各話あらすじ(2023年1月7日 - 2月25日)全8話
第1話 2023年1月7日「固定費を見直そう」
「人はね、三千円の使いかたで人生が決まるの」。御厨美帆(葵わかな)が子どもの頃から祖母・琴子(中尾ミエ)から言われた言葉。24歳になり憧れの一人暮らしをはじめた美帆は、そんなことなど忘れ人生を謳歌していた。
IT企業に勤め同世代の中では給料もよく、自慢の彼氏と幸せに暮らす毎日…しかし順風満帆に見えた美帆の人生に、自分自身の生活を見直す転機が訪れる。さらに美帆の姉・真帆(山崎紘菜)や母の智子(森尾由美)ら御厨家の面々にも、それぞれが自身の人生について深く考える出来事が…。
第2話 2022年1月14日「77歳のハローワーク」
「保護犬を飼うため一千万円を貯めて一軒家を購入する!」。夢の実現のため、固定費を浮かせて貯金しようと実家に戻ってきた美帆(葵わかな)。
一方、夫の死後、「一千万円の遺産をコツコツ増やしマッサージチェアを購入する!」 という目標を達成した77歳の祖母・琴子(中尾ミエ)はその後、日々の生きがいもなく暮らしていた。
そんなある日、智子(森尾由美)から、友人たちにおせち料理の作り方を教えてほしいと頼まれる。智子に懇願され渋々協力することになった琴子だったが、この出来事がきっかけで人生が思わぬ方向に転がることになる…。
第3話 2023年1月21日「熟年離婚の経済学」
55歳の智子(森尾由美)は健康診断の結果、子宮体がんのステージ1だと分かる。娘の美帆(葵わかな)・真帆(山崎紘菜)はもちろん、義母の琴子(中尾ミエ)も心配して励ましてくれるが、反応の薄い夫・和彦(利重剛)からは「大丈夫か」の一言もなく不満を募らせる。
そんな中、親友の千さと(とよた真帆)から熟年離婚を考えていると聞かされ動揺する智子。
航空会社勤務の夫と結婚し、裕福な暮らしをしていたはずの千さとでも、離婚後の生活は苦しくなるらしい。「もし自分だったら」と不安になる智子だったが…。
第4話 2023年1月28日「専業主婦の貯金術」
美帆(葵わかな)の姉・真帆(山崎紘菜)は元証券会社勤務。消防士の夫・太陽(堀井新太)の給料をやりくりしながら貯金一千万円を目標に日々節約を心がけていた。
そんな真帆の友人・小春(中村加弥乃)がセレブ婚をすることに。学生時代の友人たちと集まると、玉の輿に乗った彼女を祝う一方で、自身の結婚について「正直なんで?って思った」「仕事も辞めて、あの旦那一本にかけたってことでしょ?」と率直な感想をぶつけられる。
「みんな、そんな風に思っていたの?」節約ばかりの毎日が何だか惨めに思えてきて…。一方、一生懸命節約に励む美帆は、スーコ(アン ミカ)のセミナーで運命的な出会いが⁉
第5話 2023年2月4日「費用対効果を考える」
ホームセンターで琴子(中尾ミエ)と知り合い、庭友(にわとも)として仲良くなった安生(橋本淳)。40歳手前となった今でも日雇いのアルバイトで稼ぎ、貯金ができると放浪の旅へ…年収は100万円程度だが、悠々自適な生活を満喫している。
持ち前の人懐っこさですっかり美帆(葵わかな)とも打ち解けるなど、なんだかんだと御厨家になじみ始めていた。
「子どもが欲しい」と願う恋人のきなり(高田里穂)をうまくはぐらかしていたが、ある日安生のもとに得体の知れない若い女性が訪ねてくる。これまでの生活を揺るがす安生の大ピンチに、美帆が取った行動とは…?
