各話あらすじ(2023年4月13日 - 6月15日)全10話
第1話 2023年4月13日「CASE1“炎上”」
神楽蘭(志田未来)は、かつて天才子役として活躍した過去を持つ弁護士。彼女は殺人罪で起訴された親友・早乙女花(北乃きい)の弁護を担当するものの敗訴し、無実だと主張する花を守ることができなかった。自信を失った蘭は弁護士の仕事を離れ、自暴自棄の毎日を送っていた。
そんな中、蘭は、かつて勤めていた弁護士事務所の後輩・流川蒼(橋優斗)から、弁護士が主人公で、自分と同姓同名のブログが炎上していると知らされる。しかし、蘭には身に覚えがなかった。
蘭は、なりすましのブログ主に会いに行く。その人物は、脚本家の黒澤仁(風間俊介)。彼は“絶対に負けない弁護士・神楽蘭”として、裁判に勝ったエピソードの数々をブログに綴っていた。
黒澤は悪びれもせず、自分の作品としてブログを書いていると主張。さらに彼は、蘭に対して「お前が名前を変えろ」と言い出し、蘭は困惑するばかり。そこに成宮美咲(森カンナ)という女性が訪ねてくる。美咲は、神楽蘭のブログを読んで依頼に来たのだった。
第2話 2023年4月20日「CASE2“正体”」
蘭(志田未来)は、黒澤(風間俊介)の家で法律事務所を開業することに。蒼(橋優斗)も父・大治郎(升毅)の事務所を辞めて、蘭の事務所に加わる。
そんな中、蘭に弁護を依頼したいという速水政樹(泉澤祐希)が事務所を訪れる。彼は、蒼の大学時代の同級生だった。フードデリバリーの配達員をしていた速水は、配達先の女性・結衣(生駒里奈)に訴えられたのだ。
速水は結衣の家に商品を配達する際、自分の連絡先を書いたメモを添えたり、家の周辺をうろつく姿が目撃されていた。結衣の夫・大輔(白石隼也)が速水の不審な行動に気付き、弁護士を通じて速水に警告。しかし、速水が結衣への付きまといを止めなかったため、ストーカー行為による慰謝料請求訴訟となった。
速水は蘭たちに、結衣と執拗にコンタクトを取ろうとしたのは彼女がDVを受けているからだ、と告白。速水によると、最初に配達した時に結衣が大輔に暴力を振るわれる様子を見て、なんとかしなければいけないと思い、ストーカーとみなされた行動は全て、彼女を助けたい一心でやったことだったという。
黒澤は、速水がストーカー行為をごまかすためにDVをでっち上げているのではないかと疑う。一方、速水のことを真面目で優しい人間だと信じている蒼は、黒澤に反発する。
第3話 2023年4月27日「CASE3“記憶”」
蘭(志田未来)の事務所に、母の弁護を依頼したいという青年・光(福山翔大)が訪れる。光の母であり、洋食屋の店主をしていた洋子(宮崎美子)は、料理人の清水と口論の末、階段から突き落としてしまった。光は、母が清水に店を騙し取られたのだ、と蘭たちに主張する。
蘭は洋子と接見し、事情を聞く。夫とともに洋食店を切り盛りしていた洋子は、5年前に夫が亡くなった後も店を続けてきたが、ついに手放す決意をした。洋子が、ずっと守ってきた店の味を大切にしてくれる後継者を探していたところ、清水と出会った。清水は最初、真面目な人物に思われたが、契約を交わした途端にひょう変。店を潰して土地を売り払うと言い出した。約束が違うと言っても、まったく聞き入れようとしない清水にカッとなり、彼を突き落としてしまった、と洋子は語る。
蘭は、黒澤(風間俊介)と蒼(橋優斗)とともに弁護方針を話し合う。洋子は加害者ではあるものの、詐欺被害者の可能性が高い。蘭は、洋子の刑を軽くしたいという思いを強くする。3人は、詐欺を立証して情状酌量を狙うことに。
洋子が清水と出会ったきっかけは、会社を売りたい人と買いたい人をマッチングさせるM&Aサービスだった。蘭と蒼は、洋子が利用したM&Aマッチングサービスの会社で、洋子と清水が交わした契約書を確認。しかし、詐欺の証拠となるような不審な点は見つからない。蘭は、事件について最初から調べ直すことに。
第4話 2023年5月4日「CASE4“正義”」
蘭(志田未来)は、ある特殊詐欺事件で逮捕された大学生・翼(奥野壮)の弁護を担当することに。翼は詐欺の末端である“受け子”で、一人暮らしの高齢者からキャッシュカードを騙し取ろうとしたのだ。
接見のために警察署を訪れた蘭と蒼(橋優斗)は、刑事の北見(淵上泰史)から翼が容疑を否認していると聞かされる。翼は蘭と蒼に、求人サイトで見つけたアルバイトに応募して指示通りに仕事をしただけで詐欺とは知らなかったと語る。翼は、高額報酬に釣られた若者が知らないうちに詐欺に加担させられる“闇バイト”に手を染めてしまったと思われた。翼が何も知らなかったと立証できれば、罪には問われない。蘭は「一緒に頑張りましょう」と翼を励ます。
黒澤(風間俊介)は蘭に、闇バイトをやっている人間のほとんどが詐欺と認識しているのが現実だと告げる。翼が嘘をついているのではないかと疑う黒澤に対して、蘭は翼の無実を信じていた。
日本の刑事裁判の有罪率は99.9%であり、起訴されて刑事裁判になれば勝ち目はない。蘭たちは不起訴処分に持ち込む方針で、調査を進めるも思うように運ばない。そして翼は起訴され、蘭たちは0.1%の可能性に賭けるしかなくなる。
そんな中、第一回公判が開かれる。黒澤は、傍聴席で女性の遺影写真を見ている青年・大貴(岩井拳士朗)に気付き不審を抱く。
