各話あらすじ
第1話 2022年10月17日「俺たちの一生は束の間だ」
大学の哲学講師・萬木昭史(京本大我)は、構内で迷っていた新入生・千田原一花(藤原さくら)と出会う。自分のために一緒に走ってくれた萬木に心惹かれた一花は、萬木の講義を毎回最前列で聞き、講師室に通い、距離を縮めていく。実は余命宣告を受けていた一花にとって、萬木の授業を聞くために大学へ通うことが「生きる希望」となっていったのだ。何気ない日常をこれまでよりもっと大事に思える…束の間の恋の物語。
第2話 2022年10月24日「奇跡は起きる」
大学の哲学講師・萬木昭史(京本大我)に心惹かれた千田原一花(藤原さくら)。余命宣告を受けていた一花にとって、萬木は「生きる希望」となっていたのだが、萬木は突然、大学を辞め、一花の前から姿を消してしまう…悲しむ一花は萬木を探すが、連絡先すら知らず、半年の月日が経ってしまった。そんなある日、一花は偶然萬木と再会。喜ぶ一花に萬木は言った。「死ぬんだってさ、俺。くたばり損ないってやつだ」。奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたりの、束の間の奇跡の物語。
第3話 2022年10月31日「くたばり損ない同士」
大学の元哲学講師・萬木昭史(京本大我)に思わず告白をした千田原一花(藤原さくら)。一花は告白をしてしまったこと、そして萬木も自分と同じく余命宣告を受けていることに混乱してしまう…。しかし、弟の大樹(佐々木大光)と話す中で、一花は勇気を出して萬木を水族館へ誘うことに。水族館でイルカショーなど楽しい時間を過ごすふたりだったが、萬木は「会うのは今日で最後にしよう」と別れを切り出す…ふたりの恋の行方はどうなるのか。束の間のはかない物語。
第4話 2022年11月7日「この恋に未来なんてない」
余命宣告を受けた元哲学講師・萬木昭史(京本大我)は千田原一花(藤原さくら)の想いを受け止め、再び会う約束をする。そんな中、萬木の家に大学のサークルの先輩、柿ピー先輩(賀屋壮也(かが屋))が押しかけてくる。嫁に捨てろと言われた車のハンドルを押しつけられるなど、柿ピー先輩に振り回される萬木。一方の一花は再び先生に会えることになり、さらにカレーを作るという未来の約束まで果たし、幸せを噛み締めていた。しかし一花は自分も病気で余命わずかであることを萬木に言い出せずにいた…奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたりの、束の間のきらめく物語。
第5話 2022年11月14日「一緒にいれば幸せだから」
萬木昭史(京本大我)とプラネタリウムを見ていて過呼吸になってしまった千田原一花(藤原さくら)。萬木は自分の病気のことを伝えたことが一花のストレスになってると思い、一花と距離を置いたほうがいいのかと葛藤する。一花からの誘いを受けふたりは会う約束をするが、待ち合わせの当日、一花は倒れて病院に運ばれてしまう…奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたりの、束の間のすれ違いの物語。
第6話 2022年11月21日「最後のわがまま」
萬木昭史(京本大我)は千田原一花(藤原さくら)が自分と同じく病気で余命わずかだということを知ってしまう。一方の一花は弟・大樹(佐々木大光)が自分の病気のことを勝手に萬木に話してしまったことを知り、大ゲンカに。そして家族、まわりの人を振り回し過ぎたと反省した一花は、萬木ともう会わないことを決心するがー奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたりの、束の間の波乱の物語。
第7話 2022年11月28日「もう一度先生に」
約束のカレーを作るため萬木昭史(京本大我)の家にやってきた千田原一花(藤原さくら)。始めて入る萬木の部屋に緊張する一花だが、萬木の家庭ではカレーにミニトマトを入れていたと聞き、一花はマンションの住人に託したという萬木のトマト鉢を探して部屋を飛び出す。そして、家族との思い出のトマトから、なぜ萬木が大学を辞めたのか、萬木の過去が明らかになるー奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたりの、束の間のほがらかな物語。
