各話あらすじ( 2022年6月4日 - 7月23日)全8話
第1話 2022年6月4日「大好きな人に障害があると分かったら…? しあわせの形を探す愛の物語」
新婚ホヤホヤの知花(百田夏菜子)と悟(落合モトキ)。知花は派遣のアパレル販売員。悟は漫画家アシスタント。裕福とは言えないが、お互いを思い合い、毎日を笑顔で過ごしていた。
そんなある日、悟はちょっとした違和感を覚えるようになる。出かける約束をしたのに覚えていない?なぜか洗面所のタオルから卵を発見?会話をしててもすぐに話題が飛んでしまう?とは言え、悟にとっては気にならないレベル…だったのに、知花が仕事をクビになったことで事態は大きく変わってしまう。
「私、発達障害かもしれない」
検査の結果、特性があると分かった知花は、主治医になった宮野森楓(中田喜子)の元へ発達障害について知りたい!と邁進する。一方、動揺する悟は師匠のベテラン漫画家・野村萬坊(小倉久寛)や先輩の佐竹(徳重聡)に相談しながら知花を支えようとするが、知花はそんなこと望んでいないことも分かったりして……。
お互いの思いがすれ違ったままの日常の中、漫画工房では珍しく〆切前に原稿が上がる。萬坊が、打ち上げするならみんなでしたい!と、佐竹、同僚の荒川ゆみ(結城モエ)、河口たかひろ(古川毅)のみんなで急きょ北山家に押しかけてくることに。
楽しさとぎこちなさが入り乱れる中、萬坊は悟から聞いた知花の発達障害のことを口にしてしまい……。
ある日突然、大好きな人に「障害」があると分かったら?個性的な登場人物たちが織り成す、「しあわせの形」を探すすべての人に送る珠玉のラブストーリー。いよいよ開幕!
第2話 2022年6月11日「指輪がない!笑顔の裏にある本当の気持ち ソノエガオハドッチデスカ?」 ※『土曜プレミアム・映画万引き家族 ベイビー・ブローカー公開記念』(21:00 - 23:30)放送のため20分繰り下げ(翌0:00 - 0:55)
贈られたばかりの結婚指輪をなくしてしまった知花(百田夏菜子)。発達障害の特性のせいだと気にしないつもりの悟(落合モトキ)だったが、気持ちはモヤモヤ。知花も悟の本心を気にしてモヤモヤモヤ…。
そこに悟の同僚・河口(古川毅)が転がり込んできて大騒動に。同棲中の彼女・綾菜(阿部純子)とケンカしたというが、河口の自分勝手な言い分に漫画工房の佐竹(徳重聡)、ゆみ(結城モエ)は総スカンで。
似た境遇に駄目押しされた思いの悟は、指輪で出費続きを理由にいつもより仕事に打ち込んでみるものの根本解決には程遠く……。
そのころ知花は、宮野森先生(中田喜子)の元へ相談に。悟の気持ちが分からないから発達障害の特性を知っていこうとする。ところが宮野森から思いがけない余談話をされて、ある実践をしていくことに。
一方の悟は、知花を気にかけていた師匠の漫画家・萬坊(小倉久寛)から、悟の気持ちを推し量られながらも思いがけない問いかけが。
「知花ちゃんのことちゃんと見てるかな?」
思い合っているのにすれ違ったままの知花と悟はどう向き合っていこうとするのか?そして河口のプチ居候の行く末は!?
人の気持ちを理解するのは難しい!「愛の試練」の第二話!
