったことが本当であると証明しようと尽力し、日本政府が秘密裏にFGIロケットを発射し、小惑星を破壊しようと動くことに貢献する。

渡部玲奈(わたべ れな)〈25〉
演 - 古川琴音
ネイリスト。自己中心的なところがある。未来から生還すると、妻帯者だった明石の妻から責め立てられる。

しかし、明石が妻と話し合ったうえ離婚し、交際を申し込まれたことから彼と交際するようになる。

米澤大地(よねざわ だいち)〈22〉
演 - 藤原丈一郎(なにわ男子)
ゲーム制作の専門学校生に通う関西人の青年。
6号車の乗客たちが5号車を襲撃し乱闘が勃発すると、全員に訴え争いを止める。

未来から生還すると田中の家を訪れ、彼の娘に未来での父親の様子を伝える。

小惑星の落下に人類が協力し合い対処しようと呼びかける動画を配信すると、潮目が変わり、「隕石衝突」説を信じる人たちを増やすことに貢献する。

江口和真(えぐち かずま)〈17〉
演 - 日向亘
名門高校の高校生。医者志望の受験生。
受験勉強の合間にも小春と逢瀬を重ねるが、未来の世界で彼女から妊娠を告げられる。

父親に小春との交際、妊娠を怒られると不安を強く抱き、そのことを察した小春から距離を置かれる。

未来から生還すると、小春と結婚し、一緒に子供を育てることを決める。

佐藤小春(さとう こはる)〈18〉
演 - 片岡凜
名門高校の高校生。和真とは同級生の恋人であり幼なじみ。

和真との子供を身籠っていることを未来の世界で知り、どうすればよいか思い悩み、子供を産む決心をする。

未来の世界から生還すると、無事子供を出産し、駆けつけた5号車の乗客たちから祝福される。

田中弥一(たなか やいち)〈55〉
演 - 杉本哲太
虚無な毎日を送る警備会社のサラリーマン。5号車の乗客の中では年長者。
5号車からは距離を置き、一人で野宿するようになるが、白浜に乞われ自衛の知識を伝授する。

やがて6号車側の内通者となり、食料を見返りに5号車の動向を山本に密告する。ミーポと呼ぶ人形を作り、話しかける。

5号車と6号車の乗客たちの乱闘が勃発した際は、一人だけ安全な場所に座り込み「戦争だ!潰し合え!」と捲し立てた。

ワームホールが開き、2023年に戻ろうとしたつくばエクスプレスに直哉を乗車させ、車両のドアを閉め、自身は未来の世界に留まる。

2026年に生還した米澤が赤いジャケットを目印に列車のトンネル近くに埋めたタイムカプセルを掘り起こし、カプセルに入れられた手紙から、娘や2026年の様子を知る。

寺崎佳代子(てらさき かよこ)〈48〉
演 - 松雪泰子
人材派遣会社「Spice-up」を経営するキャリアウーマン。
超高層ビルを探索するための移動中、夜のオーロラに共鳴して光を放つ石を発見する。

未来から生還すると、防災インフラの整ったスイスに知り合いがいることから、5号車の乗客たちにスイスに向かうよう呼び掛ける。

立花弘子(たちばな ひろこ)〈37〉
演 - 大西礼芳
システムエンジニア。自分に自信がなく人付き合いが苦手だが、現在婚活中。

埋没した電車の架線を頼りに発見した「つくばエクスプレス南千住変電所」を再起動させる。

明石周吾(あかし しゅうご)〈32〉
演 - 宮崎秋人
会社員。承認欲求は高いが、積極的に行動しない。

サバイバル生活を通じ、玲奈との仲を深めるが実は妻帯者であったことから、未来から生還すると妻との不和の原因となる。しかし妻と話し合いのうえ別れ、玲奈に交際を申し込む。