第5話 2023年5月11日「CASE5“仮面”」
蘭(志田未来)の事務所に、子役時代の友人・紗世(堀田茜)が妹に連れられてやってきた。もうすぐ結婚するという紗世は幸せそうだが、妹は姉が騙されていることに気付き、相談に来たのだ。
紗世の結婚相手は、SNSで知り合ったハン・ジエンという男。しかし、紗世はジエンと直接会ったことがなく、彼に頼まれて300万円を送金していた――彼女は、国際ロマンス詐欺に引っかかってしまったらしい。
妹は蘭に、紗世の目を覚ましてほしいと頼む。弁護士の立場では返金の手伝いしかできないと戸惑う蘭。すると黒澤(風間俊介)が「探偵になればいい」と言い出す。そこで蘭たちは、ハン・ジエンの正体を突き止めることに。
蘭と黒澤は、紗世とジエンのビデオチャットをモニタリングする。黒澤は紗世に、ジエンをおびき出すためのやり取りを書いた台本を渡し、その通りに話すようにと伝えていた。演技に自信がないという紗世に、蘭は子役時代の演技スキルを紗世に伝授する。
そして紗世は、ジエンと直接会う約束を取り付けることに成功。紗世とジエンの待ち合わせ場所に、蘭と蒼が向かい待ち伏せる。しかし現れたのは、ジエンとは似ても似つかない近藤(篠山輝信)という人物。近藤は、そんな男のことをまったく知らないという。後日、蘭たちは改めて、紗世を連れて近藤に会いに行く。近藤と対面した紗世は、突然泣き出し…。
第6話 2023年5月18日「CASE6“自立”」
蘭(志田未来)は蒼(橋優斗)から黒澤(風間俊介)の婚約者が連続女性殺人事件の被害者だった過去を聞かされ、混乱していた。蒼は蘭に、黒澤の周辺をさらに詳しく調べると告げる。
そんな中、蘭は、ある医大での入試の不正に関する集団訴訟を起こしたいという依頼を受ける。依頼人は、その医大の入試を受けた日奈(木下彩音)をはじめとした女子受験生3人と保護者たち。日奈の母・理香子(中島ひろ子)が蘭に事情を話す。
日奈は、医大受験後の自己採点で合格圏内だと自信を持っていた。しかし、結果は不合格。その後、理香子と日奈宛に差出人不明の封書が届く。中身は、医大の全受験者の入試成績データを記した内部資料だった。そのデータによると、日奈ら女子3人より点数の低い男子受験生が合格していた。理香子たちは、女子より男子を取りたいと考えた性差別ではないかと疑い、大学側に説明を求めた。しかし、大学側は否定。納得できない彼女たちは、裁判を起こすと決意したのだった。
理香子と日奈が手に入れた入試データは誰が作成したか分からず、提供者も不明で、証拠としての価値が低い。蘭は、作成者か提供者を探し出して裁判で証言してもらおうと考える。
蘭と蒼は、医大の入試委員長・栗原(黒田大輔)の元を訪ねる。栗原は、何も知らないと言って蘭たちを拒絶する。栗原には、日奈と同い年の息子・慧太(小宮璃央)がいた。
第7話 2023年5月25日「CASE7“対峙”」
蘭(志田未来)は黒澤(風間俊介)に、花(北乃きい)の夫を殺したのか?と抱いていた疑惑をぶつける。黒澤は、連続殺人事件の犯人・早乙女蓮(カトウシンスケ)を殺したのは自分ではないと否定。さらに黒澤は、連続殺人事件の真犯人は早乙女蓮ではないと告げる。
戸惑う蘭に黒澤は、自分と早乙女蓮との関係を語り始める。黒澤の過去が、ついに明らかに――? 一方、蒼(橋優斗)は蘭に、黒澤の周辺を探るためにしばらく休みが欲しいと申し出る。
そんな中、蘭は新しい依頼を引き受ける。依頼人は、とある市役所に勤めていた亜紀(穂志もえか)。市役所の窓口担当だった彼女は、たびたび訪れるクレーマーの田代(浜中文一)に嫌がらせを受けていた。ある日、田代のクレームが長時間にわたり、亜紀は追い詰められる。
亜紀の上司・津田(和田聰宏)は田代をなだめるため、亜紀に土下座を強要。田代に土下座までさせられたことがトラウマとなり、亜紀は心身に不調をきたして市役所を退職した。クレーマーから守ってくれなかった津田をはじめとする市の対応に納得ができない亜紀は、市を相手取って訴訟を起こしたいという。
第8話 2023年6月1日「CASE8“追憶”」
椿(市川知宏)の妻・沙良が殺され、衝撃を受ける蘭(志田未来)と黒澤(風間俊介)。妻の死を嘆き悲しむ椿を目の当たりにして、黒澤は自責の念に駆られる。彼は、蒼(橋優斗)が事件に関わっているのではないかと疑いを強め、父親の大治郎(升毅)に息子の蒼の居場所を教えろと迫る。しかし、大治郎は「知らない」と言って黒澤をあしらう。
まもなく、沙良殺害の容疑者として椿が逮捕され、蘭は椿の弁護を担当することに。
沙良は、これまでの連続女性殺人事件と同じく、塩化カリウムが入った注射器により殺された。椿が事件前、犯行に使われたのと同じ型の注射器と塩化カリウムを購入していたことが判明。椿は犯行時刻に自宅にいたと主張するが、その時間帯に椿宅を訪ねた宅配便の配達員は椿が不在だったと証言する。
椿に不利な証拠が揃う中、蘭は黒澤から、なんとしても椿を不起訴にするようにと告げられる。椿の身柄が拘束される勾留期間は最長で20日間。それまでに嫌疑を晴らすだけの証拠を揃えなければ、椿は起訴されてしまう。蘭は、椿と交流のあった人物や近隣住民に話を聞くものの、目ぼしい情報は得られない。一方、蒼の行方は分からず、黒澤の調査も行き詰まる。椿の勾留期限が迫り、打つ手がなくなった蘭と黒澤は、掟破りの大胆な行動で勝負に出ることに――!
