第8話「紅葉が見た殺人」
イチョウの木の下で都内在住の船井文治(尾崎右宗)という男性の遺体が見つかった。着用していた装備から、ロープを使って木に登るアクティビティ“ツリークライミング”に興じていて不注意で落下したものと思われたが、臨場した榊マリコ(沢口靖子)は疑問を抱く。現場には多数の銀杏が落ちているにもかかわらず、被害者のスニーカーの底に銀杏を踏んだ痕跡がなかったのだ。
単なる事故死ではないとにらんだマリコたちが鑑定したところ、被害者の着衣からイチョウとは違う樹皮が見つかり、彼が登っていたのは別の樹木だったことが判明。さらに、現場に残された車輪の跡から、遺体がリヤカーで運ばれてきた事実も浮上した。
着衣から採取した樹皮にアカカビが付着していたことをヒントに、マリコは近くの雑木林に向かう。その林には最近、SNSで“血を流す木”として話題になっている樹木があり、巷では13年前に殺された女性の怨念が憑りついた木などといわれていたが、血を流す、つまりアカカビの影響により、幹から不気味な樹液が流れ出しているのではないかとにらんだのだ。
雑木林を整備している樹木医・曽根くるみ(真飛聖)に案内してもらったところ、マリコ予想どおり周辺から血液反応が見つかり、やはり被害者の船井は血を流す木に登り、そこから落下し首を骨折して死亡したことが明らかになる。
だが、雑木林からイチョウの木の下まで、犯人はなぜ遺体を運んだのか!? そしてそもそもなぜ船井はこの木に登っていたのか!? 疑問を明らかにするため、君嶋直樹(小池徹平)が”ある検証実験”に乗り出す。すると、思いもよらぬ真実が浮かび上がって…!?
第1話 2022年10月18日「新生・科捜研、衝撃スタート…予測不能の連続人体自然発火!! 」
第2話 2022年10月25日「AIで蘇った悪魔」
第3話 2022年11月1日「完全密室殺人実験」
第4話 2022年11月8日「人体白骨化20日法」
第5話 2022年11月15日「天才科学者VSサル」
第6話 2022年11月29日「犯人予想システム」
第7話 2022年12月6日「ウマと話す方法」
最終話 2022年12月20日「-50℃冷凍マリコ!! 最終決戦ついに完結」
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