小森創(こもり はじめ)〈48〉
演 - 村田秀亮(とろサーモン)
駅員。仕事は真面目に取り組んでいるものの、トラブルがあると思考が停止する小心者。

5号車の乗客
2060年の未来へワープした、つくばエクスプレス5号車の乗客たち。
丸山喜代〈67〉
演 - 外海多伽子
緊急停止で車両内で負傷した高齢女性。大病を患っていたが回復している。

隕石衝突の日が来ても、命がなくなるのではなく、元いた場所に戻るだけと達観した考えを語り、日本に留まると告げる。

土屋清〈62〉
演 - 八尾三郎
緊急停止で車両内で足を負傷した高齢男性。

吴宇春(ウー ユーチュン)
演 - 梅舟惟永
中国系の観光客の女性。車両内で夜寝付けない小春に「ダイジョウブ?」と言って、購入したフリースを差し出す。

宋浩然(ソン ハオラン)
演 - 結城駿
中国系の観光客の男性。宇春のパートナー。

長谷部健一
演 - 竹森千人
自動販売機の補充員。補充しようとしていた飲料水やお茶を何者かに盗まれる。

松井こよみ〈61〉
演 - 長尾しのぶ

草野芳子〈63〉
演 - 山ア純子

その他の5号車乗客
二見里佳子〈28〉
演 - 二宮理奈

朝田寿史
演 - 朝比奈樹

上島太一〈22〉
演 - 上原優佑

秋野結〈24〉
演 - 秋葉優海

鈴城武弘
演 - 鈴木紀進

高木俊一
演 - 高草木淳一

江川栞
演 - 江戸川しおん

磯野弘子〈51〉
演 - 磯谷多貴子

美原優希
演 - 美来美月

秋山浩二
演 - 秋吉孝勇



6号車の乗客
2060年の未来へワープした、つくばエクスプレス6号車の乗客たち。
山本俊介(やまもと しゅんすけ)
演 - 萩原聖人(第4話 - )
IT企業の経営者。6号車の乗客のリーダー的存在。

発見した船舶の残骸に残された手帳に記された内容から、2026年にスペースデブリにより軌道を変えられた隕石が地球に落下し文明が崩壊、自分たちは2060年の未来にワープした情報を掴む。他の乗客たちには船舶無線がカナダに繋がり、その情報を得たと嘘をついていたが、そのことに気付いた紗枝を船舶内に幽閉する。

矢島ら不良グループが独断で5号車の襲撃に向かったことを知ると、紗枝を5号車と交渉する材料として利用しようとするが、既に彼女が自力で脱出していたため断念。さらに、自身がついていた嘘を紗枝によって5号車と6号車の乗客たちの大半に暴露されると、直哉たちに謝罪をせず開き直るような態度を取りつつも、自らの敗北を認め、優斗に手帳を渡して姿を眩ます。

植村憲正(うえむら のりまさ)
演 - ウエンツ瑛士(第4話 - )
工務店に勤務していた職人。工務店での職人のスキルを活かし、手作りでサバイバル生活に必要な設備を揃えていく。未来から生還すると、将来、隕石の落下で人類が滅亡すると動画配信で啓蒙活動を行うようになる。

加古川辰巳(かこがわ たつみ)
演 - 西垣匠(第4話 - )
ある秘密を抱える男。祥大を刃物で襲い負傷させる。

梶原朱美(かじわら あけみ)
演 - 大後寿々花(第5話 - )
将の母親。山本の嘘を知りながら、彼に逆らうことができず紗枝の船舶内への幽閉を看過する。後に自力で脱出した紗枝と対面した際、助力できなかったことを彼女に謝罪した。

