2022年12月31日

リバーサルオーケストラ TOP

『リバーサルオーケストラ』は、2023年1月11日から同年3月15日まで、日本テレビ系「水曜ドラマ」枠(毎週水曜22:00〜23:00)にて放送された。全10話。主演は民放GP帯連続ドラマ初主演となる門脇麦。


各話あらすじ(2023年1月11日 - 3月15日)全10話 平均視聴率 6.52%
第1話 2023年1月11日「逆転劇開幕 元・天才バイオリニストの地方公務員はポンコツ楽団の救世主!?」 視聴率 6.8%
 市役所で働く初音(門脇麦)は音楽に興味はないと語る公務員。同市で活動する児玉交響楽団、通称‘玉響’は認知度も団員の意識も低く、ドイツ帰りの指揮者の朝陽(田中圭)は怒りをにじませていた。そんな中、初音は朝陽から玉響のコンサートマスター(コンマス)になるよう懇願される。実は初音は幼少時に国内外のコンクールを総なめにし、10年前に突然、表舞台を去った天才バイオリニスト。逃げる初音を追う朝陽は、父で市長の修介(生瀬勝久)の力も借り、フルートの蒼(坂東龍汰)ら玉響団員の練習場へ連れ出す。

第2話 2023年1月18日「安月給で生活できない!?地方オケの問題児を救え」 視聴率 6.6%
 朝陽(田中圭)の熱意に負け、‘ポンコツオケ’玉響の改造計画に加わった初音(門脇麦)は、急きょ決まった2週間後の公演に向け、オーボエの穂刈(平田満)ら団員達と練習を始める。ところが、フルートの蒼(坂東龍汰)は遅刻してばかりでやる気のない様子。いら立つ朝陽の命令で、初音は練習終わりの蒼を尾行することに。やがて、遅刻の理由を知った初音や朝陽らは…。

第3話 2023年1月25日「波乱の初舞台敵は豚汁!?団員逃亡でスカウト作戦」 視聴率 6.2%
 蒼(坂東龍汰)との健全な同居生活を始めた初音(門脇麦)。団員達との距離も縮まり、玉響はますます良い雰囲気になっていた。ところが、オーケストラの大黒柱でもあるティンパニの木之崎(篠崎史門)が突然、退団。一転、玉響は大ピンチに陥る。復帰ステージまで残り4日、初音は朝陽(田中圭)から、元有名オケのティンパニ奏者をスカウトしてくるよう命じられ…。

第4話 2023年2月1日「頑張れ受験生家庭と音楽…ママ団員の選択とは!?」 視聴率 6.3%
 初音(門脇麦)が児玉交響楽団のコンサートマスターとなって初めて臨んだ演奏会が終了。朝陽(田中圭)はすぐさま次の目標となる定期演奏会に向けて動き出し、初音をコンチェルトのソリストに指名する。ところが、初音は練習でミスを連発してしまう。そんな中、明るい性格で一人娘の亜美(凛美)がいるビオラのみどり(濱田マリ)に、定期演奏会への出演が危ぶまれる事態が発生する。

第5話 2023年2月8日「練習場がナイ 最強コンビ崩壊!?波乱の酒蔵合宿」 視聴率 6.5%
 初音(門脇麦)は翌月の定期演奏会に向け、バイオリンの練習に励んでいた。ところが、納得のいく音が出せず、歯がゆい思いをする。そんな中、玉響に緊急事態が。いつもの練習場が使えなくなってしまったのだ。すると、朝陽(田中圭)が思わぬ場所を用意する。さらに、朝陽は急きょ10日後の「バレンタインガラ」への参加を表明。しかも新しい曲を演奏するといい…。

第6話 2023年2月15日「凡人よ才能の壁を超えてゆけ!!恋のカルメン本番」 視聴率 6.3%
 「バレンタインガラ」を翌週に控えた玉響だが、チェロの玲緒(瀧内公美)が公演に出ないと言い、練習にも姿を見せない。そんな中、朝陽(田中圭)はティンパニの藤谷(渋川清彦)を意外な場所へ誘う。一方、修介(生瀬勝久)の失脚を狙う市議会議員の本宮(津田健次郎)はまたもや玉響の妨害を画策。初音(門脇麦)は幼なじみで人気バイオリニストの三島(永山絢斗)に挑発され…。

