2022年10月04日

孤独のグルメ Season10

『孤独のグルメ Season10』は、2022年10月7日から同年12月23日まで、、テレビ東京系列において、毎週金曜日の24:12〜24:52の時間帯で放送された。全12話。2022年12月31日に大晦日スペシャルが放送予定。


各話あらすじ
第1話 2022年10月7日「神奈川県相模原市橋本の牛肉のスタミナ炒めとネギ玉」 ※24:42〜25:22
 JR横浜線と京王相模原線が通る駅「橋本」。仕事でこの地を訪れた五郎(松重豊)は喫茶店で、依頼人である高原良樹(田渕章裕)にアンティークの置時計を紹介するが、喋り出したら止まらない高原の性格に圧倒され、商談が進まず困り果ててしまう。終いには、高原に自社イチオシの商品を実演販売され、思わず買うことに…。疲れ果てた五郎だったが、それでも腹は減る。

そんな時、遠くに食堂と書かれた大きな看板を発見する。五郎は、足早に高原のもとを後にし、食堂へ向かうことに。大体の方向と方角を頼りに食堂を探す五郎。ようやく射程圏内に看板を見つけ、いざ食堂の前に立つと“横綱”と言わんばかりの貫録のある雰囲気に、五郎の鼓動は高まり、腹の虫は色めき立つ。胸を借りる気持ちで食堂に入るとそこにはお店に垂れ下がる数々の短冊メニューが…!王道の定食から中華まで。今宵、五郎のお腹を満たす料理は如何に!


第2話 2022年10月14日「東京都港区白金台のルンダンとナシゴレン」
 白金台のプラネタリウムバー。店長の細田(山崎まさよし)が熱心に星空を解説している中、日頃の疲れもあり、睡魔と必死に戦っていた五郎(松重豊)だったが敗北。ぐっすりと寝てしまう。目が覚め、細田から眠気覚ましのコーヒーをもらい、今回の商談を始めるが、細田の要望の数々に寝起きで頭が働かない五郎は必死にメモを取るが困惑してしまう。商談が終わり、気分転換にと公園で歴史散歩をしながらくつろぐ五郎だったが、気が付くとお腹はすっかり空っぽだった。

お店を探すため歩き出すが、高級住宅街である「白金台」は手強く、飲食店の気配はゼロ。”シロガネーゼ“は一体どこでご飯を食べているのか…。空腹の限界と戦いながら再び歩き出す五郎。すると目の前に“インドネシア料理”と書かれた看板を発見する。知っているのはナシゴレンだけ、一か八かの大勝負とでいざ入店!そこで待つお店自慢のインドネシア料理とは。


第3話 2022年10月21日「神奈川県横浜市桜木町の真鯛のソテーオーロラーソースとまぐろのユッケどんぶり」
 神奈川県横浜市「桜木町」。みなとみらいの運河が見えるベンチで鮫島京子(星野真里)が深刻な顔をしている。彼氏との関係に悩んでいるようで五郎(松重豊)もコーヒー片手に話を聞くが、女心がわかっていない!と一蹴されてしまう。仕事だからとその場を立ち去り、商談相手の矢沢友江(宍戸美和公)のもとへ。依頼されたブローチをいくつか見せるが、どれが良いか決め兼ねていた矢沢をフォローできず、ここでも女心が分かっていないと言われる始末に…。

慣れない対応の連続で腹が減り、お店を探すことにした五郎。すると、駅前に可愛らしい手書きのメニューPOPが立ち並ぶキッチンカフェを発見。電光石火の如き速さで、迷うことなくお店に入ると、そこにはパワフルな女性店主=姉さん(真矢ミキ)が毎朝市場で取り寄せた新鮮な魚を使って提供する手料理の数々が…。お腹が空くシアワセを噛みしめながら、五郎が注文した姉さん自慢の手料理とは。


第4話 2022年10月28日「東京都練馬区大泉学園のサザエとキノコのプロヴァンス風と牛タンシチューのオムライス」
 東京都練馬区「大泉学園」。駅からバスを乗り継いで商談相手である原田洋一(えなりかずき)が務めるケアハウスへ。妻へのプレゼント用にアンティークのジュエリーボックスが欲しいとのことで、いくつかピックアップした商品を見せるが、原田が希望した商品は予算オーバーだった。しかし、自分の家族や子どもの写真を見せて執拗に交渉する原田に気圧され、五郎(松重豊)はしぶしぶ了承するのだった。

商談を終えてぐーっと背筋を伸ばすと急に腹が減り、いつものように足早にお店を探すことに。住宅街という名の“ハングリーロード”をひたすら歩くが、お店の気配は皆無…。空腹で絶望しかけた時、一軒の洋食屋さんを発見!駆け込みでお店に入る五郎。定番の洋食メニューとおすすめメニューを店員・奥さん(相田翔子)に聞き自分だけのコースメニューを考えることに。スープ料理にアラカルト、そしてメインディッシュ。洋食オールスターズから厳選した五郎オリジナルのコースメニューとは。