山本がいなくなると、6号車の乗客たちの統率が取れなくなったため、5号車で生活させて欲しいと将を伴い現れる。

梶原将
演 - 小谷興会(第4話 - )
謎の少年。自衛のために優斗たちが仕掛けた「くくりわな」に足を掴まれる。

跡を追跡する優斗と紗枝を川のほとりで待たせ、日が落ちてからつくばエクスプレス6号車に案内する。
車両が2060年へワープする直前、車窓から流れ星を目撃していた。

矢島樹(やじま いつき)
演 - 鈴之助(第5話 - )
不良。後輩の吾妻と岬を伴い紗枝と玲奈に襲い掛かり、後に5号車を襲撃する。

吾妻将太朗(あづま しょうたろう)
演 - 三宅亮輔(第5話 - )
矢島の地元の後輩。

岬享吾(みさき きょうご)
演 - 金本勇利(第5話 - )
矢島の地元の後輩。

神代恵美
演 - 織田あいか(第6話 - )

江戸川歌子
演 - 美玖空(第6話 - )
紗枝を探しに6号車に乗り込んできた直哉と優斗に驚く。

海老原力
演 - 加治将樹(第5話 - )
蜘蛛が木の下に巣を張っていたことから、もうすぐ大雨が降ると釣りをしていた直哉と優斗に川から引き上げるように忠告する。

川で光る石を見つけた直哉たちに、恐らくそれは隕石だろうと告げる。

2023年の人たち
三島すみれ(みしま すみれ)
演 - 山口紗弥加
直哉が勤める美容院のオーナー。

萱島達哉(かやしま たつや)
演 - 池田優斗(幼少期:白鳥廉)
直哉の12歳離れた異父弟。警察に逮捕され、少年刑務所に2年服役していた。

兄である直哉の捜索状況を得るため、「警察とコネがある」という知人に三島の財布から抜き取った金を渡していたが、三島から騙されていると指摘され、泣き崩れ彼女に謝罪する。

直哉たちが未来から生還した2026年にはすみれの美容院で美容師見習いとして働いている。

高倉康太(たかくら こうた)
演 - 前田公輝
優斗が慕う先輩消防士。火災現場で優斗をバックドラフトから庇い、下半身不随となる。

レスキュー中の優斗のミスを報告しないことで無言の圧力をかけ、彼を責めていたことを後悔しており、未来から優斗が生還するとリハビリで立ち上がれるようになった姿を見せ、過去の過失を乗り越えてゆけと彼を励ます。

樋口真緒(ひぐち まお)
演 - 志田彩良
優斗が想いを寄せる、お好み焼き屋「ひょうたん」の店員。消防活動で高倉を負傷させ落ち込む優斗を励ます。

寺崎茂道(てらさき しげみち)
演 - 坪倉由幸(我が家)
佳代子の夫。一人娘のゆらと妻の帰りを待つ。

田中美帆(たなか みほ)
演 - 金澤美穂
弥一の娘。虚無に毎日をやり過ごす父を疎ましく思い、冷たい態度をとるが、米澤から未来の世界で父は生存していると聞かされると涙を流す。

村木一太(むらき いちた)
演 - 白石隼也
直哉たちが乗車した車両や、消えた乗客の行方を捜査する捜査一課・特殊班の刑事。

駅で未来の世界からワームホールで飛ばされた、田中が作った人形のミーポを見つける。

永田信也(ながた しんや)
演 - 濱津隆之
捜査一課の刑事。北千住駅前で発生した男性刺殺事件の捜査中に乗客失踪事件に遭遇する。

蓮見涼平(はすみ りょうへい)
演 - 間宮祥太朗(第6話 - )
帝都大学の教授。高エネルギー天体物理学の研究者。ワームホールが開けば、タイムワープは可能と提唱する。

