副題は『警察内部調査の鬼』(第1作 - 第3作)。
放送枠は「水曜ミステリー9(第2期)」(第1作・第2作)、「水曜エンタ・水曜ミステリー9」(第3作・第4作)、「月曜プレミア8」(第6作)、「金曜8時のドラマ」(連続ドラマ)。
2022年5月6日から同年6月17日まで、「金曜8時のドラマ」枠(毎週金曜20:00〜20:54)で連続ドラマとして放送された。全7話。
各話あらすじ
第1話 2022年5月6日「人気作が連ドラ化! “警察の警察”嫌われ男が組織の闇を暴く!! 20年前に消えた拳銃は警察の恥!? 銃弾5発が仕組む復讐トリック」 ※初回2時間スペシャル(20:00 - 21:48)
監察官とは“警察の中の警察”という異名を持つ、警察内部のあらゆる不正を取り締まる者たちのこと。警視庁警務部長の千住遼子(田中美佐子)の指示のもと、身内を厳しく監察する音無一六(小日向文世)は、職務を忠実に全うするがゆえ、特に嫌われている監察官だ。現在はまったく見た目が似ていないタクシー運転手の弟・万丈二六(遠藤憲一)と同居している。ある夜、玩具コレクターの射殺体が見つかり、その捜査本部に一六は「特別監査」として加わったのだが…
第2話 2022年5月13日「警察に殺された…!? 10年前ストーカー殺人の罪を量る“死神”」
現職警察官の野中(山崎潤)が転落死する。事件現場から立ち去る高岡(水石亜飛夢)という男を二六(遠藤憲一)が目撃する。高岡は事件の直前、二宮(小野武彦)が経営する居酒屋を訪れていた。高岡は10年前に起きたストーカー殺人事件の被害者・麻衣(團遥香)の恋人だったと明かす。それは音無一六(小日向文世)が捜査一課を辞め、監査官の道を選んだ因縁の事件だった…。そして野中には、麻衣の被害届を隠蔽した過去があり…。
第3話 2022年5月20日
音無一六(小日向文世)の弟・万丈二六(遠藤憲一)が別れた元妻で弁護士の京山夏月(大塚寧々)に再会。先月起きたレストランのホールスタッフが殺された事件で、夏月は同店の料理長・立脇修武(金子昇)の弁護を担当していた。立脇は一貫して無罪を主張し夏月から警察の冤罪を指摘される。警務部長・千住遼子(田中美佐子)から特別監察を命じられた一六は、事件に裏があると気づく。さらに二六は夏月と立脇の関係に嫉妬し…!?
第4話 2022年5月27日
半グレ集団ガルサ連盟のメンバー椎名知則が遺体で見つかる。椎名は連盟の現金を持ち逃げしようとした疑いがあった。ガルサ連盟のリーダー武居竜也が逮捕されるが、黙秘を続ける。そんな折、事件を担当する三条渚(中越典子)が「捜査情報を外部に漏らしている」という告発メールが届く。三条と音無一六(小日向文世)は旧知の仲。千住遼子(田中美佐子)の指示で一六は四堂厘太郎(古川雄輝)と三条の特別監察に向かう…。
第5話 2022年6月3日
工事現場から木下拓造(難波圭一)の遺体が見つかる。武蔵多摩署は木下が支援していた花屋のオーナー・三好麻耶(伊藤梨沙子)を重要参考人として聴取。その直後、ネットタレント「ファンキー刑事」として人気の川上圭太(木村昴)が警察の捜査を糾弾し、警察に批判が集まる。川上は元刑事で、8年前音無一六(小日向文世)が監察処分した人物だった。川上がどこから捜査情報を得たのか、千住遼子(田中美佐子)の指示で一六は武蔵多摩署の特別監察に向かう…。
第6話 2022年6月10日
現職の警察官・井出友孝(管勇毅)が車で練炭自殺を図り、同期で捜査一課の勝野正己(高橋努)が遺体を発見。井出には経費1000万を着服した疑惑がかけられていた。刑事部長の七尾政和(石丸謙二郎)はこれを監察に報告せず、内々に処理しようとしていたことが発覚。溝呂木三花(堀内敬子)からこの話を聞いた音無一六(小日向文世)は事実を明らかにするため、特別監査を開始するが、そんな一六を内部告発する声が…!?