第5話 2022年11月4日「千葉県柏市鷲野谷のネギレバ炒と鶏皮餃子」
 のどかな田園風景が広がる千葉県柏市。依頼人である吉川将吾(中田圭祐)の案内でこの地を訪れ、吉川の祖母(加藤美智子)の希望でインテリアや雑貨を提案しに来た五郎(松重豊)。商談を終え、吉川の家を後にした五郎は田んぼ道を抜けて駐車場へ。そこには、去年の暮れ京都から東京の長旅を共に過ごした”小さな相棒“の姿が!五郎はオーナーの竹内(平原テツ)の海外赴任をきっかけに愛車を譲り受けていたのだ。

色々あった旅路を思い返しながら腹が減った五郎はエンジンをかけ、再開した相棒と共に今日も食の探求へ。しばらく走っていると、木で隠れていたお店の立看板を発見する。小道に入っていくとそこには、年季が入った暖簾の渋い外観のお店が…!いざ入店すると、王道食堂飯の数々が名を連ね、訪れた客が長い時間をかけて浸食したグランドキャニオンの風合いの食卓と店内の雰囲気に期待も高まる。招き猫の導きもあり、悩み抜いた末に五郎が選んだ今宵の料理とは。


第6話 2022年11月11日「岐阜県下呂市のとんちゃんとけいちゃん」
 岐阜県「下呂市」。いつもの鞄と東京土産を片手に、高山線上呂駅の趣きある駅舎の前に立つ五郎(松重豊)。同級生の佐野(松下由樹)に頼まれて、自身が校長を務める中学校での講義の依頼を引き受ける。佐野とは同窓会以来、実に25年ぶりの再会で思い出話に華が咲く。緊張の中無事、講義が終わりホッと一息ついた途端、急に腹が減りいつもの如くお店探しへ。

隣町である下呂の温泉街へ行こうとするも、電車が全然無く、近くでお店を探すことに。すると、国道沿いに無茶苦茶ナイスな佇まいの「大衆食堂」を見つけ、思わずガッツポーズする五郎。お店の看板に期待が膨らみ、さっそく店内へ。名物メニューが立ち並ぶ中、常連客の様子を見つつもお店初心者の五郎は、豚か鳥かお店自慢の肉料理と向き合うことに。岐阜に来て、飯を食って、自分が日本人であることを美味しく懐かしく思い出した五郎が堪能したどんな料理とも似て非なる唯一無二の名物料理とは。


第7話 2022年11月18日「東京都渋谷区笹塚のふうちゃんぷるととまとカレーつけそば」
渋谷区「笹塚」。ゴルフのティーチングプロである石井隆史(飯塚悟志)の依頼でオーダーメイドのゴルフバックの商談をしに来た五郎(松重豊)。しかし、レッスン生たちを指導するのに夢中な石井は、五郎との商談中にも生徒たちが気になり、全く話が進まない。何とかデサイン案を送ることで合意したが、商談後に体格の良さから五郎もゴルフに誘われそうになるが、隙をみて何とか逃げ切る。

あのままレッスン受けていたら遅くまで・・・と思うと腹が減り、お店を探すことに。駅前まで戻る道中で料理の看板メニューを見つけたかと思いきやまさかの美容院で落胆。しかし、すぐ近くに手打ちそば・うどんの文字が!お店の面構えと無駄を削ぎ落したシンプルな看板にただならぬ期待感を感じた五郎はいざ店内へ。溢れんばかりの沖縄色満載な雰囲気とお店の装飾。

そして、メニューや産地情報は様々で、ルーツが見えず食の揺さぶりをかけられる五郎。果ては南から北までダイナミックな料理の数々が並ぶ摩訶不思議な蕎麦屋で五郎が選んだ今宵の料理とは。


第8話 2022年11月25日「富山県富山市のかに面おでんと海鮮とろろ丼」
立山連峰を望める富山県「富山市」。廻船問屋群が立ち並ぶ風情ある街並みの中、いつもの鞄を手に持ち商談相手である大槻萌(渡邉美穂)のお店へ向かう五郎(井之頭五郎)。大槻は五郎の30年来の友人である滝山(村田雄浩)の姪。富山の地でお店を開業することが夢であった大槻はお店のプランを熱心にプレゼンテーションする。滝山イズム全開のグイグイさに親近感が沸きつつ、大槻の思いに五郎は感心する。

レトロな路面電車に乗り、車窓から見える景色を楽しんでいると腹が減り、電車から降りてお店を探すことに。ブリにホタルイカ、ます寿司と富山名物を思い浮かべながら探すが、お目当てのお店は中々見つからない。