超新星爆発による10億度以上のエネルギーが地震を引き起こし、時空に生じた歪みに車両が巻き込まれ消失したと仮説を立てる。

小谷あおい
演 - 松島志歩(第6話 - )
帝都大学の助教授。蓮見の研究室のスタッフ。

ゲスト
第1話
RIKO
演 - 黒木麗奈
直哉がヘアメイクしたファッションモデル。

青木裕子
演 - 青木裕子(本人役、写真出演)
寺崎佳代子の対談の相手。

西野
演 - いしいはじめ(第8話・第9話)
駅員。駅に到着したつくばエクスプレスの5両目と6両目の車両が無くなっていることを村木たちに報告する。

未来の世界(2060年)から2026年5月1日にワープしたつくばエクスプレスの5号車の乗客たちと線路上で遭遇する。

高倉千代美
演 - 橘花梨(第4話・第9話)
高倉康太の妹。火災現場で優斗を庇った兄はもう歩くことができないと、高倉の病室を訪れた優斗に告げる。

今井百合
演 - 森日菜美(第6話)
紗枝の勤務する高校の女子生徒。代表に選ばれなかったため、部活を辞める。

利恵
演 - 熊井戸花(第6話)
紗枝の勤務する高校の女子生徒。部活を辞めようとする百合を引き留めようとする。

浅利哲夫
演 - 佐藤太助
鉄道職員。つくばエクスプレス緊急報告会にて「今まだ現状を確認中です」と説明する。

第2話
寺崎ゆら
演 - 西奈美怜(第1話 - 第3話・第9話・最終話)
佳代子の娘。反抗期。

佐藤小春の父親
演 - 橋本恵一郎(第4話・第9話)

香織
演 - 徳永笑美里 (第4話・第9話)
小春の母親。

田中薫、役名不明
演 - 川合洋子(第4話)、道仙拓真(第4話)
弥一の妻と息子。

江口冴子
演 - 前野恵(第4話・第7話・第9話)
和真の母親。和真から自己愛が強いと見なされる。

ニュースキャスター
演 - 松原耕二
『報道1630』のニュースキャスター。つくばエクスプレスの事故発生から4日経つが、行方不明者の捜索が続くニュースを伝える。

アナウンサー
演 - 外山惠理(TBSアナウンサー)(第1話 - 第3話)
つくばエクスプレスの事故のニュースを伝える。

第3話
萱島
演 - 河野マサユキ
直哉の継父(直哉の母の再婚相手)。達哉の実父。直哉が15歳のころ、直哉の母が家庭を捨て失踪したことに激昂する。

柳井
演 - 豊田豪(第4話)
刑事。永田たちに失踪したつくばエクスプレスに北千住駅前で発生した男性刺殺事件の犯人が乗車した映像を見せる。

第4話
兼次
演 - 諏訪太朗
祥大の祖父。人付き合いの苦手な幼少期の祥大の気持ちを察し、今のうちに一人を楽しめと、電車に乗って山の自然の中に連れていく。

第5話
羽村
演 - 田中達也
ガールズバーの店員。ピザの配達員をしていた玲奈をキャストにスカウトする。

第6話
日高
演 - 新井佑典(第3話)
つくばエクスプレス6号車の乗客。北千住駅前で発生した男性殺傷事件の犯人。

ワープで未来の世界に到着するとナイフを持って車両内で暴れ出したため山本に制止されるが、その際誤って腹部にナイフが刺さり亡くなり、遺体を地面に埋められる。

ゲーム会社スタッフ
演 - 今井英二
米澤が企画を持ち込んだゲーム会社のスタッフ。アイデアを語る米澤の熱量に付いていけず、「夢ならもっと頑張って」と面談の場を立ち去る。

恵俊彰
演 - 恵俊彰(本人役)(最終話)
『ひるおび』で発生から12日経過した、つくばエクスプレスの乗客集団失踪事件を取り上げる。

アナウンサー
演 - 江藤愛(TBSアナウンサー)(最終話)
『ひるおび』でつくばエクスプレスの乗客集団失踪事件のニュースを伝える。

第7話
前原凛子
演 - 松本琉李
和真の同級生。教室で同級生の悪口を言っており、和真から自分の値打ちを落としていると見なされる。

江口
演 - 野依康夫(第9話)
和真の父。出来のいい息子が自慢。

矢内
演 - 潟山セイキ
帝都大学で蓮見から超新星爆発による10億度以上のエネルギーで生じた時空にの歪みに、つくばエクスプレスが巻き込まれたとの仮説の説明を受ける。

