各話あらすじ(2023年4月8日 - 5月27日)全8話
第1話 2023年4月8日「老若男女の身近で切実な悩みに愛ある喝ッ! 」
百目鬼(どうめき)由真(足立梨花)は6歳の娘・亜子(加藤柚凪)と一緒に夫の実家がある百目鬼村で姑の百目鬼ミキ(萬田久子)と同居を始めた。
村の難事を取り仕切る立場の “総領”を古くから務める百目鬼家。
現当主であるミキは常に凜とした立ち振る舞いで、村人の持ち込む様々なもめ事を、愛ある「喝!」でバッサバッサと裁き、村人たちの信頼を集めていた。
そんなある日、村で「オレオレ詐欺」ならぬ「おらだおらだ詐欺」が起こる。
村に支援を求める被害者の孫・達也(西垣匠)に対してミキは意外な「喝」を言い放ち…。
どこか懐かしい村で起こる身近な難題を、人生経験豊かなグランマが喝破する「痛快人情ドラマ」、いよいよスタート!
第2話 2023年4月15日「高齢者の運転免許返納とSNS依存に喝ッ!」 ※『土曜プレミアム 東京リベンジャーズ』(21:00 - 23:30)の放送[に伴う特別編成の関係で20分繰り下げられ、翌0:00 - 0:55に放送。
どんな相手にも臆することなく、愛ある「喝!」で身近な問題を解決に導く百目鬼ミキ(萬田久子)。ある日、百目鬼村で撮られた、軽トラで車を強引に追い越す暴走動画がSNSで拡散。炎上騒ぎが起こる。
その軽トラの運転主は、村で一人暮らしの老人・秀じい(泉谷しげる)だった。
ミキと村長の橋本文五郎(モト冬樹)は早速秀じいから真相を聞こうとするが、秀じいは暴走を認めず、息子から請われた免許返納も拒絶する。
同じ頃、ミキの元にある親子が相談に来る。高校生の星(リコ)がスマホ依存で心配だという。
ミキは由真(足立梨花)に頼んで様子を見てやってほしい、としばらく百目鬼家で預かることに。亜子(加藤柚凪)はスマホが欲しいお年頃で星を慕う。しかし、星の悩みは他にあるようで…。
便利なツールとどう付き合うか!?とある思いを馳せる青春人情ドラマ!
第3話 2023年4月22日「朝ドラがやってくる!?大人の推しカツ!」
「総領−!大変です!」
百目鬼ミキ(萬田久子)の元に、村長(モト冬樹)が駆け込んでくる。なんと、百目鬼村で朝ドラの撮影をしたいとの相談が舞い込んだのだ。
局員と一緒に村に来た主演の若手俳優・星川翔海(新原泰佑)は銀幕の大スターの孫で親の七光りならぬ祖父の七光りで知名度は抜群。由真(足立梨花)はもてなそうと張り切るが、亜子(加藤柚凪)は村の悪口を言っているのをきいてしまい…。ミキは「彼らの本気が知りたい」と撮影受け入れのある条件を突きつける。
一方、村でハウス栽培を営む坂下義男(野添義弘)から妻・悦子(柴田理恵)がボケた、とミキと村長のもとを訪ねてくる。よく聞けば、ボケはボケでも色ボケでドラマに出ている若手俳優に夢中だという。
ある日、あぜ道で悦子が出会ったのは、まさに推し俳優・翔海だった。
推しが村に来た!魅惑のドリカムストーリー!
第4話 2023年4月29日「出戻りは地獄!?年をとるのは怖い?」
百目鬼ミキ(萬田久子)が総領を務める百目鬼村に、エレガントな雰囲気の女性がやって来る。それは15年ほど前に夫と娘を村に残して駆け落ちした、藤野律子(飯島直子)だった。律子が去った後、元夫の尾長勝二(梨本謙次郎)が男手ひとつで娘を育て上げたことを知る村民は、突然出戻ってきた律子を受け入れることができない。
そんな中、村では百目鬼由真(足立梨花)のママ友を中心に小さな変化が起きていた。年齢を重ねても美しさを維持し続ける律子に心を奪われ、「美」に目覚めたのだ。「まずは紫外線対策だ」と、畑仕事にも完全防備で臨む女性が続出。いつしか由真とママ友も、亜子(加藤柚凪)たちが外で遊ぶ際には日陰で過ごすようになっていた。そんな様子を見かねたミキは……。
人は過去とどう向きあうのか? 年齢にどう抗うのか? まさに「見るアンチエイジング」ドラマ!