椿に罪を着せたのは、蒼なのか? 蘭と黒澤は、絶対的不利な状況から椿を不起訴に持ち込めるのか!?
第9話 2023年6月8日「CASE9“再開”」
蘭(志田未来)は刑務所で花(北乃きい)と面会し、連続女性殺人の5人目の被害者が出たことを知らせる。それは、連続殺人の犯人が亡くなった蓮ではなく、まだどこかで生きていることを示す証でもあった。蓮の疑いが晴れれば、花が蓮を殺す動機も成立しなくなり、花の無実が証明できる。そう訴えかける蘭に対し、花は拒絶。刑務所で苦しみ続けてきた花は、心を閉ざしていた。それでも蘭は、花に「私が真犯人を見つけ出して、無実を証明する」と告げる。
一方、黒澤(風間俊介)は、蒼(橋優斗)と対峙する。連続女性殺人の4人目の被害者・瓜生二重との関係を隠していた蒼。彼は黒澤に、真実を語り始める――。
蘭は花の無実を証明するため、再審請求に向けて奔走する。再審請求が認められるケースは極めて少なく、“開かずの扉”と言われている。決定的な証拠をつかまなければ、とても無理な状況だが、蘭は思うように情報を集めることができない。
そんな中、黒澤は蘭に、花の息子・早乙女陽斗と会ってきたと告げる。陽斗は、花の逮捕後から児童養護施設で暮らしていた。陽斗が事件当日のことを何か覚えていれば、証拠を見つけるきっかけになるかもしれない。しかし、蘭は、幼い子供を利用しようとする黒澤に反発。黒澤は蘭に、陽斗にも母を救いたい思いがあるはずだと主張する。覚悟を決めた蘭は陽斗を連れて、刑務所で花と対面し…。
蘭と黒澤は、“開かずの扉”を開いて再審を勝ち取れるのか? そして、残忍な連続女性殺人の真犯人が、ついに明らかに――!?
最終話 2023年6月15日「CASE10“約束”」
蘭(志田未来)は、速水(泉澤祐希)にナイフを突き刺している黒澤(風間俊介)を目撃してしまった。まもなく、黒澤が逮捕される。蘭は、警察署で黒澤と対面。黒澤は、十和(入来茉里)を殺した連続殺人犯が速水だと気づき、彼を殺そうとしたものの、できなかったと告白する。
しかし、速水を刺したのが黒澤でないことを立証するのは難しい。黒澤自身も復讐を果たせなかったと思い込み、気力を失っているようだった。
連続殺人の真犯人は速水であり、花(北乃きい)の夫の蓮(カトウシンスケ)を殺したのも速水である可能性が高い。蘭はこの真実を明らかにして、花の無実を証明しようとする。
一方、蒼(橋優斗)は、花が有罪になるよう仕向けた大治郎(升毅)を問いただす。大治郎は何も語らないものの、法廷には立つと約束する。蒼と大治郎、法廷で親子が対決することに――!
花と黒澤の無実を証明すると決意した蘭だったが、状況は厳しく、再び黒澤の元へ。
花と黒澤を救うべく、絶対に勝たなければならない裁判が迫る。蘭は、ふたりの未来を照らせるのか!?
キャスト
神楽法律事務所
神楽蘭(かぐら らん)〈29〉
演 - 志田未来(子役時代:寺田藍月)
親友を冤罪で殺人犯にしてしまい、法曹界から姿を消した弁護士。子役時代に演じた「小さな弁護士コラン」で培った演技力を持つ。
黒澤仁(くろさわ じん)〈40〉
演 - 風間俊介
謎の天才脚本家。「絶対に負けない弁護士」として、神楽蘭の名前で裁判に勝った架空のエピソードの数々をブログに綴っていた。
蘭が裁判に挑む際、弁論用の台本を準備し、彼女に台本通り演じるよう指示を出す。
速水政樹が婚約者である黛十和の殺害犯の可能性があると気付くと、刃物を持ち彼の元を訪れ、彼を刺そうとするが、その前に彼自身が刃物で腹部を刺したため、殺人未遂の容疑で逮捕されるが、自分が刺したことにして速水を連続殺人の犯人と引きずりだす。 子役時代の蘭と「小さな弁護士コラン」の撮影現場で出会っており、それがきっかけで脚本家を志していた。
流川蒼(るかわ そう)〈27〉
演 - 橋優斗(HiHi Jets / ジャニーズJr.)
