第1話「秘密を抱えた“夫婦”の衝撃ラブサスペンス」
夜明け前。路肩に停めた車の中で、あくびをする闇原こころ(高畑充希)。『週刊熱波』のエース記者である彼女は、相棒カメラマンの加賀美圭介(町田啓太)と共に、清純派女優のスクープつかむため張り込みをしている。こころは、恋人である交番勤務の警察官・朝田虎松(田中圭)と付き合い始めて1年。さらには次のデートがこころ30歳の誕生日のまさに当日だと知った加賀美は、「そろそろプロポーズ来るんじゃない?」と囃し立てるも、こころは複雑な表情を浮かべる。
時は巻き戻り2年前。最悪の出会いを果たすこころと虎松。その後も、職質をかけられスクープを逃したり、泥棒に間違えられたところを救出されたり…しかし、喧嘩ばかりで犬猿の仲だった真逆な2人は、いつしか恋に落ちてゆく。しかし、こころには結婚に踏み切れない理由があった――。
たどり着いたこころの実家。豪華な門が開き、お城のような屋敷に踏み入れていく。蝋燭の灯りが揺れる怪しげなリビング、ビンテージ物の棺桶が飾られ、キッチンにはブラッドサーバーが置かれている。彼女を出迎える、黒いマント姿の父・闇原海造(吉田鋼太郎)、そしてワイングラスで血を嗜む母・闇原伊織(麻生久美子)。そう、彼女の正体は、吸血鬼だ――。
誕生日が近づくにつれ、「このまま秘密を隠して結婚することはできない…」と葛藤するこころ。普通ではない自分がコンプレックスで、これまでの恋愛もずっとうまくいかなかった。好きだからこそ、虎松に全て打ち明けたい。だけど、「秘密を知っても、彼は私を愛してくれるだろうか――?
一方、恋人である虎松もまた、未だ誰にも伝えられていない“秘密”を抱えているようで…?
時を同じくして、春陽町で“血を抜かれた遺体”が発見される。その犯行は、5年前から栄海街で巻き起こっている3件の未解決連続殺人事件と、同じ手口の犯行で…。
第2話 2023年4月25日「愛することは信じること-?」
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