2022年04月14日

パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜 TOP

『パンドラの果実〜科学犯罪捜査ファイル〜』(パンドラのかじつ かがくはんざいそうさファイル)は、日本テレビ×Hulu 共同製作ドラマとして、2022年4月23日から同年6月25日まで、日本テレビ系「土曜ドラマ」枠(毎週土曜22:00〜22:54)で放送された。全10話。主演はディーン・フジオカ。なお、同年6月からはSeason 2がHuluオリジナルドラマとして放送中。


各話あらすじ(2022年4月23日 - 6月25日)全10話 平均視聴率 5.68%
第1話 2022年4月23日「科学は闇か光か!?介護ロボットは人を裏切り殺意を抱くのか?」 8.3%
 警察庁内に「科学犯罪対策室」を設立し、室長となった警視正の小比類巻(ディーン・フジオカ)は、ベテラン刑事の長谷部(ユースケ・サンタマリア)をメンバーに指名。そんな中、ロボット開発を手掛ける会社のCEOが殺害され、小比類巻は同社のAIロボットが犯人ではないかと考える。ロボットは皆の前で犯行を自供。小比類巻は科学者の最上(岸井ゆきの)に捜査協力を依頼する。

第2話 2022年4月30日「魂が抜けた!?脳内チップの謎と不老不死への誘い…!」 視聴率 6.6%
 暴行を受けたeスポーツチームのリーダー・田中が変死。死因究明を要請された小比類巻(ディーン・フジオカ)らは田中の脳に埋め込まれたマイクロチップが発火した原因を突き止める。消息不明のチームメートもチップを入れている可能性が高い。小比類巻の後輩で厚労省官僚の三枝(佐藤隆太)は、カーン(安藤政信)が代表を務める「ボディハッカージャパン」の関与を疑う。

第3話 2022年5月7日「死体が歩いた!?蘇りの科学の秘密と亡き家族への想い」 視聴率 5.0%
 山梨の研究所の遺体安置所から献体遺体が消え、小比類巻(ディーン・フジオカ)や最上(岸井ゆきの)らが調べを開始。遺体は前日、病院で死亡が確認された土屋という男性で、監視カメラが不法侵入の常習犯である地元の動画配信者・八木(長谷川ティティ)と赤井(長村航希)の姿と共に、遺体が起き上がり、歩き出す様子を捉えていた。長谷部(ユースケ・サンタマリア)は出頭してきた八木と赤井を聴取する。

第4話 2022年5月14日「仮想現実…最愛の人に会えるゲームの誘惑と家族の絆」 視聴率 5.5%
 情報番組の生放送中に、お天気キャスターの吉田咲(中川紅葉)が飛び降り自殺した。彼女は特に悩んでいた様子もなく、自殺の兆候はまったくなかった。他にも突発的で不可解な飛び降り自殺が続発し、小比類巻(ディーン・フジオカ)は何か共通点があるのではないかと考える。小比類巻と長谷部(ユースケ・サンタマリア)が捜査を進めると、自殺者はいずれも“ジョイン”というVRゲームのプレーヤーだったことが分かる。

第5話 2022年5月21日「人類の夢…老化を止める研究の謎と科学者の裏切り!?」 視聴率 5.3%
 病院に運ばれ死亡が確認された老女が、実年齢は35歳の速水(栗山千明)と判明する。路上で倒れ込んでみるみるうちに老化した姿を、監視カメラが捉えていた。速水は、最上(岸井ゆきの)の元共同研究者。3年前、研究室を畳んでからは没交渉だったが、突然メールが来て、その朝、待ち合わせていたという。最上は研究を封印した経緯を、小比類巻(ディーン・フジオカ)らに打ち明ける。

第6話 2022年5月28日「心霊現象VS科学!温泉宿の美女幽霊の謎」 視聴率 5.9%
 小比類巻(ディーン・フジオカ)、長谷部(ユースケ・サンタマリア)らは科学の専門家を招いて未解決現象に挑むテレビ番組に出演する。舞台は、幽霊‘土竜の間の幸子さん’の目撃証言が相次ぎ、廃業に追い込まれたホテル。最上(岸井ゆきの)は心霊研究家の諏訪(ダイアモンド☆ユカイ)に挑発され、幽霊がいないと証明できなければ、科学犯罪対策室を解散すると言ってしまう。