新人弁護士。蘭の後輩。流川大治郎の息子。ただ勝つための裁判をする弁護士には成りたくないと流川綜合法律事務所を辞め、蘭を慕って神楽法律事務所に合流する。
連続殺人事件の被害者・瓜生二重が殺害された日、彼女と最後に接触した人物と判明し、事件の関与が疑われると事務所から姿を眩ます。
しかし当時、瓜生の忘れたイヤリングを取りに飲食店に引き返し、彼女を一人にしたので死なせてしまったと言い出せず、黒澤が殺された婚約者十和の復讐のために早乙女蓮を殺害したかもしれないと彼のアリバイを調査していただけであった。
速水政樹を連続殺人犯として有罪にするために、父の大治郎が行っていた裁判に勝つために証拠資料となる医療カルテの捏造を行っていたことを黒澤による速水政樹の殺人未遂事件の裁判で告発する。
流川綜合法律事務所
蘭が1年前まで所属していた大手弁護士事務所。
流川大治郎〈54〉
演 - 升毅
所長。蒼の父親。裁判で勝つために何年も前から懇意にしている黒中病院に裁判の証拠となる医療カルテを捏造させていたことで、東都出版の芳野小太郎から記事にすると脅され、記事の差し止めのために、早乙女花が夫殺害の裁判で有罪となるように仕向けていたが、息子の蒼に突き止められ、黒澤による速水政樹の殺人未遂容疑の裁判でその事実を明かされたため、自身の罪を認める。
藤堂亜蘭〈46〉
演 - 遊井亮子
蘭の元先輩。エース弁護士。裁判に勝つために、流川大治郎が何年も前から懇意にする黒中病院に裁判の資料となる医療カルテを捏造させていたことを、彼の息子である蒼に打ち明ける。
冤罪事件の関係者
早乙女花〈29〉
演 - 北乃きい(幼少期:宮地美然)
蘭の親友。夫を殺した罪で刑務所に服役中。
早乙女蓮
演 - カトウシンスケ
花の夫。殺人事件の被害者。東都出版社の記者で、女性連続殺人事件の犯人とされる。
早乙女陽斗
演 - 市野叶
花と蓮の息子。現在は養護施設で生活している。
黒澤の関係者
椿九重〈31〉
演 - 市川知宏(第3話 - 最終話)
黒澤の書斎に出入りし情報を提供する謎の男。流川が興信所に依頼し、東都出版社に出入りするフリーライターと判明する。
妻・椿沙良の殺害時刻に彼女の結婚記念日を祝うため自宅にいたと供述するが宅配業者が不在だったと証言し、塩化カリウムと注射器を購入していたため、殺害容疑で検察に拘留される。
黛十和(まゆずみ とわ)〈31〉
演 - 入来茉里
フラワーデザイナー。連続猟奇殺人の二人目の被害者で、黒澤の婚約者。5年前に何者かに塩化カリウムを注射されて殺害され、左薬指に5つの指輪をはめられる。
黒澤は、彼女の遺体を発見直後、遺体から甘い香水の香りを嗅ぎ取っている。
速水政樹
演 - 泉澤祐希 (第2話・第7話 - 最終話)
フードデリバリーの配達員。流川蒼の大学時代の友人。
配達時に結衣が夫の大輔からDV被害に遭っているのを目撃し、助けるために接触を図ろうとするが、その行為を妻へのストーキングとして大輔から訴えられる。実は地下アイドル時代の結衣のファンで、ストーカーと勘繰られることを嫌がり、そのことを伏せて蘭に弁護を依頼していた。
裁判後は飲食店店員となり、大学の同級生だった瓜生が殺害される直前、同窓会の帰りに流川蒼が彼女を送っていったと黒澤と椿に証言する。
婚約者である黛十和を殺害した可能性があると気付いた黒澤が刃物を持ち刺されそうになると、自らその刃物で腹部を刺し、黒澤を殺人未遂の容疑で逮捕させる。
連続殺人犯の罪を擦り付けるため早乙女蓮を殺害したと思われたが、推定殺害時刻にはアルバイトする飲食店にいたアリバイがあったが、それは自分の連続殺人がバレることで社会的信頼を失うことを恐れた父の芳野が早乙女蓮に罪を擦り付けるために彼を殺害したことを打ち明ける。
母親が父の芳野からのモラハラで精神疾患を患い離婚、最後は自殺して亡くなったことが影響し、「人生をやり直したいと」つぶやいていた母親に似た女性たちを生まれ変わらせるとの理由で塩化カリウムを注射して殺害し、胎児の姿勢にして赤ちゃんの匂いがする香水をふりかけ、左薬指にエンジェルナンバーの5を意味する指輪をはめ「彼女たちを救っていた」と主張する。
ゲスト
第1話
成宮美咲
演 - 森カンナ
結婚式場「エタンセルブライダル」の元ウエディングプランナー。結婚式のダブルブッキングが原因でSNSの誹謗中傷に晒される。
誹謗中傷した人物を訴える過程で、元同僚の遥が会社の指示でSNSに誹謗中傷を書き込み、ダブルブッキングに関して自分に落ち度がなかったと知り、「エタンセルブライダル」を訴える。
足立遥
演 - 小島藤子
美咲の「エタンセルブライダル」での元同僚。情報開示請求でSNSに美咲への誹謗中傷を書き込んだ人物と判明する。
結婚式のダブルブッキングの悪評騒ぎの責任を美咲に擦り付けるよう、ダブルブッキングした張本人である部長の高坂から美咲の誹謗中傷をSNSに書き込むよう命令されたと明かすが、第1回口頭弁論で蘭たちを裏切り、美咲の担当するカップルより1か月前に式場予約したと証言を変える。
