各話あらすじ
第1話 2023年1月23日「犬、生まれかわる」
無職で無気力な主人公・炬太郎(岸優太)。散らかり放題の部屋で、起きて食べて寝る、だけのダメ生活を送っていた。
そんな炬太郎の元にある日、「僕はあなたの元愛犬でした!」と名乗る謎の男・てん(浮所飛貴)が現れる。
てんの口から、炬太郎の子供時代の『てんしか知りえない真実』が飛び出し、「まさかほんとに!?」と信じざるを得ない炬太郎。
そして、ダメ男と元愛犬だった男子との不思議な同居生活が始まる。
第2話 2023年1月30日「犬と元カノ」
元カノに未練タラタラの炬太郎は、借りたお金も返さず連絡も無視していた。
「お金を返してしまったら、今後電話もメールも来なくなって完全に終わってしまう!」という屁理屈をこね、そこに元カノとの唯一の繋がりを感じている炬太郎。
そんな炬太郎を見かねたてんは、元カノとのケジメをちゃんとつけるようにと促すが、今ひとつ踏み切る勇気が出せない。
しかし、その思いの裏には、炬太郎なりの元カノへの思いがあった…。
第3話 2023年2月6日「犬と小説と大リーグ」
パッとしない野球少年時代、同じチームで炬太郎(岸優太)が唯一気を許していた、かつての友人・光太郎(前原滉)から文学賞を受賞したと突然の連絡が。
気乗りしないまま受賞パーティに出向いた炬太郎は、不器用だがひたむきな努力を続けられたのは炬太郎のおかげだという感謝をされ、かつての輝いていた自分を思い出す。
第4話 2023年2月13日「犬、怒る」
かつての友人の出世から刺激を受けた炬太郎(岸優太)は、無職からの脱出の一歩として、フードデリバリーのバイトを始める。心配するてん(浮所飛貴)をよそに、バイトなんて楽勝だと軽く見ていた炬太郎だった。
しかし、現実はそう甘くはなく、配達ミスや、不本意なクレーム対応などの試練に見舞われた炬太郎は不満をてんにぶつけるが、返ってきたてんの激しい言葉に衝撃を受ける。
第5話 2023年1月20日「犬と片想い」
炬太郎(岸優太)の家を管理している不動産屋の柿田(おいでやす小田)の頼みで、飲み会にしぶしぶ参加することになった炬太郎は、財布を自宅に忘れたことに気がつく。
届けに来たてん(浮所飛貴)を寒い路上に待たせまま次の店へと向かってしまった炬太郎は、その後のてんの想定外の行動を目の当たりにし思いもよらなかった感情が沸き上がってくることに葛藤する。
第6話 2023年2月27日「元ネコ vs 元イヌ」
てん(浮所飛貴)に対し、元飼い犬としての想いだけに止まらない、“愛”を感じ始めた炬太郎(岸優太)。てんも、炬太郎からの“愛”を感じ、喜びを隠しきれない。
そんなある日、炬太郎の元に突然現れたのは、炬太郎が高校生の時に知人から一時的に預かったセレブ猫・エリザベスの記憶を持つ女・エリー(松本まりか)!勝手に家をうろつき回るわ、上から目線だわで、好き勝手なエリーに敵対心と嫉妬心を抱くてん。
元イヌ、元ネコとの三角関係にたじろぐ炬太郎は、エリーから「私の会社で働かない?」と誘いを受ける…。
第7話 2023年3月6日「犬と38.2℃」
エリー(松本まりか)の勤めるコンサル企業にお試しインターンとして働くことになった炬太郎(岸優太)。エリーに背中を押され、炬太郎は期待に応えるべく連日遅くまで働き詰め、てん(浮所飛貴)とはろくに会話もできないでいた。
そんなある日、てんが熱を出して寝込んでしまう。かつて、てんを失った日の悲しみを思い出した炬太郎は「ほっとけない」と仕事を休み看病をすることに。すると、欠勤を知ったエリーが「たかが同居人のために仕事を休むなんて!」と乗り込んで来る。炬太郎はてんを庇うが、自分のせいで責められている炬太郎を見たてんは、ある行動に出る……。
第8話 2023年3月13日「犬と猫がんばる」
てん(浮所飛貴)の行方を気にしながらも仕事に向かう炬太郎(岸優太)。
だが仕事第一のエリー(松本まりか)にとって炬太郎の事情などお構いなし。帰宅させるべくてんに言葉を尽くす炬太郎。
そんな最中、エリーの意外な私生活の秘密を知ってしまった炬太郎は驚くべき行動に出る。
第9話 2023年3月20日「犬の涙」