第5話 2023年5月6日「”ラブランコ”と”家族のかたち”」
百目鬼村で獲れた野菜を使う「レストラン夢竹」。オーナーの“夢ちゃん”こと設楽夢二(金子昇)と“竹ちゃん”こと一ノ宮竹郎(神尾佑)は、数年前にミキ(萬田久子)を頼ってきた移住組。二人の温かい雰囲気もあいまって、今や村民たちにとって憩いの場となっていた。ところが突如、竹郎が倒れてしまい……。
さらに店に子連れの若い夫婦・迫田好美(小島藤子)と慎吾(小野塚勇人)が訪れてくる。
彼女らが乗ってきた車には5歳の娘・愛魅(永尾柚乃)がいた。同年代のお友だちが増えたと喜ぶ亜子(加藤柚凪)だったが……。
多様性の時代―家族のかたちを考える、百目鬼村の新しいファミリーストーリー!
第6話 2023年5月13日「世代間ギャップ!それぞれの言い分に喝!」
百目鬼村では珍しいスーツ姿の若い女性が降り立った。
「観光で来た」と言う中森初音(森迫永依)に違和感を感じた百目鬼ミキ(萬田久子)は、「しばらくこの村で過ごすといい」と彼女を受け入れる。
由真(足立梨花)は、かつて同じように働く社会人だったこともあって初音を気にかけ、亜子(加藤柚凪)は遊んでくれるお姉さんが来たとはしゃいでいる。
初音にとって、村で流れる時間や初めて知る薪割り、炭焼き小屋、すべてが新鮮に映るものだった。しかしスマホの着信は止まないようで……。
そんなある日、散歩中のミキと亜子は、村で異彩を放つスーツ姿の中年男性・松岡巧(徳重聡)に出くわす。
「任務できた」といい、亜子はその容姿から「スーパーマンかもしれない」と興奮冷めやらなくて……。
百目鬼村の訪問者たちが抱える真相とは!? すべての社会人へ贈るミキの「喝」エール!
第7話 2023年5月20日「最終章!我が家のレシピ&昭和男子に喝!」
百目鬼ミキ(萬田久子)のもとに、学生時代の友人・アキちゃん(榊原るみ)が亡くなったとの報が入る。
由真(足立梨花)と亜子(加藤柚凪)を残して、ミキは東京へお焼香をあげに行くが、そこで待っていたのは「俺より先に死にやがって、最期まで気の利かない女だな」と悪態をつくアキの夫・耕吉(秋野太作)と、そんな父親に手を焼いている様子の娘・博美(中島ひろ子)の姿だった。
一方の由真と亜子は、ミキがスマホを忘れていったことに気づき届けようと東京へ追いかける。
そこでグランマそっくりの淑女たちと遭遇する亜子。歯に衣着せぬ物言いとシャンと伸びた背筋、堂々としたその立ち居振る舞いは、ミキに通じるものがあって……果たして彼女たちの正体は?
大切な人に「言うべきこと」と、「言わなくて良いこと」、ちゃんと意識していますか?
そして、「年齢はただの数字」!の㊙ガールズトーク開催!!
最終話 2023年5月27日「終活はしゃらくさい!? 愛の「喝」旋風!」
東京から戻ってきた百目鬼ミキ(萬田久子)の様子が引っかかり、いぶかしむ村長(モト冬樹)。考えすぎだべと本気にしない三婆のイシ(鷲尾真知子)、スイ(竹内都子)、メイ(駒塚由衣)に対して、「小さな変化を見逃してはいかん」と釘を刺す。だがミキが蔵にしまっておいた私物を三婆に分け与える様子を見るに至り、村長は「こ、これは…、終活だべ」と確信するのだった。
村の噂は早い。もちろん由真(足立梨花)の耳にも入り、心配になって夫・トオルに「お義母さん、終活してるのかも…」とLINEを入れるが既読にならない。
そして不安が的中したかのように、ミキが倒れてしまう。「グランマ、死んじゃうの?」、動揺を隠せない亜子(加藤柚凪)。皆がミキを見守る中、予想もしなかった人物が百目鬼家に現れる……。
最終話は、ミキを取り巻く家族、村人たちの人生譚!「喝!」の嵐舞うフィナーレにご期待ください!