第2回口頭弁論で蘭に病気の息子の手術代を手に入れるため、会社の指示で美咲に誹謗中傷したのではないかと質問され、美咲とコンビを組んで結婚式でカップルたちに心遣いをしていた話を持ち出され良心に訴えられ、ダブルブッキングは美咲に責任はなく、会社が意図的にやったと証言する。
小林、向井
演 - 喜入翔大、丹野未結
「エタンセルブライダル」で式場を予定していたカップル。予約管理システムの不具合によるダブルブッキングで結婚式を先延ばしにされた不満をSNSで発信、式場への悪評が発生しデマまで流され、やがて誹謗中傷が美咲に向けられるようになる。
大宮司と婚約者
演 - 中村隆希、結城陽葵
大宮司グループの御曹司とその婚約者。VIP客であることから「エタンセルブライダル」の部長の高坂に忖度され、先約がある日に結婚式をブッキングされる。
カップル
演 - 重徳宏、持田優奈
1月7日に「エタンセルブライダル」を訪れていた様子を動画配信していたカップル。動画の後方に大宮司と彼の婚約者が映りこんでおり、大宮司と婚約者が美咲の担当するカップルより1か月前に式場予約していた遥の証言が虚偽であった証拠として裁判に提出される。
高坂孝行
演 - 関幸治
「エタンセルブライダル」の部長。美咲が担当するカップルの挙式予定日と知りながら、VIP客の大宮司グループの子息に忖度し、予約を改ざんして結婚式をねじ込み、ダブルブッキングを発生させていた。
社員
演 - 恒吉梨絵、山岡椿
「エタンセルブライダル」の社員たち。寿退社したが離婚して「エタンセルブライダル」に復帰した遥がエース社員の美咲を蹴落とすため、大宮司グループの子息の結婚式を故意にダブルブッキングしたのではないかと蘭の聞き取り調査に答える。
藤井果歩
演 - 秋谷百音
「エタンセルブライダル」の社員。美咲が「エタンセルブライダル」を訴えた裁判の第1回口頭弁論を傍聴しており、蘭から美咲を助ける証言を求められると、口止めされていたが遥の息子が重い病気で入院していると明かす。
ゆうと
演 - 加藤翔太
遥の息子。重い病気で入院している。ウェディングプランナーの母はみんなを幸せにする仕事をしていると看護師に自慢する。
朝烏
演 - 竹森千人(第8話 - 最終話)
早乙女花の事件の担当検事。青柳の上司。
裁判長
演 - 渡部遼介(第9話・最終話)
早乙女花の裁判の裁判長。
佐伯阿澄
演 - 奥田由美(第9話)
早乙女花の裁判に出廷した証人。裁判の前日に流川綜合法律事務所に呼ばれ、大治郎に証言を変えるよう言われた疑惑を持たれる。
裁判長
演 - 坂本直季
美咲が「エタンセルブライダル」を訴えた裁判の裁判長。
俳優 役
演 - 神原哲(第3話)
「小さな弁護士コラン」の出演俳優。劇中で事件を解決したコランに感謝する。
第2話
池上結衣
演 - 生駒里奈(第9話)
主婦。夫・大輔からDV被害に遭っている疑惑がある。元地下アイドル。
速水がDV被害に遭っていないか確認するため、配達のたびに連絡先が書かれた紙を渡されていたが、住所を知られ下手に対応できないため、置き配に変更する。実はDV被害だけでなく、覚せい剤を購入していることを速水に知られていた。
池上大輔
演 - 白石隼也
結衣の夫。結衣にDVを働いていたが、そのことを速水に知られたため、先手を打って彼を妻へのストーカー行為で訴え、流川に代理人を依頼する。
大島綾
演 - 小島梨里杏
結衣の元同僚。リモートで結衣と会話した際、彼女が手話でDVのヘルプサインを送っていたと証言する。
恵理
演 - 湊川えみ
結衣の元同僚。結衣と綾とリモートで同期の出産祝いの相談をする。
木内早苗
演 - 横内亜弓
結衣の自宅の道向かいの住民。結衣がDV被害に遭っていないか蘭から聞き込みを受けるが、流川たちから口止めをされていたため、被害はなかったと告げる。しかし、流川の口止めを指摘され、結衣が被害に遭っているかもしれないと蘭から説得されると、蘭に防犯カメラの映像を提供する。
池上家の近隣住民
演 - 加藤美智子、山口勝弘
結衣がDV被害に遭っていないか、蘭たちから聞き込み調査を受ける。
裁判長
演 - 荒木誠
速水政樹の裁判を担当した裁判長。
鈴木朋哉
演 - 稲川悟史
覚せい剤の売人。フードデリバリーを装い結衣の自宅に入り、DV被害から現実逃避しようとしていた彼女に覚せい剤を売り捌く。
売人の元締め
演 - 吉田興平
売人に覚せい剤を渡す。
エアレンディーテル
演 - 堀江葵月、yukatan、SAKURA、前野璃心
6年前、結衣が所属していた地下アイドルグループのメンバー。
第3話
立花洋子
演 - 宮崎美子
洋食店「コトブキ」の店主。料理人の清水と口論の末、彼を公園の階段から突き落とし負傷させたと警察に自首し、逮捕される。
立花光
演 - 福山翔大(幼少期:小林蒼)
洋子の息子。母が清水に店を騙し取られたと主張し、母の弁護を蘭に依頼する。
店を継がず家を出て漫画家のアシスタントをしており、事件の前日、古川から母が清水に騙され店を売り飛ばされそうになっていると連絡を受け、清水と話をつけると告げていた。
清水光輝
