第1シリーズは2016年10月21日から12月9日まで、第2シリーズは2018年4月20日から6月8日まで、第3シリーズは2019年4月19日から6月7日まで、第4シリーズは2020年4月24日から7月24日まで、第5シリーズは2022年4月22日から同年6月10日まで放送された。いずれも「金曜ナイトドラマ」枠で放送されている。第6シリーズは「火曜9時枠の連続ドラマ」で放送。また、第6シリーズはシリーズ初のゴールデン帯での放送となる。
各話あらすじ(2022年4月22日 - 6月10日)全8話
第1話 2022年4月22日「華麗なる学園一族の黒い秘密!?」
とある荒んだ町の一角――2組のレディース同士の抗争が最終局面を迎えようとしていた。特攻服に身を包んだ古風なグループで頭を張る本仮屋素子(山本舞香)と、敵対グループのリーダーがまさに一触即発の事態となったその時! 通りすがりの家政夫・三田園薫(松岡昌宏)によって2つのグループは瞬時に壊滅状態へと追い込まれる。無類の強さを誇った三田園にすっかり惚れ込んだ素子は、その後を追うように『むすび家政婦紹介所』へ…。新人家政婦として三田園を「姐さん」と慕い、働き始める。
第2話 2022年4月29日「3.3億円強奪家族の秘密!?」
味も価格も庶民の味方、全国に店舗をかまえる巨大からあげチェーン《からあげ奉行》の社長・三木三夫(堀部圭亮)宅に派遣された三田園薫(松岡昌宏)、村田光(伊野尾慧)、本仮屋素子(山本舞香)の3人。そこは、年間150億円を売り上げるやり手社長からは考えられないほど、徹底した「質素倹約」を掲げる家だった。ここ最近、家の周囲を不審者がうろついていることを明かした三木は、三田園と素子に今日一日家政夫(婦)兼ボディーガードを務めてくれるよう依頼する。
第3話 2022年5月6日「箱入り娘は魚の子!? アメリカ帰りの謎の…婚約者!?」
とある漁村の組合長・木田康雄(高杉亘)の“箱入り娘”・綾香(阿部純子)の結婚が迫り、祝い事の手伝いをしてほしいと、三田園薫(松岡昌宏)、村田光(伊野尾慧)、本仮屋素子(山本舞香)が依頼を受ける。綾香の結婚相手・小石川翔(白石隼也)は、MBAを取得するため1年間アメリカに留学。この日は、帰国した翔が木田家に挨拶に訪れる日だったのだ! 折しも村は4年に一度の祭り『魚漁祭』の準備で大忙し。さっそく三田園たちは、顔合わせ食事会の準備に追われる。
第4話 2022年5月13日「もしも“あの時”に戻れたら…」
「世界とコネを作る=セカコネ」で人気を博している社会科学者・有馬祥子(森口瑤子)の自宅に派遣された三田園薫(松岡昌宏)と本仮屋素子(山本舞香)。テレビやオンラインサロンなどでは高らかに子育て論などを語っている祥子だったが、自身の家庭では息子の拓也(稲葉友)との関係が思うようにいっておらず、世間には拓也は海外に住んでいることにしていた。
第5話 2022年5月20日「101回目の婚活男!?豹変レンタル母の嫁姑バトル!?」
マッチングアプリで出会った女性・久美子(小島藤子)との3カ月の真剣交際を経て、ついに今日プロポーズをするという山室孝一(山口森広)。そのプロポーズの場を豪華な料理で盛大に盛り上げたい、と依頼を受け、三田園薫(松岡昌宏)と本仮屋素子(山本舞香)はとある豪邸を訪れる。
そこで三田園たちを迎えたのは、孝一と信枝(岸本加世子)という女性。「孝一の母親」だと名乗る信枝だったが、不可解な言動、豪邸に似つかわしくない質素倹約な家事スキルを目にした三田園は、すぐに信枝が"本物の母親"ではないと見抜いてしまう。実は信枝は"レンタル母"――高校生の頃に両親を事故で亡くしていた孝一は、親がいないという理由で結婚を断られることを懸念し、前もって信枝をレンタルしていたのだ。
第6話 2022年5月27日「高齢者と若者が住む金色の郷の秘密!?」
「お金はあるが身寄りのない高齢者」と「お金はないが時間がある若者」が共に助け合いながら暮らす介護施設『金色の郷』からの依頼を受けた三田園薫(松岡昌宏)と本仮屋素子(山本舞香)。老人の世話をする若者は無料で住める、といういかにも胡散臭いコミュニティー施設で三田園たちを迎えたのは、これまた胡散臭いほどチャラい大学生の“ヤングリーダー”、島津啓太(須賀健太)。2人は島津から、数日前まで『金色の郷』で働いていた友梨華(坂口風詩)という女性が、「もうこんなところにはいられない」と言い残して姿を消したことを聞く。
さっそく施設の中を見て回った三田園と素子。すると、ガラスケースに入ったカップラーメンが1個1000円という高額で販売されていること、そして松田幸三(不破万作)森田勉(ベンガル)をはじめとした老人たちの爪がみな一様に黒く汚れていることなど、いくつかの奇妙な点に気がつく。さらに、「休憩室に」とあてがわれた部屋から、友梨華の「ここの真実に気づいてしまった」と書かれた日記が発見され、素子は、老人たちがオーナーの小田によって不当に強制労働をさせられているのではないかと疑い…?