萱島智絵梨
演 - 嶋村友美(第9話)
直哉と達哉の母親。雨の日に直哉と達哉の住むアパートに戻って来るが、自分たちを捨てたと考える直哉は決して彼女をアパートに入れようとしなかった。

直哉が未来から生還すると、動画配信者の取材に不仲だったのにもかかわらず、直哉が美容師になったのを弟の達哉と3人で喜び合ったと、さも仲が良かったように虚をつく。

第8話
宮田
演 - 平野貴大(第9話・最終話)
捜査一課・特殊班の刑事。未来の世界からワームホールで飛ばされた田中が作った人形のミーポを、同僚の村木と駅のホームで見つける。

2060年から生還した優斗から未来へワープした話を説明されるが、信用しようとしない。

第9話
五十嵐葉月
演 - 月森湖子(最終話)
達哉の恋人。美容師見習い。

コウ、アイ
演 - 田村健太郎(最終話)、矢作マサル(最終話)
YouTuber。直哉の勤める美容院や火災現場の優斗の元に押しかける。

リポーター
演 - 上村彩子(TBSアナウンサー)
恵聖医科大学付属足立医療センターの前から、2060年から生還した乗客とその家族の面会の様子をリポートする。

松崎大雅、菅谷
演 - 小川智弘(最終話)、石川啓大(最終話)
現代に帰還した優斗の勤務先である「東京消防庁 上野消防署 特別救助隊」の同僚消防士。

富子
演 - 藤本洋子
火災現場の上野9丁目の住宅の女性。忘れ物を取りに家に戻った夫のことを心配している。

米澤勝子
演 - 城下千砂
米澤の母。

店員
演 - 中村隆希(最終話)
樋口真緒の勤め先であるお好み焼き屋「ひょうたん」の店員。

最終話
芹澤麻子
演 - 今藤洋子
元防衛大臣。現厚生労働大臣。面会を直訴した佳代子に、消えた車両の乗客たちの証言が正しかったことを把握した政府が、2026年12月9日に飛来予定の小惑星に向け、軌道を変化させるためのFGIロケットの発射準備を進めていると明かし、国民をパニックにさせないために、小惑星が落下すると煽らないよう依頼する。

服部
演 - 小沼朝生
官房長官。首相官邸で「隕石衝突」説に、国民は冷静に対処するようにと緊急会見を開く。

今井
演 - 園田裕樹
陽和新聞の記者。隕石が落下するとされる12月9日が近づくある日、美容院の前に現れ、直哉に隕石衝突が回避できれば、あなたは声を上げてくれた英雄だと取材する。

みゆき
演 - 平野日乃美
隕石が落下するとされる12月9日が近づくある日、美容院の前に現れ、直哉はうそつきだと非難する。

りな
演 - 田村響華
隕石が落下するとされる12月9日が近づくある日、美容院の前に現れ、直哉はうそつき(5号車の乗客)の仲間ではないと、擁護しようとする。

福島
演 - 岩本淳
消防署での優斗の上司。騒ぎが起こるようじゃ当分現場は無理だと優斗に告げる。

千沙
演 - 大野りりあな
美容室で母親の施術が終わるのが待ちきれない少女。直哉が髪を結ってあげた。

スタッフ
脚本 - 金子ありさ
音楽 - 大間々昂
主題歌 - Official髭男dism「TATTOO」(ポニーキャニオン / IRORI Records)
SF監修 - 高水裕一
アクション監修 - 出口正義
サバイバル監修 - 荒井裕介、梶海斗
消防監修 - 幾田雅明
野草・薬草監修 - 川井希美
警察監修 - 石坂隆昌
医療監修 - 中澤暁雄
演出 - 田中健太、岡本伸吾、加藤尚樹、井村太一、濱野大輝
プロデューサー - 宮ア真佐子、丸山いづみ
編成 - 吉藤芽衣、平岡紗哉
特別撮影協力 - 首都圏新都市鉄道、静岡県裾野市
製作 - TBSスパークル、TBS


番組公式サイト
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