各話あらすじ(2023年4月12日 - 6月14日)全10話 平均視聴率 4.23%
第1話 2023年4月12日「知的財産って何? 痛快…パクリ撃退ドラマ!?」 視聴率 6.0%
飲料メーカー「月夜野ドリンク」の社運を懸けたプロジェクトで、開発部員・亜季(芳根京子)が提案したボトルが採用された。ところがライバル社がそっくりのボトルを先に特許申請。同窓会で同社開発部の香苗(佐々木史帆)と顔を合わせた亜季は、情報漏えいの疑いを掛けられてしまう。そんな中、親会社から知的財産権の専門家である弁理士の北脇(重岡大毅)がやって来る。
第2話 2023年4月19日「知財部始動!パロディか…パクリか問題に挑め」 視聴率 4.5%
営業の松尾(高橋努)が、商品名やパッケージの書体が自社のお茶と酷似する菓子を面白がって購入し、亜季(芳根京子)に渡した。‘パクリ’ではと問題視する声が上がるが、北脇(重岡大毅)は商標の侵害に当たるかの判断は難しいと言う。注意に出向いた亜季は先方に悪意はないと判断し、警告もせず素性も明かさず帰社。だが、社長の増田(赤井英和)が許せないと言い出す。
第3話 2023年4月26日「先輩の大切な開発をパクリ商品にしない方法!」 視聴率 4.3%
開発部長の高梨(常盤貴子)が手がけた色が変わる紅茶飲料「カメレオンティー」の試作品が完成し、北脇(重岡大毅)は特許出願を要請される。そして、亜季(芳根京子)は北脇に、新商品が他社の特許権を侵害していないか調べる「侵害予防調査」を任された。そんな中、亜季は開発部のさやか(朝倉あき)から、自然派カフェチェーンとの共同開発を進めてきた企画が実現間近と聞かされる。
第4話 2023年5月3日「上司はスパイ!?知財の原点富士山は誰のもの!?」 視聴率 3.4%
北脇(重岡大毅)のある噂が社内に広がる中、社長の増田(赤井英和)が、縄文土器マニアのインフルエンサー・ドキドキ土器子(北香那)が動画で紹介している‘ツキヨン’を進行中のプロジェクトのイメージキャラクターにすると発表。北脇によれば、商標登録はされておらず、文化的遺産を扱った商標も出願は可能だという。ツキヨンファンの亜季(芳根京子)は担当に名乗り出るが…。
第5話 2023年5月10日「堅物上司と霞が関デート!?許されぬ特許のワケ」 視聴率 4.2%
納品されたポスターの写真が、社長の増田(赤井英和)が個人ブログから無断で使用したものと判明。亜季(芳根京子)は北脇(重岡大毅)から、権利者に許可を願い出るよう促される。一方、窪地(豊田裕大)が開発した甘酒の特許に関する「拒絶理由通知書」が届き、亜季は補正書を手に窪地と特許庁へ。偶然にも窪地の知人だった審査官の仁美(小野ゆり子)は、窪地に兄・政宗(板橋駿谷)に相談するよう助言する。
第6話 2023年5月17日「2人はいい感じ?情熱と冷静の間のビジネス!」 視聴率 3.7%
亜季(芳根京子)は総務部の五木(渡辺大知)から、母校の後輩だという若菜(桜井日奈子)ら3人を紹介される。会社は3人が所属する大学の研究室と炭酸飲料を共同開発中で、若菜が今回の研究成果を学会で発表するという。亜季はそれを聞いて驚き、研究室側と話し合いが行われることに。北脇(重岡大毅)は、発明案件の公開は特許出願後まで認められないと契約書を見せて説明するが…。
第7話 2023年5月24日「潜入捜査で大ピンチ!?ネコ好きは会社を救う!」 視聴率 3.7%