第7話 2023年2月22日「幼なじみ対決 仲間と自分を信じて…天才、覚醒!!」 視聴率 6.7%
 初音(門脇麦)にテレビ出演のオファーが舞い込んだ。さらに、事務局長の小野田(岡部たかし)からは玉響への正式入団を打診される。一方、ウェブ上では‘元天才バイオリニスト’としての過去が暴かれ、中傷記事が出回る事態に。10年前、初音は三島(永山絢斗)の言葉で失意の底に突き落とされていた。様々なことが立て続けに起こる中、初音は朝陽(田中圭)から食事に誘われ…。

第8話 2023年3月1日「愛する妻へ…伝えたい想いを乗せて涙の演奏会!!」 視聴率 6.6%
 玉響メンバーの精神的支柱でもあるオーボエの穂刈(平田満)。実力派のはずの穂刈だが、なぜか本調子ではない演奏が続いていた。そんな中、初音(門脇麦)と蒼(坂東龍汰)は、穂刈の抱えている秘密を知ってしまう。2人は朝陽(田中圭)の忠告も聞かずに穂刈の力になろうとする。一方で、あるメンバーが、玉響の活動を妨害し続ける本宮(津田健次郎)とつながり…。

第9話 2023年3月8日「存続を懸けた“運命”の公演&愛の告白の行方!!」 視聴率 6.4%
 初音(門脇麦)と朝陽(田中圭)の関係が変化する中、定期演奏会を満席にして解散を免れたい玉響は、チケット完売作戦に動き出す。皆でアイデアを出し合い、小野田(岡部たかし)もここが自分の頑張りどころだと奮起。ところが、その裏で本宮(津田健次郎)による妨害作戦も着々と進み…。

最終話 2023年3月15日「最終決戦!!消えた指揮者連れ戻せ感動の大舞台」 視聴率 6.8%
「打倒高階」に燃える玉響は、最高の舞台に向かってますます奮闘。朝陽(田中圭)の指導にも熱が入り、初音(門脇麦)をはじめ蒼(坂東龍汰)や玲緒(瀧内公美)ら団員達はその厳しさに疲弊しながらも、前向きに音楽と向き合う。奏奈(恒松祐里)や小野田(岡部たかし)ら周囲にも支えられ、ほんの4カ月前はばらばらだったオーケストラがまとまっていく中、一発逆転の舞台は…。


概要
元天才バイオリニストの訳あり市役所職員が、ドイツ帰りの新進気鋭のマエストロと共に地元オーケストラの立て直しに挑む音楽エンターテインメント。門脇麦が主演を務め、かつては天才バイオリニストとして活躍していたが、今はある理由から表舞台を退き市役所で働く谷岡初音を演じる。そんな初音を交響楽団の再建に巻き込む強引な変人指揮者・常葉朝陽に田中圭が扮する。


ストーリー
幼い頃より数々のコンクールを総なめにし、名門オーケストラとの共演を果たすなど輝かしい活躍をしてきた元天才バイオリニストの谷岡初音(門脇麦)は、10年前にある理由から表舞台を去り、現在は西さいたま市役所・広報広聴課で働いている。二度と舞台には立たないと決め、バイオリンを静かに弾き続けたいと願っていたが、地元のオーケストラ・児玉交響楽団、通称・玉響のマエストロ・常葉朝陽(田中圭)に正体がバレ、コンサートマスターにスカウトされてしまう。

一方、西さいたま市長の父・常葉修介(生瀬勝久)に強引にドイツから帰国させられ玉響の立て直しを命じられた朝陽は、玉響のポンコツぶりにイライラを募らせ、初音を振り回す。


キャスト
谷岡初音(たにおか はつね)
演 - 門脇麦(12歳時:青木凜花、8歳時:寺田藍月)
本作の主人公。元天才ヴァイオリニスト。10年前、突如表舞台から姿を消し、現在は西さいたま市役所・広報広聴課の職員として働いている。正体がバレぬよう、眼鏡をかけていた。