演 - 草野イニ
恰幅のよい料理人。M&Aサービス「コネクトエア」の仲介で洋子の洋食店「コトブキ」の後継者となり、店の味を継ぐ話が取りまとめられる。
しかし、店を引き継ぐと店舗を売りに出すと言い出したことから洋子と口論となり、彼女に階段から突き落とされ負傷したとされる。
前田龍太
演 - 田野倉雄太
「コネクトエア」の代表。後継者を探していた「コトブキ」と料理人の清水を引き合わせる。
その正体は清水と手を組む詐欺師で、彼の詐欺のやり口が気に入らず口論となり、公園の階段から突き落とし負傷させた真犯人であった。
犯行後、洋子を電話で呼び出し、彼女の息子・光が清水を突き落としたのを目撃したが、息子の身代わりになればそのことは口外しないと洋子を脅し、彼女を犯人に仕立て上げた。
古川浩二郎
演 - 清水伸
「コトブキ」の従業員。元々は店の常連客であったが、従業員となる。
清水が「コトブキ」の後継者となる前、彼の前の職場「ひまり亭」を見学しており、蘭とともにその店を確認に行くと、その店は無くなっており、調査の結果、映画の撮影セットとして1日だけ存在した、実体のない飲食店であったと判明する。
検察官
演 - 浜田信也
洋子の傷害事件裁判を担当した検察官。
裁判長
演 - 青木一平
洋子の傷害事件裁判を担当した裁判長。
綿貫智(わたぬき さとし)
演 - 高久慶太郎
飲食店事業も行う不動産業者「帝進エステート」の代表取締。山下という男に騙され、実体のない飲食店を買わされる被害に遭うが、証拠が見つからず犯人逮捕に至らなかった。
裁判で蘭から清水の写真を見せられると、彼は山下に間違いないと証言し、清水が当初から「コトブキ」を売り捌くため、洋子に接触した可能性が浮上する。
真犯人が捕まると、洋子に「コトブキ」を買い取り、店を引き継ぐと申し出る。
榊原
演 - 桜井拓海
洋子の傷害傷事件のあった公園でジョギングしていた男性。蘭たちの聞き込みで事件当時、洋子と話していたのは清水とは別人の細身の男性であったと証言する。
立花正幸
演 - 中田春介
5年前に亡くなった洋子の夫。料理人。生前、「小さな弁護士コラン」の撮影現場にケータリングにやってきて、子役時代の蘭にクラムチャウダーを振舞っている。
監督
演 - 河野達郎
「小さな弁護士コラン」の監督。
子供検察官 役、子供裁判長 役
演 - 沼田あきら、石塚錬(第1話)
劇中劇「小さな弁護士コラン」に登場する子役。
第4話
村山翼(むらやま つばさ)
演 - 奥野壮
求人サイトの仕事を闇バイトと知らず、受け子として特殊詐欺で高齢女性からキャッシュカードを奪おうとした大学生。
交際相手の原菜月を3年前自殺に追い込んだ特殊詐欺組織の黒幕(金主)の正体を暴くため、あえて特殊詐欺の受け子に応募していた。
堀内英典(ほりうち ひでのり)
演 - 阪田マサノブ
「巨悪を眠らせない」が信条の検察官。最初から詐欺と知って特殊詐欺に加担しただろうと村山の罪を問い詰め起訴する。
村山が通信アプリで受け子を求人する音声データを提出し、指示役であったが人材不足で受け子役も兼任したと村山を追求する。
北見昌彦(きたみ まさひこ)〈42〉
演 - 淵上泰史
葛飾西警察署刑事課の刑事。村山を特殊詐欺の容疑で逮捕する。
黒澤と蘭の尽力で村山に通信アプリを使い指示を出していた特殊詐欺の黒幕(金主)であることを突き止められ、堀内からも証拠となる通話時の映像を突き付けられる。
取り調べを受けるが巧妙に罪を逃れたところを警察署の前で原大貴に刺殺される。
小森節子〈78〉
演 - 澤井孝子
特殊詐欺の被害に遭いかけた高齢女性。特殊詐欺と気付き、警察に通報する。村山からの示談交渉を反省していないと拒絶する。
原大貴〈27〉
演 - 岩井拳士朗
菜月の兄。妹の遺影を抱き村山の裁判を傍聴し、自殺した妹と交際していた村山が特殊詐欺の指示役と知り、妹が騙されていたのではないかと心を痛める。しかし、村山が妹の死後も妹を騙した特殊詐欺組織の黒幕を探す報告メールを送っていたことを知る。北見が妹を自殺に追い込んだ詐欺の黒幕と知ると、彼を警察署の前で刺殺する。
原菜月
演 - 竹野留里
大貴の妹。村山の交際相手。3年前、偽のフィッティングモデルの求人に応募し、下着写真を送るように求められそれに応じると、金を渡さないと下着写真と住所をSNSで拡散すると脅迫メッセージが届き、うつ状態となって自殺してしまう。
辻田智子
演 - 菊竹桃香
フィールドキャスター。詐欺の黒幕として逮捕されなかった北見が、原大貴に刺殺されたニュースを犯行現場となった警察署の前から伝える。
裁判長
演 - 潟山セイキ
村山の特殊詐欺裁判の裁判長。
第5話
橋垣紗世
演 - 堀田茜
国際ロマンス詐欺の被害者。元子役で子役時代の蘭の友人。ドラマの感想を語り合うSNSで韓国人ハン・ジエンと親しくなり、結婚を約束する仲になり結婚の準備資金として300万円を渡していたことから、妹の世那から国際ロマンス詐欺に遭っていると神楽法律事務所に連れてこられる。蘭からの演技指導を受けビデオチャットでハンを芝居で泣き脅し、対面するように仕向ける。