「今宮食品」という会社が乳酸菌に関する特許を買わないかと持ちかけてきた。その実態は特許権侵害を理由にした高額請求で、北脇(重岡大毅)はその特許には新規性がないため払う必要はないと判断する。ところが、特許の無断使用だと主張する中傷ビラが配られ、批判の電話も殺到。亜季(芳根京子)は又坂(ともさかりえ)と共に先方が主催する青汁の試飲会に潜入するが…。
第8話 2023年5月31日「上司の過去は特許の悪魔!?1億の代償と退職願」 視聴率 4.3%
今宮食品から特許を買い取った会社「総合発明企画」が月夜野ドリンクを特許侵害で訴えるという。来社した同社代表・芹沢(鶴見辰吾)が今宮食品の試飲会で会った人物と分かり、亜季(芳根京子)らはあぜん。北脇(重岡大毅)が特許に新規性がなく、訴訟は無駄だと告げると、芹沢は和解金として1億円を要求する。帰り際、芹沢は高梨(常盤貴子)に声をかけ、亜季ら一同は高梨の思わぬ過去を知る。
第9話 2023年6月7日「私たちはパクリじゃない!最後の戦いの始まり」 視聴率 3.9%
「カメレオンティー」の発売イベントを目前に、イラストレーターのハナモ(山崎静代)が描くウサギのグッズが完成した。そんな中、亜季(芳根京子)はハナモがSNSに「自分に断りもなく使用している」という怒りの投稿をしていることを知る。しかし、契約上問題はなく、亜季は勘違いで乗り込んで来たハナモの説得役に。だが、同席するはずの北脇(重岡大毅)は別件で窮地に陥っていた。
最終話 2023年6月14日「目に見えない物の価値…彼は私が救います!」 視聴率 4.3%
亜季(芳根京子)は、特許権侵害の警告書を発し、「カメレオンティー」の発売中止を求めてきたライバル社の開発担当が意外な人物だと知る。情報漏えいにより発明をかすめ取った「冒認出願」の可能性を疑う亜季は、北脇(重岡大毅)に開発情報を流したと思われる社員名を告げる。亜季が冒認出願の証拠探しに奔走する中、裁判が始まった。だが、証拠はなかなか見つからず…。
原作概要
『それってパクリじゃないですか? 〜新米知的財産部員のお仕事〜』(それってパクリじゃないですか しんまいちてきざいさんぶいんのおしごと)は、奥乃桜子による日本の小説。2019年10月18日に集英社オレンジ文庫より刊行された。
ドラマ概要
奥乃桜子による小説「それってパクリじゃないですか? 〜新米知的財産部員のお仕事〜」を芳根京子の主演で連続ドラマ化。ある出来事がきっかけで開発部から知的財産部に異動になった飲料メーカー社員・藤崎亜季(芳根)が、仲間の作り出した汗と涙の結晶を守るために奮闘するオフィスエンターテインメント。
亜季とバディを組む、知的財産のプロで妥協ゼロの上司・北脇雅美をジャニーズWEST・重岡大毅、北脇と対立する通称・月夜野の女帝と呼ばれる開発部長・高梨伊織を常盤貴子が演じる。情にもろく感覚的な亜季は、合理的で無駄を嫌う北脇に振り回されながらも成長していく。
ストーリー
関東の中堅飲料メーカー「月夜野ドリンク」の開発部員・藤崎亜季(芳根京子)は、ある日、開発中の飲料をめぐる重要な情報をライバル会社に漏らしたという疑いをかけられる。身に覚えのない亜季のもとに調査のために親会社からやって来たのは、北脇雅美(重岡大毅)。彼は理系の弁護士と呼ばれる弁理士の資格を持つ知財エキスパートで、ライバル会社に奪われた特許を取り返すため早速、手腕を発揮する。しかし、感覚的な亜季と理論的な北脇は何もかもが正反対な凸凹コンビ。相性は最悪で当然最初は息も合わない。北脇からの厳しい言葉に何とか立ち向かおうとする亜季だが…。
キャスト
藤崎亜季(ふじさき あき)
演 - 芳根京子
主人公。「月夜野ドリンク」の開発部員。情報漏洩の疑いをかけられ、知的財産部に異動となる。
北脇雅美(きたわき まさよし)
演 - 重岡大毅(ジャニーズWEST)
