2022.10.22放送
初期研修9か月目、産婦人科で研修を受ける諏訪野すわの(玉森裕太)は、理事長にも平気でたんかを切る元ヤンと噂の指導医・木佐貫きさぬき英子えいこ(斉藤由貴)の下、想像以上にハードな仕事に追われ息つく暇もない。そんな中、切迫早産の患者が運ばれてくる。患者の名は小野おの文香ふみか(矢田亜希子)、妊娠25週目。弁護士で、仕事中に倒れたらしい。
翌日、文香の病室に、病院から連絡を受けた夫・正和まさかず(森田甘路)が駆け付ける。文香の無事を知って安堵する正和に木佐貫が病状を説明しようとすると、文香は「離婚したんです、私たち」と言い、正和に「あなたとは何の関係もない」と冷たく言い放つ。するとそこにスーツ姿の男・岡田おかだ俊一しゅんいち(内藤秀一郎)が現れ…「文香さんと交際している岡田と申します」――。
文香と正和は10年前に結婚。なかなか子どもができず3年前に不妊治療を受け始め、ようやく子どもを授かったものの流産してしまった。正和が“子どもは諦めて2人で生きて行こう”と決めた直後、文香の方から突然別れを告げたという。2人が離婚したのは4か月前。離婚と妊娠の時期の重なりから、正和は「おなかの子は僕の子です」と断言する。
一方の岡田。文香とはバーで出会って意気投合し、交際が始まったのは半年前。正和と離婚する前だったため不倫していたことになるが、岡田もまた「僕がおなかの子の父親です」と譲らない。当の文香は、どっちが父親なのか答えない上、「検査は一切拒否する」と勝手を言い――。
その頃、外科で研修を受けるみどり(池田エライザ)は、外科の入院患者・町田まちだ翔馬しょうまの後を沙智さち(豊嶋花)がコソコソつけ回していることに気付いて、沙智の恋心を知り…。
翌日、文香の病室に正和が再び現れ、岡田と口論になる。すると文香は正和に対して「いい加減にして!」と声をあげ、おなかの子の父親は岡田だから二度と私の前に現れないでと追い返す。ショックを受ける正和は、諏訪野の前で、こうなったのは不妊治療に協力的じゃなかった自分の責任だとうなだれ…。
正和が帰った後、文香は諏訪野たちに「退院させてくれないなら帝王切開してほしい」とさらなるムチャを要求。理由を聞かれても「守らなきゃいけない人がいるんです」としか答えない文香。検査を拒否し、早く出産しようとする、文香の本当の思いとは――?
第1話 2022年10月8日「精神科」
第2話 2022年10月15日「外科医」
第4話 2022年10月29日「総合診療科」
祈りのカルテ 研修医の謎解き診察記録 TOPへ
2022年秋ドラマ(10-12月)TOPへ
2022年秋ドラマ視聴率一覧へ