近藤良太
演 - 篠山輝信
「近藤ロジスティックス」の経営者。蘭の作戦で誘き出した国際ロマンス詐欺を行うハン・ジエンとの待ち合わせ場所に居合わせるが、ハンが誰かも知らず、無関係と主張する。
紗世がハンにプレゼントしたキャンドルと同じ品が会社に置かれており、ディープフェイクにより成りすましていたハンと同一人物との疑惑が深まる。
鈴村志乃
演 - 水上京香
「近藤ロジスティックス」の良太の秘書。蘭が「近藤ロジスティックス」を訪問時、左手の薬指に指輪の跡があったことを目撃され、蘭に問い詰められると良太との不倫を認める。
良太から贈られた指輪として、紗世がハン・ジエンから贈られたものと全く同じ指輪をはめていたことから、良太とハン・ジエンが同一人物との疑惑が深まる。
近藤馨子 / ハン・ジエン
演 - 黒川智花 / 古屋呂敏
良太の妻。「誰よりも君のことを想っている」と複数の不倫相手にささやく良太を許せず、自分がいなければ生活できないと陰口を叩く良太を見返そうと、ディープフェイクを利用して韓国人ハン・ジエンになりすまし、国際ロマンス詐欺を働いて紗世から金を騙し取るが心は満たされず、良太をハンに仕立てあげ、詐欺師として訴えられるように仕向ける。
しかし、初対面で素性を知らないはずの蘭を弁護士と言い当て、ビデオチャットでハンが左手の指を頭の横で動かす不可解な動作を、髪の毛を弄る癖の動作であると仁に気付かれ、ハン・ジエンの正体であると見破られる。裁判では蘭から他人を自分の復讐に巻き込んではいけないと諭されたことで反省し、紗世から騙し取った金を返済し、慰謝料を支払う示談書を取り交わす。
橋垣世那
演 - 田中珠里
紗世の妹。紗世が国際ロマンス詐欺にだまされていると、神楽法律事務所に連れてくる。
裁判長
演 - 高松克称
橋垣紗世が原告の、近藤良太による国際ロマンス詐欺裁判の担当判事。
第6話
麻生日奈
演 - 木下彩音
二浪中の浪人生。匿名で送られてきた帝和医科大学の入試に関する内部資料で、性差別による合否不正があったことを知る。
蘭たちの活躍で大学側の不正が認定され、帝和医科大学へ入学できることになるが、蘭から本当に自分が進みたい道を考えるべきだと諭され、母親の言いなりでなく、美術に興味があったことから医大進学を考えさせてほしいと母親に告げる。
麻生理香子
演 - 中島ひろ子
日奈の母親。送付された帝和医科大学の入試に関する内部資料から、大学側に入試許可と慰謝料を請求するよう、集団訴訟を神楽法律事務所に依頼する。
医者の家系に嫁いだプレッシャーから、娘の日奈に医大に進学するよう強要していると夫から証言を得た蘭に、教育虐待と指摘される。
栗原慧太
演 - 小宮璃央
帝和医科大学の医大二年生。日奈の中学時代の同級生。蘭たちの聞き取りに、父親の書斎で医大入試で性差別があることを知るが、自分では告発することが出来ず、内部資料を麻生家に送付したことを認める。当初、裁判で入試の内部資料について証言することを拒んでいたが、黒澤の策略で日奈と接触したことで考えを改め証言を決意する。
栗原悟志
演 - 黒田大輔
慧太の父親。帝和医科大学の教授で入試委員長。蘭たちから大学入試の内部資料を麻生家へ送付したか問われるが、それを否定する。第一回口頭弁論では入試の点数と内申書の点数の合計で合否判定していると証言する。しかし第二回口頭弁論で流川から、息子の慧太があこがれの父親でいて欲しいと考えていると伝えられると、証言を覆し、男子に80点加点して合否判定しており、去年度の入試で息子をコネで入学させたと告白する。
加藤
演 - 梨本謙次郎
帝和医科大学の学長。麻生理香子たち受験生の母親から、内部資料を突き付けられ、合否に性差別があると指摘されるがそれを否定し、門前払いする。
第二回口頭弁論でも入試に性差別はないと証言するが、栗原悟志から、男子に80点加点する発案をした人物と証言される。
帝和医科大学の受験生
演 - 小出真実、田中柚芭
日奈の友人。日奈と同じく、入試で合格圏内にいながら性差別で不合格になったと憤る。
受験生の保護者
演 - 小野由香、北里麻美
上記の受験生の保護者。麻生理香子と共に帝和医科大学の入試不正の件で集団訴訟を起こす。
蘭の母親
演 - 芳野友美
蘭が「小さな弁護士コラン」で主演となったことを喜ぶ。
第7話
有村亜紀
演 - 穂志もえか
元三つ葉市役所職員。窓口担当でクレーマーに土下座までさせられたことがトラウマとなり、心身に不調をきたし市役所を退職する。そのため、クレーマーから守ってくれなかった市の対応に納得ができないと、市への訴訟を蘭に依頼する。
田代靖〈45〉
演 - 浜中文一
クレーマー。長時間にわたり亜紀にクレームを言い続け、彼女を追い詰める。
蘭から亜紀の土下座事件の事情確認を懇願され、その時に撮影した、津田が亜紀に土下座を強要する映像を提供する。
津田清隆
演 - 和田聰宏
三つ葉市役所職員。課長。亜紀の元上司。クレーマーの田代をなだめるのに亜紀に土下座は強要しておらず、彼女が自主的にやったと主張する。