知的財産部・課長。親会社「上毛高分子化学工業」から出向してきた弁理士資格を持つ知財のプロ。
親会社では開発部員であったが自らの意思で弁理士となり、知財部に異動している。
猫好きであることから、ゆみの商標登録侵害の案件で弁理士の仕事を買って出た。板書の文字が小さい。
敢えて特許出願しなかったことで「カメレオンティー」が特許侵害で販売中止となったことから、親会社に引き上げられるが、特許漏洩によるものと判明し、問題解決したことから、再び月夜野に出向され、亜季の元に戻ってくる。
月夜野ドリンク
亜季の勤める中堅飲料メーカー。
開発部
高梨伊織
演 - 常盤貴子
部長。亜季の元上司。かつて勤めていた企業から芹沢和馬に声をかけられ太陽新社に転職し、中野誠司の研究を手伝っていたが、芹沢に利用され中野の特許を奪う片棒を担ぐ形となり、中野に謝罪の手紙を毎年送っていた。その後月夜野に転職するが、自身の経験から会社の特許を芦沢のようなパテントトロールから守るため、木下社長や月夜野の親会社に訴え、知財部を設立することに尽力していた。
柚木さやか
演 - 朝倉あき
亜季の先輩。さっぱりとした性格の優秀な研究者。
窪地育哉
演 - 豊田裕大
亜季の同期。同じ大学のゼミ仲間だった亜季をライバル視する。
土居宏興
演 - 諏訪雅
飲料マニア。他社製品の分析が得意。
その他の開発部員
演 - 渡部純平(役名:町田)、木本千晴
営業部
松尾和樹
演 - 高橋努
社交力の高いにぎやかな人物。長いものに巻かれるタイプ。
林、渡辺、井出
演 - 柴山美保、渥美友里恵、本間弘樹
営業部の社員。
総務部
五木耕司
演 - 渡辺大知
紳士的かつ誠実で、優しいことから社内での人望が厚い人物。
ハッピースマイルの「カメレオンティー」の特許に関する冒認出願の資料があると、亜季が嘘をついて置いた資料を盗み見したことから特許漏洩に関与していたと判明し、そのことを知られた上で、「僕はいい人間でないと」特許漏洩について裁判で証言できないと亜季に告げる。しかし、窪地がカメレオンティーの特許資料を印刷したコピー機から、同じものを印刷していたことが亜季の調査により判明し、その証拠を突き付けられると、観念して特許ノルマに苦しむ交際相手の篠山のために情報漏洩したことを認め、これほど大事になると思わなかったと謝罪する。
知財部 / 法務部
熊井崇
演 - 野間口徹
部長。事なかれ主義。親会社からの要請で新たに発足した知的財産部の部長を兼任する。
ハッピースマイルの田所が、北脇が敢えて特許出願しなかったことを愚の骨頂とこき下ろしたことに憤り、彼の判断を支持し、社員たちの商品開発に駆けた思いを無碍にしたくないと特許侵害で訴えられたことに受けて立つと啖呵を切る。
社長室
木下康弘
演 - 相島一之
常務。先代社長の時代から勤務する古株。
増田一朗
演 - 赤井英和
社長。創立者である父の跡を継いだ2代目。
又坂特許事務所
又坂市代
演 - ともさかりえ
所長。スゴ腕弁理士。北脇の知人。月夜野の特許担当の顧問で知財部に出入りし、お菓子の差し入れを持って現れる。
個人発明家たちの特許をパテントトロールから守るため、力を貸している。
ハッピースマイルビバレッジ
月夜野ドリンクのライバルメーカー。通称:ハッピースマイル。
田所ジョセフ
演 - 田辺誠一(第1話・第4話・第5話・第8話 - 最終話)
知的財産部の部長。弁理士の資格を持つ策士。月夜野のカメレオンティーの販売を阻止できる特許を篠山が開発したと考え、特許出願しなかった北脇を愚の骨頂と評したが、それが月夜野からの情報漏洩によりもたらされたものと判明すると、月夜野に謝罪した上、出願した特許を月夜野に無償譲渡する取り決めを交わす。