専属の広報担当の肩書で朝陽に児玉交響楽団へコンマス(コンサートマスター)として招聘される。

常葉朝陽(ときわ あさひ)
演 - 田中圭(幼児期(写真):瀬脇碧斗)
児玉交響楽団の変人マエストロ。ドイツを拠点に音楽活動を行っていたが、現職の西さいたま市長である父・修介から玉響立て直しを依頼され、玉響のコンマスに初音を招聘する。

音大生時代に音楽活動に思い悩んでいた際、音楽を楽しむ初音の姿に感銘を受け、音楽家として生きていく決意を立てている。

児玉交響楽団
西さいたま市を拠点とする地方の交響楽団。通称:玉響たまきょう。
佐々木玲緒(ささき れお)
演 - 瀧内公美(幼少期:夏野琴子)
恋多きチェロ首席。勘違いして朝陽に一目惚れする。
少女時代に天才チェリストと騒がれた過去を持つが、プレッシャーに負け挫折している。
名前は天才チェリストのロストロポーヴィチのミドルネーム「レオポリドヴィチ」にあやかり、両親につけられた。

本命の男性に告白するときは髪の毛をアップにする。
本音をぶつけて楽団に連れ戻しに来てくれた藤谷と、「人一倍努力家」という共通点から出逢って1か月でスピード結婚する。

庄司蒼(しょうじ あおい)
演 - 坂東龍汰(幼少期:森本陸斗)
フルート首席。玉響の給料だけでは食べて行けず、バイトを掛け持ちして練習に遅刻するため、初音からオンラインでのフルートのレッスンコーチの仕事を提案され、防音室のある初音の実家に下宿する。

玉響のメンバー全員の前で初音にハグして交際を申し込むが、好きな人(朝陽)がいることを理由に振られてしまう。

桃井みどり(ももい みどり)
演 - 濱田マリ
受験生を抱える母でもあるヴィオラトップサイド。

穂刈良明(ほかり よしあき)
演 - 平田満(若いころ:浦脇健太 )
オケ最年長のオーボエ首席。S響出身だが、親の介護を契機に地元の玉響に移籍している。

妻が認知症を患い介護のため玉響を退団しようとしたが、娘に説得され介護ホームに入居させる道を選び、入居初日にホームで開かれた音楽会で妻との思い出の曲『愛の挨拶』を演奏する。

土井琢郎(どい たくろう)
演 - 前野朋哉
セカンドヴァイオリン首席。クラシックオタク。
本宮市議に玉響の情報をリークする内通者のふりをし、本宮の妨害工作を阻止していたが、相手と同じレベルで対応して演奏練習に集中しなかったことを朝陽に注意される。

二男一女の父親で、子供の学費のために高階フィルに玉響の3倍の給料で移籍する話を本宮市議から持ち掛けられるが、長男が玉響グッズを集めるほどのファンだっため、断った。

松本弓香(まつもと ゆみか)
演 - 行平あい佳
第1ヴァイオリン(トップサイド)。裏アカでオタクな内容のSNSを発信していたが、土井に発見されている。

ヨーゼフ
演 - ロイック・ガルニエ
トランペット首席。超楽天家のムードメーカー。

藤谷耀司(ふじたに ようじ)
演 - 渋川清彦(第3話 - )
朝陽の指示で探し出したティンパニ奏者。都内のライブハウスでドラムを叩いていたが、実はS響出身。

10年前に共演している初音から誘いを受け、久しぶりに五線譜を読み返し交響楽への興味を取り戻し玉響へ参加する。
プレッシャーから練習場に来なくなった玲緒に本音をぶつけて連れ戻したことを切っ掛けに、彼女と出逢って1か月でスピード結婚する。

小野田隼(おのだ はやて)
演 - 岡部たかし
玉響の事務局長。父は朝陽の実家の家業「常葉酒造」の元番頭。
朝陽の要請で初音を探し当て、地方公務員法に抵触するヴァイオリン教室の副業を指摘し、初音が玉響へ参加する状況に誘導する。

