2023年4月5日(4日深夜)から同年6月21日(20日深夜)まで、シーズン2となる『何かおかしい 2』が放送された。全12話。毎週火曜24:30〜25:00。ネットラジオに舞台を移し、浅利陽介、津田寛治らが新たに出演するほか、松尾諭、濱正悟、小手伸也らが続投する。
各話あらすじ( 2022年5月31日 - 7月5日)全6話
第1話 2022年5月31日「おしゃべり人形」
ラジオ番組『オビナマワイド』は、視聴者から届いた「思い出の遊園地の閉園の日を中継して欲しい」というメールにより、遊園地の閉園式典を中継することに。
閉園を惜しみつつも笑顔であふれる閉園式典の裏では、あるツイートで盛り上がっていた。『#みずきLOVE』とともに、遊園地のあらゆる場所で撮られた不気味なお面を被った人物の写真、そして「さくらみきです」と喋る人形の動画。
ツイートはどんどん拡散され、異常な数になっていく。
それは、5年前に遊園地で行方不明になり、遺体で発見された少女の事件と深く関わっているのだった。生放送で徐々に明かされる事件の真相、そして恐怖の結末とは・・・。
第2話 2022年6月7日「虹色のハンカチ」
現在、人身事故により裁判中のアイドルCHAMI(筧美和子)をゲストに『オビナマワイド』は生放送中。CHAMIがロケ中に発見したという庭先にカラフルなハンカチが虹のように連なる一軒の民家。そこの住人の佐々木に1枚のハンカチをもらい大切にしているというCHAMI。
佐々木は刑期を終え出所してくる人々に優しく声をかけ、涙した彼らにハンカチを渡し『事故を起こして一度は失敗した人たちに、人生をやり直すのを励ます。ハンカチには更生に向けたエールが込められている。』と誰もがそう思っていた。
しかし、ハンカチだと思っていた布をよく見ると・・・。さらに、優しい佐々木にはとんでもない裏の顔があったのだ。
第3話 2022年6月14日「その口、ふさいでやるよ」
人気俳優ドS王子ことタクミ(佐伯大地)が、アカデミー賞の授賞式の前にゲストで登場。タクミがドS王子としてバズったのは、リスナーのマンモス(杏花)から提案のあったドSキャラがきっかけ。そんなマンモスがタクミにある相談をする。
それは14年前にオカルト掲示板で交流していた知り合いからAirDropで送られてきた、真っ暗で不気味な山の森の写真と『凸したこと覚えている?』という文章。
これは偶然なのか、それとも何か伝えたかったのか?解決の糸口を探すべく、14年前のオカルト系スレッドを見ていくと、マンモスの様子と、ドS王子の様子がどうもおかしい…。実はこれは14年越しの復讐。さらに、意外な黒幕もいたのだった。
第4話 2022年6月21日「いろはにほへと」
今日のゲストは、峯岸静香(橋本マナミ)。静香は、10年前に突如行方不明になった人気子役の夏南(斉藤百奏)の母親。娘の失踪をきっかけに、自分が女優デビューを果たし、今日は映画の宣伝での出演だった。
話は自然と夏南の話へ。するとリスナーから「夏南ちゃんに似ている子がコンビニで働いているのを見た」との目撃情報が。
その情報を元に、中継スタッフ(青木瞭)と共に現場を訪れる静香。そこにいたのは10年間探し続けた夏南だったのか?
果たして母と娘、感動の再会となるのか!?
そして明らかになる夏南ちゃん失踪事件の全貌とは…?