堀口健
演 - 橋本淳(第1話・第4話・第5話・第8話 - 最終話)
ハッピースマイルの社員。月夜野の特許出願や商標登録を妨害する。
篠山瑞生(ささやま みずき)
演 - 秋元真夏(第6話 - 最終話)
雨空の松果大学のキャンパスを傘をさし歩く女性。五木と親しげに接していたことから、亜季やゆみは彼の交際相手と考える。
「カメレオンティー」の特許侵害の件でハッピースマイルを訪問した亜季が目撃し、ハッピースマイルの社員であることが明らかとなる。
憧れのハッピースマイルに入社できたものの、商品開発で特許発明のノルマが重くのしかかることに苦しめられており、交際相手の五木に悩みを打ち明けていたところ、彼から渡された「カメレオンティー」の特許情報を基に研究室で色の変わる紅茶を作り上げたのを上司に目撃され、特許出願されてしまいそれが漏洩技術と言いそびれてしまった。
亜季の関係者
根岸ゆみ
演 - 福地桃子
亜季の親友で、同じ高校のソフトボール部出身。カフェ「フワフラワー」で働きながら、ハンドメイドのブランド「ふてぶてリリイ」を設立する。
他社「パリーク」に「ふてぶてリリイ」の商標を先に登録されたことから権利侵害で訴えられ、亜季の助言で他社の商標登録より先に「ふてぶてリリイ」を扱っていた証拠を揃える準備を進め、北脇に弁理士の業務を依頼する。顔がイケメンとの理由から、北脇に好意を寄せる。
ゲスト
第1話(ゲスト)
青木香苗(あおき かなえ)
演 - 佐々木史帆(最終話)
ハッピースマイルの開発部の研究員。亜季の大学時代のゼミ仲間。亜季と同窓会で再会後、亜季たちが開発していた飲料ボトルをコーティングする特許(通称:キラキラボトル)を先行出願する。
カメレオンティーの特許の件で、社内で篠山がどうやってあんなすごい発明が出来たのか噂になっていたと、亜季に教えてくれる。
ソフトボール部の監督
演 - 中畑清
亜季とゆみの高校時代のソフトボール部の監督。
ハッピースマイルの社員
演 - 水木梨乃
ハッピースマイルを訪問した高梨と亜季を田所の元に案内する。
CMタレント
演 - 保科有里
増田社長が出演する月夜野ドリンクの看板商品「緑のお茶屋さん」のCMで共演する和服姿の女性。
第2話(ゲスト)
落合順吉
演 - でんでん
落合製菓食品の社長。月夜野ドリンクの「緑のお茶屋さん」と類似するチョコレート「緑のおチアイさん」を販売する。
私財を投げうって高齢化が進む地元・千葉県の上総緑町の商店街を守るなど地域貢献に熱心な人物で、みんなに喜んでもらえればとパロディ商品を作っていた。
落合良平
演 - 袴田吉彦
落合製菓食品の社員。順吉の息子。北脇が著作権侵害で訴訟を起こすと告げると、緑町の落合さんだから「緑のおチアイさん」にしただけで商品が偶然似ただけだと、著作権の侵害を否定する。
落合桃子
演 - 川面千晶
落合製菓食品の社員。良平の妻。
緑町の老人
演 - 小高三良(役名:斉藤)、加藤四朗
町の施設で足湯に浸かっていたところを、落合社長から病院に検査に行ったか声を掛けられる。
ヒロト、ミキ
演 - 加藤叶和、柿本りーね
緑町のこどもたち。町のイベントで自分たちが書いたイラストがプリントされたクッキーを落合社長たちから振舞われる。
神奈月
演 - 神奈月(本人役、ノンクレジット)
ものまねタレント。亜季がパロディとパクリの違いを考えていた時にテレビに映る。
女子高生
演 - 色葉ゆめ、菅沼柚奈(どちらも写真出演)
「ふてぶてリリイ」のバッグを愛用している女子高生。
第3話(ゲスト)