第7話 2022年6月4日「冷凍庫の愛する人…女性研究者が犯した証拠なき殺人」 視聴率 5.5%
 小比類巻(ディーン・フジオカ)は、亡妻の遺体を冷凍保存する会社で、遺体の盗難騒ぎがあったと知る。一方、ホテルのプールで国会議員の来栖(ジョーナカムラ)が死亡。顔はのっぺらぼうになっていて、細胞が異常に増殖した結果、全身の穴が塞がったと判明する。小比類巻は、例の冷凍保存会社に勤める来栖の元妻・君塚(板谷由夏)と、彼女の「ナノマシン」の研究に注目する。

第8話 2022年6月11日「冷凍した妻と同じ顔の遺体!?二人の秘密と愛娘の危機」 視聴率 5.0%
 小比類巻(ディーン・フジオカ)は、亡妻・亜美(本仮屋ユイカ)そっくりの遺体にぼうぜん。それはヨガインストラクター・美羽(本仮屋=2役)で、全身の血液が失われていた。美羽は生後すぐに養子となったが、既に養母は他界。小比類巻は聡子(石野真子)に、やはり養子だった亜美に双子がいたのではと尋ねる。一方、美羽の身辺を調査した長谷部(ユースケ・サンタマリア)は…。

第9話 2022年6月18日「科学の闇が愛娘と仲間を襲う…立場を捨てた父の暴走」 視聴率 4.8%
 一連の事件の首謀者であるウイルス学者の榊原(加藤雅也)は、支援者のカーン(安藤政信)に、不老不死の研究がもうすぐ実を結ぶと報告。その頃、小比類巻(ディーン・フジオカ)は誘拐された娘・星来(鈴木凜子)を救うべく、単独捜査に乗り出していた。一方、最上(岸井ゆきの)は自分が生み出したウイルスを、榊原が再び使用すると確信し、ウイルスを無力化させる道を探るが…。

最終話 2022年6月25日「最凶ウイルスから人類を救え!不老不死…最後の審判」 視聴率 4.6%
 小比類巻(ディーン・フジオカ)は西城(平山祐介)らの乗る船に身を潜め、榊原(加藤雅也)の研究所がある島にたどり着く。そこでは最上(岸井ゆきの)が、ウイルスに感染させられた星来(鈴木凜子)に処置を施していたが、榊原は星来の体を使ってさらなるウイルスの合成を進める。所内に潜入した小比類巻は、ウイルスに感染した研究員の様子にがくぜんとし、さらに‘最後の審判’という言葉から、榊原がテロを計画していると確信。連絡を受けた長谷部(ユースケ・サンタマリア)はテロの阻止に動き、三枝(佐藤隆太)が標的となる会場を特定する。


原作概要
『SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦』(SCIS かがくはんざいそうさはん てんさいかがくしゃ もがみゆきこのちょうせん)は、中村啓による小説シリーズ「SCIS 科学犯罪捜査班」の第1弾。


ドラマ概要
中村啓の小説を原作にしたサイエンスミステリー。これまでの考え方ではただの“不思議で不可解な事件”だった最先端科学技術が絡んだ犯罪に、警察庁のキャリア捜査官と天才科学者が挑んでいく。日本テレビ×Huluの共同製作ドラマとして地上波でSeason1を放送後、HuluでSeason2を配信。


ストーリー
最愛の妻を病で亡くし、5歳の娘を育てる警察庁のキャリア捜査官・小比類巻祐一(ディーン・フジオカ)は、法整備や警察機構の対応が追いついていない、最先端科学にまつわる事件を捜査する「科学犯罪対策室」を創設。自身も帝都大学生命工学科を首席で卒業し、科学は人類を幸せにしてくれると信じる小比類巻は、アドバイザーとして天才科学者・最上友紀子(岸井ゆきの)を招く。彼女は研究の過程で科学の闇を垣間見て学界を離れていた。

さらに、科学には疎いが元捜査一課で現場経験が長いたたき上げの刑事・長谷部勉(ユースケ・サンタマリア)を迎え、これまでの考え方ではただの“不思議で不可解な事件”を解き明かしていく。


キャスト
小比類巻祐一(こひるいまき ゆういち) 〈40〉
演 - ディーン・フジオカ
本編の主人公。「科学犯罪対策室」の室長。帝都大学生命工学科出身の警察官僚で、階級は警視正。最上からは「コッヒー」と呼ばれている。