そんな時、暖簾と提灯を発見する。そこには「刺身各種」、「おでん」など、実によろしい文字が記載された看板が。富山の地魚や初めて聞く料理名の数々に興味津々の五郎。一人客にも優しい雰囲気に、一か月くらい富山に住みたくなった五郎が酔いしれた懐深い富山飯とは。


第9話 2022年12月2日「東京都荒川区日暮里の酢豚とチャムチャ麺」
荒川区「日暮里」。「布の街、布の道」と書かれた旗を横目に通りを歩く五郎(松重豊)。立ち並ぶ繊維問屋街を進み、今回の商談相手である増田(入山法子)の元へ。依頼品である“ネクタイピン”を見せると、イメージにぴったりと喜ぶ増田。そして、自身が担当する映画の主演役者と五郎の背丈が似ているとのことで、衣装合わせの代役も五郎にお願いすることに。最初は困惑したが、誉め言葉の連発でどこかまんざらでもない様子だったが…。

慣れないことをした五郎は、腹が減りお店探しへ。腹にジャジャーン!と響くお店を目当てに探し歩いていると、「韓国式中華料理」の看板を発見する。堂々たる文字で書かれたお店の名前とメニューの写真、まさに求めていたお店と言わんばかりに大きく頷き、入店する。メニューの多さに注文に難航した五郎が注文した大満足の料理とは。


第10話 2022年12月9日「神奈川県川崎市中原区の豚肉腸粉と雲吞麺」
神奈川県川崎市「元住吉」。久々にこの地を訪れた五郎(松重豊)。新しいお店が軒を連なる賑やかな商店街を通りながら、移り変わりゆく街並み感じつつ今回の商談相手である「スナック幸」のママ・幸代(馬場園梓)のお店へ。カラオケ熱唱中の幸代に手招される五郎。陽気なママのペースに終始飲まれつつも予想に反してすんなり商談が成立。帰り際、いい話があると投資話をされるが華麗にかわし、納品日を伝えて何とか脱出する。

嘘か誠か見極めるのは難しいと思う五郎だが、今確かなことがあるとすれば、“腹が減った”と今日もお店探しの旅路へ。今日は強めなモノを腹に入れたい気分と、商店街で歩きながらお店を探す五郎。すると、外観が補修工事中で一度は見落としていたが独特な字体で書かれた名前のお店を発見する。そして立て看板に刻まれた“本気”の文字にその本気、拝見しようといざ店内へ。20種類以上もあるこだわりの中国茶に激レア食材を使った料理まで、謎メニューのしぶきで目が開いてられないほど五郎の脳内は混線状態…。腰を据えてじっくりと悩み抜いた末、果たして五郎が中華の神髄に辿り着くのには、四千年くらいかかると言わしめたお店自慢の本気料理とは。


第11話 2022年12月16日「千葉県旭市の塩ワサビの豚ロースソテー」
千葉県「旭市」。昭和の下町情緒を残す風景を眺めながら、商談先である市役所へ向かう五郎(松重豊)。職員の中田咲子(祷キララ)に出迎えられ、地元民が文化活動を自由に楽しめるギャラリーをオープンするにあたり、インテリアやレイアウトなどのトータルコーディネートを依頼される。中田が提示した様々なコンセプト案を聞きつつヒアリングしていると、他の職員にも聞いて欲しいと頼まれ、まさかのロングインタビューに…。

帰り際、中田から旭市が豚の産出額で日本第2位であるとの情報を告げられる。急なご当地情報だったが、”豚”というワードを聞き、腹が減った五郎。海の幸を食べる予定がすっかり豚腹気分に。お店を探し歩いていると、蔦に隠れたお店の看板を発見する。その名前に凄みを感じつつも、メニュー等の情報はない…。他に当てもなく、久々の”大勝負“に出ることに。いざ入店すると、常連客の視線が一気に五郎に集中する。まさに古株の海賊たち…。暗めの照明に渋すぎる外観。

中々に激しいアウェー感を感じつつも、マスター(諏訪太朗)と常連客たちが過ごしてきた和やかな時間の歴史が、お店に染み込んでいるのを感じる五郎。そして、お店の歴史を象徴する年季の入ったメニューをめくると、お目当ての「豚肉料理」を発見!味のバリエーションの豊富さと、豚肉料理とタメを張れる逸品料理の数々。一筋縄ではいかないメニューの中で、五郎が”衝撃的な味“と絶賛したマスター渾身のお宝料理とは?