今井
演 - やついいちろう(エレキコミック)
農園「今井ファーム」の主人。柚木のスムージー開発に協力する農家。ミルクではなく、ライスミルクを使ったスムージーを亜季たちに振舞ったことで、先行特許に抵触しないスムージーの製法を亜季に閃かせる。
商品開発担当
演 - 西野大作
カフェチェーン「オレンジリーフカフェ」の商品開発担当。月夜野ドリンクがプレゼンしたライスミルクを使用した柚木のスムージーと、窪地の開発したスムージーを評価し、窪地の提案したスムージーを採用する。
柚木の姪
演 - 善明心采
アレルギーで飲食するものが限定されており、彼女が飲めるスムージーを作ることが、柚木の開発の原動力のひとつとなっていた。
第4話(ゲスト)
ドキドキ土器子
演 - 北香那
縄文土器マニアのインフルエンサー。縄文女子。縄文土器に描かれた模様から生まれ、新ドリンク開発プロジェクトのイメージキャラクターとなった「ツキヨン」を広めた。
ハッピースマイルから商標登録に関して問い合わせがあったため、みんなが「ツキヨン」が使えなくなるのかと先に問い合わせした亜季に質問してくる。
司会
演 - 馬場ももこ
市原市立郷土資料館で開かれたドキドキ土器子のトークショーの司会者。
白瀬笑実
演 - 金澤美穂
上毛高分子化学の知財部員。「ツキヨン」の商標をレーザープリンターに使用するので、月夜野は商標登録しないようにと通達する。
浅田蓮
演 - 阿部翔平
上毛高分子化学の広報担当。区分で月夜野と重複しないように商標登録して欲しいと亜季から申し出を受ける。
北脇から「ツキヨン」の商標をコラボ展開で売り込む提案を受け、それを進めるように指示する。
南祐樹
演 - 吉村界人
上毛高分子化学の開発部員。北脇の同期。北脇がかつて開発部員であったことを亜季に明かす。
アナウンサー
演 - 伊藤大海(日本テレビアナウンサー)
ハッピースマイルが公共物の「ツキヨン」の商標登録をしたことで、非難が殺到しSNSが炎上しているニュースを伝える。
第5話(ゲスト)
有田仁美
演 - 小野ゆり子
特許庁の審査官。窪地の甘酒の特許は、学術的根拠の裏付けがないため、特許を認めることができないと、相談に訪れた亜季に告げる。
しかし、分割出願で「発酵」「醸造」の2つの特許のうち、裏付けが不要な「発酵」に絞った特許の出願を亜季から相談されると、優れた特許として認められるとの私見を述べる。
窪地の兄にフラれた私的なわだかまりから窪地の甘酒の特許を認めなかったと思われたが、逆に窪地の兄をふっており、上司の意向に沿ったため、認めようとしなかった。
窪地政宗
演 - 板橋駿谷
窪地の兄。関東薬科大学の准教授。仁美の元恋人。プライドが高く高圧的な人物で、月夜野のような三流の会社には協力する価値がないと、亜季から依頼された窪地の甘酒の特許を通すための学術的根拠のデータ分析の協力を拒む。
須藤
演 - 水澤紳吾
特許庁の仁美の上司。窪地の甘酒の特許を認めると、芋づる式に他の特許も認める状況になり、同じような特許を出願しようとしている企業(ハッピースマイル)と係争問題に発展することを危惧し、仁美に窪地の甘酒の特許を認めないように釘を刺す。
ポスターモデル
演 - 土方エミリ
ムーンナイトプロジェクトとカメレオンティーを告知するポスターに映る女性モデル。
特許庁の職員
演 - 鈴木達也
亜季から有田に取り次いでほしいとの電話を受ける。
佐藤
演 - 佐藤純也(特許庁職員)
朝、有田と共に出勤した特許庁の職員。
村上
演 - 村上寿子
有田が協力したことで、無事、出願した特許が認められた女性。
第6話(ゲスト)