第6話 2023年2月11日「退職金の使いかた」
美帆(葵わかな)が御厨家に帰ってからも、ほとんど会話らしい会話をしてこなかった父・和彦(利重剛)。母・智子(森尾由美)との関係も冷え切っていた。
親友の千さと(とよた真帆)の離婚をきっかけに、自身も離婚について真剣に考え貯金を始めていた智子は、間もなくやって来る和彦の定年退職の日を、離婚を切り出すXデーと定めていた。
それを知った美帆、真帆(山崎紘菜)、琴子(中尾ミエ)は和彦を「理解のある夫」に仕立てようとするが、和彦のやることすべてが裏目に出てしまい…。そして迫り来るXデー、御厨家に最大のピンチが訪れる!
第7話 2023年2月18日「プロポーズは計画的に」
美帆(葵わかな)が御厨家に帰ってからも、ほとんど会話らしい会話をしてこなかった父・和彦(利重剛)。母・智子(森尾由美)との関係も冷え切っていた。
親友の千さと(とよた真帆)の離婚をきっかけに、自身も離婚について真剣に考え貯金を始めていた智子は、間もなくやって来る和彦の定年退職の日を、離婚を切り出すXデーと定めていた。
それを知った美帆、真帆(山崎紘菜)、琴子(中尾ミエ)は和彦を「理解のある夫」に仕立てようとするが、和彦のやることすべてが裏目に出てしまい…。そして迫り来るXデー、御厨家に最大のピンチが訪れる!
最終話 2023年2月25日「未来への投資」
翔平(葉山奨之)の教育ローンや特殊な家庭環境が原因でプロポーズを一旦白紙に戻した美帆(葵わかな)。それから二カ月、美帆は翔平への思いを振り切るかのように仕事に邁進していた。
そんな彼女のもとに、退職した先輩社員・街絵(酒井若菜)がやって来る。価値観の違いから恋人とぶつかったと話す美帆は、街絵からあるアドバイスを受ける。
するとある日、翔平から「自分がデザインを手がけたポスターが展示されるので、ぜひ見て欲しい」というメールが美帆のもとに届くのだった。
「何のためにお金を貯めるのか?」
節約を通して人生を見つめ直し成長を遂げてきた美帆が最後に下す決断とは…?
原作概要
『三千円の使いかた』は、脚本家、小説家である原田ひ香による小説。
ドラマ概要
原作は、節約や貯蓄にまつわるエピソードや女性の悩みがリアルに描かれ共感と支持を集める原田ひ香の同名小説。家族3世代、4人の女性たちが、人生の悩みに向き合い節約をして、それぞれの夢をかなえるために奮闘する。主演の葵わかなが、ある出来事をきっかけに節約に目覚める御厨家の次女・美帆に扮する。
美帆の姉で子育ての真っただ中にいる長女を山崎紘菜、更年期に熟年離婚危機を迎えた母を森尾由美、生きがいを失い退屈な日々を過ごす祖母を中尾ミエが演じるほか、橋本淳、堀井新太、アン ミカ、利重剛も出演。「三千円の使いかたで人生が決まる」をキーワードに、幸せになるお金の貯め方&使い方を描く。
ストーリー
IT関連会社に勤める御厨美帆(葵わかな)は、実家を出て都内のおしゃれエリアで1人暮らしをしている。彼氏もいて仕事も順調。将来のための貯蓄などは考えも及ばず、好きなものに囲まれる毎日を送っていた。そんな矢先、会社で最も信頼している憧れの先輩・街絵が病気で倒れ、退社してしまう。胸にぽっかりと穴が空いた美帆に追い打ちをかけるように、彼氏との間にも隙間風が吹き始める。
一方、御厨家では、夫の遺産1000万円をコツコツ増やし、目標を達成したものの逆に生きがいを失った祖母の琴子(中尾ミエ)、定年間近の夫との熟年離婚も脳裏をよぎる上、突然病気の宣告を受けた母の智子(森尾由美)らが人生の岐路を迎えていた。
キャスト