玉響のマスコット・たまちゃんの着ぐるみを徹夜で作り上げチラシ配りをするなど、定期演奏会を満席にすべく集客に尽力する。

初音の家族
谷岡奏奈(たにおか かんな)〈21〉
演 - 恒松祐里(幼少期:渡邉愛乃)
初音の妹。初音と2人暮らし中。城東大学経済学部経営学科3年生。

幼い頃に心臓の持病で倒れたのを契機に、初音がヴァイオリン演奏を辞めたことに責任を感じ、姉の音楽活動の再開を願っていた。
玉響を宣伝するSNSの広報担当として、玉響に関わることになる。

谷岡祥子、谷岡丈雄
演 - 奥貫薫、利重剛
初音と奏奈の両親。2年前に長野県佐久市に移住し、家庭菜園を楽しみ、セカンドライフを満喫中。

不調な初音を見かね、夫婦そろって西さいたま市に戻ってくる。祥子は初音が幼いころ、練習やコンサートを頑張る際によく振舞ったミートボールを調理する。

朝陽の関係者
常葉修介(ときわ しゅうすけ)
演 - 生瀬勝久
朝陽の父。西さいたま市長。

西さいたま市のシンフォニーホールのこけら落としとなる4月の玉響のコンサートが満員にならなければ市長を辞職すると本宮市議に啖呵を切ったため、息子の朝陽を日本に呼び戻し、演奏に難がある玉響の立て直しをお願いする。しかし後日、本宮市議からシンフォニーホールの楽団のフランチャイズ契約をかけ、高響とのコンペでの対決をけしかけられると、負けた場合は玉響を解散すると断言してしまう。

常葉康子
演 - 石野真子
朝陽の母。急病で倒れたとドイツで活動する朝陽に連絡が入るが、玉響立て直しのために彼を日本に呼び戻すための狂言であった。

後藤かおり
演 - 相武紗季(第4話 - 第6話・第9話 ・最終話)
音楽雑誌「フェルマータ」の副編集長。朝陽が音大時代にコンクールで優勝したのを取材した時からの知り合い。
朝陽との仲の良さから玲緒に恋のライバルと警戒されたが、既婚者で二児の母親であった。

周辺人物
三島彰一郎(みしま しょういちろう)
演 - 永山絢斗(9歳時:平野絢規)
日本屈指の人気ヴァイオリニスト。初音とは幼い頃に共にヴァイオリンを習った幼馴染。

かつて出場した年齢・性別分けされていないコンクールで初音に勝てたことがなく、彼女をライバル視しており、彼女の10年ぶりの復帰に少なからず動揺する。

本宮雄一(もとみや ゆういち)
演 - 津田健次郎
市議会議員。次期市長の座を狙い、常葉市長の評価を落とそうと、彼が力を入れる玉響の活動をことあるごとに邪魔する。

高階藍子(たかしな あいこ)
演 - 原日出子
スーパーゼネコン「高階組」の会長。日本一と名高い「高階フィル」のオーナー。西さいたま市のシンフォニーホールの建設にも関わる。
本宮の働きかけもあり、朝陽に高響の常任指揮者への就任をオファーする。

三島光太郎
演 - 加藤雅也(第4話 - 最終話)
彰一郎の父親。世界的なマエストロ。10年前、初音との初共演の際、彼女にステージから逃げられている。玉響に注目していた初音が参加していることを知り、藍子からのオファーもあり、シンフォニーホールのフランチャイズ契約をかけたコンペで高響のマエストロを務めることを了承する。