最上友紀子(もがみ ゆきこ) 〈30〉
演 - 岸井ゆきの
科学者。小比類巻が警察庁内に創設した「科学犯罪対策室」のアドバイザーとして招聘される。
3年前の"ある出来事"を機に、科学界から身を引いていた。

長谷部勉(はせべ つとむ) 〈50〉
演 - ユースケ・サンタマリア
「科学犯罪対策室」のメンバーであり、元警視庁刑事部捜査一課の刑事。

三枝益生(さえぐさ ますお)
演 - 佐藤隆太
厚生労働省のキャリア官僚。小比類巻の大学時代の後輩。

四宮聡子(しのみや さとこ)
演 - 石野真子
小比類巻の義母。

島崎博也(しまざき ひろや)
演 - 板尾創路
警察庁刑事局長・警視監。科学犯罪対策室の発足を後押しした。

葛木信介(かつらぎ しんすけ)
演 - 西村和彦
警視庁捜査一課長・警視正。科学犯罪対策室の捜査に振り回される。

小比類巻亜美(こひるいまき あみ)
演 - 本仮屋ユイカ
小比類巻の亡き妻。

カール・カーン
演 - 安藤政信(第2話 - )
トランスヒューマニストで構成される集団「ボディーハッカージャパン」の代表。

緋山飛鳥(ひやま あすか)
演 - シャラ ラジマ(第2話 - )
カール・カーンの秘書。

小比類巻星来(こひるいまき せら)
演 - 鈴木凜子
小比類巻祐一の娘。実の母とは死別したため、全く会ったことがない。

玉木孝
演 - 塩顕治
警視庁捜査一課刑事。

山中森生
演 - 仲田育史
警視庁捜査一課刑事。

梶原
演 - 佐々木一平
警視庁捜査一課。

柴山美佳
演 - 三津谷葉子
明春大学法医学教室の法医学者。

速水真緒(はやみ まお)
演 - 栗山千明(第5話 - )
最上の大学の先輩でかつての共同研究者であった人物。過去に最上と取り組んでいた「プロメテウスウイルス」の研究を密かに続けていた。最上との待ち合わせに向かう途中、急速に老化して死亡した。

ゲスト(Season 1)
第1話
郷原美鈴
演 - 内田理央
「AIロボットによる殺人事件」のカギを握るロボット開発チームのチーフ。

安井一央
演 - 佐藤貢三
神楽テクノロジーCEO。「ロボット制作会社内社長殺害事件」の被害者。

神楽博
演 - 村上新悟
神楽テクノロジーの創始者で前CEO。3年前に病死。

矢野
演 - 谷遼
神楽テクノロジー総務社員。

第2話
鮎川智彦
演 - 今野浩喜
脳科学者であゆかわ脳神経外科クリニック院長。ボディハッカージャパンに以前所属していた。

三ツ矢純
演 - 吉田健悟
プロeスポーツ選手。

坂東春敏
演 - 松田陸
プロeスポーツ選手。

田中浩二
演 - 佐野弘樹
プロeスポーツ選手。頭から白い煙を噴き出して亡くなる。

村田慎吾
演 - 栄信
半グレ。ゲーマーたちに暴行を働いた。

第3話
八木壮太
演 - 長谷川ティティ
笠森研究所に不法侵入した動画配信者。

赤井
演 - 長村航希
笠森研究所に不法侵入した動画配信者。

安田弥生
演 - 華優希
植物バイオテクノロジー研究者。

笠井倫子
演 - 長尾純子
山梨県警刑事。

柿本輝義
演 - 岩谷健司
笠森研究所所長。

第4話
吉田咲
演 - 中川紅葉
生放送中に飛び降り自殺したお天気キャスター。

岡澤まひる
演 - 天木じゅん
生配信中に飛び降りた地下アイドル。未遂に終わり一命を取りとめる。

芹沢隆
演 - 大城龍永
天才プログラマーの小学生。故人。

芹沢恵
演 - 太田美恵
隆の母。

芹沢
演 - 田中美央
隆の父。

岡澤まひる(まひまひ)のファン
演 - おーちゃん、ノリ、千葉ストロガノフ(バビロン)