道重若菜
演 - 桜井日奈子
松果大学の院生。五木の後輩。「ジュワっとフルーツ・スパークリング」を、月夜野の開発部と共同開発中。
特許の取得に必要な「新規性」が失われるので、特許出願まで学会発表を待ってほしいと北脇たちに説得されると、自身の研究実績のアピールを諦め、共同開発の打ち切りを申し出る。
炭酸飲料特有のエグさを克服している特許性を裏付けできるよう、北脇から官能評価を提案されると、パネリストの評価結果をデータ化した資料を短期間で作成し特許出願を実現したことで、「日本飲料科学工学会」の学術総会で発表できるようになる。
狩野(かのう)
演 - 若林時英
松果大学の院生。道重の後輩。共同開発の契約で特許出願まで研究内容を発表できないことを、アイデアを金で買うのかと憤る。
博士課程を修了する道重が助教として大学に残れるよう、彼女が実績を残すための学会発表に拘っていた。
西
演 - 織田梨沙
松果大学の院生。道重の後輩。
小日向
演 - 綾田俊樹(第8話)
松果大学の教授。道重たちの所属する研究室の指導担当。15年ほど前、イギリスにいたころに読んだ学会誌で「乳酸菌の組み合わせに関する研究」という「総合発明企画」が月夜野に1億円の和解金を要求してきた「009特許」の先行文献を読んだ記憶があると月夜野に連絡してくれる。
大学生
演 - 森航佑、藍川きあら、佐藤夕璃、きばほのか
松果大学と共同開発した「ジュワっとフルーツ・スパークリング」の試飲会に参加した大学生。
第7話(ゲスト)
今宮
演 - 岩谷健司
今宮食品の社長。特許取得を謳う青汁の試飲会を開き、違法すれすれの定期購入を呼びかける。後の調査から特許は青汁そのものでなく、青汁のスティック梱包の特許で、青山製薬堂の特許を無断使用していると判明する。そのため虚偽表示の罪、他社の特許侵害を又坂から指摘されると、特許をありがたがる無知な人間を相手にすることが金になると開き直るが、その様子を亜季が忍ばせた遠隔カメラの映像で購入者たちが目撃し、商品の返却と返金を訴え騒ぎ出したことから社員たちと会場から逃げ出す。
芹沢和馬
演 - 鶴見辰吾(第8話)
「総合発明企画」代表。今宮食品のアドバイザー。個人発明家から特許を買い叩き、他社にライセンス料を求めたり、訴訟を仕掛け利益を得ようとするパテントトロールとして今宮社長を指南する。
今宮食品から「009特許」を買い取り、月夜野の製品「ぐるっとヨーグル」が特許侵害していると訴訟を起こし、1億円の和解金を支払えば訴訟を引き下げると月夜野に持ち掛けてくる。
しかし月夜野が全力をあげて15年前にイギリスの学会誌で発表された先行文献を探し出し、又坂から太陽新社時代に中野が出願したはずの特許を出願人名義変更届、手続補正書で名義人を変更していた証拠を突き付けられ、中野のように特許を奪われた研究者から集団訴訟で和解金を求められることになると責め立てられると、木下社長が渡した交通費だけを受け取り無言で引き上げる。後日、総合発明企画を畳み他社にも行っていた全ての訴訟からも手を引く。
中野誠司
演 - 板尾創路(第8話)
又坂の大学時代の先輩。研究者。太陽新社から協力を求められた研究が特許を取得するが、権利者は自分ではなく他人で、発明を奪われ、他の発明も安く買い叩かれてしまい、ショックで大学を去ってしまう。そのため、彼と同じような被害者が出ないよう又坂は弁理士を志した。
特許出願時には発明者として書類に自分の名前を書いた記憶があると、訪ねてきた又坂に証言したことから、パテントトロールとして暗躍した証拠を残さなかったはずの芦沢が、出願人名義変更届、手続補正書を特許庁に提出し、特許略奪に関与していた証拠を見つけ出すことに繋がる。