原作概要
『グランマの憂鬱』は高口里純による日本の漫画作品である。『紅のメリーポピンズ』からのスピンオフ作品でもある。
ドラマ概要
高口里純の同名コミックを萬田久子主演でドラマ化。ある村で代々総領職を務める「グランマ」こと百目鬼ミキ(萬田)が、日常で起こる家族、仕事、生活の問題を“愛ある喝”で一刀両断していく、痛快ほっこり物語。足立梨花、加藤柚凪、鷲尾真知子、竹内都子、駒塚由衣、金子昇、神尾佑、モト冬樹ら多彩なキャストが共演する。
ストーリー
美しく雄大な里山風景が広がる百目鬼村。百目鬼家の座敷に村民が集まり、定例の御前会議が開かれる中で、総領の百目鬼ミキ(萬田久子)は村の人たちの小競り合いをズバズバとさばいていく。互いの家の庭木のことでもめる2人には「そんなら2本ともあたしがぶった切る!」と喝破するも、「花が咲き、実を結ぶ季節も、そうでない季節も楽しんでこその人生」と諭し、事態を収束させる。
そんな中、村長の橋本文五郎(モト冬樹)から「おらだおらだ詐欺」の発生が伝えられ、村で暮らすヨネと孫の達也が現れる。達也はヨネが詐欺でだまし取られた50万円を村の積立金から補償してほしいと訴える。思案の末、支払うことを決めたミキだが…。
キャスト
百目鬼ミキ(どうめき ミキ)
演 - 萬田久子
百目鬼村の百目鬼家の生まれ。夫を早くに亡くし、長らく村の総領職を務めており、一目置かれる存在。美人で才女、背筋もピシッとしており、所作は無駄なところがない。昔なじみの村民からは「大奥さま」と呼ばれている。村で起きた問題の相談を受けると、その本質を見極め、どんな相手にも臆さず一喝する。同居することになった孫娘の亜子から、「グランマ」と呼ばれ慕われている。
百目鬼由真(どうめき ゆま)
演 - 足立梨花
ミキの息子・トオルと職場結婚し、娘の亜子と3人で地元の横浜で暮らしていた。いずれ継ぐ百目鬼家に亜子と2人で先に引っ越してきて、トオルは仕事が落ち着くまで単身赴任。 都会とのギャップをたくさん感じるが、朗らかな性格で、村民から「若奥さん」と親しまれる。
百目鬼亜子(どうめき あこ)
演 - 加藤柚凪
由真の娘。ミキにとっては一番下の孫。活発で好奇心旺盛な性格。都会では見たことがなかった草花や自然について、ミキと散歩しながら教えてもらうことが楽しみ。将来の夢はケーキ屋さん。
橋本文五郎(はしもと ぶんごろう)
演 - モト冬樹
百目鬼村の村長。村の行政では治まらない困り事をミキに相談する。ミキの信頼は厚く、あうんの呼吸。
その他
メイ
演 - 竹内都子
百目鬼家と関わる「三婆」の一人。真飛聖のファン。
イシ
演 - 鷲尾真知子
「三婆」の一人。THE ALFEEのファン。
スイ
演 - 駒塚由衣
「三婆」の一人。韓流スターに夢中になっている。
設楽夢二
演 - 金子昇
百目鬼村への移住者。オーガニックレストランを営んでいる。
一ノ宮竹郎
演 - 神尾佑
百目鬼村への移住者。夢二と共にレストランを営んでいる。
ゲスト
第1話
森田達也
演 - 西垣匠
「おらだおらだ詐欺」の被害に遭った祖母の支援を村に求める。
森田ヨネ
演 - 福井裕子
達也の祖母。「おらだおらだ詐欺」の被害に遭う。
沢口みちる
演 - 瀬戸さおり
由真の横浜でのママ友。同居する姑と犬猿の仲。
沢口優斗
演 - 加藤斗真
亜子と同じ幼稚園に通っていた友達。
沢口松枝
演 - 丘みつ子
みちるの姑。孫の教育に熱心。
第2話
秀じい【最終話】
演 - 泉谷しげる
百目鬼村の独居老人。愛車の軽トラで危険運転を起こし、高齢者免許返納を請われる。
卓也【最終話】
演 - 中西哲也
秀じいの息子。百目鬼村出身。今は近郊の町に住む。父が危険運転をしたと連絡を受け、免許返納を促す。
古畑星
演 - リコ(821)