最終話 2022年6月17日
亡くなった仲間の意志を継ぐ勝野正己(高橋努)を助けるため、音無一六(小日向文世)を証拠隠匿で内部告発した四堂厘太郎(古川雄輝)。一六は警視庁特別調査室の元木秀章(堀部圭亮)らに身柄を拘束されてしまう。しかし厘太郎は千住遼子(田中美佐子)や溝呂木三花(堀内敬子)から「一六は勝野を真の黒幕から守るため、監察下の名目で保護しようとしていた」と聞かされ後悔。一六の潔白を証明するため仲間と共に再捜査を開始する!
概要
6回のスペシャルドラマを経て、自分の信念と正義を貫く監察官の物語が連続ドラマ化。監察官とは、警察官の職務及び私生活に不正がないかを調べる役職で、警察官たちから忌み嫌われる仕事。小日向文世演じる音無一六は、監察官でありながら捜査にも介入。捜査現場を荒らされ怒り狂う刑事たちの猛抗議にひるむことなく、己の正義を貫き、鋭い観察眼とひらめきで難解な事件を解決へと導いていく。
ストーリー
「警察の中の警察」という異名を持つ監察官とは、警察官の職務及び私生活に不正がないかを調べる役職。警察官たちから忌み嫌われているが、“嫌われ監察官”こと音無一六(小日向文世)は、監察官でありながら捜査にも介入し、これまで難解な事件を解決へと導いてきた。
一六の上司である警視庁警務部部長・千住遼子(田中美佐子)の指示の下、捜査現場を荒らされ怒り狂う刑事たちの猛抗議にもひるむことなく己の正義を貫き、どんなに嫌われようが職務を全うする一六。彼は、鋭い観察眼とひらめきで、数々の難事件に挑んでいく。
キャスト
小日向文世 /音無一六 役
警視庁人事一課の監察官。警察官の職務及び私生活に不正がないかを調べる。監察官でありながら捜査にも介入し、鋭い観察眼とひらめきで、これまで難解な事件を解決へと導いてきた。捜査現場を荒らされ怒り狂う刑事たちの猛抗議にもひるむことなく、己の正義を貫き、わが道を突き進む。
遠藤憲一 /万丈二六 役
一六の弟で、なぜかいつも事件捜査に首を突っ込む個人タクシーの運転手。陽気で人情味にあふれ、几帳面な一六とは顔も性格も全然似ておらず、ソリの合わない兄弟。
古川雄輝 /四堂厘太郎 役
警視庁捜査一課所属の巡査部長。副総監の息子という立場のために同僚の刑事たちからは煙たがらていれるが、“市民に信頼される警察を作る”をモットーに、一六の新たな相棒として難解な事件に挑んでいく。
堀内敬子 /溝呂木三花 役
警視庁捜査一課の巡査部長。一六の相棒。
石丸謙二郎 /七尾政和 役
警視庁の刑事部長。捜査権もなく無断で事件捜査まで監察対象にする一六を危険人物だと考え、厳しく監視する。
尾美としのり /四堂孝文 役
厘太郎の父。警視庁の副総監として警察組織を束ねている。
小野武彦 /二宮満 役
元署長で、今は居酒屋「みつる」の店主。
田中美佐子 /千住遼子 役
警視庁警務部部長。一六の上司。
スタッフ
脚本:戸田山雅司、船橋勧
監督:倉貫健二郎、岡野宏、副島宏司
チーフプロデューサー:濱谷晃一
プロデューサー:祖父江里奈、倉貫健二郎、大高さえ子
番組公式サイト
嫌われ監察官 音無一六 - Wikipedia