サイエンサー秀樹
演 - 井上想良
科学戦士サイエンサー。

第5話
河合栄人
演 - 松本実
違法薬物の売人。急激な老化で死亡する。

大野茂樹
演 - 佳久創
警視庁・立川東署 刑事。

女子高生
演 - 石田夢実
死んだ河合を目撃し、スマホで記録していた。

女子高生
演 - 染野有来、三原羽衣
ウィルスにより危険にさらされたところを長谷部に救われる。

スケボー少年たち(役名)
演 - 中村朗仁(山上翔)、宇賀山大成
立川市のノカワパークで河合からたまたまウィルスを入手。警察から捜される。

第6話
諏訪直人
演 - ダイヤモンド☆ユカイ
人気心霊研究家。通称スワニー。

テレビ番組「徹底検証 未解決現象ファイル」スタッフ
演 - 東根作寿英 (行武プロデューサー)、江口信(ディレクター)、梅中悠介(司会者)、平岡亮(大友健)
科学犯罪対策室に出演依頼する。

海老原幸子
演 - 秋谷百音
山名ホテルで失踪した女性。

志村誠二
演 - あべかつのり
日本三大心霊スポットのひとつ山名ホテル跡地のオーナー

志村令
演 - 草村礼子
ホテルオーナー・誠二の母。泊まりに来た幸子のことを憶えている。

第7話
来栖正人
演 - ジョーナカムラ
ホテルのプールで変死した国会議員。

君塚桃子
演 - 板谷由夏
栗栖の前妻。トランスブレインズ社の研究員。

榊原康生
演 - 加藤雅也(第8話 - )(第8話・第9話 青年時代:岡宏明)
小比類巻と最上のことを知る謎の男。ウィルス学者で不老不死の研究の第一人者とされる。

橘紀子
演 - あいだあい
来栖正人の秘書。

西城等
演 - 平山祐介(第8話 - )
元刑事。現在は裏社会の便利屋として暗躍する人物。

第8話
影山沙也香(かげやま さやか)
演 - 鷲見玲奈(第9話)
星来に近づく謎の女性。

黛美羽
演 - 本仮屋ユイカ
全身の血液がすべて失われペシャンコの遺体で発見された女性。

葉山つばさ
演 - 吉田芽吹
科捜研の研究員。

保育士
演 - 村中暖奈
星来を預かる保育園の保育士。

ジムのマネージャー
演 - 和田有徳
黛美羽のヨガスタジオのマネージャー。

石井
演 - 新田健太
西城等の手下。

レポーター
演 - 池田宜大
「悪魔の子事件」の現場アイワの杜クリニックで榊原茂吉院長を直撃する。

司会者
演 - 浅野雅博
「悪魔の子事件」を伝えるテレビ番組司会者。

今井
演 - 大原康裕
「悪魔の子事件」の遺伝子操作の問題を解説する。

第9話
守矢
演 - 久ヶ沢徹
警視庁・警務部の監察官。

金城
演 - 藤重政孝
警視庁・警務部の監察官。

鶴本
演 - 青木健
西城の手下。

坂本
演 - 横山一敏
星来を連れ去った黒いバンを盗んで売っ払っていた自動車整備士。

成瀬
演 - 田邊和也
榊原の手下。最上を拉致する。

教授
演 - 外山誠二
榊原の恩師。

原作 - 中村啓「SCIS 科学犯罪捜査班 天才科学者・最上友紀子の挑戦」(光文社文庫 / 光文社 刊)
脚本 - 福田哲平、関久代、土城温美
音楽 - 菅野祐悟
主題歌 - DEAN FUJIOKA「Apple」(A-Sketch)
警察監修 - 石坂隆昌
法医学監修 - 佐藤喜宣
医療指導 - 植野永子、布施友里恵
科学監修 - 岩尾徹
生命科学監修 - 小林武彦
脳神経科学監修 - 紺野大地
ナノ医療監修 - 西山伸宏
植物生理学監修 - 朝比奈雅志
実験監修 - 鈴木美穂
科学アドバイス - 中川草
特殊造型 - 梅沢壮一、吉田等
アクションコーディネーター - 諸鍛冶裕太
制作 - 田中宏史、長澤一史
チーフプロデューサー - 三上絵里子、茶ノ前香
プロデューサー - 能勢荘志、尾上貴洋、古屋厚、中村好佑
監督 - 羽住英一郎
制作協力 - ロボット
製作著作 - 日本テレビ、HJホールディングス


番組公式サイト
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