御厨美帆(みくりや みほ) 演 - 葵わかな(8歳時:有香、12・13歳時:川上凛子)
本作の主人公。御厨家の次女。
美帆の親族
井戸真帆(いど まほ)〈29〉 演 - 山崎紘菜(少女期:田中千空)
美帆の姉。御厨家の長女。専業主婦。結婚前は証券会社に勤務していた。
御厨琴子(みくりや ことこ)〈77〉 演 - 中尾ミエ
美帆・真帆の祖母。和彦の母。年金生活者。77歳にしてアパレルショップへ就職する。
御厨智子(みくりや ともこ) 演 - 森尾由美
美帆・真帆の母。
御厨和彦(みくりや かずひこ) 演 - 利重剛
美帆・真帆の父。
井戸太陽(いど たいよう)〈29〉 演 - 堀井新太
真帆の夫。消防士。
井戸佐帆(いど さほ) 演 - 泉谷星奈
真帆と太陽の娘。
周辺人物
小森安生(こもり やすお)〈39〉 演 - 橋本淳
アルバイトをしながら世界中を放浪している男。
本木きなり 演 - 高田里穂
フリーのライター。安生の彼女。
黒船スーコ(くろふね スーコ) 演 - アンミカ
人気のフィナンシャルプランナー。節約アドバイザーとして、テレビに出演する。
小田 街絵(おだ まちえ) 演 - 酒井若菜(特別出演)
美帆が勤務する会社「JIDMソリューションズ」の先輩。勤務中に脳卒中で倒れたのを契機に退職する。
沼田翔平 演 - 葉山奨之
見習いグラフィックデザイナー。
長谷川大樹 演 - 中田圭祐
美帆の恋人。商社勤務。
JIDMソリューションズ
原田英子(はらだ えいこ) 演 - 森高愛
美帆の先輩。
山下明(やました あきら) 演 - 金井浩人
美帆の先輩。
田中賢二(たなか けんじ) 演 - 長友郁真
美帆の同僚。山下と仲が良い。
南山洋一(みなみやま よういち) 演 - 尾崎右宗
美帆 の上司 。部長。
ゲスト
第1話
店員 演 - 長谷川千尋
美帆が買い物をしたスーパーの店員。
村崎紫乃 演 - 須永千重
美帆の地元の商店街にある婦人服店「トーキョーむらさき屋」の店主。
美帆の実家のご近所さん 演 - 坂本文子、鯨エマ
動物保護団体の職員 演 - 小暮智美
動物保護団体「シャイン・エンジェル」の職員。街頭で保護犬・猫の里親を募集するチラシを美帆に渡す。
第3話
河野 千さと(こうの ちさと) 演 - とよた真帆
智子の親友。航空会社勤務の夫との熟年離婚を考えていると明かす。
第4話
小春 演 - 中村加弥乃
真帆の友人。セレブ社長と婚約したが、相談なく彼の両親を受取人とする1億円の生命保険を掛けられ憤慨し破断する。
第5話
れな 演 - 東野絢香
安生と漁港のバイトで知り合い誘惑して一夜を共にする。妊娠したと漁港から住所を聞き出し安生の家に押しかけてくるが、生理が来て妊娠は間違いだと分かり、「思った人と違った」と言い残し去る。
スタッフ
原作 - 原田ひ香『三千円の使いかた』(中公文庫刊)
ナレーター - 柳亭小痴楽
企画 - 市野直親(東海テレビ)
脚本 - 嶋田うれ葉、鈴木裕那、青木江梨花
音楽 - 横山克、橋口佳奈
主題歌 - LE SSERAFIM「Choices」(EMI Records)
挿入歌 - mihoro*「えっか」(JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)
FR監修 - 村田憲昭
医療監修 - 山本昌督
演出 - 村上牧人(テレパック)、室井岳人、柿原利幸、下向英輝
プロデューサー - 遠山圭介(東海テレビ)、雫石瑞穂(テレパック)、山本梨恵(テレパック)
制作 - 東海テレビ、テレパック
番組公式サイト
三千円の使いかた - Wikipedia