インターン経験を経て、一回り成長した炬太郎(岸優太)は「フツーの小さな幸せと、たったひとり、自分のことをわかってくれる人がいればいい」、と身の丈にあった今の生活、てん(浮所飛貴)と共に暮らす穏やかで楽しい日々の大切さを改めて噛み締めるのであった。
そんなある日、どこかてんの様子がおかしいことに気づく炬太郎。
てんから犬の記憶が消えてしまうかもしれない。
最終話 2023年3月27日「犬、去ぬ」
日に日に薄れていくてん(浮所飛貴)の記憶。
このままてんの記憶がなくなったら……それならいっそ、残りの日々はたくさん笑って楽しく過ごしたい、と「やりたいことリスト」を作って昔を懐かしみながら今までのように過ごす。
ついに「その日」はやってきた……。しかしてんは思いがけないプレゼントを炬太郎(岸優太)に残していったのだった。
概要
夢もなく、欲もない人生諦めモードの男が、かつて飼っていた愛犬だと名乗る男と出会い、ひたむきに尽くしてくる彼との同居生活を通して少しずつ成長していく物語。連続ドラマ単独初主演のKing & Prince・岸優太が、無職で、かといって焦ってもいないネガティブ思考の“クズ男”・雪井炬太郎を演じる。炬太郎が小学生時代に飼っていた愛犬・てんだと名乗り、押しかけてくる木ノ宮天に美 少年・浮所飛貴が扮する。元飼い主との再会に感動して世話を焼く木ノ宮に対して、最初はうっとうしがる炬太郎も次第に癒やされ心奪われていく。脚本はNHK連続テレビ小説「スカーレット」(2019年)などを手掛けた水橋文美江が担当する。
ストーリー
夢もなく、欲もない人生諦めモードの雪井炬太郎(岸優太)は、一旦勤めた会社もなんとなく辞めてしまい、今は親の残した一軒家に住み、空き部屋を貸すことで生計を立てる自堕落な生活を送っている。そんな“クズ”を地で行く炬太郎の前に「僕はあなたの元飼いイヌ・てんです!」と名乗る謎の男・木ノ宮天(浮所飛貴)が現れる。
再会に感動して距離を縮めてくる木ノ宮を拒もうとするが、木ノ宮はてんにしか分からないことをズバズバと言い当てる。徐々に信じざるを得なくなっていく炬太郎に、木ノ宮は「あの頃の輝いていたご主人様に戻ってほしい!」とおせっかいと強すぎるスキンシップを仕掛けてくる。
キャスト
雪井炬太郎(ゆきい こたろう)〈26〉
演 - 岸優太(King & Prince)(幼少期:伊藤篤志(Boys be/関西ジャニーズJr.))
職なし、彼女なし、やる気なし、人生諦めモードかつネガティブ思考の“クズ男”。親の残した一軒家に住み、空き部屋を貸すことでなんとか生活を維持しているが、焦ってもいない。ある日、小学校時代に飼っていた愛犬・てんだと名乗る男が押しかけてきて同居することになる。
木ノ宮天(きのみや てん) / てん
演 - 浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)
炬太郎の元愛犬・てんの生まれ変わり。普通の人生を送っていたが、20歳の誕生日に「自分は昔、てんというイヌだった」という記憶がよみがえる。保護犬だった自分を引き取ってくれた炬太郎が忘れられず、日本中探し回り見つける。頭がよく自立心も持ち合わせているしっかり者で、フリーのプログラマーとして食べていけるだけの収入を確保している。おせっかいを焼きつつも、炬太郎と一緒にいられるだけで幸せを感じている。
澪央
演 - 桜田ひより
炬太郎の元カノ。
柿田
演 - おいでやす小田
炬太郎が住む家の管理人。
スタッフ
脚本 - 水橋文美江
音楽 - 青木沙也果
主題歌 - King & Prince「We are young」(Johnnys’Universe / ユニバーサルミュージック)
監督 - 中島悟、丸谷俊平
編成 - 安島隆、鈴木淳一、藤澤季世子、明石広人
プロデューサー - 櫨山裕子、鈴木将大、大護彰子、伊藤美緒
チーフプロデューサー - 三上絵里子、島本講太
制作協力 - オフィスクレッシェンド
製作著作 - 日本テレビ、ジェイ・ストーム
番組公式サイト
すきすきワンワン! - Wikipedia