最終話 2022年12月23日「東京都千代田区麹町のイタリア食堂のミートローフ」
今年も残すところあと1週間。もうひと踏ん張りと、いつもの鞄を持ち、商談先へ。施工会社のオフィスで、旧知の社長である永井健太(黒田大輔)と談笑を交えながら打ち合わせをする五郎(松重豊)。仕事納めで片付けを進めながら忘年会の準備を進める永井と社員たちを見て年末を実感するのだった。

仕事が終わり、クリスマスムードゼロの麹町のオフィス街を歩いていると、ちょうど昼休みの時間で、ランチに行くサラリーマンたちがこぞってオフィスから出てくる。その光景を見て、いつもの如く腹が減った五郎はお店を探しに麹町ランチレースに参戦。せっかくだから飯くらいクリスマスっぽくするか、とお店を探しているといい感じのイタリア料理店を発見し入店する五郎。昭和男が思わず反応してしまうメニューに、お腹にドーンと来る料理の数々。“久しぶりの味と懐かしの旨さ”に思わず笑みをこぼしながら、イタリアンの本気を堪能した五郎のクリスマスランチとは。

そして数日後、五郎も2022年の仕事納めと「築地」へ。様々な海産物が陳列された築地市場の活気ある風景の中を歩き、商談相手である小林洋(岩松了)のもとへ。年の瀬はゆっくり過ごすと決めていた矢先、小林から無茶ぶりな依頼を相談される。必死に断り続ける五郎だったが、しぶしぶ依頼を引き受けることに…。呆然とした表情で、エンジンをかけ、小さな相棒と共にゆっくりと走り出していく五郎。果たしてその行き先とは…。


「孤独のグルメ2022大晦日スペシャル 年忘れ、食の格闘技。カニの使いはあらたいへん。」2022年12月31日 ※22:00〜23:30
 12月29日・東京「築地」。仕事納めでこの地を訪れていた五郎(松重豊)は商談相手である小林洋(岩松了)から、姪っ子で北海道の小樽で旅館を再開する新女将・小林真奈(北乃きい)へある届け物をしてほしいと頼まれる。

年の瀬はゆっくり過ごせると思っていた五郎。さすがに北海道までは…と断りを入れる五郎だったが、終始小林のペースに、渋々了承することに。気分が乗らない旅路の幕開けだったが、大洗からフェリーで北海道に到着し、最初に訪れた苫小牧で早速、名物料理を堪能し、最高のスタートが切れた五郎。そこから千歳、札幌、石狩、小樽と、北の大地を駆け巡る。 各地で出会う、

北海道名物をふんだんに使用したご当地グルメの数々と、迷った先で出会えた名店。さらにはちょっとしたミラクルとハプニングまで。 走って、出会って、食べて、なぜか人気者に?頼れる相棒と駆け巡るロードムービー第2弾!

2022年大晦日、最後に食べるのは一体?


概要
松重豊主演のグルメドキュメンタリードラマが、2021年のSeason9に続き今年も放送。シリーズ10作目にして10周年目を迎える今作も、同名人気コミックを原作に、輸入雑貨商を営む主人公・井之頭五郎(松重)が営業先で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食す、至福の時間を描く。


ストーリー
輸入雑貨商を営む中年男性・井之頭五郎(松重豊)は、営業先の町で見つけた食事処にふらりと立ち寄り、食べたいと思ったものを自由に食すという至福の時間を楽しんでいる。

巨大な看板の大衆食堂を訪れたり、都内の高級住宅地で旅行気分と海外の食文化を堪能したり、さらには電光石火のごとく最速で決めた店で、豪華な魚介料理に胃袋をつかまれたり…。五郎のおなかも心も満たしてくれる絶品グルメが続々登場する。


キャスト
松重豊 /井之頭五郎 役
輸入雑貨商を個人で営む中年男性。仕事で訪れた町で、独自の審美眼で選んだ飲食店にふらりと立ち寄り、食べたいものを好きなように食べる孤高で自由な生き方をモットーとしている。


スタッフ
脚本:田口佳宏、児玉頼子
演出:井川尊史、北畑龍一、佐々木豪、中山大暉
チーフプロデューサー:祖父江里奈
プロデューサー:小松幸敏、吉見健士、北尾賢人


各シリーズ
第一期 2012年1月5日 - 3月22日(12回)
第二期(Season2)2012年10月10日 - 12月26日(12回)
第三期(Season3)2013年7月10日 - 9月25日(12回)
第四期(Season4)2014年7月9日 - 9月24日(12回)
第五期(Season5)2015年10月3日 - 12月19日(12回)
第六期(Season6)2017年4月7日 - 6月10日(12回)
第七期(Season7)2018年4月6日 - 6月29日(12回)
第八期(Season8)2019年10月4日 - 12月20日(12回)
第九期(Season9)2021年7月9日 - 9月24日(12回)
第十一期(Season11)2024年10月4日 -


番組公式サイト

孤独のグルメ - Wikipedia

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