上条あかり
演 - 街田しおん(第2話・第4話)
彰一郎の母親。有名ヴァイオリニスト。

ゲスト
第1話
堤朋久
演 - ミスターちん(第2話)
西さいたま市役所・広報広聴課の課長。初音の上司。

霧島留美
演 - 榊原有那(第2話)
西さいたま市役所・広報広聴課の職員。初音の後輩。

平松
演 - 榊原徹
玉響の指揮者。玉響の演奏の気力のなさに、市民コンサートの途中で指揮を止めて退場してしまう。

太田
演 - 福田薫(U字工事)
玉響のコンマス。指揮者の平松が市民コンサートを途中退場し、他の楽団員から指示を要請されるが狼狽し、玉響を辞めてしまう。

水谷有紗
演 - 塩澤怜香
初音のヴァイオリン教室の教え子。コンクールで緊張しないよう、「トイトイトイ」と胸を叩くおまじないを初音に教えてもらう。

有紗の母
演 - 長田涼子

女性スタッフ
演 - グンターマン・マイコ
ドイツの交響楽団のスタッフ。朝陽に彼の母・康子が倒れたと日本から連絡があったと伝える。

白井昌也
演 - 川守田政人(第2話 - 第4話・第6話・最終話)
本宮市議の取り巻きの市議。玉響の活動を快く思っていない。

黒木修
演 - 森下亮(第2話 - 第4話・第6話・第8話・最終話)
本宮市議の取り巻きの市議。常葉市長をこき下ろし、次期市長は本宮だと彼に胡麻をする。

第2話
益島慎
演 - 丈太郎
蒼の友人。音大の院生。父親のカードで銀座の割烹で蒼と岩田を交え、食事会を行う。

岩田
演 - 井阪郁巳
蒼の友人。吹奏楽部の顧問。

貫井剛
演 - 春海四方(第9話)
蒼のアルバイト先の一つである工事現場のスタッフ。蒼が複数のバイトを掛け持ちしていることを初音に教える。
後に蒼のフルート演奏を目当てに、定期演奏会を鑑賞に訪れてくれる。

庄司恵子
演 - 伊勢志摩(第9話・最終話)
蒼の母。バイトを掛け持ちし、フルート奏者の給料だけで食べていけない蒼の生活を心配する。
夫の功が初期のガンを患ったことから、蒼に玉響を辞め実家の造園業を継ぐことを涙ながらに訴える。

庄司功
演 - 大宮将司(最終話)
蒼の父。造園業の社長。蒼に庭師の仕事を継がせるつもりがフルート奏者の道を選ばれ、親子の仲を拗らせる。
朝陽に玉響の見学に誘われフルート演奏する息子の姿を見て、自分も頑張らなければいけないと蒼を応援するようになる。

時任
演 - 永岡卓也
ピアニスト。あかりと共に彰一郎のコンサートを訪れる。

秘書
演 - 遊屋慎太郎(第7話・第8話・最終話)
高階の秘書。彰一郎のコンサートが近年稀にみる盛況ぶりだと高階に報告する。

第3話
日地谷更紗(ひじや さらさ)
演 - 鈴木絢音(乃木坂46)(第6話・第9話)(幼少期:高田梨音〈第2話〉)
蒼が小学生の頃、父と造園の仕事で訪れた施主の家の娘。彼女のフルート演奏の音色に感動し、蒼はフルート奏者を志すようになる。

木之崎
演 - 篠崎史門(第1話・第2話)
玉響のティンパニ奏者。本宮市議の横槍で東都フィルにスカウトされ、あいさつもなく突然、玉響を辞めてしまう。

大塚潔
演 - 小林博(第4話・第7話)
彰一郎のマネージャー。

藤谷耀司のバンド仲間
演 - 青沼詩郎、園田航、渡部敬汰

第4話
桃井亜美(ももい あみ)
演 - 凛美(第5話・第9話・最終話)
みどりの一人娘。高校3年生で大学受験真っ只中。チアリーディング部で活動するが、父親から国立大進学を厳命され、プレッシャーを感じる。

自分を支えるためと玉響の活動を自粛しようとする母・みどりに楽団の仕事に誇りはないのかと問いかけるが、玉響の穂刈からみどりは楽団の縁の下の力持ちと教えられ、高校に受験生の応援に来た玉響でのみどりの演奏に感動し、私立に進学して友人たちとチアを続けたいと吐露する。

桃井浩一
演 - 森岡豊(最終話)
みどりの夫。娘・亜美に国立の一橋大学進学を厳命し、みどりの玉響での活動を仕事として見てくれず、亜美の受験を応援するように告げる。