第3話 2022年6月18日「両親登場で大波乱!?毒親なのか毒子なのか 私は今の私のままじゃダメ?」
「漫画賞、目指しなさい」師匠の漫画家・野村萬坊(小倉久寛)の一言で急遽2週間の休みを言い渡される悟(落合モトキ)。代役として知花(百田夏菜子)が漫画工房でアルバイトをすることに。萬坊やチーフアシスタントの佐竹(徳重聡)から作業を褒められ「自分にも出来ることはある!」と勇気をもらう知花。悟も家で集中して漫画制作に入ろうとしていた。
そんな中、知花の両親が北海道から突然上京してくる。
母・夕子(中島ひろ子)、父・一雄(春田純一)はまだ知花の障害の事を知らない様子で……。ひょんなきっかけで告白することに。
飲み込めないままの夕子と一雄は、翌日も北山家に顔を出してくる。
親にとって子どもはいくつになっても心配なもの。しかしそれに輪をかけて知花の先回りをする夕子は、漫画工房の同僚のゆみ(結城モエ)、河口(古川毅)も若干苦笑いで。一方の悟は、漫画をよそに一雄にお付き合い。そこで知花がどんな子ども時代を過ごしていたか知っていき……
「親子の距離感」は人それぞれ。ちょっと切ない第三話!
第4話 2022年6月25日「舞台は発達カフェ!?新たな出会いに安心?葛藤? 諦めたら試合終了です!」
「荒川さんと発達カフェってところに行くの」
知花(百田夏菜子)から報告を受ける悟(落合モトキ)。発達カフェとは、知花と同じように発達障害の特性がある人が集まるカフェのこと。
早速、悟の同僚の荒川ゆみ(結城モエ)とともにカフェに向かう二人。ところが、知花は不注意で飾ってあったティーカップを割ってしまう。恐縮し、謝り倒す知花に店長の温田(水橋研二)と常連客のマッスン(吉田ウーロン太)は「ナイスです」と言う。
「僕たちはミスして当たり前ですから」
失敗を認めてもらえる空間を見つけ、心が軽くなる知花。一方、悟も知花にとって過ごしやすい場所が見つかり安堵。でも……ちょっと嫉妬したりして。
そんな中、発達カフェの客・桐島(窪塚俊介)が何かと悟に絡んでくる。
「知花と悟は別れた方がいい」
「どうせ分かり合えるはずはない」
やきもきしながらも桐島の事も受け入れようとする悟だったが……
知花とは違う、別の特性を持つ人たちとの交流で浮き彫りになる新たな問題。諦めたらそこで試合終了!?とある”覚悟”の第4話!
第5話 2022年7月2日「新章開幕!仕事編! シンママ店長と運命の出会い!?仕事と社会と厚い壁!!」 ※『土曜プレミアム 映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」【最新リマスター版】』(21:00 - 23:20)放送のため10分繰り下げ(23:50 - 0:45)
「やっぱり、働きたい!」
知花(百田夏菜子)は、猪突猛進の勢いでアパレル職復帰に成功する。
店長の加賀貴子(雛形あきこ)、副店長・青木由(中村加弥乃)、アルバイトの山田早紀(真凛)の元、セール期間中の短期契約で売り上げを伸ばす好発進。
夫・悟(落合モトキ)の心配をよそに発達障害の特性に対処しながら、順調そうに働いているようにみえたが…。
一方の悟は、頑張る知花に恥じない夫になりたい!と、気合を入れ、新作漫画を一晩で描きあげる。しかし師匠の萬坊(小倉久寛)どころか、後輩のゆみ(結城モエ)、河口(古川毅)からも痛烈なダメ出しを受けて……。
そんな折、漫画工房の先輩アシスタント・佐竹(徳重聡)が工房を辞めようとしている事を知る悟。「やるだけのことはやった。だから次に進める」佐竹の覚悟に悟は自分の不甲斐なさを痛感し……
その頃、アパレル店の店長・貴子は日々の業務に違和感を感じていた。床に落ちていた服。計算が合わないレジの現金。由らスタッフにも不満が出ているようで……知花を呼び出した貴子が下す決断は……。
「働く意味」「働き方」は人それぞれ。
各々が再スタートを切る第2章・アパレル編スタート!