女子高生。スマホ依存で、心配した母・夏子が百目鬼村のミキへ預ける。
古畑夏子
演 - 荻野友里
星の母。百目鬼村出身。娘のスマホ依存を心配して母に相談し、彼女を連れてミキを訪ねてくる。
第3話
坂下悦子
演 - 柴田理恵
百目鬼村の住民。村人から「えっちゃん」と呼ばれる。星川翔海のファン。
星川翔海
演 - 新原泰佑
若手俳優。次期朝ドラの主演に決定し、百目鬼村にやって来る。好青年を演じており、裏の顔は性格が悪い。
坂下義男
演 - 野添義弘
悦子の夫。百目鬼村の住民。ハウス野菜作りを営む。
第4話
尾長律子
演 - 飯島直子
15年前に村を捨て出ていった百目鬼村出身の女性。突如、村に戻ってくる。
尾長勝二
演 - 梨本謙次郎
律子の元夫。百目鬼村の住民。真面目で寡黙な性格。
ナミ
演 - 久保田磨希
百目鬼村の住民。農業体験型の民宿「あぜみち」を営む。律子とは幼い頃からの友人。
第5話
迫田好美【最終話】
演 - 小島藤子
愛魅の母。シングルマザーだったが、再婚。生まれた子が喘息もちだったことから、都会から百目鬼村に家族4人で越してきた。
迫田慎吾
演 - 小野塚勇人(劇団EXILE)
好美の再婚相手。仕事はリモートワークで、在宅が多い。
迫田愛魅【最終話】
演 - 永尾柚乃
好美と前の夫との間に生まれた娘。
津田智子
演 - 立枝歩
竹郎の姉。長らく会っていない竹郎が倒れたことを聞きつけ、病院へ駆けつける。
第6話
中森初音
演 - 森迫永依
百目鬼村の来訪者。不動産業の営業職で働くOL。ひょんなことから百目鬼家にやっかいになることになる。
松岡巧
演 - 徳重聡
サラリーマン。中間管理職、初音の上司で、初音を迎えに来る。
正史
演 - 足立英
百目鬼村に祖父が住む。若くして百目鬼村の林業に携わり、炭焼きを生業にしている。
第7話
ユキちゃん
演 - 小柳ルミ子
ミキの学生時からの旧友。華やかな社交の場で経済界を操るが如く世界を飛び回っている。キラーアイテムはピンヒール 。
ケイちゃん
演 - 今陽子
ミキの学生時代からの旧友。国会議員。男社会の中でたくましく生き残る術を身につけている。ワインがお好き。
しーちゃん
演 - 梅沢昌代
ミキの学生時代からの旧友。大学名誉教授。講演会で各地を回っている。お好みはシガー。
嘉川博美
演 - 中島ひろ子
アキと耕吉の娘。母を亡くして間もなく、母が父のせいで苦労して亡くなったのではと、耕吉を責めたい思いがある。
嘉川 真
演 - 寺坂頼我
大学生。博美の息子であり、おじいちゃん・おばあちゃんっ子。本当は家族が思い合っていることを知っている。
井澤アキ
演 - 榊原るみ
亡くなったミキの学生時代の旧友。年賀状も届かなくなり長らく音信不通だった。ある日ミキの元に訃報が入り、会えていなかった間の人生を知ることなる。
井澤耕吉
演 - 秋野太作
アキの夫。床にふせっている。妻を亡くして一人暮らしになった。ミキと初めて対面するも、どうにも口が悪く偏屈な様子。
最終話
百目鬼トオル
演 - 高橋光臣
ミキの息子。由真の夫であり、亜子の父。長らく単身赴任中だが、由真からの連絡を受けて実家の百目鬼家に赴く。言葉足らずがたたって家族と衝突する。
スタッフ
原作 - 高口里純『グランマの憂鬱』(双葉社 JOUR COMICS刊)
企画 - 市野直親(東海テレビ)
脚本 - 森脇京子、阿久津朋子、遠山絵梨香、的場友見
音楽 - 鈴木ヤスヨシ
主題歌 - THE ALFEE「鋼の騎士Q」(ユニバーサルミュージック)
演出 - 岡野宏信、長尾楽、雨宮由依
プロデューサー - 中頭千廣(東海テレビ)、小林和紘(FCC)、浅野澄美(FCC)
制作 - 東海テレビ、FCC
番組公式サイト
グランマの憂鬱 - Wikipedia