及川
演 - 周本絵梨香
亜美の担任。自宅に防音室がないためカラオケ店で演奏練習するみどりが夜遊びしているとPTAから誤解され、みどりを学校に呼び出し、受験生の亜美の支えになるように今は趣味は控えるようにしたほうがよいのではと告げる。

石橋萌、下田エリ
演 - 羽瀬川なぎ(第5話・第9話)、深尾あむ(第5話・第9話)
亜美の同級生。チア部の仲間。亜美に玉響のSNSの楽団員紹介が面白いと動画を見せるが、みどりが登場し、亜美の母親ではないかと驚く。
玉響が受験生の応援で高校を訪問すると、亜美からみどりは母親であると紹介される。

医師
演 - 酒井康行
夜中に腹痛で倒れた亜美がストレス性の胃腸炎を患っていると診断する。

校長
演 - 石黒久也
受験生の応援のため、演奏に訪れた玉響に感謝する。

前園
演 - 伊藤浩志
「フェルマータ」の編集部員。かおりの部下。

女学生
演 - 川島夕空(第3話)、大森愛莉(第9話)
彰一郎のファンの女学生。玉響を観に来た彰一郎に気付いて騒ぐ。

第5話
小森廉太郎
演 - 山中聡(第6話)
音楽ライター。天才ヴァイオリン少女と騒がれた初音に「才能のある人は忘れない」と言っておきながら、かつて取材したことのある少女時代に天才チェリストと騒がれた玲緒のことを覚えていなかった。名前は作曲家・滝廉太郎にあやかり、両親につけられている。

高階誠也
演 - 大村わたる
「高階組」の社長。藍子の息子。

サチ
演 - 吉田幸矢
三島家の家政婦。

常葉家の長女
演 - 愛由(写真)

常葉家の次女
演 - 米盛仁香(写真)

カメラマン
演 - 中村無何有(最終話)
雑誌「フェルマータ」のカメラマン。玉響を密着取材する。

役員
演 - 小井土一章、尾花かんじ
高階組の役員たち。高響が田舎の中規模ホールとの契約を進める意義について藍子と議論し、地域貢献することで公共工事の受注につなげる戦略的狙いがあるとの説明を受ける。

老人たち
演 - 小高三良、春延朋也
シルバー 囲碁将棋倶楽部のメンバー。公民館の補修工事の間、玉響の練習場である多目的ホールを本宮市議から斡旋され、感謝する。

第6話
御子柴
演 - 名倉右喬
「松風観光バス」のバス運転手。運行部長の指示で玉響をバレンタインガラコンサートの会場である横浜の「国立こくりつ大ホール」でなく、西東京の「くにたちホール」に輸送する。

運行部長
演 - 佐々木省三
「松風観光バス」の運行部長。本宮市議の密命で動いた黒木市議からの指示で、玉響を別会場の「くにたちホール」に輸送させる妨害工作をバス運転手に実行させる。

高峰
演 - 馬上亮
バレンタイン・ガラ・コンサート2023の運営スタッフ。一向に到着しない玉響にしびれを切らせ、彼ら抜きでコンサートを開演する。

アントニオ・ヴァルディ
演 - マヌ
音楽評論家。辛口評論家で低評価を受けた交響楽団を解散に追い込むほどの影響力を持つ。

国立大ホールのバレンタイン・ガラ・コンサートを鑑賞に現れ、穴をあけた玉響を楽団失格と失望するが、ホールのロビーでコンサートの休憩時間に玉響がゲリラ演奏した「カルメン組曲」を目撃し、遅刻などのマイナス要素を加味して玉響を2.8と評価するが、遅刻がなければ3.8の評価で、純粋な演奏評価は高響の3.5を超える高評価を下す。

主催者
演 - 佐野啓
バレンタイン・ガラ・コンサート2023の主催者。ヴァルディに「玉響は星いくつもらえるか楽しみ」と語る。

石田泰尚
演 - 石田泰尚(本人役・写真出演)(最終話)
バレンタイン・ガラ・コンサート2023出演のヴァイオリニスト。
最終話ではコンペの審査員。

第7話
河野
演 - 紺野菜実子(第8話)
玉響の第2オーボエ奏者。交響曲第5番「運命」のオーボエのソロパートを首席オーボエの穂刈から変わるよう朝陽から指示されるが、「首席は荷が重い」と重圧を感じる。