第8話 2022年12月5日「もう一度もう二度と」
萬木昭史(京本大我)のもう一度先生に戻りたいという願いを叶えるべく、千田原一花(藤原さくら)は萬木の「先生復帰計画」に動き出す。一花は早速大学に掛け合ってみるも門前払いになってしまう。ふたりはめげずに、萬木は講義の内容を考え、一花は萬木のキャラクターTシャツを作って大学を説得させようと奮闘する。そんな矢先、ひょんなことから、萬木の講義のチャンスが生まれるのだが…奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたりの、束の間の奮闘の物語。
最終話 2022年12月19日「いっぺん死んだ私」
萬木昭史(京本大我)と千田原一花(藤原さくら)は大学での特別講義を終え、かつて一花が行きたいと言っていた海へ行くことに。夜の海ではしゃぐふたりだったが、萬木は突然倒れてしまう。心配した一花が慌てて駆け寄ると–––
奇しくも余命宣告をされた同じ境遇のふたりの、束の間のいくつもの奇跡の物語。
原作概要
『束の間の一花』は、タダノなつによる漫画作品。『Palcy』(講談社・ピクシブ)にて、2019年7月26日から2021年4月9日まで連載された。単行本は全3巻。
ドラマ概要
タダノなつの同名漫画を、連続ドラマ単独初主演となるSixTONES・京本大我を迎えて映像化。余命宣告を受けている大学講師と生徒が、いつ終わるか分からない日々を過ごす中で紡ぐ、はかなくも温かい“束の間”の恋を映し出す。ヒロインを藤原さくらが務め、余命2年の宣告を越えて入学した大学で、哲学講師・萬木昭史(京本)に「生きる希望」を見いだす千田原一花を演じる。
ストーリー
大学生の千田原一花(藤原さくら)は、高校2年の春、医師から余命2年の宣告を受けた。その宣告期間を越えた一花は、いつ終わりを迎えるか分からない日々を過ごしながらも大学生に。大学入学初日に親切にしてくれた哲学講師・萬木昭史(京本大我)が、授業で優しく「生きる意味」を説く姿に「生きる希望」を見つけた一花は、彼の講師室に通い詰める。
2人は次第に距離を縮め、「先生がいればずっと生きていられる気がする」と思った矢先、萬木はある日突然大学を辞め、一花の前から姿を消す。捜しに捜してやっと会えた萬木は「死ぬんだってさ、俺。くたばり損ないってやつだ」と告げる。彼もまた余命宣告され、2人は奇しくも同じ境遇になる。
キャスト
萬木昭史〈30〉
演 - 京本大我(SixTONES)
大学の哲学講師。孤独で少しミステリアスなところがある。“単位ゆるゆるのユルギ”と授業は人気だが、聞いている生徒は少ない。唯一、真面目に授業を受ける一花と距離を縮めるが、ある日、余命宣告を受け大学を退職する。
千田原一花〈19〉
演 - 藤原さくら
大学1年生。高校2年の時に余命2年と宣告された。病気を感じさせない元気で明るい性格。大学入学初日に親切にしてくれた男性が萬木と知り、授業を選択して距離を縮めていく。
千田原大樹〈16〉
演 - 佐々木大光(7 MEN 侍 / ジャニーズJr.)
千田原一枝〈51〉
演 - 富田靖子
周辺人物
土橋じゅん〈19〉
演 - 駒井蓮
清水かおり〈19〉
演 - 山之内すず
山根恵子〈60〉
演 - 朝加真由美
渋川哲治〈65〉
演 - きたろう
スタッフ
原作 - タダノなつ『束の間の一花』(講談社「Palcy」所載)
脚本 - 今井雅子、富安美尋
主題歌 - SixTONES「ふたり」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
監督 - 林雅貴、丸谷俊平
編成 - 安島隆、鈴木淳一、藤澤季世子、明石広人
プロデューサー - 大井章生、伊藤美緒、馬場三輝
協力プロデューサー - 藤森真実、千葉行利、杉山葉香
チーフプロデューサー - 三上絵里子、島本講太
制作協力 - ケイファクトリー
製作著作 - 日本テレビ、ジェイ・ストーム
番組公式サイト
束の間の一花 - Wikipedia