第6話 2022年7月9日「心のシーソーゲーム人生はクロスロード!? 父と母の終わりなき旅君が好き」
アパレル店をクビになってしまった知花(百田夏菜子)は、店長の貴子(雛形あきこ)に自分が発達障害であることを告白し、何が悪かったのか聞く。
「普通に生きていくことをまだ諦めたくないんです」
そんな知花に貴子はある事実をつきつけて…。
一方、漫画工房では、佐竹(徳重聡)が子どものために、正式に工房を辞めることを決める。師匠の萬坊(小倉久寛)にはすでに伝えたという佐竹に、何も言えなくなるゆみ(結城モエ)や河口(古川毅)。悟(落合モトキ)はまだ一緒に仕事がしたいと佐竹に言うがそれが佐竹の地雷を踏む。「お前に子どもを背負う覚悟が分かるのか!」佐竹の心の叫びに悟は何も言えなくなり…。
貴子もまた事情を抱えていた。中2の息子の大貴(佐藤結良)が喘息を抱え、好きな野球を諦めようとしていたのだ。そんなある日、貴子の元に大貴が発作で早退した、と連絡が入る。店には副店長の由(中村加弥乃)がいたが、店長として職場をすぐには離れられない貴子に、たまたま目の前にいた知花は自分が大貴の様子を見てくると言い出して……。
「大変なのは自分たちだけじゃない!
それぞれの事情が明らかになる、心が繋がる第6話!
第7話 2022年7月16日「お仕事編・最終章!人生は自分で切り拓くしかない!? 一粒の笑顔走れ!」
知花(百田夏菜子)は、貴子(雛形あきこ)に代わって、喘息で苦しんでいた貴子の息子・大貴(佐藤結良)の看病に駆けつけた。貴子の母としての姿も垣間見て、温かい気持ちで帰宅する。悟(落合モトキ)と食卓を囲む中、漫画工房では佐竹(徳重聡)が子どものために漫画道をあきらめようとしていた話と重なり、ふいに子どもの話題になる。
知花との子どもが欲しいと言う悟に、知花は「お断りします!」とにべもなく断る。ショックを受ける悟だったがその裏には思わぬ真意があり…。
一方、アパレルショップの貴子は、知花の発達障害を知った上でもう一度雇うと決める。
しかしスタッフの由(中村加弥乃)と山田(真凛)は難色を示して……。
知花は、主治医・宮野森(中田喜子)の元で、職場での悩みを吐露するが、そこで思いがけず知る宮野森の思いもあって……。
その頃、悟は、ついに新作漫画を描き上げるが、一番に読んだもらいたい知花の反応はまったく予想外のもので……!?
いよいよ最終章!人は社会の中でどう生きるべきなのか。それぞれが人生の岐路に立つ第七話!
最終話 2022年7月23日「たすけてください!届きますか?心の叫び ひかり溢れるそれぞれのミライ」
知花(百田夏菜子)をフォローしていた店長の貴子(雛形あきこ)が、倒れた。
副店長の由(中村加弥乃)からは、もう一緒に働きたくないと告げられるも、知花は必死に自分の出来ることを頑張ろうとしていた。
ところが、ある朝、突如、知花は体が動かなくなってしまい……。
さらに悟(落合モトキ)の元には、ある知らせが舞い込み、大きな人生の岐路に立たされて……。夫婦ふたりにとってのゴールとは……。
そして、知花の上司の貴子、漫画工房の悟の師匠・萬坊(小倉久寛)、先輩の佐竹(徳重聡)ら、そして発達カフェの友人たち。それぞれが何を選択し、どんな行動にうつすのか。
それぞれのしあわせの形に一つの答えが見えてくる、最終話!