第7話 2022年6月3日「家政婦が消される家と悪魔の子!? 」
教育評論家の阿川将司(濱津隆之)の家に派遣された三田園薫(松岡昌宏)と本仮屋素子(山本舞香)。勤めていた家政婦が一気に辞めてしまったとのことで、急きょ依頼を受けた2人だったが、子どもがあまり得意ではない素子は、4人も子どもがいることに憂鬱そうな様子を見せる。
教育評論家の家なので厳しくしつけをされているのではないか、と推測する村田光(伊野尾慧)や阿部真理亜(平田敦子)ら。到着早々、将司による厳しすぎるほどのしつけを目の当たりにし、「のびのび育てている」という将司の言葉に素子は疑問を抱くのだった。
最終話 2022年6月10日「さらば…ミタゾノ!!800億円争奪!!家族でゲソゲーム」
ある日の退勤中、突然数名の男たちによって連れ去られてしまった三田園薫(松岡昌宏)と本仮屋素子(山本舞香)。目を覚ますとその部屋にはなぜか、素子の父・靖男(飯田基祐)と母・佐和子(片岡京子)、そして靖男が勤める会社『ゴラク堂エンタープライズ』の専務・山本克己(小須田康人)や社長の川嶋明夫(小浦一優)らが同じように家族とともに閉じ込められていた。
そこに1人の初老の女性が現れる。川嶋や靖男たちから「総帥」と呼ばれるその女性は、『ゴラク堂エンタープライズ』の創業者にして最高責任者の堀之内花子(萬田久子)。花子は、自分の後継者を決めるためのゲーム『GORAKUDOU ENTERPRISE SURVIVAL OFFICIAL GAME』、通称『GESOゲーム』を開催するため、ここにいる面々を"招待"したのだと話す。
概要
松岡昌宏扮する女装した家政夫・三田園薫が派遣先の家庭の内情をのぞき見し、そこに巣食う“根深い汚れ”までもスッキリと落とす痛快ヒューマンドラマの第5シリーズ。松岡のほかHey! Say! JUMP・伊野尾慧ら「むすび家政婦紹介所」の仲間を演じる面々も続投。新たに山本舞香がヤンキー気質の家政婦・本仮屋素子役で加入する。
ストーリー
「むすび家政婦紹介所」所属の三田園薫(松岡昌宏)は、家事のスキルはプロ級だが、無表情で何を考えているのか分からない上、なぜか女装している謎多き“最強の家政夫”。ある日、ヤンキー同士の抗争の場でたまたま出会った三田園にほれ込んだという本仮屋素子(山本舞香)が、新人家政婦として家政婦紹介所にやって来る。ヤンキー気質の素子は三田園を“姐さん”と慕い、“地獄の果てまで”ついていくという熱い正義感の持ち主。三田園と共に行動する村田光(伊野尾慧)は、素子に「家政婦のイロハ」を教えてあげようとするが、早速小ばかにされてしまう。
キャスト
松岡昌宏 /三田園薫 役
「むすび家政婦紹介所」所属の家政夫。通称・ミタゾノさん。寡黙で神出鬼没、何を考えているか分からない上に、なぜか女装をしている謎多き人物。家事のスキルはプロ級で、驚異の身体能力も併せ持つ。派遣先の家庭が隠している“秘密”を暴きたくなってしまう性分で、誰にも気付かれず、自分の手も汚さずにわなを張り巡らせて、依頼人の化けの皮をはがす。
伊野尾慧 /村田光 役
「むすび家政婦紹介所」の家政夫で、所長のおい。人を信じやすいピュアな性格。先輩家政婦たちからかわいがられているが、家事スキルは一向に上がっていない。後輩家政婦ができたものの、童顔と呼ばれ、ちょっとばかにされている。
山本舞香 /本仮屋素子 役
「むすび家政婦紹介所」の新人家政婦。ヤンキー気質でミタゾノさんをなぜか“姐さん”と呼び、慕う。ちょっとおバカで思考よりも先に体が動く無計画な怖いもの知らず。一方で情に厚く涙もろい、筋の通らないことが許せないピュアな心根の持ち主でもある。1人称は“あたい”。
平田敦子 /阿部真理亜 役
「むすび家政婦紹介所」所属の家政婦。長年の家政婦経験により、膨大な情報量と幅広い人脈を持ち、あらゆるジャンルの最新トレンド情報にも長けている。おやつとスキャンダルが大好物。
しゅはまはるみ /式根志摩 役
「むすび家政婦紹介所」所属の家政婦。うわさ好きで、特に男女関係のスキャンダルは大好物。褒められると何でも言うことを聞いてしまう弱点がある。
余貴美子 /結頼子 役
「むすび家政婦紹介所」の所長。三田園が毎度依頼人の秘密を暴いてくることにハラハラしながらも、その秘密を聞くのを楽しみにしている。三田園の事情を知り、家政夫として雇っている。複数回の脱税疑惑により、業務停止や紹介所の移転を余儀なくされたこともあるが、ほどなくして営業再開。本当に脱税していたのかはグレーゾーン。
スタッフ
脚本:八津弘幸、小峯裕之、おかざきさとこ、山岡潤平
演出:片山修、小松隆志
エグゼクティブプロデューサー:内山聖子
プロデューサー:秋山貴人、木曽貴美子、布施等
各シーズンあらすじ
第1シリーズは、2016年10月21日から同年12月9日まで、毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に「金曜ナイトドラマ」枠で放送。
第2シリーズは、2018年4月20日から同年6月8日まで、毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に「金曜ナイトドラマ」枠で放送。
第3シリーズは、2019年4月19日から同年6月7日まで、毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に「金曜ナイトドラマ」枠で放送。
第4シリーズは、2020年4月24日から同年7月24日まで、毎週金曜日23時15分 - 翌0時15分に「金曜ナイトドラマ」枠で放送。
第6シリーズは、2023年10月10日から同年12月5日まで、毎週火曜日21時 - 21時54分に「火曜9時枠の連続ドラマ」で放送。
番組公式サイト
家政夫のミタゾノ - Wikipedia