各話あらすじ( 2022年7月6日 - 8月3日)全5話
第1話 2022年7月5日「暴風前夜」
高校の非正規講師である佐藤民生(渡辺大知)は、学生時代に付き合った彼女と別れて以降、独り身が続いている。非モテの自分から抜け出したいと婚活に励むも、非正規を理由に相手にされず……。さらに講師の仕事の契約終了が決まっているが、就活もうまくいかない。
そんな自分を慰めるように入った風俗店で出会った風俗嬢・せりか(工藤遥)に一目ぼれ。せりかに運命を感じた民生は、風俗店に通いはじめる。いつも明るく笑顔のせりかに民生はどんどん惹かれていき、ついに店外デートの約束をとりつける。
デート当日。恋人のようにデートを楽しむ二人は自然といい雰囲気に……。
民生のせりかに対する気持ちも最高潮に盛り上がるが、せりかにはある秘密があって――。
第2話 2022年7月12日「君は特別」
せりか(工藤遥)が人妻だと知り、落ち込む民生(渡辺大知)。芝内理加(内田理央)はそんな民生を心配し正論で慰めるも、民生のせりかへの気持ちはますます盛り上がってしまう。
そんな民生の気持ちを知ってか知らぬか、せりかは何事もなかったように民生に会いにやってくる。民生が夫について尋ねると、せりかは夫との出会いから結婚生活まで、まるで他人事のように平然と民生に話しはじめる。彼女は幸せではないのでは……?そう思い始めた民生は、ますますせりかにのめりこみ、ついには自宅にやってきた民生の母ともせりかは対面。
自分を“民生の彼女”と話すせりかに母は大喜び。
すっかりせりかを気に入った母は、せりかを“息子の彼女”として実家に招待するが――。
第3話 2022年7月19日「私にさわらないで」
突然、態度が変わったせりか(工藤遥)に動揺する民生(渡辺大知)。
メッセージは無視され、風俗店ではNG客扱い。せりかに会う事ができなくなってしまう。
せりかとの幸せな未来を夢見ていた民生はその事実が受け入れられず……勤務あがりのせりかを待ち伏せ尾行、せりかの自宅をつきとめる。
しかし、そこにはせりかの大きな「嘘」が隠されていた――。
せりかの真意が分からず落ち込む民生。せりかのことを諦めようとするも、それはそう簡単な事ではなく……。心の隙間を埋めるように、ただただせりかの絵を描き続ける。
しかし、再びの就活失敗により自暴自棄になると、すがるようにせりかにメッセ―ジを送ってしまう。すると、それまでずっと既読スルーだったせりかからすぐに返信がくる。
途端に気持ちが復活。盛り上がる民生は、とある行動にでるが――。
第4話 2022年7月26日「自由主義」
なっちゃん(小野花梨)と同棲を始めた民生(渡辺大知)であったが、せりか(工藤遥)を忘れられず心の中は寂しいまま。
芝内(内田理央)の結婚式にて唯一の元カノ・えんちゃん(小林涼子)と再会。自分と同じように寂しさを抱えるえんちゃんを見て、なぜか民生は苛立ってしまう。
そんな苛立ちと寂しさを埋めるように、次々といろんな女性と関係をもっていく民生。
女性たちとのセックスは一瞬の高揚をもたらすものの、それはすぐに虚しさに変わってしまい……。かつて自分が女性たちにされたように、女性を肩書、年齢、女性としての価値で品定めしながらも、ただひたすらに女性たちの温もりに溺れて行く。
そんな民生の行動を知ってか知らずか、一緒に暮らすなっちゃんはいつも明るい笑顔で民生を迎え入れる。しかし民生は、その笑顔を心から受け入れる事ができず――。
最終話 2022年8月2日「運命、じゃない」
深まっていくなっちゃん(小野花梨)との関係。不遇な生い立ちと環境に置かれつつも前を向くなっちゃんを見て、民生(渡辺大知)はこれが自分にとって“ちょうどいい幸せ”なのかもしれない、と思い始める。
一方、民生との出会いにより、諦めていた“穏やかな幸せ”を夢見始めたなっちゃん。風俗で民生以外の男性と肉体的に接触する事が出来なくなってしまう。
そんななっちゃんの変化に気付かない民生の心の中には、未だせりか(工藤遥)の存在が大きく影を落としていた。
寂しさを埋めるように寄り添う民生となっちゃんの前に、ついにせりかが現れる。心乱れる民生が再び風俗に癒しを求めると、そこに嬢としてやってきたのは意外な人物で――。
現実に惑い続けた民生が辿り着いたのは、果たして運命の恋なのか。
原作概要
『ロマンス暴風域』は、鳥飼茜による漫画作品。『週刊SPA!』(扶桑社)にて、2016年10月25日号から2018年11月6日号まで連載された。作者にとっては初となる週刊連載作品。