原作概要
『僕の妻は発達障害』(ぼくのつまははったつしょうがい)は、ナナトエリ・亀山聡夫婦共作による日本の漫画作品。『月刊コミックバンチ』(新潮社)にて、2020年2月号より短期集中連載され、2020年5月号から本格的に連載をスタートした。
ドラマ概要
人気コミックを連続ドラマ化。発達障害の特性がある妻とその夫を主人公に、日常の中で起きるハプニングと向き合いながら共に支え合う姿を描く。妻の北山知花役で、ももいろクローバーZ・百田夏菜子が連続ドラマ初主演を飾る。
ストーリー
新居に引っ越して来た新婚夫婦の北山知花(百田夏菜子)と悟(落合モトキ)。あわてんぼうな知花とマイペースな悟は、お互いにツッコミ合って笑うささやかで幸せな日々を過ごしていた。しかし次第に、部屋の中が散らかりっぱなしだったり、約束を忘れるなどの違和感が表出してくる。
ある日、悟が帰宅すると、知花はいつにない様子。仕事をクビになった知花は、なぜ自分がうまくこなせないのか悩み、自分と似ていると思った「発達障害」の検査を受けることにする。その結果を聞いた知花と悟は、周りの人々に見守られながら、それぞれ思いがけない行動に出る。
キャスト
北山知花(きたやま ちか)
演 - 百田夏菜子(ももいろクローバーZ)
漫画家アシスタントの悟と結婚。おしゃべり好きで、悟との何げない会話が何よりも大好き。新婚生活を始めるも日常に違和感を覚え、発達障害の検査を受ける。検査結果を受け、自分の特性と向き合おうと前向きに歩き始める。
北山悟(きたやま さとる)
演 - 落合モトキ
知花の夫。漫画家を目指し「萬坊漫画工房」でアシスタントとして9年修業している。結婚後、知花に発達障害の特性があることが分かる。
佐竹学
演 - 徳重聡
「萬坊漫画工房」のチーフアシスタントで悟の先輩。頼れる熱い男で、個性派ぞろいのアシスタントチームをまとめ上げる。
荒川ゆみ
演 - 結城モエ
「萬坊漫画工房」のアシスタントで悟の後輩。歴史が大好きで幕末オタク。歴史上2番目に好きな人物は坂本龍馬。
河口たかひろ
演 - 古川毅(SUPER★DRAGON)
「萬坊漫画工房」最年少のアシスタントで悟の後輩。空気を読まない発言が多い、いじられキャラ。
加賀貴子
演 - 雛形あきこ
知花を雇うことになるアパレル店の店長。クールな物腰から、店では陰で「鉄の女」と呼ばれている。元ヤンのシングルマザーで、中学生の息子と2人暮らし。
宮野森楓
演 - 中田喜子
知花の主治医で、大人の発達障害を扱う「宮野森クリニック」の院長。明るい性格で、知花と悟に対処法を伝えていく。
野村萬坊
演 - 小倉久寛
ベテラン漫画家で悟の師匠。週刊漫画誌で30年連載を続けている大ベテランだが、いい意味で“いい加減”。しかし、実は仕事ができて真面目。悟たちに優しく、時には厳しく助言する。
アマクサの声
演 - 落合福嗣
スタッフ
原作 - ナナトエリ・亀山聡 『僕の妻は発達障害』(新潮社『BUNCH COMICS』刊)
脚本 - 池谷雅生、畑中みゆき、藤本明里、王禅寺孝
音楽 - 信澤宣明、HAL
オープニングテーマ - M!LK「奇跡が空に恋を響かせた」(Colourful Records)
主題歌 - ももいろクローバーZ「なんとなく最低な日々」(EVIL LINE RECORDS)
医療・発達障害監修 -バク@ 精神科医 (@DrYumekuiBaku) - Twitter、NPO法人 東京都自閉症協会
演出 - 天野千尋、阿部雄一、倉木義典、畑中みゆき
企画 - 市野直親(東海テレビ)
プロデューサー - 中頭千廣・松本圭右(東海テレビ)、小俣絵梨・浦井孝行(アップサイド)
制作 - 東海テレビ、アップサイド
番組公式サイト
僕の妻は発達障害 - Wikipedia