岩田、森
演 - 岩田絵里奈、森圭介(日本テレビアナウンサー)
彰一郎と初音が出演したテレビ番組『マッシュ』の司会者。

生徒
演 - 鈴木梓以來
蒼がリモートで教えるフルートの生徒。

第8話
穂刈冴子
演 - 宮崎美子(若いころ:藤下栞)
穂刈の妻。若いころは夫のオーボエ演奏にピアノで伴奏していたが、現在は認知症で夫のことを義母(穂刈の母親)を往診していた医師と誤認するようになっており、夜中に夫にお弁当を渡すと家を抜け出し、警察に保護される。別の日には玉響の練習場に同じようにお弁当を届けに現れ、朝陽のことを夫と誤認する。

認知症の義母の介護経験から、自身が認知症になった際は介護ホームに任せるようにと、娘の喜美子に託けていた。
夫と誤認する朝陽に付き添われ介護ホームに入居し、入居初日に開かれた音楽会で夫が演奏する二人の思い出の曲『愛の挨拶』に反応し、ピアノを伴奏する素振りを見せる。

香取喜美子
演 - 内田慈
穂刈夫妻の娘。父が演奏練習に出かけた間、母の様子を見るため実家を訪れるが、買い物に行きヘルパーが目を離した隙に徘徊される。
母が団員たちにも迷惑をかけるようになったことから、現実を鑑みひとりで母の面倒を見ず、介護ホームの助けを得るよう父を説得する。

警察官
演 - 山田諭
冴子を保護した交番の警察官。穂刈の自宅に冴子を送り届ける。

第9話
沖村礼(おきむら れい)
演 - 金子隼也(最終話)
ヨーゼフの交際相手。若者に人気の映像クリエイター。定期演奏会の集客に向け、ヨーゼフのトランペット演奏の映像を作成しSNSにアップする。

大門(おおかど)
演 - 寺門篤之
定期演奏会で演奏する「運命」の演奏者の配置の件で朝陽から相談を受け、朝陽との話し合いで「運命」初演時の配置がベストと判断する。

礼の仲間
演 - 中屋柚香
本宮市議が印刷会社に伝えた嘘の開演時間がチケットに記載される妨害を受けたため、定期演奏会の開演時間が18時でなく、17時であることを街の人たちに宣伝する。

土井の子どもたち
演 - 詫摩和樹(最終話)、馬場應吏(最終話)、外薗明依(最終話)
土居の二男一女の子どもたち。長男はグッズを集めるほどの玉響のファン。

最終話
係員
演 - 上島信彦
玉響に出番だと声をかける西さいたまシンフォニーホールの係員。

審査員
演 - 田賀浩一朗
玉響と高階フィルのコンペの審査員。

スタッフ
脚本 - 清水友佳子
音楽 - 清塚信也、啼鵬
演出 - 猪股隆一、小室直子、鈴木勇馬
音楽監修 - 新井鷗子
オーケストラ監督 - 榊原徹
オーケストラ監修 - 沼尻竜典
演奏収録指揮 - 田中祐子
ヴァイオリン演奏 - 高木凛々子、崎谷直人
ヴァイオリン指導 - 上地芙実、三木希生子
ヴィオラ指導 - 中村紀代子
チェロ指導 - 上地さくら
フルート指導 - 青沼愛
オーボエ指導 - 山内ことね
オーボエ演奏 - 古山真里江
ティンパニ指導 - 篠崎史門、長井リッキー祐一
指揮指導協力 - 水戸博之(指揮)、江上菜々子(ピアノ)、相川陽子(ピアノ)
編曲 - 大橋晃一
オーケストラ協力 - クライス音楽事務所
脚本協力 - 川滿佐和子
医療監修 - 中澤暁雄
法律監修 - 川滿健太郎
チーフプロデューサー - 三上絵里子
プロデューサー - 鈴間広枝、松山雅則
制作協力 - トータルメディアコミュニケーション
製作著作 - 日本テレビ


番組公式サイト
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