青山理恵
演 - ふせえり
青山製薬堂の経営者。青汁の飲みやすさに寄与する製法の特許を夫が取得するが、夫が亡くなってからは社名が残るだけの休眠状態で死蔵特許となり、今宮食品に無断使用されていた。
特許侵害を訴えるよう又坂や亜季から促されるが裁判をする余裕がないとそれを断る。そのため、月夜野は彼女から青汁の製法の特許を買い取り、今宮食品を訴える。また、青汁の共同開発の話を持ち掛けられる。
主婦
演 - 誠子(尼神インター)
青汁の試飲会に参加した女性。今宮が購入者を騙して青汁を販売していると明かす様子を亜季が忍ばせた遠隔カメラの映像から知り、商品の返却と返金を求める。
小売店の店員
演 - 般若
小売店「マルシン」の店員。月夜野が今宮食品の特許を侵害していると書かれたビラを受け取ったと、営業の松尾に教える。
試飲会の参加者
演 - 世志男、野口雅、森田ガンツ、羽野敦子
青汁の試飲会の参加者。今宮が購入者を騙して青汁を販売していることを知り、商品の返却と返金を求める。
今宮食品の社員
演 - 白石直也、横瀬智也、中村公隆
青汁の購入者たちが商品の返却と返金を訴え騒ぎ出し、今宮社長と一緒に会場から逃げ出す。
第9話(ゲスト)
ハナモ
演 - 山崎静代(南海キャンディーズ)
人気イラストレーター。以前描いたキャラクター「月夜ウサギ」のイラストを月夜野に無断で使用されたとSNSに投稿し波紋が広がる。
月夜野を訪れキャラクターの使用に不満をぶつけ、契約上問題がないと説明されても納得がいかない様子であったが、亜季からイラストのファンであると説明され、亜季が描く北脇をモデルにしたハリネズミのイラスト「むっくん」を見せられると亜季の発言を信じ、自分が契約を読み間違っていたとSNSで発信し、「カメレオンティー」の販売を応援するコメントを送る。
女性客1、女性客2
演 - 澤奈央、藤井千帆
「ふてぶてリリイ」の来店客。ハナモがイラストを無断利用されたと訴えている件について、篠山瑞生と話をする。
最終話(ゲスト)
水本宏
演 - 池田良
「カメレオンティー」の特許侵害裁判の月夜野の代理人弁護士。
裁判長
演 - 村上航
「カメレオンティー」の特許侵害裁判の担当判事。
開発部員
演 - 黒木俊穂
ハッピースマイルの篠山の上司。五木が渡した「カメレオンティー」の特許情報を基に篠山が研究室で作った紅茶の色が変わる様子を目撃し、すぐに特許にすべきだと特許出願してしまう。
スタッフ
原作 - 奥乃桜子『それってパクリじゃないですか? 〜新米知的財産部員のお仕事〜』(集英社オレンジ文庫刊)
脚本 - 丑尾健太郎、佃良太
音楽 - 富貴晴美
主題歌 - AARON「ユニーク」(ユニバーサルシグマ)
オープニング曲 - ジャニーズWEST「パロディ」(ジャニーズ エンタテイメント)
演出 - 中島悟、内田秀実、鯨岡弘識
弁理士監修 - 西野卓嗣(西野特許事務所)
特別取材協力 - サントリー
飲料取材協力 - サーフビバレッジ
ボトル取材協力 - 日本山村硝子
研究室取材協力 - 日本工学院八王子専門学校 応用生物学科
飲料開発所作指導 - 西原賢二郎、西原佐栄
サウンドデザイン - 石井和之
特殊造形 - 梅沢壮一
特殊視覚効果 - 泉谷修
チーフプロデューサー - 三上絵里子
プロデューサー - 枝見洋子、森雅弘、岡宅真由美(アバンズゲート)
制作協力 - AX-ON、アバンズゲート
製作著作 - 日本テレビ
番組公式サイト
それってパクリじゃないですか? 〜新米知的財産部員のお仕事〜 - Wikipedia