裁判では、クレーマーに対応する亜紀に大丈夫かと尋ねたと証言し、亜紀への土下座の強要を否定するが、蘭から田代の提供した土下座強要の動画を見せられると口をつぐむ。
しかし、流川大治郎が提出した土下座強要の続きが映る映像で亜紀に「愛している」とつぶやく様子を見せられると、亜紀との不倫関係を認めたため、土下座は恋愛関係に基づくもので強要でないと大治郎に結論付けられる。また、亜紀は不倫関係を終わらされたショックで心療内科に通院し、腹いせで裁判を起こしたのではないかと述べる。
木嶋典孝
演 - 石井正則
三つ葉市役所職員。部長。津田の上司。土下座事件の調査をする蘭に何も答えないよう、市職員に箝口令を敷く。
裁判では、市民からのクレーム対応はマニュアルに沿って対応しており、必要に応じ職員をアシストすると証言する。
瓜生二重〈25〉
演 - 彩羽
連続殺人の四人目の被害者。流川蒼と速水政樹の大学の同級生。同窓会の帰りに塩化カリウムを注射されて殺害され、左薬指に5つの指輪をはめられる。
椿沙良
演 - 川ア珠莉
椿九重の妻。何者かに塩化カリウムを注射されて殺害され、左薬指に5つの指輪をはめられる。
黛十和の殺害事件の際と同じく、遺体から甘い香水の香りを九重は嗅ぎ取っており、現場検証した蘭により連続殺人事件の被害女性は全員、胎児が母体にいる時の姿勢をしており、赤ちゃんの匂いの成分であるノナナールが含有された香水をかけられたのではないかとの見立てに繋がる。
店主
演 - ムーディ勝山
速水が働く飲食店の店主。黒澤と顔なじみ。
裁判長
演 - 橋本恵一郎
有村亜紀原告裁判の裁判長。
第8話
青柳純
演 - 佐藤玲
検事。妻・沙良の殺人容疑で拘留された椿九重の起訴判定を担当。朝烏の部下。
司法研修時の指導担当検事が蘭と同じという共通点を切り口に、蘭から被疑者を守る弁護士としての強い意思を訴えかけられ、自身も検事として職務を全うし、九重を不起訴と判断する。
芳野小太郎
演 - 矢島健一(第9話・最終話)
東都出版社「週刊現都」の編集長。
実は連続殺人犯である速水政樹の父親で、早乙女蓮が事件の犯人を追っていることを密かに息子に伝え、息子の連続殺人の発覚で自らの社旗的信用を失うことを恐れ、早乙女蓮に息子の連続殺人の罪を擦り付けるために彼を殺害していた。
椿九重の自宅の近隣住民
演 - 宮崎真一、津田智恵子
椿九重の妻が亡くなった日、九重のアリバイを証明できないか蘭から聞き取り調査される。
江木竜也
演 - 樫尾篤紀
椿九重の自宅へ荷物を配達した宅配業「はやて運送」の配達員。椿沙良の殺害時刻に配達しており、九重は自宅に不在であったと証言する。
実際は配達指定時間に遅れたため、不在連絡票を投函してミスを誤魔化そうとしていたことを蘭に認め、九重を目撃したアリバイを証言する。
受付
演 - 樋渡三紗
「はやて運送」豊内営業所の受付。
カップル
演 - 臼井萌音(役名:中岡由佳)、市川理矩
「はやて運送」に荷物を引き取りに来たカップル。女性が宅配便が自宅に届くと言ったのに、なぜ不在だったのかと男性を責めるが、男性は誰も来なかったのに、不在連絡票が自宅に投函されていたと弁明する。
刑事
演 - 藤原智之、山本東
豊内警察署の刑事。妻を殺害された椿九重に遺体発見状況を確認するため同行を求め、殺害時刻にアリバイがなく、塩化カリウムや注射器を購入していたことを問い詰める。
アナウンサー
声 - 松井佐祐里
椿九重が妻・沙良殺害の容疑で逮捕されたニュースを読み上げる。
第9話
真由
演 - 澁谷麻美(最終話)
陽斗の暮らす養護施設の職員。ひとりで遊ぶ陽斗にみんなと遊ぼうと呼びかける。
加賀
演 - 芹澤興人
「パンダタクシー」の運転手。早乙女蓮の死亡推定時刻の22分前に、迷子になった陽斗を乗車させ母親の花を一緒に探して見つけ出し、その当時の様子を撮影した車載カメラの映像を蘭たちに提供する。その映像を検察の調書と照らし合わせると、花が体格差のある夫の蓮をわずか2分でメッタ刺しにして殺害したことになり、殺害はほぼ不可能と蘭は再審請求で訴える。
タクシー運転手
演 - イジリー岡田
九重から「パンダタクシー」の運転手である加賀の居所を質問される。
リポーター
演 - 林莉世
早乙女花の再審請求が決まったと裁判所の前からリポートする。
最終話
検察官
演 - 須田邦裕
黒澤による速水政樹の殺人未遂容疑の裁判の検察官。
裁判官
演 - 寺林伸悟
黒澤による速水政樹の殺人未遂容疑の裁判の裁判官。
スタッフ
脚本 - 小谷暢亮、本田隆朗、富安美尋、蓼内健太
音楽 - 田渕夏海
主題歌 - Amber's「オセロ」(エピックレコードジャパン)
法律監修 - 水野明美
警察監修 - 古谷謙一
医療監修 - 山本昌督
監督 - 宝来忠昭、本田隆一、片山雄一
チーフプロデューサー - 岡本浩一
プロデューサー - 多鹿雄策、福田浩之、河野美里(ホリプロ)、奥村麻美子(ホリプロ)
制作協力 - ホリプロ
制作著作 - 読売テレビ
番組公式サイト
勝利の法廷式 - Wikipedia