ドラマ概要
アラサー男性と風俗嬢の運命の恋とその後を描いた、鳥飼茜による同名漫画を渡辺大知の主演で連続ドラマ化。モテない自分にコンプレックスを抱きながら、人並みの幸せを求める美術講師・佐藤民生(渡辺)が、風俗店で出会った女性と恋人同士のような関係になるも、その恋が民生に容赦なく現実を突きつけていく恋愛のままならなさを描く。
ストーリー
高校の非正規講師である佐藤民生(渡辺大知)は、学生時代に付き合っていた彼女と別れて以降、独り身が続いている。非モテの自分から抜け出したいと婚活に励むも非正規を理由に相手にされず、さらに、講師の仕事も契約終了が近づいているが、就職活動もうまくいっていない。そんな自分を慰めるように入った風俗店で、民生は風俗嬢・せりか(工藤遥)に一目ぼれ。せりかに“運命”を感じた民生はその店に通い、いつも明るく笑顔の彼女にひかれていく。
そして、ついに店外デートの約束を取りつける。デート当日、恋人のように楽しむ2人は自然といい雰囲気に。民生の気持ちが最高潮に盛り上がるが、せりかはある秘密を抱えていた。
キャスト
佐藤民生 / サトミン〈34〉
演 - 渡辺大知
私立高校の非正規美術講師。非モテの人生にコンプレックスを抱えながら生きている。
ふと入った風俗店で出会ったせりかに一目惚れし、店に通い始める。
せりか / 芹香〈21〉
演 - 工藤遥
風俗店「さくら組」の風俗嬢。民生に本名は芹香と告げていたが、実は「せい子」。
民生を遊園地デートに誘うが、帰りの電車での別れ際に明日結婚することを告げる。
なっちゃん / 雨貝夏希〈22〉
演 - 小野花梨
激安ヘルスの風俗嬢。サトミンが失意のどん底にいた時に出会う相手。
芝内理加〈34〉
演 - 内田理央
民生を心配し、度々苦言を呈す美大時代からの友人。
民生の関係者
神谷悠乃
演 - 三浦理奈
民生が美術講師をする高校の女生徒。民生のことを「さとえもん」と呼ぶ。
ゲスト
第1話
婚活アプリの女性
演 - 中田絢千
婚活アプリで知り合うが、民生が公務員でないと知ったとたん興味を失う。
風俗嬢
演 - 中屋柚香(第5話)
民生がキャッチの誘いで行った店の風俗嬢。
風俗店のキャッチ
演 - 児玉拓郎
民生に声をかけ、店に誘う。
学校の職員
演 - 新井和之(第2話)
民生が講師の求人に応募した学校の面接担当者。
第2話
佐藤清美
演 - 工藤時子
民生の母。
佐藤康之
演 - 池浪玄八
民生の父。
第3話
二本松一(にほんまつ はじめ)
演 - 永嶋柊吾
せりか(せい子)の夫。大企業のエリートサラリーマン。
自宅や勤務先に押しかけて来た民生に、妻のことで訪ねてきたのは2人目だと呆れたように言う。
予備校の職員
演 - 岸茉莉
民生が講師の求人に応募した、御茶の水美術学院の面接担当者。
受付嬢
演 - 花柳のぞみ
二本松一の勤務する製薬会社の受付の女性。
酔ったおじさん
演 - 五頭岳夫
せりかの店の近くでスケッチをしている民生に話しかける。
第4話
えんちゃん / 三枝円
演 - 小林涼子(第5話)
民生の唯一の元カノ。
辻萌
演 - 岬あかり(第5話)
美術予備校の講師。民生が呼んだ風俗嬢が偶然にも辻だった。
山本
演 - 古河耕史(第5話)
美術予備校の講師。民生を面接する。
中尾
演 - 翁華栄(第5話)
美術予備校の講師。半分アル中。
風子
演 - うらじぬの(第5話)
風俗嬢。
客
演 - 茨城ヲデル
なっちゃんの客。
みゆき
演 - 野見山智子
中尾行きつけのバーのママ。
麻由美
演 - 西山真来(第5話)
みゆきの娘。バツ2の出戻りで店を手伝っている。
新郎
演 - 岩瀬亮(第1話写真出演、第5話)
芝内理加の夫。
参加者
演 - 前田瑞貴、長友郁真
結婚式2次会の参加者。
第5話
客
演 - 比佐仁
なっちゃんの客。
スタッフ
原作 - 鳥飼茜『ロマンス暴風域』(扶桑社)
監督 - 児山隆、水波圭太
脚本 - 開真理
音楽 - 橋本竜樹
オープニング主題歌 - 和ぬか「ラブの逃走」
エンディング主題歌 - パスピエ「4×4」(NEHAN RECORDS/UNIVERSAL MUSIC ARTISTS)
制作プロダクション - C&Iエンタテインメント
製作 - 「ロマンス暴風域」製作委員会、毎日放送
番組公式サイト
ロマンス暴風域 - Wikipedia