第5話 2022年6月28日「儀式」
中継スタッフ小野寺(樋口日奈)の20歳の誕生日。ということでリスナーのハガキにあった『婚鎮祭』に行くことに。『婚鎮祭』では、20歳の女性しか乗れない特別な神輿があり、乗れるのは儀式で選ばれた女性だけだという。
そして、選ばれた女性には素晴らしい未来が待っているといわれている…。山奥にある村に到着すると、村長をはじめ村人たちが手厚く小野寺を迎え、早速、儀式の準備をしようと急かす。
今まで一切外には漏らさなかった秘密のお祭りだが、今日は取材を受けるという…その矛盾に花岡は違和感を覚えるが、儀式は進んでいく。儀式の衣装に着替えにいった小野寺が一向に戻ってこない。村人の様子も何かおかしい…。
そう、実はこの村の儀式には、とんでもない恐ろしい目的があったのだ。さらに、番組スタッフ・MCの本性が暴かれることに。
最終話 2022年7月5日「隅の婆様」
何かおかしい…そんな小さな違和感を放置していたら予想もつかない悲劇が起こるヒューマンサスペンス。 中継スタッフ小野寺の失踪以来、人気急落で打ち切り寸前の『オビナマワイド』は捨て身の作戦で「あなたのお困りごとなんでも助けます」というリスナーに媚びたコーナーを実施。
すると、『スクエア』という遊びの手伝いをしてほしいという依頼が若者からくる。『スクエア』とは、4ヶ所、場所を決めて、その4ヶ所を一緒に巡ると願いが叶うという都市伝説的な遊び。番組は『スクエア』に参加する若者を募り、手助けをするが、実は『スクエア』には『隅の婆様』という別名があって、これはとても恐ろしい儀式だった…。
概要
30万部突破のベストセラー「変な家」で話題となったオカルトホラー作家・雨穴が原案を担当するリアルタイム進行型ヒューマンホラー。ラジオ局を舞台に、生放送中のちょっとした違和感が思わぬ悲劇を生み、単なるホラーやミステリーでは終わらない物語が展開される。
ストーリー
「オビナマワイド」生放送中のラジオブース。「家族で通った遊園地が今日で閉園してしまうので、生中継してほしい」という視聴者からのお便りに、出演者らも話に花を咲かせる。しかし、実はそのお便りは、5年前に娘が殺された事件の犯人を見つけて復讐することを目的に、母親が番組に投稿したものだった。
番組の構成作家の花岡(濱正悟)は、投稿内容にかすかな違和感を覚えるが、それが何か分からない。やがて、遊園地には不気味なお面をかぶった人たちが増えていく。生放送が盛り上がるにつれて、番組が恐ろしい事件の手助けをしてしまっていることが明らかになる。
キャスト
花岡
演 - 濱正悟
ラジオ番組「オビナマワイド」の構成作家。
畑野
演 - 松尾諭
「オビナマワイド」のミキサー。
五十嵐
演 - 今井隆文
「オビナマワイド」のディレクター社員。
藤森慎吾
演 - 藤森慎吾(本人)
「オビナマワイド」水・木MC。
ヒャダイン
演 - ヒャダイン(本人)
「オビナマワイド」月・火MC。
小手伸也
演 - 小手伸也(本人)
「オビナマワイド」金曜MC。
岡田結実
演 - 岡田結実(本人)
「オビナマワイド」月・火アシスタント。
山之内すず
演 - 山之内すず(本人)
「オビナマワイド」水・木アシスタント。
香音
演 - 香音(本人)
「オビナマワイド」金曜アシスタント。
小野寺
演 - 樋口日奈(乃木坂46)
「オビナマワイド」スタッフ。
今岡
演 - 吉田ウーロン太
「オビナマワイド」技術スタッフ。
青木
演 - 青木瞭
「オビナマワイド」中継スタッフ。
岡田
演 - 岡田彩花
「オビナマワイド」中継スタッフ。
ゲスト
おのののか
演 - おのののか(本人)(第1話)
「オビナマワイド」初代アシスタント。佐倉瑞希の遺品を探す企画を担当した。
佐倉瑞希〈当時10〉
演 - 華岡稟(第1話)
5年前遊園地で行方不明になり、後に遺体で発見された少女。
CHAMI
演 - 筧美和子(第2話)
交通事故を起こして裁判中のアイドル。
佐々木ハナ
演 - 伊沢磨紀(第2話)
ハンカチのようなものをつるしている家に住む女性。
片桐
演 - 鳥谷宏之(第2話)
CHAMIの担当弁護士。
タクミ
演 - 佐伯大地(第3話)
ドS王子と呼ばれる人気俳優。
マンモス
演 - 杏花(第3話)
タクミにドSキャラを提案したリスナー。14年前のオカルト掲示板の話題を話す。
峯岸静香
演 - 橋本マナミ(第4話)
女優。峯岸夏南の母。映画『天使がいた夏2』で監督に初挑戦する。
峯岸夏南
演 - 塚本颯来(10年前:斉藤百奏)(第4話)
10年前失踪した人気子役。リスナーからコンビニ店員として働いているという情報が寄せられる。
女子高生
演 - 中村舞(STU48)(第6話)
オビナマ・ジ・エンドの友人。「スクエア」の参加者。
オビナマ・ジ・エンド
演 - 藤嶋花音(第6話)
「あなたのお困りごとなんでも助けます」のコーナーに「スクエア」という遊びの参加者募集を依頼する。
スタッフ
原案 - 雨穴
脚本 - 熊本浩武、太田勇、及川博則
演出 - 太田勇、及川博則、山口将幸
音楽 - スキャット後藤
エンディングテーマ - 三浦透子「intersolid」(EMI Records/Universal Music)
プロデューサー - 間宮由玲子(テレビ東京)、太田勇(テレビ東京)、村上浩美(ライス)
製作著作 - テレビ東京
制作協力 - ライス
番組公式サイト
何かおかしい - Wikipedia